ドラマ「ムーンナイト」、スティーブ・ロジャース登場の計画があった事が明かされる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」のエグゼクティブプロデューサー兼ヘッドライターのジェレミー・スレーターさんが、海外メディア Discussing Film とのインタビューで、クリス・エヴァンスさんのカメオ出演について話し合っていた事を明かしました。

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スレーターさんは「カメオ出演の計画は、ライタールームで話し合うのに最も楽しいことの一つです。もしクリス・エヴァンスをキャプテン・アメリカとして呼び戻そうとしたらどうなるか?脚本家同士で「もしも」の話をするんです。」と明かしました。

また、以前に明かされていたエターナルズブラックナイトのカメオ計画の話題も交えつつ、彼らが登場する論理的な理由を見いだせなかったと説明しました。

その後、検討していく中で次のようなターニングポイントがあったと説明します。

しかし予算の話を始めて、「ああ、たくさんの映画スターを登場させるために何百万ドルも使うのなら、それと同じ金額で古代エジプトを再現して、エピソード6の大決戦やエジプトの暗黒街のための予算に回した方がいいのでは」と理解するようになりました。そうすると、「そのお金で他のキャラクターを登場させてカッコよくするよりも、ムーンナイト(自身)をできるだけカッコよくしたほうがいい」ということになったんです。それが現実的だったということもあります。もうひとつは、クリエイティブな判断の多くをケヴィンに任せたという事実です。

そしてケヴィン・ファイギ社長の一言で、最終的にカメオ計画を白紙にする決断をしたと語りました。

ケヴィン・ファイギは私たちのところに来てこう言いました。「みんなカメオが好きなんだよね。誰もがそれに興奮してるんだ。しかし、私はあなたの物語が自立してるように思うよ。」、と。そうすると、ほとんど不必要なカメオを押し込んでいる感覚になりました。突然、ウォーマシンがカイロを訪れていたとか、そんな感じです。マークとスティーヴンが歩んできた人物像の旅から、ストーリーが外れてしまうような気がするんです。「ドクター・ストレンジ」と「スパイダーマン」のような、砂場のおもちゃで遊ぶのが好きな僕にとっては、ちょっと残念な話です。でも同時に、それが正しいクリエイティブな決断であることも認識しているんです。

キャプテン・アメリカとムーンナイトは共にシークレット・アベンジャーズというチームの一員でしたが、このドラマにはスティーブが登場するだけの確かな理由が準備出来なかったようです。

クリス・エヴァンスさん自身も「完璧な理由がなければキャプテン・アメリカの再演は出来ない」と話しており、予算があったとしても脚本として十分な理由がなければ引き受けては貰えなかった事でしょう。

今作でのカメオは見送られましたが、将来的にシークレット・アベンジャーズが描かれる可能性には期待したい所です。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Moon Knight TV Writers Considered Chris Evans Cameo

ドラマ「ミズ・マーベル」、物語後半は西洋人が知らないことに触れていくと制作陣が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のサウンドを担当しているクリス・ジャイルズさんが、海外メディア The Direct とのインタビューの中で、残りのエピソードについて少し言及しました。

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ジャイルズさんは「ミズ・マーベル」が以前に担当していた「ワンダヴィジョン」とは全く別の方向性だと指摘します。

ワンダヴィジョンはMCUの一部として確立されていましたが、ミズ・マーベルは全く別の方向性なんです。なぜなら、コミックシリーズやすべてを追っていくと、それらは常にインスピレーションとして機能するからです。でも、それは良いことでもあり、悪いことでもあり、すべてを忠実に再現しているわけではありません。

また、ジャイルズさんはお気に入りのエピソードを聞かれると、「それは言えません。」と4話以降のエピソードなる事に触れ、「制作の舞台裏をしっているから称賛の気持ちでいっぱいです。しかし視聴者、特に若い層にどう響くかはまったくわかりません。」と不安も抱えている事を明かしました。

そして、残りのエピソードについて次のように言及しました。

私にとって目立ったのは、シリーズの後半です。なぜなら、多くの西洋人が存在にさえ気づいていないようなことに触れ始めるからです。ミズ・マーベルのコミックや関連作品を追っていけば、その一部を理解することができるかもしれません。でも、このメディアを通して語られる物語があることに、私はとても魅力を感じています。私にとってのバックストーリーは、キャラクターを成長させるのに役立つものなんです。というのも、マーベルは、キャラクターが育っていない、ただ閃光を浴びて、何かを吹き飛ばしているだけだ、などと批評されることが多いんです。特に、エピソード形式のストリーミングプロジェクトでは、多くのバックストーリーに肉付けをすることができます。だから、大きなスクリーンで彼らを迎えるときはいつでも、「ああ、こういう人物について調べてみたんだ、だからこの人たちは、私が善人だと思った人、悪人だと思った人の敵なんだ」とか、そういうことが分かるわけです。いや、本当に、本当にかっこいいものが出てくるんです。

そして、ジャイルズさんはエピソード4と5が東南アジアで撮影されたという話について、次のように語りました。

地球上の他の場所を訪れることは、いつだって素晴らしいことです。私たちは東南アジアの人たちと一緒に仕事をし、彼らがどのように世界を捉えているのか、私たちが一般的に世界を捉えているのか、また西洋文化がどのように根付いているのかを垣間見ることができました。それは私にとって、とても謙虚な経験でした。そして、私の世界を少しばかり広げてくれました。とても勉強になりました。とても素晴らしい旅でした。

「ミズ・マーベル」は予定されているエピソードの半分の配信を終え、残るエピソードではキーアイテムとなっている腕輪とカマラ・カーンの出生の謎について迫っていくと見られています。そしてクランデスティンの秘密や、テン・リングスとの関係性などにも注目が集まっています。

ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年6月29日16時 より配信予定です。

ソース:Ms. Marvel’s Chris Giles Teases Final Episodes’ ‘Dynamic’ Shift (Exclusive)

ドラマ「ミズ・マーベル」、3話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2022年6月22日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1エピソード3「Destined(邦題:宿命)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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青い肌のジン物

今回のエピソードは1942年のインドからスタートし、カマラの曾祖母アイシャと前回のラストで登場したカムランの母ナジマ、その他仲間たちがバングルを発見するシーンとなっています。

バングルは切断された青い腕から回収されました。MCUで青い肌といえば代表的なのがクリー人。

コミックのクリーはネガバンドと呼ばれる2つ一組の腕輪を開発した事があり、初代キャプテン・マーベルであるマー・ヴェルが装着していました。

一方でこの物語にジンが登場している事を考慮すると、この腕がジンのものなのかクリーのものなのか判断が難しい所です。ジンがクリーの変種である可能性もあるかもしれません。

余談ですが、青い肌のヨンドゥはクリー人ではありません。

テンリングス

バングルを回収したこの場所の足元には「シャン・チー/テン・リングスの伝説」に登場したテンリングスの紋章が刻まれています。

©MARVEL,Disney

シャン・チーの父でありテンリングスのボス、ウェンウーがどのように関わっていたのか、腕輪のルーツは同じなのか、とても気になる所であり、今後の注目のポイントです。

「寺院から来た男が言ってたでしょ」「ふたつ必要だって」という会話から察するに、ナジマたちの目的のためには腕輪はひとつでは足りないようです。そしてそのもうひとつはイギリス軍が持ち去ったという推論をたてています。

「寺院から来た男」はウェンウーの事を指しているようでもあり、アイシャたちとテンリングスはどのような関係にあるのでしょうか。友好的に許可を得てこの場所に入っているのか、無断で侵入しているのかも今のところ不明です。

なお、シャン・チーは続編とスピンオフの制作が発表されており、腕輪を巡る物語は長く続く可能性もありそうです。

ヌールディメンション

アイシャやナジマたちは他の次元から追放されてきたとの事。ヌールディメンションと呼ばれるその世界の住人はヌール(光の意味)の力で人間よりも長い寿命がある事が明かされます。

しかし、ナジマたちはこの世界で自身の内にあるヌールをうまくコントロール出来ない事、カマラはこの世界で生まれ、バングルによってヌールが引き出されてコントロール出来ている事などが新たに明かされます。そして、カマラと同じくこちらの世界で生まれたカムランも同様の可能性を秘めているとも語られ、コミックでカムランが能力を獲得している事を示唆します。

ヌールディメンションはコミックに存在しないため、考察の手がかりはほとんどありません。ヌールが光という意味である事から、コミックに存在するライトディメンションやその対になるダークディメンションなどは参考になるかもしれません。

追放されたナジマたちと追放した一派があるという事は、集団生活をし、法や秩序がある事は推測されます。

クランデスティン

ナジマたちは自らをクランデスティンという一族であり、ジンだと話しています。これはコミックに起源のある集団ですが、MCU版とコミック版ではかなり異なっているようです。

コミックのクランデスティンはアダム・デスティンという1100年代に十字軍の兵士だったイギリスの男とその一族の事。アダムは人間でしたがエラリスという名のジンによって不老不死の力を与えられ、やがて二人は結婚し、子供を産んでいきます。子どもたちは半分ジンの血を引いているわけですが、不老不死は遺伝しませんでした。

クランデスティンは英語で Clandestine と一つの単語であり不法的なものや悪意のある「秘密」の事を指します。そして、アダム・デスティンの一族(Clan)という二重の意味でもって名付けられたキャラクターたちです。

作中で提示された情報はまだ乏しく、ナジマたちがデスティンの一族なのか、単に秘密の集団なのかは今後明かされていく事になりそうです。

コミックのアダム・デスティンと妻であるジンのエラリスは次のような外観です。

©MARVEL

©MARVEL

Unseen

カマラの「何者か?」との問にナジマはアジュナビ、マジヌーン、アンシーンといくつかの呼び名を挙げていきます。

アジュナビはアラビア語で余所者、マジヌーンはアラビア語で狂者、アンシーンは英語で見えざるものとなっており、クランデスティンの意味も含めてネガティブな呼び名が並んでいます。

コミックではアンシーンなる存在が登場しており、「道を踏み外したウォッチャー」の呼び名でした。アニメ「ホワット・イフ」で見たようにウォッチャーはとても強力な種族であるため、クランデスティンがウォッチャーと連なる者であれば、ミズ・マーベルの初対戦相手としては格上どころではありません。

コミックのアンシーンとは関係なく、英単語のUnseenとして受け止めるのが適切であるように考えられます。

ジン

最終的にクランデスティンはジンであると説明されます。前述の通り、コミック的にはその等式は半分正解で半分間違いなわけですが、まだいくつかの秘密が隠されていそうな気配です。

コミックにもジンという種族は存在しており、悪魔の母たるリリスが生み出した悪魔の一種を指しています。彼らはアラジンに登場するジンをモチーフにしており、不死の存在であり、魔法を行使します。

なお、リリスは2022年秋発売予定のゲーム「ミッドナイトサンズ」にヴィランとして登場しています。

セルヴィグ博士

クランデスティンを故郷にかえすためカマラがブルーノに相談するシーンでは、ヌールディメンションに関するエリック・セルヴィグ博士の論文がある事が明かされます。

セルヴィグ博士は2011年公開の映画「マイティー・ソー」で登場し、ソーと友人になった人物で、「アベンジャーズ」(2012年)ではロキにマインドコントロールされ、チタウリを引き入れるためのポータルを開けることを手伝ってしまいました。

彼はスペース・ストーンである四次元キューブを用いたポータル装置の開発に取り組んでいた事から、マルチバースや他次元についてスーパーヒーローでない地球人の中で一番詳しいかもしれません。

モスクの捜査

ダメージコントロールのエージェント・ディーヴァーが登場し、部下を引き連れてモスクの捜査へと訪れます。イマーム(指導者)のシャイフ・アブドラが対応する横から、理事の当選が確実となったナキアが割って入り、令状がなければ権限はないとして拒否します。

ディーヴァーが法律は学校で習ったの?と質問すると、ナキアは「ロー&オーダー」の再放送で学んだと回答しています。

ここは日本語では「テレビドラマ」とぼかされている部分で、1話2話で任天堂の存在が消されたように日本のディズニーによってどういうわけか墨を塗られています。

前回はブルーノが進路の方向性を見出しましたが、ナキアもまたここで方向性が定まってきたようです。このまま政治家となり、ソコヴィア協定の白紙化に期待したい所。

靴泥棒

結婚式の準備の中、アーミルが新郎の靴を隠す伝統があると説明しながらも、普通は一足なのに全部なくなっていると怒っています。

少し前の場面では大量の靴を抱える少年がばっちり映されており、この親戚の少年がどこかへ隠してしまったようです。

©MARVEL,Disney

言動より行動

「ナイトライト」を良く思わない母ムニーバは目の前に本人がいるとも知らず「母親は恥じるべき」だと口にします。それを聞いて居たたまれなくなったカマラは、ブルーノが置いていった箱を持って表に。

一足先にパーティーから出てきたシャイフに「ナイトライト」はどうやって自分がいい人であるか証明すればいいのか質問すると、シャイフは「good is not a thing you are. it’s a thing you do.(言葉で示すものではない、行動で示すものだ)」とコミックのセリフを引用して答えています。

©MARVEL,Disney

シャイフが去った後、ブルーノがくれた箱を開けると、そこにはコミックのミズ・マーベルが装着しているアイマスクが入っていました。

ブルーノの調査

ブルーノがサークルQで店番をしながらジンについての調査をしていると、カマラの父ユスフが来店。ムニーバから禁止されているというフルーツパイを秘密で購入すると、ブルーノが読んでいたウルドゥー語の資料を見つけて読み上げていきます。

それによるとジンは「イスラム以前から伝わる超自然的存在」、「ジンは時代や文化ごとにジーニーや悪魔など様々な名前を持つ」、「伝説によると、あるジンの一族は故郷を追放されてこの世界に囚われている」、「彼らはこの世界に潜み、故郷に帰るためのキーを探している」、「だが古代のバリアを破るには原始的なパワーが必要になる」との事で、これは今回のエピソードの前半でナジマが説明したことと一致しているようです。

ブルーノの正確で迅速な調査能力は「椅子の男」にふさわしいもののようですが、カマラのサポートを続ける事はできるのでしょうか。

次元間移動

ブルーノがカマラに対して次元間移動の説明を行うシーンでは、「太陽と同等のエネルギー」が必要と語られました。

このブルーノの理論が正しいかどうかは分かりません。マーベルの中で次元間移動を行うキャラクターは多数存在しており、MCUでもドクター・ストレンジ、アメリカ・チャベス、クレアなどが披露してきました。

なお、このシーンではカマラはアイアンマンのTシャツを着用しており、相変わらずのアベンジャーズ愛を表現しています。

小さいハルク

結婚式当日、ダンスのシーンでは靴泥棒の少年がムニーバが1話でカマラのために作ってくれた小さいハルク用の衣装を着て踊っています。

©MARVEL,Disney

カマラが着用を拒否して当時は少し親子関係がぎくしゃくしましたが、再利用される機会があったのは素晴らしい事です。

ダンスシーンの後半は公式クリップが公開されています。

クランデスティンの襲撃

カムランが式場に飛び込んでくると、「みんな殺される」とカマラに逃げるように促します。人質を取って要求するのであればわかりますが、皆殺しにしてしまってはカマラが言う事を聞く理由がありません。カムランが警告したほど無差別ではなく、ナジマたちクランデスティンはカマラを追います。

父と母の思い出の曲、Bon Jovi の「Livin’ on a player」をバックに戦闘が始まります。

ナジマは冒頭で自分たちがこの世界でヌールをうまく操れないと語っているため、現状でカマラの存在は腕輪と同レベルの重要な鍵であるはずで、カマラを殺してしまう事は得策とは思えません。息子のカムランがヌールをコントロールできるようになる事に賭けて、最悪腕輪を奪えればいいというプランなのでしょうか?あるいは実際はヌールを操れるのに、そうではないフリをしている可能性も考えられます。

そもそもエピソード冒頭の段階でカマラから無理やり腕輪を奪っていれば、こんなオオゴトにする必要もありませんでした。ナジマにどういう心境の変化があったかは不明ですが、少し前のナジマとカムランのやり取りでは、「(カマラは)もう少し時間が欲しいらしい」というカムランに対してナジマは「そんな余裕はない」と焦りを見せています。100年近く地球にいる事を語っていましたが、ナジマが何を焦っているのか、次回以降に明かされる事に期待です。

腕輪の機能

キッチンに追い詰められたカマラ。ナジマは「あなたじゃその腕輪を使いこなせない」と、腕輪には内なるヌールを引き出す事とは別の機能がある事を示唆しています。

故郷に帰りたいだけと主張するナジマですが、追放者が帰った所で受け入れてもらえるのか少し怪しい所。悪い方向に考えれば、ヌールディメンションの支配権を奪い返す事が目的なのでしょうか。

クランデスティンの名が示す通り、彼女たちはまだ不正な秘密を抱えているようです。

KARACHI

追い詰められたカマラがナジマにバングルの腕を掴まれると、ふたりは強烈な光を浴び、KARACHIと書かれた列車のビジョンを見ました。

カラチはパキスタン最大の都市で、2話でユスフやムニーバが話していたように彼らはもともとカラチに住んでいました。また分離独立運動の際のカマラの祖母サナのエピソードで列車も登場しており、今回のエピソードのラストと合わせて、列車の謎は次回以降にサナが説明してくれそうです。

ダメージコントロールの介入

カムランの援護も虚しく、四方を囲まれ追い詰められたカマラとブルーノ。しかしダメージコントロールの介入により裏口からの脱出に成功します。

ダメージコントロールの武装兵はコミックのS.H.I.E.L.D.の特殊部隊ケープキラーのようなデザインで、現実の技術とは異なる特殊な武器を使用していました。もともとはトニー・スタークと政府によって設立されたダメージコントロールですが、今回のエピソードでは出番も少なく、アップもないせいもあり、武装にスタークのロゴは確認出来ません。

©MARVEL,Disney


今回のエピソードの中でムニーバから「どんな険しい山も一人で登る必要はない」とアドバイスをもらったカマラですが、今はまだ家族に打ち明ける勇気が出ません。次回以降うまく関係を修復していく事に期待です。

ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年6月29日16時 より配信予定です。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が来月のコミコンで大きな発表を用意していると言う

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のワールドワイド・バーチャル・プレス・カンファレンスに出席し、来月開催されるサンディエゴ・コミコン2022で発表の用意がある事を明かしました。

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カンファレンスの中で「ファンは大きな発表を期待出来ますか?」と質問されたファイギ社長は「ええ、そうです。来月はコミコンに参加する予定です。私たちがそこのステージで多くの映画について話して以来、初めてのことです。そして今、3年前に話したことはほとんどすべて公開されていると思います。だから、そう、私たちは次の未来について話しに行くことに興奮しています。」と語りました。

また、将来のプロジェクトに関して、「私たちは常に5年、10年先を見据えています。そして、(常に)変化や紆余曲折がありますが、通常はそこまで見据えて、それから作り始めます。」と述べました。

Twitterでは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル』の監督ジェームズ・ガンがこのニュースに対する反応を「そうなのか」とツイートし、彼と一部のキャストがホールHに登場する可能性を示唆しているようです。

海外メディア Collider の記者によるとマーベル・スタジオのパネルは現地時間の土曜日の夜に設定されているとの事で、「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」が公開される可能性を指摘しています。

SDCC2019ではMCUのフェーズ4とフェーズ5のラインナップが発表され、ファイギ社長の言うようにそれからの3年間でフェーズ4のほとんどの作品はリリースされました。

SDCC2022で具体的に何が発表されるかは不明ですが、先日はロードマップの更新があるともインタビューで話していた事もあり、フェーズ5の計画に関するアップデート情報があるのではないかと期待されています。

SDCC2022は7月21日から7月24日にかけてサンディエゴ・コンベンションセンターで開催予定です。

ソース:Marvel Studios Announces SDCC Plans

ドラマ「ミズ・マーベル」3話で判明した「ソー」、「ドクター・ストレンジ」、「シャン・チー」との関係性

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」は1話からアベンジャーコンを描くなど過去作との強い繋がりを持っていましたが、第3話「Destined」(邦題:宿命)の配信がスタートし、「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」、「ドクター・ストレンジ」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」などの作品との関係性があらわになりつつあります。3話のポイント記事はまた後日になりますが、先行して大事な部分をピックアップしました。

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シャン・チー/テン・リングスの伝説

3話の冒頭、カマラの曾祖母アイシャやカムランの母ナジマたちクラン・デスティンがバングルを発見するシーンでは足元にテンリングスの紋章が刻まれています。

©MARVEL,Disney

1話のチェックしておくべきポイントでも軽く指摘していましたが、このバングルは約1000年ちかく歴史の裏で暗躍していたシャン・チーの父シュー・ウェンウーと組織テンリングスが関与しているのは明白なようです。

以前に「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のポスターから11個の腕輪が見つかった事は関係ありませんが、ウェンウーはテン・リングス以外にも腕輪を少なくともひとつ、保管していたようです。

マイティ・ソー/ダーク・ワールド

クラン・デスティンを救いたいとカマラがブルーノに相談するシーンではヌールディメンションについてエリック・セルヴィグ博士の論文がある事が明かされます。

セルヴィグ博士は2011年公開の映画「マイティー・ソー」で登場し、ソーと友人になった人物で、「アベンジャーズ」(2012年)ではロキにマインドコントロールされ、チタウリを引き入れるためのポータルを開けることを手伝ってしまいました。

そして「マイティー・ソー/ダーク・ワールド」では惑星直列の危険性や次元についての研究に携わっていました。

©MARVEL,Disney

彼はスペース・ストーンである四次元キューブを用いたポータル装置の開発に取り組んでいた事から、マルチバースや他次元について何かを知っている可能性はかなり高い人物です。

クラン・デスティンはコミックに登場するキャラクターであり、トレーラーのチェックポイント記事でも彼らの登場の可能性については触れていました。そして3話で明かされたように彼らがジンであるのも同じですが、ヌールディメンションが彼らの故郷であるというのはMCU独自の設定となっています。

そもそもコミックにはヌールディメンションという概念はなく、セルヴィグ博士の論文、あるいはジンたちの言葉だけが今のところ詳細を知る鍵となっています。次のエピソードでカマラの祖母であるサナが真実を語ってくれることに期待です。

ドクター・ストレンジ

カマラとナジマの会話のシーンで明かされたヌールディメンションですが、ヌールとは光の意味である事がカマラの口から明かされています。

つまりヌールディメンションとはライトディメンションと言い換えることが出来、ドクター・ストレンジが訪れたダークディメンションの対極にある事が推測されます。

ヌールディメンションがコミックにない事はお話しましたが、ライトディメンションはコミックに存在しています。ただしジンとは関係がありません。ライトマスターによって発見された光子エネルギーで満たされた次元の事で、新たなキャプテン・マーベルの誕生に貢献しました。そのため、コミックのライトディメンションと一致するものではないというのも明らかなようです。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でインカージョンを阻止するためにドクター・ストレンジとクレアがダークディメンションに向かった事は、その対極にあると考えられるヌールディメンションにも影響を与えている可能性がありそうです。


ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1は3話までディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ミズ・マーベル」より、アベンジャーコンのオフィシャルサイトが公開 ─ PC、スマホ向け壁紙なども配信中

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」の第1話に登場した架空のイベント「ニュージャージー アベンジャーコン」の公式サイトが公開されました。イベントや展示物などの紹介がされている他、壁紙の配信なども行われています。また、あわせて公式Twitterも開設されています。

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マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は現実でアベンジャーコンが開催される可能性について撮影現場でその話題になった事を明かしており、プロデューサーのビシャ・K・アリさんは「いつか実際にこのイベントをするのは楽しいかもしれない」と以前のインタビューにて語っています。

ウェブページの最後には劇中でも販売されていたTシャツのネットショッピングのリンクも設置されており、アベンジャーコン公式からマーベル公式を経由して米アマゾンへと誘導されるようになっています。

また、公式Twitterは劇中の運営を演じているようで、会場で起きた事故についてノーコメントの姿勢を貫いているようで、「キャプテン・マーベルのコスプレ会場での事故に関するお問い合わせについて、現時点でコメントできるものはありません」と投稿しています。

ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1は2話までディズニープラスで配信中です。

ソース:ニュージャージー アベンジャーコン公式サイト

ドラマ「ホークアイ」、フラ・フィーさんはカジが死んでいないと考えている

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」でカジを演じたフラ・フィーさんが、海外メディア Attitude Magazine の取材に応じ、カジの今後の復帰の可能性について語りました。

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フィーさんはインタビューの中で、「正直なところ、まだわかりません。でも、カジにはぜひ登場してほしいですね。ホークアイの最後に非業の死を遂げたのは事実ですが、それに賭けるつもりはありません。マーベルでは、誰も死んだことがありません。私はとても期待していますし、このキャラクターと世界を再び訪れることができたら間違いなくワクワクします。」と述べました。

フラ・フィーさんのコメントはカジのMCUリターンの確実性を裏付けるものではありませんが、現在撮影中のドラマ「エコー」などで回想シーンなどを介して再登場する可能性は十分に残されています。

通常の映画シリーズであれば、死亡したキャラクターの再登場は回想シーンか「実は生きていました」でしか描けないものですが、「ブラックパンサー」や「ムーンナイト」で描かれた死後の世界、アスガルドが内包している死者の国ヴァルハラなどに加えて、最近かなりの頻度で取り上げられているマルチバースなど、マーベル映画では様々な再登場の機会が考えられます。

興味深いことに、先日はMCUでバトロック・ザ・リーパーを演じてきたジョルジュ・サンピエールさんも「バトロックは100%戻ってくる」と語っており、以前にはサノスに殺されたヘイムダルを演じていたイドリス・エルバさんもヘイムダル再登場の可能性を示唆していました。

カジが再登場する際はどういった形になるのでしょうか。そして、今度こそマヤといい未来を築いていけるのでしょうか。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:FRA FEE ON MAKING IT AS AN OUT GAY ACTOR: ‘YOU HAVE TO BE THE CHANGE YOU WANT TO SEE’

ケヴィン・ファイギ社長が「MCUフェーズ5のロードマップの一部を数ヶ月以内に目の当たりにするだろう」と語る

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が海外メディア GamesRadar とのインタビューの中でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の今後について言及しました。ファイギ社長は「人々は次のサーガがどこに向かっていくのかを理解し始める」とし、数ヶ月以内にフェーズ5のロードマップの一部が公開される事を予告しました。

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インタビューの中でファイギ社長は「フェーズ4の終わりに近づくにつれ、人々はこの次のサーガがどこに行くのか見え始めると思います。このサーガがどこに向かっているのか、多くのヒントがすでにあったと思います。しかし、我々は今後数ヶ月の間に、計画のためにそれらがもう少し直接的になるので、視聴者はロードマップの一部を見ることになるでしょう。」と語りました。

マーベル・スタジオは7月21日開催のサンディエゴ・コミコン2022では何も発表しないという噂が報じられており、次の大きな発表の場は 9月9日から開催予定の「D23 Expo 2022」になると見られています。

この発表ではサノスに変わる大物ヴィランが予想どおり征服者カーンとなるのか、X-MENの登場はいつになるのか、アベンジャーズ5はどうなるのかと言ったような情報があるかどうか注目されています。

また、D23の前日にはディズニープラスデイ2022も開催されるため、そちらでもMCUに関する情報発表が行われると見られています。

ソース:Kevin Feige says we’ll hear more about Marvel’s next big saga “in the coming months”

英マーベルが父の日を祝って、MCUに登場する10人のパパを紹介

マーベルUKが6月19日の父の日を祝して、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に登場する10人のパパキャラクターをInstagramにて紹介しています。パワーを持たない一般人から絶大なパワーを誇るキャラクターまで、MCUの中で印象深い人物が幅広く紹介されています。

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選出されたのはレッドガーディアン/アレクセイ、アントマン/スコット・ラング、ウェンウー、ホークアイ/クリント・バートン、オーディン、ハワード・スターク、サノス、ティ・チャカ、ヴィジョン、ハンク・ピムの10人。

このうち、クリント・バートン、ハンク・ピム、スコット・ラングの3人が明確に生存しており、アレクセイもまたおそらくどこかにいると考えられています。

そして、スコット・ラングとハンク・ピムの二人はどちらも「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」に登場し、「アベンジャーズ/エンドゲーム」後の様子が描かれる事になります。

多くの海外ファンが独自に自身の推しパパをツイートし、スコット・ラングがかなりの人気を獲得する中、この10人に選ばれなかったキャラクターとしてトニー・スタークをあげる声も多くなっています。

プレイボーイとしての印象が強いトニー・スタークですが、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」では娘のモーガンとのやり取りが注目され、「3000回愛してる」の言葉は当時多くの人が口にしていました。

ドラマ「ムーンナイト」、オスカー・アイザックさんが母親とアメミットの削除シーンについて明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」の主演を務めたオスカー・アイザックさんが、海外メディア Gold Derby の取材に応じ、第6話で削除して悔やまれているというシーンについて語りました。

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オスカー・アイザックさんは動画の中で、マークの母親とアメミットを結びつけるシーンが計画されていた事を次のように明かしました。

そしてある意味、私たちはそれをもっと推し進めようとしました。エピソード6の最後に、リズムに合わない素晴らしいシーンがあったのですが、あれは私にとって、母とアメミットをもう少し近づけるためのシーンだったのです。少年時代のマークが「Lators, gators」と言うと、彼女は「In a while crocodile」と返します。母を通じてワニの女神は「お前を事前に裁定できればよかったのに、そうすればお前は決して……こんなことにはならなかったのに」と言っているんです。だから、観客が文字通りに理解できなくても、起こっていること全てに潜在的な感情移入があることが、私にとってはとても重要でした。

©MARVEL,Disney

「(See You)Lator gators」、「In a while crocodile」のやりとりはジョーク交じりの別れの挨拶。日本語でいうところの「さよなら三角」に対する「また来て四角」のようなもので、三角や四角に意味がないように、本来はアリゲーターやクロコダイルの単語にも意味はありません。

この作品のヴィランであるワニの頭を持つ女神アメミットをこの言葉遊びにひっかける計画があったようですが、最終的には物語に適合せずに削除されたようです。

また、アイザックさんはこれに関連するトラウマシーンについて「2人(マークとスティーヴン)のキャラクターが別々に行動しているだけでなく、時には過去の自分たちの行動を見ながら、それぞれを演じる事もありました。頭をひねりながら、それぞれのキャラクターに何が起こっているのかを見極める……それが、信じられないような山登りのようでした。」とその難しさを語りました。

シーズン1ではマークが過去のトラウマを受け入れる事で、マークとスティーヴンがお互いを認め共存出来るようになりました。しかし第3の人格ジェイクが動いている事や、スカーレット・スカラベとしてデビューしたレイラのその後など、気になる部分も数多く残されています。

「ムーンナイト」のシーズン2が計画されているのかどうかは不明ですが、本作のモハメド・ディアブ監督は「シーズン2よりも映画化に興味がある」と過去にコメントしています。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。