ドラマ「ムーンナイト」より、Mr.ナイトの未使用デザインが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」より、劇中で未使用に終わったミスターナイトのコンセプトアートが公開されました。アーティストのラファエル・イムホテプさんが自身のInstagramにて公開しましたが、最終的に担当アーティストが変更されたため、これらは実現しなかったと言います。

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ラファエルさんは「当時、NARUTOをよく見ていたので、コンスの象形文字でスーツに物理的に縛り付けることを考えました。最初はネクタイで、その後、マクレガーのスーツのようなピンストライプ柄にしてみたんです。」と説明し、「クールなアイデアがたくさんあったのですが、この作品が誰にも見られず、クレジットもされなかったのは残念です。」とその無念を語りました。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ムーンナイト」にエターナルズのカメオの計画があったと脚本家が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」にエターナルズのキンゴが登場する予定があったことを、「ムーンナイト」のヘッドライター兼エグゼクティブプロデューサーのジェレミー・スレーターさんが明かしました。

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海外メディア The Direct とのインタビューの中でスレーターさんは「私はクメイル・ナンジアニと友人なので、エターナルズをショーに入れようと懸命に努力しました。私はキンゴを登場させたかったのです。ある時点の脚本では、古代エジプトにいたコンスのアバターが、アメミットやアレキサンダー大王などに対処している回想シーンがありました。このアバターがエターナルズとチームを組んでいるような感じでしたね。とても楽しいシーンでしたが、古代エジプトを再現し、3、4人のエターナルズを登場させ、この大きなアクションシーンを行うには、膨大な費用がかかりました。」と語りました。

そして、「とても楽しいシーンで、あるエピソードの素晴らしいコールドオープニングになったでしょうが、これを実現するためにはどこか他から予算を捻出しなければならず、おそらくフィナーレに支障をきたすことになったでしょう。だから、そのカメオはカットせざるを得なかったんです。でも、それは番組として正しいことだし、みんなもそう思ってくれたと思います。MCUの他のキャラクターとこの男を組ませ、つながりを持たせる時間は今後いくらでもあります。」と実現しなかった理由についても明かしました。

キンゴを演じるクメイル・ナンジアニさんは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督とも友人関係にあり、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」のロケ現場ではキンゴのポスターが発見されたりしています。

また、「エターナルズ」の脚本家もディズニープラスでキンゴのソロシリーズをやってみたいと発言した事など、制作サイドからかなり愛されているキャラクターのようです。キンゴの次の活躍の舞台がどこになるのか、今後のMCUの展開にも期待です。

ドラマ「ムーンナイト」、映画「エターナルズ」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Moon Knight Producer Reveals Eternals’ Scrapped Cameos (Exclusive)

ドラマ「ムーンナイト」、6話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2022年5月4日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」シーズン1エピソード6「Gods and Monsters.(邦題:再生)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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トキ

ハロウの背後に見えるトキの像。トキは知恵や文字を司るトト神の化身と古代エジプトでは考えられており、調和の意味合いも兼ね備えていました。アメミットの天秤の調和が取れていないハロウと対になるように配置されているようです。

©MARVEL,Disney

杖の進化

理由はよくわかりませんが、アメミットのウシャブティを手に入れたハロウの杖が進化しました。これによって5話の段階でも予想したようにハロウの能力自体も進化し、これまで相手に接触して行われていた魂の裁定が、少なくとも半径10メートル内ぐらいでは出来るようになっているようです。

©MARVEL,Disney

再びピラミッドへ

ピラミッドへと戻ってきたハロウ一行と、その異変に気づいて再集結したエネアドのアバターたち。戦隊ヒーローのように横並びで立ちはだかったアバターたちでしたが、文字通り瞬殺されてしまいました。

気になるのはエネアドたちで、結局このあと介入してくる事はありませんでした。アバターたちはマークやエピソード後半のレイラのように自由意志で動いており、ハロウやアメミット復活を止めたいのはセリム(オシリスのアバター)やヤツィル(ハトホルのアバター)の考えであって、エネアドたち自身は本当にこの件はどうでも良かったのでしょうか。

アメミット復活

ハロウがウシャブティを破壊し、ついにアメミットが復活。巨大なワニの頭を持った女神アメミットが登場します。神話ではワニの頭部、ライオンの上半身、カバの下半身を持つ合成獣ですが、女性化したデザインなためかライオンとカバの要素は感じられないデザインです。強いて言えば髪型がオスライオンのたてがみをイメージさせるぐらいでしょうか。

しかしこの女神アメミットはコミックのデザインをもとにしており、服がなければライオンの身体やカバの足があるのかもしれません。

©MARVEL,Disney

アメミットはハロウの天秤が釣り合っていないと見抜きますが、その原因は未来にあるといいます。ハロウは3話にて「コンスのアバターだった頃に制裁の拳を楽しんでいた」事が自らの罪であると認めていましたが、これはハロウの思い込みの罪だったようです。

ハロウは罪と裁き(死刑)を受け入れて、天秤の釣り合っている信者から新たなアバターを選ぶよう進言しますが、アメミットはかつてアレキサンダー大王に裏切られ2000年封印された失敗からハロウを従者にする事を選択します。

自らの描く大義のために自らの命さえも平等に差し出すというハロウは魅力的なヴィランとなりましたが、アメミットはこの後のコンスとの戦いでも「罪を犯す前に裁く」という主張を一貫しており、ハロウの裁定結果にだけ目をつぶるのは少し矛盾しているようにも感じるところです。強いていうのであれば、封印を解いた事に対する恩義なのかもしれません。

手始めにカイロを浄化しようというアメミットの前にコンスが立ちはだかると、「時は残酷なものだな」と言いますが、これは見た目を指摘しているのでしょうか。

コンス、タウエレト、アメミットの3人がこれまでに描かれましたが、白骨化しているのはたしかにコンスだけ。しかしコミックに眼をやるとコンスは紀元前の頃から白骨化したデザインになっていて、アメミットが封印された2000年前も既に骨状だったはずです。もしかするとMCU版では肉の付いた完全体コンスのような裏設定でもあるのでしょうか?

マークとスティーヴン

葦の原野と冥界ドゥアトに分かたれたマークとスティーヴンでしたが、マークはひとりで葦の原野で安らぎを得ることを拒否し、ドゥアトに戻ってスティーヴンと合流。マークもスティーヴンと同じように凍りついていく中、マークがスティーヴンに救われた事を認めると、オシリスの門が開き出し、二人は復活します。

タウエレトは「オシリスったら優しいじゃない」と発言していますが、オーバーヴォイドから出たくないオシリスが「とりあえずコンスにまかせて見よう」という打算的側面も垣間見えます。

オシリスの門をくぐり抜けた二人が現世の身体に戻ると、コンスは瞬間的にそれを察知してマークの元へと向かい、銃弾を撃ち込まれていたマークの身体は再生能力を得て、再びムーンナイトが復活を果たすのでした。

スカーレットスカラベ

瓦礫に飲み込まれたレイラでしたが、タウエレトの一時的なアバターになると契約したレイラは女神の力で新たなスーツをまとっていました。

©MARVEL

劇中では明言されませんでしたが、マーベル公式のインタビュー記事によるとこの姿はスカーレットスカラベ。

コミックにも登場した同名ヴィランキャラクターをもとにした新しいエジプト人ヒーローのサプライズデビューとなりました。

カイロ決戦

アーサー・ハロウがピラミッドの頂上で呪文を唱えるとカイロ市民の手首に天秤があらわれ、信者たちが互いに裁定するように扇動していきます。先程は兵士たちに強制裁定していましたが、範囲を拡大したためか能力に制限がかかりました。

その裁定により多くの魂が天に登り始め、それを食らったアメミットが巨大化。そしてどういうわけかコンスも巨大化して、ムーンナイトとアーサーが戦う後ろで怪獣映画のように大乱闘。なお、監督いわく、このシーンはゴジラにインスパイアされたものだとの事。

市街地にもつれ込んだマークのピンチにスカーレットスカラベことレイラが駆けつけ、スティーヴンのミスターナイトも加えてハロウと最後の決戦です。スティーヴンの存在が1話のようにハロウの能力を邪魔しているおかげで天秤によって即死する事無く戦えていました。しかし思いの外強力なパワーを扱うハロウの前にムーンナイトは倒れますが、そこでまた意識が飛び、気がつくと敵が全て横たわっているという前代未聞の決着となりました。

この決戦シーンの中で、ハロウがマークの弟ランドールに言及したのは謎の部分です。5話で見てきたように、ランドールの事はマークが自分自身を偽り、スティーヴンが弟を覚えていないような状況を作り出してしまうほどのトラウマでした。それはハロウがこの秘密を知るのが極めて困難である事を示しています。しかし精神病院のシーンではドクター・ハロウが弟の話を聞いたとも発言しているため、やはりあれはハロウがマークの精神世界に介入し、情報を聞き出していたと考えるのがスマートなのでしょうか。

アメミットの再封印

気絶しているハロウの身体をピラミッドの中心へと持ち込み、アメミットの封印を試みるマークとレイラ。封印の呪文はタウエレトが耳打ちでもしているのでしょうか?視聴者にはよく分からないまま、マークとレイラは過去に何度もやってきたように正確に呪文を唱えて見事に封印の儀式を成功させました。

ハロウへの制裁を迫るコンスに対して「アメミットと同じだな」と返し、マークは制裁を拒否、契約からの解放を要求しました。結局のところコンスもアメミットも人の罪を勝手に断罪しており、マークは過去の制裁相手を5話で振り返る事になったせいで続けられなくなったという事でしょうか。

またもや精神病院へ

コンスから解放されたと思いきや、舞台は4話、5話でみた精神病院のカウンセリングルームへ。相変わらずドクター・ハロウが待ち受けていて、すべては「想像力の産物だ」と語りかけてきます。しかしドクター・ハロウの血の足跡を見たマークとスティーヴンは世界を救いに行くといって現実へと戻ることになりました。

4話でもサンダルがフォーカスされており、これは1話の冒頭のシーンとリンクさせようとしているとは思うのですが、4話の記事でも説明したようにその場にマークやスティーヴンがいたわけではないので、この血が二人の目覚めへのトリガーになるほど強力なイベントとは考えにくいです。

もしかすると何かのシーンが削除されてしまった結果、整合性が取れなくなっているのでしょうか。例えばマークとハロウの間にはスカラベ争奪戦の前日譚があったはずなので、それが関係しているのかもしれません。

現実

自室のベッドで目覚めるマークとスティーヴン。第1話と同じくエンゲルベルト・フンパーディンクさんの「A Man Without Love(邦題:愛の花咲く時)」(1968年) がBGMになっています。

マークはスティーヴンと共存出来ている事を確認し、1話と同じように足のベルトでころんで物語が終了します。

このベルトはマークとスティーヴンがまだ認識出来ていない第3の人格を恐れていることの証だと考えられそうです。かつて(1話で)スティーヴンがマークを認識出来ていなかったころ、寝ている間に勝手に出かける事を防ぐための方法としてしていた事です。

であれば、コンスからの解放後、初の目覚めとは考えにくく、昨晩自分でベルトを巻いたと考えられます。金魚が増えている事も意識があった可能性を示唆していますが、しかし会話の流れや仕草的には前日に意識があったとは思えず、「誰か別の人」がこの部屋にマーク&スティーヴンの身体を運び込み、金魚を買ってきて、ベルトを装着しているはずです。

しかし第3の人格がベルトを自身につける意味があまりなく、第3の人格も恐れる第4の人格がいる可能性を除けば、レイラが気絶したマークをここに運び込んでセッティングしたと考えるのが妥当でしょうか。

ミッドクレジット

ミッドクレジット後にシンケビッチ精神病院に入院しているアーサー・ハロウのその後の映像が入ります。病院名はコミック「ムーンナイト」のアーティストの一人、ビル・シンケビッチさんから名前を拝借しています。

看護師はハロウをベッドに連れて行こうとするも、黒手袋の人物が現れ、スペイン語で話してハロウを病院の外へ連れて行ってしまいます。なお、途中で表示されるQRコードは毎週おなじみだった無料コミックのウェブサイトへのアクセスが可能です。

なお、今回のフリーコミックはドラマ「ロキ」に登場した在り続けるものの変異体であり、映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」のヴィランとなる事が発表されている征服者カーンとムーンナイトの戦いが描かれています。

©MARVEL,Disney

複数の死体が転がる通路を抜け外に出た謎の人物は、真っ白なリムジンにハロウを押し込むと車椅子を蹴飛ばすという乱暴ぶり。

中にいたのはスーツを着たコンスで、1話から見え隠れしていた第3の人格ジェイク・ロックリーを紹介します。そしてジェイクはサプレッサー付の銃で数発の弾を打ち込み物語が終了しました。

病院のスタッフがなぜ殺されたのか、大きな問題です。彼らが善良な市民の場合、ムーンナイトはヒーローと呼べるのでしょうか?彼らがヒドラやA.I.M.の残党であったならある程度納得は出来そうですが。あるいはジェイクではない別の誰かの仕業と考えたい所ですが、状況的にはジェイクがやったようにしか見えませんでした。

そもそもピラミッド内でコンスがハロウを殺しておけば病院にいかなくて良かったのでは?と思う所ですが、神が人間に手出ししてはいけないルールがあるとでも考えるしかなさそうです。アメミットが人間を殺しているのは掟破りの神だからでしょうか。封印された事とも辻褄はあうようです。

なお、ここのシーンはコミックのデザインがふんだんに取り入れられています。

©MARVEL,Disney

将来期待したい物語

前日譚として、コンスのアバターをしていた頃のアーサー・ハロウ、エネアドとコンスの間におきた出来事、レイラのマドリプールでの活動やジェイクとコンスの契約内容などは気になる所です。また後日談としてはマーク&スティーヴンのロンドン生活やレイラのヒーロー活動、ハロウのその後などが気になる所です。

ロンドンもMCUとは縁のあるロケーションで、サンクタム・サンクトラムがある他、「エターナルズ」に登場したデイン・ウィットマンが自然史博物館にまだ在籍していると考えられ、スプライトたちもロンドンで生活しているかもしれません。また、ジェーン・フォスターや故人ですがペギー・カーターやの活動拠点もロンドンであり、今後登場予定のキャラクターの中ではブレイドと出会う可能性が高いでしょうか。

ムーンナイトを演じたオスカー・アイザックさんは再演を望んでおり、今後はチームを組みたい事も明かしています。ハロウを演じたイーサン・ホークさんも再演の可能性を示唆しており、ハロウが死んだわけではない可能性を残しています。また、本作のモハメド・ディアブ監督は映画としてムーンナイトを描きたいという希望も語っています。


謎の多くが曖昧ながらもファン同士がああだこうだ話し合って楽しむ余地が残されつつ、わりと綺麗にまとめられました。

そんな中で1話序盤の未来を予見していた少女は特に意味が不明で、もっと先への布石なのかもしれません。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ムーンナイト」、フィナーレはゴジラに影響を受けたと監督が語る ─ 今後の映画化についても言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」シーズン1のモハメド・ディアブ監督が海外メディア The Wrap とのインタビューに応じ、本作を振り返りながら今後の展望についても語りました。

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監督はまず5話で描かれたマークのトラウマ探究のエピソードについて、「もともとは完全に違う話でした。お母さんはいませんでしたし、兄弟は年上で違う死に方をし、そしてマークに罪悪感はありませんでした。」と明かしました。そして、キャスト陣とスタジオは最終的に今の形を必要だと判断し、愛してくれたと続けました。

とても残酷なシーンではありましたが、マークの受けたトラウマの大きさを理解するには納得のシーンでもありました。ここから罪悪感や母親の存在を取り除いた時、いったい何がトラウマの原因になりえたのかは気になるところです。

また、自身もエジプト人である監督は、このショーがエジプト人にとっていかに重要であるかを次のように語りました。

「エジプトでは、これがどれほど大きな出来事か皆さんわからないと思います。エジプト人は、まるでこれが自分たちの『ブラックパンサー』であるかのように、この番組に接しているんです。彼らの多くが自分たちが文化的に負けている、西洋を非常に優れた存在として見ています。だから、エジプトの音楽を入れたら、私たちの音楽を気に入ってもらえるなんて想像もできないし、エジプト人がこれほど優れたものを監督したり、カメラの後ろや前に出たり、最終的にエジプト人のスーパーヒーローを登場させたりできるなんて信じられないんです。なんてこった。エジプトではとても大きな出来事で、国の誇りみたいなものです。とても重要なことなんです。」

 

さらに最終話でのコンスとアメミットの怪獣バトルについて質問された監督は「ゴジラからインスピレーションを受けたと思いますが、正直、自分のアイデアかどうかは覚えていません。共同作業ですからね。ただ、よく覚えているのは、最終話では、アクション全体が(本来は)神々の部屋の中にあったということです。でも、エピソード3では昼間のカイロを見たので、夜に見たらどうだろうと思ったんです。そして、神々とアバターが別の次元で戦うとしたら、それはとても面白いことだと思いました。神々があんなに大きくなって、夜のカイロで人々が戦うというのは、何か違うし、幻想的な感じがします。だから、この結果には本当に満足しています。」と述べました。

そして、「ムーンナイト」を今後どうして行きたいか質問されたディアブ監督は「まず第一に、マーベルが私たちに秘密にしているので、今後の計画は私は何も知りません。でも、私に言わせれば、ムーンナイトを映画化するチャンスはぜひ欲しいです。マーベル・ユニバースの誰かと組むとか、別の旅に参加するとか。ジェイクをもっと見たいし、ジェイクの視点を通して人生を見てみたいです。新しい物語が始まると、マークとスティーブンの関係も変わってきます。だから、とても面白い世界なんだ。アバターであることを好まないレイラが、それをどう受け入れて生きていくのか、それとも拒絶するのか、それともスーパーヒーローである自分と折り合いをつけていくのか、そんなところも見てみたいです。私はそのすべてが好きです。だから、それらをすべてミキサーに入れて、一緒に遊べたらいいなと思っています。」と映画化を視野に各キャラクターの今後を描いていきたい事を明かしました。

「ムーンナイト」は最終話の配信前に公式ツイッターがシーズン2を示唆したとして話題になりましたが、監督は今のところなにも知らないとの事。そして監督自身はシーズン2よりも映画として続きを作りたいと考えているようです。

また、主演のオスカー・アイザックさんはアベンジャーズよりミッドナイト・サンズに興味があるとも語っており、スタジオの思惑とは別に監督やキャスト陣は今後に思いを馳せているようです。ムーンナイトの物語は今後どこへつながっていくのでしょうか。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Moon Knight’ Director Mohamed Diab Wants to Make a Moon Knight Movie Next

ドラマ「ムーンナイト」、ハルクとシャロンは削除された?監督がクロスオーバーを2つ削除したと明かす

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」に、これまでのMCUとクロスオーバーするシーンが2つあった事が明らかになりました。本作のモハメド・ディアブ監督が海外メディア Variety とのインタビューの中で、クロスオーバーが削除された原因について言及しました。

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クロスオーバーがなかった事について質問されたディアブ監督は、「いつでも自由に配置することができました。一番最初のシーンと一番最後のシーンでは、クロスオーバーがあったということをお伝えしたいです。しかし、ストーリーが進展し、脚本を変え続けていくうちに、”そんなものは必要ない “と思うようになりました。全員です。みんなで決めたことなんです。」と述べました。

そしてその経緯について「私達は考え続けました。ルール的にはMCUとつながるシーンが最後になければならない。でも、彼らは、『サプライズは、それがないことだ。この番組をユニークにするのは、他に何も必要としないことだ』と判断したんだと思います。この番組に対する最高の賛辞は、『これはマーベルの番組とは思えない』と言われることです。『よりドラマチックで、よりダークで、地に足の着いた独立した番組という感じがする』と言われることです。マーベルをもっと身近な存在にすることに成功したような気がします。とても誇らしく、幸せです。」と説明しました。

削除されたという2つのシーンは具体的には明かされていませんが、配信が始まる前にはたしかに2つの噂が報じられていました。

ひとつはハルク/ブルース・バナーの登場。「ムーンナイト」のロケが行われていたブダペストの同じホテル前で、とあるSNSユーザーがムーンナイト役のオスカー・アイザックさんとハルク役のマーク・ラファロさん二人に1時間おきに出会い、ツーショット写真を投稿したという出来事がありました。当時、ブダペストで撮影されていた他のマーベルプロジェクトやマーク・ラファロさんの公開されている出演作がなかった事から、「ムーンナイト」への秘密のカメオ出演である可能性が囁かれていました。

もうひとつはパワーブローカーとなってしまったシャロン・カーターのクロスオーバーの報道が2021年の夏にありました。これに関しては劇中にもその名残があり、3話ではレイラが昔マドリプールにいた事も明かされていました。配信されたバージョンではアントン・モガートがサルコファガスを保管していましたが、このシーンにシャロンも登場していたか、そもそもシャロンから奪うはずだった事が考えられそうです。

監督の明かした2つの削除シーンはこれらの事を指していると考えられそうです。特にマーク・ラファロさんが撮影現場にいた事を考えると、ハルクに関してはおそらく撮影もされていながら最終的にカットされた可能性が高そうです。ボーナス映像として公開される事に期待です。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Moon Knight’ Director Mohamed Diab on the Season Finale, Oscar Isaac’s Return and the MCU’s First Egyptian Superhero

ドラマ「ロキ」シーズン2、ヘッドライター降板へ ─ シーズン1での後悔も語る

ディズニープラスで配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン1のヘッドライターを務め、シーズン2でも引き続き担当すると報じられていたマイケル・ウォルドロンさんが、海外メディア Digital Spy とのインタビューの中でシーズン2から降板している事を明かしました。

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インタビューの中でウォルドロンさんは「私たちは2人の素晴らしい監督を雇いました。ジャスティン・ベンソンとアーロン・ムーアヘッドは素晴らしいです(ロキs2、ムーンナイトの監督)。そしてエリック・マーティンはシーズン2のヘッドライターなので、クリエイティブチームは素晴らしいです。トム(・ヒドルストン)がかつて言ったように、これからもっとたくさんのいたずらがありますよ。」と述べました。

新たなヘッドライターとして名前が挙げられたエリック・マーティンさんも「ロキ」シーズン1の脚本に参加し、4話「分岐イベント」、6話「とわに時を いつでも」を担当していました。

また、ウォルドロンさんはシーズン1での後悔を次のように語りました。

「『ロキ』では、可能な限り気密性を高めるためにかなり頑張ったんです。でも、「ああ、くそっ、あんなに明確に定義しなければよかった」と思うこともありました。自分の番組で、なぜマルチバースのルールについてあれほど具体的に説明しなければならなかったのかわかりません。」

ウォルドロンさんは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にも脚本として参加しており、整合性を取るのは簡単だったとしつつも、今後のMCUでマルチバースを扱う時に自分の作ったルールに帳尻合わせしなくてはならない事に対して、いくらかの不安とプレッシャーを感じているようです。

「ロキ」シーズン2は6月から撮影に入ると主演のトム・ヒドルストンさんが明かしており、撮影開始のタイミングから考えて2023年前半の配信時期が予想されています。先日は「ロキ」と関係が深いと考えられている「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」が2023年2月公開に繰上げられた事もあり、来年の今頃もまたマルチバースに関する話題でもちきりになりそうです。

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Doctor Strange 2 writer teases connection to Loki season 2

ドラマ「ムーンナイト」、マーベル公式によるとレイラのヒーローネームは「スカーレットスカラベ」

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」のシーズン1最終話の配信が始まり、エジプトを中心に描かれたこの物語にひとまずの決着がつきました。いくつかの謎も残された本作ですが、その中でマーベル公式ウェブサイトがレイラの特集をする中で、彼女が「スカーレットスカラベ」であると記述しています。

※これより先は「ムーンナイト」シーズン1のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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タウエレトの一時的なアバターとして金色のスーツに身を包んだレイラはムーンナイトのピンチに駆けつけましたが、このスーツを着込んだ状態をマーベルは「スカーレットスカラベ」と名付けました。

4話の記事でも説明したように、「スカーレットスカラベ」はコミックに登場したキャラクターでレイラの父親アブドラ・エル=フーリーのもとになったアブドゥル・ファウルというキャラのヴィランネームでした。コミックではヴィランでしたがエジプトを守る戦士であり、見る立場を変えればヒーローとも言えるキャラでした。

監督兼エグゼクティブプロデューサーのモハメド・ディアブさんと、その妻でコンサルティング・プロデューサーを務めるサラ・ゴーヘルさんはメイ・キャラマウィさん演じるスカーレットスカラベのデビューに本当に満足していると言います。

ゴーヘルさんは「私はエジプト人の女の子で、巻き毛です。私の知る限り、何人ものエジプトの女の子がアイロンで髪を焼き、化学的な処理で髪をまっすぐにすることに何年も費やしてきたのです。そのため、巻き毛、ストーリー、強さなど、すべて彼女のキャラクターを表現するために重要なことなのです。」とレイラという役柄について語りました。

そして、「この物語では、彼女が内面的な強さを持ち、マークやスティーヴンとのシーンで、予想もしないような方法で彼女の強さを感じることが絶対に重要でした。」と述べています。

ムーンナイトでエジプシャンヒーローが誕生するというサプライズがあった本作ですが、いくつかの謎も残されたままになっています。シーズン2や別のクロスオーバー作品で再びスカーレットスカラベを見るチャンスはあるかもしれません。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:公式

ドラマ「ミズ・マーベル」、パキスタンでMCUディズニープラス史上初の劇場公開へ

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」がパキスタンで劇場公開される事が発表されました。ドラマ「ワンダヴィジョン」の配信以降、ディズニープラス限定だったMCUドラマ作品として初めて劇場公開となる事を、本作のシャーミーン・オベイド=チノイ監督が自身のInstagramにて報告しました。

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監督は次のような内容の投稿をしました。

重大発表
エキサイティングなニュースをお伝えします。パキスタンにイードプレゼント! 私たちはミズ・マーベルを国中の映画館で公開します!マーベル・スタジオの「Ms.マーベル」がパキスタンの映画館で公開されることになりました。

ウォルト・ディズニー・カンパニーとマーベル・スタジオから、特別なお知らせがあります。マーベル・スタジオの新しいオリジナル・シリーズ「ミズ・マーベル」が、ライセンシーのHKC Entertainmentを通じて、パキスタンのみで映画館独占公開されることが決定しました。

ディズニーとマーベルは、6つのエピソードからなるこのシリーズを、以下のように3つのパートに分けてパキスタン向けに特別に映画館版を制作する予定です。

エピソード1と2は6月16日に公開予定、エピソード3、4は6月30日、エピソード5、6は7月14日公開予定です。

これは、パキスタン人初のマーベル・スーパーヒーロー、カマラ・カーン(演:イマン・ヴェラーニ役)がMCUに登場することを記念して決定されたものです。また、このシリーズは、カメラの前と後ろの両方に多様なキャストを起用しています。ディズニーとマーベルは、まだDisney+が開始されていないパキスタンのファンがミズ・マーベルと彼女の物語を見る機会を逃さないようにしました。

 

今回は主人公がパキスタン人である事と、そのパキスタンではディズニープラスのサービスが始まっていないことを理由に特別に劇場公開に至ったようです。

MCUのディズニープラスシリーズは今のところ物理メディアでのリリース情報もなく、引き続きディズニープラス限定で展開されていくものと思われます。

本作の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズが大好きで、中でもキャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーン。 彼女は勉強、趣味、そして恋に没頭するごく普通の女子高生だが、家でも学校でも周りと上手く馴染めず自分の居場所を見つけるのに苦労していた…。

「スーパーパワーさえあれば、人生はもっと楽になるはず―…。」

切実な思いを胸に、ヒーローになった自身の姿を妄想するカマラだったが、ある日突然、強大な力を手に入れ、妄想していたことが現実に! 夢にまで見ていたヒーローの力を手に入れたカマラ。これで人生はすべて理想通り上手くいくはず…と思いきや、次々と彼女の前に壁が立ちはだかる。

妄想の世界とは違い、家庭や学校、社会生活での様々な問題に加え、強大な力を持ったが故に、ヒーローとして立ち向かわなければならない最大の脅威…。身近な人々を守れるヒーローになりたいという強い思いと、力を持った者の責任に葛藤する等身大のマーベルヒーローの姿を描く。

ドラマ「ミズ・マーベル」は 2022年6月8日 よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ムーンナイト」、EPが初期の悪役とエコーが登場する予定だった事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」のエグゼクティブプロデューサーを務めるジェレミー・スレーターさんがポッドキャスト House of R に出演し、本作の初期段階の計画の一部について語りました。その中で、エコーがコミック通りムーンナイトのロマンスの相手として登場する予定があったことが明かされました。

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番組の中でスレーターさんは計画当初を振り返り、「当時、マーベルがエコーのキャラクターを気に入っていて、彼女を登場させる作品を探しており、私たちのショーの恋愛要素になる予定でした。しかし、エコーはこのショーの中で全く機能しませんでした。マーベルも同じように思っていて、『ホークアイ』のほうがよりフィットするだろうとの結論に至りました。」と述べました。

また、「ブッシュマンは当初メインヴィランになるはずでした。彼は最後までエジプトの神に憑依され、大きなアバターバトルのようなものを繰り広げるつもりでいました。」とメインヴィランが変更された事も明かしました。

初期計画ではコミックの要素が検討されていたようですが、最終的にはそのどちらもが外される事になったようです。

「ムーンナイト」5話配信時点でブッシュマンのその後は分かっておらず、今後レイラの復讐を代理遂行する可能性もありそうです。また、ムーンナイトとエコーの関係についてもドラマ「エコー」やムーンナイトのシーズン2があればそちらなどでクロスオーバーしていくかもしれません。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第6話は 2022年5月4日16時 より配信予定です。

ドラマ「ミズ・マーベル」より新たなポスターが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」より新たなポスターが公開されました。MCU史上初のムスリム(イスラム教徒)で現役女子高生のヒーローが来月デビューする事になります。

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アーティストのShehzil Malikさんが描いたポスターは以下の通り。

なお、三日月はイスラム教のシンボルのひとつであり、「ムーンナイト」とはおそらく関連がありません。

本作の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズが大好きで、中でもキャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーン。 彼女は勉強、趣味、そして恋に没頭するごく普通の女子高生だが、家でも学校でも周りと上手く馴染めず自分の居場所を見つけるのに苦労していた…。

「スーパーパワーさえあれば、人生はもっと楽になるはず―…。」

切実な思いを胸に、ヒーローになった自身の姿を妄想するカマラだったが、ある日突然、強大な力を手に入れ、妄想していたことが現実に! 夢にまで見ていたヒーローの力を手に入れたカマラ。これで人生はすべて理想通り上手くいくはず…と思いきや、次々と彼女の前に壁が立ちはだかる。

妄想の世界とは違い、家庭や学校、社会生活での様々な問題に加え、強大な力を持ったが故に、ヒーローとして立ち向かわなければならない最大の脅威…。身近な人々を守れるヒーローになりたいという強い思いと、力を持った者の責任に葛藤する等身大のマーベルヒーローの姿を描く。

ドラマ「ミズ・マーベル」は 2022年6月8日 よりディズニープラスで配信開始です。