マーベル・スタジオ副社長、「シャン・チーはシム・リウ以外の選択肢はなかった」事を明かす

マーベル・スタジオ制作の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のワールドプレミアイベントで、マーベル・スタジオのビクトリア・アロンソ副社長が海外メディア Variety とのインタビューに応じ、シャン・チーを演じるのはシム・リウさん以外に選択肢がなかった事を明かしました。

インタビューでアロンソ副社長は本作のキャスティングについて、「シャン・チー役にプランBはありませんでした。シム・リウこそシャン・チーでした。彼のキャラクターに対する情熱は信じられない程です。それを見て、『ワオ!彼はシャン・チーを醸し出している。シャン・チーを演じるのに最高の人物だ』と思うと同時に『そんな人物がMCUの一員になるのか?』とも思いました。そしてそれは何よりの喜びであり、名誉なことです。」と述べました。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は批評家の反応も好評で、制作陣も大満足の完成度のようですが、北米での新型コロナウイルスのデルタ株のパンデミック拡大の影響により、興行収入はMCU作品の中で最低レベルになるだろうと報じられています(from Comicbook.com)。ただし、2021年の興行収入としては「ブラックウィドウ」、「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」に続く3番目に高いオープニング成績を残すとも分析されています。

本作の公式概要は以下の通りです。

「これまで、アイアンマンやキャプテン・アメリカ等、世界中の人々が魅了されるような魅力的なキャラクターを数多く生み出してきたマーベル・スタジオから、アベンジャーズの系譜を受け継ぐ新たなヒーロー、シャン・チーの物語が幕を開けます。タイトルにも入っている “テン・リングス” とは、「アイアンマン」(08)シリーズの劇中にも登場していた犯罪組織の名前。本作では、これまで深く描かれることのなかった “テン・リングス” の謎も遂に明かされることとなる――。
主演シャン・チー役にはシム・リウ。さらに、アジアが誇る名優トニー・レオンの出演も決定している。監督には、「キャプテン・マーベル」のブリー・ラーソンが主演を務めた『ショート・タイム』や、「ブラック・パンサー」のマイケル・B・ジョーダン主演の『黒い司法 0%からの奇跡』を手掛けるなどマーベル作品の俳優陣ともつながりが深く、作品も高い評価を得ているデスティン・ダニエル・クレットンが務め、マーベル・スタジオの新たな時代を築くヒーロー誕生の物語となります。

映画「シャン・チー/テンリングスの伝説」は 2021年9月3日 日米同時公開予定です。

本作は45日間の劇場独占公開がアナウンスされており、その45日後の2021年10月18日(月)あたりからネット上のデジタル販売や、ディスクの販売等が始まると見られています。ディズニープラス会員向けの無料配信時期は不明です。

マーベル・スタジオ社長が「アベンジャーズ5」について言及 ─ しばらく時間が必要

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が海外メディア Collider とのインタビューに応じ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の大型クロスオーバー映画である「アベンジャーズ」シリーズの最新作について言及しました。

「アベンジャーズ/エンドゲーム」に続く「アベンジャーズ5」について尋ねられたファイギ社長は、「エンドゲームから、すでに進行中であり、すでに始まっている新しいサーガを開始するまでに、適度な時間が欲しいと考えています。そして、フェーズ1で行ったように、みんなを集め始める前に、そのサーガを構築するための時間が必要なのです。」と回答しました。

MCUのフェーズ1は2008年の「アイアンマン」から始まり、映画5作品を経て、2012年の「アベンジャーズ」で4人のメインヒーローが集合する事になりました。

現在発表されているフェーズ4やフェーズ5のスケジュールでは2022年に「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」、「ソー ラブ&サンダー」、「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」、「ザ・マーベルズ」の映画4作品、2023年に「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」とタイトル未定作品3つの5作品が劇場公開される予定です。

フェーズ1に比べると極めてハイペースになっていますが、再びチームが集まるまでには今しばらく時間がかかるとのことです。

「アベンジャーズ5」は当分先になるとの事ですが、ストレンジの映画にはワンダが、ソーの映画にはガーディアンズが、ブラックパンサーの映画にはアイアンハートが、と言った具合にクロスオーバー自体は続いています。まずはそれらを楽しみつつ、来たるべきアベンジャーズ最新作に備える事になりそうです。

ソース:When Will ‘Avengers 5’ Happen? Kevin Feige Says You Need Time “Before You Start Bringing Everyone Together”

ケヴィン・ファイギ社長が「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」でアイアンハートがデビューする事を認める

現在制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」でドミニク・ソーンさん演じるアイアンハート/リリ・ウィリアムズがデビューする事を、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で認めました。

ファイギ社長は、「現在、ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバーを撮影中ですが、リリ・ウィリアムズというキャラクターは、この映画で初めてお目にかかることになります。」と、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公開を控えたインタビューで答えました。また、「彼女は今週、『アイアンハート』シリーズの前に撮影を開始したと思います。」と付け加えています。

コミックのリリ・ウィリアムズは10代の天才技術者で、自分でアイアンマンのアーマーを設計するほどの卓越した才能を持っています。父の死後、母と叔母の3人でシカゴに住み、15歳でMIT(マサチューセッツ工科大学)に入学。そこで、アイアンマン型のアーマーを自作しました。その後、シビル・ウォー2で重傷を負い、昏睡状態となったトニー・スタークに変わってアイアンハートとなりヒーロー活動をするようになりました。その際にサポート用AIとしてトニーの人格をうつしたものを採用しています。

アイアンハートがブラックパンサーの映画でどの程度の役割を担うのかは不明ですが、噂によるとカメオ以上の大きな役割となるとの事。

先日はブラックパンサーに関連する撮影がMITで始まると報じられていましたが、やはりアイアンハートに関連するシーンだったようです。

アイアンハートはディズニープラスで配信中のアニメ「マーベルライジング」にも登場していますので、気になる方はチェックしてみてください。

ブラックパンサー最新作の内容についてはほとんど明かされておらず、マーベルの発表によると、「唯一無二の国ワカンダと、1作目で紹介した豊かなキャラクターたちの物語を広げていく」との事。誰がブラックパンサーを引き継ぐのかは注目を集めているポイントになっています。

ヴィラン役にはテノッチ・ウエルタさんが起用されており、ワカンダの宿敵アトランティスの王であるネイモア・ザ・サブマリナーを演じるのではないかと噂されています。

エヴェレット・ロスを演じたマーティン・フリーマンさん、ジャバリ族のエムバクを演じたウィンストン・デュークさん、ドーラミラージュ隊長オコエ役のダナイ・グリラさん、ティ・チャラの元恋人ナキア役のルピタ・ニョンゴさんの再演が各種インタビューやSNSで確認されています。ティ・チャラの母ラモンダと妹シュリも再登場の可能性は高いと考えられますが、今の所不明となっています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年7月8日 に米国公開予定です。

ソース:Dominique Thorne’s Riri Williams to Debut in Black Panther: Wakanda Forever (Exclusive)

映画「エターナルズ」第2弾トレーラーとポスターが公開

マーベル・スタジオ制作の映画「エターナルズ」の第2弾となるトレーラーとポスターが公開されました。英語版での動画タイトルはファイナルトレーラーとなっていますが、日本語版では「地球滅亡まで残された時間は7日間。編」とタイトルが付けられています。

「エターナルズ」の公式概要は以下のとおりです。

アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

映画「エターナルズ」、プロデューサーが彼らの家族性について「トニーとスティーブのようなもの」と説明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督とマーベル・スタジオのプロデューサー、ネイト・ムーアさんが海外メディア Entertainment Weekly のインタビューに応じ、「エターナルズ」はトニー・スタークとスティーブ・ロジャースが7000年間一緒に過ごしているようなものだと語りました。

インタビューの中でプロデューサーは以下のように述べました。

7000年の間、9人の親しい友人と一緒にドライブ旅行をするようなものです。開発では、トニー・スタークとスティーブ・ロジャースがその期間一緒に暮らした場合のようなものだと冗談を言っていました。友情が敵に変わり、そして共通の絆があるから友情に戻る。家族のようなものです。

一方、ジャオ監督が「エターナルズ」で最も興味をそそられたのは、この映画のスケール感と、地球を映画の中のキャラクターとして扱っていることでした。監督によると、「親密になり、人間としての内面的な葛藤をすべて探ることができた」とのことです。

私は、宇宙における私たちの意味のように大きく壮大なこともできるが、人間としての内面的な葛藤のすべてを探求するために親密になることもできると考えました。このキャラクターたちは長い間私たちの間で生きてきたので、アイデンティティー、目的、信仰、個人の自由と大義名分など、私たちを人間たらしめている二面性や欠点を同じように抱えているのです。

プロデューサーと監督の説明を総合すると、エターナルズに登場する10人の古代種族は家族として7000年に渡り生活していますが、人類の影響を大きく受け、人のような欠点も持ち合わせているとの事。そのためかトニーとスティーブのような衝突をしばしば見せてしまうようで、トレーラーで確認できる食事のシーンは家族が平和な時期の一瞬を切り取ったものなのかもしれません。

コミックではアンジェリーナ・ジョリーさん演じるセナが敵対種族ディヴィアンツのクロと恋愛関係になった事もあり、このプロットが映画でも採用されているのであれば、作中で家族が分裂する様子が描かれるかもしれません。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:Hope Springs: Go behind the scenes of Marvel’s Eternals

Entertainment Weekly誌から「エターナルズ」の各メンバーのデジタルカバーが公開

海外メディア Entertainment Weekly からMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」に登場する各キャラクターのデジタルカバーが公開されました。ジェンマ・チャンさんのセルシを始めとした、太古から地球に存在する不死の種族エターナルズの10人をフィーチャーしたカバーとなっています。

Entertainment Weekly

ジェンマ・チャンさんのセルシ、リチャード・マッデンさんのイカリス、クメイル・ナンジアニさんのキンゴ、リア・マクヒューさんのスプライト、ブライアン・タイリー・ヘンリーさんのファストス、ローレン・リドロフさんのマッカリ、バリー・キョウハンさんのドルグ、ドン・リーさんのギルガメッシュ、サルマ・ハエックさんのアジャク、アンジェリーナ・ジョリーさんのセナの10人です。

「エターナルズ」の公式概要は以下のとおりです。

アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

アンソニー・マッキーさん、ディズニー&マーベルとの新たな契約の締結を報じられる ─ 「キャプテン・アメリカ4」の正式スタートか

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でファルコン/サム・ウィルソンを演じていたアンソニー・マッキーさんがディズニーとマーベル双方と新たな契約を締結したと、海外メディア Deadline が報じました。ディズニープラスで配信されたドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のラストでキャプテン・アメリカとしてデビューしたサムのその後を描く映画「キャプテン・アメリカ4」になると見られています。

記事によると、アンソニー・マッキーさんがタイトル不明のプロジェクトについて新たな契約を交わしており、脚本家に「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のマルコム・スペルマンさんが起用されているとの事。

ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを演じていたセバスチャン・スタンさんについては不明で、監督も不明との事です。

「キャプテン・アメリカ4」についてはドラマの終了直後から報じられ、アンソニー・マッキーさんも企画が始まっている事を認めていましたが、今回の契約締結の報道を見るとその企画は実際に動き出していくようです。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で明かされたもうひとりのキャプテン・アメリカであるイザイア・ブラッドリーを演じたカール・ランブリーさんも以前のインタビューで再演の意欲を示していました。

また、噂話としてヴィランにレッドスカルの娘シンが登場するとも報じられています。新しいアベンジャーズもサムが率いていく事になるのでしょうか。

映画「キャプテン・アメリカ4」の公開時期は不明です。

ソース:Anthony Mackie Closes Deal To Star In Disney/Marvel’s ‘Captain America 4’ Film

マーベル・スタジオが「シークレット・ウォーズ」の実写化に取り組んでいるとコミック原作者が語る

マーベル・スタジオがコミック「シークレット・ウォーズ」の実写化に向けて動き出しているようだと海外メディア CBR が報じました。1984年にこのコミックが発行され、当時この企画の発案者であり最高編集者であったジム・シューターさんが先日開催されたコミックイベント「メガコン」にて明かしています。

「シークレット・ウォーズ」の実写化について聞かれたシューターさんは、「実はマーベルから電話をかけてきたピエロがいたんです。彼は編集者ではなく、財産管理の重役だったんだけど、ちょっと奇妙でした。シークレット・ウォーズのノベライズを書かないかと言うんです。」その後、シューターさんは、過去にさかのぼって雇われる仕事の契約を送られ、結局それを断ったと言っています。その後、デビッド・ボガートという人物からフォローアップの電話があり、前の電話のことを謝りたいと言ってきたと明かしました。

遡及した新たなオファーは1万ドルでしたが、シューターさんは、前の契約が雇われ仕事であることを十分に認識していたので、最初は断ったとの事。さらにシューターさんは、ビヨンダー、ティターニア、スパイダー・ウーマン、スパイダーマンの黒いシンビオートのコスチューム、その他のシークレット・ウォーズのキャラクターをマーベルが所有しているという紙切れを持っていないと述べました。また、ボガート氏は「金を受け取ってくれ」と主張しましたが、結果的にはその通りになったといいます。

「これって、映画を作るってことだよね?」とシューターさんが尋ねると、ボガート氏は「それは言えないよ。」と答えたそうです。シューターさんもそれに対して「まあ、言えないよね」というやり取りがあったことを明かしました。

シークレット・ウォーズとは

1984年5月から1985年4月にかけて発行された全12号のコミックシリーズで、ジム・シューターさん発案のもと、マイク・ゼック氏が主なアートを担当したマーベル最初の大規模クロスオーバーイベント。本作はマーベル社の主要なヒーローやヴィランが同一の惑星に集められ戦いを繰り広げる月刊シリーズが1年間にわたって刊行され、出版史上最大級の規模のクロスオーバーとなりました。このプロジェクトは大ヒットし、翌年には「シークレット・ウォーズ2」も刊行。以降毎年のように大規模クロスオーバーイベントが行われるきっかけとなった作品です。

©MARVEL

あらすじとしては、神の如き力を持つコズミック・エンティティ、ビヨンダーが遠方の銀河に「バトルワールド」を創造し、スーパーヒーローとスーパーヴィランを強制転移させた。そしてビヨンダーは勝者には何でも叶えてやるとし、善悪入り乱れたバトルが始まりましたが、ドクター・ドゥームがビヨンダーの力を手に入れ、ドゥーム対全員へと流れが変わっていくことになります。

主な登場キャラクターはアベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、X-MEN、スパイダーマン、征服者カーン、ウルトロン、ドクター・ドゥーム、ドクター・オクトパス、マグニートー、ティターニア、アブソービングマン、モレキュラーマン、エンチャントレスなどです。

なお、少々ややこしい事に2015年にも同名シリーズが発行されており、こちらはマルチバースの地球同士が衝突、インカージョンが発生し、バトルワールドが誕生。こちらでも中心となるのはドゥームで、神の如き力を手にしたドクター・ドゥームとヒーローたちの戦いが繰り広げられました。

©MARVEL

2015年版はドラマ「ロキ」で在り続ける者やミス・ミニッツが説明したマルチバース・ウォーに似ており、これを再発させないためにTVAを創設し、神聖時間軸をコントロールしていましたが、シルヴィによってこの秩序は崩壊する事になりました。


「アベンジャーズ/エンドゲーム」のルッソ兄弟監督はこの「シークレット・ウォーズ」を是非撮りたいとして、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長にも伝えている事を以前に明かしています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/russo-bros-secret-wars-interview/”]

MCUフェーズ4やフェーズ5に「アベンジャーズ5」のような大型クロスオーバーの映画が発表されていませんが、水面下では何かが動き出しているのでしょうか。今後の情報にも注目です。

ソース:Jim Shooter Says Marvel Is Developing a Live-Action Secret Wars

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のワールドプレミアに参加した批評家たちのリアクションが到着

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のワールドプレミアが米ロサンゼルス・ハリウッドで現地時間16日(日本時間17日)に開催され、いち早く観賞した批評家たちの反応が到着(The Direct 経由)しています。

◆Comicbook.comのブランドン・デイビス氏

シャン・チーは素晴らしい。この映画は、マーベルが得意とすること(テンポ、ユーモア、キャラクター)をすべて網羅していて、これまでのMCUでは見たことのないようなアクションを加えているんだ!多くの人が新しいお気に入りのマーベルヒーローを手に入れようとしています。予想以上にダークな作品。楽しさ満載です。MCUフェーズ4に不可欠な作品です!

本作は個人的な、家族の物語が核となっています。それが、この作品の最大の魅力です。第3幕は驚きに満ちていますが、時には必要以上に少しクレイジーになっています。最終的には、壮大なアクションと親密な瞬間を実現しています。MCUの大作です。また観るのが待ちきれない!

◆The Hollywood Reporterのアーロン・カウチ氏

シャン・チーの観客は、エンドゲーム以来の熱狂的な観客でした。歓声でクレジット後のシーンの台詞の一部が聞こえませんでした。シャン・チーとケイティは、MCUのオールスターとして即戦力です。

◆Colliderのスティーブ・ワイントラウブ氏

シャン・チーは、あなたが見たことのあるマーベル映画とは違います。新しい世界への扉を開いてくれて、もっと見たくてたまらない。シム・リウは、文字通り、お尻を蹴り上げていて、完璧なキャストです。今夜、IMAXでこの映画を見ることができましたが、このような形で見ることができて良かったです。見た目も音も完璧でした。

◆Insiderのクリステン・アクーニャ氏

シャン・チーは素晴らしい。信じられない程美しく振り付けられた戦闘シーンが満載で、悪女がたくさん出てきます。まだ知らない人はシム・リウの名前を知る準備をしてください。マーベルはまたしてもヒット作を手にしました。

◆Fandomのエリック・ゴールドマン氏

私は本当にシャン・チーが大好き!予告編にはないものがたくさんありますし(恐らく今後数週間の広告でもっと出てくるのではないでしょうか)、独自の雰囲気と明確な要素を持っているので、標準的なオリジンストーリーとは違う、際立った作品に仕上がっています。そしてシム・リウは素晴らしいヒーローになっています。

◆The Wrapのウンベルト・ゴンザレス氏

シャン・チーは最高でした! 実は、マーベル初の真の「ファミリー映画」で、心がこもっていました。たくさんの楽しさ、素晴らしい戦いの振り付け、そして好感の持てるキャラクターが満載です!

◆Vanity Fair、SYFY WIREのドリュー・テイラー氏

シャン・チーは絶対的な勝利で、予想外にスピリチュアルで感情的に複雑で、MCUで最高のアクションがある。シム・リウはあなたの新しいお気に入りのアベンジャーズであり、この映画が受けた無数の影響(ジャッキー・チェンから宮崎駿まであらゆるもの)は大きな成果を上げています。驚くべきことだ。

◆ハリウッド批評家協会のウェンディ・リー・サニー氏

シャン・チーは素晴らしいの一言に尽きる。興奮するよ。戦闘シーンやアクションシークエンスもこれまでより良くなっています。シム・リウは、マーベル・スーパーヒーローの役を完全に演じている。素晴らしい映像。キラー・サウンドトラック。大きなスクリーンで見たくなるだろう。

◆Geeks of Colorのドリアン・パークス氏

シャン・チーはアクション満載のアドベンチャーで、夏の超大作の枠をすべて満たしています。シムは、長い間待ち望まれていたコミックのキャラクターを銀幕に登場させたことで輝いています。戦闘は別次元のもので、全編に渡って愉快な瞬間があります。

多くの人が挙げている要素が「シム・リウさんが素晴らしい」という事。これまでMCUではあまり知られていなかった俳優さんが主演を務め、その後スーパースターになる、という事を繰り返してきましたが、フェーズ4で初登場となるシャン・チーを演じたシム・リウさんもクリス・ヘムズワースさんやトム・ホランドさんの後に続くようです。

本作は新型コロナウイルスのデルタ株蔓延の影響により興行収入が不安視されていますが、数字だけで計ることの出来ない映画になっているのではないでしょうか。

映画「シャン・チー/テンリングスの伝説」は 2021年9月3日 日米同時公開予定です。

ソース:Marvel’s Shang-Chi Reviews: What Are Critics’ First Reactions?

映画「シャン・チー」公式Twitterが偽マンダリンの帰還を示唆 ─ 「アイアンマン3」以来8年ぶり

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の米公式ツイッターがワールドプレミアイベントの写真を共有しました。その中には映画「アイアンマン3」(2013年)でマンダリンことトレバー・スラッタリーを演じていたベン・キングズレーさんが大きく含まれていました。

「アイアンマン3」でアメリカに対しテロを企てた「テン・リングス」のボスとして登場したマンダリンでしたが、作中でこれが偽物である事が判明。この偽マンダリンはA.I.M.の社長アルドリッチ・キリアンに雇われた俳優のトレバー・スラッタリーが演じていただけでした。

その後、「マイティ・ソー/ダークワールド」のディスク発売に合わせて制作された「マーベル・ワンショット 王は俺だ」にも登場していました。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」ではテン・リングスの本物のボスであるウェン・ウーが登場。

これまでにベン・キングズレーさんのキャスティングに関する情報はなく、実際に映画に登場していたとしても「アイアンマン3」より遥かに小さい役割だろうと多くの海外メディアは報じています。

映画「シャン・チー/テンリングスの伝説」は 2021年9月3日 日米同時公開予定です。

ソース:Marvel Announces Ben Kingsley to Reprise Iron Man 3 Role In Shang-Chi