映画「エターナルズ」、監督がサノスとエロスの関係性について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督が、海外メディア Empire とのインタビューの中で、エロスが登場した経緯について説明し、サノスとの関係性について言及しました。

※これより先は「エターナルズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

コミックでも兄弟であるサノスとエロスについて、監督は以下のように述べています。

あの鬱陶しい結末で、ある時点でエロスはあの船のエターナルの一人になる予定だったんです。そして、それはなかなかうまくいきませんでした。でも、私はエロスをMCUに登場させたいとずっと思っていたんです。エロスもエターナルであり、もうひとりのエイジャックであるというアイデアが好きだったので、廊下で機会があるたびにケヴィン(・ファイギ)にそのことを伝え続けました。彼はエターナルで、タイタンに駐留していました。タイタンがある時点ではホスト惑星でもあったとして、地球にいる10人のエターナルと同じように、10人がタイタンに駐留していました。そう考えると、エイジャックが地球の人々に影響を与えたように、エロスはタイタンの住人にどんな影響を与えたのでしょうか?そして、それがサノスにどのような影響を与えたのでしょうか?

さらに監督はコミックにも言及し、次のように語りました。

コミックを見ると、エロスがサノスに与えた、とても美しく、心を打つような影響があります。サノスはどこまで知っているのでしょうか?私は彼をキャラクターとして愛しています。「なぜサノスはこのように考えるのだろう」と想像が膨らみます。「なぜ彼は人口過剰と自分の惑星の破壊を心配しているのだろう」と。危機について考える – エロスは知っているのか?もしかしたら、地球でエイジャックが王や女王に助言していたように、彼が助言者だったら?想像が膨らみますね。私の場合、エロスのバックストーリーは、彼が “もうこれ以上やらない “と言って見捨てたというものです。それで、手に持っていた球体をどうにかして手に入れ、逃げ出してピップをトロールにしたんです。ハン・ソロとチューイーのようなものです。アリシェムは彼を探していて、宇宙の無法者になってしまったんです。私の頭の中ではそういうキャラクターでした。でも、ケヴィンに「こういうキャラクターだ」と言ったことは一度もありません。「俳優を探そう」と言ったことは一度もありません。私にとっては、パッケージ契約だったんです。ハリーでなければならない。そうやってケヴィンに売り込んだんです。

コミックのサノスはその特異な容貌から両親や周囲の人間に嫌悪されていましたが、双子の兄弟であるエロスだけは違いました。MCUのサノスとエロスがどのような経緯で別行動をするようになったのか、今後の展開で描かれる事に期待です。

「エターナルズ」の公式あらすじは以下のとおりです。

数千年にもわたり、宇宙的規模の“脅威”から人類を守り続けてきた者たちがいた。
彼らの名は、エターナルズ──。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、地球に再び想像を絶する“脅威”が迫っていた。
その時、数千年の時を経て、エターナルズが人類の前に姿を現す。
地球滅亡まで彼らに残された時間は、あと7日……。
タイムリミットが迫る中、彼らは世界中に散らばった仲間たちと結集し、人類を守ることができるのか。
そして彼らを待ち受ける<衝撃の事実>とは……。

映画「エターナルズ」のデジタル配信は2022年1月12日、デジタルディスクの発売は2022年3月4日です

ソース:Eternals Spoiler Special: Chloé Zhao On Faith, The Original Ending And Harry Styles

【噂話】映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でオコエはLGBTQ+として描かれるという

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」で、ダナイ・グリラさん演じるドーラ・ミラージュの隊長オコエにLGBTQ+の設定が追加されるようだと、海外スクーパーのダニエル・リヒトマンが報じました。

2018年公開の映画「ブラックパンサー」ではもともとオコエとアヨの極めて軽いラブシーンがあったが削除されていることを、アヨを演じたフローレンス・カサンバさんが認めていました。

今回のニュースが彼女たちの関係を復活させるものか、新たなキャラクターを登場されるものかは判明していません。しかし、噂のキャスティングとしてドーラ・ミラージュの元隊長アネカの登場が報じられており、このアネカを相手とする可能性は高いようです。

コミックのアネカはアヨと恋人関係でしたが、MCUのアヨはドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に登場した事を考慮しても、まだまだ役割は小さいと考えられます。ラブストーリーを描くにあたってそれなりに存在感のあるキャラクターを必要とするため、その役割がオコエに渡される可能性は高いのかもしれません。

オコエがLGBTQ+であるというのはコミックにはない設定ですが、マーベル・コミックにはそもそもLGBTQ+のキャラクターが多く、昨今の映画業界の単なる多様性描写ブームとは言えないようです。コミックをもとにMCUでも同性愛者として表現されたロキがいる他、「エターナルズ」ではファストスもLGBTQ+として描かれていました。コミックではデッドプールやアイスマンなども同性愛者であり、ワンダの息子ビリーも同様です。

先日は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のメイおばさんもLGBTQ+として扱うアイデアがあった事が報じられていました。(from Comicbook.com

現在、本作はシュリを演じるレティーシャ・ライトさんの怪我により撮影が中断されていますが、2022年1月から撮影再開されると報じられています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 に米国公開予定です。

ソース:Black Panther 2 Rumor Reveals Okoye’s New LGBTQ+ Relationship

映画「エターナルズ」監督が別の暗い結末があった事を明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督が、海外メディア Empire とのインタビューの中で、本来の描く予定だった暗いエンディングについて明かしました。

※これより先は「エターナルズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

オリジナルのエンディングは最初からジャオ監督の計画だったのかと聞かれると、「(自分が)書いたとおりのエンディングの映画は作らない」と語りました。

いいえ、私が書いたとおりの結末の映画を作ったことは一度もありません。編集の中で見つけるのです。編集は映画制作のプロセスの3分の1であり、それを人に見せるときにエンディングを見つけるのです。
オープニングとエンディングが脚本と同じという映画は、これまで1本も作ったことがありません。そして、実はもうひとつ、(エターナルズには)本当に殺伐としたエンディングがあったんです。私はもっと憂鬱な映画に慣れているので、嫌いではありませんでした。でも、観客にはウケなかったと思います。

その「殺伐としたエンディング」について、監督は次のように述べています。

トワイライトゾーンみたいに、みんな船に戻って、心を消されて、別の惑星に行くという終わり方でした。画面が暗転すると、みんな「どうしたらいいかわからない」って感じだったのを覚えています。それと、MCUだから、次に何が起こるかワクワクしたいですよね。

続いて監督は、その暗いエンディングにエロスも登場していた事を認めましたが、「あの鬱々としたエンディングで、ある時点でエロスはあの船のエターナルの一人になる予定でした。でも、それは全くうまくいきませんでした」と語りました。

以前にリア・マクヒューさんが公開していた舞台裏写真では、ハリー・スタイルズさん演じるエロスが劇中で見ることが出来なかったエターナルズの衣装を着ている物がありましたが、その写真はこの「暗いエンディング」を撮影していたときの物である事を示唆しているようです。

監督が明かした元のエンディングでは、劇中で描かれたセルシやセナ達の絆がリセットされてしまう結末だったようですが、一方でやはりアリシェムがエイジャックやギルガメッシュたちを復活させていたという事でもあります。

今後は残されたエターナルズと、アリシェムに都合のいい記憶を植え付けられて再生されたエターナルズとの戦いが勃発する可能性を示唆しているのかもしれません。

「エターナルズ」の公式あらすじは以下のとおりです。

数千年にもわたり、宇宙的規模の“脅威”から人類を守り続けてきた者たちがいた。
彼らの名は、エターナルズ──。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、地球に再び想像を絶する“脅威”が迫っていた。
その時、数千年の時を経て、エターナルズが人類の前に姿を現す。
地球滅亡まで彼らに残された時間は、あと7日……。
タイムリミットが迫る中、彼らは世界中に散らばった仲間たちと結集し、人類を守ることができるのか。
そして彼らを待ち受ける<衝撃の事実>とは……。

映画「エターナルズ」のデジタル配信は2022年1月12日、デジタルディスクの発売は2022年3月4日です。

ソース:Eternals Spoiler Special: Chloé Zhao On Faith, The Original Ending And Harry Styles

映画「スパイダーマン:NWH」、MJがヒーローとなる計画があった事が明かされる

現在、日本を除く世界中で大ヒット上映中の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」。今作ではゼンデイヤさん演じるMJがヒーローとなる計画があった事が明かされました。海外メディア OK とのインタビューに応じた主演のトム・ホランドさんとゼンデイヤさんは、「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でMJをスーパーヒーローにするために、プロデューサーを説得したことがあるか」と聞かれ、コメントしました。

質問を受けたゼンデイヤさんは、「ないないない(笑) 」と即答しましたが、トム・ホランドさんは「制作陣はしばらく試行錯誤していたよ、覚えているかい?」とフォローしました。

過去にはそういう計画があった事を認めた上で、「MJにとても満足している」こと、そして「スーパーヒーローは彼(ホランドさん)に任せている」とを明言しました。この事は以前の別のインタビューでも同様に語っていました。

でもスーパーヒーローはこの人に任せるわ。MJというキャラクターには本当に満足しているんです。そして、ネッドとMJとピーターもそうだけど、ジョン(監督)がやっていることは本当に特別で、彼らの間に美しい友情と愛を生み出し、そこに美しい愛の物語を作り上げているんです。

ゼンデイヤさんは、スパイダーマンが世界を救う一方で、「彼には助けが必要で、自分一人ではできない」とも明言しました。

でも、スパイダーマンは世界を救うけど、彼にも助けが必要なんです。そうでしょう?彼は一人ではできない。彼は一人で解決しようとする若者で、そこにネッドとMJがやってきて、彼が解決するのを助けようとするんだと思うんです。彼らは皆、とても頭のいい子供たちです。だから、彼らは自分たちの頭脳を結集し、互いに助け合い、支え合っているんです。だから、チームの一員であることは全く問題ないんです。

スタジオがゼンデイヤさんをどんなスパイダーウーマンにしようと考えていたかは明かされませんでしたが、トム・ホランドさんはMCUでシルクやジャックポットを見てみたいという心境を明かしています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

MCUのゴーストライダーは複数登場する?噂の二人がSNS上で謎の投稿

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への再登場が期待されているゴーストライダーですが、かねてよりキャスティングの噂がある二人の俳優さんが奇しくも同じ日にゴーストライダーに関する投稿をし、話題になっています。

一人目は「ウォーキング・デッド」などでお馴染みのノーマン・リーダスさん。リーダスさんは自身の顔とゴーストライダーを融合させたファンアートを引用してツイート。以前からゴーストライダーを演じたいと明かしており、先月もマーベル・スタジオとミーティング中だと報じられていました。

二人目はガブリエル・ルナさん。ドラマ「エージェント・オブ・シールド」シーズン4でゴーストライダー/ロビー・レイエスを演じ、人気を博しました。ルナさんはファンの「MCUがガブリエル・ルナのゴーストライダーを復活させる所を見たい」というツイートを引用して、「準備万端にしておけよ」と言う意味のハッシュタグを添えています。

ドラマ放映当初はスピンオフ制作の発表もされましたが、残念なことにその後制作はキャンセル。ルナさんはMCUで再演したいと以前から明かしています。

コミックのゴーストライダーは複数人登場し、最も有名なのは初代のジョニー・ブレイズで、過去にはニコラス・ケイジさん主演の実写映画も二本制作されました。ガブリエル・ルナさんが演じたゴーストライダーはコミックで四代目となるロビー・レイエスで、その他女性のゴーストライダーや、紀元前100万年のゴーストライダーなどもコミックには登場しています。

同じ日に不思議な投稿をした噂のゴーストライダー俳優さんたち。同時にスクリーンに登場する日は来るのでしょうか?

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は全シーズン、ディズニープラスで配信中です。

映画「ザ・マーベルズ」のブリー・ラーソンさんが写真を公開 ─ 「考察を始めてね」

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」で主演を務めるブリー・ラーソンさんが、自身のTwitterにとある写真を投稿し更新した事が話題になっています。その写真は「ザ・マーベルズ」のヒントになっているようで、ラーソンさんは考察するように促しています。

投稿ではブリー・ラーソンさんが「Villain Lovers Club」と書かれたシャツを着用し、ヴィランを演じると報じられているゾウイ・アシュトンさんが「Joy Division」と書かれたシャツを着用した写真が掲載され、「マーベルファン、考察を始めてね」とコメントが添えられています。

ゾウイ・アシュトンさんはコミックに少しだけ登場していたクリーのAel-Dan将軍を性別を変えて演じるのではないかと噂されていますが、今の所詳細は分かっていません。

アシュトンさんのシャツに書かれた「ジョイ・ディヴィジョン」は1970年代のイギリスのロックバンドのように思え、前作「キャプテン・マーベル」の主な時系列である1995年よりもさらに前の時代を現しているようです。

先日は主要撮影が終了したとも報じられた本作、キャロル・ダンヴァース、モニカ・ランボー、カマラ・カーンの3人の主人公はどのような物語を描いていくのでしょうか。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年2月17日 米国公開予定となっています。

映画「ブラックパンサー」シリーズ、ティ・チャラのリキャストを求めるSave T’Challa運動が拡大中、署名は4.5万人を突破

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー」などの主人公ブラックパンサー/ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンさんが2020年8月に亡くなり、その後、ディズニー及びマーベル・スタジオは同年12月に「ティ・チャラ役をリキャストしない」として、一時中断していた続編の制作を再開しました。しかし、2021年4月ごろからファンは「リキャストすべき」として署名活動を開始、当初の目標であった4万5000人の署名を突破したと、海外メディア Comicbook.com が報じました。

「ブラックパンサーとしてのティ・チャラの遺産は、チャドウィックで終わるのではなく、彼から始まるべきものです。彼が始めたことを続けてください」と、あるファンは、マーベルがボーズマンさんのキャラクターをMCUから書き出すことを再考するよう促す「ティ・チャラを再キャストせよ」「ティ・チャラを救え」キャンペーンの一環としてツイートしています。ファンは以前、ボーズマンさんの代わりではなく、「MCUにおけるティ・チャラの描写を継続するために役のリキャストを支持する」としてchange.org に請願を立ち上げています。

サイトでは「マーベル・スタジオがティ・チャラを外すなら、それは彼に自分を重ねていた観客(特に黒人の少年や男性)の犠牲の上に成り立つものです。それはまた、同様にこのキャラクターからインスピレーションを受けた何百万人ものファンも含みます」と、5万人近い署名が寄せられています。「リキャスティングをしないことで、最も人気のある、代表的な黒人スーパーヒーローの一人が、その遺産に追加する機会を阻害することになりかねないのです。伝説を殺す一番の方法は、彼らの物語を語るのを止めることです」、と説明しています。

2020年12月、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はこれまでボーズマンさんが演じてきたティ・チャラをリキャストしないと発表しました。これについて「故俳優の描写は象徴的で、マーベルの過去のどの媒体におけるキャラクターの再演も超越しているからです。チャドが築いてくれた遺産を尊重するために、ワカンダの世界と第1作で登場した豊かで多様なキャラクターたちを引き続き探求していきたい。」と述べていました。同様にマーベル・スタジオのエグゼクティブ・プロデューサーであるネイト・ムーア氏も「MCU 616ユニバースでは、ティ・チャラを見ることはできません。」と述べています。

現在は続編映画である「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」の制作が進められている他、ディズニープラスでのドラマシリーズの開発も発表されています。しかしディズニー及びマーベル・スタジオはティ・チャラのリキャストやCGによる再生を行わないと表明しているため、ファンはマーベル映画史上初の黒人スーパーヒーローの描写の機会が失われていく事を懸念しています。

チャドウィックさんの兄弟であるデリック・ボーズマンさんは、「チャドウィックはティ・チャラがMCUに継続することを望んでいただろう」TMZに語ったと報じられています。この事も後押しとなり、SNS上でも #RecastTchalla#SaveTchalla のハッシュタグをつけた投稿が増えています。

現在制作中の映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」はシュリ役レティーシャ・ライトさんの撮影中の怪我が原因でスケジュールが遅れているものの、来月から再開される事が報じられています。また、シュリが登場するシーン以外は全て撮影が済んでいるとも言われているため、少なくともこの映画は当初の発表どおりリキャストしないままで制作される見込みです。

この署名活動を受けて、今の所公式からはコメントはありません。これまでに報じられている噂などでは、今後はシュリやエムバクがブラックパンサーを一時的に引き継ぎ、ティ・チャラの息子が王として即位するまでを描くとも言われています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 に米国公開予定です。

ソース:“Save T’Challa”: Fans Urge Marvel to Recast Chadwick Boseman’s Black Panther

【噂話】ソニーはブラックキャット役にアニャ・テイラー=ジョイさんを望んでいるという

ソニー・ピクチャーズが開発に再度取り組んでいるという映画「ブラックキャット」のニュースが2021年6月に報じられて約半年。新たな情報が報じられています。ソニーは主人公ブラックキャット/フェリシア・ハーディ役にアニャ・テイラー=ジョイさんを考えていると、海外メディア Giant Freakin Robot ほか、数名のスクーパーが取り上げています。

ブラックキャットはコミックのスパイダーマンシリーズに登場するキャラクターで、「The Amazing Spider-Man #194」(1979年7月)に初登場しました。ブラックキャットは腕利きの快盗でしたが現在は改心し、クライムファイターや冒険家をしています。スパイダーマンの恋愛対象者の一人でもあります。

2014年の映画「アメイジング・スパイダーマン2」の段階で実写化が検討されており、「アメイジング・スパイダーマン2」にもフェリシティ・ジョーンズさん演じるフェリシア・ハーディが登場していました。しかし同作の成績が振るわず、計画は中止されたと報じられていました。

その後、2017年と2019年にも再始動が報じられていましたがいずれも情報は途絶え、2021年にまたもや再開発に取り組んでいると報じられました。

今月公開されたばかりの「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の記録的大ヒットを考えると今度こそ本当に実写化されるかもしれない、というのがファンの思いです。さらに、映画「モービウス」のトレーラーにはブラックキャットに関するイースターエッグも含まれており、こちらもファンの期待を煽る結果となっていますが、公式には「ブラックキャット」の製作発表はされていません。

今回のニュースで取り上げられたアニャ・テイラー=ジョイさんはFOX制作のX-MEN映画「ニュー・ミュータンツ」でマジック役を務めていますが、「ニュー・ミュータンツ」はその制作経緯上の問題から続編は絶望的と見られているため、ブラックキャットとしてマーベル映画に再登場する事はあまり問題ではないと考えられています。

ブラックキャットは単独映画でデビューするのか、ほかのSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)映画にカメオとしてデビューするのか、今後の情報には要注目です。

ソース:Exclusive: Anya Taylor-Joy Wanted For Black Cat Movie

映画「モービウス」のランタイムが明らかに

来月米国にて公開予定のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「モービウス」の公式ランタイムが明らかになった事が報じられています。米国の大手スクリーンチェーン Cinemark によると、映画のランタイムは1時間48分になるとの事です。

昨今のマーベル映画としてはやや短めに設定されていますが、先日劇場公開された「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」よりは少し長めになっています。本作にはマイケル・キートンさん演じるバルチャー/エイドリアン・トゥームスが登場する事が予告からも明らかになっていますが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)との関係性は今の所不明です。

本作の公式あらすじは以下のとおりです。

天才的な頭脳を持つ医師マイケル・モービウス。彼は幼いころから、治療の術がない血液の難病を患っていた。これまで多くの命を救いながらも、己の病を治癒する方法だけを見出せずにいたモービウスは、自らの身体に実験的な治療を施す。それはコウモリの血清を投与するという、危険すぎる治療法だった。そのまま姿を消したモービウスは、2か月後、ロングアイランド沖に座礁したコンテナ船に突如現れる。病で痩せ細った姿から一変、顔には血色が戻り、隆起した筋肉が全身を覆っていた。さらに、超人的パワーとスピード、そして周囲の状況を瞬時に感知するバットレーダーや飛行能力を手にしたモービウスだが、同時に彼の中で、抑えきれない〝血への渇望“が生まれる。やがて彼の身体に更なる変異が起こる…… このユニバースに生まれ堕ちた彼は、果たして善なのか、悪なのか──

映画「モービウス」は 2022年1月28日 米国公開予定、日本での公開は2022年内です。

ソース:Sony’s Next Spider-Man Spin-off, Morbius, Receives Official Runtime

マーベル・スタジオは20以上の未発表プロジェクトを進行中と報じられる

2008年公開の映画「アイアンマン」から2021年の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」までの間に、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は映画27作品とディズニープラスシリーズ5作品が制作、公開されました。そんな中、海外スクーパーの Murphy’s Multiverse によると、マーベル・スタジオはさらに20以上の未発表プロジェクトを進行中だと言います。

現在は2022年内に7作品程度、2023年以降に10作品以上が正式に発表されていますが、それらとは別に未発表タイトルが21本動いていると同アカウントはツイートしています。

別のユーザーからは「アイデア程度の作業も始まっていないタイトルでは」というツッコミが投稿されるも「それらの段階はもう終えているプロジェクトの数だ」と断言しています。

2021年の夏にはディズニープラスシリーズとして未発表の作品が9本あるとも報じられているため、約半数は映画プロジェクトとして動き出していると見られます。これらの中には未だ正式発表のない「X-MEN」や、続編があると考えられている「エターナルズ2」などが含まれている可能性がありそうです。

マーベル・スタジオの次なる最新映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月6日 米国公開予定となっています。