映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、ポーラ・ニューサムさんの役割が明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に出演するポーラ・ニューサムさんの役割が判明したと、海外メディア ONE TAKE NEWS が独占情報として報じました。車内からピーターを見つめるシーンがトレーラーに登場していたニューサムさんは、これまでにMJの母親役、マイルズ・モラレスの母親などの噂が出ていました。

※これより先はネタバレを含む可能性があります。ご注意ください。

この先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレを含んでいます。

記事によると、ポーラ・ニューサムさんはM.I.T.のアドミニストレータを演じるとの事。映画の中で、ピーター、MJ、ネッドはM.I.T.に応募しますが、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でミステリオがピーターの正体を明かしたことで注目を浴び、入学を拒否されてしまいます。ドクター・ストレンジがピーターの秘密の正体を忘れさせるために試みた呪文が失敗に終わった後、ピーターはニューサムのキャラクターを見つけ出し、彼女や他のM.I.T.のスタッフの心を変えようと決心します。そして、空港に向かう途中、交通渋滞に巻き込まれた彼女を見つけ、その様子が予告編で紹介されています、と記事は伝えています。

今回の報道どおりならニューサムさんの役柄について、多くのメディアやファンの予想は大きくハズレている事になるようです。

トレーラーを鵜呑みにするのであれば、その後ドクター・オクトパスたちと遭遇する事になるようですが、ピーター達は希望通りM.I.T.に進学出来るのでしょうか?

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Paula Newsome’s Role in ‘Spider-Man: No Way Home’ Revealed (Exclusive)

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、主演トム・ホランドさんが「うまく行かない」と思っていた事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のジョン・ワッツ監督と主演のトム・ホランドさんが、海外メディア EMPIRE とにインタビューに応じました。その中で、トム・ホランドさんはこの映画の話を聞いた時に「うまく行かない」と思ったことを明かしています。

ホランドさんは、最初にアイデアを聞かされたときの事を思い出し、次のように述べました。

最初にアイデアを聞かされたとき、「すごい、これが成功したら最高だな」と思いました。でも、「こんな事うまくいくわけがない。全員がやるべきことをやることはできない、実現しないだろうな」と思っていました。でも、実際に起きたんです。それは信じられない事です。

今作には過去の映画のスパイダーマン、トビー・マグワイアさんやアンドリュー・ガーフィールドさんが再登場する噂や、シニスター・シックス登場の噂、ヴェノムとの接続の噂などがありますが、それらが実際に起きるとなれは、ホランドさんの言うようになかなか信じられない事です。

また、ジョン・ワッツ監督は今作がどのぐらい野心的な作品なのかを問われると、「これはスパイダーマン:エンドゲームのようなものです(笑)」と回答しました。

第1弾トレーラーはクラシックなファンにも刺さる内容のものでしたが、まだまだその秘密の全貌をうかがい知ることは出来ていません。第2弾トレーラーの公開にも注目が集まっています。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Spider-Man: No Way Home Is ‘Spider-Man: Endgame’, Says Director Jon Watts – Exclusive Images

ジェームズ・ガン監督、映画「ガーディアンズ3」、ダニエラ・メルシオールさんキャスティングの噂を否定

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のジェームズ・ガン監督が、先日報じられたダニエラ・メルシオールさんのキャスティングに関する噂を否定しました。ダニエラさんはドラックスの娘ムーンドラゴン役として映画に参加すると報じられていました。

ジェームズ・ガン監督は記事を引用しつつ、短く「FALSE」と噂を否定するツイートをしています。

ダニエラ・メルシオールさんはガン監督が制作したDCコミックスの実写映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」でともに仕事をしており、先日メルシオールさんが公開した丸坊主姿がムーンドラゴンにそっくりだとも話題になっていました。

海外メディア The Direct では、ガン監督が否定したにも関わらず、メルシオールさんは9月に「Assassin Club」の撮影を終えた後、他に公開されているプロジェクトがなく、丸坊主になる理由が見つからないとも伝えています。

また、ガン監督はファンからの「Vol.3にスーサイド・スクワッドのキャストメンバーはいますか?」との質問に「たぶん」と回答し、新たな予想合戦も始まっています。

Vol.3に関して先日はウィル・ポールターさんがアダム・ウォーロック役にキャスティングされた事が判明し、ガン監督が認め、ポールターさんがコメントをしました。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」は2022年ディズニープラスで配信予定、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

スパイダーマンがMCUに登場した経緯が明らかに ─ ソニーP「泣いてケヴィン・ファイギを追い出した」

マーベル・スタジオの歴史を記した公式本「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」にてソニー・ピクチャーズが権利を所有するスパイダーマンがどのようにしてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に登場する事になったのかが明かされました。その中でソニーのプロデューサー、エイミー・パスカルさんが泣いていた事が記されていました。

書籍ではスパイダーマンの新たな映画を制作するにあたって、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長とソニー・ピクチャーズのプロデューサーであり映画グループの会長であるエイミー・パスカルさんとの間で行われた会議の様子が紹介されています。

スパイダーマンをどのように扱いたいかを十分に理解した上で、ファイギはパスカルとのランチに臨みました。しかし、自分の提案に対するパスカルの反応は予想外だったようです。打ち合わせは、ソニーの彼女のオフィスで行われました。予想通り、パスカルは、ソニー・ピクチャーズの「アメイジング・スパイダーマン3」の制作に、ファイギがクリエイティブな面でもっと直接関わってほしいという強い要望を、時間をおかずに述べました。パスカルは、自分のチームが現在持っているアイデアに興奮し、ファイギに最新のドラフトを送ると伝えました。彼女が持ち込んだおいしいサンドイッチの半分くらい食べたところで、「エイミー、公平に見て、これはうまくいかないよ」と言ってしまったんだ」とファイギは語ります。

ファイギ社長が今後のキャラクターについてまるで異なる展望を持っている事に対して、パスカルさんは「どうして私たちにやらせてくれないの?」と主張したと言います。

「私達は以前に一緒にスパイダーマンの映画を作った。しかし私はそこで特に役に立ったようには思いません」。しかし、ファイギはそれだけではなく、次のような対案を持っていました。「私が知っている唯一の方法は、何でも完全にやってしまうことです。だから、私たちに任せてみませんか?スタジオが2つあるとは思わないでください。また、他のスタジオに権利を返すことも考えないでください。権利の持ち主が変わるわけではありません。お金の流れも変わりません。ただ、私たちに制作を依頼してください。DCがクリストファー・ノーランとやったようなふりをすればいいのです。私たちがノーランだとは言いませんが、これをうまくやっている制作会社があることは確かです。その制作会社と契約して映画を作ればいいんだ」と。 パスカルは驚きました。

パスカルさんは最初、これの提案にかなり動揺したものの、すぐにファイギ社長のアイデアの良さを理解するようになったと言います。

「最初は超憤慨しました」と彼女は認めます。「泣き出して彼をオフィスから放り出したのか、サンドイッチを投げつけたのか、どちらだったかはわかりません」。その後、彼女はよく考えるようになりました。「『スパイダーマン』の5作目までは、私たちは何も新しいものを提供していませんでした。正直に言うと、私たちは人と違うことをしようと必死になっていたし、人と違うことをするべきではない場所にまで行っていたのです。私たちはもう新鮮ではありませんでした」

最終的には、お互いのスパイダーマンへの愛情とパスカルさんの譲歩が船を正すことになりました。

パスカルは次のように続けています。「幸運なことに、ケヴィンと私はピーターへの愛情という点で同じ場所から来ました。ケヴィンとは、サム・ライミ監督の頃からスパイダーマンの映画で一緒に仕事をしてきました。彼はミーティングに来て、みんなにコーヒーを飲ませ、何年も一言もしゃべらないんです。だからこそ、誰かを愛することができるのです。なぜなら、その人が口を開いたときに、これまで大きなことを考えていて、本当に頭がいいのに、話すのを聞いたことがないのだと気づくからです。」

パスカルさんは、翌日のランチの後、ファイギ社長を呼び戻しました。彼女の頭の中には、ソニーとマーベル・スタジオとのコラボレーションというコンセプトが残っていました。MCUでスパイダーマンをどうするかという彼の具体的な考えを聞いた後、彼女は次のように述べています。「他のヒーローが何でも持っていて、ピーターは何も持っていないという世界にスパイダーマンを立たせるというアイデアは、ピーターのストーリーを語る上でまったく新しい方法でした。私は『悔しいけど彼は賢い』と思いました」と語っています。

こういった経緯で「アメイジング・スパイダーマン3」はキャンセルされ、MCUの「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にてMCUデビューしたスパイダーマン/ピーター・パーカーの新たな物語が描かれる事になったとのことです。

その後、また両者の間に喧嘩があった事も報じられましたが、今はまた強固なパートーナーシップを築き上げ、新たな物語に向かって前進しているようです。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Spider-Man Producer Cried During First MCU Conflict With Kevin Feige

ロバート・ダウニーJr.さんもベネディクト・カンバーバッチさんもヴィラン役で話し合われていた ─ 公式本で明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の誕生の舞台裏を見ることが出来るマーベル・スタジオ監修の公式ブック「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」がエイブラムス・ブックスより2021年10月19日に発売され、そこからアイアンマン役のロバート・ダウニーJr.さんとドクター・ストレンジ役ベネディクト・カンバーバッチさんに関する新たな裏話が明らかになりました。

本の中で2008年公開の映画「アイアンマン」のジョン・ファブロー監督が以下のような発言をしている事が掲載されています。

マーベルはドクター・ドゥームを演じてもらうために、以前にロバート・ダウニーJr.と面会していました。

ドクター・ドゥームということは2005年公開の映画「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」への出演交渉だったと推測されます。もしこの交渉が成立していれば、「シビル・ウォー」よりも先にロバート・ダウニーJr.さん対クリス・エヴァンスさんが描かれていた事になりそうです。

また、ドクター・ストレンジを演じたベネディクト・カンバーバッチさんに関して、2013年公開の映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」のマレキス役で話が進んでいたことも明かされています。

カンバーバッチさんのコメントとして次のように掲載されています。

トム・ヒドルストンのようにMCUで成功している友人もいて、私も他の人と同じように、テーマやユーモア、映画のスケール感、スペクタクル感に酔いしれていました。しかし、私はコミックに夢中になって育ったわけではありません。コミックの世界よりも映画の世界の方がよく知っていました。

最終的にはカンバーバッチさんのマレキス役起用は見送られ、クリストファー・エクルストンさんが起用されて映画は制作されました。

さらに、2012年公開の映画「アベンジャーズ」ではゾーイ・デシャネルさん演じるワスプがデビューする予定があったことなどもジョス・ウェドン監督によって明かされています。

数々の裏話と共にマーベル・スタジオの歴史を綴ったスタジオ監修の公式ブック「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」はAmazonや紀伊国屋などの大型書店で購入可能ですが、洋書扱いであり、日本語版の発売はアナウンスされていません。

映画「エターナルズ」の新たなトレーラー”Cape”が公開

来月公開予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の新たな予告「Cape」が公開されました。以前のトレーラーにも含まれていたイカリスとスーパーマンの違いについてのシーンの他、もうひとりのケープの持ち主についても言及されています。

セルシが大型車両を分子変換してしまう様子を見たデインは「君はウィザードなのか?ドクター・ストレンジのような?」とつぶやいています。これに対してセルシは「超普通だわ」と応えています。

以前にドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ではサムが「ドクター・ストレンジはウィザード」と主張したことに対してバッキーは「彼はソーサラーだ」とツッコミを入れるやり取りが展開されましたが、そのオマージュになっているのでしょうか。

「エターナルズ」の公式あらすじは以下のとおりです。

数千年にもわたり、宇宙的規模の“脅威”から人類を守り続けてきた者たちがいた。
彼らの名は、エターナルズ──。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、地球に再び想像を絶する“脅威”が迫っていた。
その時、数千年の時を経て、エターナルズが人類の前に姿を現す。
地球滅亡まで彼らに残された時間は、あと7日……。
タイムリミットが迫る中、彼らは世界中に散らばった仲間たちと結集し、人類を守ることができるのか。
そして彼らを待ち受ける<衝撃の事実>とは……。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソニーが2023年公開予定の映画に2本のスパイダーマンスピンオフを追加

ソニー・ピクチャーズが2023年に公開予定の映画として新たに2本のスパイダーマンスピンオフ映画を追加したと報じられました。SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のシリーズ作品と見られています。この情報は The Hollywood Reporter のアーロン・カウチ氏によってツイートされました。

氏によると、2023年6月23日と10月6日に新たなスピンオフが劇場でデビューする予定との事。

2023年1月13日にはアーロン・テイラー・ジョンソンさんの「クレイヴン・ザ・ハンター」が公開予定となっており、そこにさらに2本のSSU映画が加わることになるようです。

この2本のスピンオフが、以前より制作が進んでいるとされているスパイダーウーマン関連のものになるのか、あるいは既存の映画の続編、つまり「スパイダーマン4」、「ヴェノム3」、「モービウス2」などになるのかは不明となっています。

新型コロナウイルスの影響による遅延で、発表以降ヴェノムしか動きのなかったSSUですが、2023年には3本の映画で大きく動き出すのかもしれません。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、3人のスパイダーマンが揃うのか? ソニーの新たなツイートが話題に

ソニー・ピクチャーズが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にまつわる噂の中で、最も注目を集めているのが過去の映画のスパイダーマンを演じたトビー・マグワイアさんとアンドリュー・ガーフィールドさんが登場するのかどうかというもの。ソニー・ピクチャーズUKのTwitterアカウントがこの噂をからかうようなツイートをし、話題を呼んでいます。

海外メディア Empire Magazine の12月号の宣伝に返信する形で、ソニー・ピクチャーズUKは3匹のクモの絵文字を投稿しました。

ファンの間ではこれがたまたま3つ投稿してしまっただけなのか、トム・ホランドさん、トビー・マグワイアさん、アンドリュー・ガーフィールドさんの3人を暗示しているのか、あるいは映画に登場しないのにほのめかしてからかっているのか、様々な議論を呼んでいます。

主演のホランドさんは今作について「私たちは皆、「ノー・ウェイ・ホーム」をひとつのフランチャイズの終わりと考えていました。もし、幸運にもこのキャラクターたちに再び触れることができたら、まったく違うバージョンを見ることになると思います。もはや「ホームカミング」の3部作ではなくなるでしょう。」と語っています。

第1弾トレーラーの公開以降は特に情報公開がない本作ですが、海外スクーパー達によると、11月に第2弾が公開される見通しのようです。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ハリー・スタイルズさんが映画「エターナルズ」でMCUに参戦

音楽家であり映画「ダンケルク」(2017年)で俳優デビューを果たしたハリー・スタイルズさんがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に参加したと各種メディアが報じました。交際中のオリヴィア・ワイルド監督の「Don’t Worry Darling(原題)」やエマ・コリンさんと共演した「My Policeman(原題)」に出演するなど、最近俳優として目覚ましい活躍を見せているスタイルズさんですが、ついにMCUデビューを果たすようです。

※これより先はネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

このニュースは10月18日(月)に行われた映画「エターナルズ」のワールドプレミアで発覚しました。マーベル・スタジオからはネタバレしないでとの注意がアナウンスされていましたが、スタジオの注意喚起も虚しく、ニューヨーク・ポストのような大手でさえこの話題を取り上げてしまったため、当ブログでもネタバレ注意として取り上げることにしました。

当日、ワールドプレミアに出席した雑誌「バラエティ」の記者マット・ドネリー氏が「ハリー・スタイルズがMCUに加わった。サノスの弟エロス役だ」とツイートしました。

スタイルズさんの詳細については明らかにされていませんが、今後のMCU映画にサノスの弟エロスとして登場すると見られています。エロスはコミックでは重要なキャラクターの一人でしたが、当初公開されていた10人のエターナルズの中にエロスの姿はなく、コアなコミックファンは「あれ?エロスは出ないの?」と疑問を持っていましたが、やはり登場する運びとなるようです。

コミックのエロスは別名スターフォックス。エターナルズの一人で、アベンジャーズに所属したこともあるヒーロー。自由奔放な正確で、両親から忌み嫌われたサノスにさえも比較的寛容で、サノスに対する殺意や憎悪はなく、親戚づきあいをするキャラクターです。

訓練を好まない自由な性格から他のエターナルズより戦闘力は低いとされていますが、ギリシャ神話の性と愛の神エロースのベースになったとされるエロスは周囲の人々に幸福感を与える特殊な力を持っています。また、特定の人物同士の心をつなぎ、感情や気持ちを互いに感じさせることが出来ます。

MCUのサノスの家族は養女のガモーラとネビュラが描かれていただけでしたが、コミックでは惑星タイタンの統治者としてサノスの祖父クロノスや父メンターが描かれており、エロスもその家族の一人でした。また、サノスはインヒューマンズの女性との間には実子となる息子セインを設けているなど、MCUのサノスと違って孤独な暴君ではありませんでした(暴君なのは変わりませんが)。

「エターナルズ」に登場するアンジェリーナ・ジョリーさん演じるセナはサノス、エロス兄弟にとっていとこにあたる存在であり、今作、あるいは今後の作品でセナやエロスの視点からサノスの描かれていない側面が描かれるのかもしれません。

「エターナルズ」の公式あらすじは以下のとおりです。

数千年にもわたり、宇宙的規模の“脅威”から人類を守り続けてきた者たちがいた。
彼らの名は、エターナルズ──。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、地球に再び想像を絶する“脅威”が迫っていた。
その時、数千年の時を経て、エターナルズが人類の前に姿を現す。
地球滅亡まで彼らに残された時間は、あと7日……。
タイムリミットが迫る中、彼らは世界中に散らばった仲間たちと結集し、人類を守ることができるのか。
そして彼らを待ち受ける<衝撃の事実>とは……。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

映画「エターナルズ」エイジャック役サルマ・ハエックさん、MCUデビューをフューリーとデッドプールに隠していたと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」でエターナルズのリーダー的存在エイジャックとしてデビューするサルマ・ハエックさんが Phase Zero Podcast に出演し、キャスティングが決まった当時、友人のサミュエル・L・ジャクソンさんとライアン・レイノルズさんに秘密にしていた事を明かしました。

ハエックさんによると、当時はデッドプール3の制作が発表され、レイノルズさんのMCUデビューが決まった頃だったと言います。

それまでデッドプールは(MCUに)入っていなかったけど、その時は決まった直後で二人はお互いに質問していました。ライアンが入ってきて、サムが専門家で、私はただ聞き役に徹して、少しずつ質問して、MCUについて学ぼうとしていました。

私は自信を持って座っていたわけではありません。自慢したくてたまらなかったんです。私は彼らにどうしても知ってもらいたかった。笑顔ではなかったと思います。この2人に言ったらクビになるんじゃないかとビクビクしていました(笑

ところがある日、ジャクソンさんがハエックさんの秘密に感づいたと言います。

ある日、サムと一緒に座って、(MCUの)話をしていた直後に、彼が「それで、スタジオは君にいくら払うつもりなんだい?」と言いました。私は「何の話?」と言いましたが、サムは「いいじゃないか。僕と君の仲だし、君はマーベルの映画に出ていて、言うなと言われたから言いたくないんだろう。大丈夫だよ、僕はファミリーの一員だから」と。信じられないことでした!自慢したくて緊張している私を気遣ってくれたんです。

ハエックさんが友人であり、MCU俳優でもある二人にすら秘密にしようとしたのは、影にネタバレ対策チームが潜んでいるからかもしれません。ドラマ「シークレット・インベージョン」に出演するキングズリー・ベン=アディルさんやエミリア・クラークさんが、以前に「なにか話すと怒られる」と対策チームの存在をほのめかしていました。

MCUがフェーズ4に入り、エイジャックとしてデビューするサルマ・ハエックさん、そしてデッドプールとしてデビューするライアン・レイノルズさんが、フェーズ1の頃からニック・フューリーを演じているサミュエル・L・ジャクソンさんにあれこれ聞くのは秘密保持のためにはうってつけかもしれません。

ジャクソンさんは映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」公開前のインタビューにて「キャプテン・マーベルは単独でタイムトラベルが出来る数少ないヒーローの一人」ととんでもないネタバレ爆弾を放り投げた事が当時取り沙汰され、ファンやメディアは大混乱しましたが、後にこれが嘘であった事も判明。キャプテン・マーベルを演じるブリー・ラーソンさんですら「あ、私が聞いちゃいけない事なのでは」と騙されたとも明かしていました。

3人の友人が同じスクリーンでクロスオーバーする機会が訪れるかどうかは分かりませんが、まずはそれぞれのシリーズである「エターナルズ」、「シークレット・インベージョン」、「デッドプール3」を楽しむ事になるようです。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:Why Salma Hayek Lied to Deadpool’s Ryan Reynolds About Marvel’s Eternals Role