コミック「X-MEN」に新たなキャプテン、「キャプテン・クラコア」が誕生

現在展開中のコミックシリーズ「X-MEN」の6号にてキャプテン・クラコアというキャラクターが登場する事が発表されました。ミュータント独立国家クラコアにおいてのキャプテン・アメリカとなるようでですが、その正体や能力などは未知数となっています。

公式概要によると、「キャプテン・クラコアに何が起こったのか?X-MENに新しいヒーローが現れた。彼は何者なのか?なぜ彼はここにいるのか?そして、なぜサイクロップスは彼をチームに入れたくないのか?」ということで、X-MENのリーダー、サイクロップスとは何やら相容れない様子。

©MARVEL

「X-MEN」#6はライターのゲリー・ドゥーガンさんとアーティストのペペ・ララズさんによって描かれる事になります。

ドゥーガンさんは、「クラコアのヒーローたちは、自分たちの故郷の惑星にもう一つの贈り物を持っている。クラコアの海岸から来た無私のヒーローは、死ぬまで地球を守るだろう」とコメントしています。

マーベル・コミックは、ミュータントが初めてX-MENの新メンバーを選出したヘルファイア・ガラの後、X-MENの継続シリーズを再スタートさせました。X-MENは、クラコアの設立以来、ほとんど放棄していたスーパーヒーローの役割に戻ってきました。チームには、サイクロップス、マーベルガール、ローグ、ポラリス(X-MENファン投票で優勝)、シンク、ウルヴァリン(ローラ・キニー)、サンファイアなど、ベテランのX-MENと若いミュータントが混在しています。

コミック「X-MEN」#6 は 2021年12月 発売予定です。

ソース:The X-Men Are Getting Their Own Captain America

スパイダーマンのコミックデビュー作が約4億円で落札、コミックオークションの最高額を記録

米国時9日木曜日にアメリカのテキサス州で開催されたオークションで、コミック「アメイジング・ファンタジー No.15」が360万ドル(約4億円)で落札された事を、開催元の Heritage Auctions がアナウンスしました。1962年に刊行されたこのコミックはスパイダーマンのデビュー作品であり、保存状態が極めて良かった事から高値が付いたとのことです。

当時12セントで販売されていたこのコミックは、スパイダーマンのデビュー以降着々と人気を高めた結果、3000万倍の価格に達しました。

これまでのコミックオークションの最高落札額は1938年に刊行されたスーパーマンのデビュー作で325万ドルを記録していましたが、今回スパイダーマンがそれを塗り替えることになりました。

スーパーマンのコミックは11月18日から19日にかけて、再びHeritageで競売にかけられ、記録に再挑戦する予定との事です。

ソース:Spider-Man’s First Appearance In Amazing Fantasy #15 Sells For Record-Setting Comic Book Price Of $3.6 Million

マーベル×ウルトラマン新作「ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン」が発表

マーベルがウルトラマンの新シリーズ「ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン」を発表しました。先日開催されたイベント「ウルトラマン・コネクション・ライブ:ウルトラマン・デイ」の「ウルトラマン・コネクション」パネルにて発表され、「ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン」及び「ザ・トライアルズ・オブ・ウルトラマン」に続いて発売されるウルトラマンシリーズ最新作となります。

ライターのカイル・ヒギンズさんとマット・グルームさんによると、1960年代に失踪したモロボシ・ダンとウルトラセブンの行方、そして怪獣とUSPにまつわる既存の謎をさらに深めるものだと説明しました。

また、このシリーズでは「ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン」#1に掲載されているオリジナルのウルトラQバックアップストーリーのキャラクターが、ウルトラマン、ウルトラセブン、さらには帰ってきたウルトラマンのストーリーと相互につながっていくとの事です。

シリーズは2022年初頭より発売される予定。

シリーズの編集者であるトム・ブレヴォート氏は、日本の人々がスパイダーマンを認識するように、多くの人々がポップカルチャーの浸透によってウルトラマンを象徴的なキャラクターとして認識するようになったが、欧米では必ずしも適切な紹介がなされていないと述べています。また、ウルトラマンを知っているファンにとっては真実味があり、ウルトラマンを知らない人にとってはウルトラマンの特徴や面白さをきれいに紹介できるようなオリジナルのウルトラマンシリーズを作ることの難しさについても語っています。また、セブルスキー氏は、日本に滞在した際に、ウルトラマンというキャラクターがいかに重要な存在であるかを目の当たりにし、このユニークな影響力を持つキャラクターをアメリカの読者に伝えたいと考えたと語りました。

ヒギンズさんは、ウルトラマンとマーベル・コミックスのキャラクターの共通点と相違点について「人間には根本的な欠陥があり、それを改善するのがヒーローであるという考えは共通していますが、それを教えてくれるスケールが違うのです」と述べています。「トニー・スターク(アイアンマン)のようにダークミラーに映るのは、個人の欠点を示すのに役立つが、ウルトラマンの怪獣は人類全体の闇を表している」ヒギンズさんは考えているとの事。また、「あのバックアップは偶然の産物ではありません。思いもよらない形で物事が集まってくるが、それは偶然ではありません」とファンにヒントを与えました。

「ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン」#1は 2022年 より発売予定です。

ソース:公式サイト

「ミズ・マーベル」のドラマとのタイ・アップコミックの発売が3ヶ月延期を発表

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」とのタイ・アップとして企画されていたコミック「Ms.Marvel: Beyond the Limit」の発売が3ヶ月の延期となることが発表されました。

ライターのサミラ・アーメドとアーティストのアンドレス・ジェノレによって描かれるこの5冊に渡るシリーズは、今年の6月に2021年9月15日にデビューすると発表されましたが、マーベルコミックスは小売店に対し、シリーズの発売を3カ月延期し、新たに12月1日にデビューすることを通知しました。延期の理由については明かされていません。

本作ではシカゴにある彼女のいとこの研究室で起きた異次元の爆発により、彼女の世界が「逆さまに・・・ボリウッドのセットになってしまう」カマラを描くという。この爆発により、主人公の力も失われ、彼女は何が起こっているのかを解明するために時間との戦いに挑むことになるとの事。

©2021 MARVEL

この本が発表されたとき、アーメドさんは「初日から参加しているファンの皆さんは、私たちがどのように彼女の力で遊び、それを探求し、さらにそれを押し広げていくかを見るのが好きでしょう。ネタバレはしたくありませんが、彼女の力の源とそれが何を意味するのか、いくつかの疑問が出てくるでしょう。おなじみの顔ぶれやファンのお気に入りだけでなく、新しい顔ぶれも登場するでしょう」と述べています。

コミックの延期に伴うドラマの配信スケジュールに関する発表は今の所ありません。

先日、マーベル・スタジオのEPであるヴィクトリア・アロンソ氏が「2021年にホークアイとミズ・マーベルをお届けする」と約束しましたが、ホークアイの配信が11月24日に決まった事を考えると2021年は残りわずかとなり、アロンソ氏の約束が履行されるかどうかは不明となっています。

コミック「Ms.Marvel: Beyond the Limit」は2021年12月1日発売予定、ドラマ「ミズ・マーベル」は2021年内にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Ms. Marvel: Beyond the Limit delayed three months

漫画界のアカデミー賞「アイズナー賞」で「マーベルズ・ストームブレイカーズ」の桃桃子さんがベストカバーアーティストを受賞

アイズナー賞2021において、「マーベルズ・ストームブレイカーズ」にも選ばれた Peach Momoko こと桃桃子さんがベストカバーアーティスト賞を受賞しました。桃子さんはマーベルが2020年10月に発表した次世代のコミックアーティスト「マーベルズ・ストームブレイカーズ」の一期生で、キャプテン・マーベルやエターナルズ、スパイダーマン、エアロなどのヴァリアントカバーで人気を博しました。

他にも日本人女性アメコミユニットのグリヒルがアートを担当した「スーパーマン・スマッシュズ・ザ・クラン」が最優秀子供向け出版(9~12歳)及び最優秀コミカライズ作品を受賞し、伊藤潤二さんが最優秀アジア作及び最優秀ライター/アーティストを受賞しました。

「アイズナー賞」は「漫画界のアカデミー賞」とも称され、過去には手塚治虫さんや、「20世紀少年」の浦沢直樹さんらも受賞しています。

桃子さんが描くコミック「デーモン・デイズ:カースド・ウェブ」#1は 2021年9月1日 発売予定です。

ソース:2021 Eisner Award Winners Include Black Widow, Jimmy Olsen, Usagi Yojimbo

コミック「エターナルズ:セレスティア」でエターナルズと紀元前のアベンジャーズが激突!

マーベルは新たなワンショット「エターナルズ:セレスティア」を発表しました。これまでのコミックでは男性として描かれていたアジャクとマッカリが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版と同様に女性へと変更され再登場する本作は、ライターのキーロン・ギレン氏とアーティストのエッサド・リビック氏によって描かれ、エンシェント・アベンジャーズと激突することになるとの事。

公式概要によるとは以下のとおりです。

自分たちの存在の真実が明らかになった今、アジャクとマッカリは断片を拾い集め、進むべき道を探さなければならない…。それがどんなに恐ろしいことであっても、自分たちの選択が他のエターナルたちに取り返しのつかない衝撃を与えることであっても。そして、紀元前100万年前のアベンジャーズはどのように関わってくるのでしょうか?

「エターナルズを開発するにあたり、アジャクとマッカリは私が最も興奮していたキャラクターでした」とギレン氏は語ります。「アイデアはたくさんありました。問題は、彼らがいかに魅力的で、面白くて、純粋に心を打つ奇妙なカップルであるかを示すのに十分なスペースを与える方法で、彼らを紹介する場所を見つけることでした。言うまでもなく、ここがそのスペースです。ケイ、エサド、そして私が彼らと一緒に作ったものをお見せするのが待ち遠しいです。また、紀元前100万年前のアベンジャーズにも挑戦しています。正直に言うと、マンモスの背中に乗ったゴーストライダーを初めて見たときは、”これをやりたかった、ありがとう”と思ったよ。」とコメントしています。

今作でエターナルズと戦うと予告されたエンシェント・アベンジャーズはコミック「Marvel Legacy #1」 (2017年)に初登場した、紀元前100万年前のアベンジャーズ。ソーサラースプリームのアガモット、最初のブラックパンサー、ゴーストライダー(燃えるバイクではなく、燃えるマンモスに乗る)、アイアンフィスト(ファン・フェイ)、フェニックス(ファイアヘア)、オーディン・ボーソン、スターブランドなどがメンバーのヒーローチームです。

©2021 MARVEL

コミック「エターナルズ:セレスティア」は 2021年10月6日 発売予定です。

ソース:マーベル公式ページ

ブラックキャットやブラックウィドウがキャプテン・アメリカに! ─ キャップ80周年ヴァリアントカバー第2弾が公開

マーベル・コミックスは、2021年7月に「キャプテン・アメリカ」80周年記念のヴァリアントカバーを8種類発行する事を発表しました。前回公開されたアイアンマン、スパイダーウーマン、マイルズ・モラレス、ムーンナイトの4種類に続いて、新たにブラックウィドウ、ブラックキャット、ヴァルキリー、ファンタスティック・フォーが公開されました。

今回公開されたのはレイニル・フランシス・ユー氏とサニー・ゴー氏が描くブラックキャット、マーク・ブルックス氏が描くブラック・ウィドウ、テリー・ドッドソン氏とレイチェル・ドッドソン氏によって描かれるマイティ・ヴァルキリー、ニック・ブラッドショー氏とレイチェル・ローゼンバーグ氏によるファンタスティック・フォーとなっています。

©2021 MARVEL

リリーススケジュールは以下のとおりです。

7月14日
・アイアンマン #10
・スパイダーウーマン #13
7月21日
・ムーンナイト #1
・マイルズ・モラレス:スパイダーマン #28
7月28日
・ブラック・キャット #8
・ファンタスティック・フォー #34
・ブラック・ウィドウ #9
・ザ・マイティ・ヴァルキリー #4

「キャプテン・アメリカ」80周年記念ヴァリアントカバーは7月14日より発売です。

ソース:Fantastic Four reimagined for Captain America 80th anniversary

アイアンマンやスパイダーウーマンがキャプテン・アメリカに! ─ キャップ80周年を祝したヴァリアントカバーが公開

マーベル・コミックスは、2021年7月に「キャプテン・アメリカ」80周年記念のヴァリアントカバーを8種類発行する事を発表しました。今回はアイアンマン、スパイダーウーマン、マイルズ・モラレス、ムーンナイトの4種類が公開されています。

7月14日発売予定の「アイアンマン #10」はスティーブ・マクニーブンさんとフランク・ダルマタさん、「スパイダーウーマン #13」はジョン・キャサディさんとデイブ・スチュワートさんによって描かれています。

©2021 MARVEL

7月21日発売予定の「ムーンナイト #1」はペペ・ララスさん、「マイルズ・モラレス:スパイダーマン #28」はイバン・コエロさんによって描かれています。

©2021 MARVEL

7月14日
・アイアンマン #10
・スパイダーウーマン #13
7月21日
・ムーンナイト #1
・マイルズ・モラレス:スパイダーマン #28
7月28日
・ブラック・キャット #8
・ファンタスティック・フォー #34
・ブラック・ウィドウ #9
・ザ・マイティ・ヴァルキリー #4

「キャプテン・アメリカ」80周年記念ヴァリアントカバーは7月14日より発売です。

ソース:Spider-Man reimagined as Captain America for 80th Anniversary variant covers

ジェームズ・ガン監督、マーベルとDCのクロスオーバー映画について話し合った事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズやDC映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」のジェームズ・ガン監督が、マーベルとDCのクロスオーバー映画について両スタジオと話し合った事を明かしました。

ファンから「マーベルとDCの大ヒットクロスオーバーの可能性はないのですか?」と質問されたガン監督は、以下のように述べています。

マーベルとDCの両方の上層部の人たちと何気なく話したことがあります。ぜひ実現してほしいと思っています。可能性が高いとは思いませんが、不可能だとも思いません。

しかし、ガン監督はクロスオーバーのためのクロスオーバーを作るのは好きではないと付け足しています。

多くの人々が、特定の映画の実際のストーリーやキャラクターよりも、クロスオーバー、カメオ、参照、ポストクレジットシーンに興味を持っているように見えることに、私は時々、不愉快さを感じます。映画を作るとき、私は99.9%の時間をストーリーとキャラクターについて考え、残りの0.1%の時間を費やしています。

コミックではマーベルとDCのクロスオーバーはすでに行われています。1976年3月にマーベル・コミックスとDCコミックスが共同で出版した「スーパーマン対アメイジング・スパイダーマン」というコミックを初めとして、その後何度かクロスオーバーが行われています。

ライバル関係にある2つのコミック会社間のクロスオーバーでより有名なのは、1996年と2003年に両社が共同で出版した「DC vs. Marvel」と「JLA/Avengers」です。これらのクロスオーバーにおける象徴的な場面の例としては、ワンダーウーマンがソーのハンマーを持ち上げたり、ダークサイドがインフィニティ・ガントレットを装着したことが挙げられます。

ガン監督の言うように映画でのクロスオーバーも不可能ではないと言えますが、現実的にはかなり難しいのは間違いありません。マーベルもDCも今現在実写の世界を拡張している最中であり、いつの日かキャプテン・アメリカとスーパーマンがスクリーンで戦う事を願いつつ、まずは発表されている作品群を楽しむのがよさそうです。

桃桃子さんが描く新たなワンショット「デーモン・デイズ:カースド・ウェブ」が発表

マーベルはピーチモモコ(桃桃子)さんが描く和風ホラーを取り入れたシリーズ「デーモン・デイズ」の新たなワンショット、「デーモン・デイズ:カースド・ウェブ」を発表しました。マーベルの注目すべきアーティスト「ストームブレイカーズ」に選ばれた桃子さんが引き続き担当し、ゴースト・スパイダー、ミスティーク、セイバートゥースなどが日本の古典的な伝承を現代風にアレンジして登場するとの事です。

公式概要は以下の通りです。

「 DEMON DAYS: CURSED WEB」は、ヤシダ・マリコが自分の過去を知るために、暗い森の奥深くに入っていきます。その結果、足の指が3本ある魔法のオオカミや、クモをペットにしている不思議な少女を見つけます。しかし、この森には致命的な生物もいて、謎の青い肌の女性や、超強力な力と爪を持つ巨人がマリコを狙っているのです。

©2021 MARVEL

桃子さんは、「マーベルのキャラクターを私の桃子ワールドにどのように再構築するかを慎重に考えるのは、とても楽しいことでした。誰だかわかるようにキャラクターを残しつつ、ユニークなものになるように変えていく。そういった意味では、これらのキャラクターにまつわるアイデアやストーリーを考え出して、私の物語を語るのはとても楽しいことです。皆さんがMomoko-verseを楽しんでくれることを願っています。」とコメントしています。

コミック「デーモン・デイズ:カースド・ウェブ」#1は 2021年9月1日 発売予定です。

ソース:公式サイト