スパイダーマンの新たな敵「クイーン・ゴブリン」が誕生

マーベルはスパイダーマンの新たなヴィラン「クイーン・ゴブリン」を発表しました。ピーター・パーカーのクローンであるベン・ライリーが瀕死の重傷を負ったピーターの後を継ぎ、スパイダーマンとして活動を開始、新たにビヨンド社で働くことになりました。そこでライリーは新たなヴィランであるクイーン・ゴブリンと対峙していくことになるといいます。

スパイダーマンの歴史に長いルーツを持つこの凶悪な新しいゴブリン「クイーン・ゴブリン」は、ライターのゼブ・ウェルズさんとアーティストのマイケル・ダウリングさんによる2022年2月の「アメイジング・スパイダーマン」#88に初登場する予定です。

マーベルのストームブレイカーであるパトリック・グリーソンさんによってデザインされたクイーン・ゴブリンは、今後数ヶ月の間にスパイディの大きな悩みの種となるとの事。

©2021 MARVEL

エグゼクティブ・エディターのニック・ロウさんは、新たなゴブリンの誕生について、「クイーン・ゴブリンは、ビヨンド・ストーリー・サミットでの最もクールなアイデアの一つでした。ライター全員がコンセプトやキャラクターについて意見を出し合いましたが、パット・グリーソンがデザインを掘り下げたとき、全員が夢中になったんです。スパイディのローグズ・ギャラリーに新たに加わったこのキャラクターを、皆さんは信じられないと思います。」とコメント。

グリーソンさんは「ニックとゼブから『ビヨンド』に登場するクイーン・ゴブリンのキャラクターデザインを手伝ってほしいと言われたとき、私は興奮しました。私たちは、古いゴブリンのおもちゃに少し手を加えて中世風にしました。アーサー・アダムスのような他のアートチームが彼女を使いこなすのを見るのは、さらに楽しいものです。ライティングチームは、彼女のデビューをクイーンにふさわしいものにしようと必死に取り組んでいます。私は今、いくつかの脳を溶かすようなシーンを書いているところなんです。」と述べています。

※X-MENに登場するゴブリンクイーン/マデリーン・プライアーとは異なります。

コミック「アメイジング・スパイダーマン」#88は 2022年2月2日 発売予定です。

ソース:公式

マーベルがコミック「シークレット・X-MEN」を発表

マーベルが新たなワンショット「シークレット・X-MEN」を発表しました。ライターのチニ・ハワードさんとアーティストのフランチェスコ・モビリさんによって描かれる本作は、2021年の初めに行われた新「X-MEN」のメンバーオーディションの最終投票で「選ばれなかった」キャラクターが集結します。

公式の概要は以下のとおりです。

シーアー帝国が予期せぬ脅威に直面したとき、X-MENに助けを求めなければならない。チームの共同キャプテンであるサンスポットとキャノンボールは、マロウ、テンポ、フォージ、バンシー、ストロングガイ、アーマー、ブーン・ブーンを率いて、プロフェッサーXの娘でシーアー帝国の女帝である最重要人物ザンドラを救うための危険なミッションに挑む。

©2021 MARVEL

エクスカリバーやX・オブ・ソードの著者でもあるハワードさんは「私たちはこれを描く必要がありました、そうでしょう?そして私は、時間があるうちにこの物語を語るチャンスに飛びついた。私の票はキャノンボールで、ストロングガイは?テンポは?ブーン・ブーンは?これは、銀河系X-MENのミッションに最適なチーム。彼らが重要なことを忘れていないことを願っています!」とコメントしています。

コミック「シークレット・X-MEN」#1は 2022年2月9日 より発売予定です。

ソース:公式

マーベルがコミック「タイムレス」のティザーを公開 ─ サノスの手にはインフィニティ・ムジョルニア

マーベルが2021年12月からスタートする予定のコミックシリーズ「タイムレス」のティザー画像3つを公開しました。公開された画像は時計をテーマにしており、アンソロジーに含まれるストーリーの一部を紹介、時計の針は1分ごとに違う時間を指しています。

画像はそれぞれ征服者カーン、サノス、ドクター・ドゥームを取り上げており、中でもサノスはインフィニティ・ストーンを装着したムジョルニアを手にしているという衝撃的な姿が描かれています。またドゥームも左右で目の輝きが異なるなど、気になる様相を呈しています。

ムジョルニアについては以前から既に伏線が張られていました。2020年の「ソー」#6においてソーが「ブラック・ウィンター」と戦っている時に、サノスの手によって殺されるというヴィジョンを見ました。その時サノスは、インフィニティ・ストーンズの力を持つムジョルニアを振りかざし、アンデッドのマーベル・ヒーローの軍隊を率いていたのです。それ以来、ソーはサノスの手による死の悪夢を繰り返し見るようになり、「ソー」#16では、更に詳細に描かれ、ムジョルニアはソーには使えないが他の人には持ち上げることができたり、キャプテン・アメリカに向かって勝手に振り下ろされたりと、制御不能になる様子が描かれていました。

また、ティザー画像では時間が進むごとに時計の破壊が進んでおり、マーベルのタイムラインが破壊される様子を示唆しているかのようです。

コミック「タイムレス」は 2021年12月22日 発売予定です。

マーベルがコミック「ニュー・ミュータンツ」#25でマデリーン・プライアーの復活を予告

マーベルが1月発売予定の「ニュー・ミュータンツ」#25でゴブリン・クイーンことマデリーン・プライアーがクラコアに戻ってくると予告し、新たなストーリーアーク「The Labors of Magik」のキックオフとなるこの号の2つの表紙を公開しました。レイニル・フランシス・ユーさんの描くメインカバーはマジック、ダン・パノシアンさんの描くバリアントは、マデリン・プライアーとなっています。

以前、クラコアの静かな評議会は、ゴブリン・クイーンがジーン・グレイのクローンであることを理由に、ゴブリン・クイーンの復活に反対していた。しかし、スカウトに関する同様のケースでは、ファイブが評議会を覆しています。Hellionsの最新号では、エマ・フロストがハボックにマディの復活を支持すると言っています。アレックス・サマーズは自分の思い通りになっているようで、リンボの現君主にとってはトラブルになりかねません。

脚本家のビータ・アヤラさんとアーティストのロッド・レイスさんがこのシリーズの舵取りを続けます。「ニュー・ミュータンツ」#25のあらすじは以下の通りです。

新旧のファンにとって完璧な出発点となる作品です。イリアナ・ラスプーチンはソーサラー・スプリームであり、リンボの正当な女王である。しかし、彼女はクラコアでひどく忙しかった。誰かが王座を狙っています。ミュータンドームの女王はマジックだけではありません。ビータ・アヤラとロッド・レイスは、新世代のマジックファンのために古い炎を再燃させます。

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ミスター・シニスターはジーン・グレイの死後、ジーン・グレイのクローンとしてマデリーン・プライアーを作成しました。マデリーンはサイクロップス/スコット・サマーズと結婚し、ケーブルを出産しましたが、ジーンの復活後、スコットは彼女を捨ててXファクターに参加しました。その後、X-MENの “アウトバック時代 “にアレックスが彼女に恋をしました。それは、リンボからの悪魔が彼女を誘惑し、ジーンの力と魔術の能力を持つ悪役、ゴブリン・クイーンに変えたことで終わりました。彼女の物語は、クロスオーバーイベント「インフェルノ」で彼女の死をもって最高潮に達し、それ以来、彼女はめったに登場しません。最近では、「ヘリオン」で復活しましたが、再び死去したため、復活をめぐる議論に発展しました。

コミック「ニュー・ミュータンツ」#25 は2022年1月発売予定です。

ソース:X-Men: Marvel Brings Back Madelyne Pryor in New Mutants

ワンショット「メリー・ジェーン&ブラックキャット:ビヨンド」が発表

マーベルは新たなワンショット「メリー・ジェーン&ブラックキャット:ビヨンド」を発表しました。「アメイジング・スパイダーマン」75号で開始された「ビヨンド」の新たなストーリーは新時代を切り開き、ビヨンド・コーポレーションは大きな役割を果たしています。ライターのジェド・マッケイさんとアーティストのC.F.ヴィラさんによって描かれるこのシリーズでは、ブラックキャットが誘拐され、メリー・ジェーンが彼女を救うために立ち上がります。

公式の概要によると「ブラック・キャットが誘拐され、彼女を救えるのは・・・メリー・ジェーン・ワトソンしかいません。メリー・ジェーンはフェリシア・ハーディを嫌っている事は誰もが知る所ですが、今度は彼女の命を救わなければならないのでしょうか?しかし、忘れてはならないのは、この話をしているのはブラック・キャットだということ。物事は見かけによらないものです。」との事。

©2021 MARVEL

マッケイ氏は、「ブラック・キャットを『ジャイアントサイズ ブラック・キャット』で完結させた後、フェリシア・ハーディがいなくなるのは寂しかったですね。しかし、結果的には、アーティストのC.F.ヴィラや私にとっても、彼女はまだ終わっていなかったのです。ブラック・キャットの世界に戻ってくるのはとても楽しいことです。そして、よりによってメリー・ジェーン・ワトソンとペアを組んで、ニューヨークの犯罪者の裏を突く、ワイルドでクレイジーな一夜の冒険をするのは最高に楽しいことです。」と述べています。

コミック「メリー・ジェーン&ブラックキャット:ビヨンド」の発売日は未定です。

ソース:Marvel Reveals Mary Jane & Black Cat: Beyond One-Shot (Exclusive)

コミック「X-MEN」に新たなキャプテン、「キャプテン・クラコア」が誕生

現在展開中のコミックシリーズ「X-MEN」の6号にてキャプテン・クラコアというキャラクターが登場する事が発表されました。ミュータント独立国家クラコアにおいてのキャプテン・アメリカとなるようでですが、その正体や能力などは未知数となっています。

公式概要によると、「キャプテン・クラコアに何が起こったのか?X-MENに新しいヒーローが現れた。彼は何者なのか?なぜ彼はここにいるのか?そして、なぜサイクロップスは彼をチームに入れたくないのか?」ということで、X-MENのリーダー、サイクロップスとは何やら相容れない様子。

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「X-MEN」#6はライターのゲリー・ドゥーガンさんとアーティストのペペ・ララズさんによって描かれる事になります。

ドゥーガンさんは、「クラコアのヒーローたちは、自分たちの故郷の惑星にもう一つの贈り物を持っている。クラコアの海岸から来た無私のヒーローは、死ぬまで地球を守るだろう」とコメントしています。

マーベル・コミックは、ミュータントが初めてX-MENの新メンバーを選出したヘルファイア・ガラの後、X-MENの継続シリーズを再スタートさせました。X-MENは、クラコアの設立以来、ほとんど放棄していたスーパーヒーローの役割に戻ってきました。チームには、サイクロップス、マーベルガール、ローグ、ポラリス(X-MENファン投票で優勝)、シンク、ウルヴァリン(ローラ・キニー)、サンファイアなど、ベテランのX-MENと若いミュータントが混在しています。

コミック「X-MEN」#6 は 2021年12月 発売予定です。

ソース:The X-Men Are Getting Their Own Captain America

スパイダーマンのコミックデビュー作が約4億円で落札、コミックオークションの最高額を記録

米国時9日木曜日にアメリカのテキサス州で開催されたオークションで、コミック「アメイジング・ファンタジー No.15」が360万ドル(約4億円)で落札された事を、開催元の Heritage Auctions がアナウンスしました。1962年に刊行されたこのコミックはスパイダーマンのデビュー作品であり、保存状態が極めて良かった事から高値が付いたとのことです。

当時12セントで販売されていたこのコミックは、スパイダーマンのデビュー以降着々と人気を高めた結果、3000万倍の価格に達しました。

これまでのコミックオークションの最高落札額は1938年に刊行されたスーパーマンのデビュー作で325万ドルを記録していましたが、今回スパイダーマンがそれを塗り替えることになりました。

スーパーマンのコミックは11月18日から19日にかけて、再びHeritageで競売にかけられ、記録に再挑戦する予定との事です。

ソース:Spider-Man’s First Appearance In Amazing Fantasy #15 Sells For Record-Setting Comic Book Price Of $3.6 Million

マーベル×ウルトラマン新作「ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン」が発表

マーベルがウルトラマンの新シリーズ「ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン」を発表しました。先日開催されたイベント「ウルトラマン・コネクション・ライブ:ウルトラマン・デイ」の「ウルトラマン・コネクション」パネルにて発表され、「ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン」及び「ザ・トライアルズ・オブ・ウルトラマン」に続いて発売されるウルトラマンシリーズ最新作となります。

ライターのカイル・ヒギンズさんとマット・グルームさんによると、1960年代に失踪したモロボシ・ダンとウルトラセブンの行方、そして怪獣とUSPにまつわる既存の謎をさらに深めるものだと説明しました。

また、このシリーズでは「ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン」#1に掲載されているオリジナルのウルトラQバックアップストーリーのキャラクターが、ウルトラマン、ウルトラセブン、さらには帰ってきたウルトラマンのストーリーと相互につながっていくとの事です。

シリーズは2022年初頭より発売される予定。

シリーズの編集者であるトム・ブレヴォート氏は、日本の人々がスパイダーマンを認識するように、多くの人々がポップカルチャーの浸透によってウルトラマンを象徴的なキャラクターとして認識するようになったが、欧米では必ずしも適切な紹介がなされていないと述べています。また、ウルトラマンを知っているファンにとっては真実味があり、ウルトラマンを知らない人にとってはウルトラマンの特徴や面白さをきれいに紹介できるようなオリジナルのウルトラマンシリーズを作ることの難しさについても語っています。また、セブルスキー氏は、日本に滞在した際に、ウルトラマンというキャラクターがいかに重要な存在であるかを目の当たりにし、このユニークな影響力を持つキャラクターをアメリカの読者に伝えたいと考えたと語りました。

ヒギンズさんは、ウルトラマンとマーベル・コミックスのキャラクターの共通点と相違点について「人間には根本的な欠陥があり、それを改善するのがヒーローであるという考えは共通していますが、それを教えてくれるスケールが違うのです」と述べています。「トニー・スターク(アイアンマン)のようにダークミラーに映るのは、個人の欠点を示すのに役立つが、ウルトラマンの怪獣は人類全体の闇を表している」ヒギンズさんは考えているとの事。また、「あのバックアップは偶然の産物ではありません。思いもよらない形で物事が集まってくるが、それは偶然ではありません」とファンにヒントを与えました。

「ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン」#1は 2022年 より発売予定です。

ソース:公式サイト

「ミズ・マーベル」のドラマとのタイ・アップコミックの発売が3ヶ月延期を発表

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」とのタイ・アップとして企画されていたコミック「Ms.Marvel: Beyond the Limit」の発売が3ヶ月の延期となることが発表されました。

ライターのサミラ・アーメドとアーティストのアンドレス・ジェノレによって描かれるこの5冊に渡るシリーズは、今年の6月に2021年9月15日にデビューすると発表されましたが、マーベルコミックスは小売店に対し、シリーズの発売を3カ月延期し、新たに12月1日にデビューすることを通知しました。延期の理由については明かされていません。

本作ではシカゴにある彼女のいとこの研究室で起きた異次元の爆発により、彼女の世界が「逆さまに・・・ボリウッドのセットになってしまう」カマラを描くという。この爆発により、主人公の力も失われ、彼女は何が起こっているのかを解明するために時間との戦いに挑むことになるとの事。

©2021 MARVEL

この本が発表されたとき、アーメドさんは「初日から参加しているファンの皆さんは、私たちがどのように彼女の力で遊び、それを探求し、さらにそれを押し広げていくかを見るのが好きでしょう。ネタバレはしたくありませんが、彼女の力の源とそれが何を意味するのか、いくつかの疑問が出てくるでしょう。おなじみの顔ぶれやファンのお気に入りだけでなく、新しい顔ぶれも登場するでしょう」と述べています。

コミックの延期に伴うドラマの配信スケジュールに関する発表は今の所ありません。

先日、マーベル・スタジオのEPであるヴィクトリア・アロンソ氏が「2021年にホークアイとミズ・マーベルをお届けする」と約束しましたが、ホークアイの配信が11月24日に決まった事を考えると2021年は残りわずかとなり、アロンソ氏の約束が履行されるかどうかは不明となっています。

コミック「Ms.Marvel: Beyond the Limit」は2021年12月1日発売予定、ドラマ「ミズ・マーベル」は2021年内にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Ms. Marvel: Beyond the Limit delayed three months

漫画界のアカデミー賞「アイズナー賞」で「マーベルズ・ストームブレイカーズ」の桃桃子さんがベストカバーアーティストを受賞

アイズナー賞2021において、「マーベルズ・ストームブレイカーズ」にも選ばれた Peach Momoko こと桃桃子さんがベストカバーアーティスト賞を受賞しました。桃子さんはマーベルが2020年10月に発表した次世代のコミックアーティスト「マーベルズ・ストームブレイカーズ」の一期生で、キャプテン・マーベルやエターナルズ、スパイダーマン、エアロなどのヴァリアントカバーで人気を博しました。

他にも日本人女性アメコミユニットのグリヒルがアートを担当した「スーパーマン・スマッシュズ・ザ・クラン」が最優秀子供向け出版(9~12歳)及び最優秀コミカライズ作品を受賞し、伊藤潤二さんが最優秀アジア作及び最優秀ライター/アーティストを受賞しました。

「アイズナー賞」は「漫画界のアカデミー賞」とも称され、過去には手塚治虫さんや、「20世紀少年」の浦沢直樹さんらも受賞しています。

桃子さんが描くコミック「デーモン・デイズ:カースド・ウェブ」#1は 2021年9月1日 発売予定です。

ソース:2021 Eisner Award Winners Include Black Widow, Jimmy Olsen, Usagi Yojimbo