マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の公開まで約3ヶ月、第2弾となる本作のトレーラーが公開されています。今回の記事ではその動画の中から、チェックしておくべきポイントをいくつかご紹介。
※これより先は「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の予想や噂、リーク情報などネタバレ要素を含んでいます。ご覧の際はご注意ください。
飛び起きるドクター・ストレンジ
悪夢にうなされ、寝室で飛び起きる上半身裸のセクシーなドクター・ストレンジ。
©MARVEL,Disney
トレーラー公開速報の記事でもお伝えしたように、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に登場する予定だったストレンジの寝室とデザインが酷似しています。本作も「ノー・ウェイ・ホーム」に負けず劣らずの噂多き作品ですが、ピーターがカメオ出演する可能性は無視してしまっても良いのでしょうか?
マーベル・スタジオのロゴ
定番のマーベル・スタジオのロゴを伴うイントロですが、そのバックには奇妙な触手がうごめいています。
©MARVEL,Disney
これがガルガントスのものなのか、闇のストレンジに関するものかは不明ですが、どちらも本作に取って重要なキャラクターである事は間違いないようです。
クリスティーン・パーマーの結婚式
ストレンジの元恋人であり元同僚であるクリスティーン・パーマー。前作ではよりを戻しそうで戻せなかったのか、どうやらストレンジとは違う男性と結婚する様子が前回のトレーラーからも判明していました。
©MARVEL,Disney
クリスティーンの後ろの男性がブートニアを付けているところをみると彼が新郎のようです。
会場の外で事件が起きたのか、クリスティーンを始め外に出て様子を伺う人々。クリスティーンや周囲の人間が目線が上向きになっているのに対して、新郎だけ目線がほとんど動きません。トレーラーではトータルで1秒足らずのシーンであり、本編ではこの後周囲と同じように上を見上げるのかもしれません。
ミノタウロスのリントラ
ファーストトレーラーにもこっそり登場していたリントラですが、今回ようやくはっきりとその姿が映し出されました。
©MARVEL,Disney
約1年ほど前の報道によると、リントラはアダム・ヒューギルさんが演じるようです。実写版の顔は意外と可愛いかも?
ウルトロン・セントリーとプロフェッサー?
シーンが変わってストレンジが手錠され、ウルトロン・セントリーに囲まれて連行されていきます。
©MARVEL,Disney
ストレンジを見下ろしているのは噂どおりプロフェッサーXなのでしょうか?声はパトリック・スチュワートさんに似ている気もしますが・・・。なおこれらのシーンと合致するアートが昨年秋にリークされていました。
イルミナティの噂も真実?
本作にはコミックのヒーローチーム「イルミナティ」が登場するという噂もあり、前述のシーンの部屋に入る際には6つの椅子がある事が確認出来ます。
©MARVEL,Disney
コミックのイルミナティはプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア、ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ、アイアンマン/トニー・スターク、ネイモア・ザ・サブマリナー、ブラックボルト、そしてドクター・ストレンジの6人で構成されています。
トレーラーでは6つの席が確認出来る他、二人が着席し、一人の立ち姿も確認出来るようになっています。最近ではアンソン・マウントさん演じるブラックボルトがMCUに戻ってくると報じられてもいるため、この3人のシルエットのうち一人がプロフェッサー、一人がブラックボルトである可能性は高いかもしれません。
イルミナティは、2021年秋に噂の報道がされた映画「ワールド・ウォー・ハルク」の原作コミックで事件のきっかけとなっているチームであり、このチームが単なるカメオで終わらない可能性もありそうです。
サヴェッジランド?
ストレンジがアメリカ・チャベスをキャッチするシーンの背景にはティラノサウルスとトリケラトプスのような恐竜の姿が確認出来ます。
©MARVEL,Disney
単純に恐竜時代に飛ばされたとも考えられますが、マーベル・コミックの世界には現代に恐竜が生き残る島「サヴェッジランド」という土地の設定があります。南極大陸に属する小さな島でありながら熱帯気候という通常とは異なる法則の島で、地球でヴィブラニウムが採掘できるワカンダ以外のもう一つの場所です。
ドラマ「ホークアイ」1話の闇オークションで競売に出されていたトリケラトプスの頭蓋骨も単なる化石ではなく、ここで取られたものなのでしょうか。
ここはマグニートーが基地として使っていたり、X-MENの訓練場として使われたりしたこともあり、とかくミュータントに関係が深いロケーションです。上記の謎の後ろ姿が実際にプロフェッサーXなのであれば、この場所は物語に大きく絡んでくるのかもしれません。映画館ではX-MENたちのイースターエッグが拝める可能性もありそうです。
シニスター・ストレンジ
最初のトレーラーやポスターにも登場していた闇のドクター・ストレンジに、今回のトレーラーでは名前が付けられていました。Youtubeの英語版のトレーラーで字幕機能をオンにするとその名前が表示されます。
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シニスター・ストレンジと名付けられたこのストレンジ変異体は、アニメ「ホワット・イフ・・・?」に登場していた闇落ちストレンジことドクター・ストレンジ・スプリームとは異なるキャラクターと考えていいようです。
ドクター・ストレンジ・スプリームはクリスティーンを救いたい一心で世界の破滅に繋がってしまいましたが、最終的にはガーディアンズ・オブ・マルチバースの一員として活躍したヒーローでもありました。
今の所シニスター・ストレンジの表情や言葉からはヒーロー性を見つけることは出来ません。
キャプテン・マーベル?
キャプテン・マーベルのような姿をしたキャラクターが登場し、ワンダと激突しています。
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コミックではモニカ・ランボーがキャプテン・マーベルを名乗っていた時期があるため、モニカの変異体ではないかと推測されていますが、マリア・ランボーの変異体と報じている所もあります。トレーラーからは今の所これ以上の情報を掴めていませんが、トレーラーの数秒ほどの戦いでは二人はほぼ互角なようです。
ウェストビュー
ドラマ「ワンダヴィジョン」に登場したウェストビューのワンダとヴィジョンの家がトレーラーで紹介されています。
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本作の最初のポスターには3人のドクター・ストレンジと2人のワンダが描かれていましたが、やはりストレンジだけでなくワンダの変異体も登場する事がこのシーンで分かります。
「ワンダヴィジョン」ではヴィジョンと息子たちの喪失からなんとか立ち上がったワンダでしたが、別のマルチバースでは闇落ちしてしまったパターンは想像に難くありません。
ワンダ
終盤に映されるワンダのショットは顔の右半分が血に塗れていますが、以前にリークされていたプレビス映像とほぼほぼ合致するようです。
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となるとワンダvs.プロフェッサーXもあり得るかもしれません。断言できないのは撮影したけどカットした、という事は多々あるからです。
なお、このシーンで拡大されていくワンダの瞳には気になるものが映っています。
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2つの大きなケージのようなものと、右側のひとつには一人の人物が収容されているようです。アメリカ・チャベスの後ろ姿のようにも見えますが、難しい所です。これは何をするための設備なのでしょうか。
※追記:米国で放送された30秒のCM(公式に公開されているものではありません)にこの設備が映っており、クリスティーン・パーマーの変異体と思しき人物が何かの研究をしているようです。中にいるのはアメリカ・チャベスのようで、セントリーの姿も確認出来ます。
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ドクター・ストレンジのミラーイメージマジック
トレーラーのラストショットでは映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」での魔術を彷彿とさせる姿が映し出されています。
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サノスを相手に大量の分身体を生み出したドクター・ストレンジでしたが、シニスター・ストレンジも同様の攻撃を仕掛けてくるのでしょうか?
以上、第2弾トレーラーのイースターエッグなど、気になるチェックポイントです。同日公開されたポスターではキャプテン・カーターが示唆されていました。
ドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチさんは以前のインタビューにて「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームは最も野心的なヒーロー映画、ドクター・ストレンジ2が公開されるまではね」と述べていましたが、宣言通りそれを越えてくる事になるのでしょうか?
本作の公式概要は以下のとおりです。
危険すぎる禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジは“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求めるが、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。その宇宙最大の脅威とは、、、なんとドクター・ストレンジと全く同じ姿の人物で「宇宙への最大の脅威はお前だ」と不敵な笑みを浮かべていた…。
監督:サム・ライミ 出演:ベネディクト・カンバーバッチ/エリザベス・オルセン/ベネディクト・ウォン/レイチェル・マクアダムス /キウェテル・イジョフォー/ソーチー・ゴメス 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』2022年5月映画館にて公開!
映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。