映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、監督がディズニープラス配信日について再度言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のジェームズ・ガン監督が、Instagramに寄せられたファンからの「ディズニープラス配信日はいつになりますか?」というコメントに回答しました。

sponsored link
 

先月にも同様のQ&AがTwitter上で展開されており、前回と同様に「まだ当分無理だね」と監督は回答しました。

ただし前回はまだ劇場公開中の段階であり、現在は劇場公開も終わってデジタル販売がスタート、Blu-ray等の予約が始まっている事もあり、ディズニープラスでの配信日が前回より近づいている事は間違い有りません。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」の一つ前のMCU映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のリリーススケジュールに則って、「Vol.3」のディズニープラスでの配信はBlu-rayの(アメリカでの)発売の翌日となる 8月2日 が海外メディアの間で有力視されています。

そして、「ブラックウィドウ」以降の劇場公開日とディズニープラス配信日の間隔は以下の通り。

  • ブラックウィドウ:0日 (プレミアアクセス)
  • シャン・チー/テン・リングスの伝説:70日
  • エターナルズ:68 日
  • ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス:47日
  • ソー:ラブ&サンダー:62日
  • ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー:82日
  • アントマン&ワスプ:クアントマニア:89日

これらの事例の推移からもは5月5日に劇場公開された「Vol.3」は、その3か月後にあたる8月の上旬にディズニープラスに来る可能性は高そうです。ただし、新型コロナウイルスのパンデミックが落ち着いてきた影響もあって、マーベル映画だけでなくディズニー全体的に映画とディズニープラス配信日の関係が流動的になっています。

彼らのビジネスにとって一番いい間隔を模索中であり、7月内に配信が始まる可能性も9月以降になる可能性もゼロではない事は注意しておく必要があります。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年7月7日 よりデジタル配信中、Blu-ray、4k UHD、DVDが 2023年8月1日 に米国発売、日本語版は 2023年8月18日。ディズニープラス配信日は未定です。

「ガーディアンズ」ガン監督が1作目の前に中止された短編映画と、10年近くに渡って謎だった人物について明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」などのジェームズ・ガン監督が、Threads アカウントを開設し、過去に企画、制作もある程度進んでいたというグルートとロケットの短編映画の存在を明かしました。

sponsored link
 

 
Post by @jamesgunn
View on Threads

投稿によると、「私は、ロケットとグルートの出会いの起源を説明する短編映画を書きました。絵コンテやロケハンもしたし、テスト撮影も行いました(12日間の撮影の後、SDCCでカットした “予告編 “で見た)。でも、Vol.1が本格的にスタートしたので、それをやる時間がありませんでした。その中で、ティビウス・ラーク、グルート、ロケットは全員、地中の深い井戸に幽閉されていたんです。ティビウスは死ぬ寸前でした。彼はグルートの世話を何年もしてきたとロケットに説明しました。」と内容の一部も明かしました。

ここで当たり前のようにトリオとして紹介されているうちの一人、ティビウス・ラークはコミックに期限のない謎のキャラクター。10年近くも前にガン監督はこの人物がグルートの起源に関わる重要な人物としていましたが、最終的な公開バージョンでは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」1作目のイースターエッグとして登場するに留まっていました。

※ノヴァによって逮捕された後、キルンに移送される前に、プロフィールとして関連人物の項目に名前が表示されていました。89P13とその関連人物についての記事はこちら

©MARVEL,Disney

この謎の人物ティビウス・ラークについて監督はさらに詳細を紹介してくれています。

「彼は銀河系サイドのクソみたいな動物園の元飼育員でした。彼は、そこに展示されていたグルートを助けたと説明し、グルートは忠実な友人だと言います。彼はロケットにグルートのことをよろしく頼むと言い、そして死にました。ロケットは暗い独房の中で彼がロボットであることに気づいたんです。」

「ロケットはグルートの肩に乗せられ、ロケットの手にはティビウス・ラークの体から作られた機関銃が握られていました。それがティビアス・ラークという人物でした。」

テスト映像もあるとの事ですが、これが公開されるかどうかは言及がなく、幻の作品となっているようです。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」ではロケットに焦点が当てられ、1作目や2作目、「アベンジャーズ」シリーズなどを通じて他のキャラクターの過去についても割りとしっかりと描かれた中で、グルートについて実はあまり知らされていません。

現行のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのコミックではガーディアンズ最大の敵としてグルートが設定されています。

「アイ・アム・グルート」シリーズや「Vol.4」などでグルートについてさらに知る機会が設けられていくのでしょうか?

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年7月7日 よりデジタル配信中、Blu-ray、4k UHD、DVDが 2023年8月1日 に米国発売、日本語版は 2023年8月18日。ディズニープラス配信日は未定です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は「キャプテン・マーベル」の影響で変更した事があると言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のジェームズ・ガン監督は、デジタル配信が始まった本作のオーディオコメンタリの中で、本作に登場するアダム・ウォーロックとブラープに関する裏話について明かしました。

sponsored link
 

解説の中で監督は「ご存知の方もいると思いますが、元々アダム・ウォーロックはVol.2の最初の脚本で登場していました。でもアダムを外し、エリザベス・デビッキが演じるアイーシャというキャラに焦点をあてました。元の脚本ではアダム・ウォーロックは猫を飼っていました。アダムは人を殺して罪悪感を感じていて、その人が飼っていた猫は主人が死んだことに動揺していました。それはVol.3に持ち込んだのですが、その間に『キャプテン・マーベル』が公開されて、そこでは猫が重要なキャラになっていました。そして次の『ザ・マーベルズ』でも登場する事を知っていました。それであまりにも繰り返しになると思い、猫以外のものに変えようと思いました。」とアダムの初期設定と変更の経緯について明かしました。

最終的にアダムのペットはブラープと名付けられた宇宙生物となり、過去の作品に登場していた生物の亜種である事が以前に監督のSNSにて説明されています。

「キャプテン・マーベル」に登場しているグースが猫そっくりの宇宙生物である事から、同じヴィジュアルが続くことを避けてブラープに変更されたというアダムのペットですが、グースと比べると現状では戦力として期待できるようなものではなさそうです。

しかし、このブラープはラストの新生ガーディアンズにも参加しており、ガン監督が次の監督に託したという「Vol.4」にて成長した姿が見られるかもしれません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年7月7日 よりデジタル配信中、Blu-ray、4k UHD、DVDが 2023年8月1日 に米国発売、日本語版は 2023年8月18日。ディズニープラス配信日は未定です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、監督が観客にあまり伝わらなかった悲しいシーンを明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のジェームズ・ガン監督が、多くのファンが気づかなかったかもしれない、あまり話題にならなかったという悲しいシーンについて言及しました。

sponsored link
 

先日からデジタル配信が始まった本作のオーディオコメンタリの中で、ネット上でほとんど話題にならなかったエンディングシークエンスでのガモーラとグルートの関係について次のようにコメントしています。(from Comicbook.com

これは人々が必ずしも理解していないシーンだと思います。グルートにとって母親はガモーラなんです。「Vol.2」ではガモーラがどれだけベビー・グルートを愛しているか、そしてグルートもまた彼女を愛しているかを見てきました。彼女がグルートにとっての母親のようにです。だからここでは、彼女が彼を覚えていないという特別な悲しみがあります。私にとって、母親が自分のことを知らないというのは、この映画の中で最も悲しいことのひとつなんです。そして母親が突然、彼を理解する、そんな小さな瞬間なんです。

劇中でも記憶がないと表現されているガモーラですが、もちろんこれは記憶喪失という意味ではなく、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の劇中、2014年から現代にやってきたガモーラは「そもそもガーディアンズとの冒険を経験していない」のであり、妹であるネビュラ以外のガーディアンズメンバーとは誰とも接点がありませんでした。

「Vol.3」の中でガモーラとグルートはその関係を少しずつ改善させていく描写もありましたが、最終的に「Vol.2」のような状態に戻ることはなく、監督はこれが本作で最も悲しいシーンだと語りました。

結局のところ、ガモーラに関して多くのファンが期待したスターロードとの関係の修復やガーディアンズへの再加入も果たされる事はなく、ガモーラはガモーラとして独自の道を進むことになりました。

本作は登場人物が多く、1回の視聴では個々のキャラクターの心情の機微まで気づくのは大変な作りになっています。デジタル配信や今後リリースされるBlu-ray、ディズニープラスなどを利用してもう一度見てみることで、新たな発見があるかもしれません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年7月7日 よりデジタル配信中、Blu-ray、4k UHD、DVDが 2023年8月1日 に米国発売、日本語版は 2023年8月18日。ディズニープラス配信日は未定です。

ソース:Guardians of the Galaxy Vol. 3 Director James Gunn on the Saddest Moment Most Fans Didn’t Catch

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、スタン・リー氏のカメオ計画があったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のジェームズ・ガン監督が、配信が始まった本作のオーディオコメンタリの中で、故スタン・リー氏のために用意していたキャラクターがいる事を明らかにしました。

sponsored link
 

ガン監督は映画後半で、ハイエボリューショナリーによる実験によって生み出された奇妙な生物ラムシャンクが登場した際、「私が演じたラムシャンクというキャラクターは、もともとスタン・リーのために書いたんです。スタンが亡くなる前にこの映画を書いたからです。」と明かしました。

©MARVEL,Disney

ジェームズ・ガン監督は2018年6月に3作目の最初の脚本を書きましたが、翌月にはディズニーに解雇、同年11月にスタン・リー氏が亡くなりました。

監督は彼のために作ったという理由について、「彼もかなり年をとっていて、撮影のためにアトランタに連れて行くのが難しくなるだろうということは分かっていたので、彼に声を当ててもらって、アニメーションでちょっとスタン・リーのような顔をしてもらえるようなキャラクターを作りました。しかし残念ながら、何度も一緒に仕事をしたり、監督をしたりするのが本当に楽しかったスタンが亡くなりました。」と説明しました。

1989年公開のTVドラマ「The Trial of the Incredible Hulk(邦題:超人ハルク’90)」で陪審員役でカメオデビューしたスタン・リー氏は、1994年公開のTVアニメ「Spider-Man」で声優を担当。

その後2000年代に入って「X-MEN」や「スパイダーマン」の映画に出演するようになって以降、マーベル映像作品のほとんどに登場するようになっていました。

生前に撮影していたものとしては「キャプテン・マーベル」が最後のカメオ出演で、以降今のところデジタル復元等による出演はありません。

ただし、マーベルはスタン・リー・ユニバースと新たな契約を結び、今後20年にわたって条件付きで映像作品に登場する事が認められたと報じられています。ただしこれはカメオに関する契約ではなくもっと総合的なものであるため、マーベル・スタジオが今後の作品でスタン・リー氏のカメオを予定している事を約束しているわけではありません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年7月7日 よりデジタル配信中、Blu-ray、4k UHD、DVDが 2023年8月1日 に米国発売、日本語版は 2023年8月18日。ディズニープラス配信日は未定です。

【噂話】映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の撮影現場にトニー・スターク?

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の撮影現場に、ロバート・ダウニーJr.さんがいたという目撃情報が報じられました。

sponsored link
 

この報告をしたのはワシントンで作家活動をしている Nawar Shora さんで、彼の Linkedin への投稿には次のような文章が書かれています。

キャプテン・アメリカ4の撮影がホワイトハウス周辺と私のオフィスの近くで行われている。私はちょっとした用事で歩いていて、ライトや機材がたくさんあるのに気づき、警備員の一人にそのことを尋ねた。 彼はとてもおしゃべりで優しかった。─ ここからネタバレ ─「ロバート・ダウニーJr.が昨晩そこにいて、彼らはいろんなスーパーカーを運転していたよ。」と教えてくれました。

目が覚めるような衝撃的な内容ですが、今のところ「私も見た」といった類の情報はなく、この話に登場する警備員さんのウソや見間違いといった可能性も含めて、噂の域を出ません。

なお、ロバート・ダウニーJr.さんと言えばスーパーカーをテーマにした作品が6月22日から米配信されていますが、このタイミングでその続編を撮影しているとは考えにくいものになっています。

マルチバースや現実改変など、コミックの要素を完全に活かす事で死んだキャラクターを引き戻すことは可能な世界ですが、実写作品でそれを行うのは簡単でない事も事実。

無難なところでは回想シーンとして新たな物語が用意されているケースですが、そもそも撮影現場にいたからといって出演しているとも限りません。最近では「デッドプール3」の撮影現場にベン・アフレックさんがいた事が報じられ、こちらも出演しているのかどうか不明です。

はたしてトニー・スタークは戻ってくるのでしょうか?

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」、3話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年7月5日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1エピソード3「Betrayed(邦題:裏切り)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

sponsored link
 

スーパースクラル

ペイゴンがレジスタンスの新人青年ビト達を率いてイギリスへの潜入任務を開始する所から始まる今回のエピソード。

その傍らでグラヴィクは評議会メンバーを研究室に招待し、侵略計画とスーパースクラルに関するプレゼンを行っていました。

マーベルにおける最初のスーパースクラルは1963年のコミック「Fantastic Four #18」に登場したクラートと呼ばれるスクラル人がファンタスティック・フォーのメンバー4人の能力を備えたところからはじまり、その後、コミック「シークレット・インベージョン」ではウルヴァリンやドクター・ストレンジ等様々な能力を持つスーパースクラルが投入されました。

©MARVEL

2話の記事でも紹介したように、レジスタンスはグルート、カル・オブシディアン、フロストビーストとエクストリミス強化人間のDNAを採取済みであり、これらはファンタスティック・フォーの能力をオマージュしたラインナップになっていると考えられます。

フューリーとプリシラ/ヴァーラの馴れ初め

AIオープニングの後は、1998年のニューヨークでフューリーとヴァーラの過去について掘り下げています。これは2話の冒頭でヴァーラがグラヴィク少年を紹介して1年後の事になります。

ヴァーラは「ドレイコフの手下を追い詰められる」とフューリーに何か情報を託していますが、ドレイコフは2021年の映画「ブラックウィドウ」で描かれたスパイ養成機関レッドルームのボスの事。

「ブラックウィドウ」視点で見ると、1995年にアレクセイ、メリーナ、ナターシャ、エレーナの偽装家族がオハイオ州での潜入任務を終えてキューバに逃亡、しかし到着した空港で家族が引き離され、1998年ではナターシャとエレーナが訓練中であると考えられます。

この話題は今回のエピソードでこれ以上される事はなく、ドレイコフがこの時点で何を計画し、ヴァーラたちが何を食い止めたかは不明です。

また、二人の夫婦関係のスタートがヴァーラからのアプローチで有ることもここで明かされました。

2話の続き

舞台は現代(2025年)のフューリーとプリシラに戻り、テレビでは第3次大戦の始まりだと警鐘を鳴らすキャスターが映っていますが、これはスクラルの評議会メンバーでもあるスクラルがキャスターのクリス・スターンズに擬態しているもの。

プリシラ/ヴァーラはフューリーが「アベンジャーズ/エンドゲーム」での復活後、またすぐに姿を消していた事に不満を述べますが、「謝って欲しいのか」と返されると明確な答えは返さず、残された方は「変わる」と答えました。「グラヴィクと連絡を取っていたか」質問された際もプリシラ/ヴァーラは不満を並べ立て、答えを濁していました。

そして正体不明の人物からの電話でこのシーンは中断されてしまいます。

裏切り者

シーンはニュー・スクラロスへと変わり、グラヴィクは2話のブローガンはセーフハウスの場所を知らないとして裏切り者は他にいるとガイアに伝えます。

グラヴィクは車にいた自分かガイアかペイゴンかビトしかセーフハウスの場所を知らないとしつつ、ガイアに疑いの目を向けますが、ガイアは「拷問されれば推察で何か言う」としてブローガンのせいであると主張、この場を回避します。

物語的にはビトが来てからグラヴィクの計画に問題が発生しているわけですが、疑いの目はピンポイントでガイアに向けられています。ビトは冒頭でも重要な潜入任務に指名されていますし、そもそも限られたスクラル人しか知らないセーフハウスも加入後まもなく教えてもらえるという全幅の信頼っぷりが奇妙であり、これが単なるプロットホールであるのか、何らかの伏線であるかはもうしばらく注視する必要がありそうです。

タロスとグラヴィク

グラヴィクとガイアがタロスとの交渉へ車で向かう最中、車内で電話に出たグラヴィクは、「22時に国連の航空機がネプチューンの座標に入る」と話し、ガイアが裏切り者かどうかを試す罠を仕掛けます。

ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーに到着したグラヴィクが下車し、それを見送りつつガイアは古い携帯電話に先程の情報をメモしました。

タロスとグラヴィクの交渉の中で、タロスは「地球人は善悪を見分けられると信じている」事が明かされます。これには映画「キャプテン・マーベル」での体験が大きく影響していると考えられ、地球人は地球人同士で争いをする人種にも関わらず、共通の敵に対して強い結束力を見せると認識しているようです。

ガイアの事で挑発を繰り返すグラヴィクの手にナイフを突き立て、交渉は不成立。グラヴィクは映画「アイアンマン3」のエクストリミスと同じオレンジ色の光を発しつつ、傷ついた手を修復しました。

一方、ギャラリーを出たタロスは老人とぶつかった際に「落とした携帯電話」を渡され、ガイアからスクラルの任務内容を受け取ります。

朝食

タロスが英国式朝食を摂っているとフューリーが姿を現し、「犬の餌」と揶揄してタロスの反感を買っています。2話で喧嘩別れをした後の再会の第一声でまた喧嘩になるのはある意味いいコンビである事の象徴なのでしょうか。

フューリーは映画「キャプテン・マーベル」でキャロル・ダンヴァースに対して自分がスクラル人でない事の証明として「三角トーストが食べられない」と話しており、タロスの食べていた三角トーストに拒否反応が出たのかもしれません。

©MARVEL,Disney

嫌いな理由については作品の中で言及されていませんが、「キャプテン・マーベル」公開後、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のフューリーは三角トーストを食べている事が発見され、このフューリーはタロスではないかと言う説も出ていますが、今のところ真相については明かされていません。

なお、3話冒頭の朝食シーンではポーチドエッグを作っていたことは分かっていますが、トーストに関してはかなり見づらく、四角トーストであるように見えますが何とも言えません。

フューリーがタロスに助けを求めるこのシーンで「アメリカ政府のかなり上にスクラル反乱軍が入り込んでいてロンドンに来ている」と説明、ローディがスクラルに変わられている事を示唆します。

ガイアからリークされた作戦を止めるため、ソーニャ・ファルズワースに連絡するも、2話での拷問がバレたことで身動きが取れないといいます。先に拷問をしていた男たちはグラヴィク達に始末されていますし視聴者的には漏れようがないと思うところですが、イギリスのパメラ首相もグラヴィクに付いたことですし事前に手回しされていると考えられます。

動けないソーニャに代わり、ロバート・フェアバンクス准将の情報を得た二人はボブの自宅へと向かいます。

犬とスクラル

犬の散歩を見て二人がひと悶着するシーンがありますが、本作はかなりの割合で犬という言葉が登場しています。犬とスクラル人を同様に見立てているのか、基本的に人類の友である犬ですが、時には人を襲うことも有り得る事とかけているようでもあります。

グラヴィクは犬が好きだと発言していましたが、人類の友人として協力的な立ち位置に戻る可能性はあるのでしょうか?

犬のう◯この話から派生してフューリーのS.H.I.E.L.D.での出世の話題となり、スクラル人の貢献のおかげである事を主張するタロス。「歴史を書き換えるな」という忠告はもっともな事で、差別とは肌の色や性的嗜好の違いが原因ではなく、そもそも少数派に対して行われている問題である事を表現し、批判しているようにも見えます。

ミサイル攻撃の阻止

攻撃阻止のためのロバート・フェアバンクス准将自宅への侵入計画は見事なまでにあっさりとバレてしまい、それぞれ強行突破するタロスとフューリー。

タロスの後を追うフューリーは次々と護衛を撃ち、撃たれた護衛は倒れ込みスクラルの姿へと戻っていきます。

2話では切断された部位がスクラルの組織へと戻ることが判明したため、脳からの信号が遮断された場合に体組織がもとに戻ると考えられます。ここで撃たれた3人のスクラルが気絶したのか死亡したのかは不明。フューリーの読みは衰えたと散々言われてスタートしたこのドラマですが、銃の腕前に関してはまったくもって問題がないようです。

名前の問題

邸内に侵入したフューリーはタロスから准将を捉えたという通信を受けますが、この際「ニック」と呼ばれた事で警戒を強め、准将の息子のザッカリーを人質に取った上で部屋へと踏み込みました。

これは映画「キャプテン・マーベル」で次のようなやり取りがあったことが関係しています。

キャロル:ニコラス・ジョセフ・フューリー。3つも名前があるのね。
フューリー:みんなはフューリーと呼ぶ。ニコラスでも、ジョセフでも、ニックでもない。ただのフューリーだ。
キャロル:母親はなんて呼ぶの?
フューリー:フューリーだ。
キャロル:母親のことはなんて呼ぶの?
フューリー:フューリー。
キャロル:子どもたちからは?
フューリー:もし子どもができたら、フューリーと呼ばせる。

この設定を再利用しての展開と思われますが、実際問題として過去の作品では多くの人物が「ニック」と呼んでいます。

例えば「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」ではフューリーと親交の深かったアレクサンダー・ピアースもニックと呼んでいましたし、スティーブ・ロジャースやナターシャ・ロマノフもニックと呼んでいます。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のポストクレジットシーンではマリア・ヒルもニックと呼んでいます。全てを再確認する時間が取れていないため未確認ですが、トニーもどこかでニックと呼んでいたように思います。

※画像は「ウィンター・ソルジャー」のスティーブ、「インフィニティ・ウォー」のマリア、そして「キャプテン・マーベル」での当該発言部分のスクショです。

©MARVEL,Disney

これらは単なるプロットホールであるのか、それとも過去作で見てきたトニーやナターシャがスクラルだったとして本物を呼び戻す計画をフェーズ2の頃から仕込んでいるのか、今のところはわかりません。

とは言えトニーやナターシャは銃で撃たれたスクラル人のように緑に戻ることはなかったため、死んだのはやはり本人である可能性が極めて高く、彼らが「ニック」と呼んだのは単なる脚本の矛盾か、フューリーが思うほど親しい仲ではなかったとするのか、とにかく謎が多い設定になっています。

また、母親の事をフューリーと呼び、子供にもフューリーと呼ばせると言うのであれば、今回のエピソードの冒頭でプリシラ・フューリーの事をプリシラと呼ぶフューリーは何者なのかという点も気になる所です。

「キャプテン・マーベル」で導入されたこの設定が、それ以前の作品ではうまく機能していないだけとも考えられるかもしれません。

暗号コード

准将に擬態したスクラルから裏切り者呼ばわりされたタロス。「娘のガイアもそうなのか?」と疑念を投げかけられたと同時に射殺してしまいます。この疑いの芽を持ったまま返すわけには行かないという事でしょうが、温厚派のタロスも娘の事となるとその判断は鋭くなるようです。

ミサイル発射中止のパスワードを聞き出す事に失敗したタロスは悩んだ挙げ句、ガイアに連絡。ニュー・スクラロスに捕らえられている准将本人の記憶からパスワードを取り出すことにします。

ガイアが装置を覗き込むと、そこに映る映像は息子のザッカリーがほとんどで、准将が息子を溺愛していた事がわかります。ザッカリーもスクラルに取って代わられているのか、本物の地球人なのかは不明ですが、フューリーに対して息子を撃たないよう懇願していたのは、この愛情までも完璧にコピーしてしまっていたという事なのでしょう。

なんとかパスワードを入手したタロスとフューリーはミサイル発射の阻止に成功しますが、その一方でニュー・スクラロスは外部からの通信を検知し、ガイアが危機に立たされる事になりました。

裏切り者の結末

バイクでニュー・スクラロスをあとにするガイアの前に現れたグラヴィク。ミサイル発射計画は裏切り者をあぶり出すための物だったとして、ガイアに銃弾を撃ち込みました。

スクラル人の体内についてはよくわかりませんが、人間で言う心臓の位置に弾が命中している事がしっかりと映されてガイアのシーンが終了します。

しかし、この記事にさきがけて別の記事にもしたように、「シークレット・インベージョン」の予告ではガイアのもっと多くのシーンが紹介されています。予告にあった未公開のガイアのシーンが全てカットされた可能性はゼロではありませんが、ガイアがエクストリミスやグルートのような再生力を身に着けている可能性が高いようにも思えます。

エミリア・クラークさんは過去のインタビューで自身が演じるキャラクターを「お気に入り」だと称し、別のインタビューでは今後何年にもわたってMCUの一部になりたいと話しています。また、「ザ・マーベルズ」にも登場するとも報じられています。

どちらに転んでいくのかは4話からの注目ポイントです。

最後の電話は

3話のラストは予告にもあった、プリシラ/ヴァーラが貸金庫に向かうシーン。そこに預けられていたのは銃で、電話の相手は1時間後に聖ジェームズ教会へ来るよう告げます。プリシラはグラヴィクと話したいと返しますが、電話の相手は「話は私にしろ」と電話を切り、今回のエピソードは幕を閉じます。

英語音声、日本語音声ともに声から察するに電話の主はローディであり、1話、2話の記事でも気になるとしていたように、やはりスクラルに取って代わられているようです。

2話でのローディは「ニック」呼びしている事もあり、この名前に関する設定は先述のような問題を含んではいますが、それを示唆していたと言えます。

また、海外メディアが報じた「スクラル人の見分け方」にも適合しているようです。

©MARVEL,Disney

スクラル人は緑を衣装に取り入れているか、あるいはシーンの一部に緑が含まれているとの仮説で、テーブルの上には緑の葉っぱが置かれています。

プリシラは冒頭でもあったようにフューリーに対する愛情と不満を同時に抱える一方で、「グラヴィクと話したい」というようにその立場を決めかねている様子。

スパイもの作品ではこういう曖昧な立場のキャラクターが望まぬ結末を迎えることが多いようにも感じますが、プリシラ/ヴァーラの物語はどのような展開になっていくのでしょうか。


ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2023年7月12日16時 より配信予定です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の削除されたエンディング映像が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のDVD&Blu-rayが8月1日に米国でリリースされる事を祝し、特典映像の中から削除されたエンディングの動画が公開されました。

sponsored link
 

本作のヴィランであるハイエボリューショナリーの生死についてファンは公開直後から議論を重ねてきましたが、制作に参加したVFXアーティストが「ハイエボリューショナリーが救助されている」証拠映像を公開。その後、ジェームズ・ガン監督は指摘のとおりだとその後の展開を撮影していた事も明かしていました。

気になるディズニープラスでの映画配信についてはまだ公式のアナウンスがありません。

MCUの直近作品である「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の場合は、Blu-rayの米国発売が 5月16日 、ディズニープラス配信は 5月17日 となっていました。これを「Vol.3」に適応した場合は 8月2日 に配信される可能性があるかもしれません。

なお、日本でのディスク発売は少し遅れて 2023年8月18日 が予定されています。

ドラマ「シークレット・インベージョン」3話での新キャラの展開にファン騒然も、公式予告は否定

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の3話「Betrayal(邦題:裏切り)」が昨日水曜日に配信され、今週もまたTwitterトレンド入りするなどして話題となっています。3話でもいくつか焦点となるシーンが含まれていますが、本記事ではエミリア・クラークさん演じるガイアについて触れていきます。

※これより先は「シークレット・インベージョン」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

sponsored link
 

3話ではガイアの裏切りが発覚し、彼女はグラヴィクに胸を撃ち抜かれて倒れることになりました。

早すぎる人気女優の退場に騒然とするファンもネット上では見られますが、予告をしっかりと見ている人の大半は「ガイアにはまだ先がある」と考えていると思います。

全ての予告動画を貼ると無駄に多くなるため割愛しますが、気になる方はマーベル・エンターテイメントの公式チャンネルにてご確認ください。

複数の予告動画にわたってまだ配信されていないガイアのシーンが散りばめられており、ガイアの死を悲しむファンに対して予告の切り抜き動画を投稿するファンも出てきています。

3話のグラヴィクはタロスにナイフを突き立てながらもすぐに回復する「エクストリミス」の能力の一旦を見せています。エクストリミスは「アイアンマン3」にて登場した技術で、2話ではそれがスクラルの手に渡っている事も示唆されていました。

「アイアンマン3」でもエクストリミスで強化された人間が銃で死なない事が描かれており、予告動画からスーパースクラルになっていると思われるガイアは、エクストリミスやグルートの再生力でもって死を回避している可能性がかなり高いと見られています。

ある種の公式ねたばらしが含まれていた今回の展開ですが、それでも衝撃度は高く、後半残り3話にも期待がかかっています。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2023年7月12日16時 より配信予定です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、アンソニー・マッキーさんが例の写真の噂を否定

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の主演を務めるアンソニー・マッキーさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューで、ハリソン・フォードさん演じるサンダーボルト・ロスがレッドハルクになるという噂について言及しました。

sponsored link
 

アンソニー・マッキーさんが以前に投稿した写真が「ロスがレッドハルクになる」という噂を加速している件について、「ハリソン(・フォード)と僕は昔からの知り合いで、多くの人はこのことを知りません。一緒に仕事をするのはこれが2度目です。彼が撮影でアトランタに来たとき、荷物がなくなってしまったから、彼にズボンをあげたんです。ハリソンは無愛想で、『アンソニー、そのパンツをくれよ』って言うんです。それで僕は『わかったよ』って言って、あげました。ただそれだけです。」と、あのズボンは撮影用の衣装ではなく、着替えをなくしたハリソン・フォードさんあげた私物のズボンだと主張しました。

当のハリソン・フォードさんは、「インディ・ジョーンズ」最新作のプロモーションとして行われた以前の別のインタビューで記者に質問された際、「レッドハルクって何?」と答え、簡単な説明の後、誰もキャラクターの歴史について教えてくれなかったと非難し、「登場するかもしれないし、登場しないかもしれないね。」と述べました。

「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」では「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるサミュエル・スターンズがヴィランのリーダーとして戻ってくる事が公式より発表され、リヴ・タイラーさん演じるベティ・ロスも戻ってくると報じられています。

ヴィランがリーダーである事に加えて、サーペント・ソサエティ忍者集団ザ・ハンドなどが登場する可能性もロケ現場より示唆。その上でコミック通りサンダーボルト・ロスがレッドハルクになる可能性についても考えられています。

本作は撮影が終了していますが、先日は政府庁舎前に警察が多数出動するシーンの撮影も目撃されていました。本作で新たな米国大統領になるというサンダーボルト・ロスと何らかの関係があるのか、今後の情報には注目です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

ソース:Captain America Star Anthony Mackie Reveals Real Reason for Harrison Ford’s Ripped Pants and It’s Not Red Hulk (Exclusive)