「スパイダーマン:NWH」プロデューサーが、「これが最後の映画ではない」と語るが、関係者はまだ計画がないとも明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のプロデューサーをつとめるエイミー・パスカルさんが、海外メディア Fandango とのインタビューの中で、スタジオは新たな3部作を検討している事を明かしましたが、ソニー関係者によると正式な計画がないとも語りました。

パスカルPによると、トム・ホランドさん演じるスパイダーマンはMCUにとどまるとの事で、「これがマーベルと一緒に作る最後の映画ではなく、(スパイダーマンの)最後の映画でもありません。私たちは、トム・ホランドとマーベルと共に、次のスパイダーマン映画を作る準備をしています。私たちは、この作品(ホームカミングからノー・ウェイ・ホームまで)を3部作として考えており、これから次の3部作に向かっていきます。これが我々のMCU映画の最後ではありません。」と述べました。

一方、海外メディア The Hollywood Reporter の報道によると、ソニー関係者の回答として「当スタジオはホランドとファイギ(マーベル・スタジオ代表)と強い関係を築いており、今後も協力関係を続けていきたいと考えていますが、現段階では3部作の公式な計画はありません。」とコメントしているとしています。

長らくスパイダーマンの映画化権を掌握してきたソニーは、2002年から14年にかけてヒーローを主役にした5本の映画を製作し、そのうち3本はサム・ライミ監督、2本はマーク・ウェブ監督が担当しました。ウェブ監督の「アメイジング・スパイダーマン2」(2014年)が興行的に失敗した翌年の2015年、マーベルとソニーは前例のないパートナーシップを発表し、スパイダーマンがマーベルの「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)に登場することになりました。この契約により、ソニーが公開するスパイダーマン映画シリーズをファイギ代表とマーベル・スタジオが制作することになりました。この契約は、スパイダーマンをMCUに登場させるだけでなく、中心人物として他のキャラクターとの交流を可能にし、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)で大きな役割を果たすことになりました。

ソニーとマーベルの契約は、「ファー・フロム・ホーム」の公開から間もなくして破綻し、公の場に波及して、スパイダーマンのファンの間で多くの苦悩を引き起こしました。トム・ホランドさんは、当時のディズニーのCEOであるボブ・アイガー氏に電話して、ソニーとの間で何かを解決してくれるよう頼んだこともあったと過去に語っています。2019年9月、ソニーとマーベルは、ホランドさんが3部作を完結させ、さらにMCU作品にも1本出演できる新たな契約を結んだことを発表しました。

ソニーは、スパイダーマン映画に加えて、独自のマーベルキャラクターの世界SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)を映画「ヴェノム」(2019年)から作り始めており、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」に続くSSU作品として来年には「モービウス」が公開。また「クレイヴン・ザ・ハンター」の制作発表や、女性スパイダーヒーローに関する噂など数々の計画があるようですが、そこにスパイダーマンが加わるかどうかは正式に発表されていません。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

世界中にスパイダーマンであることを明かされたピーター・パーカー。ドクター・ストレンジはピーターから頼まれ、人々のピーターがスパイダーマンだという記憶を消す呪文を唱えるが、時空が歪みを引き起こしてしまう…… それによりマルチバースが出現。それぞれのユニバースから、スパイダーマンの敵を呼び寄せてしまう。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:Marvel and Sony Planning More ‘Spider-Man’ Beyond ‘No Way Home,’ Says Producer Amy Pascal

ドラマ「ホークアイ」の冒頭と映画「アベンジャーズ」の違いが発見される

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」の1話冒頭で流れたケイト・ビショップの過去のシーンは、2012年公開の映画「アベンジャーズ」のワンシーンを別の視点から描いたものでしたが、そこに登場するスタークタワーの状況が一致しない事がファンによって発見されました。

映画「アベンジャーズ」の1時間44分ごろ、スタークタワーにてソーとロキの戦いが始まってすぐに、ソーのムジョルニアとロキの杖がぶつかりあった衝撃でSTARKの文字のうち「K」が破壊され落下していきます。そこから約18分後にホークアイが落下するシーンが描かれています。

しかし、「ホークアイ」の冒頭シーンでは「K」は健在で「R」が抜け落ちていました。今の所この事が原因で物語に矛盾が生じているわけではなく、単なるミスにとどまっています。また、小さなケイトの記憶違いと言えなくもありません。

以前に「スパイダーマン:ホームカミング」内で「アベンジャーズ」から8年後と劇中で表記され、これが時系列上問題があるとして後に公式に訂正された事がありますが、今回のものは特に影響はなさそうです。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズ創設メンバーのオリジナル・ドラマシリーズがディズニープラスで独占配信! 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2021年12月1日 配信予定です。

ドラマ「ホークアイ」、2話のイースターエッグをピックアップ

2021年11月24日、ディズニープラスで配信されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」シーズン1エピソード2「かくれんぼ」のイースターエッグを中心に原作コミックの設定や今後の予想などをご紹介していきます。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

ゴミ箱の謎

クリントとケイトが話が終わり、移動する際に画面に残るゴミ箱の落書きは奇妙です。

日本語で「アキナ」と書かれているように見えますが、マーベルコミックにアキナというキャラクターは見つかっていません。「ア」の左側には縦棒があるように見えますし、「キ」もニアイコールの記号かもしれず、たまたまカタカナのように見えるだけとか、制作陣にアキナという名の日本人クルーがいるという可能性も考えられそうです。

©2021 MARVEL,Disney

22歳の自警団

ケイトの家に到着した二人。ケイトはローニンのスーツを着て悪者を殴り、犬を助けて、軽い不法侵入したと説明するとクリントは「22歳の自警団か」と漏らします。

自警団とはヴィジランテ、一般的な英単語でもありますが、マーベルコミックにおいてはデアデビルなど、法律の外での正義執行人を指す場合にもよく用いられます。

トラックスーツ・マフィアの襲撃

怪我の心配をするクリントに対して、相手はもっとボコボコだと答えるケイト。「相手って、トラックスーツ・マフィア?」と言うクリントに、ケイトは「それが名前?それって見たまんま」と返します。ここは英語ではコミック同様にトラックスーツ・マフィアになっていますが、日本語の場合は字幕がジャージ・マフィア、吹替がスポーツジャージ・マフィアとなっています。意味合いはどれも同じですが、アイアンマンを鉄男と呼称しないのと同じで、わざわざ日本語訳にする必要はないのかもしれません。

クリントはケイトに「マフィアに顔を見られていないか」尋ねると、ケイトは「ずっと覆面を取らなかった」と返します。ここは英語では「like a pro.」と添えられており、プロのヒーローのようにマスクしていた事を明かします。しかしクリントはこのスーツが彼らに恨まれている事を説明し、危険だと伝えます。

そうこうしているとトラックスーツ・マフィアのメンバー、イワンが外から叫ぶ声が聞こえてきます。そして火炎瓶が投げ込まれ、ケイトの家は火の海に。ローニン・スーツは後で取りに来ればいいということで、ある程度の耐火加工が施されていると考えられそうです。

犬を連れて非常口から脱出した二人は、チェンバーズ・ストリート駅から電車で移動する様子。マンハッタンのチェンバーズ・ストリート駅が最寄り駅ということは、ケイトはなかなか良い場所に住んでいると言えそうです。

アベンジャーズタワー

アパートを脱出した後、物資の調達をすると言うクリントに、ケイトは「アベンジャーズの物資」への期待を膨らませます。残念な事に「スパイダーマン:ホームカミング」でバルチャーが狙ったような物資はひとつもなく、市販の消毒液や綿棒といったものでがっかりする様子のケイト。しかしこの後、アベンジャーズタワーに行くのではないかともう一度期待するも、「あれはもうトニーが売ってしまった」と再度がっかりしてしまいます。

件のタワーは2012年、スタークタワーとして建てられたものですが2014年「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」ではアベンジャーズタワーとして改築されていました。その後、ウルトロン事件を経て、2016年を描いた「スパイダーマン:ホームカミング」では引っ越しの様子が描かれ、ラストシーンでは新たな建物になっていました。

アベンジャーズタワーがあった場所はコミックでも様々な人物に所有権が渡っており、MCUでも今後登場予定のヒーローやヴィランが既にオーナーになっている可能性がありそうです。

実はこのタワーの新たなオーナーが誰なのか、本作のプロデューサーのトリン・トランさんは「全てのファン理論が聞きたいです」と話しています(外部記事)。そして、ファン理論ではファンタスティック・フォーのリード・リチャーズや、グリーンゴブリン/ノーマン・オズボーンなどの名前がよく挙げられています。

モイラ・ブランドン

アベンジャーズタワーはもうないと言うことで、ケイトの隠れ家に向かう事に。そこはケイトのおば、モイラ・ブランドンの部屋でした。冬はフロリダに行っていて不在との事。なお、モイラ以外の名前はマーベル・コミックのライターやアーティストの名前が並んでいます。

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このモイラ・ブランドンはコミックにも登場している人物ですが、ケイト・ビショップの親戚ではありません。しかし、モイラは元ハリウッドスターで、ウェストコースト・アベンジャーズに基地を提供した人物としてケイトとは接点のあるキャラクターです。

ちなみにMCUのモイラも俳優である様子が自宅に飾ってあるポスターからもわかります。少しあとのシーンになりますが、ポスター左上に大きく名前が書かれていることから主演俳優であることは間違いなさそうですが、この映画「CREATURE of the DARK GALAXY」がどの程度の規模のタイトルかは不明です。もう一人の主演俳優の名前になっているルーク・バラードはマーベル・スタジオのVFX技術者の名前です。

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ローニン・スーツの回収へ

ケイトをモイラのアパートへ送り届けると傷の手当をするよういいつけ、すぐさま現場へと戻るクリント。ケイトのアパートはすでに消防車や警察が来て消火活動の最中でした。

クリントは元S.H.I.E.L.D.のエージェントらしく、自然に消防服を拝借して着込むと堂々と正面から入っていきます。しかし現場でスーツは見つからず、消防車に貼られた「NYC LAPERS」のステッカーに何かを感じるのでした。

ケイトと合流

モイラのアパートに戻ったクリント。ケイトは犬をピザ・ドッグと呼びますがこれは爵位のようなもので名前はまだないようです。

そしてケイトの傷の手当がなっていないと言うことで、クリントがレクチャーしながらやり直す事に。初代ホークアイのクリントが二代目ホークアイのケイトの手当を行うのは、映画「ブラックウィドウ」で初代ブラックウィドウのナターシャが二代目ブラックウィドウのエレーナの手当をしていたシーンとオーバーラップします。

手当のあと、「NYC LAPERS」を検索すると出てきたSNSアカウントの中にグリルスという男がローニン・スーツを持っているのを発見。グリルスは「お前はもう死んでいる」と「北斗の拳」のケンシロウの決め台詞を放っていますが、英語版でも英語版ケンシロウの台詞「You’re already dead.」で決めています。ちなみにグリルスもまたローニンのことを忍者スタイルと呼んでいますが、実際の所、浪人は武士であり忍者よりも高貴な階級です。

翌朝、事件の後始末のために3人の子供を空港へと送り出す事に。娘のライラはクリントの傷が心配な様子。「クリスマスまでに必ず帰る」とフラグを立てつつ見送ります。

目撃されていたケイト

子供たちを見送り、隠れ家に戻ったクリント。ラッキーは朝からピザを食べています。

ニュースではアーマンド邸から逃げていくローニンの姿が目撃され、オークション会場爆破にも関与している可能性があると報道されており、ケイトは焦りを隠せません。

クリントはそんな状況でも母の会社に行く必要があるというケイトを送り届けることに。ニューヨークの街を並んで歩く中で、クリントが補聴器をつけている理由が(視聴者にだけ)説明されます。大まかにはコミックと同じで、戦いの中で難聴になっていった事が判明します。

そんな中、「ヒーローだ」と喜ぶ子供の声に立ち止まるクリントとケイト。挨拶しに行こうと駆け出す子供でしたが、ホークアイに気づくことはなく、目線の先にはコスプレ集団がいました。

アントマンの横にいた弓を構える女性を「あれあなたよ」とフォローするケイトでしたが、クリントは「あれはカットニス・エヴァディーンだ」と否定します。カットニス・エヴァディーンは小説「ハンガー・ゲーム」の主人公で、実写映画された際には映画「X-MEN」シリーズでミスティークを演じたジェニファー・ローレンスさんが演じ、弓を構える姿が印象的でした。

ケイトはホークアイのブランディングについて助言をするものの、クリントは聞く耳もたず。今日の予定が順調に終わればもう会うことはないというクリントに、ケイトはまだ尾行の巻き方しか教えてもらっていないと食い下がります。

なんとか電話番号の交換を済ませますが、クリントは「緊急時だけ」とキャロル・ダンヴァースがニック・フューリーに言ったのと同様に言います。英語ではさらに「or I’ll block and delete you.」(さもなければブロックして消す)と釘をさしています。

ビショップ・セキュリティ

ケイトが「職場」と話していたのは母エレノアが経営するビショップ・セキュリティ。

エレノアの部屋に入ったケイトを待っていたのは、母だけではありませんでした。エレノアの再婚相手ジャック・デュケインはおじが亡くなった割には元気そうで、今晩もエレノアと食事の約束をしていると言います。「特別な関係だった」というアーマンドと何があったのか、今後の注目ポイントとなりそうです。

ケイトはいまいちジャックを信用しきれない様子で、食事中の話題は自分が決めるという条件で、食事会への参加を承諾します。

その後ケイトは緊急連絡用と言われていた電話番号にテキストメッセージを連投。その直後に着信がりも、出てみるとその相手はニューヨーク市警のカードル刑事でした。カードルはコミックにも登場するケイトと因縁の深い刑事さんです。コミック版はハゲでもっと年のいったベテランといった感じのヴィジュアルですが、MCU版は少しイメージが違うようです。

ラーパーズ

ケイトと分かれたクリントは「NYC LAPERS」のイベント会場へ。LARPとは Live Action Role Play の略で日本では「ライブRPG」とも呼ばれているものです。テーブルトークRPGを一段階進歩させたようなもので、普通の服のままダイスを用いて遊ぶものから、本作に登場するもののように、衣装などを用意して本格的に世界観をつくって楽しむものまで様々です。

会場に到着したクリントはすぐにローニン・スーツを持ち去った人物を発見しますが、LARP用のコスチュームを着ていないクリントは門前払いとなっていまいます。仕方なくゲームに参加することにしたクリントですが、登録にあたって何も情報を明かしたくない所はS.H.I.E.L.D.エージェントの名残なのでしょうか。なお、参加者は西洋の騎士やヴァイキングなどの衣装の他に、忍者、侍など和風スタイルの人たちも見かけれます。「富治林」というのぼりが立っているのは謎のひとつです。

スーツを着ているグリルスに返すように言うと、決闘裁判をしてわざと負けてくれたら返すと懇願してきたため、またもや仕方なく応じることに。約束どおりローニン・スーツを返してくれたグリルスですが、別れ際にあらためて自己紹介。

グリルスはコミックに登場するクリントの隣人と同じ名前ですが、コミックのグリルスは消防士ではないので同じ人物と考えていいのかは難しいところです。

ところで消防士が火災現場から物を持ち去るのは禁止であり、日本では犯罪行為であり懲戒免職です。もちろん、消防士でなくとも火事場泥棒は当然犯罪です。

スーツを回収したクリントは妻ローラに電話し、帰りが明後日になる事と、トラックスーツ・マフィアとケリをつけることを伝えます。ローラが「またあいつらなの」という所を見ると、視聴者が思っていた以上に因縁が深いようです。

クリントがトラックスーツ・マフィアを「おびき寄せる」と話すと、ローラは「ナターシャの得意技」と答えます。クリスマスまで残り5日、クリントの新たなクエストが始まります。

ディナー

約束していた夕食会でケイトは刀剣愛好家というジャックとフェンシングで一戦交えることに。

しかしケイトはジャックが手を抜いている事を見抜き、不意打ちを仕掛けるとジャックは超反応でさばいてしまいます。この事がケイトの疑念を更に増幅させてしまいます。ケイトは、アーマンドがエレノアを脅した夜に剣で殺された事でジャックを疑っています。しかしエレノアは「詮索はやめなさい。大怪我する」と、それ以上何もしないよう警告します。エレノアはケイトの大学卒業後にビショップ・セキュリティで働かせたいようですが、ケイトは乗り気ではない一面も描かれます。

着替えを済ませたジャックに「大丈夫?」とエレノアが尋ねると、「大丈夫だよ。首を切り落とされそうになったのは初めてじゃない」となかなか不穏な言葉が返ってきます。そしてジャックがケイトに渡そうとしたキャンディは、第1話でアーマンド邸で見たキャンディでした。

このキャンディを見てケイトは飛び出してしまいます。しかしこれはジャックがアーマンドを殺害した事になるのでしょうか?甥がおじの家にあるキャンディを持っていてもそれほど不思議ではありません。また、ジャックが犯人だとして、現場から持ち去ったものを他人にあげてしまうのは迂闊すぎるようにも思えます。

しかし「ホークアイ」は推理ドラマではありませんから、シンプルにジャックが犯人である可能性もあるように思えます。エレノアにも脅されていた事から動機はあるでしょう。真犯人は既に登場している人物なのでしょうか?

アジト

トラックスーツ・マフィアをおびき寄せたクリント。わざと捕まって敵のアジトに行くキャッチリリース作戦はナターシャ・ロマノフが映画「アベンジャーズ」(2012年)の冒頭でも披露していました。マフィアのイワンは「生け捕りって命令だ」と言っているが、英語では「She wants him alive.」と話しており、主語が「彼女」となっています。これはこの後登場するエコー/マヤ・ロペスの事だと考えられますが、マヤがボスなのか、その下のリーダー格なのかはまだ判明していません。

一方ケイトはアーマンド殺害に関しての手がかりをクリントに伝えようと電話しますが繋がりません。再度コールすると知らない男が電話を取り、クリントがピンチであることをケイトは悟ります。すぎにビショップ・セキュリティのサービスを利用してクリントを追跡し、場所を特定すると現場に向かうのでした。このときのユーザーネーム「bishop112012」はケイト・ビショップとラッキーが初めて登場した原作コミック「ホークアイVol 4 #2」の刊行が2012年11月だったこと示しています。

シーンが変わり、作戦通りマフィアに捕らわれたクリントがいるアジトへ。「ボスと話がしたい」と言うも話が噛み合わず、マフィアがローニン=ケイト・ビショップだと考えていることが判明します。「あいつがボスか?」と言うクリントの目線の先には1話で登場したカジがいましたが、今回も特に何もありませんでした。「ケイト・ビショップは知り合いじゃない」と突っぱねるクリントですが、当のケイトはタイミング悪く天井から落下し、二人共拘束されるのでした。

エコー/マヤ・ロペス

アラクア・コックスさんが演じるエコーが登場。エコーは、原作コミックでも人気のキャラクターで、聴覚障害をもつネイティブ・アメリカン。アラクア・コックスさん自身も耳が聞こえず、ネイティブ・アメリカンです。

エコーはコミックにおける初代ローニンでもあり、この場に3人のローニンが揃ったとも言えます。また、ローニンの名の通り刀の扱いにも長けており、アーマンド殺害の関与も疑われるキャラクターのひとりです。

そしてイングランドのデペッシュ・モード氏による「Christmas Island」(1986) というインストゥルメンタルが流れ出し2話が終了します。不穏な曲調ですが、これもクリスマス関連の曲になっています。


6話中2話が終わった「ホークアイ」。本作のヴィランであろうエコーとカジは登場しただけでまだまだ未知数となっています。二人はコミックではキングピンの部下ですが、果たしてキングピンも登場するのでしょうか?そしてコミックではヴィラン寄りのエレノアとジャックも今の所大きな動きはありません。

さらにクリントを暗殺しにくるであろうエレーナは未登場となっており、3話以降でこれらの勢力がどう動くかは注意が必要です。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2021年12月1日 配信予定です。

ドラマ「ホークアイ」、1話のイースターエッグをピックアップ

2021年11月24日、ディズニープラスで配信されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」シーズン1エピソード1「憧れのヒーローには会うもんじゃない」のイースターエッグを中心に原作コミックの設定や今後の予想などをご紹介していきます。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

オープニングロゴシーケンスの更新

おなじみのマーベル・スタジオのロゴが登場するオープニングシーケンスではマイナーチェンジが施されています。テキスト部分にはこれまでの作品の映像が流れていますのが、ここにフェーズ4の作品が追加されています。

©2021 MARVEL,Disney

具体的には映画「ブラックウィドウ」からナターシャとエレーナのシーン、そして映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」かシャン・チーが登場しています。追加が確認されたのは両方とも映画作品であり、「ワンダヴィジョン」などディズニープラスシリーズの映像はまだ含まれていないようです。

ケイト・ビショップのオリジンの変更

本作のメインキャラクターの一人、ケイト・ビショップの幼少期のシーンから始まった第1話。時は2012年、場所はニューヨーク。両親が引っ越しに関する口論をする中、ケイトは自室で盗み聞きをしていました。そんな中、映画「アベンジャーズ」(2012年)のラストで行われたアベンジャーズvsチタウリの決戦が始まり、ケイトの家も被害にあってしまいます。すんでの所でホークアイの放った矢によって助かったケイトと母エレノアでしたが、父デレクは亡くなってしまいました。デレクの葬儀でケイトは守る力と弓矢が必要だと誓うのでした。

コミックのケイトは、出版界の大御所デレクとエレノアの間に生まれた末娘で姉のスーザンがいました。幼少期に父デレクが他人に暴力を振るう様子を見て以降は父に対して幻滅していました。その後ヴィランに誘拐されたケイトはホークアイの活躍によって無事に生還し、それからはホークアイをロールモデルとして過ごすようになりました。姉スーザンの結婚直前の事、ケイトはセントラルパークで性的暴行を受けてしまいます。セラピストの助けも得てトラウマを克服し、自己防衛のために剣術、弓術、武術などをマスターしたケイトは、ウェストコースト・アベンジャーズ、ヤング・アベンジャーズ、シークレット・アベンジャーズなどに加入して活躍しています。

時計塔

ケイトが友人との賭けで狙う時計塔の鐘。この時計塔にはステイン・タワーと書かれています。そしてそこには「米国最古の大学の鐘楼。1725年10月20日に礎石が置かれました。2006年7月19日、オバディア・ステインを記念して再奉納されました。」と書かれています。

©2021 MARVEL,Disney

オバディアはMCUの記念すべき1作目「アイアンマン」のメインヴィランで既に死亡。以降特に触れられることはありませんでしたが、フェーズ4に入って「ホワット・イフ…?」にて再登場し、今回に至ります。

コミックのオバディアには息子のエゼキエルが存在し、9歳の頃に父オバディアが死亡して以降トニー・スタークへの復讐を目標に次世代兵器の開発に力を注いでいました。その後、父のアーマーを基に作り上げたアイアンモンガーマーク2でトニーを苦しめました。「ホワット・イフ」に続き今作でもステインの名が出てきたのは単なるイースターエッグなのか、あるいはドラマ「アーマーウォーズ」でヴィランとして息子が登場する可能性を示唆しているのか、気になる所です。

ケイトの友人たち

ケイトの友人として時計塔のシーンではグリアとフラニーのふたりが登場しています。彼女たちのフルネームは不明ですが、コミックにもいるヒーロー/ヴィランである可能性が残されているようです。

グリア・グラント・ネルソンはティグラと呼ばれる猫、虎のような獣人姿になるヒーローで、ケイト・ビショップと同じくウェストコースト・アベンジャーズに所属しています。

フラニーことフランシーヌ・フライはヴィランの二代目エレクトロです。コミックにおいてクリントやケイトとは特に関連性がありません。

ドラマで登場した二人の友人がコミックキャラクターと同一であるかは現時点で不明ですが、気になるポイントとなっています。

ロジャース:ザ・ミュージカル

2012年のニューヨーク決戦を舞台化したと思われるミュージカルを見るクリント・バートンと三人の子どもたち。その場で命がけで戦っていたクリントにしてみれば面白いミュージカルとは言えないようで終始苦い顔をしています。そして舞台上のナターシャ役を見て思い出す彼女の犠牲。

見かねて補聴器をオフにするクリントに対して、娘のライラが心配そうに「パパ役はかっこいいよ」と声をかけます。そしてミュージカルはハルクの見せ場になり、スマッシュを連呼。その後、歌詞が「一撃で街は粉々、さんざんだけどまあいいさ」と皮肉めいた展開になり、クライマックスのスティーブ・ロジャースの口癖「I can(could) do this all day」を歌うところでクリントは退席。

向かったトイレで「thanos was Right.」(サノスは正しかった)の落書きを目にするクリント。ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のカーリ・モーゲンソウたちフラッグスマッシャーたちの信条でもありました。多くの犠牲を払ってサノスを倒したアベンジャーズたちでしたが、サノスを支持する人間もまだまだいるようです。なお、この文言はトレーラーでも確認出来ましたが、今後のエピソードの別のシーンで再登場するようです。

©2021 MARVEL,Disney

しかしトイレで横に並んだ男性からは「うちの子がファンなんです」と声をかけられ、子どもたちには人気のヒーローであることも伺えるシーンとなっています。

結局席に戻らず表に出たクリント。心配したライラもそれを追いかけ、「無理に見なくていい、こんなの馬鹿げてる」と伝えます。続いて出てきたクーパーとネイト(ナサニエル=ピエトロ・バートン)はなかなか気に入った様子ですが、幼いネイトは「なんでみんな何でも歌や踊りにするの?」とアメリカのエンターテイメントを皮肉ります。

ちなみにこのミュージカルで劇中でも指摘されているように、「アベンジャーズ」の時にはアントマンはいませんでした。しかし「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではアントマンも一緒に2012年のニューヨークにタイムトラベルしています。これは偶然の一致なのでしょうか、それとも重大な意味があるのでしょうか。

ケイトとエレノア

ケイトにシーンが変わり、ニューヨークの実家へと帰ります。ドアマンがいる所や内装からもわかるように、どうやらかなりお金持ちな様子。冒頭で家を売る話をしていたのとは随分ギャップがあります。これからチャリティーオークションがあるというエレノアは「嫌よね、貧乏人たちが金持ちを頼って」となかなかの毒を吐いています。

時計塔を壊した罰としてカードを解約したと告げるエレノア。続けて「若い子は自分を無敵だと勘違いしてる。お金持ちもそう思ってる。」とトニー・スタークやドクター・ストレンジを非難するようなセリフを放っています。ストレンジは手の治療のために財産を失いましたが。

ジャック・デュケイン

机の上に置かれた剣について母に尋ねると、「今学期いない間にちょっと変化があって」と返ってきました。そしてタイミングよくエレノアのボーイフレンド、ジャック・デュケインが登場。

コミックのジャックはクリント・バートンが所属していたサーカス団の先輩であり、サーカスを出たあとは様々なギミック付きの剣を使いこなすヴィラン、ソーズマンとして活動していました。その後アベンジャーズと戦う中でマンティスと出会い改心、後に結婚しました。

MCUのジャックがクリントと知り合いなのか、この先マンティスと出会うのかは不明ですが、ソーズマンである可能性は匂わせているようです。

中華料理店にて

カニを食べまくるクリント一家。吹替では「頼み過ぎだよ父さん」とクーパーのセリフが入りますが、英語や字幕では具体的に30人前食べていることがわかります。

子供3人とニューヨークまでクリスマス旅行に来るクリントの現在の懐事情については説明がありません。現状を見るにそれなりに裕福なのでしょうか?「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ではサム・ウィルソンがお金に苦心している様子も描かれていましたが、一方でワンダとヴィジョンは家の購入もしていました。もっとも後者の場合はワンダの魔法やヴィジョンのマインド・ストーンで不動産業者を操っても手に入りそうですが、それはあまり考えたくありません。クリントの場合はS.H.I.E.L.D.時代にトップクラスのエージェントとして多額の給料が出ていたという可能性もありそうです。

クリスマスにやりたいことを聞かれた子どもたちは「お菓子の家」、「映画マラソン」、「醜いセーター」、「ツリーの飾り付け」と定番のプランを提示。クリントは全部やるぞとした上で、大事なのは全員一緒にやることだと付け加えます。サノスによって家族全員を失った5年を経験したクリントは、人一倍家族に思い入れが出来ているようです。

店側から「ニューヨークを救ってくれたお礼」として食事代は無料に。クリントのこれまでの行いはエンタメ化されたり、悪意に否定されたり、そして善意に救われたりとそれぞれの立場からの解釈が矢継ぎ早に描かれています。

チャリティー・オークション

母から赤いドレスを着るように言付けられていたケイトですが、黒いスーツを着用して出席しています。母とジャックの仲がいいことへの不満の表れなのかもしれません。

会場で話しかけてきたのはアーマンド・デュケイン三世。ジャックのおじにあたる人物でした。アーマンドから母をジャックの再婚を聞かされたケイト。アーマンドは二人の結婚に異論がある様子ですが、再婚の話にショックを受けたケイトは深く追求することはありませんでした。そして、風に当たってくると告げ会場の外へ出たケイトはそこで一匹の犬と出会うのでした。

建物内に戻ったケイトは、アーマンド・デュケインとエレノアが口論している所を見つけてしまいます。「帝国の礎は“嘘”だった」と責められていた母に事情を聞こうとしますが、エレノアはとぼけて話そうとしません。ケイトが母を脅したアーマンドを追うと、厨房を抜けた先のワインセラーでは謎のオークションが開催されていました。

闇オークション

アーマンドの他にもエレノアとの会食を中座して参加しているジャックの姿があったこの謎のオークション。

そこではトリケラトプスの頭骨が270万ドル(約3億円)で落札されており、明らかに普通のオークションではありませんでした。これが盗品であるならシンプルなのですが、実はコミックでは恐竜が生き残っている島「サヴェッジランド」が存在します。南極大陸に属する小さな島のサヴェッジランドは南極であるにも関わらず熱帯気候で、恐竜が跋扈しています。またワカンダ以外でヴィブラニウムが眠っている世界に二箇所しかない場所のひとつであり、X-MENの訓練場としてもよく使われています。

そして、アベンジャーズコンパウンドの残骸から回収されたというローニンの刀までもが出品。ローニンは「犯罪組織が握る地位と権力をほぼ無にした男」と紹介され、その正体が今でも不明だと付け加えられています。なお、刀は格納式ですがそのギミックは不明。短い柄の部分に長い刀身が収まるといった謎の仕様で、飛び出しナイフのような速度で出し入れ可能な事から、トニー・スタークのナノテクとは少し違うようです。

このローニンの刀は47万5000ドル(約5000万円)でアーマンドが落札します。

トラックスーツ・マフィア

闇オークションで新たにローニンのスーツが出品された頃、トラックスーツ・マフィアたちが乱入してきます。突入前のシーンでは(英語版では)ロシア語で話すキャラクターがいる事もわかり、コミックでのイワンを参照している可能性があるようです。なお、トラックスーツとは運動着、すなわちジャージの事であり、彼らの象徴的なファッションスタイルにもなっています。

マフィアたちは壁を爆破し、オークション会場へと乱入。彼らの狙いは「時計」との事ですが詳細はわかりません。この混乱に乗じてジャックはローニンの刀を奪い、一方でケイトはローニンのスーツを着込んでマフィアたちに反撃を開始。武術大会で優勝するだけあって、戦闘力はなかなかのものである事が判明します。

場面が変わって表で荷物を積み込んでいたマフィアのひとりが積荷の中から偶然にお目当ての「時計」を発見。この時計が何かは分かりませんが、アベンジャーズコンパウンドからの品物である事がタグからわかるため、スタークのテクノロジーが搭載されている可能性は高いように思えます。映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ではデザインが異なるものの、アイアンマンのアーマーの手甲部分に変化しリパルサーブラストを発射できる時計が登場していました。

©2021 MARVEL,Disney

しかしこのマフィアに先程の犬が噛みつき格闘状態になったところを、会場を後にしたケイトが通りかかり、犬を助けます。その様子をカジと呼ばれるメンバーが目撃していました。コミックに登場するクラウン/カジミェシュ・カジミエルチャクと同一であるかは今の所不明です。

蘇ったローニン

宿泊先のホテルでローニン復活のニュースを見て過去の暗い記憶が蘇るクリント。映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」で真田広之さん演じるヤクザのアキヒコを殺害したシーンがフラッシュバックします。

なお、ここで流れているニュース番組「SPECTRUM NEWS」は実在の番組であり、過去のMCUでよく登場した架空の放送局WHiHのニュース番組「NEWS FRONT」とは異なります。

一方、犬を助けたケイトは隠れ家に連れ帰り、お腹をすかせた犬にピザをあげていました。コミックではこの犬はラッキー・ザ・ピザ・ドッグと名付けられていることからもわかるようにピザが好物という設定です。

アメリカ映画などで犬がピザを食べるシーンはよく見かけますが、日本の風潮的に犬にピザを与えるのは特にタマネギやガーリックが気になる所。海外のデータベースによると、犬のタマネギ中毒は柴犬や秋田犬などの日本犬によく見られるようで、洋犬は和犬に比べて中毒に対して少し強いようです。

母を脅したり、闇オークションを不審に思ったケイトは犬をおいてローニンスーツを着たまま、アーマンド邸に向かいます。しかしそこでケイトが見たのは刺殺体となったアーマンドの姿でした。

アーマンド邸から逃げる途中でトラックスーツ・マフィアに囲まれるケイト。コミックどおり語尾に「Bro.」(ブロ、ブラザーの意)を付けて話すマフィアたちですが、日本語字幕や吹替には特に表現されていません。

善戦するケイトでしたが数の上でも不利になり、車の中へ逃げ込みます。そこへ乱入するクリント。あっさりとマフィアを倒したクリントは車の中からケイトを引きずり出し、過去の亡霊であるローニンと対面、一方でケイトにとっては憧れのホークアイとの出会いとなるのでした。

エンディング曲ではトレーラーでも使用されていたアンディ・ウィリアムスさんの「It’s The Most Wonderful Time Of The Year」(1963年) が流れ、子どもたちとの最高のクリスマスを歌っています。


ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2021年12月1日 配信予定です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の上映時間は2時間28分1秒に

ソニー・ピクチャーズ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の上映時間が最終的に2時間28分1秒に設定されたと、海外スクーパーのBSLが報じました。来週開催されるプレス向けの上映イベントを前に、本作の上映時間が明らかになりました。

2002年からのスパイダーマン映画の中で最長の作品であり、MCU作品の中では「アベンジャーズ/エンドゲーム」(3時間1分)、「エターナルズ」(2時間37分)、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2時間29分)に続く4番目の長さの作品となるようです。

本作は「ホームカミング」シリーズ3部作の最後の作品であり、描くべきことは盛りだくさんであるため、上映時間が長くなるのは必然であると言えそうです。

本作の公式あらすじは以下の通りです。

世界中にスパイダーマンであることを明かされたピーター・パーカー。ドクター・ストレンジはピーターから頼まれ、人々のピーターがスパイダーマンだという記憶を消す呪文を唱えるが、時空が歪みを引き起こしてしまう…… それによりマルチバースが出現。それぞれのユニバースから、スパイダーマンの敵を呼び寄せてしまう。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

【悲報】ラッキー役ジョルトちゃん、他人の物を奪うヒーローにあるまじき行為をしてしまう

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」でラッキー・ザ・ピザ・ドッグを演じるジョルトちゃんが、他人(他犬)の物を横取りしてしまうヒーローとは呼べない行為が収められた動画がSNSで公開され、海外で話題になっています。

動画はジョルトちゃんの公式Instagramにて公開されています。

劇中同様にピザが大好きなジョルトちゃんは、一瞬でピザを奪いカメラからフェードアウト。ピザを取られた犬は急いで残り僅かなピザを頬張っています。

現在配信されている「ホークアイ」2話の段階ではまだ名前が付けられておらず、ケイトいわく爵位としてピザ・ドッグと呼称されています。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズ創設メンバーのオリジナル・ドラマシリーズがディズニープラスで独占配信! 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2021年12月1日 配信予定です。

米ディズニープラス、映画「エターナルズ」を2022年1月12日より配信

米ディズニープラスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のサブスク会員向け無料配信を 2022年1月12日 から始めると、Streaming Guider が報じました。映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」と同じく、劇場公開から約70日程での無料配信となるようです。

「エターナルズ」の公式あらすじは以下のとおりです。

数千年にもわたり、宇宙的規模の“脅威”から人類を守り続けてきた者たちがいた。
彼らの名は、エターナルズ──。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、地球に再び想像を絶する“脅威”が迫っていた。
その時、数千年の時を経て、エターナルズが人類の前に姿を現す。
地球滅亡まで彼らに残された時間は、あと7日……。
タイムリミットが迫る中、彼らは世界中に散らばった仲間たちと結集し、人類を守ることができるのか。
そして彼らを待ち受ける<衝撃の事実>とは……。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中、2022年1月12日より米ディズニープラス会員向けに無料配信開始です。

ソース:Disney+ confirms launch of new Marvel movie ‘Eternals’ on January 12, 2022

ドラマ「ホークアイ」、監督がシリーズフィナーレで「大きな何かを届ける」と示唆

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のリース・トーマス共同監督が、Youtubeチャンネル BadTaste.it のインタビューに応じ、シーズン1のフィナーレについてファンが期待出来ることについて語りました。

インタビューの中で、満足のいくシーズン1の結末と独立した結末の両方になると考えているというトーマス監督は「物事は雪だるま式にどんどん大きくなっていきます。そして、フィナーレではみんなに何か大きなものを届けることができると思っています。しかし、それは独立したストーリーでもあるしで、とても素敵なことです。」と述べました。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズ創設メンバーのオリジナル・ドラマシリーズがディズニープラスで独占配信! 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2021年12月1日 配信予定です。

映画「エターナルズ」、脚本家がイカリスのラストシーンについて解説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の脚本を担当したカズ・フィルポさんが、海外メディア Comic Book Resources とのインタビューで、リチャード・マッデンさん演じるイカリスのラストシーンについて説明しました。

※これより先は「エターナルズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

フィルポさんは、「エターナルズの融点は?文字通りエターナルズのロボットを溶かすにはどれくらいの時間が必要なのか。何を隠そう…そう、いつもそうでした。彼は自分のしたことを家族に見せることに耐えられないと悟っているのです。」とイカリスの心情を明かしました。

さらに「イカリスは、自分が悪いとは思っていないと思います。でも彼は後悔しているのだと思います。とても後悔しています。彼はこの惑星での自分の生き方を後悔していて、それが重荷になっているのだと思います」と説明しました。「過ちを犯したけど、家族に顔向けできないし、生き続けることもできない」事を表現していると明かしました。

フィルポさんは、映画制作のある時点では「亡命から始まった」が、その後「決定的なものにする必要がある」と気づいたと明かしています。

「亡命から始まったこの作品は、映画制作の過程を経て、本当に決定的なものにする必要があると考えました」と付け加えました。「この作品は、”It’s sacrifice(犠牲だ)”と言っているようなものです。『私はエターナルズには仕えられない。もしセレスティアルズに仕えられず、家族と一緒にいられないなら、私はこの第3の選択肢を選ぶ』と言っているようなもので、イカリスにとってはまさに忘却です。そう、彼は死んだんです。」

今作ではイカリス以外にも何人かのエターナルズが命を落としました。しかしながら、エターナルズの出生の秘密が明かされた以上、アリシェムがエターナルズを再制作して戻ってくる可能性は充分にあるようです。

しかしそうやって戻ってきたエターナルズたちは視聴者が今作でみたエターナルズたちとは全くの別人になっている可能性が高く、現存のエターナルズと蘇ったエターナルズとの間で対立が起きることさえあるかもしれません。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

ソース:Eternals Writers Confirm [SPOILER] Really Is Dead

ドラマ「ホークアイ」、時系列について監督が訂正!舞台は2024年クリスマスに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のリース・トーマス共同監督が、先日行われた海外メディア Total Film とのインタビューの中で、本作の時系列が2025年のクリスマスになるとコメントしていました。しかしこれは誤りだったという事で、監督はTwitterにて正しくは2024年であると明かしました。

監督はTwitterにて「時系列は2024年です。一時期、2年先の2025年にしようとしていましたが、それでは皆さんの心を混乱させてしまうことになります。でも、今は1年後です。」と前回のインタビュー内容を訂正しました。制作段階では2025年を描く予定もあったとの事ですが、リリースバージョンは2024年のクリスマスとして制作されているようです。

これにより、やはり「ホークアイ」と「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は同じ時期、同じニューヨークで展開される事になるのでしょうか。それともスパイダーマンはこことは違う別のニューヨークなのでしょうか。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズ創設メンバーのオリジナル・ドラマシリーズがディズニープラスで独占配信! 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか。

ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで1話2話同時配信開始です。