MCU「スパイダーマン」ホーム3部作のジョン・ワッツ監督が4作目に戻らない理由をついに明かす

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ホームカミング」、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のジョン・ワッツ監督が、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューで、4作目映画に戻らない理由をついに明かしました。

ジョン・ワッツ監督はMCUでの自身の仕事を振り返り、特に「ノー・ウェイ・ホーム」に関して「あれは本当に特別な瞬間でした。あの映画に対する反応は信じられないほどでした。」と語り、 「こんなことは二度と起こらないだろう」と悟ったと説明しました。

ホーム3部作の制作を経て、「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」の制作に携わった後、「ファンタスティック・フォー」リブート版の制作を降板。監督はディズニー&マーベルを離れて、ジョージ・クルーニーさんとブラッド・ピットさんが共演し、ライバル関係のフィクサーを演じる新しいアクションコメディ「ウルフズ」を制作しました。

自身の最新映画とマーベル映画を比較して、監督が次のように語っています。

「マーベルのアクション映画を撮るときは、楽しいアクションシーンはすべてセカンドユニットの監督に任せることもあります。マーベル映画では、やるべきことがたくさんあるので、仕事を分担するのです。クリストファー・ノーランのようにすべてを自分でやれる機会はめったにありません。今回(ウルフズ)は、『すべてのショットを撮りたい』と思いました。」

そしてさらにもうひとつの決定的な違いについても説明しました。

「私はちょうど映画監督を始めたばかりで、マーベルからオファーをもらいました。幸運な事に私はそれらの映画すべての創作権を全面的に握らせてもらいました。しかしスパイダーマンはこれからもスタン・リーとスティーブ・ディッコの作品であり続けるでしょう。これは私にとって、自分の声、自分のヴィジョン、自分のスタイルに戻るチャンスでした。ウルフズは私のものです。それは本当にいい気分なんです。」

マーベルに限った話ではありませんが、原作が存在する作品を映画化する場合は、どうしても監督がすべてを思い通りにする事は出来ません。ワッツ監督は1からすべてを構築したいという欲求が大きくなった事で、マーベルを離れる決断をした事を明かしました。

しかし残念な事に監督が満足したという最新作「ウルフズ」は前売りチケットを販売していたにも関わらず日本での劇場公開が中止される事が、公開約一ヶ月前の8月頭にアナウンスされました。

米国では、予定どおり9月20日より劇場限定公開した後、わずか一週間の公開期間を経て、9月27日からApple TV+で配信。日本ではApple TV+での配信のみの予定となっています。

ジョン・ワッツ監督が「ファンタスティック・フォー」を離脱した際、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「関係悪化が原因ではない」と述べ、監督が休息を希望していたと説明しました。

ソニーは「スパイダーマン4」での監督のリターンを望んでいると報じられていましたが、それも叶うことはありません。

ジョン・ワッツ監督が再びマーベルに戻る可能性はゼロではありませんが、当面の間は自由にのびのびと自分の作品を撮る事に集中するようです。

「スパイダーマン4」は現在新たな監督を探している最中で、これまでにはドリュー・ゴダード監督(LOST、キャビン)、ジャスティン・リン監督(ワイルド・スピードシリーズ)、ジョン・ファヴロー監督(アイアンマン)、サム・ライミ監督(スパイダーマン)、ジェームズ・ワン監督(SAW、アクアマン)、アダム・ウィンガード監督(ゴジラxコング 新たなる帝国)、アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー監督コンビ(ミズ・マーベル)らが候補者として報じられてきました。

「スパイダーマン4」は2025年から撮影開始予定で、2026年公開予定が噂されています。

ソース:Why Director Jon Watts Turned His Back on Marvel to Make ‘Wolfs’ With Brad Pitt and George Clooney

ディズニーコンサート「インフィニティ・サーガ・コンサート・エクスペリエンス」の日本開催はどうなる?

ディズニーコンサートの公式 Instagram がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のインフィニティ・サーガを振り返る「インフィニティ・サーガ・コンサート・エクスペリエンス」の最新告知を投稿。現地時間の8月30日、31日にロサンゼルスで世界初公演となります。

マーベル・スタジオの「インフィニティ・サーガ・コンサート・エクスペリエンス」の世界初演が8月30日と31日に開催されます!ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するグスターボ・ドゥダメルのコンサート・ライブで、スクリーン上の壮大な映画の旅を目撃するチャンスをお見逃しなく!今すぐチケットをお求めください!

コンサートは今月末に迫っていますが、現状ではロサンゼルス公演以外のスケジュールは発表されていません。過去のマーベルコンサートを振り返ってみても、日本での開催はあまり期待出来ないのかもしれません。

マーベルがインフィニティ・サーガを振り返るコンサート「インフィニティ・サーガ・コンサート・エクスペリエンス」を発表

マーベルがマーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画シリーズであるインフィニティ・サーガを振り返るコンサート「インフィニティ・サーガ・コンサート・エクスペリエンス」の開催決定を発表しました。10年以上の歳月をかけて制作されたもので、世界中のマーベルファンや映画コンサート愛好家にとって必見のイベントとなるようです。

ディズニー・コンサート、マーベル・スタジオ、ロサンゼルス・フィルハーモニックは、8月30日(金)と8月31日(土)に象徴的なハリウッド・ボウルでマーベル・スタジオのインフィニティ・サーガ・ コンサート・エクスペリエンスのプレミア を開催することを発表。

公式概要は以下のとおりです。

ロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督兼芸術監督のグスターボ・ドゥダメルが指揮するインフィニティ・サーガ・コンサート・エクスペリエンスでは、ロサンゼルス・フィルハーモニックが特別に作成されたスコアを映像に合わせてライブで演奏します。この映画コンサートイベントは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の伝説的なキャラクターをまったく新しい視点から1つの物語に織り交ぜ、スタジオの最初の23作品を通して観客を映画の旅へと誘います。 

マーベル・スタジオの「インフィニティ・サーガ・コンサート・エクスペリエンス」は、MCU の思い出に残るイベント、テーマ、キャラクターを集めたユニークなコンサートで、アベンジャーズからアイアンマン、ブラックパンサー、ブラックウィドウ、ソー、キャプテン・アメリカ、キャプテン・マーベル、ハルク、アントマンなど、このユニークなコンサートの旅は、インフィニティ・サーガの最も愛されているキャラクターを讃えると言います。

このコンサートは、ファンをこれまでにない映画コンサートの旅へと誘います。このコンサートでは、この世代の多くの大作映画の最も記憶に残る瞬間のいくつかを紹介します。マーベルのインフィニティ サーガ映画のスコアと歌がライブで演奏され、フランチャイズの最も忘れられない瞬間のいくつかが集められます。これには、アベンジャーズの象徴的なテーマや、アベンジャーズ/エンドゲーム のショーを止める「ポータル」が含まれており、魅力的で忘れられない体験を生み出します。ショーでは、ボウルのプロセニアムに素晴らしいマッピング プロジェクションも含まれ、ファンを MCU の壮大な旅へと誘います。

「インフィニティ・サーガ・コンサート・エクスペリエンス」は 2024年8月30日(金)と8月31日(土)にロサンゼルスで開催予定です。

ソース:公式

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」公開10周年、ルッソ兄弟監督がエンドゲームまでのMCUの思い出を振り返る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」が今月、劇場公開から10周年を迎えました。MCU映画で最高の作品として挙げられることも多い本作のメガホンを取ったジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソ兄弟監督が、海外メディア GamesRadar+ とのインタビューでMCUに参加した日々を振り返りました。

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スコットランドのセント・アンドルーズで開催されたサンズ国際映画祭に参加していたルッソ兄弟監督はインタビューに応じ、MCUに参加するきっかけになった「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」について語っています。

アンソニー監督は「本当に歳を取ったなと感じますね。」と前置きし、「正直に言うと、それは本当にスリリングでした。私たちにとって、その期間は全体的に非常に没頭していて興奮するものでした。実質的にその映画でMCUに参加し、7年後の『エンドゲーム』でそれを去りました。その全体のライドは、どんどん乗客が増えていくジェットコースターのようでした。私たちは2012年にマーベルと一緒に働き始め、『エンドゲーム』は2019年に公開されました。考えてみるとわずか7年間で、それだけのことが詰まっていたということです、7年間で4つの映画ですね。」と述べました。

さらに、「家族は私たちにとって本当に重要なんです。」と付け加えました。

「私たちは大家族で育ち、私たちの映画や仕事は常に家族の延長線上にあると見なしてきました。自分の大切な人たちから離れて時間を過ごすのであれば、愛する他の人たちと一緒であることが望ましいです。私にとって最も目立つのは、これらの映画から出てきた私たちの関係がどれほど長く続いているかです。私たちの創造的な共同作業者、俳優の友人、私たちが一緒に仕事をしたすべての人々は、今もたくさんの時間を共に過ごし、彼らと非常に親しい関係を築いており、多くの思い出を共有しています。」

ジョー監督は兄弟が「観客と対話することが好きです。」と付け加え、「それが私たちが常にアプローチしてきた方法ですし、私たちの作品を通してさまざまな形で見ることができます」と説明しました。

そしてアンソニー監督は「私たちは積極的な観客が好きです。なぜなら、私たちは映画ファンとして、そして一般的なポップカルチャーファンとして育ちました。ファンダムが物語を自分たちのものにする方法や、ファンとしてそれにもたらすことができる創造的なプロセスが大好きです。『アベンジャーズ:エンドゲーム』の映画館に座って、そのボリュームやエネルギー、そして映画館内での観客の反応の強さを感じることが出来た事、私たちは劇場でそのレベルの強さを以前に経験したことがなかったと思います。そして、それは特別なことでした。」と語りました。

ルッソ兄弟監督は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でMCUの制作に参加し、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」をもってMCUを卒業しました。

2020年、まだ「アベンジャーズ5」と「アベンジャーズ6」が公式発表されていなかった段階で、兄弟監督は「シークレット・ウォーズ」の実写化に取り組みたいとしつつ、ケヴィン・ファイギ社長にも提案済みだと語っていました。

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また、「エンドゲーム」のエピローグでキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースがインフィニティ・ストーンを返して回った旅路を映画化してみたいとも話していました。

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「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の制作発表後は、これらの発言が影響していたせいかすぐに兄弟監督の復帰が噂されましたが、兄弟はこれを否定

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その後は「アイアンマン」のジョン・ファヴロー監督、「ブラックパンサー」シリーズのライアン・クーグラー監督、「スパイダーマン」「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のサム・ライミ監督、「デッドプール&ウルヴァリン」のショーン・レヴィ監督、MCU外から「Gravity(ゼロ・グラヴィティ)」や「Children of Men(トゥモロー・ワールド)」のアルフォンソ・キュアロン監督らの名前が候補として報道されました。

この中でライアン・クーグラー監督については、ケヴィン・ファイギ社長が明確に否定していました。

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」の後継とされる「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」や「サンダーボルツ」が劇場公開に向けて進行中であり、監督が興味を示していた「シークレット・ウォーズ」もこの1、2年で動き出すと見られています。

MCUのフェーズ5も後半に差し掛かり、「シークレット・ウォーズ」でどのような結末を迎えることになるのか、注目されています。

映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」はディズニープラスで配信中です。

ソース:10 years after Captain America: The Winter Soldier, directors the Russo Brothers share their favorite MCU memories

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アーロン・テイラー・ジョンソンさん、アベンジャーズ映画出演はどうでも良かったと言う

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の主演を務めるアーロン・テイラー・ジョンソンさんが、海外メディア Esquire とのインタビューの中で、過去にアベンジャーズ映画に出演していた時の事を振り返りました。

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2015年公開のマーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」でワンダの弟クイックシルバー/ピエトロ・マキシモフを演じたアーロン・テイラー・ジョンソンさんは当時を振り返ります。

「エイジ・オブ・ウルトロン」と同時期に「キック・アス」や「ゴジラ」などに参加していた事について、「それらが私の前に並んでいました。でも、あまり気にする事もありませんでした。」と述べ、誰も知らないような役をやりたいと考えていたと言います。

大ヒットシリーズに出たくなかった理由について「純粋に赤ちゃんと一緒にいたかったんです。彼らから離れたくなかった。それがどんなことか、悩みました」と語り、シリーズ大作出演に関して「どうでもよかった」と当時考えていたと明かしました。

あれから数年、状況はかなり変化し、今は「クレイヴン・ザ・ハンター」のような作品に挑戦する準備ができていると言います。

「つまり、正直なところ、この種の映画はもうたくさんだと思っていたんです。中途半端な、どうなるか分からないという態度で、この役柄、このフランチャイズに足を踏み入れることはできません。精神的に準備しなければならないんです。今の僕は、それに対処するのが幸せだと思えるほど、自分の人生において安心感があります。」と心境の変化について説明しました。

「クレイヴン・ザ・ハンター」のJ・C・チャンダー監督は本作の「悲劇映画」と称しつつ、米公式サイトではスパイダーマンの物語へと繋がることを示唆し、アーロン・テイラー・ジョンソンさんはSNSでスパイダーマンを挑発するなどのプロモーションを行っています。

ここからSSUが本格的に動き出すのかと予想されていましたが、先月末、本作の公開が約1年延期となる事が発表されました。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年8月30日 に米国公開予定です。

ソース:It’s Aaron Taylor-Johnson Season!

映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、撮影直前に「エージェント・カーター」を曖昧な位置に置いたと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」などでペギー・カーターを演じたヘイリー・アトウェルさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、同作の直前での変更点について語りました。

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ヘイリー・アトウェルさんはインタビューの中でペギー・カーターの家族について、直前で重要な変更点があったと次のように明かしました。

撮影中、小道具係がペギーのベッドサイドに夫や子供たちと一緒に写っている額入りの写真を置いていたんですが、ルイ・デ・エスポジートが撮影が始まる直前に駆け寄ってきて、『それを外してくれ 』って言ったんです。『まだわからない。これが彼女の結婚相手だと思わせて、自分たちを制限したくないんだ。』って。それで、写真は削除されました。それで、『なるほど、これは面白い』と思ったんです。彼らが得意とするのは、観客が望むものを提供し、期待を超えることだと思います。だからこそ彼らは、観客が知る必要のある情報量を提供し、観客を惹きつけ続けるだけでなく、観客を喜ばせ、新しい情報で驚かせることを常に意識しているんだと思います。

その直前に隠される事になった結婚相手というのがエンヴェア・ジョカイさん演じるダニエル・スーザだったとアトウェルさんは言います。

©MARVEL,Disney

ダニエルはドラマ「エージェント・カーター」に登場したキャラクターで、ペギーが所属していたS.H.I.E.L.D.の前進となる組織、戦略科学予備軍「S.S.R.」のロサンゼルス支局長。

「ウィンター・ソルジャー」の映画の後、ダニエルはドラマ「エージェント・オブ・シールド」にも登場していました。

撮影の直前までは「エージェント・オブ・シールド」及び「エージェント・カーター」を正史として認めるような決定的な証拠が準備されていたようですが、アトウェルさんが明かしたようにそれは直前で隠される事になったようで、今現在、このふたつのドラマ作品とMCUとの関連性は曖昧な状態が続いています。

ペギーはこの「ウィンター・ソルジャー」にて寿命を迎えることになりましたが、その後もアニメ「ホワット・イフ」や映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では変異体のキャプテン・カーターとしてMCUに登場しています。ただし、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のカーターには不満があったとも過去に明かしていました。

アトウェルさんは今後のペギーについて、マーベルとファン次第だともコメントしています。

映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、ドラマ「エージェント・カーター」、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Hayley Atwell on How ‘The Winter Soldier’ Changed Peggy Carter’s Family At the Last Minute

ディズニープラスが映画「アントマン」のASLバージョンをリリース

ディズニープラスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン」のASL(アメリカ手話)対応バージョンの配信を開始した事を、マーベル公式がアナウンスしました。4月15日の全米手話(ASL)デーを前に、この新しいオプションが利用可能になったとの事です。

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今回のASLビデオサービスは、デラックスがGrupo Stenoと共同で制作したもので、デルバート・ウェッターさんがASLのベストプラクティスに関する相談役としてプロジェクトに参加し、クリエイティブガイドラインの構築をサポートしました。さらに、「エターナルズ」や「ホークアイ」など、ASLを使用したマーベル・スタジオの作品を手がけたことのあるダグラス・リドロフさんが、ASLパフォーマーのジェイック・クックさんと一緒に仕事をするために加わりました。

ウェッターさんは「ダグラス・リドロフとASLパフォーマーのジェイック・クックを含むチームのろう者クリエイティブは、アントマンの楽しい会話や効果音を、マーベルの独特のスタイル、破壊的なユーモア、高速アクションにふさわしい方法で伝えることを目指し、期待以上の成果をあげました。」とコメントしています。

ASL対応で視聴するには特典映像タブからアクセスするようですが、いまのところ日本のディズニープラスでは対応していません。

対応バージョンでは画面の右下にパフォーマーが表示され、字幕だけでは足りない情報も補完してくれる事になるようです。

©MARVEL,Disney

映画「アントマン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Ant-Man’ Arrives on Disney+ With New ASL Option

映画「アイアンマン3」、ガイ・ピアースさんがMCU復帰の可能性について語る

2013年に公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アイアンマン3」のヴィランを演じたガイ・ピアースさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で、今後のMCUに戻ってくる可能性は十分にあるだろうと語りました。

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以前にも復帰について前向きな姿勢を見せていたピアースさんですが、将来的にMCUに再登場する可能性について質問されると「彼が戻ってくるのを見るのはとても楽しみです。そして、彼のようなキャラクターの性質上、彼が戻ってくる可能性は十分にあると思います。そうですね、彼が何をしようとしているのか、ぜひ見てみたいです。というのも、彼は『アイアンマン3』で見たように、物語の冒頭から急速に大きく変化した人物だからです。だから、彼がどこに行き着いたかなんて誰にもわからないんです。」と述べました。

ガイ・ピアースさんが演じたヴィランのアルドリッチ・キリアンはシンクタンク「A.I.M.」の創設者、社長として登場。最終的にはエクストリミスの力を手にしたペッパー・ポッツによって爆死したと考えられています。

マーベルのコミック史上においてA.I.M.はかなり重要なヴィラン組織であり、ヒドラと同等にヒーローたちを苦しめています。今後のMCUでヒドラが沈静化している間にA.I.M.が活動を再開するのではないかと考えるファンも多数います。また、MCUでのキリアンの活動経歴を見てもDNAや脳のバックアップを取っていたとしてなんら不思議はなく、マーベルの世界にあるテクノロジーを使えば復活はありえない話ではありませんし、そもそもエクストリミスの力で今なお再生中であったとしてもおかしくはありません。

A.I.M.については映画「ブラックウィドウ」の予告にその文字が含まれていた事から登場するのではないかと考えられていましたが、予告のシーンは公開バージョンでは少しアップの映像になったためか、指摘されていた箇所は画面には含まれず、物語自体もA.I.M.とは全く関係がないただのイースターエッグでした。

©MARVEL,Disney

A.I.M.関連の噂としては、コミックのA.I.M.のボスであるM.O.D.O.K.が「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」に登場するという話もありますが、ガイ・ピアースさんがマーベルの世界に戻ってくる事はあるのでしょうか。

映画「アイアンマン3」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Guy Pearce Speaks Out on Return of His Iron Man 3 Villain Aldrich Killian

映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」の監督はスナイダーカットを望んでいる ─ 「理想的な仕事ではなかった」

2013年に公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」のアラン・テイラー監督が制作当時を振り返り、自身の構想から全くの別物となってしまった「ダーク・ワールド」について、通称「スナイダーカット」を望んでいることを、海外メディア Inverse とのインタビューの中で明かしました。

テイラー監督はマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ代表へのリスペクトを示した上で、制作当時の状況を以下のように述べました。

まず第一に、私はケヴィン・ファイギをとても尊敬しています。彼は、これまで誰もやったことがなく、彼がやるまで誰も可能だと思っていなかったことをやっていると思います。今、誰もがそれを真似しようとしています。
私にとって、この制作プロセスは楽しいものではありませんでした。映画を作ることに全神経を集中させましたが、編集の過程でそれを大きく変える決定がなされたのです。彼は自分が運営している帝国を持っていて、他のことに合わせるために物事を変えなければならないのです。私が残念だったのは、公開された映画が、私には形にできないような形でかなり変更されていたことです。つまり、映画に入れる素材はすべて私が撮影したのですが、1本の映画を作ることを前提にしていたのに、ポストで大きなプロットが逆転してしまったのです。理想的な仕事の仕方ではありませんでした。

テイラー監督は、「ゲーム・オブ・スローンズ」での高い評価を受けて起用されましたが、制作途中でマーベル・スタジオが最終的な作品に変更を加え始めました。

監督は、自分が作りたかったオリジナル版の映画は、MCUの典型的なトーンよりも、「ゲーム・オブ・スローンズ」との共通点が多かったと述べています。彼は、既存のソーの外観やストーリーをダークにしたいと考えていましたが、そのような選択は最終的には定着しませんでした。

オリジナルカットで消えてしまったいくつかのものをとても気に入っています。私は、最初の「ソー」が少し光りすぎていた反動で、「ゲーム・オブ・スローンズ」のような雰囲気を出すために起用されたのだと思っています。しかし途中から、彼らは別の方向性で勝負したいと思い始めました。それは、ある意味で試行錯誤の連続でもありました。

最後にテイラー監督は、ディズニーがワーナー・ブラザーズと同じような決断をする可能性は低いと考えつつも、ザック・スナイダー監督が成し遂げたことについて言及しました。

私はスナイダー監督がそうしているときに応援していて、彼はこれをやり遂げるだろうか、と考えていました。これはすごいことだ。どの監督もそのように応援していたと思います。そうしたいと思っていました。想像できますか?彼に何百万ドルものお金を与えて戻ってくる。ああ、私にはそんな電話はかかってこないだろうな。

ザック・スナイダー監督はワーナー・ブラザースが2017年に公開したDCコミックスのスーパーヒーロ映画「ジャスティス・リーグ」の監督として起用されていましたが、ポストプロダクションの最中に身内の不幸により降板し、映画は新たな監督を起用して制作続行され、公開されました。

しかし後にスナイダー監督が本来予定していた作品の詳細が明らかになると、多くのファンがスナイダー監督のヴィジョンに興味を示し、ファンやキャスト、スタッフはいわゆるディレクターズ・カット版ともいえる「スナイダーカット」を望むようになりました。

多くの業界関係者が実現しないと考えていましたが、2020年にワーナー・ブラザースが同カット版の制作、公開の検討をする事を発表し、2,000万~3,000万ドル以上の追加費用をかけて追加撮影などを行った上でHBO Maxで2021年3月18日に公開されました。

「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」の「テイラーカット」が制作されるかどうかはディズニー次第ですが、マルチバースやアニメ「What if…?」を上手く活用すればオリジナル版もテイラーカットもその両方がMCUとして共存できるかもしれません。

映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘THOR 2’ DIRECTOR WANTS TO MAKE A ‘SNYDER CUT’ OF HIS MARVEL MOVIE

ラムロウ役フランク・グリロさん、映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で危険なスタントに挑戦したのは「スカーレット・ヨハンソンのせい」と明かす

2014年に公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」に登場したブロック・ラムロウを演じたフランク・グリロさんは、作中の危険なスタントに挑んだのは、同作で共演するスカーレット・ヨハンソンさんのせいであると語りました。

海外メディア Collider とのインタビューの中で、グリロさんは「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」の冒頭の降下シーンについて以下のように話しました。

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」をやっていて、 ロングビーチの空母に乗っていたです。だから、いくら海抜何階建ての船でも…150フィートの高さにあるんですよ?デッキにはクレーンがありましたが、そのクレーンはさらに150フィート上にあったので、海から300フィート上にいることになります。基本的に私たちはクレーンにクリップでつっこんで、船の上に飛んでいるように見せかけて落とされる撮影でした。私はそれをするつもりはありませんでした。私は「そんなことはしない!スタントマンにやらせよう。私はやらない!」と言ったんです。ところがスカーレット・ヨハンソンが言ったんです、「じゃあ私がやるわ」って。で、彼女が飛びに行って、結局私がやることになったんです(笑)。 映画の中では彼女の後ろに飛んでいくんだと思います。で、彼女は飛ばなかったんだけど、私はとても怖かったからパンツの中にウンコが入ってました。しかも、真っ暗だったんですよ。真夜中でした。

漏らしてしまうほど怖い撮影だったようですが、公開された映画ではキャップが飛行機からダイブするシーンのみで、残念なことにラムロウが飛び降りるシーンはありませんでした。船に到着したキャップの一連の戦闘のあと、パラシュートで優雅に着地するラムロウの姿を確認することが出来ます。

フランク・グリロさんはMCUのアニメ「WHAT IF…」にも登場する事を明かしていますが、ラムロウは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で死亡したため、MCUのメインのタイムラインに今後登場することは難しそうです。

アニメ「WHAT IF…」は 2021年夏 にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Frank Grillo Recalls ‘Winter Soldier’ & How Scarlett Johansson Convinced Him to Do a Wild Stunt