「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、故ウィリアム・ハートさんはレッドハルクになるのを楽しみにしていた

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のプロデューサーを務めるネイト・ムーアさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、故ウィリアム・ハートさんとレッドハルクの計画について話し合っていた事を認めました。

2008年、ルイ・ルテリエ監督の「インクレディブル・ハルク」でサディアス・”サンダーボルト”・ロスとしてMCUデビューしたウィリアム・ハートさんは、その後もMCUを通して度々登場し、2021年公開の「ブラックウィドウ」への出演を最後に、2022年3月、前立腺がんが原因で死去。

ネイト・ムーアさんはハートさんが亡くなる前に、「キャプテン・アメリカ」4作目映画でロスがレッドハルクになる計画について話し合いを進めていた事を明かしました。

正直に言うと、彼はロスの復帰をとても喜んでいました。そして、彼が亡くなったときは本当に驚きました。

今あるストーリーを進める価値があるのか​​、それとも何か他のことを試す価値があるのか​​考えなければなりませんでした。その頃、たまたまハリソン・フォードがマーベル映画で何か役がないかとケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ社長)に直接連絡を取っていたんです。

ムーアさんを始めとする制作陣はハリソン・フォードさんがロス役で出演する事について「誰も乗り気ではないだろうと考えていました。」と発言。実現しないと思いつつも打診してみた所、ハリソン・フォードさんは意外にも興味を示し、かなり驚いたと説明しました。この時の事についてムーアさんは「ハリソンは、ウィリアムの作品に敬意を表すると同時に、他の映画でとても興味深いとハリソンが考えていたあのキャラクターのストーリー展開を続けるチャンスだと考えたのだと思います。」と述べています。

こうしてキャプテン・アメリカ最新作でロスがレッドハルクになる計画の継続が決定。ウィリアム・ハートさんが亡くなった際にすぐに計画を破棄できなかったのは、このサンダーボルト・ロスを巡るこの物語に相当の魅力があったと説明しています。

私たちが気に入ったのは、最善を尽くそうとしているが、過去の悪魔から完全に逃れられない男という概念です。ハルクを狩ろうとした男をハルクに変えるということは、彼を単なる敵ではなく、悲劇的なキャラクターにしているのです。

こうしてハリソン・フォードさんがロス大統領と、そしてレッドハルクを演じる事になりましたが、大きな問題が一つありました。それは、ハリソン・フォードさんのほうがウィリアム・ハートさんよりもさらに高齢だった事です。

サンダーボルト・ロスを演じているぶんにはさほどアクションシーンはありませんでしたが、レッドハルクになればそういうわけには行きません。当初は別にモーションアクターを用意して撮影するプランも用意していたようですが、ムーアさんはハリソン・フォードさんが自分でやると主張したとし、とある撮影の一日を振り返りました。

あの朝、彼は全力でやっていました。ハリソン・フォードを傷つける人間にはなりたくないですよね。ある時、彼に着地してもらう必要があり、スタントマンにやらせようかと思ったんです。彼は『いやいやいや!僕がやる』と言いました。私は地面から2フィートくらいの高さにリンゴ箱を立てて、『地面に飛び降りてハルクのように着地してほしい』と言いました。彼は12回くらいそれをやりました。そのたびに私は息を止めていましたが、彼は全力でやってくれました。

現在82歳のハリソン・フォードさんは「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」に全力で取り組み、ウィリアム・ハートさんのサンダーボルト・ロスに劣らない演技にチャレンジしたとの事。

昨今はベテラン監督がマーベル映画を批判する事も続いていた中で、ハリソン・フォードさんは少し前のインタビューで「マーベル映画に出ない」という選択肢自体が馬鹿げていると一蹴していました。

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「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」はアンソニー・マッキーさんが主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを続投する他、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からダニー・ラミレスさん演じるホアキン・トレス、カール・ランブリーさん演じるブラック・キャプテン・アメリカ/イザイア・ブラッドリーが再登場。

その他、ヴィランとして映画「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるザ・リーダー/サミュエル・スターンズが再登場し、故ウィリアム・ハートさんに代わってハリソン・フォードさんがサディアス・”サンダーボルト”・ロスとして登場。

また、リヴ・タイラーさんが撮影現場で目撃されており、サディアスの娘ベティ・ロスを「インクレディブル・ハルク」ぶりに再演すると見られています。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2025年2月14日 、日米同時に劇場公開予定です。

ソース:Seeing red: How the new Captain America turned Harrison Ford into the Red Hulk (exclusive)

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」、デアデビルの登場は確定か

先日、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」にデアデビルが登場するといった噂が報じられていましたが、それがほぼ確実になったと話題になっています。これは、とあるフィットネスジムからの投稿が原因となっています。

先週末、オーストラリアのメルボルンにあるDFRNTヘルス&フィットネスは、施設でトレーニングした後のチャーリー・コックスさんの写真を投稿。そこには、「マーベルスターのコックスがデアデビルを演じる予定のアベンジャーズ映画での役作りのために数週間前からDFRNTでトレーニングしていた」と書かれていました。

実際のインスタは文章が修正されており、「アベンジャーズ」というワードは削除されています。(修正前の文章のコピーはこちら

投稿主がMCUについてどれだけ理解しているかは不明(デアデビルのドラマ出演を総称してアベンジャーズと呼んでいる可能性もある)ですし、トレーナーがチャーリー・コックスさんの予定をどれだけ正確に把握しているかは疑問の余地がある所ですが、それでも多くの海外ファンがこの投稿によって噂がより真実であると感じるようになっているようです。

デアデビルが「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に登場するかは気になる所ですが、まずは3月から配信される「デアデビル:ボーン・アゲイン」を視聴しない事には始まりません。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」では主人公デアデビル/マット・マードックを引き続きチャーリー・コックスさんが演じる他、Netflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて戻って来る事になります。

また、本作はこの後に予定されている「スパイダーマン4」などにも影響を与える物語になるのではとも考えられています。

昨日は本作にエレクトラが戻ってくるとも報じられていました。

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ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は 2025年3月4日 より米ディズニープラスで配信予定です。

【噂話】MCUヒーローはデッドプールに皆殺しにされて終わる?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3の最終話が配信され、これを見たファンはデッドプールのせいでMCUが終わってしまう可能性を考え始めています。

最終話では数え切れないほどの変異体が瞬間的に紹介されましたが、その中にデッドプールがいた事に気づいたファンは多かったと思います。

このデッドプールは完全武装しており、コミック「デッドプール・キルズ・マーベル・ユニバース」を原典としているのではと見られ、これが「デッドプール・キルズ・マーベル・シネマティック・ユニバース」を予告しているのではとファンは感じ始めています。

2011年にリリースされたコミック「デッドプール・キルズ・マーベル・ユニバース」はデッドプールが本来の殺し屋として自身の任務を遂行したらどうなるかといったテーマを描いたもので、タイトル通り無数のヒーローたちを惨殺していきます。

タイミングが良いことに、4月からはこのコミックの続編シリーズが始まることが発表されており、キャプテン・マーベルやスパイダーマン、デアデビルらの死体の上に立ち尽くすデッドプールを描いたカバーイラストも公開されています。

もちろんこの話はマルチバース上で起こり得る展開ですが、MCUが何年か先、あるいは何十年か先に、もうどうにも行かなくなってしまった時、最後の花火としてこれが実写化されるのではないかと海外コミックファンは考え始めているようです。

あるいは「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の一部でこれが再現されるかもしれません。

デッドプールを演じるライアン・レイノルズさんはデッドプールを主人公とする作品は今後難しいと考えているようで、次の登場作品は正確には分かっていません。

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早ければ「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」での登場が期待出来そうで、「シークレット・ウォーズ」での登場も有力。ほか、「ドクター・ストレンジ3」なども候補だと考えられています。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」、アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3はディズニープラスで配信中です。

「X-MEN’97」のクリエイターが「ホワット・イフ・・・?」シーズン3の脚本家を嘘つきだと告発

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3がフィナーレを迎え、三部作が一応の完結を果たしました。これらの脚本を担当したマシュー・チョーンシーさんは「X-MEN’97」の脚本を引き継ぐ事になっていますが、前任者から嘘つきだと非難されています。

「ホワット・イフ」シーズン3では X-MEN からストームが参戦し、フィナーレに向けて大きな役割を担っていました。これについて監督や脚本家がどのX-MENが使えるか具体的に知らなかったとインタビューで語り、ストームだけに留めたことを後悔している旨を話していました。

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しかし、「X-MEN’97」シーズン1のショーランナー及び脚本を担当したボー・デマヨさんは彼らが嘘つきだと非難する文章を自身の X に投稿。

「彼らは権利があることをよく知っていた。私たちは話し合いをした。まったくでたらめだ。繰り返しますが、ただの嘘つきです。彼らは私の #xmen97 チームと私に、#WhatIf シーズン3で使えるキャラクターは何かと尋ねてきたので、私たちはWhat If #12(1990年)のコミックを紹介した。」

デマヨさんが指摘する「ホワット・イフ #12」のコミックではサイクロップスやウルヴァリン、フェニックスなど数多くのX-MENが登場。なんならストームは登場していないというコミックで、アニメ版「ホワット・イフ」クリエイターの発言とは食い違う主張をしています。

デマヨさんは「マーベルとチョーンシーが、『複雑すぎる』という理由で、最初のエピソードを飛び越えるインターカットタイムを破ったのは知っている。しかし、複雑さとレイヤーこそがこのショーに必要なものなのだ。」と再び「ホワット・イフ」の脚本家に対し、名指しで批判を付け加えています。

ボー・デマヨさんは「性的不品行」を理由にディズニーから解雇されましたが、当時これに対して反論。事実は今も分かっていません。

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「X-MEN’97」からデマヨさんが外された後、マシュー・チョーンシーさんがプロジェクトを引き継ぐことが報じられていますが、この数日の個人攻撃とも見られる行為と何らかの関係があるのでしょうか。

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アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3はディズニープラスで配信中です。

【噂話】ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」にエロディ・ユンさんのエレクトラ再登場か

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」に、Netflixのドラマ「デアデビル」からエロディ・ユンさんが演じるエレクトラが戻ってくるようだと報じれました。

@BeyondReporter氏の投稿によると、「エレクトラ役のエロディ・ユンが『デアデビル:ボーン・アゲイン』の撮影を行ったようだ。おそらくエピソード6か7。本作はゼロから作り直され、多くのものが捨てられたので、噂として受け止めてほしい。」との事。

Netflixのマーベルドラマから主人公デアデビル/マット・マードックとキングピンがこれまでのMCUに続投しており、この新作ドラマではカレン・ペイジ、フォギー・ネルソン、パニッシャー/フランク・キャッスルが再登場する事が発表されています。

マーベル・スタジオのテレビ部門の責任者であるブラッド・ウィンダーバウム氏はより多くのNetflixのマーベルキャラクターが戻ってくる可能性が残されている(from THR)とし、ジェシカ・ジョーンズなどの復帰も噂されています。

2020年のインタビューでエロディ・ユンさんはエレクトラを再演したいと語っていましたが、実際にその希望がかなっているのでしょうか。

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「デアデビル:ボーン・アゲイン」では主人公デアデビル/マット・マードックを引き続きチャーリー・コックスさんが演じる他、Netflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて戻って来る事になります。

また、本作はこの後に予定されている「スパイダーマン4」などにも影響を与える物語になるのではとも考えられています。

ドノフリオさんは「シーズン2(パート2、後編の事)では大どんでん返しがある」とも語っていましたが、どのような展開が待ち構えているのでしょうか。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は 2025年3月4日 より米ディズニープラスで配信予定です。

アニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」のトレーラーとポスターが公開

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」のオフィシャルトレーラーが公開されました。D23 Expo の会場限定で公開されたものを除いて、初の予告動画となります。

発表当時から公開されてきたいくつかの静止画でも独特なアートスタイルである事が分かっていましたが、実際に動画を見ても、「ホワット・イフ」や「X-MEN’97」とは異なる味のアニメーションとなっています。

「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」では、ハドソン・テムズさんが「ホワット・イフ」からピーター・パーカー役を引き継いでいます。日本語吹替は現時点で発表されていませんが、「ホワット・イフ」のピーターは英語版とは異なり、実写版と同じ榎木淳弥さんが担当していました。

そして「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のコールマン・ドミンゴさんがノーマン・オズボーンの声を担当しています。

他、出演者には、ユージン・バードさん、グレース・ソングさん、ゼノ・ロビンソンさん、ヒュー・ダンシーさん、そして実写でデアデビル/マット・マードックを演じているチャーリー・コックスさんが発表されています。ジェフ・トラメルさんが脚本を務め、メル・ズワイアー監督が制作。

トラメルさんは「予想外の出来事を期待してください」という決まり文句の答えをしたいのですが、正直に言って、皆さんは「親愛なる隣人スパイダーマン」を期待できると思います。彼はニューヨークをうろついています。大規模な銀河間の冒険ではありません。」とコメント。

本作に登場するいくつかのヒーローも以前に明かされています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-your-friendly-neighborhood-spider-man-more-detail-from-marvel-podcast/”]

アニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」は 2025年1月29日 米ディズニープラスで配信予定です。

【噂話】映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」にはデアデビルも登場すると言う

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」にチャーリー・コックスさんが演じるデアデビル/マット・マードックが登場すると報じられました。映画の物語の規模ゆえにデアデビルが登場する余地がないのではと考えられていましたが、何らかの役割を担う予定が計画されているようです。

スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は「ドゥームズデイ」にチャーリー・コックスさんが出演すると報告。ただし、「小さな役割になる」と補足しています。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」はマルチバースをまたがる壮大な物語が展開される事が予想されており、一部のファンはデアデビルのようなストリートレベルのキャラクターがこの作品に登場する余地があるのか疑問に考えていました。しかし、現状の脚本では小さいながらも出番が確保されているようです。

これは「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のような物語に直結しないカメオ出演かもしれませんし、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」に向けて何かの準備をするためのものかもしれません。これは来年配信の「デアデビル:ボーン・アゲイン」の展開によって、もう少し予想が広がる可能性があります。

また、リヒトマン氏は先日 TCC が報じた「ボーン・アゲイン」シーズン3についても言及。

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あくまで検討中の段階であり、これについて話すのは時期尚早だとし、最初のシーズンの配信後に視聴者数が確認されない限り、何の承認も降りないだろうと伝えています。

デアデビルは今後、「スパイダーマン4」や「スパイダーマン5」で重要になるとされている注目のキャラクター。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」ではもうひとつのアベンジャーズと対決するという噂もある中で、デアデビルにどのような役割が与えられる事になるのでしょうか。

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年5月 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年5月 公開予定です。

「X-MEN’97」のクリエイターが「ホワット・イフ・・・?」シーズン3を駄作と非難

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3の最終回の配信を間近に控える中、アニメ「X-MEN’97」のショーランナー、脚本を務めたボー・デマヨさんが、SNSを通じてこれを非難しました。

デマヨさんは自身の X に「ホワット・イフ シーズン3はひどい、本当にひどい」と投稿。そして、「もっと見てどうすれば良いものになったか言いたい所だけど、お湯を沸かすのを見ないといけないので」とお湯のほうが大事だと報告。

さらに、「中身がないファンフィクションのようだ。会話は退屈だし、前提のいくつかは奇妙だ」と述べています。

最後には「このシーズンはACブラッドリーが完全に退き、チョーンシーが代わりに監督に就任したシーズンでもある。」と、特定の個人を批判するような投稿をしています。

2024年3月、アニメ「X-MEN’97」が配信され、アメリカではMCU作品で最高の評価を獲得しましたが、これを成功させた立役者の一人であるボー・デマヨさんは配信開始の1週間前にディズニーに解雇されました。当時、マーベル・スタジオの幹部は「解雇されたわけではなく、袂を分かったという認識」だと語っていました。

配信が進行中の間はエピソードの裏話などを X で公開し、ファンと交流していたデマヨさんでしたが、最終話の配信から数ヶ月をおいて退社の裏側を告白。

8月にはデマヨさんの解雇の原因が性的不品行によるものと報じられましたが、ディズニー/マーベルとデマヨさんの意見は対立しており、記事執筆時点でも真相は分かっていません。

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今回、後続の関連作を非難した事は相当な恨みを抱えているようにも見え、しばらく火がくすぶり続ける事も懸念されています。

カット・デニングスさん、MCU出演について「人生で最高の出来事」と称し、再演は「いつでも歓迎」と語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3でダーシー・ルイスを再演したカット・デニングスさんが、海外メディア Collider とのインタビューで 2011年の映画「マイティ・ソー」出演からこれまでの MCU を振り返りました。

デニングスさんはダーシー・ルイスについて「このキャラクターが、こんなにも様々な形で登場するようになったなんて信じられません。この役はもともと『マイティ・ソー』のいくつかのシーンに登場するアシスタントのはずだったので、運が良かったんです。どういうわけか、どんどん役が拡大されて、スタジオは私を起用し続けました。そのたびに、『私を再び呼び戻したいなんて信じられない。最高だわ!』と思っていました」と述べました。

「だから、彼らが私を呼ぶ限り、何があろうと私はいつもイエスと答えるつもりです。」といつでも再演出来る事をアピール。

さらに「先日、夫にこれまでのキャリアで一番クールなことは、ダーシーがレゴになったことだと話しました。レゴ・ミニメイツという名前で、ダーシーのものがあります。自分がレゴになったなんて、本当に信じられません。夫に会ったこと以外で、私にとって最高の出来事です。」とも語りました。

「マイティ・ソー」で登場したダーシー・ルイスはマーベル・コミックには存在していないMCUのオリジナルキャラとして制作され、その後、「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」に登場。ソー3作目の映画では欠席し、そのまま退場かと思われたものの、「アベンジャーズ/エンドゲーム」には写真のみの形で登場し、スタジオが存在を忘れていないことが確認されていました。

その後はディズニープラスに舞台を映し、ドラマ「ワンダヴィジョン」とアニメ「ホワット・イフ」シーズン1に登場。また映画に戻って「ソー:ラブ&サンダー」で再登場しました。

先日配信された「ホワット・イフ・・・?」シーズン3ではなぜか卵を産み、別のマルチバースとはいえ、母親としての新しい側面も見せました。

これらと並行して、ダーシーはコミックに逆デビューも果たす人気となりました。

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特筆すべきはダーシーが何のスーパーパワーも持っていないただの一般人である事で、ダーシーよりはMCUへの登場回数が少ない似た境遇の人物として、彼女の研究室の教授であるエリック・セルヴィグ博士の存在があげられます。

セルヴィグもMCUに複数回登場した実写のオリジナル一般人キャラで、その後、コミックに逆デビューしています。

そう考えるとソー一作目映画の功績はマーベル全体にとってかなり大きく、今後もMCUとコミックの両方に登場する事が期待されています。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3はディズニープラスで配信中です。

ソース:“I Can’t Believe They Want Me Back”: Kat Dennings Reflects on Her Role in the MCU

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3、監督がウルヴァリンを登場させなかった後悔を語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3のブライアン・アンドリュース監督が、オンラインインタビューに出演し、番組の中でヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリンを登場させずに終わってしまった後悔について語りました。

本作に X-MEN のストームが登場している事を称賛され、それについて監督は次のように述べています。

ブラッド(MCUアニメ・ドラマ制作責任者)だったと思います。ブラッドは『これをやらなきゃ!』って言ってたし、僕たちも『そうだ、やらなきゃ!』って感じでした。

でも、そうですね。どうしてそうなったかというと、きっとブラッドだと思うんです。僕が関われない特定のことを決めようとしていたときに、ブラッドが提案したんだと思います。そうしたら、『ああ、これは使えるな、最高だ』ってことになったんです。

面白いのは、『X-MEN ’97』はすでに公開されていたはずだから、そのおかげでストームにアクセスできましたが、その気になればどのX-MENも使えたと思います。

今思えば、僕たちは完全に後悔していますよ。だって、彼らは、作品が出てくるべきときに出てくるように、すごく心配し、気を遣っていましたからね。

監督はどの X-MEN も使用禁止にはなっていなかった事を明かしつつも、使うべきではないと思い込んでいたと続けます。

でも、この作品はX-MENの後に出るはずだったので、X-MENでもっといろんなことができたはずなんです。ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンをやれたら最高でしたよね?

このエピソードをやっているときは、その契約が成立しているかどうかもわからなかったし、あまりに固定観念にとらわれていました。でも「デッドプール&ウルヴァリン」が完成し、ついに実写版X-MENをすべて取り戻すことができて、僕達は「うわっ!」って思いました。だって、どのキャラでも使えたって事ですから。

「ホワット・イフ・・・?」はシーズン3をもって三部作の完結と予告されており、現状ではヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリンのアニメ版を見る機会はなさそうです。しかし、まだ「ホワット・イフ」に登場していないキャラは多く、ファンタスティック・フォーなどの新作映画も公開されるに伴って、新たなシリーズとしてシーズン4がスタートする可能性はあるため、今はそこに期待するしかありません。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3はディズニープラスで配信中です。