ドラマ「シークレット・インベージョン」でエミリア・クラークさんが演じる可能性があるキャラクターは?

現在撮影中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」では「ゲーム・オブ・スローンズ」のデナーリス・ターガリエン役で注目を浴びたエミリア・クラークさんが出演し、すでに撮影現場でも目撃されています。しかし本作における役割は未だに不明で、今回はその可能性を探っていこうと思います。

コミックのシークレット・インベージョン

本作の原典となるのは2008年に発刊された同名のコミック「シークレット・インベージョン」。この作品では、変身能力を持つ異星人スクラルによる地球侵略が描かれており、これによって過去数年にわたってスクラルが秘密裏にマーベル・ヒーローたちにすり替わっていたことが明らかとなりました。ニューアベンジャーズやS.H.I.E.L.D.を中心にX-MENやファンタスティック・フォー、その他のヒーローやヴィランも交えてスクラル人との戦争が描かれました。

MCUのシークレット・インベージョン

コミックではスクラル対地球のヒーローという構図になっていますが、MCUのスクラルは映画「キャプテン・マーベル」で登場して以降、フューリーとの協力関係が描かれてきました。スクラルの将軍タロスとその妻ソレンがその主たる人物ですが、その他何人かの名前のないスクラル人が協力者として登場している他、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のラストシーンに登場した宇宙ステーションには多くのスクラルがフューリーと共に仕事をしている様子が描かれました。

コミックと違ってMCUは味方のスクラルも多いため、シェイプシフトを見破ってもそのスクラルが敵か味方かわからないスパイ物の要素も強くなる可能性がありそうです。

スクラルの女王 ヴェランケ

エミリア・クラークさんが演じる可能性のあるキャラクターとして、コミックで侵略開始の号令を取ったスクラルの女王ヴェランケが考えられます。タロス達以外にも生き残っているスクラルがいると考えるのは特に不自然ではなく、その生き残りが新たな生活場所を求めて侵略してくる事はありえそうです。

コミックのヴェランケは侵略の先陣を切っており、スパイダーウーマン/ジェシカ・ドリューに擬態して地球に潜入しますが、トラブルに巻き込まれ、そのままニューアベンジャーズに参加してしまいます。最終的には命を落とすヴェランケですが、現在注目の女優が1作だけで終わるのはもったいないところ。MCUではこのシェイプシフト能力を逆手に取って、本物のスパイダーウーマン/ジェシカ・ドリューを引き続きエミリア・クラークさんが演じる事が可能だと考えられます。

しかし、ヴェランケは「ザ・マーベルズ」に登場し、キャプテン・マーベルとスクラルの関係が再び描かれるという噂も存在しています。

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S.W.O.R.D.の長官 アビゲイル・ブランド

元S.H.I.E.L.D.のエージェントであり、S.W.O.R.D.の長官であるアビゲイル・ブランドはミュータントとエイリアンのハーフというキャラクター。

ドラマ「ワンダヴィジョン」でS.W.O.R.D.がデビューするも、タイラー・ヘイワードという知らない男が長官の座についており、コミックファンは困惑しました。しかし「ワンダヴィジョン」のラストでヘイワードが逮捕されたこともあり、コミックの長官がついに登場するという可能性は充分に考えられるようです。

コミックでのアビゲイル・ブランドはスクラルに捕らわれていたミスター・ファンタスティックを救出するなどの役割を担っていました。

エミリア・クラークさんがS.W.O.R.D.の長官を演じる事になれば、MCUで今後しばらく登場する機会があると考えられます。しかし、撮影現場で目撃されているエミリア・クラークさんはコミックのアビゲイル・ブランドのような印象的な髪色ではありません。

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S.H.I.E.L.D.のエージェント クエイク/デイジー・ジョンソン

フューリーが対スクラルの特殊チームとして結成したシークレットウォリアーズ。その中心人物であるS.H.I.E.L.D.のエージェント、クエイク/デイジー・ジョンソンはコミックでも重要なキャラクターでした。

エミリア・クラークさんがデイジー・ジョンソンを演じるのではないかという噂も以前から根強いものですが、マーベルドラマの中でもトップクラスの人気を誇る「エージェント・オブ・シールド」でクロエ・ベネットさんが演じていた事を考えると、リキャストした場合はある程度の反発があることはマーベル・スタジオも理解していると考えられます。

また、多様化を進めているマーベル・スタジオがアジア人キャラクターを演じる俳優さんをアジア人から白人にリキャストするのは不自然だという考えもあり、エミリア・クラークさんがデイジーを演じる可能性は少し低いかもしれません。

そういった問題点を解消するために、スクラルだけでなくマルチバースの変異体を混ぜて混乱を大きくする可能性も考えられます。デイジー・ジョンソンの変異体としてならファンの反発を抑えつつ登場させる事が出来るかもしれません。


なお、目撃されているエミリア・クラークさんの姿はアビゲイル・ブランドとは程遠く、ジェシカ・ドリューやデイジー・ジョンソンの髪型に近いものとなっています。

今回は原作コミックにおける重要な3人のキャラクターを紹介しました。マーベル・スタジオは原作コミックのキャラクターの性別を変更する事もあるので、今回ピックアップした女性キャラたちではない可能性も含まれています。この中に正解があるのか、それとも別の驚きのキャラクターになるのか、今後の情報には要注目です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信予定です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」のロケ現場写真がリーク、アントマンは市民の人気者に?

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」のロケ現場の様子を、海外メディア DailyMail が公開しました。ロケ地となっているロサンゼルスで主演のポール・ラッドさんの姿を捉えています。

写真は主人公アントマンことスコット・ラングが市民から笑顔で話しかけられる様子が映されており、ヒーローとして広く知られるようになった可能性を示しています。ドラマ「ホークアイ」で紹介された「ロジャース・ザ・ミュージカル」でアントマンが登場していた事と何か関係があるのでしょうか?

また、ロケはロサンゼルスで行われていますが、劇中の舞台は例によってサンフランシスコに設定されているようで、写真に写り込んでいるドーナツショップもサンフランシスコと書かれていることがわかります。

ヒーローにとって正体を知られることはデメリットが多く、MCUでもアイアンマンやスパイダーマンはそれが原因で大きな問題を抱えていました。今回はアントマンも同様のトラブルに巻き込まれてしまうのでしょうか?

映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」は 2023年7月28日 米国公開予定です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、ラストシーンのスパイダースーツのコンセプトアートが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で主演のトム・ホランドさんがラストシーンで着用していたスーツのコンセプトアートが公開されました。アートはマーベル・スタジオのビジュアル開発責任者ライアン・メイナーディングさんのInstagramにて公開されています。

メイナーディングさんは、「『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』! ソニーとマーベルのためにこのようなことができるなんて、本当に光栄です。ケヴィン、エイミー、ジョン、ルー、ビクトリア、レイチェル、本当にありがとう。そしてもちろん、そのすべてに命を吹き込む魔法を提供してくれた素晴らしいVFXチームにも感謝!この映画はとても特別で、トムは驚異的です!」とコメントを添えています。

トム・ホランドさんの最新スーツは全体的に映画「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」のものをベースとしたデザインですが、蜘蛛のエンブレムはトビー・マグワイアさんのスパイダーマンスーツに近いものになっています。

脚本を担当したクリス・マッケナさんは以前のインタビューで、「新しくて異なるスーツは『これは私たちが以前に見たものとは異なるピーターと異なるスパイダーマンである』ことを示していると感じています。」と語っていました。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は劇場公開中です。

ウィンター・ソルジャー役セバスチャン・スタンさんがキャプテン・アメリカに既読スルーされている事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ」シリーズでウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを演じるセバスチャン・スタンさんが米Yahooとのインタビューの中で、共演したアンソニー・マッキーさんに昨年から既読スルーされている事を明かしました。

次にバッキーとサムの間に何が起こるのか質問されたスタンさんは、「いやあ、アンソニーはまず2021年の11月以来、僕にメッセージを返してくれないんだ。だから、お休み中だね。クリスマスツリーの写真を送ったけど、何も返ってこなかったよ。」とジョーク気味に述べました。

そして「わかってほしいんだけど、僕は彼を愛しているよ。それが本当の問題なんだ。彼を愛している。いつも思い出させてくれる最高の男だ。すべてがどんなに儚いか、どんなに楽しいか。それに、他のこともやらなきゃいけないけど……これができるのはラッキーなことだよ」と続けました。

バッキーとサムの絶妙な距離感を未だに維持しているのか、あるいはアンソニー・マッキーさんが単純に忘れているのかは不明ですが、現状新たなキャプテン・アメリカと連絡は取れていない事を明かしました。劇中ではバッキーのほうがメール不精のように描かれていましたが、実際は逆なのでしょうか。

ディズニープラスのドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のシーズン2は今の所ありませんが、映画「キャプテン・アメリカ4」の制作が発表され、サム・ウィルソンの新たなキャプテン・アメリカが主人公になる事が判明しています。一方でセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャーの次の舞台は不明で、「キャプテン・アメリカ4」での再登場が期待されています。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Sebastian Stan Says He’s ‘Taking a Break’ From Anthony Mackie

ドラマ「ワンダヴィジョン」、アガサ・ハークネスの未使用コスチュームが明らかに

3月8日発売予定の書籍「Marvel’s Wandavision: The Art Of The Series」の一部がリークされ、アガサ・ハークネスの未使用に終わった衣装のコンセプトアートが明らかになりました。「詮索好きの隣人」アグネスの要素を残しつつ本性を表したアガサ・ハークネスの様々なデザイン案が用意されていた事が伺えます。

以前にはコンセプトアーティストのデヴィッド・マッソンさんが公式に公開したワンダとアガサの未使用衣装などもありました。あわせて御覧ください。

「Marvel’s Wandavision: The Art Of The Series」では魔法と愛の物語の舞台裏として、224ページに渡って限定コンセプトアートや、マーベル初のディズニープラス TVショーを手がけたクリエイターへのインタビュー(英語)も満載との事です。

「Marvel’s Wandavision: The Art Of The Series」は 2022年3月8日 発売予定です。

チャーリー・コックスさんがクロスオーバーを希望している「セクシー」なキャラクターを明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でデアデビル/マット・マードックを演じたチャーリー・コックスさんが、今後のMCUにおいてクロスオーバーしたいキャラクターを明かしました。海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で、コックスさんはその「セクシー」なキャラとの共演を望んでいると語りました。

インタビューでクロスオーバーしてみたいコミックキャラクターについて質問されると、「僕は”デアデビル “と “ブラックウィドウ “のコンビが本当に好きです。デアデビルとブラック・ウィドウの関係は、なぜだかわからないけど、すごく面白いんですよね。なぜかわからないけど、すごく面白いし、同時にセクシーだと思う。それ以外は難しいですね。分かりやすいのはスパイダーマンでしょうか。後はそれこそ、ブルズアイとの時間をもっと増やさないと。あの話には触れたばかりで、続行不可能になる前に準備を進めていたところだったんだ。あのキャラクターでウィルソン・ベセルと一緒に仕事をするのは本当に楽しかった。他にもたくさんあるけど、一番はデアデビルとスパイダーマンの物語をもっとやりたいね。」とコックスさんは述べました。

©MARVEL

コミックでのデアデビルとブラックウィドウはロマンチックな関係ではありませんが、お互いに対する感情を否定する事はなく、いつも助け合う名コンビのひとつでした。MCUでチャーリー・コックスさんとスカーレット・ヨハンソンさんが共演することは新たな前日譚となる「ブラックウィドウ2」でも無い限り難しいかもしれませんが、可能性はゼロではありません。

ブラックウィドウを除けば新しいクロスオーバーよりも、Netflixドラマ版で宙ぶらりんで終わってしまったブルズアイや、マット・マードックとピーター・パーカーという人間同士での共演に終わってしまったスパイダーマンなど、過去の共演したキャラクターをもっと深く掘り下げたいと考えているようです。

以前のインタビューでは「次のプラン」が用意されていることを示唆したチャーリー・コックスさんですが、次なる舞台はどこになるのでしょうか。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は劇場公開中です。

ソース:Daredevil’s Charlie Cox Chats Kin Renewal, MCU Future, and More

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のIMAX版予告が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のIMAX版トレーラーが公開されました。動画自体は前回公開された第2弾予告と同じ内容ですが、1.90:1のIMAXの拡張された画面比率で、前回は見ることが出来なかったエリアを見ることが可能になっています。

◆IMAX版

◆前回公開のシネマスコープ版

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の公式概要は以下のとおりです。

危険すぎる禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジは“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求めるが、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。その宇宙最大の脅威とは、、、なんとドクター・ストレンジと全く同じ姿の人物で「宇宙への最大の脅威はお前だ」と不敵な笑みを浮かべていた…。
監督:サム・ライミ 出演:ベネディクト・カンバーバッチ/エリザベス・オルセン/ベネディクト・ウォン/レイチェル・マクアダムス /キウェテル・イジョフォー/ソーチー・ゴメス 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』2022年5月映画館にて公開!

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

タイカ・ワイティティ監督が「ソー/ラブ&サンダー」と前作「バトルロイヤル」との類似点について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー/ラブ&サンダー」のタイカ・ワイティティ監督が、海外メディア The Playlist とのインタビューに応じ、前作「マイティ・ソー/バトルロイヤル」との制作上の類似点について説明しました。

ワイティティ監督はHBOのドラマ「Our Flag Means Death」で共演しているリス・ダービーさんが「ラブ&サンダー」の出演リストにしばらくの間入っていた事を明かしつつ、「前作とは何の違いもないと思います。本当に同じような規模で、何もかもが同じです。俳優が数人違うだけで、エネルギーも意図も全て同じなんです。」と述べました。

また、インタビュアーがリス・ダービーさんがコーグの弟を演じる可能性について質問すると、「ロックガイだね。それはかなり良いアイデアだと思います。スピンオフですね。」とコメントしました。

また、去年夏のインタビューでは今作と前作の脚本の違いについて「前作よりもっとクレイジーなものになっている」と話していました。

「ラブ&サンダー」のプロモーションは徐々にスタートしており、トレーラーの公開も間もなくだと期待されている本作。前作からクリス・ヘムズワースさん、ナタリー・ポートマンさん、テッサ・トンプソンさんなど主要なキャストを継続し、クリスチャン・ベールさんをヴィランに迎え、ラッセル・クロウさんなども出演される事になっています。

映画「ソー/ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 米国公開予定です。

ソース:Taika Waititi & Rhys Darby Talk ‘Our Flag Means Death,’ ‘Thor: Love And Thunder’ & More [The Discourse Podcast]

映画「スパイダーマン:NWH」のチャーリー・コックスさん、出演をロキにだけ話していたと明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に出演したチャーリー・コックスさんが、MCUでロキを演じているトム・ヒドルストンさんにだけ再演の話を伝えていた事を明らかにしました。

海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中でチャーリー・コックスさんは「これがリークされる事を恐れて2年間生きていました。」と秘密を守っていたことを語りつつも、「撮影中、私は衣装を着てあちこちに出かけていました。最初の電話のひとつは私が再演する事を知っている人物で、トム・ヒドルストンでした。彼は私の親友の一人です。」とのエピソードを明かしました。

また、ネット上で話題になっている「劇中で着用していた赤いメガネは実際にはなく、CGによるもの」という噂について質問されると、「そんな話は初耳です。いや、赤いメガネをかけていましたよ。どうして?理解できません、なんでそうなるんでしょう(笑)色合いについての話し合いをしたのは覚えていますが、実際にメガネをかけていましたよ、うん」と述べました。

Netflixのマーベルドラマ「デアデビル」からチャーリー・コックスさんがMCUに戻り、その宿敵を演じたヴィンセント・ドノフリオさんがドラマ「ホークアイ」を通じてMCUに戻ってきています。これに続いて「シーハルクにジェシカ・ジョーンズが戻ってくる」という噂も実現されるのでしょうか?

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は劇場公開中です。

ソース:No, Matt Murdock’s Spider-Man: No Way Home Glasses Weren’t CGI

ケヴィン・ファイギ社長がベネディクト・カンバーバッチさんがMCUのアンカーになった理由を説明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチさんが現地時間2月28日にハリウッドの殿堂入りを果たし、「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム(Hollywood Walk of Fame)」の星形プレートを獲得しました。そのセレモニーの中で、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はカンバーバッチさんがMCUのアンカーになった理由について説明しました。

ファイギ社長は「ベネディクトが演じた多くの役が、あなたをこの名誉ある賞にふさわしい人物にしています。あなたは素晴らしいハムレットでした。シャーロック・ホームズも素晴らしかった。史上2番目に優れたカーンだった。あなたはすべての象徴的な役柄で素晴らしかったですが、私たち、そして世界中の何百万人もの人々にとって、あなたは最初で、最高で、偉大で、唯一のドクター・スティーブン・ストレンジであるためにこの名誉にふさわしいのです。」と祝辞を述べました。

また、「ベネディクトはこのキャラクターをアイコン化し、歴代トップ6作品のうち3作品に出演しています。それは大変な旅でした。私たちの最初のミーティングは一般的なもので、私たちは彼にこの素晴らしいキャラクターを売り込みたかったのですが、その前に彼が『ではドクター・ストレンジについて教えてください』と言ったことを覚えています。なぜなら、あなたはどこかでこれが何になり得るかを知っていて、このキャラクターにとてつもない可能性があることをずっと見抜いていたからです。そのおかげで、あなたはマーベル・シネマティック・ユニバースのアンカーとなり、マルチバース・オブ・マッドネスの中で私たちを導くことができる唯一の俳優となったのです。」と語りました。

トニー・スタークとスティーブ・ロジャースが退場した今、フェーズ4ではドクター・ストレンジが最重要人物の一人になっています。ソーサラー・スプリームの称号はウォンに譲る事になってしまいましたが、それでも現実を守るというドクター・ストレンジの任務に変わりはないようです。

カンバーバッチさんは集まったファンに対し、「イギリス人の自分がハリウッドに殿堂入する事は非常に辛いものがあります。一方で楽しんでいる自分もいます。」とコメントし、「今日という人生における誇らしい日に、この特別な場で、ウクライナで明白に起きていることや、ウクライナの人々、そして泥棒政治やその愚かな統治に反対し、この残虐行為の侵攻を妨げようとしているロシアの人々へのサポートについて言及しないわけにはいきません。私たち全員にとって、今こそ、思いを馳せたり祈りを捧げたりすること以上のことをするべき時です」と語り、ウクライナや反戦を支持するロシアの人々のために行動を起こそうと呼びかけました。