「アガサ」ショーランナーが番組内でメフィストの話題が出た理由について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」の脚本兼ショーランナーのジャック・シェーファーさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューで、エピソード3でメフィストの名前が登場した事について言及しました。

「ワンダヴィジョン」の黒幕ではないかと、その候補の一人だったメフィストでしたが、以前のこのドラマでメフィストが登場する事はありませんでした。続編でもある「アガサ・オール・アロング」でようやくその名前が紹介される事になりましたが、実際は本作でもメフィストに触れる予定ではなかった事をシェーファーさんは明かしました。

それはエグゼクティブ・プロデューサーのメアリー・リヴァノス、(マーベルのストリーミング部門責任者の)ブラッド(ウィンダーバウム)、そして(マーベル・スタジオのボスの)ケヴィン(ファイギ)との話し合いで、それは私やこの番組よりも大きなレベルでの話題でした。それはより大きなマーベルらしさについてだったんです。だから、私が憤慨したり、何らかの反応や議題を持っているわけではありません。コミックに深く根ざしたその種の熱狂的なファンの議論は、現在進行中のシリーズで語られているストーリーほど私にとって興味深いものではないのです。

つまりシェーファーさんはファンサービスとしてこのメフィストの名前を脚本に書き入れたわけではなく、マーベル・スタジオのトップレベルからの指示で登場させる必要があったという事。今後のMCUに必要なピースのひとつである可能性が急浮上しています。

ドラマ「アイアンハート」ではコミック上でメフィストと関係があるキャラクターが登場する事になっており、2年ほど前にはサシャ・バロン・コーエンさんがメフィスト役でキャスティングされているようだとも報じられていました。

MCUは現在、マルチバース・サーガと題されて征服者カーンとインカージョンを含むマルチバースの問題に取り組んでいますが、その裏側では悪魔たちが次の準備を始めているのでしょうか。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2024年10月10日10時 より配信予定です。

ソース:‘Agatha All Along’ Boss Jac Schaeffer Talks Episode Four’s Reveal and Mephisto: “That Is Larger Than Me and This Show”

「アガサ」1話のヌードは主演の発案だった、他、リオとの元恋人関係についてショーランナーが言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」の脚本兼ショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア The Wrap とのインタビューで、現在配信中の最新4話までを振り返りました。

エピソード4の火の試練では1970年代の衣装に変更された魔女団でしたが、インタビュアーがアガサの大胆なV字の衣装について、そしてエピソード1でのヌードについてどのような話し合いがあったのかと質問するとシェーファーさんは次のように回答しました。

エピソード1では話し合いました。ヌードになったのはキャスリン・ハーンのアイデアで、完全にキャラ設定に根ざしたものでした。

キャスリンが「アガサはローブを着る時間なんて取らないと思う。」と主張したのがスタートで、その根底にあります。アガサは裸でも気にしません。いい服は大好きですが。

あなたが言うように、アガサは自分の身体に自信満々なのです。でも「私はセクシーよ」というようなありふれた考えは持っていません。彼女にとって身体はただあるものであり、自身のための道具に過ぎません。欲望を満たすときに好きに使うだけなのです。

それは自信を超えた何かです。私にとってとても刺激的なことであり、つまり、アガサも人間の肉体の限界を知っていて、それを超越したいと思っていると思います。

そして、エピソード4の衣装については「衣装がどの程度露出度が高いかについて話し合った記憶はありません。」とし、信頼する衣装デザイナーのダニエル・セロンさんと各俳優陣との間で意見の一致を見たのだと思うとコメントしました。

さらに、アガサ・ハークネスとリオ・ヴィダルの元恋人関係という設定がどのようにして生まれたのか質問を受けると、シェーファーさんは開発初期を振り返りました。

当初、私たちはアガサの過去に関わる人物を番組に登場させたいと考えていました。彼女はとても長い人生を歩んできたので、どうしたらそれができるでしょうか?それがジェンというキャラクターの展開の1つでした。ジェンは、ある意味でアガサを知っている人物です。

でも、早い段階で私たちは「では、元パートナー、元恋人、元配偶者はどうだろう?アガサにとってそれはどんな感じだろう、そしてその人は誰だろう?」と考え始めました。

私たちは話し合いましたが、それは「アガサは何に惹かれるだろうか?」というものでした。そしてその答えは権力でした。そして彼女は誰と接触するのでしょうか、誰が彼女を恐れず、彼女を憎まないのでしょうか?誰がアガサに惹かれるのでしょうか?そしてそれは本当に楽しい話し合いでした。

そしてアガサとリオの過去と未来にはもっともっとあると予告しました。

インタビュアーが最後にリオのセリフ「あの子はあんたの息子じゃない」という言葉を信じて良いのかと質問すると、シェーファーさんは「私が言いたいのは、番組のこの時点ではまだ半分も終わっていないし、ハート夫人の棺を除いて、棺に打ち込まれた釘はそれほど多くないということです(笑)。」と回答をはぐらかしました。

今週はエピソード5が配信予定で、全9話のうちのちょうど真ん中にあたります。アガサとリオの関係やティーンの正体、そしてそもそもウィッチズロードとは何なのかという疑問について、残りのエピソードにも注目です。

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ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2024年10月10日10時 より配信予定です。

ソース:‘Agatha All Along’ Showrunner Teases ‘Lots More’ Coming for Agatha and Rio – and Whether We Should Trust That Reveal About Teen

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、4話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年10月3日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード4「If I Can’t Reach You Let My Song Teach You(邦題:届けこの歌 遙かなるあなたに)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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今回のタイトルは

3話まではバラッド・オブ・ザ・ウィッチズロードの歌詞の一部がエピソードタイトルとして採用されていましたが、この4話はそうではありません。厳密には間違いというわけでもありませんが、今回のエピソードに登場するローナ・ウー版バラッド・オブ・ザ・ウィッチズロードの歌詞の一部となっています。

正しい歌詞

ティーンがシャロンの埋葬を進める中、前回は試練を避けようとしたにも関わらず、先を急ぎたいアガサ。

彼女の真意が何であるかは一旦置いておいて、魔女団の欠員が問題だと主張するジェニファーに対してアガサは「魔女団は道(扉)を見つけるために必要」なのであって、その後「道を進むのは何人でもいい」と説明。

そして歌詞にも「魔女団二人、栄光を掴まん」とあるから大丈夫だと主張しました。しかし正しい歌詞は「魔女らと共に栄光を掴まん」だとジェンは言います。

このやり取り、日本語ではサッパリ意味不明ですが、英語の歌詞で見るとアガサの主張は「魔女団二人(coven two)」でジェンの主張は「真の魔女団(coven true)」。アガサのほうは英文法的にもおかしなものであり、正解はもちろんジェンの方です。

前回の魔女の道

前回の魔女の道で何人残ったのかと問われたアガサは人指指を一本立てて返答。

生き残りはアガサだけという事のようで、それが事実であれば、魔女の道に関する真実の情報はここにいるメンバーでは少なくともアガサしか知り得ないものです。彼女の主張がすべて正しいとは思えませんが、それでも信じる他なさそうです。

致命的なミス

シャロンの死に対して責任のなすりつけ合いをする魔女団を、ティーンが「みんなの責任だ」とし、「助け合うべきなのにそうしなかったのは致命的なミス」だと制しました。

この直後にティーンは「もう帰ろうよ」と発言。前回は自ら毒を飲もうとさえしたティーンには「魔女の力を得たい」という名目以上の別の目的があるようにも思えていましたが、実際に他人の死を目の当たりにしたことで萎縮してしまったのでしょうか。

欠員の召喚

グリーンウィッチ枠で参加していたシャロンが死亡したため、進むことが出来ないというアリス。

それに対してアガサは補欠を召喚しようと提案しますが、アリスは「ムチャすぎる、失敗したらどうするの?」と拒否しました。

するとアガサはついさっきは二人いれば十分という旨の話をバラッドの歌詞になぞらえて主張していたはずなのに「今、私達は魔女団を結成出来ていない。つまり魔女の掟に背いている状態なわけ」と反論しました。

アガサのこの代替案に、他の魔女たちはもう異論を唱える事もなく、新たなグリーンウィッチを召喚する流れになりました。

アドビルとは

召喚に際して、メンバーがそれぞれ「強くて有能な魔女を」、「うざくない魔女」、「顔が良い魔女」などなどその条件を口にしています。アリスが最後に「頭痛薬(アドビル)持った人」と希望。

アドビルとはアメリカで市販されているイブプロフェン系の鎮痛解熱剤の事で、頭痛だけでなく、生理痛や関節炎などにも利用されるようなお薬です。

新たなグリーンウィッチ

補欠メンバーとして召喚されたのは1話に登場していたリオ・ヴィダル。実力は申し分なさそうですが、召喚の際に皆が口にしていた条件と合致しているのかは怪しい所です。

召喚術のヴィジュアルはホラー映画、ゾンビ映画テイストで面白いものに仕上がっており、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のワンダの動きにも似ています。この召喚に関して、リオの視点ではどのように呼び出されたのか気になる所。気づいたら一瞬で土の中にいたのでしょうか?服装がちゃっかり緑になっている所や、他の魔女に合わせるような形で裸足になっているのもポイントです。

2話でリリアからもらった魔女団のメンバーの名前を書いたメモには黒いハートが書かれており、それがリオ・ヴィダルである事からアガサはティーンにバレないようにメモを食べてしまった経緯がありました。

これで予言どおりのメンバーが揃った形になりますが、「You’re a Green Witch?」(あなたが緑の魔女なの?)という問いに対してリオは「Less “a” Green Witch. more “the” Green Witch.」(ただの緑の魔女じゃない、”かの”緑の魔女よ)と回答。この際、声が不気味に変化し、英字幕では「Demonic Voice」(悪魔の声)と表記されています。

1話でリオ・ヴィダルがブラックハートである可能性がほのめかされていた事を考えると、彼は悪魔メフィストの息子ですが、マーベルの公式予告はリオが悪魔とは異なる次元の存在である事を示唆しています。

「アガサ・オール・アロング」の公式グッズが彼女の正体を明かしているとも報じられていますが、リオが本当は何者なのか、もう少し見守る必要がありそうです。

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魔女団に参加する事になったリオは「オズの魔法使」の主人公ドロシーのようにスキップしながら道を進んでいきます。

火の試練

前回の水の試練に続いて今回は火の試練。バラッドの歌詞では日米ともに火水土風と歌われていますが、順番通りではないようです。水の試練はジェニファー・ケイルがフォーカスされていましたが、今回はアリス・ウーが中心人物に。

グリーンウィッチが大地を司る事は2話で(ハート夫人をスカウトする直前にジェンとリリアが)説明してくれていたので、土の試練をリオ、風の試練をリリアが担当する事になるのでしょうか。

ドアを開けて入ると今回は1970年代のロックバンド風な衣装にチェンジ。アガサ・ハークネスはスティーヴィー・ニックスさんをインスパイアしたようなデザインに。

リリアはライザ・ミネリさん風の衣装になっている所はちょっとしたイースターエッグで、彼女の母ジュディ・ガーランドさんは1939年の「オズの魔法使」でドロシー役を演じ、本作が魔女の物語である事と細い線で繋げられています。

部屋の壁には魔女裁判の絵やロックスターたちの栄光の記録が掲げられており、アリス・ウー・ガリヴァーとその母親ローナに関連するものが飾られています。

リリアは魔女が処刑される壁画を見て涙。この魔女団の中で(リオを除いて)最年長だと考えられるリリアは実際に魔女裁判が行われていた時代を生きているはずで、その中では魔女の友人や、無実の人間の友人を多く失ってきた事が予想されます。

レコーディングルームでのアガサとリオの会話の中で、周りの魔女を皆殺しにして「あんた(アガサ)はパワーを取り戻し、私は死体をもらう」と話しているのはリオの正体に関する伏線でしょうか。

不思議の国のアリス・ウー

ティーンが「PLAY ME」と書かれたレコードを逆再生した事で試練が開始。

「不思議の国のアリス」のイラストではよく「EAT ME」や「DRINK ME」と書かれたアイテムが登場しますが、それとアリス・ウー・ガリヴァーをかけているようです。

ロックミュージックは悪魔の象徴

今回の試練の舞台となっている1970年代、現実の歴史でもロックミュージックは悪魔の音楽だという都市伝説が流行った時代でした。

たとえば、1971年に発表されたレッド・ツェッペリンの「天国への階段」は、逆再生すると「俺は悪魔に仕える」、「私の愛しい悪魔」などといったオカルト的なメッセージが含まれているとし、若者たちを洗脳して反キリストの弟子に仕立て上げるとして批判されました。その結果、1982年には米カリフォルニア州議会の公聴会で「天国への階段」が逆再生される事態になり、前述したような言葉が聴こえると主張されました。

これに対して、ツェッペリンのメンバーたち当然ながら「意図的にそのような言葉は加えていない」と弁明。

しかし、この噂に刺激を受けたのか、同年、ノースカロライナ州ハンターズビルで、30人のティーンエイジャーが“悪魔が意図的に逆再生メッセージを加えてアメリカ中の若者を呪い殺そうとしている”と主張して、レコード店を焼き討ちする悲劇的な事件が発生しました。

今回の試練はある種の事実にインスパイアされた脚本になっていると言えます。

なお、ローナ・ウーのバラッド・オブ・ザ・ウィッチズロードのレコードには「RED HAIRED WOMAN(赤髪の女)」というワンダを連想させる楽曲が収録されている設定になっています。

©MARVEL,Disney

他の収録曲は以下のようになっています。

  1. Mary Mary
  2. Red Haired Woman
  3. Cinnamon & Sage
  4. Flick of the Wrist
  5. Swan’s Song

3のシナモンとセージはポーションの素材として利用される植物で、4の手首のフリックはアガサがよくしている魔女の呪文の際の独特な動きを指していると考えられます。5の白鳥の歌は死に瀕した白鳥が歌うとされているものであり、ローナの遺作である可能性が高いと同時に、ウィッチズロードの暗い結末をほのめかしている可能性もあります。

代々受け継がれる呪い

アリスは仕事がうまく行かない事などを自分のせいだと勘違いしていましたが、実際はこれが母から受け継いだ呪いだったと気づきます。

アリスのようなアジア系女性を含むマイノリティな属性の人間は、自身の才能や努力とは別の次元で壁が設けられている事も多く、現代のアメリカ社会からの先入観やレッテルという形で物事がうまく行かないケースも多発しています。

この事は中世の魔女たちの生活とも重なる部分でもあり、この点に関しても現実と設定をうまく絡めているようです。

呪いから身を守るプロテクションスペル

呪いを解く鍵はローナのバラッドにあると考える一同。アリスは呪いで焼け死んでいてもおかしくなかったと主張するアガサは、ローナのバラッドは呪いから身を守るためのプロテクションスペル(保護呪文)だと指摘。アリスはこれによって守られてきたのでした。

解呪のセッション

呪いを解くために即席バンドでバラッドのローナバージョンを演奏する事に。ティーンがギター、ジェンがベース、リリアがフィンガーシンバル、アガサがボーカルでアリスがピアノ、敵か味方かよくわからないリオもドラムで参加してくれます。

このセッションで注目すべきはリリアで彼女はフィンガーシンバルから始まって、トライアングル、マラカス、タンバリンと楽器をどんどんと変更していきます。

©MARVEL,Disney

※公式クリップが公開されたので追加しました。(2024/10/06)

なお、この楽曲の英語版は無料サントラとして公開中。劇中4話までで未使用の原曲であるローナ・ウーバージョンと、このシーンで使われた魔女団バンドによるカバーバージョンの2種類が聞けるようになっています。

無事に呪いを克服するとピアノが出口に。

瀕死のティーン

セッションの最中、自身にガラス片が突き刺さっている事に気づいたティーンでしたが構わずに演奏を続けた結果、解呪の成功と共に気絶してしまいました。

ティーンを外へと運び出した魔女団、とりわけアガサがかなり狼狽しています。そしてリオに向かって「やめて」と叫んでいました。

リリアは「ソードの3」を予言。悲しみ、喪失、孤独を意味するタロットです。リークされていたプロモアートで残された小アルカナのカードは残り一枚となりました。

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前回の試練で力を取り戻したジェンのポーションによって、ティーンの腹部の傷はみるみる癒やされていきます。

それぞれの昔話

ティーンを見守るアガサから少し離れた場所で魔女団は焚き火を囲みながら昔話に。

ジェンは11代続く治療師の家系で助産師であり、ボストンの産婦人科病院に知識を貸してほしいと招かれましたが、それはある男による罠だったと話しています。この男が3話でトラウマとして現れた人物である事は想像出来ますが、それ以上の事はあまり語られません。

シジル

意識を取り戻したティーンはアガサに「僕にシジルをかけた?」と問いかけると、アガサは「いいえ」と返答。

アガサの説明によるとシジルの魔法はかけた本人にも有効との事で、これはドクター・ストレンジがピーター・パーカーの存在を世界から隠した呪文に極めて似ているようです。ただし、ドクター・ストレンジは術の最中に何度かは例外を設定出来るともしていたため、全く同じ呪文であるかどうかは微妙なところです。

アガサは「シジルは必要がなくなれば消える」とも説明しているため、ピーター・パーカーの場合もスパイダーマンの秘密が再び誰かにバレた時に全て解除されるのか注目です。

吸血鬼

アガサとティーンが戻るとリリアが吸血鬼に噛まれたという話を披露していました。吸血鬼がマーベルの世界に存在している事はドラマ「ロキ」のメビウスが尋問した事があると語っていた時から判明していた他、「ウェアウルフ・バイ・ナイト」でも少し触れられました。

リリアは感染しなかったようなので、今後ブレイドとクロスオーバーしても狩られる心配はなさそうです。

自由の娘たち

武勇伝の披露を迫られたアガサは肘の傷を見せ、編み棒でグサッと行かれたと説明。この時、「自由の娘たちって知ってる?」と質問しますが、「なにそれ」と笑われるだけで誰も知りませんでした。

「自由の娘たち/ドーターズ・オブ・リバティ」とは、独立戦争を間近に控えた1766年の米国で結成された積極的な政治参加を推進する団体。女性の選挙権が認められていなかった米国において、署名活動や意見の表明といった直接行動を通して政治参加を実現しました。

自由の娘たちは、アメリカ独立戦争直前の大英帝国に対するボイコットの際に自由の息子たちを援助しました。この活動には裁縫業務も含まれ、娘たちはイギリスの織物を買うのではなく、家族のために自分で服を編んでいました。編み棒で刺された話はこれに起因していると考えられます。

一方でマーベル・コミックには同名のヒーローチームが存在しています。

コミックのドーターズ・オブ・リバティは18世紀半ばに結成されたドーターズ・オブ・ライトの後継チームで、アガサ・ハークネスの魔法訓練の元、ドライアドことペギー・カーターを中心に活動を始めました。最初の任務はキャプテン・アメリカ(に撃ち込まれた超人血清)を守ることで、現代ではペギーの姪であるシャロン・カーターを中心に活動しています。

代表的なメンバーはアガサ・ハークネス、ドライアド/ペギー・カーター、ブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフ、インビジブル・ウーマン/スーザン・ストーム(ファンタスティック・フォー)、モッキンバード/ボビー・モース(エージェント・オブ・シールド)、シャロン・カーター、スパイダーウーマン/ジェシカ・ドリュー、シュリ、ホワイトタイガー/エヴァ・アヤラ、ミスティナイト/メルセデス・ナイト、エコー/マヤ・ロペスなどがいます。

過去には実写化の噂もあったチームですが、アガサの今回の発言は以前にこのヒーローチームと戦った事があるとほのめかしているのでしょうか。ペギー・カーターとアガサ・ハークネスのスピンオフを待つ他ありません。

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アガサとリオの関係

続いてリオは大昔に愛する人がいたものの、仕事とはいえ不本意なことを強いられ、誰かを傷つけたと語っています。「彼女が私の傷」としつつアガサに目をむける様子から、二人の関係に焦点があい始めます。

そしてこのあとにはアガサがリオにキスを迫るようなシーンも。

オーブリー・プラザさんがキャスティングされたニュースが出た1年前頃には、このキャラがアガサと結婚しているとも報じられていました。

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ティーンはニコラスではない

リオはキスを拒否するように、ティーンがニコラスではないと言います。

今回のエピソードでアガサはティーンをニコラスだと思い始めている素振りを見せていますが、リオはそれを明確に否定しました。

リオは単なる予想としてそう言っているだけなのか、それとも彼女はシジルが効果を発揮しないような存在なのか、今後のエピソードに注目です。


ローナのバラッドのラストで「君の元へ」と歌われている部分は英語では「I’ll see you at the end」(最後にはあなたに会える)となっています。

歌が物語全体の予言として扱われている事を考えると、アリスは道の最後で母親と再会出来るのでしょうか?

歌にある残された試練はあと2つ。しかし、エピソードは5つ残っています。ティーンやアガサにも試練が用意されている可能性や、ウィッチズロードの帰り道、あるいはウェストビューに戻ってからさらに何かが描かれる可能性も。

ティーンとリオ・ヴィダルそして主人公であるアガサ・ハークネス自身の過去についてまだまだ秘密がある状態で、物語は折り返し地点へと差し掛かっています。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2024年10月10日10時 より配信予定です。

「ハートストッパー」のキット・コナーさんがジョー・ロックさんとのMCU共演についてコメント、ネタバレをほのめかしてしまう

Netflixドラマ「ハートストッパー」でニックを演じたキット・コナーさんが、チャーリーを演じたジョー・ロックさんとMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)での共演について質問され、その回答の中でネタバレをしてしまったとして話題になっています。

※これより先は「アガサ・オール・アロング」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

海外メディア omlete とのインタビューの中で、「ハートストッパー」でLGBTQ+の恋人同士を演じたキット・コナーさんとジョー・ロックさんは、このカップルがマーベルでも見られるかどうかについて質問を受けました。

これに対してコナーさんは「正直に言うと、私はハルクリング役にふさわしいとは思いません。今後数年間、カップル役を続ければ、人々は私とジョーが一緒にいるのをいずれ見飽きてしまうと思うんです。」とMCUでの共演にあまり興味がない事を明かしました。

興味がないというだけならまだしも、コナーさんがハルクリングに言及したのはコミックファンをざわつかせる結果となりました。

ハルクリングはマーベル・コミックに登場するキャラクターでクリー人とスクラル人のハーフとなる異星人。異質な出生とは裏腹に、地球の平和を守るヤングアベンジャーズの一員であり、彼のボーイフレンドは同じヤングアベンジャーズのメンバーであるウィッカン、ワンダ・マキシモフの息子であるビリー・カプランでした。

2020年のコミックでハルクリングとウィッカンは正式に結婚式を開催、多くのヒーローたちから祝福されました。

コナーさんがマーベルのカップルを演じるにあたってハルクリングに言及した事は、必然的にジョー・ロックさんがウィッカン役である事をほのめかしており、予想外の場所からのネタバレとなってしまったようです。

「アガサ・オール・アロング」でジョー・ロックさんが演じる謎の少年ティーンについては、公式グッズコンセプトアートでもネタバレされたと見られていますが、記事執筆時点で配信中の4話までではまだ確定されていない状況です。

ティーンは果たして何者なのか、「アガサ」の残された5話のどれかで明かされるのか、それとも別の作品まで答え合わせが延期されてしまうのか、今後の展開に注目です。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」はディズニープラスで4話まで配信中です。

【噂話】「ドクター・ストレンジ3」監督続投か、「ミッドナイト・サンズ」は「ロキ」s2、「ムーンナイト」から

マーベル・スタジオが開発中と見られているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ3」の監督として、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のサム・ライミ監督が候補になっていると報じられました。

MTTSH 氏はサム・ライミ監督とジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド監督コンビが「ドクター・ストレンジ3」と「ミッドナイト・サンズ」の監督候補となっていると報告。

「ドクター・ストレンジ」2作目の映画「マルチバース・オブ・マッドネス」のメガホンを取ったサム・ライミ監督が3作目映画を担当する事は不自然ではなく、ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド監督コンビも「ムーンナイト」や「ロキ」でスーパーナチュラルや魔法といった世界に触れてきた事で、どちらも候補としては適切なように感じられます。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストではコミックのストレンジの妻であるクレアが登場し、インカージョンを阻止するために時空のポータルに飛び込んでいく様子が描かれていました。

これが「ドクター・ストレンジ3」の軸となる事が誰もが予想済みであり、コミックの「シークレット・ウォーズ」がインカージョンを引き起こしていた黒幕との邂逅が描かれていた事を考えると、「ドクター・ストレンジ3」は「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」よりも前に公開される可能性が非常に高いと見られています。

「ミッドナイト・サンズ」は宇宙やマルチバースとは異なる神秘の世界を探求するチームとなる予定で、5月に「エイリアン:ロムルス」のフェデ・アルバレス監督が「ミッドナイト・サンズ」の監督候補になっているとし、6月には「ローガン」の脚本家が参加していると報じられました。

チームメンバーとしてはブラックナイト、スカーレット・スカラベ、エルサ・ブラッドストーン、ドクター・ストレンジ、アガサ・ハークネスなど6人から9人ほどが予定されているとも言われています。

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ムーンナイトを演じたオスカー・アイザックさんはドラマの配信前から2024年に至るまでずっと「アベンジャーズ」より「ミッドナイト・サンズ」への参加の意欲を見せていますが、この映画が「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の前後どこに計画されているかはわかっていません。

「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」が 2027年5月 公開予定という事で、「ドクター・ストレンジ3」に関してはこの半年から1年程度でより具体的な話が出てくると見られています。

【噂話】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジョン・C・ライリーさんとグレン・クローズさんがMCUに戻るという

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に出演していたジョン・C・ライリーさんとグレン・クローズさんが、MCUのドラマ「ノヴァ」で当時の役を再演すると報じられました。

MTTSH 氏によると、グレン・クローズさんはザンダー星ノバ軍指揮官であるノヴァ・プライムを、ジョン・C・ライリーさんは軍の一員であるローマン・デイを再演する事になるようです。

ザンダー星120億人と宇宙全体の平和を守る警察として「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に登場したノバ軍でしたが、映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の冒頭でサノスによってザンダー星が破壊された事が判明。以降は神聖時間軸には登場していませんでした。

実際に再演するとなれば、実は逃げ延びていたというパターンから、回想シーン、マルチバースの変異体、幻覚によるものなど、何らかの理由が必要となってきます。

ケヴィン・ファイギ社長が公認したこのドラマについてあまり多くは発表されておらず、現状はスクーパーによる噂が渦巻いている状態です。先月の最新の噂によると、「リチャード・ライダーを中心に描かれるコミックとは大きく異なる。宇宙のノヴァ・コープスに焦点を当てている。」との事で、コミックのノヴァことリチャード・ライダー一人を描くのではなく、ノバ軍全体を描く作品になるようです。

このドラマが軍の再建の物語になるのか、それとも「インフィニティ・ウォー」の前日譚として、指揮官やローマンはサノスによって星と共に死んでしまうのか、今後の情報にも注目です。

ドラマ「ノヴァ」はディズニープラスで配信予定です。

「アガサ・オール・アロング」、アガサ・ハークネスはずっと嘘をついている?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」でキャスリン・ハーンさんが演じる主人公アガサ・ハークネスが、現在配信中の3話時点までで、ずっと嘘をついているのではないかと話題になっています。

海外メディア Comicbook.com のライター、ニコール・ドラムさんはアガサが大きな嘘をついていると指摘。アガサは実はウィッチズロード(魔女の道)には行ったことがないし、行きたくもないのではと言います。その理由を次のように説明しています。

アガサがリリアに予言された魔女団の名簿を無視し、リオ・ヴィダルではなくシャロン・デイヴィス(ハート夫人)を加えて結成した事を最初の理由とし、アガサの行動が嘘で覆い隠されていると指摘。

魔女団がバラッドを歌って門を開こうとした際は上手く行かなかった事で「前回はもっと早く開いた」と説明しましたが、その裏では集めた魔女からパワーを奪い取る算段だった事も明かされました。

扉が出現したあと、ビリーを先頭に魔女たちが進み始める中で、アガサは階段を降りるのを少しためらっています。また、階段を降りた後にドアがなくなり、退路が絶たれた事にも混乱したようなリアクションを見せています。

3話に入って最初の試練が始まると、アガサはワインを捨てて試練に参加しようとさえしませんでした。アガサ・ハークネスが積極的に道を進む気がない事は明らかだと言います。


もともとティーンのウィッチズロードに連れて行って欲しいとの提案に乗り気でなかったアガサですが、「パワーを取り戻せる」とティーンに言われたあと、ブローチの遺髪を見て道への出発の準備を始めていました。

「なんでも願いが叶う」とされるウィッチズロードの最奥を目指す理由として、アガサ・ハークネスがパワーを取り戻すために行くというのは彼女の能力の性質上、リスクが大きすぎると言えそうです。本人やリリアたちが認めているように、アガサはそもそも他人の魔力を奪えるため、地道に奪い続けていけば目的は達成されそうなものです。ウィッチズロードを目指すからには、もっと他の理由が隠されている事が考えられます。

アガサが本当に一度はウィッチズロードの奥に到達していれば何らかの望みを叶えているはずで、それがダークホールドであり、代償として息子のニコラスが奪われたのでしょうか。ブローチの中にあった遺髪がニコラスのものであったとすれば、それを取り戻すために再びウィッチズロードを目指す事が考えられますが、その場合、手元にないダークホールドの代わりにどのような代償が求められるのでしょうか。そもそも息子を差し出す事に同意していたのであればそういう展開にもならないため、代償は予告なく奪われるとも予想されそうです。

記事ではアガサはそもそもウィッチズロードに行ったことがない可能性が指摘されていますが、行くには行ったが途中でリタイアした可能性も考慮する必要があるかもしれません。前回の旅について「私以外の魔女は死んだ」と説明していますし、一度失敗して恐怖を味わっていれば二度と行きたくないという心理にもなりやすいものです。

結局の所、ウィッチズロードへの旅を提案したのはティーンであり、扉が開いた際に一番に飛び込んだのもティーン、飲む必要がないワインを飲もうとしたのもティーンで、彼がこの物語をいつも先導している状況です。

アガサ・ハークネスがこの旅の果てに何を求める事になるのか、今後のエピソードにも注目です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで3話まで配信中です。

ソース:Agatha All Along: Agatha May Be Telling a Very Big Lie

「アガサ・オール・アロング」、コンセプトアート公開でティーンの正体のネタバレが加速

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」のコンセプトアートが公開されました。しかし、このアートがジョー・ロックさんが演じる謎の少年ティーンの正体をネタバレしたのではと話題に、件の投稿は削除されてしまいました。

※これより先は「アガサ・オール・アロング」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

衣装デザイナーのダニエル・セロンさんが本作のアートを公開、投稿は間もなく削除されましたがX上で拡散されています。

公開されたティーンのアートでは、彼が青い色の魔法を手にしている事が確認出来ます。これはいくつかの予告映像でも確認されていますが、いずれも一瞬であるためこのアートは確認しやすいと言えます。

ティーンの正体としてワンダの息子ビリー・マキシモフの魂が入り込んだと推測されていますが、そのビリーは「ワンダヴィジョン」で青い魔法を使用していました。

©MARVEL,Disney

現在のところ、ティーンの正体として有力なものがワンダの息子ビリー説とアガサの息子ニコラス説で、以前には新作フィギュアの発売予定のラインナップが答えを示しているとも考えられていました。

しかし3話の内容は依然としてどちらの可能性がある事もほのめかしており、実際にどうであるかはもう少し見守る必要がありそうです。

ビリーはコミックのヤングアベンジャーズのメンバーであるビリー・カプランをベースとし、ジョー・ロックさんが演じるビリー・カプランにビリー・マキシモフの魂が宿ったと考えらています。コミックの場合はビリー・カプランが誕生する際にビリー・マキシモフの魂が入り込んでいるためにいわゆる転生という形になっていますが、MCUのビリー・カプランは既に死んでおり、死体にビリー・マキシモフの魂が憑依したと考えられています。

これは1年ほど前に報じられたものですが、「アガサ」の1話で出てきたイーストビューにおける自動車事故の話はビリー・カプランが死んだ事を意味しているのかもしれません。

ティーンはウィッチズロード(魔女の道)の最奥で魔女の力を得る事を望んでいますが、その裏にはどのような計画が隠されているのか注目です。

他のキャラのアートは以下の通りです。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで3話まで配信中です。

【噂話】ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、【ネタバレ】の悲劇的な運命は回避された?

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」では、撮影現場での目撃情報からとあるキャラクターの悲劇的な運命が予想されていましたが、実際はその予想通りにはならないと報じられました。

※これより先は「デアデビル:ボーン・アゲイン」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」ではフォギー・ネルソンとカレン・ペイジが死亡するだろうと噂されている中、撮影現場では血まみれの彼らの姿が目撃されていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-daredevil-born-again-blood-set-photo/”]

ところが、フォギーは死なないと主張する人物が Reddit 上に現れ、その展開を次のように説明しています。

フィスクとマットは、フィスクが「エコー」で目の再生に使用したのと同じ技術を使ってフォギーを生き延びさせようと努力していると言われています。その見返りとして、マットはフィスクの選挙運動のエージェントを務める事を強いられます。

情報源は明記されておらず、スクープの実績もない彼の情報の真偽は不明ですが、最悪の運命を回避する可能性があるようです。とは言え「生き延びさせようと努力している」事と実際に生き延びる事は違うため、努力も虚しく息を吹き返さない可能性もあるかもしれません。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」は当初、Netflix版とは異なる時間軸の作品としてリブート版という位置づけで開発されていました。そのため、Netflix版でのデアデビル/マット・マードックの良き友人たちであったカレン・ペイジとフォギー・ネルソンの席は設けられず、不在のまま話が進む予定でした。

このバージョンの脚本では、1話が始まる時点でフォギーとカレンは既に死んだものとして扱われる予定だったと言います。

しかしその後、2023年の大規模なストライキの最中に制作の見直しが図られた結果、Netflix版をMCUの神聖時間軸の正史として定め、「ボーン・アゲイン」は Netflix版の実質的な続編とする事が発表。これに伴ってエルデン・ヘンソンさんのフォギーとデボラ・アン・ウォールさんのカレンが戻ってくることが発表されていました。

ただし、このリターンは作品をよりショッキングなものにするためだとも報じられていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-daredevil-born-again-karens-dark-fate-rumor/”]

今回の主張が事実であればフォギーやカレンのファンにとっては嬉しい展開となりそうですが、主人公であるマットは単なる復讐劇に比べてさらに過酷な状況へと追いやられてしまう事が予想されそうです。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は前半9話が 2025年3月 よりディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」、3話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年9月26日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」エピソード3「Through Many Miles of Tricks and Trials(邦題:試練が待ち受ける長き旅路)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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道の始まり

ウィッチズロード(魔女の道)を歩み始めたカヴン。しかしセーラム・セブンに追われている事を知らなかったリリアたちは道中で揉めることに。

ジェニファー・ケイルがシャロンの事を「足手まとい」と罵ると、意外なことにアガサが「ちょっと!」とフォローします。根っからのヴィランではない事を示しているのでしょうか。その後ろではティーンが「訓練すれば誰でも魔女になれる」と発言しているのも興味深いポイントです。

ジェンは未成年のティーンが一緒にいることについて両親に知らせるべきだと言い、ティーンは今頃は寝てる時間だと返しています。

今というのが何時を指しているのかは不明ですが、セーラム・セブンの到着のタイミングについて、1話のリオ・ヴィダルは「Sundown」と説明。日本語字幕では原語どおり日没後となっていますが、吹替では夕暮れとされており、ニュアンスが微妙に異なっています。

実際、2話でセーラム・セブンがティーンの前に現れた時はあたりは暗く街頭が灯っており、夕暮れという解釈はやや語弊があるようです。

ティーンの両親が2話の英語字幕で明かされたイーストビュー出身であるという事からイーストビュー在住である事を考慮すると、21時から24時あたりと推測出来そうでしょうか。

なお、ティーンの両親のジェフとレベッカをポール・アデルスタインさんとマリア・ディジアさんが演じるとも報じられており、現実か、回想か、幻覚かは不明ですが彼らももう少し物語に関わってくるようです。

ティーンにかけられたシジル

シジルとは主に西洋魔術で使われる図形、記号、紋章、線形の事で、この作品ではティーンにかけられた秘密を守る呪文を指しているようです。

2話でもこれが発動しているシーンがありましたが、3話ではこれがアガサに対してだけではなく「魔女に対して秘密を守るようにかけられている」と判明。アガサはティーンの秘密は知らないし興味もないとし、ウィッチズロードの最果てが目的地である事を再度強調しています。

The Ballad Of The Witches’ Road

魔女団からはぐれてしまったシャロンは森の地面にバッグを飲み込まれてしまいます。日本語では「高いブランド物」と説明しているこのバッグは、英語ではタルボット製品である事が示されています。日本では2020年までイオングループ内で営業していたようですが現在は撤退しているとの事。

マーベルでタルボットと言えばグレン・タルボットが思い浮かびますが、このドラマとの関連性はあまり見受けられません。

バッグの次はシャロンの身体自体が飲み込まれそうになりますが、アリスによって助けられました。その後、魔女団のメンバーは「魔女の道のバラッド」の歌詞の通りに進めていくことが重要だと言うことを再確認します。

2話で歌われていた日本語バージョンの歌詞から抜粋すると曲の2番で「森の社の下に道あり 道を外れず 死と手をつなぎ 夜の帳 使い魔携え 精霊に導かれ 闇を進め」と歌われていました。

しかし英語は「If one bе gone, we carry on Spirit as our guide」と添えられており、「一人が死んでも、私たちは進む 魂を道しるべに」とこの後の展開を示唆しています。

森を抜け洋館にたどり着いた一行、シャロンはここで「もうここがゴールかもね」と発言しています。

最初の試練

扉に刻まれた紋章からここが水の試練である事が判明。館に入ると一団の服装もこの豪邸に見合った服装にチェンジ。

シャロンはキッチンを見て叫び声をあげ、「あのドラマみたい」とコメント。ここは英語では「Huge Tiny Lies」という具体的な名称が当てられていますが、これは架空のドラマタイトル。元ネタはニコール・キッドマンさん主演のドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」。

最初の試練の招待状には謎掛けが用意されていましたが、あまり尺が割かれることはなくワインが鍵になっている事が判明。

実はバラッドの1番で「Burn and brew with coven true」(真の魔女団と共に燃やし醸造せよ)とも歌われていますが、これも音数の都合か日本語バージョンには含まれていません。

アガサの息子

ワインオープナーを探す間、ジェンがティーンにアガサの過去について話しています。

ここでは「ダークホールドと引き換えに我が子を手放した」、「息子に何があったか誰も知らない、もう死んでるかも」、「悪魔になった、あるいはメフィストのエージェントか」と言った噂がある事が明かされました。

コミックのアガサの息子ニコラス・スクラッチはメフィストではなく映画「ドクター・ストレンジ」に登場したラスボス、ドルマムゥのエージェントでした。

ジェンはまた、「アガサは自分の息子の顔も忘れているだろう」と語り、この時、ティーンは意味ありげな表情を浮かべています。ティーン=ニコラス説を裏付けるようなシーンにもなっています。

1話では息子に関する表現がいくつかありましたが、実際はどうなのか、この段階では明示されません。

メフィストとゴーストライダー

コミックにおけるメフィストのエージェントはゴーストライダーですが、ジェンがこれを指摘するのは注目に値します。

コミックのジェニファー・ケイルはノーブル・ケイルという名の17世紀の魔術師を先祖としていますが、彼はメフィストに魂を売り渡しゴーストライダーとなりました。その後はメフィストや大天使ウリエルの介入などがあり、現在はヴォイド(虚無)に閉じ込められています。

ノーブル・ケイルの子孫はジェニファー・ケイルだけではなく、ダン・ケッチやジョニー・ブレイズら現代のゴーストライダーもノーブルの血を引く子孫(双方ともジェンのいとこ)となっています。

ガールズトーク

未成年のティーンを除いた魔女団はワインを飲み、ガールズトークを始める中で、ティーンとアリスが会話を始めます。

アリスのタトゥーについての会話の中で、これがコロラドで入れたものである事が明かされます。コロラドはセーラムがある場所ですが、今後の伏線のひとつでしょうか?

アリスがタトゥーを入れたのは13歳であり、これに対してティーンも13歳の時は辛かったと話しているのはポイントのひとつ。先週の自己紹介でティーンは16歳と発言しており、3年前に辛いことがあった事を示しています。

ウェストビューのワンダのヘックスが解除されたのが3年前の事であり、ティーンはビリーの魂が乗り移ったものだとされる噂を裏付けているようなシーンでもあります。

2つの主要な噂を同時に攻めていく展開ですが、最近の報告では正体が判明したとも言います。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-rio-vidal-and-teen-spoiler/”]

フェアリーたち

ワインを飲んだ人物たちの顔が腫れ上がり始め、ジェンがシャロンに質問を繰り返す中で、「妖精の鳴き声が聞こえる?」と妖精の存在について言及。「ロキ」シーズン1では吸血鬼について言及され、その後は「ウェアウルフ・バイ・ナイト」などが公開、現在は吸血鬼が中心となる「ブレイド」が制作中ですが、今後は妖精についても深く描かれていくことになるのでしょうか。

コミックの妖精たちはアヴァロンを住処とし、妖精王のオベロンや妖精と人間の混血児であるモーガン・ル・フェイなどが登場しています。

エールワイフの復讐

症状からこれが「エールワイフの復讐」という名の毒によるものだと判断したジェンは、この毒が、目眩や錯乱、運動機能の低下、最終的には死を招くと説明。

飲んだふりをして毒の影響を受けていなかったアガサは「全員が苦しむ必要はない」として逃げようと画策。しかし代わりにティーンが飲もうとするとそれを止め、自ら飲み干してしまいます。冒頭でシャロンを庇ったように、やはりある程度の思慮は持ち合わせているのでしょうか。

そうこうしているうちにシャロンが「ワンダヴィジョン」の1話を繰り返すような幻覚を見始め、昏倒してしまいます。

解毒剤の精製に必要なのはフランキンセンス(乳香)のオイル、社会性昆虫の内臓(はちみつ)、3,000万年以上腐敗している死体(動物プランクトン)、イモリの目、そして特大の大釜。

フランキンセンスはアロマテラピーでよく利用される比較的メジャーな精油で、日本での相場は記事執筆時点で5ml約4000円程度。イエス・キリストが誕生した際に三賢者が捧げたという黄金、フランキンセンス、ミルラ(没薬)のひとつであり、由緒正しいオイルです。ミルク色の樹脂から採取される精油は、ほのかに甘いウッディな香りで集中力を高め、瞑想などにもよく利用されます。

ティーンとアリスは刺激が強くわかりやすいユーカリの精油の匂いをたどって精油を探しに行きます。

アガサとリリアは動物プランクトンを得るために、ジェンのブランドであるケール・ケアの化粧品を使うことに。オーガニックと謳っていましたが、それは虚偽で石油系成分が配合されていました。

ジェンは「イモリの目」をゲット。イモリの目(Eye of newt)=カラシナの種(mustard seed)で、魔女が一般人が安易に黒魔術に手を出さないようにするための隠語として用いてきたものです。

それぞれの過去

素材集めは順調に進んだものの、物語はダークな方向へと転調していきます。

リリアは廊下で16世紀ヨーロッパの服装の女性と遭遇。イタリア語を話す彼女が若い頃のリリアなのかは不明ですが、ついていった先では乙女、母、老婆を表すようなシーンに。

アリスは死んだはずの母と、ジェンは「まったくお前は厄介な女だ」と罵ってくる男性と遭遇します。それぞれが過去のトラウマに関するシーンを再現しているようですが、あまり詳しくは描かれません。

そして少し遅れて、アガサはベビーベッドの毛布の下に、赤ん坊ではなくダークホールドを見つける事になってしまいます。このシーンは配信が始まる前にアメリカのテレビ番組で紹介されていました。

これらは今後のエピソードでさらに詳細が描かれていく事になりそうです。

水の試練

素材が揃った一同、窓ガラスにヒビが入り始め、館が海中にある事に気が付きます。タイミリミットまで残り約3分で解毒剤の生成を開始。材料はもってきた分だけほとんど投げ入れたにも関わらず、フランキンセンスのみ3滴と分量が決まっているのは割と謎な部分です。

解毒剤が完成せずに錯乱し始めるジェン。「魔女の力を奪われたせいだ」と嘆くジェンをアガサは「力を奪えても知識は奪えない」と諭した結果、ジェンは落ち着きを取り戻し「毒されていない者の血」が必要だと思い出します。そして唯一ワインを飲んでいないティーンの血を入れて解毒剤は完成。

急いで解毒剤を飲み、タイムリミットぎりぎりで昏倒していたシャロンにも飲ませた所で海水が部屋に流れ込み始めます。

オーブンから脱出

オーブンが開き、これが出口ではないかと考える一行の中でリリアは「友人がオーブンで酷い目にあった。」と進むことを拒否。「ヘンゼルとグレーテル」の魔女がラストでオーブンで焼き殺されているため、リリアとその魔女が友人である事を示しているようです。

海水の流入が激しくなり、昏睡中のシャロンを含めて全員がオーブンから脱出。ウォータースライダーのような脱出路を経由して、再び森の中へと戻りました。無事に脱出したかのように見えましたが、シャロンは解毒剤がギリギリ間に合わなかったのか亡くなっていました。

バラッドの舞台裏を撮影したマーベルの特別映像では先のエピソードからのシーンにシャロンの姿がなく、脱落が予想されていました。またバラッドの歌詞や、3話でのセリフの端々にもそれは表れていましたが、予想外に早いタイミングでの離脱となりました。コミックリリーフ的な役割を担っていたシャロンですから、ウェストビューに逃げ帰るといった結末が予想されていましたが、まさかの死亡という展開に。

シャロンが死んだという報告に対して、アガサが「シャロンって誰?」と不気味な返答をして第3話は終了します。

エンディング曲は2009年のヤー・ヤー・ヤーズ「ヘッズ・ウィル・ロール」。

head will roll とはスラングで「クビ」を意味するもので、歌詞の中では「頭を転がせ」、「死ぬまで踊れ」と不穏な内容が綴られています。そして曲のタイトルどおり、シャロンがここでクビになってしまいました。

しかし、彼女の生死についてはやや疑問が残されているようです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-sharon-davis-spoiler/”]


今回は主にジェニファー・ケイルの焦点が当てられ、無事に試練を乗り越えましたが、トラウマを乗りこえたとは言い難いし、魔女の力が戻ったようにも見えません。今後もう少し掘り下げられる事になるのでしょうか。

リリアの突然の「アガサを助けよ!」との予言も気になる所で、彼女のトラウマ以外に彼女に言葉を与えている存在についても気になる所。

全9話のうち3話、三分の一を終えましたが、今後はさらに過酷な試練が待ち受けているのでしょう。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2024年10月3日10時 より配信予定です。