米ディズニープラスから「X-MEN」や「ファンタスティック・フォー」が削除されたと報じられる

米国で展開中のディズニープラスにおいて、FOX制作の2000年公開の「X-MEN」や、2005年公開の映画「ファンタスティック・フォー」が削除されて視聴できなくなっていると、複数の海外サイトが取り上げています。

What’sOnDisney Plus によると、ディズニーがFOX買収前に締結されていた既存の契約に基づいて、他の動画サービスに独占提供するために一時的に削除されたものだろうと指摘しています。

同記事によると、この削除は事前の予告なしに行われたとの事で、他の動画サービスにあるような「配信期限は○○まで」といったアナウンスはなかったようです。

なお、「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」やX-MENの2作目以降に関しては引き続き配信されているとの事。

配信の契約は国ごとに取り決められているため、日本でもこの2作品が視聴できなくなるかは不明ですが、ディズニーの子会社になる前のルーカスフィルム、ピクサー、マーベル、FOX作品はこうなる可能性をはらんでいるかもしれません。

アナウンスがないとなると、見たいと思った作品は早めに見ておくしかないようです。

ソース:FANTASTIC FOUR (2005) REMOVED FROM DISNEY+ (US)

ドラマ「ミズ・マーベル」の販促資料が流出し、主人公の全体像が明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」の販促資料がTwitterで流出し、主人公ミズ・マーベル/カマラ・カーンの全体像が明らかになりました。大まかな外観はコミックのミズ・マーベルを踏襲していますが、一部気になる部分が海外ファンの間で話題となっています。

全体的なカラーリングはコミックと同じであり、アイマスクも着用しています。上半身には装飾が加えられ、下半身はタイツ状の素材からしっかり目の素材へと変更され、ブーツからスニーカーへと変更されています。左腕のブレスレットは確認できません。

©MARVEL

気になるのは薄い紫色のクリスタル状になっている左手で、カマラ・カーンのコミックの能力にはないものとなっています。コミックのカマラはミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズのように身体を伸縮自在に出来る能力で、日本のキャラクターに例えるとワンピースのルフィやストリートファイターシリーズのダルシムのようなものです。

今回の画像は単なるコンセプトアートなのか、実写版では能力の変更、あるいは新たな能力を獲得しているのか、今後の情報にも注目です。

「ミズ・マーベル」はディズニープラスで2021年内の配信が公式にアナウンスされていますが、先日ドラマ「ホークアイ」の配信が11月24日に決定したことで、2022年へとずれ込むのではないかと多くの海外メディアは指摘しています。

アニメ「What if…?」プロデューサーが今作はマルチバースにとって重要だと語る ─ シーズン2についても示唆

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「What if…?」のプロデューサーを務めるブラッド・ウィンダーバウムさんが、バーチャル・プレス・イベントに参加し、MCUにおける今作の重要性について言及しました。

イベントの中でウィンダーバウムさんは、「この番組がロキの直後に始まるのは偶然ではありません。」と述べました。

さらに「詳細は省きますが、プロジェクトとしての今作は、MCUに存在する物語として、他の作品と同様に重要であり、そのタペストリーに織り込まれているのです」と続けました。

また、「What if…?」はウァトゥ・ザ・ウォッチャー(声:ジェフリー・ライトさん)がナレーションを担当するアンソロジーだと説明しています。

ウォッチャーは毎週、『トワイライト・ゾーン』の精神に基づいた教訓的なストーリーを紹介してくれるのです。あるエピソードはドラマチックで、あるエピソードは悲劇的であったり、コメディであったりと、ジャンルやトーンを変えています。

ウィンダーバウムさんは更に、「第2シーズンの開発を始めたときに、キャプテン・カーターはシーズンごとに再訪して、その冒険を続けるキャラクターになるだろうと気づきました。もちろん、私たちは巨大なマルチ・ユニバーサル・キャンバスの上で物語を語っているので、誰がいつどこに現れるのか』、実際にはわかりません。非常にアンソロジー的な作品ですが、常に楽しいつながりが生まれるチャンスがあります」とシーズン2についても示唆しました。

当初はそのタイトルからも外伝的な位置づけの作品ではないかと言われていた今作ですが、ドラマ「ロキ」から続くマルチバース作品として、MCUにとって重要な作品である事が明かされました。

そのため、「What if…?」で起きたことの一部が今後の映画やドラマシリーズに影響を与える可能性が高く、一部の噂では「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」にキャプテン・ペギー・カーターが登場するのではないかとも囁かれており、要チェックの作品となっています。

アニメ「What if…?」は 2021年8月11日 よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:What If Producer: MCU Animated Series Is “As Important” to Marvel’s Multiverse as Loki

ドラマ「ロキ」4話から6話のサウンドトラックが公開中

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」の4話から6話までのサウンドトラックが「Loki:Volume2(Episode4-6)」 が Spotify や Youtube Music など各種音楽サービスで公開されています。曲は作曲家のナタリー・ホルトさんによるものです。

無料配信サイトとリンクは以下の通りです。

Youtube Music

Spotify

Apple Music

ホルトさんは先日のインタビューにて、「MCUで、しかもロキのようなキャラクターで仕事ができるのは、とても素晴らしいことです。この世界に身を置き、ストーリーを具体化し、音楽で感情や意味の層を加え、MCUの発展におけるこのエキサイティングな章の一部になることをとても楽しんでいます」と述べています。

1話から3話のサウンドトラックのリンクリストはこちら

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

アニメ「What if…?」の米声優リストが更新 ─ コールソンもカムバック?

マーベル・スタジオ初のアニメ作品「What if…?」の米国版キャストリストが更新されました。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「もしも」のストーリーを描くこの作品では、かつてのキャラクターが戻ってきたり、見てきたものとは異なる立場におかれ、見たことのない世界を描いています。米国では54人のキャラクターの声を実写版の俳優さんが担当している事が判明しました。

更新されたリストは以下の通りです。※アルファベット順、敬称略、カッコ内は実写版の担当キャラクターです。

  1. アンディ・サーキス(ユリシーズ・クロウ)
  2. アンジェラ・バセット(ラモンダ女王)
  3. ベネディクト・カンバーバッチ(ドクター・ストレンジ)
  4. ベネディクト・ウォン(ウォン)
  5. ベニチオ・デル・トロ(コレクター)
  6. ブラッドリー・ウィットフォード(ジョン・フリンfromエージェント・カーター)
  7. キャリー・クーン(プロキシマ・ミッドナイト)
  8. チャドウィック・ボーズマン(ブラックパンサー/ティ・チャラ)
  9. クリス・ヘムズワース(ソー)
  10. クリス・サリバン(テイザーフェイス)
  11. クランシー・ブラウン(スルト)
  12. クラーク・グレッグ(フィル・コールソン)
  13. コビー・スマルダーズ(マリア・ヒル)
  14. ダナイ・グリラ(オコエ)
  15. デヴィッド・ダスマルチャン(カート)
  16. ジャイモン・フンスー(コラス・ザ・パーサー)
  17. ドミニク・クーパー(ハワード・スターク)
  18. ドン・チードル(ウォーマシン/ジェームズ・ローズ)
  19. エミリー・ヴァンキャンプ(シャロン・カーター)
  20. エヴァンジェリン・リリー(ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン)
  21. フランク・グリロ(クロスボーンズ/ラムロウ)
  22. ジョルジュ・サン=ピエール(バトロック・ザ・リーパー)
  23. ヘイリー・アトウェル(ペギー・カーター)
  24. ジェイミー・アレクサンダー(レディ・シフ)
  25. ジェフ・ゴールドブラム(グランドマスター)
  26. ジェレミー・レナー(ホークアイ/クリント・バートン)
  27. ジョン・カニ(ティ・チャカ)
  28. ジョン・ファヴロー(ハッピー・ホーガン)
  29. ジョシュ・ブローリン(サノス)
  30. カレン・ギラン(ネビュラ)
  31. カット・デニングス(ダーシー・ルイス)
  32. カート・ラッセル(エゴ)
  33. レスリー・ビブ(クリスティン・エヴァ-ハート ※アイアンマン1,2に登場している記者)
  34. マーク・ラファロ(ハルク/ブルース・バナー)
  35. マイケル・B・ジョーダン(エリック・キルモンガー)
  36. マイケル・ダグラス(ハンク・ピム)
  37. マイケル・ルーカー(ヨンドゥ)
  38. ナタリー・ポートマン(ジェーン・フォスター)
  39. ニール・マクドノー(ティモシー・ダム・ダム・デューガン)
  40. オフィリア・ラヴィボンド(カリーナ)
  41. ポール・ベタニー(ヴィジョン)
  42. ポール・ラッド(アントマン/スコット・ラング)
  43. レイチェル・ハウス(トパーズ・カルロ)
  44. レイチェル・マクアダムス(クリスティーン・パーマー)
  45. サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)
  46. ショーン・ガン(クラグリン)
  47. セバスチャン・スタン(ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ)
  48. セス・グリーン(ハワード・ザ・ダック)
  49. スタンリー・トゥッチ(エイブラハム・アースキン博士)
  50. タイカ・ワイティティ(コーグ)
  51. ティルダ・スウィントン(エンシェント・ワン)
  52. トビー・ジョーンズ(アーニム・ゾラ博士)
  53. トム・ヒドルストン(ロキ)
  54. トム・ヴォーン=ローラー(エボニー・マウ)

カッコ内は実写登場時のキャラクターであり、今作では微妙に異なる場合があります。例えばティ・チャラはもともとブラックパンサーですが、「What if…?」ではスターロードになる事がトレーラーからも分かっています。

以前にリキャストが報じられたドクター・ストレンジ、コレクター、ハワード・ザ・ダックに関しては実写と同じ俳優さんで続投となりました。またコールソンが帰ってくることも正式に判明しました。

MCUのメンバーの大半が本シリーズのキャラクターの声を担当しているとはいえ、全員がそうとは限りません。

報道によると、ロバート・ダウニー・Jr.さん、クリス・エヴァンスさん、ブリー・ラーソンさん、トム・ホランドさん、スカーレット・ヨハンソンさんは参加していないとの事です。ドラマ「ロキ」のいくつかの変異体のように、何らかの意味があって別の俳優さんが担当しているのかは不明です。

日本語吹替の声優さんは現在のところ発表されていません。

アニメ「What if…?」は 2021年8月11日 よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:Evangeline Lilly, Don Cheadle & 52 More Marvel Actors Returning In Disney+’s What If…?

「ブラックウィドウ」訴訟問題の広がる波紋、さらに複数の俳優が法的措置を検討中との報道

米国現地時間の2021年7月29日、同7月に公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の主演スカーレット・ヨハンソンさんがウォルト・ディズニー社に対し提訴したことに対するディズニーの反論に対し、他のエージェントや業界団体からも批判の声が上がっています。

「ブラックウィドウ」は新型コロナウイルスの影響により、本来より約1年の延期を経て、2021年7月9日に全米で劇場とディズニープラスによるプレミアアクセスの同時公開に至りました。

ヨハンソンさんは「ブラックウィドウ」が劇場による限定公開という前提のもとでマーベル・スタジオと契約を締結していましたが、今回は「親会社のディズニーがマーベルの契約違反を誘引した」として、マーベル・スタジオではなくディズニーを提訴。報道によるとディズニーのこの新たな公開方法によって、新型コロナウイルス以前の予想興行収入から考えて、推定5000万ドル以上の損失がヨハンソンさんに発生しているとの事です。

一方のディズニーはこの提訴に対して「世界的なパンデミックの影響を無神経にも無視している」としてヨハンソンさんを批判し、ディズニープラスでの同時配信にあたって2000万ドルの追加補償を支払っているとしました。

連鎖するディズニー批判

このディズニーの主張に対し、怒りの声明を発表したのはブライアン・ロード氏。ロード氏はヨハンソンさんのエージェントであり、ハリウッドの大手エージェンシー Creative Artists Agency の共同会長を務める人物です。

ロード氏は「ヨハンソン氏が世界的なパンデミックに対して無神経だというディズニーの告発は恥知らずでかつ誤ったものであり、彼女を実際とは異なる人物像に仕立て上げようとしている」として非難しました。また、一方的に報酬額を公開したことについて「アーティスト、そしてビジネスウーマンとしての彼女を成功を、まるで浅ましいことのように自分たちの攻撃の道具として使用するものだ」と指摘しました。

また、ハリウッドで「#MeToo」や「Time’s Up」といったセクシャルハラスメントへの抗議運動を支援してきた団体 Women in Film も「契約上の権利を守る行為を、無神経で利己的なものだとする声明には断固として抗議する。ビジネス的な対立においても、こうした性別の違いに基づく人格攻撃はあってはならない。女性たちが利益を守ろうとすれば人格攻撃を受ける、という環境を作り出すことになる」と声明を発表しました。

また、ヨハンソンさんと共演歴のある俳優のアレック・ボールドウィンさんはツイッターにて#TeamScarlett のハッシュタグを投稿し、世界的に拡散されています。

MCUの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでドラックスを演じているデイブ・バウティスタさんは今回の問題の記事を引用し、「ドラックスの映画を作るべきだとディズニーに言ったら、“ノー!”だって」とディズニーのやり方を間接的に批判しました。以前にガーディアンズシリーズのジェームズ・ガン監督がドラックスとマンティスのスピンオフ映画を考案中でその内容がとても素晴らしいと評価していたバウティスタさんですが、この話はそれ以降スタジオ側から音沙汰がなくなった事を先日のインタビューにて明かしていました。

「ブラックウィドウ」と同時期にディズニーは今回問題になったのと同様の同時公開という手法で、「クルエラ」と「ジャングルクルーズ」が公開&配信されています。

The Hollywood Reporter の元記者マシュー・ベローニ氏によると、「クルエラ」のエマ・ストーンさんはヨハンソンさんに続いて法的措置を検討しているとの事(gamesradar経由)。一方、「ジャングルクルーズ」のドウェイン・ジョンソンさんは争う意向はないようだと Deadline が報じています。その他、名前は明らかにされていませんが、複数の俳優がヨハンソンさんに続くと報道されています。

また、Variety によると、あるエージェントが「多くの俳優たちはスカーレットを応援している。彼女には大きな力があり、この問題に関する議論は可視化されました。こうしたことが公に行われることで、彼女は業界のルールを変えられるかもしれない」とコメントしている事を報じています。

MCUの次回作である「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は同時公開ではなく45日間の劇場独占公開が予定されています。

以前には、ディズニーが同時公開に対応した契約を検討し、作品に出演する俳優や、監督、脚本家、プロデューサーなど制作側の主要な人材に対する報酬も見直し、還元できるシステムを模索し、これらが「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」以降に適用されると報じられていました。

マーベル・スタジオの見解は

現在マーベル・スタジオは公式に声明を発表していません。ヨハンソンさんとの契約違反となったのはマーベル・スタジオですが、奇妙な事に訴訟の対象はその親会社であるディズニーになっています。

ベローニ氏は「ケヴィン・ファイギ社長は会社員として、組織と激突したり、怒鳴り合ったりはしない人物」だとしながらも、「同時公開となってしまった事に彼が怒り、恥じていると聞いている」と述べました。ファイギ社長自身は以前から劇場限定公開を望んでいましたが、最終的には親会社であるディズニーの決定に折れたとされています。

しかし現在、ファイギ社長は映画の興収やファンの反応などを受けて、「ディズニーはヨハンソンさんとの信頼関係を回復すべきだ」との考えを示しているとの事。

ヨハンソンさんとマーベル・スタジオとの関係は、「ブラックウィドウ」のプレスツアーでは友好的であり、今後新たなナターシャの物語が描かれる可能性や、ヨハンソンさんが監督としてMCUに戻ってくる可能性が示唆されていました。

今回、契約違反の当事者であるマーベル・スタジオが訴訟対象でない事から見ても、現在も両者の関係は友好だと思いたい所ですが、「親」との問題がクリアにならない限り続編が実現する可能性はないかもしれません。

映画「ブラックウィドウ」は劇場&ディズニープラス・プレミアアクセスの同時公開中です。

ソース:‘Black Widow’ Legal Battle: Inside the Fallout After Scarlett Johansson Sues Disney

ドラマ「ロキ」監督がコンセプトアートで見つかったロケットについて言及

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」のケイト・ヘロン監督が、ディズニープラスのドキュメンタリー「マーベル・スタジオ・アッセンブル ロキの裏側」の中で公開されたコンセプトアートの中に見られたロケットについて、海外メディア The Direct とのインタビューの中で真相を明かしました。

番組内で取り上げられたコンセプトアートに描かれたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのロケットについて、監督は以下のように述べました。

©2021 MARVEL,Disney

あのシーン、あれは特にロケットというわけではありませんでした。イラストレーターが楽しいアイデアとしてアライグマを描いたのだと思います。というのも、イラストレーターが何かを提案して、スタジオが賛成か反対か決める事があるからです。でも、残念ながらCOVIDのせいで実現しませんでした。

この件についてヘロン監督は、当初、TVAのキューは「キャラクターでいっぱい」だったが、最終的には安全性を考慮して部屋を空にしたと述べています。

ロキがDMVキューと呼ばれる、ミス・ミニッツのビデオを見るシーンがありました。元々、あのシーンにはたくさんのキャラクターや人が登場する予定でした。しかし、そのキャラクターが誰になるのかは決まっていませんでした。「あるキャラクターがこの映画に関連していたり、コミックに出てくるものだったりしたら面白いんじゃないか」という話をしていました。ただ、それが予定されていたときに『COVID』が発生し、その後4カ月の空白期間を経て再度検討したところ、安全にはできないということになったんです。少なくともあの時は、スケジュールの初期段階でした。

コンセプトアートが描かれた時期のアイデアは新型コロナウイルスの影響で実現しませんでしたが、あの長い待合通路に誰もいないほうが「実際には面白くて滑稽だった」とコメントしました。

また、1話の序盤のTVAの受付でスクラル人がいた事について「TVAが逮捕するのは、基本的に地球上の人間だけではないということを示したかったからです。MCUで知られているすべての場所に渡っていました。その意味ではとても重要なことでした。だからこそ、スクラルが入ってきたのです。」と説明しました。

「ロキ」シーズン1に登場したTVAの主要なスタッフはロキを除いて、レンスレイヤー、メビウス、B-15、C-20など地球人の変異体ばかりでしたが、設定的には他の惑星の人間も働かされている可能性が高そうです。

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:Loki Director Explains That Rocket Raccoon Tease In Series Concept Art (Exclusive)

アニメ「What if…?」の新たなトレーラー「Changed」が公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「What if…?」の新たなトレーラー「Changed」が公開されました。新公開となるいくつかのシーンが含まれており、ヴィジョンのボディに意識をうつしたウルトロンなども確認出来ます。

今作でウァトゥ・ザ・ウォッチャーの声を担当するジェフリー・ライトさんは、海外メディア Entertainment Weekly のインタビューで、「ドクター・ストレンジのエピソードにとても惹かれました。なぜか私の感情を揺さぶったんです。(笑)それに、このエピソードはウォッチャーにとっても興味のある話なので、同じような視点で物事を見ることができたのです。だから、ドクター・ストレンジの回は、ぜひチェックしてみてください。」と述べています。

アニメ「What if…?」はディズニープラスで 2021年8月11日 より配信開始です。

映画「ブラックウィドウ」の主演スカーレット・ヨハンソンさんがディズニー社を提訴

長年マーベル・スタジオ作品に出演してきたスカーレット・ヨハンソンさんが29日の木曜日、ウォルト・ディズニー社を相手取り、劇場とディズニープラスでの同時公開が契約違反であると主張し、ロサンゼルス高等裁判所に訴状を提出したことをウォール・ストリート・ジャーナルが報じました。

当初、2020年3月に予定されていた「ブラックウィドウ」の公開は、パンデミックの間、何度か変更され、最終的には2021年7月初めに劇場で公開され、Disney+の有料プレミア・アクセス・サービスでは30ドル(日本では3000円)の追加料金が必要となりました。ディズニー社によると、「ブラックウィドウ」のオープニング週末の収益は約2億1800万ドルで、そのうち6000万ドルはディズニープラスによるものです。

訴訟では、ヨハンソンさんは、「ブラックウィドウ」が「劇場公開」され、彼女の出演料は「主に『興行収入』に基づいて支払われる」という契約上の約束があったと主張しています。それどころか、訴訟では、ディズニーはブラックウィドウを、ヨハンソンさんの収入を犠牲にして、加入者数を増やす手段として使おうとしたと主張しています。

ヨハンソンさんの弁護士であるジョン・ベルリンスキー氏は、Entertainment Weekly に寄せた声明の中で、ディズニーのリリース計画を「近視眼的」と呼び、既存のアーティストとの契約を尊重せず、ディズニープラスの加入者を優先していることを示唆しています。

「ディズニーが『ブラックウィドウ』のような作品をディズニープラスに直接リリースすることで加入者を増やし、それによって会社の株価を上げようとしていること、そしてその口実としてCOVID-19を隠していることは周知の事実です」とベルリンスキーは述べています。「しかし、この近視眼的な戦略のために、自社映画の成功に貢献したアーティストの契約を無視することは、彼らの権利を侵害するものであり、我々は法廷でそれを証明することを楽しみにしています。ハリウッドの才能あるアーティストたちがディズニーに立ち向かい、同社がどのようなふりをしようとも、契約を守る法的義務があることを明確にする最後のケースにはならないでしょう」と述べています。

これに対し、ディズニーは即日声明を発表し、ヨハンソンさんの訴えには「何のメリットもない」と述べました。

ウォルト・ディズニー社の広報担当者は、「この訴訟は、COVID-19パンデミックの世界的な影響の恐ろしさと長期化を無視している点で、特に悲しく、心苦しいものです。ディズニーはヨハンソンさんの契約を完全に遵守しており、さらに、ブラックウィドウのディズニープラスでのプレミア・アクセスでの公開により、彼女がこれまでに受け取った2,000万ドルに加えて追加報酬を得る能力が大幅に向上しました。」とコメントしました。

The Direct ではウォール・ストリート・ジャーナルに近い情報筋によると、今回のディズニーの公開方法によってヨハンソンさんは推定5000万ドルの出演料を失ったと報じています。

映画館とオンラインでの同時公開という手法は新型コロナウイルスのパンデミックによる新たな時代の公開方法であり、ディズニーとヨハンソンさんの間だけでなく、多くのパブリッシャーとクリエイターの間で問題を引き起こしています。

ソース:Scarlett Johansson is suing Disney over Black Widow streaming release

ドラマ「ホークアイ」11月24日配信開始 ─ 海外メディアは「ミズ・マーベル」延期の可能性を指摘

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」が 2021年11月24日 から米ディズニープラスで配信される事が発表されました。あわせてホークアイ/クリント・バートンとケイト・ビショップの新たなスチル写真が公開されています。

ホークアイを演じるジェレミー・レナーさんは Entertainment Weekly とのインタビューで、「(ケイトは)22歳の子供で、ホークアイの大ファンなんです。彼女はホークアイのファンであるがゆえに、素晴らしく、悩ましく、また同様に魅力的な態度を取ってしまう。そこから関係が深まっていくんだけど、クリントにとっての最大の問題はケイト・ビショップと、彼女が彼の人生にもたらす問題の数々なんです。」とコメントしています。

一方で海外メディアはドラマ「ミズ・マーベル」の配信開始が遅れるのではないかと指摘しています。今の所、MCUのディズニープラスシリーズは並行して配信された事がなく、ホークアイの最終話は2022年1月になると見られており、ミズ・マーベルはその後になるだろうとの見解を示しています。

しかし先週にはマーベル・スタジオのEPであるヴィクトリア・アロンソ氏が「2021年にホークアイとミズ・マーベルをお届けする」と約束しているため、ミズ・マーベルが秋頃配信される可能性も少なからずあるようです。しかし、スケジュールの決定はマーベル・スタジオではなく最終的にはディズニーが下すと見られ、アロンソ氏の約束が履行されるかどうかは不明となっています。

ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。