マーベルがミス・ミニッツの再起動を予告か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の4話にて、ロキたちとラヴォーナ・レンスレイヤーの戦いの最中でシャットダウンされてしまったミス・ミニッツですが、マーベルエンターテイメントの公式X(旧twitter)は気になる投稿をしています。

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「しばらく時間がかかるかもしれません」とコメントしつつ、マーベルは新たなミス・ミニッツの画像を投稿。

3話では自身を生み出した在り続ける者を「あの偉大な御方」と呼びつつその計画を実行していると語っていたミス・ミニッツですが、4話冒頭では突然「彼は必要なかったのかもしれない」と告白。今回投稿された画像では中央のテレビに「自分自身のために」と表示されているのが気になる所となっています。

シーズン1のケイト・ヘロン監督は2年前のS1最終回配信直後に「ミス・ミニッツは悪魔のような存在」と語っていましたが、シーズン1とは監督も脚本も異なる事でこれらのアイデアが引き継がれているかは不明です。

しかしシーズン2の4話までの段階でロキたちとは敵対的なのは明らかで、マーベルがほのめかす再起動後、ミス・ミニッツがどのような立ち位置になるかは注目となりそうです。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

「ロキ」S2、脚本家が「アベンジャーズ/エンドゲーム」と矛盾しているタイムトラベル論について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2のヘッドライターを務めるエリック・マーティンさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューに応じ、本作のロキには「アベンジャーズ/エンドゲーム」で説明されたタイムトラベルとは異なる現象が起こっている事について語りました。

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マーティンさんは「そもそも不可能な事なんです。O.B.も『こんな事は起こり得ない』と考えています。TVA自体には現実と異なるルールがありますが、それが何を意味するかは完全には理解していません。」と、矛盾ではなく、不可能だと考えられていた事が起こり始めるという変化を描いていると指摘しました。

「ロキ」ではメビウスが説明したように「TVAでは時間の概念がない」というルールがベースにあるとした上で、ロキの過去の行動が現在に反映されたタイムスリップ現象はあくまで例外の事例であるようです。

マーティンさんは「私たちが決めたルールの範囲内で仕事をしないようにしていたわけではありません。私はただそれらを成長させ続けようとしていただけです。思い浮かんだシーンがすぐに頭に残ってしまったのですが、あるシーンがパラダイムを壊すようなものには絶対にしたくありませんでした。それが私たちが部屋で話したまさにその場面です。」と続けます。

そして「過去作のルールの範囲内に留まるだけでなく、それを拡大し、成長させ、TVA全体の世界を成長させようとしていたのです。」と語りました。

マーティンさんが言う「変化」のきっかけになっているのがシーズン1の最後に描かれた在り続ける者の死であり、彼が警告していたように彼の死によって神聖時間軸に変化が生じ、ロキたちがシーズン2で未知の現象を体験することになったようです。

今回のインタビューでは触れられませんでしたが、シルヴィの復讐の結果は神聖時間軸のいつから影響が現れているのかが気になる所。というのも「ミズ・マーベル」でもカマラ・カーンが過去の行動を現在に反映させるタイムトラベルを経験しており、彼女もまた「例外」となってしまったと言えるのでしょうか。

マーティンさんはあくまで「ロキ」のヘッドライターですから、この話はもっと上の立場の人間でないと知り得ない事なのかもしれません。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Loki’ Head Writer Eric Martin Talks Episode Four’s Explosive Ending: “There’s Meaning in All of It”

ドラマ「ロキ」S2、ミッドシーズントレーラー公開、新規映像が5話、6話を予告

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2のミッドシーズントレーラーが公開されました。約90秒の動画には4話までにはなかった残されている予告映像や、今回初公開となる映像も含まれています。

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4話では時間織り機のオーバーロードが臨界に達し、ロキたちが愕然と立ち尽くす中で光に包まれて終了しました。ウロボロスはTVAの終わりを予告していましたが、実際にTVAが機能しなくなっているのか、今後の見所となっています。

冒頭の部分は4話での時間織り機修復の作戦会議シーンに似ていますが異なっており、これが削除映像の再利用でないのなら5話及び6話ではタイムループも描かれる可能性がありそうです。

また、過去の予告映像でもあったロキのタイムスリップ再発の続きが紹介されています。

スポーツ店の前にタイムスリップしたロキでしたが、店内には神聖時間軸あるいは分岐時間軸のメビウスが店員として働いています。このメビウスは当然のようにTVAに関する知識や記憶がないようで、ロキが「TVAはなくなった」と説明しても「ATVの事かな?新車が2台、先週入荷したよ」と返しています。

さらに防護服を着た誰か(ヴィクター・タイムリー?)が織り機にたどりついてボタンを押すシーン、それでもやっぱりスパゲティになるシーンなど、何度かループしているような印象をもたせる映像になっています。

また、TVAとは雰囲気の違う部屋に、ロキを筆頭に店員のメビウスやB-15やウロボロスの別の変異体あるいはオリジナルらしき人物が集うシーンは、ロキがTVAを再び立ち上げているように見えなくありません。

気になるレンスレイヤーのその後に関しても何かしらが描かれるようで、今回の予告にもわずかな映像が含まれています。シーズン1での出来事を思い返す限り、レンスレイヤーはヴォイドに送られていると考えられそうです。

本作のプロデューサーを務めるケヴィン・ライトさんはマーベル公式とのインタビューの中で、「4話を気に入ったのなら、5話、6話はおそらくこのシリーズの最高の 2 つのエピソードだと心から思います。それらは美しく、そして奥深いものです。」とコメントしています。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

MCUドラマは限定シーズンの制作をやめて複数シーズン計画へと移行していくと言う

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の大幅な作り直しが報じられてから約3週間、海外メディア The Hollywood Reporter は、ディズニーとマーベル・スタジオがキャラクターと物語の発展に十分な滑走路を提供するために、「複数シーズンの連続放送」を念頭に番組を制作することを計画していると報じています。

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THRによると、過去9本のドラマシリーズを展開してきた同スタジオは「ロキ」を除く全ての作品を1シーズン限りのリミテッドシーズンとして開発して来ましたが、今後は複数のシーズンにまたがるマルチプルシーズンとして開発するというプランに移行していくようです。

そこに登場するキャラクターは大きなクロスオーバーイベントのためのセットアップとして存在するのではなく、より時間をかけて視聴者との関係を築いていく狙いがあると言います。

この兆候は年明けからの配信が予定されている「エコー」からも感じられるとし、先日発売された書籍の中で計画の中止がほのめかされていた「ワンダーマン」もこの計画変更に含まれると THR は指摘。

マーベルのストリーミング部門を管轄するブラッド・ウィンダーバウムさんは、「キャラクターが好きだから」、という理由で観るような作品を開発して行きたいとコメント。そうする事で、他のプロジェクトと結びついているとか、彼らが映画に出てくるから予習のために見ておこうとか、アベンジャーズ映画の設定になっているからとか、そういうことを超えて機能するはずだと述べています。

マーベル・スタジオは先日、「シークレット・インベージョン」で顕著に見られた世間の厳しい評価を受けて、現在行われているストライキの影響で制作が中断されていた「デアデビル:ボーン・アゲイン」の大幅な作り直しを決定。

スタジオはこれまでのドラマシリーズの制作にあたって映画と同じ手法での制作アプローチを取っていましたが、今後は長い歴史の中で確立されているテレビドラマの制作手法にのっとって開発を進める方針へと切り替えている事がこれまでに報じられています。

ここ最近、「ムーンナイト」「ミズ・マーベル」「シーハルク」シーズン2の噂を頻繁に耳にしますが、それらも限定シーズンから複数シーズンへの計画変更の一端に含まれるのか、今後の情報にも注目です。

ソース:‘Daredevil’ Hits Reset Button as Marvel Overhauls Its TV Business

ドラマ「ロキ」シーズン2、4話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年10月27日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2エピソード4「Heart of the TVA(邦題:TVAの心臓)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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明かされたラヴォーナ・レンスレイヤーの過去

シタデルにて明かされたレンスレイヤーの過去。それは1話でロキが耳にした録音のロングバージョンでした。

レンスレイヤーはマルチバースウォーが起こった際に軍を率いて敵を制圧する殊勲を上げていたことが判明。敵とはすなわち、在り続ける者の変異体とその軍勢であり、ようするにカーンと同等の能力を持つ敵を蹴散らしたのだと考えられます。コミックでもカーンとは戦い合う運命にあったレンスレイヤーですが、MCU版でも戦闘力が高い事は間違いないようです。

在り続ける者はレンスレイヤーに対する敬意と賞賛の言葉を並べていましたが、結局のところ、このすぐ後には裏切りが待ち構えていました。

プロトコル42

レンスレイヤーが先にTVAに戻った後、在り続ける者はミス・ミニッツを呼び出しプロトコル42の実行を指示。敵に勝利した際にレンスレイヤーの記憶を消去する事は最初からの計画のひとつだったようです。

そもそもTVAの職員は連れてこられた変異体が記憶を消去されて仕事をさせられている、という事でしたから、神聖時間軸のオハイオ州フリーモントのルーズヴェルト高校で教師をしているレベッカ・トーミットを基本として、分岐時間軸から連れてこられた変異体のレンスレイヤーが記憶を消されてハンターとして職務にあたり、マルチバースウォーを制した後にこのプロトコルで再度記憶を消されている事に。

少し気になるのはTVAがどのような経緯で設立されたかという事ですが、シーズン1の1話で見たオリエンテーションビデオでは、タイムキーパーが戦争を終わらせた後に再度戦争が起きないようにTVAが仕事をするようになったと説明されています。

一方で今回の記録装置では戦争終結前までには既にTVAが稼働済みであり、少なくとも敵と戦っていました。この時点ではシーズン1でメビウスたちがこなしていたような業務は並行して行われていたのでしょうか?それとも単なる軍隊として、カーンの変異体と戦っていただけなのでしょうか?

プロトコル42はレンスレイヤーだけでなく、この時TVAに所属していたすべての人間の記憶を消去し、シーズン1のオリエンテーションと同様の内容の記憶を上書きしていると考えるのが妥当なところと考えられそうです。

このタイミングで在り続ける者は自分の存在をTVAから消し、タイムキーパーを統治者として仕立て上げてシタデルに引きこもっています。これ以降、ロキが在り続ける者の存在を皆に知らせる時点までTVA職員は在り続ける者の存在すら認識していなかったと考えられますが、シーズン2の1話では在り続ける者の像があった過去のTVAを視聴者は目撃しました。あの過去はレンスレイヤーが軍を指揮し、カーンの変異体たちと戦っていた時期なのかもしれません。

ちなみに、42という数字はマーベルではよく見かける数字のひとつであり、今回のエピソード4シーズン2という部分にもかかっていると考えられます。

コミックの「シビルウォー」ではアイアンマンやミスター・ファンタスティックがプリズン42という刑務所を作ったり、映画「アイアンマン3」の大半で着用されていたのはマーク42であり、「スパイダーマン:スパイダーバース」でマイルズを噛んだクモの検体番号は42で、続編の「アクロス・ザ・スパイダーバース」ではEarth-42が最後に訪れた場所でした。

反乱の始まり

レンスレイヤーは裏切りに対して怒りをあらわにしますが、意外な事にミス・ミニッツは「(在り続ける者は)はじめから必要なかったのかもしれない」とこちらも反旗を翻します。

3話ではレンスレイヤーを切り捨て、ヴィクター・タイムリーを在り続ける者の計画に乗せようと躍起になっていたミス・ミニッツでしたが、AIの自分に芽生えた愛が主人へ届かない事を認めてしまったのか、突然態度を変えることになりました。

ウロボロス

ウロボロスの元に連行されたヴィクター・タイムリーはウロボロスの書いたTVAハンドブックを見て思いついた理論だとし、ウロボロスはタイムリーの研究を見て書いたというタイムパラドックスに。

ウロボロスはこれを「自分の尾を噛む蛇だね」と神話に登場する無限と再生を象徴する蛇ウロボロスに例えます。3話でも指摘しましたが、ヴィクターはウロボロスにとっての自分の尾、同一人物、つまり変異体に当たるという事なのでしょうか?

オートマットルーム

2話で訪れたキーライムパイのオートマットルームでロキは再び過去を振り返る事に。ロキがソーの事を振り返ったことは興味深い展開でしたが、残念な事にシルヴィはあまりリアクションをしませんでした。彼女に姉や兄はいるのでしょうか。

相変わらず意見が一致しないロキとシルヴィ。彼女が「ここを燃やしてやり直す方が簡単」と発言するのはシーズン1でロキが連れてこられた当初に「ここを焼き払ってやる」と言っていた事の繰り返しになっています。

しかしロキは当時と心境が変化しており、作り直すことは難しいと説明しますが、二人のロキはまだまだ衝突を繰り返す事になりそうです。

X-5 ブラッド・ウルフ

ドックス将軍らの囚人部屋に現れたレンスレイヤーは、TVAを取り返すための仲間を募りました。しかしレンスレイヤーには人望がなかったのか、神聖時間軸での人生に未練があるX-5を除いて、誰もついていこうとはしませんでした。

ここは映像こそなかったものの、以前に登場した拷問の箱ギズモによってMCU屈指の凶悪な処刑シーンとなりました。

気になるのはX-5は所詮変異体であり、神聖時間軸にはX-5のベースとなる人物が存在しているはずです。同時期に人生を歩んでいるとしたら、ベースの彼はなかなか大変な人生となることでしょう。

ホットココア

パイの件でシルヴィに猛烈に怒られたあと、オートマットにメビウスの姿はありませんでしたが、結局はココアでブレイクしていたマイペースなメビウス。

ホットココアマシンに興味を示したヴィクター・タイムリーは、ミス・ミニッツによってシステムダウンしている間にマシンを観察。ハンターD-90にココアを勧める優しい一面を見せるなど、それほど邪悪な人物ではない事を示唆します。

1話への回帰

ロキたちがココアマシンの場所に向かうとタイムリーの姿がなく、床にはカップとこぼれたココア、そしてタイムスティックが残されていました。3話でレンスレイヤーをシタデル送りにしたシルヴィもそうでしたが、タイムパッドを取り上げずに転送した事や、ここでブラッドがタイムスティックを放置していった事など、脚本のためのやや強引な展開が続きます。

ロキはそのスティックを拾い上げたあと、各自散開してタイムリーを探す中で過去の自分(背広を着ていないロキ)を目撃し、自身(背広を着ているロキ)がスティックを手にしている事ですべてを理解して過去の自分を剪定し、タイムスリップを解決させました。

システム再起動

1話で意味深だった電話の受話器を警戒しながら取り上げたロキでしたが、それほど意味深でもなく、ウロボロスからの連絡でした。

ミス・ミニッツをシステムから追い出すために再起動するかどうか悩むウロボロスですが、再起動することによってセキュリティもオフになって魔法が使えるようになってしまうリスクがあるとの事。

それを聞いたロキとシルヴィは自身の魔法が有効になるためはやく再起動するように言います。この事によってケイシーが大量に集めていたインフィニティ・ストーンもアクティベートされるのでしょうか?

この疑問については触れられることがなく話は進行し、ミス・ミニッツはシャットダウン。停止間際に「あなたは彼になれない」と気になる言葉を残して消えてしまいました。

3話でのミス・ミニッツの説明では在り続ける者の計画としてタイムリーにTVAハンドブックを渡し、やがてTVAを作り上げるという流れでしたが、ミス・ミニッツの本当の狙いが今後明らかになってくるのでしょうか。

臨界

タイムリーを奪還し、時間織り機の前に集まる一同。防護服を着ようとするロキを制止し、自分が行くというタイムリー。時間オーラが一致したという事実は自分がTVAを作った事の証明であり、自分がこの先にTVAを作るという運命があるのなら無事に戻れるという確証もあったのかもしれません。

しかしながら防護服を着て外に出たタイムリーはあっさりとスパゲティ化してしまいました。「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のリード・リチャーズはワンダにスパゲティ状にされましたが、コミックのカーンはリードの先祖であり、カーンの関係者がスパゲティになるのは2回目とも言えます。

まさかの結末にあっけにとられる一同、視聴者と同じく何が起きたか分からないロキたちが混乱し、光に包まれるショットで4話は終了を迎えます。


「ロキ」シーズン2は神聖時間軸を守るためにロキが奔走していますが、正直な所、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」のためにはマルチバースウォーが再び起こる必要があり、時間軸を守れないという結末に向かう必要があります。そうでなければ別作品で再び時間分岐を描く事になるでしょう。

あと2つのエピソードが残されているためロキたちがこのまま消えて終わりというわけがなく、これまでに公開されてきた予告動画にもまだ見ぬシーンがいくつか存在しています。

©MARVEL,Disney

1話で見たタイムスリップ現象が再び起こっているのが分かりますし、これによってスパゲティになる前にどこかの時間に飛んでいる可能性は大いにあるでしょう。

また、疑問として残されているインフィニティ・ストーン、とりわけロキと縁のあるスペース・ストーンでの脱出もわずかな可能性としてあるかもしれません。

©MARVEL,Disney

シルヴィが宙に浮かぶ青い光を見つめるシーンや、シーズン1でよく見た囚人服を着ているロキも気になる所です。

さらにフィーチャレットでは今回の冒頭で登場したシタデルでトム・ヒドルストンさんが何らかの撮影をしていた事が分かっています。

シーズン1の最終話に戻ってシルヴィの在り続ける者の処刑を止め、いったんこの混乱をおさめるという流れも考えられそうですが果たして。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年11月3日10時 より配信予定です。

ドラマ「ロキ」シーズン2、3話までの無料サントラ公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2より、3話までに使用されたナタリー・ホルトさん作曲のサウンドトラック全25曲が Spotify にて無料公開されました。Youtube のマーベル公式音楽チャンネルでもそのうちの数曲が公開されています。

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2023年の春にはエミー賞にノミネートされたナタリー・ホルトさんによる「ロキ」シーズン1の48の楽曲全てを収録した3枚組のレコードが米国そのた地域で発売されるほどの人気で、今シーズンでも続投となりました。

シーズン1のサントラに関しては過去の記事をご参照ください。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ロキ」シーズン2エピソード4を経て公式Instagramに異変が発生

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」の公式Instagramに異常事態が発生していると話題になっています。シーズン1の頃から様々なプロモーションに参加してきた同アカウントですが、シーズン2のエピソード4終了後に変化が現れたと言います。

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実際にInstagramを覗いてみると、ミス・ミニッツが「アクセスできません」と伝えてくるのみで、過去の投稿はすべて削除されています。

「ロキ」で起きた事はこの世界へも影響を及ぼしているようで、過去の投稿が戻ってくることがあるのかどうかは現時点でわかっていません。

なお、ミス・ミニッツのこのシーンは「ジュラシックパーク」のデニス・ネドリーのワンシーンのオマージュになっています。

「ロキ」シーズン2は残す所あと2話。気になる結末ですが、MCUの今後の作品ラインナップ的に「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」のためのマルチバース・ウォーの開幕へと繋がるはずで、そのために今現在「ロキ」で描かれている問題は完全に収拾される事はなく、応急処置に終わるか、あるいはさらなる悪化が予想されます。

ドラマ「ロキ」シーズン2は4話までディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ロキ」シーズン2、3話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年10月20日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2エピソード3「1893(邦題:1893)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ウロボロスのTVAハンドブック

1話からたびたび登場するこのハンドブックはやはり今作におけるキーアイテムだったようで、今回のエピソードでは少年だったヴィクター・タイムリーに与えられて後の在り続ける者になるという物語が描かれました。

これはつまりウロボロスが在り続ける者の誕生に大きく関わっているのと同義であり、ウロボロスが在り続ける者、征服者カーンの変異体である可能性は少なからずあるようです。ウロボロスはTVAの唯一のメカニックとしてTVAのテクノロジーのすべてを担っており、彼には在り続ける者と同等の技術力があって然るべきだと考えるのが自然です。

この場合、1話から問題になっている時間織り機への防爆シャッターの生体認証をクリアできる可能性がありますが、自身をTVA創設者の変異体だと認識していない現段階のウロボロスは試していないだけかもしれません。

また、メタな見解からですが、カーンを演じるジョナサン・メジャースさんの裁判の結果によっては、別の俳優を今後の新たな変異体として起用する事が考えられます。ロキとロキの変異体であるシルヴィがトム・ヒドルストンさんとソフィア・ディ・マルティーノさんら別々の俳優によって演じられているように、カーンの変異体に別の俳優が起用されても問題はないはずで、そのバックアッププランの一つとしてウロボロスが奇妙なぐらい機能しています。

とはいえ訴えられたのはシーズン2撮影後の事ですから、当初からの計画ではないことも明らかです。

バルドル・ザ・ブレイブ

神話やコミックでのソーの兄弟にあたるバルドル(バルダー)の像が画面上で紹介され、MCUへのささやかなデビューを迎えました。プロデューサーは過去ずっと保留されてきたこの兄弟のデビューについてインタビューで語っています。

ロキは「なぜバルドルがいるんだ、誰も知らんだろ」と話している事から、バルドルの事は知っていると考えられます。コミックのバルドルはロキによって何度か殺されたり、ムスペルヘイムの侵略に備えて守りを強固にするべく、ヘルの女王であり姉であるヘラと政略結婚する事をロキに勧められました(そしてサノスによって妨害されました)。彼はオーディンから与えられた Svraden  という剣を武器にしています。

アントマンとの繋がり?

ロキとメビウスがシカゴ万博のステージスケジュールを見ている際に映る看板にはアントマンとのつながりを感じさせるイースターエッグがあります。

ヴィクター・タイムリーの上の段にはフェルディナント・ラングという名前があり、「アントマン&ワスプ:クアントマニア」でカーンと対決したスコット・ラングと関係がありそうな名前となっています。

©MARVEL,Disney

この時代に実在した発明家というわけでもなさそうであり、制作側はあえてラングという名前を使用しています。コミック上にフェルディナント・ラングは登場しませんが、これが単なる小さなイースターエッグであるのか、それとも壮大な因縁に繋がっていくのかは今後の展開次第。

Green Theme

ロキとメビウスがタイムリーのデモンストレーションが始まるのを待っているところ、バンドがステージで演奏しているのが見えます。バンドによって演奏されている音楽は、ナタリー・ホルトさんによる「グリーン テーマ」のクラシカルアレンジバージョンです。

原曲は以下から。

エジプトとアジア

男に追われるタイムリーはエジプトのパビリオン前で対処していますが、エジプトは征服者カーンの縁の地。コミックのナサニエル・リチャーズが征服者カーンを名乗るよりも以前、古代エジプトに飛んだ彼は未来の技術でエジプトを征服し、新たなファラオ、ラマ・タトを名乗りました。そこで最初のミュータントと呼ばれるアポカリプスを創造し、アポカリプスは後にX-MENの強大なヴィランの一人となります。(注:後のコミックではさらに古いミュータントも登場しています。)しかし、過去に来たファンタスティック・フォーと戦って破れたラマ・タトは時間の渦の中に敗走、その後はアベンジャーズと共に未来の自分であるカーンと戦いカーンの野望を阻止しています。このラマ・タトらしきキャラクターは「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のラストに登場しています。

※画像の真ん中の人

その後、シルヴィの襲撃から逃れたタイムリーとレンスレイヤー、ミス・ミニッツが逃げ込んだピエ・ダ・テール(仮住まい)はアジアを基調とした内装で、「クアントマニア」でカーンが見せたテクノロジーと「シャン・チー」のテンリングスが似ている事を後押しするかのようなシーンになっています。

ウィスコンシン州

ウィスコンシンはコミックのヴィクター・タイムリーと縁が深い土地。

タイムリーはここに自身の名を冠したタイムリーという町を作り、タイムリー・インダストリーズを創設。この会社のサイバネティクス技術は後にミスティナイトやデスロックといったサイボーグ系キャラクターのベーステクノロジーとして活用されている他、タイムリー自身はこの町全体を時空を移動するクロノポリスという名の要塞に作り変え、様々な時代を征服していくための拠点としました。

MCUのタイムリーの運命はまだまだわかりませんが、発明家であるというスタート地点はコミックと同じ用に設定されていると言えます。

SSヘロン号

タイムリーらがウィスコンシンへ向かう際の船は、船体に「SSヘロン号」と書かれています。これはシーズン1の監督であるケイト・ヘロン氏へのリスペクトとして導入されていると考えられます。

©MARVEL,Disney

ラヴォーナ・レンスレイヤーの秘密

レンスレイヤーのオリジナルについて視聴者はあまり多くを知らされていませんが、シーズン1の6話では彼女のオリジナルと思しき人物がオハイオ州フリーモントのルーズヴェルト高校で教師をしている「Rebecca Tourminet」という女性だった事が分かっています。このレベッカ・トーミネットという名前は、コミックのレンスレイヤーがカーンから身を隠すための偽名として使っていたものでした。

コミックのレンスレイヤーはEarth-616ではなくEarth-6311の40世紀の地球人として登場し、カレリウスという名の王の娘、ラヴォーナ・レクサス・レンスレイヤー王女として、王国を征服しに来たカーンと戦いました。そしてその後、二人の間には愛憎が繰り返されています。さらに詳しい事は以前の記事をご参照ください。

レンスレイヤーがカーンの変異体である在り続ける者との間にコミックのような感情を展開している事は予想されるひとつの展開であり、さらにその記憶が消されているという事実はミス・ミニッツが指摘するように「はらわたが煮えくり返る」可能性が高いです。

また、マーベル・スタジオがあまりコミック通りの展開をよしとしない事を考慮すると、レンスレイヤーとカーンがコミックにおいて対をなすような関係になっている事から、MCUのレンスレイヤーがカーンの変異体のひとつである可能性もありそうです。

いずれにしてもミス・ミニッツが知っているという秘密の少なくとも一部は、残り3話の何処かで明かされる事に期待です。


ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2023年10月27日10時 より配信予定です。

ドラマ「ロキ」S2EP3でのソーの兄弟の待望のデビューをプロデューサーが語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の第3話で意外なデビューを果たしたソーとロキの兄弟について、エグゼクティブ・プロデューサーのケヴィン・ライトさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中でコメントしました。

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劇中、ロキとメビウスが向かった1893年で開催されていた万博ではオーディンやソーと並んでバルドル(古ノルド語:Baldr、Baldur、英語:Balder、コミックではボールダーやバルダー)・ザ・ブレイブの像が展示されていました。

神話上でもコミック上でもオーディンとフリッガ(フレイヤ)の息子であるバルドル・オーディソンはソーとは兄弟にあたる神であり、当然ロキとも関係が深いキャラクターです。

「バルドルはいつも面白い人物です。なぜなら彼はこれまでMCUプロジェクトに参入する道を見つけていなかったので、それが私たちにとってジョークの一部であるように感じました」とライトさんは語ります。「それは『なぜデビューしないのか?なぜ彼は歴史から抹消されているように見えるのか?』ということです。私たちはそれをこの万博のシーンで少し変えたいと考えていました。私たちは常に、無理強いすることなく、有機的に取り入れる方法を探しています。」と説明しました。

2011年の「マイティ・ソー」の段階から実写デビューが検討されていたバルドルですが、2作目、3作目を経てもデビュー出来ていません。「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ではEarth-838のバルドルがイルミナティのメンバーとして登場する予定で、ダニエル・クレイグさんがキャスティングされていた事をワンダ役のエリザベス・オルセンさんも認めています。このシーンは代役でのテスト撮影まで行われていたものの、新型コロナウイルスのパンデミックによってスケジュールに折り合いがつかなくなり、またもやデビューがキャンセルされてしまいました。

この時、衣装デザイナーのグラハム・チャーチャードさんは「プロトタイプの段階で生地とアイデアを集めて俳優を待っているようなデザインの作業をしていました。かわいそうなバルドル・ザ・ブレイブ、彼はもう少しでマイティ・ソー1、マイティ・ソー2、そしてマイティ・ソー3 でそれぞれ衣装を作るところでし。ようやく『やったー!彼が登場するよ!』という感じです。でも本当にかわいそうな奴です。彼は長い間待っていたが、すぐに登場するとは思えません」とコメントしていました。

結局のところバルドルは像でのデビューとなり、真の実写化デビューには至りませんでしたが、今回のこのシーンでロキが「なぜバルドルがいるんだ、誰も知らんだろ」と話している事から、設定上は存在が認められているようです。

コミックにはアンジェラやラウッサといったソーの妹たちも存在しており、バルドル共々今後のデビューに期待されています。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ソース:Loki Producer Explains Major Thor Confirmation (Exclusive)

ドラマ「ロキ」シーズン2の配信を記念して、ディズニーランドでキーライムパイの提供を開始、マーベル独自レシピも公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の配信がディズニープラスで始まった事を記念して、ディズニーランドパリのアベンジャーズ・キャンパスにて、キーライムパイの販売が開始されました。

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アベンジャーズ・キャンパスのピム・キッチンにて「ヴァリアント85 キーライムパイ」と「悪戯の神モクテル」を味わえるとの事。

現状ではアメリカのアベンジャーズ・キャンパスで提供されるかどうかは不明であり、アベンジャーズ・キャンパスがない日本では販売されないと考えられています。パリへ旅行に行く方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

そして現地へ行けない方のために、ディズニーランドのパイとは別の、マーベル独自のレシピが公式サイトで公開中。ブラウザの翻訳機能をオンにしてパイを焼いて、今週配信の3話のお供としてもお楽しみください。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ソース:公式