ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、9話のチェックポイント

2022年10月13日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード9「Whose Show Is This?(邦題:主人公は誰?)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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オープニング

冒頭のクラシックな映像は1978年から1982 年にかけて放送されたビル・ビクスビーさんとルー・フェリグノさん主演のテレビドラマ「インクレディブル・ハルク」 のオープニングをオマージュしています。

基本的なカットや音楽など、テレビドラマ版を踏襲しています。番組名が「THE SAVAGE SHE HULK」になっているのはテレビドラマではなくコミックタイトルからの引用です。

抑制装置

エミル・ブロンスキー同様に抑制装置をつけることを条件に解放されるジェニファー。

3話でも疑問を提示しましたが、この装置は誰が作ったのでしょうか?

ジェニファーやエミルは変身する際にこの装置を故障させたり、壊しています。つまり抑制効果という点において完璧だと考えられるわけですが、1話でブルース・バナーは自分にあった装置を作るので精一杯で、ジェンの分を作るには何年もかかると説明していました。そのバナーすら不在だった間に、エミルにもジェニファーにも効果がある抑制装置を作れるほどの天才とは誰なのか気になるところです。

この装置が人間では破壊出来ない耐久度で制作され取り付けられると、今回のジェニファーのように自力で対応する事が出来ず、アンチ・ハルク・ツールとしてヴィランに悪用されるかもしれません。

マンドリル

インテリジェンシアのメンバーはハルクキングを除いて動物のアイコンで表現されています。

その中でマンドリルは同名のヴィランがコミックに存在し、彼は複数の妻を奴隷のように扱っている女性差別主義者(ミソジニスト)でした。インテリジェンシアはコミック版と毛色が違いますが、マンドリルがMCU版のインテリジェンシアに配置されていることは理にかなっていると言えます。

マンドリルは「全ての女性が俺を愛している。俺はやつらの主人だ」と語り、フェロモンによるマインド・コントロールの能力を持っているミュータントです。コミックではデアデビルと戦った他、シーハルクとも衝突しました。

©MARVEL,Disney

インテリジェンシアのイベント

ニッキはジェンの母エレインから貰った彼女の大学時代のビデオを罠代わりにインテリジェンシアに投稿。するとハルクキングからイベントに来るよう招待されました。女性差別主義者が集うサイトですから、ハルクキングは語尾に「Bro(ブラザー)」を付けており、男性だと思いこんでいます。そのため、ニッキはパグを代役にしてイベントに潜入させました。

会場内ではインテリジェンシアのメンバーがシーハルクだけでなく、レディ・ソーに対する批判も。このことは本作の時系列を再考するための鍵となっています。

そしてハルクキングの正体はトッド説が正しかった事がここで明かされます。

レッカー再登場

3話でシーハルクを襲い、7話では改心してエミルのアボマステに参加していたレッキングクルーのレッカーが再登場しました。

レッカーは半ば強引にジョシュの事を忘れさせようとしていた事もあり、ハルクキングと繋がっている説もありましたが、実際にはシロでした。

レッキングクルーにアスガルドの建築ツールを与えたハルクキングはどのようにしてそれらを入手したのか、謎のまま残されています。また、他3名のその後も不明です。

アボミネーションのコーチング

トッドの司会で登場したアボミネーション/エミル・ブロンスキー。エミルも黒幕説がありましたが、単にお金のために変身し、講演を開いてるとの説明でした。トッドに狙われたジェンを助けるなど、本質的には「インクレディブル・ハルク」の頃と変わったのは間違いないようです。

そして、タイタニアやハルクなど続々と乱入し、物語が破綻し始めます。

なお、予告のこのシーンでレッドハルクかと話題になっていたのは、実際には単なる参加者の誰かという事でした。

第4の壁

ディズニープラスのメニュー画面になりシーハルクがコンテンツの外に飛び出すと、「マーベル・スタジオ アッセンブル」の番組に飛び込んでいきます。

MCU作品の舞台裏を収録したドキュメンタリであるこの番組では、制作者のインタビューなどが視聴できるようになっています。「アッセンブル」に飛び込んだシーハルクは、「シーハルク:ザ・アトーニー」の制作部に乱入し、制作者たちと直談判を始めてしまいます。

コミックのシーハルクが第4の壁を破り、コマの外を移動したり、コミック原作者に物語の内容を変更させたりする事がありますが、今回はそれを実写でやってのけました。赤い服を着た人物が本作の実際のヘッドライターでもあるジェシカ・ガオさん本人です。

この展開が「ケヴィンが望んだこと」だと聞かされると、シーハルクはマーベル・スタジオ本社へと向かいます。なお、英語字幕ではこの会話の最中からKevinではなくK.E.V.I.N.になっており、この段階で人ではなさそうだという事がわかります。

※2022年10月20日時点で字幕はKevinへと変更されました。

ちなみに今回のQRコードはこの制作室の扉にあります。スキャンすると公式サイトへジャンプして、無料コミックが読めます。

©MARVEL,Disney

K.E.V.I.N.

カリフォルニア州バーバンクにある本物のマーベル・スタジオのオフィス。ジェシカ・ガオさんとマーベルのインタビューによると、受付係を演じるマット・ウィルキーさんは実際にマーベル・スタジオの受付係だそう。

警備員をなぎ倒した先の部屋で待っていたのは 知識拡張型映像相互接続隊(Knowledge Enhanced Visual Interconnectivity Nexus)、略してK.E.V.I.N.。

©MARVEL,Disney

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長をモチーフにしたAIロボットで、彼がMCUの物語を作っているという設定。なお、海外メディア Comicbook.com の取材によると、K.E.V.I.N.の声を担当しているのはケヴィン・ファイギ社長ではありません。日本語吹替はマーベル・スタジオ アッセンブルのケヴィン・ファイギ社長も今回のK.E.V.I.N.も平林剛さんが担当しています。

デザインについては本人に合わせて野球帽をかぶらせる計画だったそうですが、「意味がない」と認可されず、パーツとして帽子を含めたデザインにしたとの事。

コストカットのためにシーハルクからジェンに戻るように指示した時、K.E.V.I.N.は「視覚効果ユニットは既に別のプロジェクトにうつった」と説明し、ワカンダのSEが挿入されています。来月公開予定の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のVFX作業に集中しているという意味でしょうか。

最終決戦、ではなく最終弁論

スーパーヒーロー作品の暗黙の了解として事件の黒幕と最後の殴り合い、とはなりませんでした。シーハルクvs.ハルクキングではなく、ラスボス戦はK.E.V.I.N.との最終弁論という形で展開していきます。ヒーローものでありながらも、法廷コメディのほうに寄り添った展開とも言えます。

ジェニファーは本作が「ジェンとシーハルクの両立に悩む」事がテーマになっているとし、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でやったような超人血清の話はもう不要だと述べ、トッドがパワーを得る話も、ブルース・バナーがもどってくることも必要ないと主張しました。

K.E.V.I.N.はハルクの帰還に関して、説明と新キャラの紹介をする必要があるとしつつも、変更を認めました。ジェニファーの「それは映画にとっといて」というアドバイスが承認されたと考えて良いのでしょうか?

そしてアボミネーションが責任を取る事と、デアデビルとの再会も要求しました。

MCUの問題点

さらにジェンは座り込み、MCUにファザコンが多すぎる問題にも言及していきます。この場ではトニー・スターク、ソー、ロキ、スターロードの名前が挙げられていますが、実際にはティ・チャラやシャン・チーなども該当しそうです。アリシェムに依存していたイカリスもファザコンと言えるかもしれません。

そして多くのMCUファンが気になっているX-MEN問題についても突っ込みますが、さすがにこれに関しては回答されませんでした。しかしここがメタなシーンである事はとりあえず置いといて、MCU内で「X-MEN」というワードが出てきたのは始めてであり、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にプロフェッサーXが登場した時には使われていませんでした。

話を切り上げたK.E.V.I.N.は「大きなスクリーンで会おう」と映画化をほのめかすような別れ際のウソを言いつつ、ジェンを作品に戻しました。

結末

作品に戻ったシーハルクはトッドと法廷で決着をつける事にし、過去のMCU作品とは全く違う流れへと持っていくことに成功しました。エミルは変身してはならないという約束を破ったことで、刑務所に逆戻り。デアデビルは遅れて駆けつけました。

タイタニアがデアデビルの事を知っているのは少し奇妙な事で、デアデビルがこの世界でどれだけ認知されているのか気になる所です。

ジェンの家族とマットがランチを楽しんでいるところにやってきたのは、宇宙から戻ってきたハルク/ブルース・バナー。K.E.V.I.N.がねじ込んだのでしょうか。息子のスカーはコミックにも登場するキャラクターで、ウィル・デュースナーさんが演じています。ウィル・デュースナーさんはDCのドラマ「スターガール」でもジョーイ役でいくつかのエピソードに出演されています。

1年以上前に報じられていたスカー登場ですが、実際に本作で紹介される事となりました。

コミックのスカーは自分を捨てた父親(ハルク)に復讐するために地球に来ましたが、この導入方法を見るに、コミックとは大幅に異なるキャラクターになっていくのかもしれません。

ポストクレジットシーン

ウォンが登場し、エミルをカマー・タージへと連れていきます。カマー・タージがWi-Fi完備な事は映画「ドクター・ストレンジ」でも言及されていました。

この後、魔法を使うアボミネーションが誕生すればコミックとはまた違う展開になりそうですが、アボミネーションが今後どうなっていくのかも注目となりそうです。それにしても、ウォンは3話でも脱獄の幇助に対する罪が指摘されていましたが、大丈夫なのでしょうか?


シーハルクの能力である第4の壁を破る力はセレスティアルズよりも遥かに上の存在、クリエイターそのものとやり取りする力でもあり、コミックと同様のもの。これが前面に押し出されたこの最終話に対しては賛否両論あるようです。

理論的にはシーハルクはトニー・スタークの死などもなかった事に出来るもので、一部のファンはこれまでの名シーンのいくつかが台無しになってしまう可能性を危惧しています。実際にマーベル・スタジオがそのようなストーリーテリングをしていくとは思えませんが、取り扱いが難しい能力である事は否めません。

MCUがコミックのように50年、80年と続くようであればどこかでリセットされ、様々なキャラクターがコミックのようにリニューアルされる可能性はありますが、今の段階でそこまで心配する必要はなさそうですし、そうなったとしても、それもまた原作に準じていると言えます。

ともあれフェーズ4の実写ドラマシリーズはこれにて終了。次は2023年春予定の「シークレット・インベージョン」までお預けとなります。

その前にクリスマス頃予定の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」と、2023年初頭とされているアニメ「ホワット・イフ」シーズン2も予定されています。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」監督は、コミックのエルサ・ブラッドストーンは性的すぎると語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のマイケル・ジアッキーノ監督が、海外メディア Comicbook.com とのインタビューに応じ、ローラ・ドネリーさん演じるエルサ・ブラッドストーンがコミックとどのように変更されたかについて語りました。

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監督は「私はこのキャラクターが大好きなのですが、コミックで彼女を見ると、ショットガンを持った、性的に過激化されたバージョンという感じなんです。」とエルサ・ブラッドストーンについて評しました。

さらにケヴィン・ファイギ社長に「銃がなくても、ストーリーは語れる」と提案し、「エルサを銃のトーテムにしたようなキャラクターにはしたくなかった。」と明かしました。

そして、「もちろん悪女であってほしかったし、賢くもあってほしかった。弱々しくもあってほしかった。本当の人間であってほしかったんです。ローラ・ドネリーは、そのすべてを見事に体現してくれました。カメラの前に立たせれば、1930年代の古い映画スターを見ているような気分にさせてくれる、最高に素晴らしい女優さんです。」と演じたローラ・ドネリーさんを絶賛しました。

監督は銃=性的象徴との考えからショットガンを排除した事を明かしましたが、実際にはヴィジュアル全体に手が加えられ、象徴的な赤毛のポニーテールも失われました。

©MARVEL,Disney

エルサ・ブラッドストーンが今度登場する可能性のある作品として、モンスター繋がりの「ブレイド」、「ムーンナイト」、男女の仲でもある「デッドプール」、そして「アベンジャーズ」シリーズが予想されています。

©MARVEL,Disney

それらに加えて、スカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフの作品に登場するのではとも考えられています。ワンダのカオスマジックとエルサの持つブラッドストーンは同じ色で表現されており、マーベル・スタジオがこの2つをリンクさせているのではと考えているファンも少なくありません。

銃を取り上げられたモンスターハンターの将来について、まだしばらくは静観が必要なようです。

「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Werewolf by Night Director Reveals Elsa Bloodstone Plans

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」より、デアデビルvs.トッドの舞台裏映像が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」でタイタニアを演じたジャミーラ・ジャミルさんが、デアデビル/マット・マードックを演じたチャーリー・コックスさんと、ハルクキング/トッド・フェルプスを演じたジョン・バスさんの対決映像を公開しました。

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15秒の映像にはハルク/ブルース・バナーを演じるマーク・ラファロさんがVFXスーツ姿で見学している姿が含まれている他、アボミネーション/エミル・ブロンスキーを演じるティム・ロスさんも登場しています。

彼らのうちデアデビルはドラマ「デアデビル;ボーン・アゲイン」での再登場が確定していますが、それ以外は今のところ分かっていません。

ハルクは単独作の噂がある他、アベンジャーズシリーズでの再登場が期待されています。

タイタニアを演じたジャミーラ・ジャミルさんは「サンダーボルツ」や「デッドプール」へのカメオを期待している事をインタビューで明かしています。

アボミネーションも「サンダーボルツ」での可能性がささやかれる他、今後もウォンとセットでどこかに登場する可能性はありそうです。

また、「シーハルク」シーズン2の可能性もシーズン1制作中から示唆されていた他、最近でも公式SNSがその可能性をほのめかしています。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

「ウェアウルフ・バイ・ナイト」より、主人公のカラーバージョンのアートが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」より、主人公ウェアウルフ・バイ・ナイト/ジャック・ラッセルのコンセプトアートが公開されました。本作での変身シーンはモノクロでしたが、今回公開のアートにてカラーなどの詳細がわかるようになりました。

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コンセプトアーティストのビリー・クリスチャンさんは「Marvel Studios の新しいハロウィーン スペシャルのイラストです。このアートワークはスタイル ガイドとして使用されます。 映画全体が白黒になるとは思っていませんでした。」とコメントを添えて画像を投稿しています。

ジャックとその友人テッド(マンシング)やエルサ・ブラッドストーンが今後どのようにして他のキャラクターと遭遇するかは不明ですが、多くのファンはそう遠くないうちに実現する事に期待しています。

ジャックを演じたガエル・ガルシア・ベルナルさんはテッドとの関係について質問された際、「将来的なネタバレになるから言えない」と既に何かが用意されている可能性を示唆しています。

「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

アニメ「マーベル・ゾンビーズ」はわずか4エピソードになるとプロデューサーが明かす

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「マーベル・ゾンビーズ」が、ディズニープラスシリーズ史上最短のエピソード数になる事が判明しました。海外メディア Comicbook.com とのインタビューに応じた本作のエグゼクティブ・プロデューサーのゼブ・ウェルズさんが言及しています。

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ウェルズさんはインタビューの中で「彼らがスピンオフをやろうとしているという電話をしてきた時、「ああ、是非そうしよう」という感じでした。4 つのエピソードで、いつになるかはまだわかりませんが、本当にクールに見えます。」と述べています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」から始まったMCUの連ドラ形式のスタイルは1作品のトータル時間が約6時間前後に設定されており、エピソード数が少なければ1話のランタイムが長くなり、エピソード数が多ければ1話のランタイムが短くなる傾向がありました。

しかしながら「アイ・アム・グルート」のようなイレギュラーなスタイルもありましたし、最近では「ウェアウルフ・バイ・ナイト」が1話完結で制作されました。

また、「シーハルク・ザ・アトーニー」のように10話を超える形式で制作されていたにも関わらず、最終的にいくつかのエピソードが破棄され全9話に落ち着いた結果、同じエピソード数の「ワンダヴィジョン」よりもかなり短くなってしまった事や、「デアデビル:ボーン・アゲイン」は全18話で制作されると発表された事など、従来のスタイルにこだわらない姿勢も見られています。

「マーベル・ゾンビーズ」は18禁になる事と、いくつかのアートが発表されており、今回新たに全4話となる事が判明しました。リリースまではまだ時間があり、今後の続報にも注目となりそうです。

アニメ「マーベル・ゾンビーズ」は2024年にディズニープラスで配信予定です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」拡張版がインド他でオンラインリリース

ソニー・ピクチャーズのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の「More Fun Stuff Version」(もっと楽しいバージョン)がインドを含むその他数カ国でオンラインリリースされている事が判明しました。

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映画インサイダーのアミット・チャウダリ氏の報告により、インドでオンラインリリースが始まっている事が確認されたのち、海外メディア The Direct の調査によるとインド、フランス、オランダ、イタリア、スペイン、インドネシア、オーストラリアでオンラインでのレンタルが始まっているとの事。

米国や日本では今のところ配信されていないようです。

もっと楽しいバージョンは週間興行収入で1位を獲得しましたが、その内容はオリジナル版の評価とは異なって賛否両論となりました。

追加のシーン、というか元々カットされていたシーンは映画のテンポを損ない、監督がカットしていた理由がわかるといった感想や、この拡張版は「More Fun」ではない、つまり楽しくないとし、理由として追加シーンの大半はピーターを苦しめ、憂鬱にするだけであり「More Mid」や「More Depressing」と名付けるほうがふさわしいとも言われていました

今のところオンラインリリースが確認されたましたが、Blu-rayなど物理メディアについては報じられていません。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」オリジナル版はBlu-rayなど発売中、各種オンライン動画サービスでも利用可能です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」より、アイアンハート制作シーンのクリップが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」より、アイアンハート/リリ・ウィリアムズのアーマー制作シーンの公式クリップが公開されました。

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1分間の動画のラストにはリリがリパルサーブラストの試射をして吹き飛ぶ、トニー・スタークへのリスペクト映像も含まれています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

【噂話】ハリソン・フォードさんが映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」出演にサインしたと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」の出演契約にハリソン・フォードさんがサインしたと、海外メディア The Ankler のジェフ・スナイダー氏が報じました。スナイダー氏は2週間ほど前に自身のTwitterでこの情報を可能性として言及していました。

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前回は「ハリソン・フォードがロス長官としてサンダーボルツの映画に出演するスタジオの最有力候補である、もしくはそうであった」と投稿し、そういう計画がある、もしくはもう破棄されてしまった可能性を取り上げていましたが、今回 The Hot Mic Podcast に出演したスナイダー氏は、ハリソン・フォードさんが契約書にサインしていると新情報を提供しました。

また、海外メディア SlashFilm では、ハリソン・フォードさんは「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」でデビューし、「サンダーボルツ」にも登場すると報じています。

「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」のヴィランとしてリーダーが設定されている事と、ロス長官の再登場からコミックファンはレッドハルクの登場を期待しています。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」ではシーハルクの血液がインテリジェンシアに盗まれましたが、そのボスだったトッドがハルク化する流れとなり、リーダーもレッドハルクも登場しませんでした。

しかしトッドは「メンバーが君の血を合成し安全にパワーを得られるようになった」と話しており、インテリジェンシアに天才科学者がいたのは間違いないようです。これがリーダーで、コミックと同様にレッドハルクが作られるのかは不明ですが、リヴ・タイラーさんがベティ・ロスとして戻ってくるとも報じられており、今後のハルク関連の展開には注目となりそうです。

映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日、映画「サンダーボルツ」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の時系列が混乱をきたしてしまう

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」のシーズン1がフィナーレをむかえ、多くのファンがその時系列に混乱しています。ドラマの配信が始まる直前の監督インタビューでは映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の後である事が分かっていました。

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「シーハルク」のシーズンフィナーレである9話の中で、インテリジェンシアのメンバーは「レディ・ソー」の批判をしています。この呼名がジェーン・フォスターの怒りを買うのが確実である事は置いておいて、9話の時点で映画「ソー:ラブ&サンダー」よりも後である事が確定します。

一方で公式時系列順だと、「ムーンナイト」、「シーハルク」、「ミズ・マーベル」、「ラブ&サンダー」という順番になっています。

ドラマにしろ映画にしろ、ひとつの作品の中で数日間、あるいは数週間、数ヶ月、場合によっては数年から数百年と時間をスキップする事はよくある事で、「シーハルク」も1話の時点では「ムーンナイト」後、「ミズ・マーベル」の前でありながら、9話の時点では「ラブ&サンダー」の後になったと考えるのが適切なようです。

「シーハルク」シーズン1を分解して考えると、「ミズ・マーベル」の1話では「シーハルク」に登場したタイアニアやミスター・イモータルなどが紹介されています。この事から「シーハルク」1話から6話までは「ミズ・マーベル」1話よりも以前であると考えられます。

また、「ミズ・マーベル」2話では祝祭イードが開催されており、2025年のイードは3月と6月に設定されていることから、少なくとも「ミズ・マーベル」の1話2話はそのあたりであると考えられます。

「ラブ&サンダー」の時系列は公式に詳細が明かされていませんが、「ミズ・マーベル」の後に配置されている事を考慮して2025年の夏秋ごろと考えるのが妥当なところでしょうか。それ以降である可能性もありますが、「シーハルク」シーズン1が「ラブ&サンダー」の前後を含んでいる以上、現時点で2026年以降と考えるのは疑問の余地がありそうです。

そして「シーハルク」の7話からは年間最優秀女性弁護士にノミネートされたという話が出てきます。ニッキのスマホには「FEMALE LAWYER OF THE YEAR」と表示されており、西暦までは表示されていませんし、実在の賞でもありません。しかし年間賞、オブ・ザ・イヤーといった類のものは往々にして年末に開催されるものである事も推測出来ます。これらの事から「シーハルク」7話から9話は2025年の年末近くであると考えられそうです。

公式にエピソードごとの時系列が明かされる可能性は低いと思われますが、ざっくりまとめると以下のようになりそうです。

  • 2024年クリスマス:「ホークアイ」
  • 2025年初頭:「ムーンナイト」
  • 2025年初頭:「シーハルク」1話から6話
  • 2025年3月or6月:「ミズ・マーベル」少なくとも2話までは確実
  • 2025年夏秋頃:「ソー:ラブ&サンダー」
  • 2025年秋?:「ウェアウルフ・バイ・ナイト」
  • 2025年冬頃:「シーハルク」7話から9話

ジェーン・フォスターがマイティ・ソーになった期間が極めて短いにも関わらず、その事をインテリジェンシアのメンバーが知っていた事自体は、「ラブ&サンダー」のラストでニューアスガルドに像が建てられた事と、ニューアスガルドが人気観光地になっていることから、世界中に知れ渡っていると推測出来ます。

MCUは全てがつながっているため時系列は気になる所ですが、ディズニープラスの公式タイムラインでは詳細までがわかりません。「シーハルク」の脚本家ジェシカ・ガオさんはマーベル・スタジオが時系列を整理するタイムキーパーを雇っている事を明かしているため、今後公式の詳細時系列が公開される事に期待です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

「ノヴァ」はマーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションとして開発中だと報じられる

マーベル・スタジオがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にノヴァを紹介するにあたって、「ウェアウルフ・バイ・ナイト」と同じ、マーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションとして開発中だと、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。

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ノヴァは映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」に登場する計画があった事もあり、2022年3月にも実写化計画の報道がありました。その際は映画よりもディズニープラスのドラマリシリーズの可能性が高いとの事でしたが、今回、TCCは「ウェアウルフ・バイ・ナイト」と同じマーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションとして、1時間前後の1話きりのスタイルで計画されていると言います。

TCCは先日、マーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションが今後増えていくとも報じており、「ノヴァ」はそのひとつとして計画が動いているようです。

具体的なプロットやリリース日はないとの事で、他の作品を楽しみつつ、まだしばらく待つ必要があるようです。

ソース:Exclusive: Marvel’s Nova to Be a Special Presentation on Disney+