コミック「スカーレット・ウィッチ」のプレビュー公開、MCUからダーシー・ルイスが逆デビュー

マーベルが来年刊行予定のコミック「スカーレット・ウィッチ(2022)#1」のプレビューを公式サイトで公開しました。スティーブ・オーランドさんとサラ・ピケリさんによって制作されているこのコミックには、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に登場したカット・デニングスさん演じるダーシー・ルイスが実写からコミックへと導入されています。

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コミックの概要は以下のとおりです。

ワンダは過去の闇を脱ぎ捨て、スーパー ヒーローとして、常に意図したとおりに自分の力を使って償いを見つけます。スカーレット・ウィッチが人助けという使命を受け入れながら、それを最も必要としている人だけに現れる神秘的な魔術店を運営しています。彼女の新しい冒険は、狂った町の話を持った女性が彼女のところにやって来たときに始まります。彼女は、この陰湿な脅威を考慮に入れるために、すべての知恵と混沌の魔法を必要とします。

©MARVEL

海外メディア polygon とのインタビューの中でオーランドさんは「これはこのキャラクターの 616 バージョンであり、同じタイプの認識を本にもたらしますが、スカーレット・ウィッチで起こっていること、マーベル ユニバースの魔法の側面にもぴったりとはまります。ダーシーは、特にソーのようなキャラクターで、私たちが大好きな漫画の不条理を軽く非難するためにそこにいます。ワンダは、不条理で奇妙な人生について何気なく話しますが、それは彼女にとっては普通のことです。しかし、彼女の家系図と彼女がしていることを見ると、それは非常に難解に思えるかもしれません. ダーシーは本質的に、カット・デニングスのキャラクターがするのと同じように振る舞います。」と述べています。

また、「ワンダにはクイックシルバーがいて、彼女と同じように科学実験を行っています。彼女には、ミュータントである妹ポラリスもいます。彼女の元夫ヴィジョンは、ワンダの脳のパターンから作られた妻バージニアとの間に息子ヴィンと娘ヴィヴ(ヴィヴィアン)を作りましたが、二人はワンダの子と言えるのでしょうか。伝統的な意味ではそうではありませんが、ワンダをベースにした誰かから作られました。ワンダの日常生活には奇妙さがありますが、彼女が周りにいて祝う人々と一緒に探求することに本当に興奮しています。」とコメントしています。

ワンダの新コスチュームをデザインしたアーティストのラッセル・ドーターマンさんは「彼女のクラシックなデザイン、MCU、ケヴィン・ワダのデザイン、そして彼女のフォース・ワークスの衣装からの要素がここにあります。リングは、ジョルジュ・ペレスのルックで彼女が身に着けていたジュエリーにインスパイアされました。月のモチーフは、彼女の90年代のコスチューム、彼女の最近のストーリーの一部、および『ヴィジョン&スカーレット・ウィッチ』ミニシリーズのセリフにインスパイアされています。妊娠中のワンダは、女の子が生まれたら、魔術と月の女神にちなんで、赤ちゃんにダイアナという名前を付けたいと言っています。」と語りました。

#2のカバーではワンダがヴィジョンの娘ヴィヴと共に夢の世界に向かう様子が描かれ、#3でサブアトミカに向かうとの事です。

©MARVEL

コミック「スカーレット・ウィッチ(2022)#1」は 2023年1月4日 米国にて発売予定です。

ソース:公式

映画「ブレイド」にジョシュア・マイケルさんがキャスティング ─ 「アントマン&ワスプ」と接続か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブレイド」にジョシュア・マイケルさんがキャスティングされていると、海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏や海外メディア The Direct が報じました。

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ジョシュア・マイケルさんは「ウォーキング・デッド」の救世主ジャレッドなどで有名な俳優さんですが、「アントマン&ワスプ」ではウォルトン・ゴギンズさん演じるソニー・バーチの名無しの手下として登場していました。

レポートによるとソニー・バーチ自体が「ブレイド」の一部になるだろうと伝えており、吸血鬼ハンターと武器商人、異なる世界観が混在する物語が予定されているようです。

「ブレイド」は2022年9月に指揮を執っていたバサーム・タリク監督が降板、10月には新監督の名前が報じられています。

映画「ブレイド」は 2024年9月6日 に米国公開予定です。

ソース:MCU Blade Reboot: Minor Ant-Man Actor Joins Cast

クロエ・ベネットさんがインスタ更新でMCU復帰を示唆か

米ABCとマーベルテレビジョン制作の人気ドラマ「エージェント・オブ・シールド」でS.H.I.E.L.D.のエージェントであるクエイク/スカイ/デイジー・ジョンソンを演じたクロエ・ベネットさんがInstagramを更新し、デイジー・ジョンソンのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)リターンを示唆しているのではないかと話題になっています。

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ベネットさんは「右にスワイプしてトラウマを伝える方法を確認する」との文言と共に、数枚の写真を投稿。その中で、ベネットさんは足首にデイジーのような花を添えている事から、ベネットさんがMCUに再登場するのではないかと話題になっています。

タイミングを同じくして海外スクーパーの the watcher は「詳細は不明だが、クロエ・ベネットはマーベル・スタジオと何ヶ月も契約をしている」とツイートしており、あわせてデイジー・ジョンソンの復活の話題を後押ししています。

デイジー・ジョンソンの復活について、当初は原作コミックで重要なポジションだった事からドラマ「シークレット・インベージョン」で再登場するのではないかと考えられていました。しかし今のところ目撃情報等はなく、「シークレット・インベージョン」は再撮影を終えた事が主演のサミュエル・L・ジャクソンさんによって報告されています。

クロエ・ベネットさんが秘密のためにひとりブルーバックで撮影されて合成される可能性もありますが、「シークレット・インベージョン」以外にも戻れる可能性がある作品はいくつかあり、今後の話題には注目となりそうです。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は全シーズンディズニープラスで配信中です。

アンドリュー・ガーフィールドさんが「アメイジング・スパイダーマン3」がキャンセルになった当時の心境を明かす

ソニー・ピクチャーズ制作の「アメイジング・スパイダーマン」シリーズでスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じたアンドリュー・ガーフィールドさんが、海外メディア GQ とのインタビューに応じ、「アメイジング・スパイダーマン3」がキャンセルされた時の心境について語りました。

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ガーフィールドさんは当時やりきれない思いがあったと認めつつ、それは自身で解決しなければならない問題でもあったと次のように述べています。

もっとやりたいと思っていたかどうかは分かりません。何をするにしてオープンな気持ちでいました。でも、やりきれない思いがありました。あの経験は何だったんだろう?そして、どうすれば自分のリビングルームでその輪を閉じることができるのか?

そして「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が実現した事で、プレッシャーから解放されたと説明しました。

でも、「ノー・ウェイ・ホーム」への出演は本当に素晴らしいものでした。スパイダーマンを題材にした短編映画のように、仲間たちと接することができたんです。僕はプレッシャーから解放されたんだけれど、それはトムの肩にかかっていました。彼の三部作ですからね。僕とトビーはそのサポート役で、できるだけ楽しく、独創的で想像力豊かな、ちょっと間抜けな時間を過ごすことが出来ました。3人の間で、「これは面白いことになりそうだ」と思いましたね。このキャラクターを本当に所有していると感じている3人がいるわけですから。でも、実際は兄弟愛が第一だったと思います。それが撮影にも表れていると思います。

さらにガーフィールドさんは、「アメイジング・スパイダーマン」を一人で担ってきた事に大して、トム・ホランドさんの「スパイダーマン」シリーズはスタジオのバックアップがあると、その違いを指摘します。

トム・ホランドはマーベルの大きな組織に支えられています。トム・ホランドはまだこれらの映画を担わなければなりませんが、それらはより大きなマーベルの機械の一部であり、あるレベルでは失敗するには大きすぎるということを意味します。トビー・マグワイアの後、僕は一人でスパイダーマンの映画を担わなければなりませんでした。リブートが上手く行くという保証は何処にも有りませんでした。

最後に「アメイジング・スパイダーマン」を一人で背負うことの大変さと、演劇が出来ればそれでいいと続けました。

「でもまだ若い」、26歳の自分はそう思いました。クソみたいに大変なことでした。でも僕はそれを引き受けたかったんです。準備と覚悟はできていました。重いとは感じませんでした。でも、とてもリスキーだと感じる要素もあったと思います。名声や露出という点で、自分自身に危険を感じていました。アメイジング・スパイダーマンに出演した時も、数年後には『エンジェルズ・イン・アメリカ』と『セールスマンの死』に出られるようにしたい、と思っていました。まずは舞台俳優です。なぜなら、舞台は永遠のテーマだと思うからです。一晩に50人の観客を相手に一生芝居ができるなら、僕の人生は満足のいくものになるはずです。口先だけでなく、本当にそう思っているんです。もし他のすべてが失われ、ここで食事ができなくなったら、ロンドンにアパートを借りて、演劇をやりますよ。

「アメイジング・スパイダーマン」は「スパイダーマン」のリブートとして制作されましたが、人気が伸び悩み、3作目が制作される事はありませんでした。

しかしながら「アメイジング・スパイダーマン」と並走していたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は成長を続け、「アメイジング・スパイダーマン3」を諦めたソニーは3人目のスパイダーマンをデビュー。そして、MCUがマルチバースの時代に入ったことで「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にて過去の実写スパイダーマンたちを一堂に会する事が可能になりました。

「ノー・ウェイ・ホーム」の人気を受けて、「アメイジング・スパイダーマン3」制作の噂や、映画「アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ」でアンドリュー・ガーフィールドさんが再登場するなどの噂もありますが、現時点で確かな情報はなく、ファンはアメイジング・スパイダーマンの再登場を気長に待つしかありません。

ソース:Andrew Garfield’s search for the sublime

ケルシー・グラマーさんはビーストとしてMCUに戻りたい

20世紀FOXの映画「X-MEN:ファイナルディシジョン」(2006年)でビースト/ヘンリー・”ハンク”・マッコイを演じたケルシー・グラマーさんが、海外メディア MovieWeb とのインタビューの中で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品でビーストを再演したいと語りました。

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グラマーさんはビースト役をいたく気に入っているとし、「彼らが再演を言ってこないなら、二度とディズニーランドには行きませんよ」と述べました。

ケルシー・グラマーさんは2021年のインタビュー(NJ.com)でも今後のMCUにX-MENが登場するといった話題に対して、「またビーストをやりたいです。誰もそれについて私に話してくれませんでした。たぶん、スタジオは別のことをやろうとしていると思うんです。私は彼らが一緒に行くと仮定しています、でもあなたが知っているように、最初が最高です。」と、再演を強く願いつつも、「ファースト・ジェネレーション」からの新しい俳優たちがMCUに登場するとの考えを示しました。

X-MENのチームメンバーであるビーストは怪力とスピードを併せ持つミュータントであり、天才科学者として「X-MEN:ファイナルディシジョン」に登場ししました。

しかし、X-MENの結成を描いた「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」は過去を舞台にした作品で、過去を描くにあたってビースト役はニコラス・ホルトさんへとリキャストされました。そして、シリーズはそのまま分岐した時間軸をメインに話が進んだため、以降はニコラス・ホルトさんがビーストを演じ続け、ケルシー・グラマーさんは過去と未来が交差する「X-MEN:フューチャー&パスト」で未来のビースト役としてカメオ出演するにとどまりました。

もうひとりのビーストを演じたニコラス・ホルトさんも2020年のインタビューで同役の再演を希望しており、MCU版でどちらが採用されるのか、それとも新たなキャストになるのか、さらにはどちらも起用されるのかなど、注目の役のひとつとなっています。

映画「X-MEN:ファイナルディシジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Exclusive: Kelsey Grammer Will Boycott Disneyland if He Can’t Return as Beast in the MCU

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ラモンダ役女優は当初脚本に反発したと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でラモンダ女王を演じたアンジェラ・バセットさんが、海外メディア IndieWire とのインタビューの中で、当初、脚本の一部に反対していたと明かしました。

※これより先は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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映画公開の前夜のインタビューでアンジェラ・バセットさんは本作への出演について「前作ブラックパンサーの終わりには、戻ってくるかどうか分かりませんでした。でも、そうなることを望んでいました。私は死ななかったのだから」と語りました。そして、チャドウィック・ボーズマンさんが亡くなった後、ライアン・クーグラー監督からの電話で続編を続行すると伝えられた時、「ラモンダは今、ステップアップしなければならない。ラモンダはシュリのためにそこにいなければならない、彼女は女王だ。この映画であなたはとても重要な場所なんです。」と言われ、とても怖かったと明かしました。

撮影の初日、玉座の間のシーンを振り返り「ここにどうやって座れば良いんだろう?と思ったのを覚えています。ラモンダという人間を伝えるには、どんな姿勢がベストなのか?そして最初に『ティ・チャラ/チャドウィックがここに座っていて、ここに座るべきだという気持ちを認めること』と決めました。前作ではキルモンガーが登場し、彼は1分間そこに座りました。そして、誰がここに座るべきでしょうか?そう、この瞬間、この時間、それはラモンダです。でも、どうすればその姿勢を保てるのか?どうやってリードすればいいのか?ただ責任を感じました。」と語りました。

そして本作におけるラモンダの死について、アンジェラ・バセットさんは当初そのシナリオに乗り気ではなかったと明かしました。

「私は反対しました。『ライアン、なんて事をするの?どうして?後悔する事になるわよ。みんな動揺してしまう』って。でも彼は『アンジェラ、それは分かってるよ。でもよく考えて。この世界で死ぬ事は本当に死ぬことではないんだ。そういう意味じゃない』と説明してくれました。エンドゲームでは多くの命がかえってきました。私もいつか戻ってくる可能性も考えられなくはない、と思いました。あらゆるクレイジーな事が起こり得るんです。」

そして、「ライアン・クーグラーはストーリーややっていることが非常に明確ですが、キャストやクルーとの付き合い方はとても協力的です。それでいて、とても控えめです。私たちが感じている偽者症候群のようなものを、彼は口に出して言ってくれるんです。『この言葉はどうなんだろう?あなたはそれでいいと思う?』と言うように。そして、彼は本当に言いたいことを誘い、参加させ、それは素晴らしいことです。彼は拘束しないのです。」と監督を称賛しました。

また、バセットさんは「記憶に残るものを作ろうといつも考えています。この映画の制作では、人生と芸術が手を取り合いました。私はただとても誇らしかった。この映画に取り組み、実行した私たちも、人間としてとても誇りに思います。」と述べ、「希望は残るものです。そして、希望とは何か良いことを期待することです。いずれは良いことが起こるという、それが希望の使命です。そうやって乗り越えていくしかないんです。」と語りました。

死が物語の終わりではない事はこれまでにも「ムーンナイト」や「ソー:ラブ&サンダー」などでも描かれてきました。ラモンダ女王も確かに死にましたが、クーグラー監督が「死が終わりではない」と考えているという事は、本作におけるキルモンガーのように今後の作品でラモンダが再登場する可能性は十分にあるようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

ソース:Angela Bassett Had Mixed Feelings About Queen Ramonda’s Arc in ‘Black Panther: Wakanda Forever’

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ドミニク・ソーンさんがアイアンマンからエールを貰ったと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でアイアンハート/リリ・ウィリアムズを演じたドミニク・ソーンさんが、アイアンマン/トニー・スタークを演じていたロバート・ダウニーJr.さんからエールを貰っていた事を、海外メディア ScreenRant とのインタビューの中で明かしました。

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ドミニク・ソーンさんはMCUの大先輩との交流について、「撮影に入る前にRDJと話すことはできませんでしたが、実は映画の終盤にFaceTimeで話す機会があったんです。アイアンハートの共演者が彼と一緒にショーを行ったことがきっかけで、私と彼をつないでくれたのですが、彼は、リリ・ウィリアムスが常に彼女自身であり、彼女自身のものであるべきだと信じていると、とても美しい言葉を語ってくれました。このレガシーは正しい方向に向かっている、などなど、アイアンマンから聞きたいような美しい励ましの言葉ばかりでした。」と語りました。

トニー・スタークを演じたロバート・ダウニーJr.さんはアイアンマンの遺産が「正しい方向に向かっている」と、物語の方向性を気に入っているようで、劇中ではコミックのような師弟関係は描かれていませんが、舞台裏ではコミックのようにメンターから二代目へのアドバイスがあったようです。

「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」はあくまでもブラックパンサーの作品であるため、リリ・ウィリアムズについてそこまで多くを知ることは出来ませんでした。劇中の会話で搭乗した養父の存在など、詳しくはリリ自身のソロ作品にて描かれていくようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中、ドラマ「アイアンハート」は 2023年秋にディズニープラスで配信予定です。

ソース:RDJ Gave Ironheart Actress Valuable Encouragement During Black Panther 2

映画「スパイダーマン4」にシンビオート・スパイダーマンの登場予定はないと言う

開発が進められていると言うMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」にシンビオートに寄生されたブラックスーツのスパイダーマンの登場は予定されていないと、Youtuber Heavy Spoilers をもとに海外メディア The Direct などが報じています。

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氏のレポートによると、「マーベルは当初、トム・ホランドのスパイダーマン映画で『ブラックスーツ・スパイダーマンに向かってゆっくりと話を構築する』という大きな計画を持っていましたが、 ソニーがヴェノムフランチャイズを開始したことで『舞台裏で多くの問題』が発生した」との事。

そして「スパイダーマン4 」が「現段階ではブラックスーツに焦点を当てていない」と指摘し、「彼らは後の映画のためにそれを保存しています」と言います。

シンビオート・スパイダーマンはかつてサム・ライミ監督が制作した「スパイダーマン3」にも登場しており、MCU版の登場にもファンは期待をしています。

The Direct の別の記事によると、2018年の「ヴェノム」ではソニーはもともとトム・ホランドさんのスパイダーマンを登場させる予定をしていたようですが、マーベル・スタジオがこれをやめて欲しいと伝えたとしています。

そして、2019年にマーベル・スタジオとソニーの間で交わされた新たな契約の規定のひとつとして「ソニーのシリーズがMCUに接続すること」というものがあり、それをもとに「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」や「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が制作されたと報じています。

「ヴェノム」シリーズの公開によりマーベル・スタジオのシンビオート・スパイダーマンの計画はいったん白紙になったようですが、「ノー・ウェイ・ホーム」でシンビオートがMCUの世界に持ち込まれた事で、どこかのタイミングでシンビオート・スパイダーマンが登場するのは間違いなさそうです。

ただし現状ではそれは「スパイダーマン4」ではないようで、まだ当分は気長に待つ必要があるようです。

【ネタバレ注意】映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のあらすじ&感想など

2022年11月11日公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、この記事は本作のあらすじや感想、今後の予想などをまとめた記事になっています。

※これより先は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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あらすじ

ティ・チャラの危篤状態から始まり、シュリは未完成の人工ハートシェイプ・ハーブに望みをかけるも間に合わず、ラモンダ女王からティ・チャラが息を引き取った事を告げられます。国王ティ・チャラの死はワカンダ全体で悼まれ、葬儀が執り行われました。

1年後。国連議会に参加したワカンダの代表ラモンダ女王は、他国からヴィブラニウムを独占している事を責められるも、盗みに送り込まれていたとある国の傭兵たちを突き出し、各国に供給することの危険性を指摘していました。そんな中、アメリカは独自調査にて海底のヴィブラニウムを発見するも、海底に住むタロカン人とその王であるネイモアによって全滅してしまいます。

その頃ワカンダでは兄ティ・チャラの死後、研究に没頭する妹シュリの姿がありました。「ブラックパンサーはもういない。これからはテクノロジーの時代」だというシュリは、母ラモンダの希望であるハーブの再生研究をそっちのけでテクノロジーの研究に取り組んでいました。母の望みに応えない娘でしたがラモンダは娘の身体と心を心配し、ドライブへと連れ出しました。

水辺で焚き火をしながらラモンダはティ・チャラの葬儀の際に身に着けていた白い喪服を火にくべ、故人との別れに区切りをつけます。シュリはこの伝統の儀式には則らず、世界を焼きたかったと悲しみと怒りが入り混じった感情を抱えている事を吐露します。

シュリとラモンダが二人でティ・チャラを偲ぶ中、水中からネイモアが現れ、海底調査に使われたヴィブラニウム探知機の開発者を連れてくるよう要求します。ネイモアはこれによってヴィブラニウムと共に自分たちの存在が世界に知られ狙われる事を恐れており、この危機はヴィブラニウムを地上で共有しないワカンダの責任で、連れてこない場合は戦争になると告げて去っていきました。

ネイモアの置いていった探知機を解析し、CIA捜査官エヴェレット・ロスの力を借りてリリ・ウィリアムズという少女が作ったことを突き止めると、シュリとオコエは彼女の通うマサチューセッツ工科大学へと向かい合流します。

19歳のリリをネイモアに引き渡す事をためらうシュリたちは、彼女をワカンダで保護する事に。大事な荷物の回収のために向かったリリの家でFBIに包囲され、逃亡劇が開始。その最中に今後はネイモラやアットゥマたちタロカン人に襲撃されてしまいます。オコエが応戦するも歯が立たず、リリを引き渡せないシュリは「ネイモアに会わせて」と自身を人質にオコエを救い、二人は連れさられました。帰国したオコエはこの失態を理由にドーラミラージュの隊長を解任。ラモンダはシュリ捜索のためにナキアに任務を託します。

タロカンに囚われたシュリ(とリリ)はネイモアからタロカンの歴史について学びます。伝染病で住む場所を追われた先祖が行き着いた先で、ヴィブラニウムの影響を受けた植物を煎じて飲んだ事で病から回復し、さらに海中で呼吸が出来るような肉体的変化の途中で生まれたのがネイモアであり、自身をミュータントだと呼称しました。

ネイモアは自分とシュリがよく似ていると語り、母の形見である件の植物を紐にしたブレスレットを贈呈します。そして、タロカンを隠すためにリリを殺すか、あるいはリリを引き渡す代わりにタロカンとワカンダで協定を結び地上を焼き払ってしまうかの二択を迫ります。

答えを出せないまま監獄で過ごすシュリとリリの前に、ラモンダの命を受けたナキアが登場。看守を殺害し檻から脱出します。しかしシュリはこのままでは戦争になってしまうと息のあるほうだけでも助けようとしますが、ナキアによって強引に連れ去られてしまいました。

首尾よく帰国したシュリたちでしたが、民を殺されたネイモアは即刻ワカンダを襲撃、ワカンダの街は洪水に見舞われてしまいます。ラモンダとリリが国王の間から遠隔操作で救助活動に取り組む中、ネイモアが水爆弾で攻撃、ラモンダは意識を失って沈みゆくリリを救出しましたが、自身は命を落としてしまいました。ネイモアはシュリに答えを出すように求め、1週間後に再び襲うと告げて去っていきました。

兄に次いで母をも失ったシュリはネイモアへの復讐を決意し、リリと共に弱点を突き止め、ブラックパンサーを復活させるためにハーブの研究を再開します。シュリはネイモア達が力を得る事になった植物を思い出し、貰ったブレスレットの糸を解析、ティ・チャラのDNAともかけ合わせ人工ハーブの再生に成功しました。

ハーブを飲んだシュリでしたが、伝統を軽視していたせいか、祖先の平原に行くことも出来なければ、出てきたのはラモンダやティ・チャラではなく、従兄弟であり前作のヴィランだったキルモンガーことウンジャダカでした。両親や兄に会えなかったシュリですが、何故かブラックパンサーの力だけは手に入れていました。

ネイモアの再来を前に先んじて攻勢に出る事にしたワカンダは、探知機を使ってネイモアたちをおびき出し、他国の海上(ワカンダは内陸国)で戦闘を始めます。リリはワカンダで作り直したアイアンハートのアーマーを着て参戦し、オコエもミッドナイト・エンジェルズとして共闘しました。

シュリはネイモアを首尾よくロイヤルタロンファイターに誘い込み、リリと計画した水分蒸発作戦に入るも、ネイモアの槍でエンジンを損傷。どうやら船の内部はヴィブラニウム製ではなかったようで、いとも簡単に破壊されてしまいました。

砂漠への不時着を指示するも、ついたのは水辺も見える砂浜。ここで一騎打ちとなりました。ブラックパンサーのスーツが衝撃を吸収すると言っても、戦い慣れたネイモアに圧倒されるシュリ。腹を貫かれても簡単に死なないのは、1作目でエヴェレット・ロスを救ったキモヨビーズと同じヒーリング効果の賜でしょうか。

串刺しにした事で決着がついたと早合点し水辺に向かうネイモアに、タロンのエンジンによる炎の不意打ち攻撃を食らわせてマウントを取るシュリ。爪で喉を引き裂く寸前に母親であるラモンダ女王の「自分が何者なのか示しなさい」との声を聞き、すんでの所でトドメを中止。「私達の復讐に民を巻き込んではいけない」と停戦に持っていきます。

戦争が終わったワカンダでは新たな王を決める儀式を始めていましたが、シュリは参加せず、エムバクが名乗りをあげていました。一方でミッドナイト・エンジェルとなったオコエは、ワカンダへ情報を流した罪で囚われていたエヴェレット・ロスを救出。

シュリはナキアの元を訪れ、ラモンダとのドライブの際に出来なかったティ・チャラの供養の儀式を行っていました。後からやってきたナキアはトゥーサンと名乗る少年をシュリに紹介。トゥーサンはシュリが秘密を守れる事を確認すると、自身がティ・チャラ王子である事を明かしました。

感想

フェーズ4全体的な共通のテーマである喪失とそれらへの向き合い方を含みつつ、ワカンダの現状を描く本作。ティ・チャラを演じていたチャドウィック・ボーズマンさんの死という現実の出来事にも言及していかなくてはならない注目の作品でした。

シュリの生き様

もともとシュリは主人公ではなかった事もあり、過去のMCUであまり深く描かれてはいません。前作「ブラックパンサー」で登場して以降、伝統を軽んじる少女である事はこれまでも描かれていました。しかし本作で急遽主人公になってしまったせいか、もともとコミック・リリーフキャラとして存在していたシュリの「ワカンダフォーエバー」における行動原理がよく分からない事になっています。

冒頭でラモンダからブラックパンサーの復活を求められるも必要ないと言い切ったはずなのに、ラモンダの死後は突如としてブラックパンサーの力を求めています。仇敵ネイモアを倒す、復讐のために力を求めるのはもはやヒーローの姿ではありませんでした。

そもそもラモンダの死の原因となったネイモアの襲撃は、ナキアがタロカン人を殺してしまったからで、シュリもこれがきっかけで戦争になると発言していました。自身で理解していたにも関わらず、さらなる復讐に身を投じてしまったシュリ。

ラストバトルでネイモアの背後から炎を浴びせたのも中々卑怯な戦い方で、アットゥマvs.オコエでアットゥマが槍を返して仕切り直させてくれた正々堂々さと比べると、全体的にワカンダのほうがヴィランのようでもありました。

ティ・チャラが「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」と「ブラックパンサー」を通じて復讐しない決意を描いていた事を考えると、シュリは兄からヒーロー、王、ブラックパンサーとしての心構えなど何も学んでいなかったのだと分かります。

しかしラストでは前半部分で否定していた追悼の儀式を自ら行うことで、心境の変化も描かれていました。今はまだ力を手に入れただけのシュリですが、今後この力の使い方を学んでいく事になるのでしょう。

ラモンダもよく分からない事に

息子を失い、娘もさらわれたラモンダですがもう少し落ち着くべきでした。感情的になりすぎたラモンダは1度もネイモアと交渉せずにナキアにシュリの奪還をさせ、その際にタロカン人を殺してしまったことが開戦を早めてしまいました。ラモンダの死はある意味因果応報でしたが、クライマックスではシュリの頭の中に登場し、「自分が何者なのか示しなさい」と失態のそっちのけでメンターのような雰囲気を出しています。

ティ・チャカ前王とティ・チャラは「シビル・ウォー」と「ブラックパンサー」の2作に渡って父と息子の関係が描かれましたが、それに比べると母と娘の関係は深くは描かれませんでした。

ネイモア、タロカンにも謎の部分が

「ワカンダの草の数より多い兵隊」とワカンダよりも多量のヴィブラニウムを保有しているというタロカンですから、地上人に見つかって何が怖いのかよくわかりません。そもそも地上を焼き払うつもりでいるならば、キャプテン・アメリカやキャプテン・マーベルが誕生するよりも前の時代で攻めていれば余裕なはずでした。ヴィブラニウム探知機が戦争開始の合図だと思ったと発言していますが、地上人の進化を待ってくれていたのは謎の一言に尽きます。

ネイモアを演じたテノッチ・ウエルタさんによるとネイモアの年齢は劇中の発言から約500歳ですので、この数年で急激に兵隊が増えたとは考えにくいでしょう。

しかしながらネイモアの強敵感はとてもよく表現されており、ラストで至った仮初の同盟関係もあわせて、ネイモアとタロカンが今後のMCUでどう動くかは注目です。

新王エムバク

ラストで新たな王に名乗りをあげたエムバク。復讐に対する復讐という不毛な怒りを燃やすシュリに対して、ネイモアを殺してしまったら戦争が永遠に続くと忠告していました。また、ティ・チャラとの約束でシュリをサポートするなど、本作の良心とも言える存在でした。

シュリは本作において国民を巻き込んだ戦争の先陣を切った戦犯でもありますし、元々ワカンダの国民との交流なども描かれておらず、彼女が国のトップにならずに済んだのはいい落とし所だと言えそうです。

今後の展開

コンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌの登場は以前から予想されていましたが、ヴァルがエヴェレット・ロスと夫婦だったというのはサプライズでした。

さらにヴァルはCIA長官という事ですが、サンダーボルツはCIA管轄下の組織となるのでしょうか。それともヴァルがCIAから抜けるか追い出されるかして結成されるのでしょうか。

アメリカとワカンダの間で戦争が起きるという噂もヴァルとサンダーボルツが絡みそうですが、今のところワカンダとサンダーボルツが対立する理由があまりありません。

少なくともバッキーはワカンダに恩がありますし、今の状態では義手が簡単に無効化されてしまうのは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からも明らかです。また、アレクセイ、エレーナ、タスクマスターといったロシア人メンバーがアメリカの組織であるCIAの言いなりになるというのも不思議な所で、ワカンダとサンダーボルツが激突する事は今のところあまり想像できません。CIAが手綱を握れそうなのはU.S.エージェント/ジョン・ウォーカーぐらいなものと考えられます。サンダーボルツはワカンダと戦うのではなく、戦争を止めるために割って入るのでしょうか。

また、新たに紹介されたティ・チャラ王子も気になる所です。

以前に少し紹介しましたが、コミックのティ・チャラにはストームとの間にアザリと言う名の息子がいますが、MCU版ではナキアとの息子になり名前も違います。アザリはブラックパンサーを継ぎながらもストームの能力の一部を遺伝しており、雷を操れたりもしますが、おそらくティ・チャラ王子にはそのような能力はないでしょう。

王子の年齢も低く設定されているようで、ケイト・ビショップやキャシー・ラングらとともにヤングアベンジャーズを結成するには少し幼すぎるかもしれません。MCUがマーベル・コミックのようにさらに何十年も続けばフェーズ7以降でブラックパンサーを継承する事になるかもしれません。


チャドウィック・ボーズマンさんの死去により脚本が変更された事が影響しているのか、とにかく主人公シュリに確固たる信念がなかった本作。アクションと音楽も良く、3時間近い上映時間を長いと感じさせない作りになっていたのはさすがで楽しめる映画になっていました。シュリの心の成長については次作以降に期待です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

リンジー・ローハンさんがマーベル映画出演に興味を示す

歌手で女優のリンジー・ローハンさんが海外メディア Forbes とのインタビューに応じ、1998年公開のディズニー映画「The Parent Trap」(邦題:ファミリー・ゲーム/双子の天使、日本公開は1999年)でのデビューから現在までを振り返り、今後取り組んでみたいプロジェクトについて語りました。

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現在Netflixで複数の作品の出演契約を交わしているリンジー・ローハンさんは、今後やってみたいプロジェクトについて次のように語っています。

私は「ロムコム(ロマンティック・コメディ)」をするのが大好きで、それは常に私が出演したい作品ですが、間違いなく他のものもあります。私はアクション映画をやったことがありません。私はマーベルで何かをしたいと思っています。私はどんな役割にでもオープンです。

また、二度の服役を経てようやくスクリーンに戻りつつあるローハンさんは「皆さんのサポートに私は本当に感謝し、祝福され、とても幸運な女の子のように感じています。」とコメントしました。

リンジー・ローハンさんは過去に2012年公開の「アベンジャーズ」に出演を熱望した事を明かしており、しかし当時のマネージャーの売り込みが十分ではなく叶わなかったと話しています。ローハンさんはS.H.I.E.L.D.のマリア・ヒルを演じる予定だったのではないかとも当時報じられていました。(from mtv

ソース:Lindsay Lohan Discusses Her ‘Falling For Christmas’ Netflix Film And Reveals Her Interest To Join Marvel