マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」の最初のトレーラーが公開されました。今回の記事ではその動画の中から、チェックしておくべきポイントをいくつかご紹介。
※これより先は「ソー:ラブ&サンダー」の予想や噂、リーク情報などネタバレ要素を含んでいます。ご覧の際はご注意ください。
1. ソーのクラシックコスチューム
トレーラーの最初に少年のソーから徐々に大人になっていく様子が描かれている中で、ソーのコミックデビュー時の衣装が表示されています。
1962年のコミック「Journey into Mystery #83」でデビューした当時の衣装に基づいており、羽根のついた特徴的な兜や赤いマント、革ベルトのブーツなどが再現されています。
©MARVEL,Disney
昨年はドラマ「ロキ」でもロキのデビュー時の衣装がロキの変異体のクラシック・ロキとして再現されていました。
2. ストームブレイカー
「アベンジャーズ/エンドゲーム」で復讐の旅を終えたソーはストームブレイカーを墓標のように突き立てています。同作冒頭では自身に課した使命を終えたサノスがアーマーで同じような事をしており、二人の間の奇妙な類似性が垣間見えます。
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しかし、そういった大層なものではなく、単に突き立てて置いただけかもしれません。
3. ダイエットに取り組むソー
エンドゲームで衝撃的だったデブソーが巨大なチェーンでダイエットトレーニングに勤しむシーン。
©MARVEL,Disney
鎖の先には巨大な人骨のようなものがありますが、全体の大きさや、頭部の骨の形状や指から推測するにフロストジャイアントというわけではなさそうです。オリンピアンのタイタンなどが可能性としてありそうでしょうか。
ちなみにソーの被っているキャップには「Strongest Avenger」と刺繍されており、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」の時と同様に「最強のアベンジャー」を自称しているようです。
4. ソーとコーグと
ガーディアンズの船を見送るようなシーンでは先日リークされていたフィギュアのラベジャーズ・ソーの格好のソーと、少しカラフルな衣装のコーグが映されています。
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左には明らかに空白の空間が出来ていますが、サプライズのために誰かが消されているのかもしれません。2020年に噂として報じられていたハーキュリーズが登場するならこのあたりでしょうか?あるいはタイカ・ワイティティ監督が好きだというベータ・レイ・ビルも候補になりそうです。
5. 船とヤギ
コミックでソーの戦車を引く宇宙ヤギ、トゥースグナッシャーとトゥースグラインダーらしき2頭が船を引くシーン。
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彼らがコミック通りの名前を与えられているのか、単なる乗り物の一部で終わってしまうのかなど気になる部分は多いですが、神殺しのゴアを追うための重要な役割を果たす可能性もありそうです。
6. オリンポス
北欧神話のモチーフであるソーの故郷アスガルドがマーベル・ユニバースには実在するように、また、エジプト神話の神々エネアドが「ムーンナイト」で描かれているように、ギリシャ神話の神々も実在として描かれます。
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これらの場所は公式にはどこであるか明かされていませんが、ラッセル・クロウさんが「ソー4」でゼウスを演じると発言した事から考えて、ここがオリンポスであることは想像に難くありません。3枚目の画像の大通りを歩く4人は左から青いマントのヴァルキリー、ソー、マイティ・ソー/ジェーン・フォスター、コーグなのでしょうか?
北欧神話の雷神とギリシャ神話の雷神が向かい合った時、どのような反応が生み出されるかは注目です。
7. ファリガー・ザ・ベヒーモス
白い巨獣が倒れているシーンはコミックのワンシーンを再現しており、足場にしている岩の形までそっくりになっています。
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この巨獣はファリガー・ザ・ベヒーモスと呼ばれているもので、コミックでは神殺しのゴアによって殺されました。「ラブ&サンダー」でもクリスチャン・ベールさんがゴアを演じる事が発表されており、今回のトレーラーでゴアの脅威を感じる唯一のシーンになっています。
8. ヴァルキリー王
テッサ・トンプソンさん演じるヴァルキリー王がトレーラーに登場しますが、バトルスーツではなくビジネススーツに身を包んでいます。画面右側では「マイティ・ソー/バトルロイヤル」のミークも以前に紹介されたコンセプトアートのようにスーツを着用しているのが確認出来ます。
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会議机に各国の旗がある事から察するに代表者会議などが行われているかもしれません。ニューアスガルドが新たな国として認められているのかは現時点で不明です。
※追記
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」ではニュース速報の下で「Political turmoil continues in New Asgard (ニューアスガルドは政治的混乱が続いている)」とも報道されていました。
©Sony,MARVEL
なお、ニューアスガルドは観光地化しているのか、豪華客船などが停泊している様子も伺えます。
9. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
登場が発表されていたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーも予告には含まれています。しかし、予想通りというべきか、ガモーラの姿はありません。
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スターロードの横にいる人物はその頭の形状からして、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」でヨンドゥのフィンを引き継いだクラグリンなのでしょうか?
また、マンティスの額にあるエメラルドのような装飾も気になる所で、これまでのMCUのマンティスやコミックのマンティスにはないものです。
10. マイティ・ソー/ジェーン・フォスター
予告のラストにはこれもかねてより公表されていた、あらたなマイティ・ソーことジェーン・フォスターが表示されます。
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ヘラに砕かれたムジョルニアがなんとか修復されている理由については明らかにされていませんが、そもそもの製作者であるドワーフのエイトリが修復した可能性は高そうです。エイトリを演じるピーター・ディンクレイジさんは再演についてはっきりとコメントはしていませんが、何かを知っているような発言だとも話題になりました。
修復自体はエイトリが可能だとしても、ノルウェーで破壊されたムジョルニアの破片を誰が集めてニダベリアに持っていったか、修復後なぜジェーンの手にあるのかなども気になるポイントです。
また、このシーンの背景も気になる所で、どこにでもあるような自動車が映っている事から地球である可能性は高いです。オフィシャルグッズの説明から推測するにニューアスガルドが何者かに襲われているようですが、奇妙な触手状の生物なども確認でき、ゴアが単身乗り込んで来ているというわけではなさそうです。
11. ソーのコスチューム
トレーラー内ではクラシックを除いてもソーは複数の衣装を着用しています。作品の時系列を整理する鍵になるものですが、前のスーツに着替え直すことや、VFXで別のものに変えられている可能性もあるため参考までに。ちなみにロケットに貰った義眼は茶色の瞳でしたが、このトレーラーでは全てクリス・ヘムズワースさんの通常の眼と同じブルーになっています。
・トレーニングスタイル
衣装というより体系的にエンドゲームのすぐ後だと考えられるシーンです。
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・馴染みのある黒アーマー
ガーディアンズと共にいるシーンでは見覚えのある黒アーマーをまとっています。その後、背を向けて歩き出し、黒アーマーを着たソーはストームブレイカーを突き立て瞑想に入ります。
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・瞑想ソーからラベジャー・ソーへ
瞑想中のソーはボロ布をまとっています。ふたたびガーディアンズの前に現れるとその布を脱ぎ捨てラベジャーに似せた姿になるソー。そしてガーディアンズとの別れ。
・ファー付黒アーマー
ガーディアンズとの別れと共にラベジャーズをやめて心機一転したのか、黒アーマーにファーをつけるソー。このスタイルのソーが頻繁に登場しています。以下の3つの画像はトレーラーで表示された順番どおりですが、炎のシーンと暴動のシーンは同じタイミングでしょうか。なお、炎のシーンと雪のシーンではストームブレイカーを携えている事も確認出来ます。
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・新たな青いアーマー
おもちゃやアートなどで新コスチュームとして紹介されていた青いアーマー。
©MARVEL,Disney
ゴアを追っているとは思えない楽しそうな表情や、コーグと何か揉めている様子が気になる新コスチュームのソー。新コスチュームは最後のお楽しみ、というのがよくある流れですが、ファー付黒アーマーのシーンのほうが緊迫感があるように見えるのが不思議なポイント。この並べ方では辻褄が合わない気がしますが、何かがフェイクなのでしょうか?
本作の公式概要は以下の通りです。
この夏、マーベルいち”ノープラン”なヒーローが帰ってくる!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界―。 アスガルドの王として、そして宇宙を救うヒーローとして、家族や恋人、人類を守るために戦い走り続けてきたソーだが、多くの大切な人を失い、いつしか戦いを恐れるようになっていた。そんな彼が“自分は何者なのか”と我に立ち返り、「ヒーローは卒業だ。」と、ゼロから新たな道を歩むことを決める―。
ハード・ロックスタイルの派手な衣装に身を包み“自分探し”に迷走していたソー。ノープラン&お茶目なソーの、波乱万丈な冒険の予感させるロック・バトル・アドベンチャーが遂に始動!
“愛”と“雷”の力で宇宙を救う!?ノープランな雷神ソーの神バトル開幕!監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース(ソー)、テッサ・トンプソン(ヴァルキリー)他
映画「ソー/ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 米国公開予定です。