マーベル・スタジオのドラマ「ミズ・マーベル」の主役に大抜擢された新人女優のイマン・ヴェラーニさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にミズ・マーベル/カマラ・カーンが登場することの重要性について語りました。
ヴェラーニさんは、彼女の民族的・宗教的背景がMCUに含まれることの意義について、「番組が作られ、このキャラクターをMCUに入れているという事実が重要です。わざわざ自分がイスラム教徒であることやパキスタン人であることを話す必要はなく、番組の中ですべてが明らかになります。私のような人間がこのような大きなプロジェクトに参加していることを人々が目にすることは、十分な刺激になると思います。」と述べました。
Iman Vellani speaks about playing Ms. Marvel in the MCU.
— DiscussingFilm (@DiscussingFilm) August 11, 2021
“The fact that the show is being made and they’re including this character in the MCU is [what’s important]. I don’t really have to go out of my way and talk about being a Muslim and being Pakistani — it all comes out in… pic.twitter.com/wNrKWzqxoi
MCUではフェーズ3に入って以降はコミック同様にキャラクターの多様化に務め、女性ヒーローや黒人ヒーローに焦点をあて描いてきました。フェーズ4に入るとその流れはさらに顕著になり、9月にはアジア人ヒーローの「シャン・チー」がデビューし、その後にパキスタン人ヒーローである「ミズ・マーベル」のデビューが控えています。
残念な事に、これまでMCUに日本人ヒーローは登場していません。浅野忠信さんや真田広之さんら日本人俳優が出演されましたが、残念ながら日本人ヒーローとしての出演ではありませんでした。今後は銀幕映えしそうなX-MENのアーマーちゃんこと市来久子や、心はイギリス人(エリザベス・ブラドック)身体は日本人(観音、Kwannon)のサイロック、ベイマックスが所属しているビッグ・ヒーロー・シックスの実写化などに期待がかかります。また、デッドプールがMCUに参入する事で、「デッドプール2」でX-MENのユキオを演じた忽那汐里さんが戻ってくる可能性もあるかもしれません。
「ミズ・マーベル」は2021年内の配信が公式アナウンスされており、7月にもマーベル・スタジオのEPであるヴィクトリア・アロンソ氏が「2021年にホークアイとミズ・マーベルをお届けする」と約束しましたが、その後「ホークアイ」の配信日が11月24日に決まったことで、多くの海外メディアは「ミズ・マーベル」の配信が2022年になると見ています。
ドラマ「ミズ・マーベル」はディズニープラスで配信予定です。