公開を控えるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」は、これまでシリーズで描いてきたキャラクターの過去を描く、シリーズでは異色の作品となっています。この事について、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、ブラックウィドウだけでなく全てのキャラクターにこういった可能性がある事を示唆しました。
2021年6月18日に行われたマーベル・スタジオの「ブラック・ウィドウ」のバーチャル記者会見で、ケヴィン・ファイギ社長は、「過去への視線は(他の)MCUキャラクターにも適用できるのですか、それともナターシャが特定のキャラクターだから、これは特別なケースなのですか?」という質問を受け、以下のように述べました。
MCUの過去、現在、未来を探求するという考えは、我々のすべてのキャラクターに当てはまります。この特別なストーリー、この特別なキャストは、ナターシャにとって非常に個人的で、非常に特殊なものです。
これまでのMCU作品では、キャラクターの過去に焦点を当てる事は当然ありましたが、過去そのものを舞台にした映画作品はなく、「ブラックウィドウ」はそういった点でユニークなポジションの作品であると言えます。
その「ブラックウィドウ」に登場する新キャラクターのエレーナ・ベロワは今後も登場すると報じられており、過去と未来が繋がっていくと考えられています。
マーベル・スタジオは未発表の作品がまだまだ多くある事がドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の脚本家マルコム・スペルマンさんによって明かされており、その中には「ブラックウィドウ」のように特定のキャラクターの過去や未来に注目した作品が含まれているのかもしれません。
映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日 劇場先行公開、2021年7月9日 より ディズニープラスでのプレミアアクセス公開です。
ソース:Will More MCU Characters Get Their Own Prequel? Kevin Feige Responds