マーベル・スタジオの制作・開発担当副社長であるネイト・ムーア氏が、先日、海外メディア Indiewire の取材に応じ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の第2シーズンの可能性について言及しました。
ムーア氏はインタビューの中で本作について、「この決定は、シリーズがスタートしたときに出たものですが、制作中にも考えていたことでした。”なんて素晴らしいんだ “と思うからではなく、我々の典型的な作品よりも少しドラマチックに感じるからです。この作品は、私たちが初めてテレビに進出した作品であり、たとえDisney+であっても、この番組が取り組もうとしている内容にふさわしいと考えました。」と述べました。
そしてシーズン2の可能性について、「率直に言って、パンデミックの混乱の中で、私たちはただ番組を完成させ、タイムリーに放送することを目指しています。願わくば、このシーズンの終わりには、次のシーズンで伝えられることの可能性を見ていただきたいと思います。」とコメントしました。
また、ムーア氏は「ワンダヴィジョン」の将来と本作を比較して語ってくれました。
「ワンダヴィジョン は、一度しかできない番組だと思うんです。ワンダはヘックスに戻ることはありません。一方、ファルコン&ウィンター・ソルジャーは、キャプテン・アメリカとその盾というレンズを通して、スーパーヒーローとは何かという遺産を扱う作品です。そして、これは次のシーズンでも再訪できるストーリーだと思います。なぜなら、これは永遠のストーリーだからです。それは会話のようなものだからです。」
さらにムーア氏は、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるヴァレンティナ・アレグラ・ド・フォンテーヌが、「遅かれ早かれ、より多くの波紋を呼ぶことになる」と予告しました。
本作は政治的、人種的なテーマに深く踏み込んでおり、通常のディズニーブランドではなかなか見ることが出来ない異色な作品となっています。しかしもちろんヒーロー作品でもあるため、ファルコンとウィンター・ソルジャーの二人のキャラクターのコンビネーションは面白く、まだまだ続けて見たいと思うファンも多いようです。
ウィンター・ソルジャーを演じるセバスチャン・スタンさんはシーズン2について「プランを聞かされた事はない」と回答し、カリ・スコグランド監督はシーズン2を制作したい事を明かしています。
昨年報じられたニュースではシーズン2にあたる作品がタイトルを変えて制作されると伝えられており、その時は「キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー」や「ファルコン&キャプテン・アメリカ」、あるいは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー&別のキャラクター」になる可能性も指摘されていました。
ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。
ソース:‘The Falcon and the Winter Soldier’ Will Run as a Drama Series at 2021 Emmys — Exclusive