ドラマ「シークレット・インベージョン」、始まりは「シビルウォー」だった?シーズン1で残された謎

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1の最終話が昨日配信され、いくつかの謎が解決されると同時に、未解決のまま残された謎も存在しています。今回の記事ではそれらについて焦点をあわせています。

※これより先は「シークレット・インベージョン」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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ローディはいつからそうだったのか

ローディがスクラル人に取って代わられている事は「シークレット・インベージョン」の1話から示唆されており、それは最終回を前に確信となっていました。

ローディはスクラルの女性ラーヴァにその人生を乗っ取られていましたが、ケヴィン・ファイギ社長はローディがかなり以前からそうであった事をほのめかしていました。

最終話では「いつからそうだったのか」という疑問にセリフによる明確な答えはなく、視聴者を代表するようなエヴェレット・ロスの質問に対して本物のローディは「長い間」捕まっていたと明かしています。

その一方で映像面ではいくつかのヒントがちりばめられていました。

ローディは自力で歩く事がままならず、長期間の拘束による影響のほか、「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」での落下事故による下半身不随の状態である事がわかります。ローディはシビルウォーのエンディングで退院後にトニー・スタークの外骨格ギプスによって日常生活に支障がでなくなっていましたが、ニュー・スクラロスで救出されたローディは病院のガウンを着ているため、この入院中のタイミングで拉致され、ラーヴァに人生を乗っ取られたと推測出来そうです。

©MARVEL,Disney

しかしここで新たな疑問が生じます。仮に「シビルウォー」で乗っ取られていた場合、ラーヴァのその動機が一切不明です。

ローディになりすましたラーヴァはその後しっかりとヒーローのウォーマシンとして活躍しており、サノスとの戦いにも貢献しました。もちろんそれは「地球を住処としたい」という目標のもと、地球が破壊されるのは避けなくてはならないという思惑もあったと考えられますが、グラヴィクがスーパースクラル計画とそれを用いた侵略計画を思いついたのは「アベンジャーズ/エンドゲーム」での戦いの後にDNAを収穫した時と説明されました。

残念ながら最終話ではラーヴァもグラヴィクも命を落とした事で、この答えは今後の作中でも分からない可能性が高く、監督や脚本家のインタビューにかかっているかもしれません。もしくは、フューリーでもグラヴィクでもない第三者の指示でローディに成り代わったという可能性もあるのでしょうか?

そしてローディはトニー・スタークの死を知っているのでしょうか?スクラルの拘束装置に繋がれている状態でも外界の情報を耳で聞くことができる可能性は映画「キャプテン・マーベル」で示されており、ローディが今がいつかを確認することなく「長い間」と答えた事もそれを裏付けている可能性があります。(単に演出上不要として端折られたとも言えます)

トニーの死に対する反応の部分等はポストクレジットシーンで紹介されるかと予想していましたが、残念ながら映画「アーマーウォーズ」に持ち越される事になるようです。

ロスはいつからスクラルだったのか

ローディと同じぐらい気になるのがエヴェレット・ロスがいつからスクラルになっていたかという問題。ロスに関しては「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のエンディングでオコエに救出されたタイミングが入れ替わりのポイントで、オコエがすでにスクラル人であり、そこでロスが拉致されたのではとも予想されていました。

しかし、こちらも服装からかなり絞り込めるようです。

「ワカンダフォーエバー」のラストのロスは赤い服装でしたが、ニュー・スクラロスで救助されたロスは黒いシャツを着用しています。これは「シークレット・インベージョン」1話のシャツ(コートで見えにくいですが)と同じようで、ロスは実際にエージェント・プレスコッドに会いに行く直前に拉致された可能性が高い事を示しているようです。

©MARVEL,Disney

ハーヴェストはいつ作成されたのか

劇中で「エンドゲーム」の跡地で収穫されたと説明されましたが、ハーヴェストの解析リストの中にはゴースト/エイヴァ・スターとアボミネーション/エミル・ブロンスキーのDNAが検出されており、実際にガイアやグラヴィクたちが最後の決戦においてその能力を使用しました。

「エンドゲーム」に参加していない彼らのDNAがいつ収穫されたのかは不明で、設定ミスや矛盾の可能性もありつつ、「エンドゲーム」とは別に回収され追加された可能性も考えられます。少なくともエミル・ブロンスキーは収監中だった事もあり、着替えた服や排泄物などからDNAを採取する機会はいくらでもあったことでしょう。エイヴァ・スターに関しては幼少期からS.H.I.E.L.D.での治療が試みられていた事もあり、その頃すでにDNAのデータはあったと考えられそうです。

ガイアはMCU最強のキャラクターとなったのか

ハーヴェストに含まれていたDNAは以下の通り。

  • キャプテン・アメリカ
  • ハルク
  • ソー
  • ヴァルキリー
  • コーグ
  • ブラックパンサー
  • ウィンター・ソルジャー
  • キャプテン・マーベル
  • ガモーラ
  • ドラックス
  • マンティス
  • グルート

以上がヒーローサイドのキャラクターで知識や技術によるトニー・スタークやドクター・ストレンジ、ナターシャ・ロマノフやクリント・バートン、スコット・ラングなどはただの人間と見なされているかのようです。どういうわけかピーター・クイルとピーター・パーカーのDNAは欠如していますが、スパイダーマンに関しては「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でのストレンジの呪文によって改ざんされている可能性が考えられます。

そしてヴィランサイドのDNAは以下の通り。

  • アボミネーション
  • ゴースト
  • サノス
  • カル・オブシディアン
  • コーヴァス・グレイヴ
  • プロキシマ・ミッドナイト
  • エボニー・マウ
  • アウトライダー
  • チタウリ
  • フロストビースト
  • エクストリミス

こちらはサノスとブラックオーダーを中心としたリストになっていますが、やはりプロジェクト・ハーヴェストが「エンドゲーム」後のタイミングとは思えないDNAがいくつか含まれているのは確かです。

スーパースクラルの副作用や効果時間に関して特に言及はなく、今の所単純にガイアはこれらのキャラクター全ての能力を操れる事に間違いはないようです。能力的には最強である事は明らかで、ガイアを出し抜くには戦闘経験の欠如という弱点をつく必要がありそうです。

ガイアはラストでソーニャと手を組む事を示唆して終わりました。アベンジャーズサイドから見ればガイアは今の所中立といったポジションにいるようですが、今後はどうなっていくのでしょうか。

一部ではガイアのソロシリーズなどの噂が囁かれていた事もありましたが、最近のディズニーによるMCUドラマ削減の方針を見るに、計画があったとしても維持されているかどうかは怪しい状態です。

他には「ザ・マーベルズ」に登場すると報じられたこともありますが、その時報じられていた役割とは異なっているため、計画が変更されたり真実ではなかった可能性もあります。とはいえ「シークレット・インベージョン」と「ザ・マーベルズ」は明らかに関係性が高い作品であるのも事実で、流れを見守る必要があります。

新たな戦争はどうなるのか

リットソン大統領は「地球で生まれた以外の者を全て敵の戦闘員とみなす」と宣戦布告した事で、首謀者だったグラヴィクが消えたにも関わらず、アメリカ側から戦争をふっかける形となりました。

フューリーはリットソンに「一期で終わる大統領」と告げているように、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」ではサンダーボルト・ロスが新大統領になる事が判明しています。

本格的な戦争が始まる前に大統領が交代され、国民の感情を鎮めることが期待されますが、サンダーボルト・ロスもある意味でヴィランであるため、大統領交代がすぐに訪れると分かっていても未来は現時点で晴れやかではありません。

また、リットソンはニュー・アスガルドも敵とするのかどうか気になる所。ドラマ「シーハルク」ではニュー・アスガルド人のシェイプシフター、ルナ・ザ・ライトエルフも登場している事でスクラルと同様の脅威がある事は間違いありません。

こちらの問題は「キャプテン・アメリカ」最新作での解決に期待したい所です。

和解とは何だったのか

アリ・セリム監督は最終回を前にしたインタビュー「このショーの気に入っている所は、この物語がニック・フューリーがグラヴィクを倒すというよりも、フューリーがグラヴィクと和解するというストーリーである事です。」とコメントしていましたが、実際には和解どころか最終話ではフューリーとグラヴィクの会話も設けられる事はありませんでした。

最終話に一定のサプライズを担保するためのフェイクだったと考えるのが適切でしょうか。監督はスクラルと同等に騙し上手なのかもしれません。


以上、「シークレット・インベージョン」シーズン1での疑問でした。なるべく後続作品での解決を期待しつつ、制作陣のインタビューなどにも注目となりそうです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」のスチールブックリリースは偽の情報だと言う

ここ数日の間にSNS上で話題となっているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」のスチールブックが発売されるというニュースについて、これは偽情報であると作家のビル・ハント氏が警鐘を鳴らしています。

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ハント氏はツイッターで以下のような内容を投稿。

マーベルが「ワンダヴィジョン」のディスク無しスチールブックを “発表 “したという報道は100%でたらめです。これはマーベル・スタジオの公式ホームビデオ製品ではありません。Manta Labは香港の会社で、コレクター向けにBlurayのパッケージを作っているようです。しかし、これは正規のホームビデオ・リリースではありません。ライセンスを受けているかどうかはわからないが、ディズニーのホームビデオ・チームは関与していません(今晩スタジオに確認した)。だから、このナンセンスと、それを報じるすべての情報源は、当然の軽蔑をもって扱ってほしい。

ディズニーは業務の方針転換を始めており、最近ではドラマ「ミズ・マーベル」がケーブルテレビで配信されたり、ドラマ「シークレット・インベージョン」が米Huluで配信されるといった、ディズニープラスのMCU作品に対する新たなアプローチが続いていました。

「ワンダヴィジョン」のスチールブック発売もこれらと同様にディズニーの損失補填の為の新たな施策かと考えられていましたが、それにしてもディスクのないカバーだけの商品を公式が発売するのだろうかという疑問もあり、この噂の商品の紹介はスルーしてきました。そして今回のハント氏の主張によると、これは公式とはまったく関係のない商品だと言う事のようです。

スチールブックのリリースが日本で予定されているかどうかは不明ですが、個人輸入などで購入を予定されていた方はご注意ください。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は噂通り二部構成か─新事務所の立ち上げも報告される

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」が噂通り二部構成になる事を、海外メディア ComicBookMovie が報じました。この噂はキングピン役のヴィンセント・ドノフリオさんがシーズン2を示唆した事から始まっていました。

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CBMによると、全18話の「デアデビル:ボーン・アゲイン」は構成話数は不明なものの、前半後半の2つに分けられた二部構成になるとの事。

前回の記事でもお伝えしたように、ヴィンセント・ドノフリオさんが「シーズン2ではどんでん返しがある」とインタビューでコメントした事に対し、海外スクーパーが「ボーン・アゲイン」はシーズン2があるわけではなく、前後編に分かれたスプリットシーズンのスタイルを取っていると主張し、彼が勘違いしていると指摘する流れがありました。

このインタビューは2023年3月の事であり、この時点でスプリットシーズンが予定されていたということで、ストライキによる制作中断や他のMCU作品の延期等とは関係なく当初から計画されていたものだと考えられそうです。

そして、新たな現場写真によると、主人公のデアデビル/マット・マードックはNetflix版のネルソン&マードック法律事務所ではなく、マードック・アンド・アソシエイツという事務所を立ち上げているようだと言います。

そしてニッキー・M・ジェームズさんが演じるというキルスティン・マクダフィー地方検事補は、この新事務所の同僚になるようです。

Netflix版のファンにとっては事務所が新しくなるというのはかなり気になるポイント。マット・マードックの親友フォギー・ネルソンをNetflix版で演じていたエルデン・ヘンソンさんは出演しないとも報じられており、ネルソンが脚本上登場しないだけなのか、それとも誰か別の俳優にリキャストされているのか、今の所分かっていません。今後の情報にも注目です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2024年春にディズニープラスで配信予定です。

ソース:DAREDEVIL: BORN AGAIN Will Reportedly Be Split In Two With Multiple Story Arcs; Aiming For TV-MA Rating

ドラマ「エコー」のザーン・マクラーノンさんは「待つ価値がある作品」に仕上がっていると語る

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」に出演するザーン・マクラーノンさんが、海外メディア Entertainment Tonight とのインタビューの中で、本作における自身の役割について話しました。

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「エコー」の元となるドラマ「ホークアイ」シーズン1でエコー/マヤ・ロペスの父親ウィリアム・ロペスを演じたザーン・マクラーノンさんは、「私は他の番組ほど『エコー』には関わっていませんでした。ショーでの私の足跡ははるかに小さいものです。私は(アトランタで)数週間しか仕事をしませんでしたが、素晴らしい経験でした。」と述べています。

ウィリアムはサノスのスナップによって大混乱に陥った5年の間にローニンによって殺害され、MCUの現在に置いては故人となっています。そのため、「ホークアイ」でもウィリアムの登場は回想シーンとなっており、「エコー」でも同様のスタイルでの登場となるようです。

また、ネイティブ・アメリカンであるウィリアムやマヤを描くにあたって、それらの人々が制作陣に加わっているとも称賛しています。

「ネイティブの作家が書いた良い脚本がありましたし、現場では素晴らしいナバホ族の監督であるシドニー・フリーランドが指揮をとっています。」

そして「何と言ってもマーベル作品です。ご存知のとおり、待つ価値はあります。素晴らしい経験でした。人々は『エコー』を楽しんでくれると思います。私が読んだもの、そしてそこで見たものは驚くべきものでした。また参加できてとても嬉しかったです。」とコメントしました。

故人であるウィリアムが再登場するという事実は、主人公マヤの過去にさらに焦点をあてていく可能性を示唆しているようです。

マヤはウィリアムの死の真相を知ったことでキングピン/ウィルソン・フィスクと反発、「ホークアイ」シーズン1のラストでは銃声のみの気になるシーンが最後の登場となっており、「エコー」の1話がどのようにスタートするのか注目されています。

ドラマ「エコー」は 2023年11月29日 より、米ディズニープラスで全話一挙配信予定です。

ソース:Zahn McClarnon on ‘Dark Winds’ Season 2 and Why ‘Echo’ Is Worth the Wait (Exclusive)

【噂話】ワンダのソロ作品「ザ・ウィッチズ・ロード」は「アガサ:カヴン・オブ・カオス」の前日譚になると言う

マーベル・スタジオが開発中だという噂のワンダのソロ作品「ザ・ウィッチズ・ロード」はディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」の前日譚になると、海外スクーパーが新たな報告をしています。

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2週間前、別のスクーパーによってスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフのマーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションが開発されているという突然の報告からの続報となる今回のニュース。

その時は「アガサ:カヴン・オブ・カオス」の続きになるだろうと予想されていましたが、今回の報告によると、どうやらこれは続編ではなく前日譚にあたる作品のようです。

「Witches’ Road」はコミックに登場したことのある場所で、魔術師しか歩むことが出来ない次元だとされています。このコミックではワンダの出生について描かれ、彼女の力は、以前の称号「スカーレットウィッチ」保持者である母親と、母方の祖父である「スカーレット・ウォーロック」から受け継がれている事に言及されていました。

MCU版ではソコヴィア生まれのワンダは後に科学実験によって能力を引き出されていますが、コミックのワンダはミュータントであり、赤子の頃にワンダゴア山で弟のクイックシルバーと共にハイ・エボリューショナリー(コミックでは地球人、イギリス人)に発見され、彼の作ったニューメン(映画でも彼が作っていた動物人間)のボヴァが乳母として任命され、育てられました。

コミックとは大幅に異なるキャラクターに育ったMCUのワンダですが、最近ではコミック側がMCUに寄り添う為にミズ・マーベルが死亡し、ミュータントとして蘇ると言ったことがありました。ワンダも「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストの仮の死を経て、コミックバージョンに近づくよう生まれ変わったりする事があるのでしょうか?

スクーパーの Murphy’s Multiverse は「ザ・ウィッチズ・ロード」がコミック通り正しく再現されれば、別の噂のプロジェクト「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」に接続されていくだろうとも報告しています。

これらが実現するかどうかの前にまずは「アガサ:カヴン・オブ・カオス」の配信を待ちつつ、続報にも注目となりそうです。

ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」はディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン2についてプロデューサーが言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1のプロデューサーを務めたサナ・アマナトさんが、SDCC2023のパネルに出席し、シーズン2制作の見通しについて言及しました。

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サンディエゴ・コミコンの「ウィメン・オブ・マーベル」のパネルディスカッションの最中にサナ・アマナトさんはシーズン2に関して「需要が増えるのは素晴らしいことです。」と述べ、「ファンのみなさんがケヴィン・ファイギに『シーズン2を!』と文句を言ってくれるのはとても嬉しい」とコメントしました。

「ミズ・マーベル」は物語の流れからシーズン更新の期待も高い作品でしたが、ここ数ヶ月のディズニーの「ディズニープラスのMCUドラマを削減していく」方針転換により、その可能性はかなり不透明な状態になっています。

加えてWGAとSAG-AFTRAのストライキにより、MCUの全体的なスケジュールにも不安が大きい現状があります。

ミズ・マーベル/カマラ・カーンは11月公開の映画「ザ・マーベルズ」での再登場が判明しているものの、その次の計画については明かされていません。

コミックでは新展開を迎えているミズ・マーベルですが、MCU版の今後がどうなっていくかは続報に注目となっています。

ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

コミック「ミズ・マーベル:ザ・ニュー・ミュータント」のトレーラーが公開

マーベルコミックは新たなシリーズ「ミズ・マーベル:ザ・ニュー・ミュータント」のトレーラーを公開しました。ミズ・マーベルことカマラ・カーンの死から間髪を入れず、大方のファンの予想どおりミュータントとして生まれ変わり、X-MENとして活動する事が先日発表されていました。

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本作ではマーベル・スタジオのドラマ「ミズ・マーベル」でカマラ・カーンを演じるイマン・ヴェラーニさんが執筆に加わり、サビル・ピルザダさん(DARK WEB: MS. MARVEL)と共同執筆に。

そしてアーティストのカルロス・ゴメスさん(ローグ&ギャンビット)とアダム・ゴーラムさん(スター・ウォーズ:ダース・ベイダー)によって描かれる4号限定シリーズとなっています。

ミズ・マーベルは長年コミック上でインヒューマンとして描かれてきましたが、MCUのドラマではミュータントである事が示唆され、この変更に一部ファンからの反感をかっていました。

しかし、ミズ・マーベルの原作者でMCU版の「ミズ・マーベル」にも関わったサナ・アマナトさんは海外メディア Empire Magazine とのインタビューで「もともとカマラはミュータントにしたかったと考えていた」ものの当時のコミックの都合でインヒューマンとしてデビューさせたと明かしており、MCU版でようやく当初の計画が実現したとも語っています。

最近のコミックではミュータントはほぼ不死の存在となっており、ミズ・マーベルはその死をもってミュータントとして覚醒したようです。

前回の発表や今回のトレーラーでもX-MENのコスチュームに身を包んだミズ・マーベルを見る事が出来ますが、MCUの流れを取り込んでスタートするこのシリーズはMCUのミズ・マーベルが将来的にアベンジャーズではなくX-MENに加入する事を予告しているのでしょうか?

「ミズ・マーベル:ザ・ニュー・ミュータント」#1は 2023年8月30日 に米国発売予定です。

【噂話】映画「デッドプール3」では予想外のユニバースが紹介されると言う

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」に驚くべきマルチバースが登場すると、海外メディア Giant Freakin Robot が報じています。本作は現在、SAG(映画俳優組合)のストライキによる影響で撮影が中断しており、再開の目処はたっていません。

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ヒュー・ジャックマンさん演じるウルヴァリンの再登場を始めとして様々なX-MENキャラクターの再登場が報じられる中、ここ数週間では撮影現場からデッドプール、ウルヴァリンなどの写真がオンラインに登場し、ファンは盛り上がりを見せていました。

さらにはエレクトラやデアデビルといった別会社制の映画ユニバースの導入も報じられる中、GFRは本作にアニメ「X-MEN’97」のユニバースが含まれているという信頼できる情報を入手したと報告しています。

そして記事は写真で見られたウルヴァリンはこのアニメユニバースからこちらへ連れてこられたウルヴァリンである可能性を指摘しています。確かにFOX制作のX-MEN映画でウルヴァリンが黄色いスーツを着用したことはなく、なぜこのような衣装になっているのかは疑問となっていました。

最近ではソニーのアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」がアニメの中に実写ユニバースを取り込んでいましたが、「デッドプール3」はその逆になる可能性があるようです。

MCUでは映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でも同様の事が一瞬だけ行われており、アメリカチャベスの能力によってドクター・ストレンジと共にEarth-838にたどり着くまでの短いシークエンスの中で、アニメ化されたマルチバースを駆け抜けていく演出がありました。

「ロキ」とのクロスオーバーや、複数のデッドプールの登場の噂などのリストに新たに書き加えられる事になったアニメユニバースに関する噂ですが、現在、本作は制作が中断しており、真実が明らかになるまではまだしばらくの時間を要する事になりそうです。

映画「デッドプール3」は 2024年5月3日 米国で劇場公開予定です。

ソース:Exclusive: Deadpool 3 Includes X-Men ’97 Animated Sequence

【噂話】【ネタバレ注意】ケイト・ビショップは今後5作品の再登場が予定されているという

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」シーズン1でケイト・ビショップを演じたヘイリー・スタインフェルドさんが、今後のMCU5作品に登場する予定だと、海外メディア coverd geekly が報じています。

※これより先は今後のMCUのネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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記事によるとこの話はスクーパーのダニエル・リヒトマン氏からの情報が中心であるとし、以下の作品に登場する予定だと言います。

ザ・マーベルズ

最も早い再登場は 2023年11月10日 公開予定の映画「ザ・マーベルズ」になると言います。これは以前に別のリークでもそう指摘されていました。映像がリークされたわけではないため、実際に撮影されたかどうかは不明。少なくとも開発段階のどこかの時点でこれについて話し合いが行われ、特に変更がなければ撮影、公開されると見られています。

ヤングアベンジャーズのプロジェクト

マーベル・スタジオが様々なヤングアベンジャーズのメンバーをコミックからMCUへと導入している事に疑いはありませんが、現状でヤングアベンジャーズに関するプロジェクトは正式に発表されていません。

しかし今回の新たなレポートによると、ヤングアベンジャーズ・プロジェクトは現在進行中で、2025年~2026年の間のリリースを目指していると言います。

ケイト・ビショップは「ザ・マーベルズ」でフェーズ1のニック・フューリーやトニー・スタークのような役目を担い、ヤングアベンジャーズの中心人物となるとの事。

過去にはディズニー公式がケイト・ビショップはフェーズ5で重要になると記事を投稿しながらもすぐに削除した事がありました

ホークアイ シーズン2

今回のレポートでは「ホークアイ」のシーズン2も進行中だと言います。ジェレミー・レナーさん演じるクリント・バートンが登場するかどうかは不明としながらも、シーズン2はケイト・ビショップ中心の物語になると言います。配信時期に関しては言及されていません。

アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ

2026年5月1日 公開予定。今回リヒトマン氏の報告にはなかった唯一の作品である「ザ・カーン・ダイナスティ」ですが、以前からここでの再登場の噂は絶えません。ヤングアベンジャーズとして登場するのかは不明ですが、キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソン率いるニュー・アベンジャーズとしての登場は可能性が高いと見られています。

アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ

2027年5月7日 公開予定。マルチバース・サーガのアベンジャーズ作品ラストという事で、「エンドゲーム」のように可能な限りのキャラクターが詰め込まれる事が予想されています。今回の5つの作品の中で、ある意味もっとも手堅い舞台とも言えそうです。


アベンジャーズ作品への出演の可能性は、生存しているヒーローキャラクターであれば誰でもその可能性はあると考えられています。

直近の噂である「ザ・マーベルズ」への登場が事実であれば、その後に続く「ヤングアベンジャーズ」や「ホークアイ」シーズン2に関する噂もかなり信憑性を増すことになり、その答えは4ヶ月を待たずに判明することになるでしょう。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:Report: Hailee Steinfeld’s Kate Bishop Set To Appear In 5 Upcoming MCU Titles

ドラマ「シークレット・インベージョン」、マーティン・フリーマンさんはロスの物語の先があるとは考えていない

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」でスクラル人に擬態されたエヴェレット・ロスを演じた俳優のマーティン・フリーマンさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、次の出番があるとは考えていない事を明らかにしました。

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インタビューの中でフリーマンさんは「MCUに自分の未来があるとは思っていません。自分がMCUのAチームの一人ではないことを考えると、それが一番安全な手口だと思います。私は間違いなくサブベンチにいて、良いサポート役です。試合終了間際の5分間くらいなら、必要なときに出場できるんです。MCUで将来があるなんて、何も仮定していません。でも、再演のオファーの電話がある時は、いつも素敵なボーナスです。」と述べました。

フリーマンさんはアベンジャーズメンバーとは違って、自身が演じるエヴェレット・ロスは一歩後ろにいるサポートキャラクターであり、いつもいつも出番があるとは考えていない事を明らかにしました。

記事執筆時点で51歳になるマーティン・フリーマンさんは2016年の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でMCUに登場して以降、なかなかのキーマンになっていますが、「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」や「シークレット・インベージョン」の後、エヴェレット・ロスがMCUの舞台上に呼び出されるとは考えていないようです。

しかし、「ワカンダフォーエバー」で明かされたコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌとの関係や、「シークレット・インベージョン」で明かされたいつからかスクラルに擬態されていた事などを考えると、その生死やアメリカとワカンダの両方を知る人間として引き続きMCUでは大きなカギを握るキャラクターであるのは間違い有りません。

次の再登場は「シークレット・インベージョン」最終話となるのか、それとも「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」や「サンダーボルツ」のような映画になるのか、ロスの行方には注目です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第6話は 2023年7月26日16時 より配信予定です。

ソース:‘Secret Invasion’: Martin Freeman Refuses to Believe He Has Always Been a Skrull