ドラマ「ムーンナイト」、1話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2022年3月30日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」シーズン1エピソード1「The Goldfish Problem.(邦題:もうひとりの自分)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが苦手な方はご遠慮ください。

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Every Grain of Sand

今回の1話は暗転状態からボブ・ディランさんの楽曲「Every Grain of Sand」(1981年)で幕を開けます。これはボブ・ディランさんがクリスチャンに改宗した後に制作された楽曲で、曲名は「砂の一粒一粒」という意味になっています。その内容は信仰と精神性をほのめかしており、「一粒一粒の砂の中に主の存在を感じる」、「時々私は向きを変える、そこには誰かがいる」などムーンナイトに通じる歌詞になっています。

アーサー・ハロウ

冒頭の時点では名前は明かされませんが、イーサン・ホークさん演じるアーサー・ハロウが登場します。

©MARVEL,Disney

アーサーは砕いたコップのガラス片を自分の靴に入れて履くという謎の行動を取っていますが、コミックのアーサーは痛みについて(他人を実験台にして)研究をしているマッドサイエンティストでした。1話を見る限り科学者には見えませんが、なんらかの方法で痛みを無効化する能力を獲得しているのかもしれません。

また1話でアーサーがアメミットの使者を名乗っており、アーサーの腕にはアメミットの頭部を模したワニ頭の天秤のタトゥーがあることや、杖もワニ頭が象られていることが確認出来るようになっています。

ロゴシークエンス

お馴染みのマーベル・スタジオのロゴシークエンスですが、マイナーチェンジが施されています。今回は映画「エターナルズ」の1シーンが含まれています。

©MARVEL,Disney

今の所、「ワンダヴィジョン」から始まったドラマ作品はここに入っていません。

ここで曲がエンゲルベルト・フンパーディンクさんの「A Man Without Love」(1968年) に変わります。

スティーヴン・グラント

オスカー・アイザックさん演じるスティーヴン・グラントが登場し、どう見ても普通ではない寝起きのシーンが描写されています。スティーヴンは自分の異変について既に把握しており、寝ている間に勝手に出かけたりする事のないように、あるいはそうなった事がわかるようにしているようです。

片方の胸ヒレしかない金魚のガスに挨拶し、仕事に出かけるスティーヴン。英語版では今回のエピソードは「The Goldfish Problem.」というタイトルであり、公式ポスターも公開されるなど、金魚のガスが重要な鍵を握っている事が示唆されていました。

アトランティス

これが偶然であるのか(実在の店舗なのか)、あるいはマーベル・スタジオが(セットやCGで)仕込んだイースターエッグなのかは不明ですが、スティーヴンの家を出て左に曲がった先の通りに並ぶ店にはアトランティスと書かれています。

©MARVEL,Disney

これが映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」に登場するのではないかと言われているアトランティスの王ネイモアのイースターエッグの可能性はありますが、今回のエピソードではこれ以上のことは何も分かりません。

博物館

スティーヴン・グラントは博物館のギフトショップ店員ということで、職場に到着します。

エジプト展が開催中のこの博物館はアイルランド国立美術館と大英博物館をミックスしたようなデザインになっています。

MCUでは同じく博物館勤務のセルシとデインが映画「エターナルズ」で紹介されており、彼女らもロンドンにいましたが、二人が勤めていた博物館は自然史博物館であり、スティーヴンと同僚というわけではないようです。

少女との会話

職場についたスティーヴンは名前のない少女と会話をします。そこで死後の世界について講釈するスティーヴンでしたが、少女は「がっかりした?楽園から追い返されて」とスティーヴンが死んで戻ってきた事を示唆します。

©MARVEL,Disney

コミックのムーンナイトはマーク・スペクターが死んで月神コンシュと契約し、ムーンナイトとして復活するわけですが、この設定を知っているような口ぶりのこの少女は今後のエピソードで何か重要な鍵を握っているのでしょうか?

なお、博物館の壁に描かれたQRコードは実際に機能しており、これを読み取るとムーンナイトの無料コミックが読めるようになっています。しかしFHD画質では読み取りは難しくなっています。興味のある方はここをクリックしてマーベル公式に直接移動してください。

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ドナ

職場の上司として登場したドナ。コミックにもドナという名のムーンナイトに関連したキャラクターが登場しますが、現状では同一人物ではなさそうです。

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コミックのドナ・クラフトはスティーヴン・グラントがムーンナイトの活動資金集めのために設立した会社スペクターコープの広報担当、すなわち部下でした。今後スティーヴンが会社を作り、ドナを雇う事でコミックに近い関係になったりするのでしょうか?

デートの約束

スティーヴンは同僚の女性と翌日19時にデートの約束をしているようですが、本人は覚えがない様子。さらにスティーヴンはヴィーガンであるのに、ステーキ屋でのデートだと言うから不思議な事この上ありません。物語上、すでに別の人格も動いていることが明かされるシーンです。

タウエレト、エネアド

スティーヴンの仕事のシーンではなんとも可愛らしいカバの女神のタウエレトのぬいぐるみが紹介され、つづけてアメミットのぬいぐるみも登場します。

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タウエレトはカバの姿をした女神であり、災いを避ける守り神として信仰されていました。

また、エジプト九柱神のエネアドについて言及されますが、コミックでは雷神ソーや軍神オーディン、魔王サタンなどと同じく実在するキャラクターたちです。実写化の噂は今の所聞きませんが、MCUにキャラクターとして登場する可能性がゼロというわけではありません。

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ストリートパフォーマーのクローリー

ストリートパフォーマーのバートランド・クローリーがドラマで紹介されました。ムーンナイトのコミックにもクローリーという名の路上生活者がマークやスティーヴンと身体を共有しているジェイク・ロックリーの協力者(情報屋)として登場しますが、設定として職業が与えられる事になったようです。

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彼が今後物語に絡むかどうかは不明ですが、1話はほとんどスティーヴン・グラントの目線でしか描かれていないため、スティーヴン以外の人格とは既に友人関係である可能性もありそうです。

突然のワープ

自宅に戻って寝たと思いきや、場面は突然太陽が登っている屋外へ。米マーベルの公式によるとアルプスの麓に移動しているようです。

海外メディア The Direct では、この後のシーンに登場する背景に書かれた文字がスラブ語に見えるということで、バルカン半島のあたりではないかと指摘しています。バルカン半島には架空の国ラトヴェリアが存在し、記事ではこの場所そのものがラトヴェリアである可能性を指摘しつつも、ドクター・ドゥームが支配しているのであればアーサー・ハロウのような人物がのさばっていないだろうとも指摘しています。

スカラベとアメミット

スカラベは日本語でいう所のフンコロガシであり、古代エジプトでは聖なる虫とされていました。そんなスカラベを象ったアイテムをポケットから見つけたスティーヴン。更に謎の声が聞こえる中、間もなく銃撃を受け追われる事になります。

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逃げた先では冒頭で登場したアーサー・ハロウが怪しげな集会を開いており、ここで彼がヴィランであることを示すようにきな臭いシーンが描かれています。

ハロウの腕に刻まれた天秤は人の魂を裁定するようで、罪人と判断された場合は神話のアメミットが実在しているかの如く、その生命を奪われてしまうようです。

神話においてアメミットはワニの頭部、ライオンの上半身、カバの下半身を持つ合成獣の姿をしています。裁定は死後、冥界において人が転生する前の儀式として行われるのですが、ハロウの裁定は生きている間に行われるため、悪事を未然に防ぐという名分があるようです。

謎の声は「スカラベは命だ」と悪人に渡さないように命令しますが、それ以上の事は説明されません。コミックのムーンナイトはスカラベダーツと呼ばれる武器を有しているため、コミックと同様に武器になったり、ムーンナイトの変身に必要なアイテムとして扱われていくのかもしれません。

カーチェイス

ハロウからスカラベを返すように要求されたスティーヴンはいつの間にかギャングを倒している事に動揺し、停めてあった車に乗り込んで逃げ出します。免許がないと言いながら車に乗り込んだのはかなり愚策なような気がしますが、道中何度か意識を失いつつ、気づけば自宅に戻っていました。

なお、このカーチェイスシーンは予告にも登場していますが、予告公開時にはファンタスティック・フォーのイースターエッグではないかと言われていた部分が実際には関係なかった事が明らかになりました。

予告で見つかっていた「von D」は実際には車のフロント部から「von Darrelman」 である事が判明し、ドクター・ドゥームとは関係なかったようです。

©MARVEL,Disney

スティーヴン・グラントの解離性同一性障害

物語中盤以降、たびたび意識を失うスティーヴン・グラントですが人格が切り替わっている事は明白です。時折聞こえる謎の声はスタッフロールを見ればコンシュの声である事が分かります。

コンシュはスティーヴンの事を「寄生虫」と呼び、「我々の邪魔をするな」と話している事から、コミック同様にメインの人格はマーク・スペクターであり、マークとコンシュは既に結託しており、スティーヴン・グラントは主たる人格ではない事を示しているようです。

ガスの謎

目覚めたスティーヴンはガスの異変に気づきました。片方しかなかったヒレが両方にあったのです。ガスをポスターのようにミキサーに入れてペットショップに向かい抗議するも、「昨日も来た」といっていまいち話があいません。

おそらくは別の人格が昨日来ていたのでしょうが、元のガスはもういないのでしょうか・・・。

大遅刻のデート

ペットショップで時間の異変に気づき、すぐに戻ってデートの準備をして向かうも結局彼女は現れませんでした。電話をしてみるとデートの約束は2日前だと言われ、こっぴどくフラレてしまいます。

意気消沈のスティーヴンでしたが、ヴィーガンであるはずのスティーヴンはそのままステーキを注文するのでした。この時は口調と表情に少し変化が見られ、別の人格が画面に表示されたのかもしれません。

もともとデートに誘った人格がいるはずで、それが傭兵のマーク・スペクターであるかどうかは今の所わかりません。コミックではスティーヴン・グラントは大富豪のプレイボーイですが、MCUのスティーヴン・グラントは庶民的な人物として描かれており、プレイボーイ要素もありません。原作コミックにはタクシー運転手のジェイク・ロックリーという人格が存在しており、ジェイクがデートに誘い、ステーキを食べて帰った可能性もあるかもしれません。

スティーヴン・グラントの母親

スティーヴンがたびたび母親と電話をするシーンがありますが、実際に母親の声が聞こえてくる事はありません。留守電メッセージを残しているだけとも考えられますが、スティーヴンは母親に報告しているつもりで実は別の人格への報告なのかもしれません。

漫画「ジョジョの奇妙な冒険」には電話を通じて別の人格と会話をするキャラクターが登場しますが、スティーヴンも(一方通行ですが)同様の事をしているのかもしれません。

この母親は実在し、今後の物語に登場する事があるのでしょうか?なお、コミックではマーク・スペクターの母親が存命である事は分かっていますが名前も設定されておらず、重要視されていないようです。

レイラからの連絡

涙のデートから帰宅したスティーヴンはチョコを頬張っています。通常、チョコはヴィーガンが口にしないもののひとつで、これがヴィーガン向けの専用チョコなのかは分かりません。

そうこうしているうちにスティーヴンは自室の異変に気づき、部屋を探索して見慣れないガラケーを発見します。充電器をつないで通話履歴を見るとレイラという人物の名前が並んでおり、ちょうどまたレイラからのコールがありました。

電話に出て会話するも話が噛み合わず、訛りが変だと指摘され、切られてしまいます。

この「訛り」は日本語吹替ではまったく分かりませんが、英語版ではスティーヴン・グラントはイギリス訛りの英語を話すキャラクターとしてオスカー・アイザックさんが演技されています。ただし、アイザックさんはグアテマラ生まれのフロリダ育ちであり、イギリス人から見ると綺麗なイギリスアクセントとは言えないようです。

吹替版はマークが関東弁でスティーヴンが関西弁、というわけには行かず、あくまで声の演技で分けていくようです。

なお、着信履歴に表示されるレイラ以外の人物、デュシャンはコミックのジャン=ポール・デュシャン(通称フレンチー)を参照している可能性がありそうです。デュシャンはマークの傭兵仲間であり、レイラもマークの友人という事で、二人が心配してマークに連絡を寄越していると考えられます。

マークからの警告

鏡越しにマーク・スペクターが現れ、スティーヴンに詮索を止めるように警告しますが、スティーヴンはパニックを起こしてしまいます。さらにポルターガイスト現象のようなものが起こり、スティーヴンは部屋を飛び出してしまいます。その後は予告にもあったエレベーターのシーンの後、通勤バスへとワープし、バスの外にコンシュの幻覚を見るのでした。コンシュは月の神ですが、日中でも話しかけたり姿を現したりぐらいは出来るようです。

バスの男

博物館にたどり着いたスティーヴンですがJ.B.に助けを求めるも取り合ってもらえません。そうこうしているうちに上司のドナが仕事を命じますが、スティーヴンはそれどころではありません。ドナに「ちょっと待って」という目線の先に何かを見つけたスティーヴンは「まずい、バスの男だ」といいカメラが向いた先には深緑のジャケットの男性が映されます。

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この男性はバスの中にもいましたが、ハロウの手下なのかはっきりしません。スティーヴンはこの男を追いますが、途中でハロウに捕まることになります。その少し後のシーンでスティーヴンはハロウの手下に囲まれますが、先に消えたこのジャケットの男は表れませんでした。

スティーヴンの行く手を阻んだ別の男もバスに乗っていましたが、カメラを携えた女性はバスにはいませんでした。

©MARVEL,Disney

追ってきたハロウ

ハロウに追われ、博物館の警備員ロニーに助けを求めるも「アメミットを称えよ」と口にし、彼もまたハロウの信者である事が判明しました。かつてのヒドラやフラッグスマッシャーズのように、ハロウもひっそりとテリトリーを拡大しているようです。

アメミットがいればいろんな惨状が阻止できたと説明するハロウですが、ここで紹介されるのは実在の世界の有名な事件についてであり、MCUで最も大規模な虐殺であったサノスについては言及されませんでした。生命が戻ってきたからサノスは罪人としてカウントしないのでしょうか。

裏切り

ハロウの説明によると、アメミットは他の怠惰な神々やアバターに裏切られたとの事。その裏切ったというアメミットのアバターは「敵の敵は味方」として今後登場するのか気になる所です。

ハロウはスティーヴンを追い詰め裁定しますが「混沌を抱えている」と戸惑います。スティーヴンは無罪でマークが罪を抱えている、というような事を示唆しているのでしょうか。

ムーンナイト

その場を逃げ出し、仕事に戻るスティーヴン。ハロウも「放っておけ」と追うことはしません。ハロウには罪人と裁定された相手しか殺せないルールがある可能性がありそうです。しかし部下に命じて殺させる事も出来ると考えると、単にスティーヴンの命だけが狙いではないのは明らかです。

そして閉館後、事態はまた急転します。

犬のような鳴き声を聞いた気がしたスティーヴンが奥へと進むと、そこには犬の頭をした人型の怪物がいました。怪物に追われトイレに逃げ込んだスティーヴンの鏡越しにマークが再び現れ「コントロールを渡せ」と告げます。スティーヴンがそれを受け入れるとムーンナイトへと姿が変わり、怪物をあっさりと倒してしまいました。

人型の犬頭ということでアヌビス神を連想する所ですが、アヌビスをそんな簡単に倒せるのであればアメミットを恐れる必要もなさそうですし、コンシュを裏切ることも簡単に思えるため、この怪物は単なる眷属であると考えるのが妥当なようです。


全体的に鏡、水面、ガラス面などにスティーヴンが映り込むシーンが多用され、本作の主人公の特徴である多重人格という要素を強調するエピソードでした。

そして英語タイトルどおり「金魚の問題」が残されて1話が終了。ガスはどこへ行ってしまったのでしょうか。ハロウの狙いや、スカラベの何が重要なのかも明かされないまま次回に続きます。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第2話は 2022年4月6日16時 より配信予定です。

ドラマ「ムーンナイト」、オスカー・アイザックさんがロバート・ダウニー・Jr.さんからアドバイスを貰っていた事を明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」の主演を務めるオスカー・アイザックさんが、アイアンマン/トニー・スタークを演じていたロバート・ダウニー・Jr.さんからアドバイスを貰ったと、海外メディア ExtraTVとのインタビューの中で明かしました。

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「MCUに参加するにあたって、現在のマーベルスターにアドバイスを求めましたか?」と質問されたオスカー・アイザックさんは「ロバート・ダウニー・Jr.とはかなり話をしましたよ。彼とはたくさん話をしました。彼はもう友達だから、彼と話しただけで、彼がどういう感覚で、どういうプロセスでやってきたのか、そして彼はとても素晴らしい人だったから、明らかに全体について話しましたよ。そして、僕にとって最大のインスピレーションとなったのは、今でもアイアンマンの1作目がとても素晴らしいからです。」と答えました。

また、1番大切なアドバイスとして「ケヴィン・ファイギは天才で、彼は協力者だから、恐れずにやってきて自分の考えを伝え、大胆に選択することだ。」と言われたと明かしました。

アイザックさんは以前のインタビューでも「ムーンナイトはアイアンマン以来の正統派キャラクターを研究する作品」と称しており、アイアンマンからのインスピレーションを受けている事を語っていました。

「ムーンナイト」の公式概要は以下のとおりです。

スティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、現実と夢の区別がつかない日々に悩みを抱えていた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる―。 暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する――。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1 第2話は 2022年4月6日 16時よりディズニープラスで日米同時配信予定です。

ドラマ「ムーンナイト」、監督がコミックと主人公が違う事について解説

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」のモハメド・ディアブ監督が海外メディア Uproxx とのインタビューの中で、本作がコミックと違ってマーク・スペクターではなくスティーヴン・グラントの視点から始まる事について説明しました。

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ディアブ監督は「それは意図的にそうしました。展開がありすぎて、話すことがたくさんあるんです。視聴者の皆とキャラクターが一緒に旅をしているようなもので、私たちは彼と一緒に理解したり、実際に待ってみたりすることができるのです。マーベルとジェレミー(脚本家)は、スティーヴンを日常的な男性に設定したことが、最も素晴らしいことの1つだと思う。彼はコミックの中では金持ちなんです。彼を日常的な男に仕立て上げ、彼の目を通して物事を理解し、そして彼がもう1つの自分を持っていることを発見し、それを経験させる。それが良い所です。そういうところが好きなんです。」と述べました。

コミックの場合はドラマ1話の終盤で少しだけ顔をのぞかせた「傭兵マーク・スペクター」がメインの人格になっており、スティーヴン・グラントはサブ的なキャラクターとして登場しています。MCU版では今の所スティーヴンは他の人格と連携が取れておらず、人格が変わっている間は気絶と同じ状態になっているようで、劇中でも度々時間が飛ぶような演出になっていました。

既に複数の人格を抱えている事を理解しているマークと違って、スティーヴンはまだ「自分が何かおかしい」と漠然と感じている段階。監督はそこから物語を始める事でスティーヴンの体験と視聴者をリンクさせ、解離性同一性障害の苦悩をより分かりやすく描けると考えたようです。

「ムーンナイト」の公式概要は以下のとおりです。

スティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、現実と夢の区別がつかない日々に悩みを抱えていた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる―。 暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する――。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1 第2話は 2022年4月6日 16時よりディズニープラスで日米同時配信予定です。

ソース:With ‘Moon Knight,’ Director Mohamed Diab Pulls Off The Impossible

ドラマ「ムーンナイト」のメインテーマのサウンドトラックが無料配信中

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」の配信がスタートし、エンディング中に流れていた楽曲「Moon Knight」が MarvelMusicVEVOSpotify 、その他有料サブスク音楽サービスなどで無料配信されています。

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「ムーンナイト」の公式概要は以下のとおりです。

スティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、現実と夢の区別がつかない日々に悩みを抱えていた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる―。 暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する――。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1 第2話は 2022年4月6日 16時よりディズニープラスで日米同時配信予定です。

【噂話】ドラマ「シーハルク」にウォンが登場すると言う

2022年、ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク」に「ドクター・ストレンジ」シリーズに登場しているソーサラースプリームのウォンが登場すると、海外メディア The Cosmic Circus のリジー・ヒル氏が投稿しました。

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投稿によると「ウォンがシーハルクにいるという信頼できる情報源からかなり前に聞いたことを投げ入れます。」との事で、詳細は不明になっています。

ウォンが「シーハルク」に登場する可能性は映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」からも推測出来るものでした。「シーハルク」にはアボミネーションの再登場がアナウンスされていますが、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」ではウォンとアボミネーションが一緒にポータルでどこかへ行く様子が描かれており、なんらかのコンビ関係になっている事が示唆されていました。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」ではあまり詳細に描かれませんでしたが、短い描写の中でウォンとアボミネーションは猛獣使いと猛獣のような関係にあることが推測されています。

「シーハルク」が法廷ドラマである事を考慮すると、アボミネーションが起こした問題に対してウォンが責任者として罪を問われる可能性も考えられるかもしれません。

ファンはウォンとアボミネーションがどのようにして知り合いになったかを知らされていないため、「シーハルク」にウォンが実際に登場するのであれば、彼らの出会いについても描かれる事を期待したい所です。

ウォンを演じるベネディクト・ウォンさんは以前のインタビュー「ケヴィン・ファイギから『MCUはWCU(ウォン・シネマティック・ユニバース)になりつつあるね』と言われた」と明かしており、自身ではMCUのフェーズ・フォーではなくフェーズ・ウォンと呼んでいるとのジョーク放つほど、かつてのニック・フューリーのようにウォンの活動範囲が広がっているようです。

ドラマ「シーハルク」は2022年 ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「ムーンナイト」の時系列が明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」がMCUの時系列上どのあたりの物語であるのか、その答えが明らかになりました。現在、ディズニープラスの時系列順のカテゴリに「ムーンナイト」も加えられています。

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©MARVEL,Disney

公式ページによると「ムーンナイト」は「ホークアイ」よりも後、時系列の最後尾に配置されています。

「ムーンナイト」は予告動画からエンドゲームの後であることは明白でしたが、あらためて2024年クリスマス以降である事が確定しました。

ここからは推測ですが、過去のMCU作品は基本的には公開時点が時系列であったため、エンドゲームのイベントによる年のズレは生じていますが、「ムーンナイト」は2025年の春に設定されている可能性が高そうです。

「ムーンナイト」の公式概要は以下のとおりです。

スティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、現実と夢の区別がつかない日々に悩みを抱えていた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる―。 暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する――。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1 第2話は 2022年4月6日 16時よりディズニープラスで日米同時配信開始です。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の表現規制問題は近々修正されると報じられる

昨日ファンによって発見され話題になったディズニープラスで配信中のマーベル・スタジオ制作のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で表現規制による変更が加えられていた件について、海外メディア The Hollywood Reporter のライターが近々修正されると聞いていると発信しました。

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ライアン・パーカーさんは「鷹の目を持つファンは正しかった。ファルコン&ウィンターソルジャーのエピソードがディズニープラスで改ざんされていました。信頼できる筋から聞いたところでは、それはソフトウェア制御の問題で、間違ったファイルが最近誤って公開されていたそうです。すぐに修正されるそうです。」とTwitterに投稿しました。

ソフトウェア制御の問題という発言から察するに、おそらくペアレンタルコントロールの年齢制限によって、視聴しているプロファイルの年齢設定にあわせた映像が流れるのが本来意図しているものと考えられます。

氏の投稿によるとすぐに修正されるとの事で、ペアレンタルコントロールを18歳以上に設定している方はそのうち配信当時のオリジナルバージョンが見られるようになるようです。

表現規制とは関係なさそうですが、以前にはドラマ「ワンダヴィジョン」のポストクレジットシーンがアップデートされた事もあり、配信後に手が加えられるケースは今後も考えられそうです。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ハロウィンスペシャル2022「ワーウルフ・バイ・ナイト」の撮影開始が確認される

マーベル・スタジオが制作するディズニープラス向けハロウィン・スペシャルドラマ「ワーウルフ・バイ・ナイト」の撮影が始まった事が確認されました。アメリカ、ジョージア州の公式サイトによると、ディズニープラス向けTVスペシャルとして「Buzzcut」が報告されており、これは以前に「ワーウルフ・バイ・ナイト」のワーキングタイトルとして報じられていたものと一致しています。

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撮影期間は3週間が予定されていると以前のレポートにあり、4月のうちには終了するとの事。

今の所作品の詳細については不明ですが、撮影が始まったという事で今後ロケ現場の様子などがリークされ始めるものと考えられます。

「ワーウルフ・バイ・ナイト」は同名コミックがあり、ドラマ「ムーンナイト」のプロモーション動画にも登場しました。タイトルは変更される可能性があるとも報じられていますが、まだはっきりとはしていないようです。

制作&キャスト情報として過去に報じられたのは、監督にマイケル・ジアッキーノさん、主演にガエル・ガルシア・ベルナルさん、共演者としてローラ・ドネリーさんとなっています。

ハロウィン・スペシャル「ワーウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで2022年ハロウィン時期に配信予定です。

ドラマ「ロキ」シーズン2、監督が「新しく」「新鮮な」「予想できない」作品にすると語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」エピソード2と4を監督し、ドラマ「ロキ」シーズン2の監督に起用されたアーロン・ムーアヘッドさんとジャスティン・ベンソンさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューでロキとムーンナイトの共通点や新シーズンの方向性について語りました。

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ベンソン監督は「ロキとムーンナイトの魅力は、MCUの中でも特に、アウトサイダーのような存在だということです。そして、私たちが本当に共感できる何かがあるのです。」と述べました。

そしてムーアヘッド監督は「ロキの最大の特徴は、ムーンナイトに似ていることだと思うんです。そこでは、新しくて新鮮なものにならないのであれば、それを行う理由はまったくありません。面白いことに、マーベルは、予想外のことが起きない限り、手を引こうとするような気がするんです。ムーンナイトのように、特にムーンナイトはまだ誰も彼についてほとんど何も知らないキャラクターですからね。もうすぐ変わるんでしょう?だから、私たちはグローブをはずして、やりたいことを何でもできるんです。そして、マーベルの社員も私たちも、予想外のものを見せられると本当に興奮するんです。もちろん、見ている人にも同じように感じてほしいし、ロキにそのすべてをもたらすつもりです。」と新シーズンへの意気込みを語りました。

「ロキ」シーズン1はそのミステリアスなストーリーテリングで話題となり、今後のMCUにおける重要な物語となりました。ロキはMCUの中でかなり大きな問題に直面しており、ドクター・ストレンジでさえもそれに気づいていません。

「ロキ」シーズン2は「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」や「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」などの物語の影響がフィードバックされる可能性がある他、「ホワット・イフ」シリーズなども絡めてマルチバースの問題が激化していくと見られています。

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで配信中。シーズン2の配信時期は未定です。

ソース:Loki Directors Promise “New,” “Fresh,” and “Unexpected,” Season 2

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に表現規制による変更が発見される

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」にて、配信当初とは変更されているシーンがいくつかある事が発見されました。血や暴力の表現に自主規制が入った事が考えられますが、日本でも最近導入されたペアレンタルコントロールを18+にしていても元の動画を見ることは出来ないようです。

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事の発端はRedditユーザー u / MooninMoulin 氏が「ファルコン&ウィンター・ソルジャーを見直していて気になりました。EP3の37分45秒ごろにバッキーの投げた金属棒が、配信当初は肩を貫通してコンテナに貼り付けにしていたのに、今は跳ね返っているように見えます。」と投稿した事によるもの。

海外メディア The Direct の調べによると、エピソード3「パワーブローカー」では上述の氏の投稿の他に、ネイゲル博士の死亡シーン(35分25秒ごろ)も変更されているとの事。

images from The Direct

ジモに銃弾を撃ち込まれたにも関わらず血の一滴も出ていないネイゲル博士や、鉄の棒なしに固定されてしまった敵モブの姿はなかなかに奇妙なシーンとなりました。

今の所他のシーンに変更は見られず、シャロン・カーターが敵にナイフを深々と突き立てるシーンもそのままですし、他の流血シーンも変更は発見されていません。

この変更がマーベル・スタジオ監修の元に行われているのか、ディズニーが勝手に行ったものかは不明です。今後もアナウンスなしに変更される可能性や、最悪の場合はシーンが丸ごとなくなる事もあるのでしょうか。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Disney+ Just Edited Falcon and Winter Soldier to Censor Violence