「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は感動の涙で終わる?出演俳優が予告

ソニー・ピクチャーズが制作中のアニメ映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」でジェファーソン・デイヴィスの声を担当するブライアン・タイリー・ヘンリーさんが、海外メディア Variety とのインタビューで、同作の結末について言及しています。

無期延期中のスパイダーバース最新作は、先日、ようやく監督が発表された事で制作の遅れが指摘され、さらなる延期が予想されている中で、ブライアン・タイリー・ヘンリーさんは「いずれ公開されますよ」と前向きなコメントをしつつ、最新作の結末について次のように話しました。

「まず第一に、これは重い話です。そして、答えはそうなるはずです。いいえ、時間はかかるが、少し待たせる事になるでしょう。言いたいことは分かりますよね?でも、もうすぐです。会場で涙を流さない人はいないでしょう。そう断言できます。幸運を祈っています。何はともあれ、万事解決とは行かないでしょう。」

「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」では、主人公マイルス・モラレスの父であるジェファーソン・デイヴィスが、ヴィランのスポットによって犠牲になることが予見されていました。

これを知ったマイルスが自分の世界に戻ろうと奮闘したのが前作の大まかな内容でしたが、最終的にたどり着いたのは叔父のアーロンが生存し、父が亡くなっている世界で、自身の変異体に拘束される所で終わっていました。

スパイダーマンことピーター・パーカーがどの世界でもベンおじさんと悲痛な別れを経験するように、マイルスとジェファーソンも似たような関係性にあると考えられており、作中の予見通りの結末を迎える可能性は高いと見られています。

ブライアン・タイリー・ヘンリーさんが自身のキャラの死を予告しているのか、それとも全く予想外の人物との別れが待っているのかはまだわかりませんが、「涙を流さない人はいない」というほどの重要なキャラとの別れが準備されているようです。

その一方で、マイルス・G・モラレスの声優は作品について「まだ何も聞いてない」とコメント。ブライアン・タイリー・ヘンリーさんが実際に脚本を見た上で今回の発言をしているのか、自身の予想を話しているだけなのかは不明です。

ソース:Brian Tyree Henry, Ryan Destiny on ‘Fire Inside’ Boxing and Emotional ‘Beyond the Spider-Verse’: ‘There’s Not Going to Be a Dry Eye in the House’

【噂話】映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」、アベンジャーズの敵はあのチームか

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」には、ロバート・ダウニー・Jrさんが演じるドクター・ドゥームが登場する事が大々的に発表されていますが、本作のヴィランがアベンジャーズになるようだと、スクーパーが報じています。

MTTSH 氏は「アベンジャーズが自分たちの邪悪なバージョンと戦う事になる」と報告。(CBM 経由)

数ヶ月前には TCC も同様の記事を公開しており、この時はコミックのマスターズ・オブ・イーヴルのMCUバージョンとして、オリジナルアベンジャーズ6人の変異体が登場する可能性があるとしていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-dooms-day-cosmic-and-multiverse-level-rumor/”]

ここ最近でこれまでナターシャ・ロマノフを演じてきたスカーレット・ヨハンソンさんの復帰報道や、クリス・エヴァンスさんの二役報道など、これらの噂は確かに悪のアベンジャーズをを登場させるのに十分なピースとなっているようです。

RDJさんが演じるドクター・ドゥームはインカージョンによるマルチバースの消滅を止めるために全てのマルチバースを一つに統合しようと考えているとされており、彼自身の正義による行いだと過去に報じられています。これに共感する歪んだ正義心をもつスティーブ・ロジャースやブルース・バナーの変異体らを集め、チームを組んでいる、という流れになるのでしょうか。

MCUでは以前に「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でドクター・ストレンジ対悪のドクター・ストレンジをやりましたが、その拡張版が「ドゥームズデイ」で描かれるのかもしれません。

ヴィランがオリジナル・アベンジャーズの6人の邪悪な変異体であるという噂が固まっていく中で、それに対する主人公サイドについてはあまり情報がありません。

サム・ウィルソンのキャプテン・アメリカがリーダーになるのが妥当だと考えられていますが、スティーブ・ロジャースが戻ってくるという説もあり、チームメンバーの名簿に関する続報も待たれています。

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年5月 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年5月 公開予定です。

ソース:RUMOR: AVENGERS: DOOMSDAY’s Villains Revealed Along With A Big Scarlet Witch Update – Possible SPOILERS

【噂話】映画「スパイダーマン4」の初期プランが明らかに

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが共同開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」のボツになった初期の計画について報じられています。それによると、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)で集合すると思われていたシニスター・シックスが本作のメインとなるプランだったようです。

スクーパーの BeyondReporter 氏は「スパイダーマン4」にはもともとシニスター・シックスが登場する予定だったとし、どういうわけかこれは破棄されたと言います。また、別の投稿では「この映画にはまだちゃんとした脚本がない。」と付け加え、それがメフィストとゴーストライダーをフィーチャーしたストーリーに進化した理由だと主張。もしこれが正しければ、アントマンからデアデビル、ヴェノムやヌルまで、あらゆる登場人物について多くの矛盾した噂が流れている理由となるかもしれません。

「脚本がない」という事について、先日は脚本の大幅な書き直しが発生しているとも報じられていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-4-scropts-rewrite-rumor/”]

MTTSH 氏はこのニュースに際し、「脚本に問題があります。脚本の下書きはトム・ホランドがとても気に入っていたのですが、彼にはセンスがなく、センスのあるケヴィン・ファイギがそれが悪いと思ったので、今は脚本を書き直してすべてを変えています。脚本はまだ完成しておらず、しばらくは完成しないでしょう。」とコメントしていました。

トム・ホランドさんが気に入ったが破棄されたというシニスター・シックスの映画は、SSUのキャラを強引に再登場させるものだったのか、それともMCUでイチから描き直すものだったのかは不明ですが、少なくとも現状ではお預けになってしまったようです。

映画「スパイダーマン4」は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督のもと、「ホームカミング」「ファー・フロム・ホーム」「ノー・ウェイ・ホーム」の脚本家クリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんコンビが引き続き執筆。2026年7月26日 に米国劇場にて公開予定です。

ソニー・ピクチャーズCEOが「クレイヴン」と「マダム・ウェブ」の失敗について「理解出来ない」とコメントし、批評家を非難

ソニー・ピクチャーズのCEOを務めるアンソニー・ヴィンシクエラ氏が、海外メディア Los Angeles Times との対談の中で、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」と「マダム・ウェブ」が在籍約8年の中で、最悪の結果を出したことを認めつつ、「悪い映画ではない」と擁護しました。

来月の退任を控えているヴィンシクエラ氏はこれまでの活動を振り返る中で、今年、悪い方向で話題になったSSU映画に触れ、次のように述べています。

「マダム・ウェブ」が劇場で振るわなかったのは、マスコミが酷評したからです。悪い映画ではありませんでしたし、Netflix では素晴らしい視聴成績でした。どういうわけか、マスコミはクレイヴンとマダム・ウェブを映画化して欲しくないと判断し、批評家はこれらを酷評しました。ヴェノムでも同じことをされましたが、観客はヴェノムを愛し、ヴェノムは大ヒットしました。これらはひどい映画ではありません。どういうわけか、マスコミの批評家によって酷評されただけです。

Rotten Tomatoes のスコアによると、「クレイヴン・ザ・ハンター」のトマトメーターは16%、ポップコーンメーター(旧オーディエンススコア)は73%と比較的受け入れられており、「マダム・ウェブ」のトマトメーターは11%、ポップコーンメーターは55%と、こちらも最悪という程ではないのは事実なようです。

実際、同サイトにおけるワースト100の映画ではトマトメーターが0%から最大でも5%しかない、本当に最悪だとレビューされた映画が並んでいます。

しかしだからと言って、批評家の酷評がなければヒットしていたかという部分は疑問も残る所です。

「スパイダーマンユニバースの戦略は再考する必要があると思いますか?」と質問されたヴィンシクエラ氏は、「単に蛇に噛まれたというだけで、考え直す必要があると思います。もう一度出せば、それがどんなに良いか悪いかに関係なく、破壊されるでしょう。」とコメントし、再び挑戦する意思を示しました。

SSU の中断が囁かれる中で CEO の今回の発言は前向きにも取れますが、1月からの新 CEO がどのような方向へと舵を切っていくかはもう少し見守る必要があります。

ソース:Sony Pictures CEO Tony Vinciquerra talks ‘arms dealer’ strategy, defends ‘Spider-Man’ spinoffs

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、Blu-ray及び4kUHDが2025年1月21日に米発売

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の Blu-ray ならびに 4k UHD が 2025年1月21日 に米国でリリースされる事が判明しました。これらの商品は映画が公開された 10月 時点で予約がスタートしていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-venom-3-4k-uhd-and-blu-ray-pre-order/”]

dvdsreleasedates によると、この映画のディスクが 2025年1月21日 にリリースされるとの事で、今月 10日 からは米国の Amazonプライム・ビデオ と iTunes でもデジタル版が有料配信されています。

本作は海外の批評家レビューこそ低かったものの、一般レビューは約80%の支持を得るなど比較的好評でした。しかしながら興行収入は伸び悩み、ヴェノム映画3作の中で最低を記録。映画の公開からわずか1ヶ月半で有料配信へと切り替えられました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-venom-3-finishes-theatrical-run-and-start-digital-release/”]

「ザ・ラストダンス」には続編を予感させるものがいくつか存在していますが、「クレイヴン・ザ・ハンター」が公開された現状で、「ヴェノム4」が制作される可能性は低いと見られています。ただし、「ザ・ラストダンス」自体は赤字を回避している事もあり、続編がないとも言い切れないのは事実としてあるようです。

今後はマーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に委ねるのではとの噂もありますが、現時点ではそれらを裏付けるものは何もありません。今後の情報にも注目です。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3、監督がウルヴァリンを登場させなかった後悔を語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3のブライアン・アンドリュース監督が、オンラインインタビューに出演し、番組の中でヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリンを登場させずに終わってしまった後悔について語りました。

本作に X-MEN のストームが登場している事を称賛され、それについて監督は次のように述べています。

ブラッド(MCUアニメ・ドラマ制作責任者)だったと思います。ブラッドは『これをやらなきゃ!』って言ってたし、僕たちも『そうだ、やらなきゃ!』って感じでした。

でも、そうですね。どうしてそうなったかというと、きっとブラッドだと思うんです。僕が関われない特定のことを決めようとしていたときに、ブラッドが提案したんだと思います。そうしたら、『ああ、これは使えるな、最高だ』ってことになったんです。

面白いのは、『X-MEN ’97』はすでに公開されていたはずだから、そのおかげでストームにアクセスできましたが、その気になればどのX-MENも使えたと思います。

今思えば、僕たちは完全に後悔していますよ。だって、彼らは、作品が出てくるべきときに出てくるように、すごく心配し、気を遣っていましたからね。

監督はどの X-MEN も使用禁止にはなっていなかった事を明かしつつも、使うべきではないと思い込んでいたと続けます。

でも、この作品はX-MENの後に出るはずだったので、X-MENでもっといろんなことができたはずなんです。ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンをやれたら最高でしたよね?

このエピソードをやっているときは、その契約が成立しているかどうかもわからなかったし、あまりに固定観念にとらわれていました。でも「デッドプール&ウルヴァリン」が完成し、ついに実写版X-MENをすべて取り戻すことができて、僕達は「うわっ!」って思いました。だって、どのキャラでも使えたって事ですから。

「ホワット・イフ・・・?」はシーズン3をもって三部作の完結と予告されており、現状ではヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリンのアニメ版を見る機会はなさそうです。しかし、まだ「ホワット・イフ」に登場していないキャラは多く、ファンタスティック・フォーなどの新作映画も公開されるに伴って、新たなシリーズとしてシーズン4がスタートする可能性はあるため、今はそこに期待するしかありません。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3はディズニープラスで配信中です。

【噂話】映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」より、クリスマスポスター公開、最新情報ではスーが最重要とも

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」より、クリスマス向けのポスターが公開されました。このポスターに新しい情報は含まれていないようですが、最新のニュースではチームの中でスー・ストームが最重要になると報じられています。

マーベル・スタジオの米公式 X が新ポスターを公開。バレンタインデーに行われたキーヴィジュアル発表に比べるとインパクトに欠けていますが、本作の舞台でもあるレトロな雰囲気のデザインとなっています。

最近、TCC のアレックス・ペレス氏は「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」では「家族の各メンバーがそれぞれ重要な役割を担っています。映画の中で、率直に言ってスーザン・ストームが彼らの世界で最も重要な人物になる瞬間があるというのは事実です。」と説明。

この記事ではそれ以上の詳細はありませんが、これまでの噂として、ギャラクタスはマルチバースの脅威であり、リード・リチャーズとスーの息子であるフランクリンを狙っていると言われています。

フランクリンは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」で重要な役割があると予想されていますが、コミックのフランクリンが宇宙創造してしまうような超強力なミュータントである事から、MCU版では少なくともマルチバースの移動ぐらいはやってのけると信じられており、ギャラクタスはフランクリンをヘラルドにする事でマルチバース中の惑星を食べ尽くそうと画策していると見られています。

したがってギャラクタスからフランクリンを守るために、母親であるスーが何らかの重要な瞬間を迎える可能性は大いにあるようです。

スーを演じるヴァネッサ・カービーさんは撮影の合間のインタビューで「今はとても不思議な感じです。スーが大好きです。非現実的なところも本当に大好きです。コミックの中のスーも大好きですし、スーを演じられて光栄です。エボン、ジョー、ペドロも大好きです。とても楽しい時間を過ごしています。」と話していました。

キャストが発表される以前から、本作の主人公はリードではなくスーだとの報告もあり、過去2シリーズ3作の実写映画のスーに比べてかなり大きな役割があると考えられそうです。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 に米国劇場にて公開予定です。

「デッドプール」監督が明かす悲痛なギャラ事情、「ウォーキング・デッド」1話分よりも少ない

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」が大ヒットし、話題となった2024年でしたが、2016年に20世紀FOXの旗下で制作された映画「デッドプール」のティム・ミラー監督が、海外メディア Collider とのインタビューで、そのギャラ事情について話しました。

ティム・ミラー監督は「ドラゴン・タトゥーの女」や「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」などの冒頭シークエンスの監督を務めた後、「デッドプール」で長編映画の監督としてデビュー。

ブラジルで開催中の CCXP(コミコン・エクスペリエンス)に参加していた監督は「デッドプール」を制作した事を振り返って誇りしかないと、次のように語っています。

私が何を感じているかわかりますか? 誇りしかありません。つまり、コミコンのフロアの通路を歩いているときに、デッドプールのフィギュアを見るたびに、私たちがこの映画を作っていなければ、これらのフィギュアはここにはなかっただろうと思うのです。そして、私がその一部になれたことは、とても幸運なことだと感じています。そして、次に私が考えるのは、私の監督契約に商品化の一部が含まれていて、それらすべてからいくらかのお金を得られるならいいのにということです。

そして、新人映画監督の辛い金銭事情に関して次のように述べています。

皆さんはご存知ないかもしれませんが、ハリウッドで新人監督をするのは、あまり儲かる仕事ではありません。はっきり言いましょう。デッドプールの監督料は22万5000ドル(2016年の為替で約2500万円)でした。一見、大金のように聞こえるでしょうが、2年間の仕事にしてはさほど大金ではありません。感謝していないわけではありません、本当に感謝しています。新人監督ならなおさらです。でも私のエージェントは『おい、ウォーキング・デッドのエピソードをひとつ作るほうが稼げるぞ! 』って言ったんです。

ハリウッドでは誰もが何百万ドルも稼いでいると思っている人が多いと思います。でも、いつもそうとは限りません。デッドプールを監督するチャンスを得たのは50歳の時で、生涯ずっと映画監督をしたいと思っていたにもかかわらず、人生で映画監督のチャンスは得られないだろうと本気で思っていました。

デビュー作である「デッドプール」は全世界で 7億8200万 ドルの興行収入を上げ大ヒットとなりました。興行収入から計算するとミラー監督の給与はわずか0.003%にも満たないもので、当時は興行成績に対する歩合のようなものは契約になかったようです。

2016年当時のヒーロー映画のほとんどが予算1億5000万ドル以上で作られた中で、「デッドプール」はわずか5800万ドルの予算で好成績をおさめました。加えて、「デッドプール&ウルヴァリン」がミラー監督なしに実現しなかったであろう事を考えるとあまり報われていないようにも思える所です。

1作目の大ヒットで2作目には巨額の予算がつきましたが、1作目の制作時にライアン・レイノルズさんと制作に関しての衝突が何度かあり、2作目のミーティングが始まって「自分が正しいと思うものをコントロールできない状況を味わいたくないから」という理由で監督を辞退しました。

ミラー監督は以前の別のインタビューで、自身が構想していた「デッドプール2」では、ヒロインのヴァネッサが原作どおりミュータントになったり、「ファンタスティック・フォー」が登場したりする予定だった事を明かしています。

映画「デッドプール」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Tim Miller Reveals the Shockingly Low Salary He Received for ‘Deadpool’ [Exclusive]

マーベル・スタジオは劇場版アニメを検討している、幹部が認める

マーベル・スタジオのストリーミング、 テレビ、アニメーション部門の責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3のプロモーションインタビューの中で、劇場公開向けのアニメ作品について検討している事を明かしました。

ウィンダーバウムさんは映画について「私たちはそれについて話しましたが、本当に重要なのは、映画という財産を持つことです。私にとって映画とは声明です。2時間で世界に向けて何かを語るものです。テレビ番組はより長い形式で、観客との対話に近いものです。」と語っています。

ただしこれが「ホワット・イフ」や「X-MEN’97」の劇場版と決まっているわけではなく、映画に最も適した世界観、キャラクター、ストーリーを模索中だとし、まだ開発の初期段階にある事を付け加えました。

先日、ウィンダーバウムさんはジェフ・ザ・ランドシャークがMCUに来るとも予告していましたが、彼がその劇場版アニメの登場人物の一人であるかどうかは定かではありません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-jeff-the-land-shark-coming-marvel-studios-exec-confirmed/”]

ウィンダーバウムさんは「ホワット・イフ」シーズン3が配信中であり、現在は「X-MEN’97」シーズン2の開発にほぼ全てを注ぎ込んでいるとも。X-MENのアニメもシーズン3まで計画されている事で、今回明らかとなった劇場版アニメとはその後に本格化していく事になるのでしょうか。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3はディズニープラスで配信中です。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3、監督が使用禁止キャラを明らかに。実写化予定か?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3のブライアン・アンドリュース監督が、海外メディア Agents of Fandom とのインタビューの中で、スタジオに使用を禁止されたキャラについて明かしました。

インタビューで本作の制作にあたって何か制限があったかと質問された監督は次のように回答しています。

使用禁止?あのね、面白い事に……ベータ・レイ・ビルで何かやりたかったんだけど、「それはちょっと」って(笑)。ゴーストライダーとも何かやりたかったんです。でもスタジオは「うーん、そうでもないかな」って感じでした。もしくは、アイアンフィストとシャン・チーを一緒にして、超メガ・カンフー中心のエピソードを作りたかったんです。

彼らは、これから公開される映画の邪魔をしないように、とても慎重なんです。在職中、脚本家たちがネタを思いつくと、上層部が「いや、それは『ガーディアンズ』やそのほかの作品で起こることだ」と指摘する事がよくありました。彼らはそれらの映画で起こっていることに本当に近く、時には的確でした。

このアニメは他の実写作品と物語が被らないように構成されていますが、制作チームは実写作品の情報を全てもらっているわけではありません。逐一アイデアの確認をとって、制作が進められていったと監督は語りました。

シーズン3ではベータ・レイ・ビル、ゴーストライダー、アイアンフィストのアイデアについてスタジオが難色を示した事で、彼らがそう遠くない内に実写化される可能性を示唆しているのかもしれません。

ベータ・レイ・ビルはムジョルニアを扱える数少ないキャラである事から「ソー5」での登場が期待され、ゴーストライダーやアイアンフィストは「スパイダーマン4」ないし「スパイダーマン5」での登場が噂されています。

「ホワット・イフ」はシーズン3をもって三部作の完結とされており、シーズン4についてはまだ分かっていません。ただし、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でマルチバース・サーガが終わってもマルチバースが終わるわけではないとされており、ゴッド・ロキが生命を賭してマルチバースを守ってくれているおかげか、さらなる「ホワット・イフ」が語られる余地は残されるようです。

今回のシーズンで登場禁止となったキャラクターがシーズン4と実写作品のどちらに来ることになるのか、その答えはもうしばらく待つ必要がありそうです。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3はディズニープラスで配信中です。