映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、脚本家はとあるシーンについて未だに書き直していると言う

ソニー・ピクチャーズのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の脚本を担当したエリック・ソマーズさんとクリス・マッケナさんが The Q&A with Jeff Goldsmith に出演し、本作の中で最も難しかったシーンについて語りました。

ソマーズさんは「いくつかのシーンでは重い荷物を運ぶ必要がありました。ヴィランが全員揃った所でピーターがやってきてあることを学び、ドクター・ストレンジが現れて自分がやっている事を説明し、ピーターが「そんなことしたら死んじゃうよ!」というシーンですね。おそらくピーターがドクター・ストレンジから箱を取り上げる直前のシーンだったと思います。」と述べました。

それに対してマッケナさんは「ハッピーのマンションでのゴブリンのスピーチはまだ書き直してるんじゃなかったの?ああ、あれはエリックの十字架でした。「もう1回試したい!」みたいな感じだったのを覚えています。僕は「エリック、もう撮った!もう終わったんだ!映画はもう公開されているんだぞ!」と言いました。ゴブリンが変身するときのセリフです。でも、技術的な事を言えば、どの映画にも「このシーンでたくさんのものを出して、たくさんのものを変えて、物事を進めなければならない」というようなシーンがあるんです。」と語りました。

ソマーズさんはこのシーンを何度も書き直した事を認め、「説明や感情、心変わり、大きな決断など、とにかくたくさんの要素がありました。これはどこかで覚えた言葉なのですが、「このシーンに何人いるか」ということです。シーンを書いている時に、たくさんのキャラクターが出てきて、ただ座って何も言わない人がいると困るので、全員に意見を言わせて、そのキャラクターがそこにいる理由があるようなシーンにする必要があるんです。そのようなシーンでたくさんの説明があって、大きなドラマチックな決定があって、感情の変化がある場合、そのシーンを書くのは本当に大変で、何度も何度も書き直すことになります。最小限の動きでそこに到達し、長引くように感じさせず、興奮を持続させるためです。」と説明しました。

ハッピーのマンションに本作の重要なキャラクターが集うシーンは、物語の転機をむかえるシーンでもあり、ノーマン・オズボーンの中のグリーンゴブリンが完全に表面化する事で流れが大きくかわってしまいました。

今回のインタビューの中で、このシーンが100%納得の行くものではなかった事が明かされましたが、さらに書き直していた場合は別の結末へとたどり着いたのでしょうか?

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は劇場公開中です。

「スパイダーマン」と「ブラックウィドウ」のクロスオーバーが始まる?トム・ホランドさんがフローレンス・ピューさんと話し合っている事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の主演を務めるトム・ホランドさんが、海外メディア BBC の The Zoe Ball Breakfast Show に出演し、インタビューの中で、映画「ブラックウィドウ」やドラマ「ホークアイ」でエレーナ・ベロワを演じたフローレンス・ピューさんと話し合っている事を明かしました。

トム・ホランドさんはインタビューの中で「まだ大ボスには提案してないんだけど、フローレンスと僕は間違いなくクロスオーバーについて話し合っていて、いつか実現したいなと思っています。これはとてもクールなことだと思います。」とクロスオーバーのアイデアがある事を明かしました。

トム・ホランドさんは昨年末の別のインタビューでもフローレンス・ピューさんと一緒に仕事をしたいと話しており、マーベル・スタジオの大ボス、つまりケヴィン・ファイギ社長にアイデアが認められればゴーサインが出るものと考えられます。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」と「ホークアイ」は同じ時系列、同じエリアで起こっていた物語でしたが、背景など小さな共通点で終わりました。エレーナの所属していたレッドルームの脳改造技術を逆利用して「ノー・ウェイ・ホーム」で起こった記憶消去をもとに戻す、なんて事もこの先ありえるのでしょうか?

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は劇場公開中、映画「ブラックウィドウ」、ドラマ「ホークアイ」はディズニープラスで配信中です。

ヴィンセント・ドノフリオさんは「スパイダーマン4」でのスパイダーマンvsキングピンを希望している

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」やNetflixドラマ「デアデビル」でキングピン/ウィルソン・フィスクを演じたヴィンセント・ドノフリオさんが、Sarah O’Connell Show に出演し、将来のプロジェクトでスパイダーマンと戦いたいと語りました。

番組の中で「今後、どのキャラクターと戦いたいか」質問されたドノフリオさんは「全部です。つまり、パニッシャー、デアデビル、そしてスパイダーマンが、私のキャラクターがコミックの中で結びついているのは明らかなのです。でも、他のキャラクターを登場させる余地はたくさんあるから、そうなることを願うばかりです。でも、スパイダーマンは間違いない。戦えたら本当に楽しいと思います。」と述べました。

オコネルさんが「次のスパイダーマン4でキングピンを演じるのを見たい」と話すとドノフリオさんも「僕もみんなと同じようにそれを望んでいるから、そのうちわかると思いますよ。」と返しました。

「ホークアイ」と「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は同じ年のクリスマスのニューヨークが描かれましたが、小さなクロスオーバーに留まり、スパイダーマンvsキングピンの機会はありませんでした。

MCUの今後におけるキングピンがどうなるかは不明ですが、「ホークアイ」のスピンオフ作品となる「エコー」で再登場するものと考えられています。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は劇場公開中です。

映画「THE BATMAN-ザ・バットマン-」の広告がトニー・スタークを引き合いに出して話題に

マーベルとは競合他社にあたるDCコミックスのヒーロー、バットマンの最新映画THE BATMAN-ザ・バットマン-」の公開を3月に控える中、バットマンとは関係のないアイアンマン/トニー・スタークを利用したユニークな広告が登場したと話題になっています。

Redditユーザー のu / knivesxonly氏 は、オーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンにあるニューファームシネマズの側で発見した本作のプロモーションウォールアートの写真を投稿。

そこには「世界一賢く、億万長者の孤児で、超能力を使わずに犯罪と戦う…それがトニー・スタークです。」と書かれており、マーベルのアイアンマン/トニー・スタークの名前が挙げられています。

アイアンマンもバットマンもこの説明のとおり、天才頭脳の持ち主かつ億万長者であり、両親をなくしています。また、キャプテン・マーベルやスーパーマンとは異なり、自身の発明を利用しているというファイトスタイルも似ている事で多くの共通点を持っている彼らは、アメコミファンの間では「どちらか強いのか」論議でしばしば比べられる二人となっています。

コミック「マーベルvs.DC」が実写化される事があれば、大画面でバットマンとアイアンマンの最強決定戦に決着がつく日が来るかもしれません。

映画「THE BATMAN-ザ・バットマン-」は 2022年3月11日 公開予定です。

【噂話】雷神ソー/ジェーン・フォスターのMCUソロ・プロジェクトが計画中?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」への登場が発表されている、ナタリー・ポートマンさん演じるジェーン・フォスターのソーのソロ・プロジェクトが計画されている可能性があると複数のスクーパーが報じました。

@MyTimeToShineHello氏がジェーンのソロ・プロジェクトの存在を示唆すると、「可能性というより予定に近い」と KC Walsh氏が補足しています。

ジェーン・フォスターの雷神ソーは2016年に自身のソロシリーズコミックを取得している人気キャラクターであり、MCUでの活躍が「ラブ&サンダー」だけで終わるのか継続されるのかは注目のポイントとなっていました。

「ラブ&サンダー」は公開まであと半年となり、ファーストトレーラーの公開時期としては最適となって来ましたが、最近の新型コロナウイルスのオミクロン株の急速な感染拡大が原因でいくつかの国や地域ではふたたび劇場が閉鎖されています。そのため、映画の公開延期も含めてトレーラーの公開時期は慎重に検討されていると考えられています。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 米国公開予定です。

米ディズニーが映画「ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の概要を更新

米ディズニーがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の新たな概要をリリースしたと、海外メディア The Direct が報じました。大規模な再撮影を終えた本作の、より公開バージョンに沿った概要になっていると考えられます。

記事によると、プレスリリースによって明らかになった新たな概要と主要なキャスト、クルーは以下のとおりです。

マーベル・スタジオの「ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では、MCUがマルチバースの鍵を開け、その境界をこれまで以上に押し広げます。新旧の神秘的な仲間の助けを借りて、マルチバースの心を揺さぶる危険な別世界を横断し、謎の新たな敵に立ち向かうドクター・ストレンジと未知の世界へ旅立ちましょう。

「ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は、ベネディクト・カンバーバッチ、キウェテル・イジョフォー、エリザベス・オルセン、ベネディクト・ウォン、ソーチー・ゴメス、マイケル・スタールバーグ、そしてレイチェル・マクアダムスが出演します。この映画は、サム・ライミが監督、ケヴィン・ファイギがプロデューサーを務めています。ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、エリック・ハウザーマン・キャロル、ジェイミー・クリストファーがエグゼクティブ・プロデューサーを務めています。脚本はマイケル・ウォルドロンが担当。

「ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は2022年5月6日に全米で劇場公開

ドクター・ストレンジの病院勤務時代の同僚、ドクター・ニコデマス・ウエストを演じるマイケル・スタールバーグさんと元恋人クリスティーン・パーマーを演じるレイチェル・マクアダムスさんの名が正式公開となりましたが、すでにトレーラーにも登場しているため特にサプライズというわけではありません。

MCUではドラマ「ロキ」で本格的にマルチバースが描かれましたが、その「ロキ」の脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんの名前も今回正式に記載されました。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

ソース:New Doctor Strange 2 Plot Synopsis Confirms ‘Dangerous’ Alternate Realities

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、シム・リウさんが新型コロナ感染を告白

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の主演を務めたシム・リウさんが、新型コロナウイルスに感染していた事を自身のTwitterにて明かしました。2週間前に感染し、現在は回復しているとの事で、「ブースター接種のおかげで軽症で済んだ」と投稿しています。

リウさんは昨年、祖父母をワクチン待ちの間に亡くした事を明かしつつ、2週間前に新型コロナウイルスに感染したと投稿しました。ブースター接種のおかげ風邪のような寒気で済んだと説明しています。

さらに「私はユニセフカナダのアンバサダーとして、世界中の恵まれない家庭にワクチンを届ける同団体の活動を目の当たりにしてきました。ワクチンの配送や保管が問題にならない場所に住んでいる私たちが、いかに幸運であるかを思い知らされます。どうか、感謝してください。」とワクチンをうてる状況にあることへの感謝をするべきだと述べました。

シャン・チーには続編やスピンオフ作品の計画が発表されていますが、これらはまだプリプロダクションにも入っておらず、これに関しての感染拡大は考えなくていいようです。

先日はディズニーの厳格なワクチン接種ルールのもとで制作されている「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」の撮影現場にてナキア役ルピタ・ニョンゴさんの陽性反応が確認され、制作が再中断されている事が報じられました。

一方で「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」でワスプ役を演じるエヴァンジェリン・リリーさんがワクチン反対運動の支持を表明するなど、波紋を呼んでいます。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はディズニープラスで配信中です。

トビー・マグワイアさんが、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」出演にあたっての想いを語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に出演するトビー・マグワイアさんが、海外メディア Deadline とのオンラインインタビューで、今作の出演にあたっての思いを語りました。

マグワイアさんは「ノー・ウェイ・ホームのミーティングの中で、これらの映画がエイミーとケヴィンにとって意味するものに対する意図、愛と祝福が明らかになりました。そして私にとって、アーティストや、クリエイティブなプロセスに携わる人々が、祝福と愛という本物の意図を持つとき、それは2人の中にとても明白で、私はそれに加わりたいと思いました」と出演を決意した経緯を明かしました。

また、「私はトムとその映画、そしてアンドリューの大ファンなんです。だから、確かに興味深かったけど、そうだね、『さて、どうするんだろう』って感じでもありました。ちょっとミステリアスな感じでしたね。でも、この人たちと一緒になって、自分の歴史の一部を振り返り、一緒になる機会を得たことは、本当に良かったと思っています。個人的なこともありますが、それは一種の決意というか、再訪するための方法というか…。どう表現したらいいのか、よくわからないのですが。ただ、そこに立ち戻るということです。この章を閉じるとは言わないけれど、もう一度見直して、ある決意を持ち、この愛と創造の精神に参加したいと感じたんです。」と当時の気持ちを振り返りました。

「ノー・ウェイ・ホーム」公開後、トビー・マグワイアさんの「スパイダーマン4」の噂が報じられた他、アンドリュー・ガーフィールドさんが「アメイジング・スパイダーマン3」に対して前向きな姿勢を見せています(from Variety)。そしてソニー・ピクチャーズが展開する「ヴェノム」(2018年)から始まったSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)を始め、MCUにおいても新たなスパイダーマン3部作の制作が決まっていることなど、実写版スパイダーマンのユニバースは今後も拡大を続け、目が離せない状況になっています。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、ジェームズ・ガン監督が「ほとんどの3部作の3作目は○○」と語る

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督が、現在撮影中の3作目「Vol.3」が現在のチームの最後の作品となる事を Deadline の Hero Nation ポッドキャストにて明かしました。

番組の中でガン監督は「このガーディアンズチームを見るのはこれが最後になります。キャラクターやストーリーに忠実でありたいと思いますし、人々にそのストーリーにふさわしい最後にしたいと思います。それは常に少し怖いことですが、私はベストを尽くしています。」と語りました。

また、「ほとんどの3部作の3作目がクソだということは認識していますが、いつもそうだというわけではありません。」とジョークを交えながら、最新作への自信をあらわにしました。

スターロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルート、ネビュラ、マンティスによるガーディアンズは「Vol.3」が最後になるということですが、ドラックスを演じるデイブ・バウティスタさんは以前に引退を示唆していました。また、ロケットも2014年の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の作中で寿命が短いという設定が語られているため、最新作での退場が予想されています。

ガーディアンズ最新作の公開はまだ1年以上先のことですが、チームは2022年7月8日 米国公開予定の映画「ソー:ラブ&サンダー」にも登場します。その後、2022年のクリスマス頃に配信予定となっている「Vol.3」の前日譚「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」があり、2023年5月5日 米国公開予定(日本公開は4月予定)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」で締めくくられる予定です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、VFXSVが話題になったトレーラーの編集ミスについて説明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は公開前から様々な噂が飛び交っていましたが、2021年11月にブラジルで公開されたトレーラーに編集ミスがある事が指摘され、とあるキャラクターの登場が間違いないと話題になっていました。この事について、本作のVFXスーパーバイザーのクリス・ワーグナーさんが海外メディア befores & afters とのインタビューの中で言及しました。

ワーグナーさんは「VFXを担当している私たちは、しばしばマーケティングチームに(制作中の)作品やさまざまなメディアを提供するよう依頼されます。私たちは、彼らが要求するものをほとんど提供しますが、メインストリームでリリースされるまで、最終的な組み立てを見ることはありません。インターネットが熱狂して、いろいろな噂があったのは知っています。」と述べました。

要するに一連のシーンから当該キャラクターを消しただけであり、どこからどこまでを使用するのかはソニー側の問題である事を明かしました。

実際に公開された映画ではリザードに攻撃をしかけるキャラクターが登場しており、ブラジル版トレーラーは公式によるネタバレとなってしまいました。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

ソース:When you have to craft not one Spider-Man, but three!