ウォルト・ディズニー社の動画ストリーミングサービス「ディズニープラス」より、マーベル関連のコンテンツがさらに削除されている事があらたに判明しました。5月末には米ABCとマーベル・TV・スタジオが制作したドラマ「ランナウェイズ」が削除されていました。
今回削除されたのは「Marvel’s Hero Project」と「Marvel’s 616」の2本のドキュメンタリ番組です。
「Marvel’s Hero Project」は 2019年11月 にディズニープラスで配信開始。現実の子供たちがコミュニティに変化をもたらし、それ自体がヒーローであることを紹介する番組で、マーベルのコミック本を通じてこれらの少年少女の努力を称賛しました。
「Marvel’s 616」は全8話構成のアンソロジーシリーズで、2020年11月 に配信開始。キャラクター、クリエイター、ファンダムなど、ブランドに関連するさまざまなトピックを取り上げていました。
どちらもディズニープラスでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ4が始まる前に制作されたディズニープラス向けのマーベルコンテンツで、マーベルの魅力を伝える番組でした。
ディズニーは15億から18億ドルの損失を抱えており、ディズニープラスからコンテンツを削除する事で税務上の償却資産として分類できる可能性があると報道されています。ただし、どのコンテンツがいつ削除されるのかの公式アナウンスはなく、この数週間に削除されてきたコンテンツを見比べても、単に視聴者の反応が悪いという理由だけで選ばれているわけではないようです。
ディズニープラスに限らず、多くの動画サービスは毎週のようにコンテンツを追加し、そして削除しています。お気に入りの作品はお気に入りボタンを押すのではなく、DVDやBlu-rayを買うのがいつでも視聴できる最善の方法ですが、特に今回のようなドキュメンタリ番組はディスク化される事がほとんどなく、二度と日の目を見ない可能性が高い事を考えるとなかなか残念な判断です。