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マーベル・スタジオが「シークレット・ウォーズ」の実写化に取り組んでいるとコミック原作者が語る

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マーベル・スタジオがコミック「シークレット・ウォーズ」の実写化に向けて動き出しているようだと海外メディア CBR が報じました。1984年にこのコミックが発行され、当時この企画の発案者であり最高編集者であったジム・シューターさんが先日開催されたコミックイベント「メガコン」にて明かしています。

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「シークレット・ウォーズ」の実写化について聞かれたシューターさんは、「実はマーベルから電話をかけてきたピエロがいたんです。彼は編集者ではなく、財産管理の重役だったんだけど、ちょっと奇妙でした。シークレット・ウォーズのノベライズを書かないかと言うんです。」その後、シューターさんは、過去にさかのぼって雇われる仕事の契約を送られ、結局それを断ったと言っています。その後、デビッド・ボガートという人物からフォローアップの電話があり、前の電話のことを謝りたいと言ってきたと明かしました。

遡及した新たなオファーは1万ドルでしたが、シューターさんは、前の契約が雇われ仕事であることを十分に認識していたので、最初は断ったとの事。さらにシューターさんは、ビヨンダー、ティターニア、スパイダー・ウーマン、スパイダーマンの黒いシンビオートのコスチューム、その他のシークレット・ウォーズのキャラクターをマーベルが所有しているという紙切れを持っていないと述べました。また、ボガート氏は「金を受け取ってくれ」と主張しましたが、結果的にはその通りになったといいます。

「これって、映画を作るってことだよね?」とシューターさんが尋ねると、ボガート氏は「それは言えないよ。」と答えたそうです。シューターさんもそれに対して「まあ、言えないよね」というやり取りがあったことを明かしました。

シークレット・ウォーズとは

1984年5月から1985年4月にかけて発行された全12号のコミックシリーズで、ジム・シューターさん発案のもと、マイク・ゼック氏が主なアートを担当したマーベル最初の大規模クロスオーバーイベント。本作はマーベル社の主要なヒーローやヴィランが同一の惑星に集められ戦いを繰り広げる月刊シリーズが1年間にわたって刊行され、出版史上最大級の規模のクロスオーバーとなりました。このプロジェクトは大ヒットし、翌年には「シークレット・ウォーズ2」も刊行。以降毎年のように大規模クロスオーバーイベントが行われるきっかけとなった作品です。

©MARVEL

あらすじとしては、神の如き力を持つコズミック・エンティティ、ビヨンダーが遠方の銀河に「バトルワールド」を創造し、スーパーヒーローとスーパーヴィランを強制転移させた。そしてビヨンダーは勝者には何でも叶えてやるとし、善悪入り乱れたバトルが始まりましたが、ドクター・ドゥームがビヨンダーの力を手に入れ、ドゥーム対全員へと流れが変わっていくことになります。

主な登場キャラクターはアベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、X-MEN、スパイダーマン、征服者カーン、ウルトロン、ドクター・ドゥーム、ドクター・オクトパス、マグニートー、ティターニア、アブソービングマン、モレキュラーマン、エンチャントレスなどです。

なお、少々ややこしい事に2015年にも同名シリーズが発行されており、こちらはマルチバースの地球同士が衝突、インカージョンが発生し、バトルワールドが誕生。こちらでも中心となるのはドゥームで、神の如き力を手にしたドクター・ドゥームとヒーローたちの戦いが繰り広げられました。

©MARVEL

2015年版はドラマ「ロキ」で在り続ける者やミス・ミニッツが説明したマルチバース・ウォーに似ており、これを再発させないためにTVAを創設し、神聖時間軸をコントロールしていましたが、シルヴィによってこの秩序は崩壊する事になりました。


「アベンジャーズ/エンドゲーム」のルッソ兄弟監督はこの「シークレット・ウォーズ」を是非撮りたいとして、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長にも伝えている事を以前に明かしています。

MCUフェーズ4やフェーズ5に「アベンジャーズ5」のような大型クロスオーバーの映画が発表されていませんが、水面下では何かが動き出しているのでしょうか。今後の情報にも注目です。

ソース:Jim Shooter Says Marvel Is Developing a Live-Action Secret Wars

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。