映画「クレイヴン」冒頭8分公開、メディアプレビューは「これまでのSSUとは全く違う」「大ヒットする」とも

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の冒頭8分間のプレビュー映像がオンラインで公開されました。同日、報道陣向けに約26分間の映像を公開、海外メディアがその内容を称賛しています。

Youtubeで公式公開された8分間のプレビュー映像は、アーロン・テイラー=ジョンソンさんが演じる主人公セルゲイが武器商人を追ってロシアの刑務所に囚人として潜入。ターゲットをハントし、脱獄するまでを描いています。

この時点でセルゲイはスーパーパワーを獲得している状態のようで人間離れした動きをしており、スパイダーマンほどの軽さはないものの、パワフルに壁を登ったり走ったりする様子が描かれています。

メディア向けにはこの後、ラッセル・クロウさん演じるセルゲイの父であり犯罪王ニコライ・クラヴィノフとの緊迫した再会シーンが描かれ、その後は公園でアリアナ・デボーズさん演じるカリプソとの出会いのシーンがあると言います。(何故かここではロシア訛りが無くなっているとも)

映像のラストではアクションシーンが紹介されたとし、1つは、クレイヴンがドミトリをさらったライノの部下たちを追跡するシーン。クレイヴンは超人的な能力を使って、市街地で半裸でバンを追いかけ、人間には不可能なジャンプをしたり、車をひっくり返したりするとの事。もう1つの大きなアクションシーンでは、ハンターのコスチュームを着たクレイヴンが、森の中で武装した大隊と思われる男たちと戦います。クレイヴンは「ステルスモード」になり、自作の罠を使って木々の間を忍び歩き、兵士たちを殺そうとするも、重砲が投入され、クレイヴンは大砲の爆発を避けながら全速力で逃げざるを得なくなると説明しています。

Comicbook.com は、この映画がジェームズ・ボンドのスパイアクション、スーパーヒーローファンタジー、そしてギャングと家族のドラマのミックスは興味深い組み合わせだとし、「クレイヴン・ザ・ハンター」は少なくとも以前のSSU映画よりも複雑で奥深く、そして物語の一貫性のある映画になることを示唆しています。

そして、「さらに重要なのは、ソニーがマダム・ウェブとヴェノム:ザ・ラストダンスの両方をリリースした年に、クレイヴン・ザ・ハンターが同じようなものになるだろうと観客が想定するのは当然ですが、そうはならないでしょう。」と前2作の期待外れだった結果とは異なると予想しています。

つい数週間前には「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、さらに「モービウス」より低い興行収入予想が出ていましたが、数字はともかくとして内容は期待出来るとしています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-kraven-the-hunter-new-spot-and-box-office-prediction-report/”]

映画の公開前に冒頭8分を配信するというのは比較的珍しいプロモーションであり、「必死だ」と指摘する声も。

Youtubeに寄せられた海外ファンのコメントでは、何人かのロシア人俳優を除いてロシア語の発音が本当にひどいという意見もあり、今回のプレビューでそこが気になる方は日本語吹き替えで鑑賞するのが無難かもしれません。

主人公クレイヴン役には、「キック・アス」シリーズや「 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などスーパーヒーロー映画にも出演し、「TENET テネット」や「ブレット・トレイン」でも圧倒的な存在感を見せるアーロン・テイラー=ジョンソンさん。今作ではまさに“最強”に鍛え上げられた美しい肉体で生身のアクションを披露しています。

さらにクレイヴンの父親役を、オスカー俳優のラッセル・クロウさん、ヒロインのカリプソ役を「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズさんが演じています。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 日米同時公開予定です。

ソース:Kraven the Hunter Preview Hints at a Spider-Man Spinoff (Maybe) Done Right

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、マリガンに寄生していたシンビオートの名前が削除シーンから判明か

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」のBlu-rayに収録される映画の削除シーンが判明し、スティーヴン・グレアムさんが演じるパトリック・マリガンに寄生していたシンビオートの名前が明らかとなりました。

コミックのマリガンはトキシンという名のシンビオートが寄生しており、カーネイジの子どもであるトキシンの外見は上半身が赤〜茶色と親のカラーを残しつつ、下半身は青や濃いグレーで描かれています。

映画でマリガンに寄生していたシンビオートは水色の個体で名前が呼ばれる事もなく、コミックの面影がまったくない事からこれがトキシンなのか映画オリジナルのシンビオートなのかは不明でしたが、Blu-rayに含まれる削除シーンの中に「Toxin’s Warning」という映像が含まれる事が明らかとなりました。

映画の最終バージョンでは結局名無しのシンビオートであり、このシーンを削除した事は、これがトキシンである事を中止したとも考えらる事で、「これが公式にトキシンだ」と断言するには難しい所。とはいえ、少なくとも編集作業中はこれがトキシンと呼ばれていた事は間違いないようです。

先日は本作のVFXクリエイターのインタビューで、この映画に登場した多くのシンビオートがコミックには存在しないオリジナルのシンビオートである事が判明しました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-venom-3-symbiote-name/”]

このインタビューでもマリガンのシンビオートの制作過程について次のように語られていましたが、名前については言及されていませんでした。

ケリー(監督)は彼に対してユニークなヴィジョンを持っていました。彼女は蛇のような、半透明の『水の神』のような外見を望んでいました。デイブ・リーと彼のDNEGのチームはそのヴィジョンを現実のものにするという素晴らしい仕事をしてくれました。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の 4k UHD と Blu-ray は10月からアメリカで予約が始まっており、発売日は未だ不明ながらも 2025年1月 と予想されています。また、2024年12月10日 に Amazon Prime Videoと iTunes で Digital HD が利用可能になる予定ですが、これらの日本での利用可能予定日は不明です。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」に登場したシンビオートたちの意外な名前が明らかに

ソニー・ピクチャーズが制作したSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」には数多くのシンビオートが登場しましたが、そのほとんどは劇中で名前が明かされずに終わりました。この疑問のいくつかについて、本作の VFX スーパーバイザーのアハロン・ボーランドさんのインタビュー内で判明しました。

Art of VFX とのインタビューでボーランドさんは本作の VFX を制作するにあたって「それぞれのシンビオートは、コミック版のリサーチから始まり、そこからストーリーに合う『ヒーロー』版へと進化しました。それぞれのシンビオートが、他のシンビオートを補完し、ストーリーを前進させるのに役立つ独自の能力を持っていることが非常に重要でした。」と述べています。

「例えば、ラヴァの赤と黄色の火の鞭は、アニマルテンドリルがゼノファジを拘束するために使用した触手の檻とよく合いました。ペイン博士のシンビオートも、彼女のキャラクターとテーマ的に結びついています。彼女の人生は稲妻によって変わり、彼女がシンビオートと結びつくと、稲妻のような能力が与えられ、彼女の物語は完結しました。」

「大きな進歩は、最終決戦でヴェノムを助けるシンビオート軍団のデザインにあります。各シンビオートは独自の能力を持っており、それが彼らの行動や戦いの演出に大きな影響を与えました。例えば、ジム(銅茶色のシンビオート、宿主の名前もジム)は強力なパンチ力を持つブルーザーであり、一方ラッシャー(緑赤のシンビオート)は素早い斬撃のアタッカーです。」

「チームとして、それぞれのシンビオートは戦いで重要な役割を果たしました。また、2つのシンビオートを結合させて新しいパワーを持つハイブリッドを作成するという新しい要素も導入しました。これをアニマルとテンドリルで実行したところ、アクションに新たな層が加わりました。」

マリガンと絆を結ぶシンビオートについて、ボーランドさんは次のように明かしています。

「ケリー(監督)は彼に対してユニークなヴィジョンを持っていました。彼女は蛇のような、半透明の『水の神』のような外見を望んでいました。デイブ・リーと彼のDNEGのチームはそのビジョンを現実のものにするという素晴らしい仕事をしてくれました。」

本作では多くのシンビオートが死亡しましたが、そのほとんどはこの映画オリジナルのシンビオートであり、コミックのキャラを無駄遣いする事を避ける選択をしていたようです。

そんな中でコミックからの再現度が非常に高かったのはシンビオートの神であるヌルでした。ヌルについては次にように語っています。

「ヌルに命を吹き込むために、私たちはコミックの原作に忠実でした。私たちのゴールは、コミックから飛び出してきたかのように感じさせることで、表情と明瞭な話し方を助けるために目と口を少し調整しただけです。私たちは、これが映画的な形だけで、ファンが知っているヌルだと感じてもらいたかったんです。」

「しかし、彼の牢獄は我々に解釈の余地を与えてくれました。私たちは『キング・イン・ブラック』シリーズから多くを学び、前作でヴェノムのグーのために開発したテクニックを使って、それらのビジュアルを進化させました。このアプローチは、ヌルの世界をヴェノムの映画的言語に統合するのに役立ち、両者の結びつきをより強固なものにしました。」

映画ではテディ・ペイン博士に寄生したシンビオートのアゴニーが唯一生存が確認されており、演じたジュノー・テンプルさんは再演の意欲を見せていますが続編がどうなるかはわかっていません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-venom-3-juno-temple-talks-the-ending/”]

ヌルはヴェノムとエディのコーデックスを狙って地球にゼノファージをけしかけましたが、ヴェノムとエディどちらかが消えればコーデックスが消えると説明された結果、最終的にヴェノムが犠牲になる形となりました。

映画のラストではストリックランド将軍が劇中で採取していたヴェノムシンビオートの欠片を保存していた試験管が映し出され、ヴェノムの生存をほのめかしていましたが、それでは「コーデックスは消えていないのでは?」という疑問に繋がる事に。

一方で二人はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でMCUの神聖時間軸に渡った際もシンビオートの欠片を残してきています。これらは続編への布石である事は間違いないと考えられていますが、コーデックス問題はどのように解決していくのか注目です。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は劇場公開中です。

ソース:Venom – The Last Dance: John Moffatt and Aharon Bourland – Production VFX Supervisors

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の最大の問題点を振り返る

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は予想よりも低い興行収入としてスタートしつつもまずまずの数字を達成しており、続編映画の可能性は十分にあるとされています。しかし、数字よりもその内容には賛否両論があり、特に映画冒頭のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のシーンが改変された事は謎のままになっています。

海外ファン制作の比較動画によって、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のポストクレジットシーンと「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の冒頭部分の違いがよくわかるようになっています。

身振り手振りの多少の違いはともかくとして、セリフは大幅に追加と削除が行われており、特に気になるのはスパイダーマン映画の権利を持っているはずのソニーの映画である「ヴェノム:ザ・ラストダンス」でスパイダーマンに関するセリフが削除されている事です。

少し前にはマーベルとソニーの契約が更新された事が報じられていましたが、当事者以外誰も知らない秘密の契約によってその使用が禁止されているのでしょうか?

しかしセリフで言及するだけならアメリカでも表現の自由内にとどまるはずで、「ザ・ラストダンス」では現にサノスやインフィニティ・ストーンに関するセリフは削除されていませんし、「デッドプール&ウルヴァリン」ではデップーが好き放題に他の映画についてしゃべっていました。

もうひとつの大きな変更点はエディたちの帰還方法。

「ノー・ウェイ・ホーム」のエディはドクター・オクトパスたちと同様にドクター・ストレンジの呪文によって柔らかな光に包まれていく形でMCUの舞台から退場しました。

しかし、「ザ・ラストダンス」のエディは邪神ヌルが使用していたのと同じポータルが現れ、強引に吸い込まれる形で退場しています。

これらの変更が行われた理由について、当然、劇中でも説明されておらず、監督や脚本家ら制作者も今のところコメントしていません。

「ヴェノム4」や「スパイダーマン4」への布石として必要な改変だったとすれば数年以内に答えがわかるかもしれませんが、納得のいく日が訪れるのでしょうか?

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は劇場公開中です。

【ネタバレ注意】映画「クレイヴン・ザ・ハンター」のポストクレジットシーンの内容が報じられる【噂話】

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」のポストクレジットシーンに関して、スクーパーがその情報を報告しています。この映画にスパイダーマンは登場しないと予想されていますが、監督は続編映画での対決を実現したいとも語っていました。

※これより先は「クレイヴン・ザ・ハンター」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

映画やドラマのランタイムについて実績がある @Cryptic4KQual 氏は本作のポストクレジットシーンについて次のように報告。

それによると、「ポストクレジットシーンは無い」との事で、事前に映画の説明とされているとおり、「クレイヴン・ザ・ハンター」はスタンドアロンの映画であるようです。バルチャーとモービウスが現れてチームに勧誘する事はないかもしれません。

ソニーはユニバース計画として発表しながらも、結局すべての映画が細く繋がっているか、もしくは全く繋がっていないかのみで、大々的なクロスオーバーもないまま進展してきました。

「マダム・ウェブ」ではかろうじてスパイダーマンであるピーター・パーカーが赤ん坊として紹介されましたが、ファンが見たかったのは十数年後の物語でした。

「クレイヴン・ザ・ハンター」の監督は本作も独立した映画だと主張しており、映画本編中でのクロスオーバーには期待出来ず、ファンはポストクレジットシーンに望みをかけていました。

とは言え、今回の「無い」という報告を証明する事は誰にも出来ず、現時点では噂に過ぎませんのでご注意ください。

主人公クレイヴン役には、「キック・アス」シリーズや「 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などスーパーヒーロー映画にも出演し、「TENET テネット」や「ブレット・トレイン」でも圧倒的な存在感を見せるアーロン・テイラー=ジョンソンさん。今作ではまさに“最強”に鍛え上げられた美しい肉体で生身のアクションを披露しています。

さらにクレイヴンの父親役を、オスカー俳優のラッセル・クロウさん、ヒロインのカリプソ役を「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズさんが演じています。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 日米同時公開予定です。

「クレイヴン・ザ・ハンター」、初週興行収入2000万ドル予想で大苦戦か、最新TVCMではオリジンをちら見せ

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の公開1週目の米国内興行収入予想が発表されました。それによると、「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の記録を大幅に下回る2000万ドルほどになるだろうと言います。

BoxOfficePro の発表によると、「クレイヴン・ザ・ハンター」のオープニングウィークエンドは2000万ドルから2500万ドルの米国内予想となっており、ヴェノムシリーズで一番振るわなかった最新映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の5200万ドル、「モービウス」の3900万ドルよりもさらに低いといいます。「マダム・ウェブ」の1530万ドルは越える予想で、SSUにおける最下位は回避出来るだろうと伝えています。

この理由として、10月公開のジョーカー最新映画の不振など、コミック映画はもはやR指定というだけでは数字は取れないと記事は分析。そしてやはりスパイダーマン不在の影響も大きいと考えられるようです。

明るいニュースとしては同時期公開の「ロード・オブ・ザ・リング」最新映画が「クレイヴン」を更に下回る800万~1500万ドル予想だとし、暗いニュースとしては「モアナ2」と「ウィキッド」のヒットで、公開スクリーンが奪われて規模が縮小される可能性も予想されるとの事。

特に「モアナ2」は前売りがかなり好調との事で、「インサイド・ヘッド2」や「デッドプール&ウルヴァリン」と同程度を見込めるかもしれないとし、今年の映画はディズニーが1位2位3位を独占する可能性すらあるようです。

そして「クレイヴン・ザ・ハンター」の劇場公開が迫る中、コロンビア・ピクチャーズのフィリピン公式が最新予告を公開。

セルゲイはコミックと同様に薬によってスーパーパワーを獲得する事をほのめかしているようです。

主人公クレイヴン役には、「キック・アス」シリーズや「 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などスーパーヒーロー映画にも出演し、「TENET テネット」や「ブレット・トレイン」でも圧倒的な存在感を見せたアーロン・テイラー=ジョンソンさん。今作ではまさに“最強”に鍛え上げられた美しい肉体で生身のアクションを披露しています。

さらにクレイヴンの父親役を、オスカー俳優のラッセル・クロウさん、ヒロインのカリプソ役を「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズさんが演じています。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 日米同時公開予定です。

ソース:Long Range Forecast: KRAVEN THE HUNTER Faces Stiff Holdover Competition in a Crowded Christmas Corridor

映画「クレイヴン・ザ・ハンター2」でスパイダーマンとの対決?主演と監督が原作コミックを語る

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」のプレビューイベントの記者会見にJ.C.チャンダー監督と主演のアーロン・テイラー=ジョンソンさんが登場し、この映画とスパイダーマンの関連が当初の予想よりも多く含まれる可能性について言及しました。

記者会見の中で映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は大半のファンが予想しているものとは異なる物語の枠組みなっていると示唆。主人公セルゲイ・クラヴィノフがクレイヴン・ザ・ハンターとなった経緯を描くのではなく、それは回想シーンになる事をほのめかし、現代のクレイヴンが「ラストハント」に向かうに当たって自分の人生と向き合う物語となるようです。

「ラストハント」は1987年のアメイジング・スパイダーマンのコミックの一節である「クレイヴンズ・ラストハント」を指していると考えられるようで、多くのコミックファンが待ち望んでいたクレイヴンの重要なアークとなっています。

監督はインタビューの中で、スパイダーマンとのクロスオーバーを実現することが、この映画の制作チームにとって大きな目標だったと語りました。

こうした映画を作る楽しみのひとつは、何世代にもわたる原作から、実際に自分の物語に最も適したものを取り上げ、それを使って何か魅力的なことをやれることです。『クレイブン:ラストハント』は、基本的に私たちの北極星でした。ですから、私たちが作り上げたキャラクターは、皆さんが映画を見に来て、この映画を応援し、私たちがこの物語を語り続けてくれるなら、そこに向かって進んでいくのです。そして、その物語の語り方に伴う深みと暗さ、そして難しさ…その原作を知っていて、私たちにチャンスを与えてくれるなら、私たちが原作の精神を継承しようとしていることが分かると思います。

コミックのストーリーでは、クレイヴンがニューヨークにやって来てスパイダーマンを追い詰めます。クレイヴンはスパイダーマンに薬を飲ませ、何週間も生き埋めにした一方で、クレイヴンはスパイダーマンのコスチュームのコピーを着て、犯罪者を傷つけて殺すことで、自分が街の正義の力としてより優れていることを証明しようとします。

世間(とメリー・ジェーン)はスパイダーマンが死んだと信じていましたが、ピーターがクレイヴンの薬から目覚め、墓から脱出。クレイヴンとスパイダーマンは、冷酷な人食いミュータントのヴァーミンを阻止しようと、最後の対決に臨みます。

闘いの末スパイダーマンは打ちのめされてしまいますが、クレイヴンがヴァーミンを打倒。この勝利によって自分が最高に優れたハンターとして証明すべきことはすべて証明したと宣言し、自らのライフルで自殺して、栄光の絶頂のタイミングで幕を下ろしました。

コミックでも人気の高いこのストーリーを話しの引き合いにだした監督は、映画の結末が「ラストハント」が始まるのにふさわしいものになると宣言した上で次のように語っています。

映画の最後のシーンが流れると、このキャラクターの強くて、めちゃくちゃ楽しくて、身体能力に恵まれたバージョンを作ったと人々が気づくと思います。このキャラクターには弱点もあるので、それを他の世界に持ち込むことができたらとても素晴らしいと思います。

アーロン・テイラー=ジョンソンさんもコミックの「クレイヴンズ・ラストハント」を称賛する中で、この映画では彼の過去と悲劇的な家族の歴史を振り返ることになると予告しています。

「クレイヴンズ・ラストハント」は素晴らしいコミックであり、素晴らしいストーリーです。そして、このキャラクターの人生の終わりまで遡り、そこから遡って、このストーリーに植えた根源、種を皆さんに伝えるための素晴らしい素材です。

ですから、この映画を観ていただければ… 紆余曲折があり、最後に登場するこのキャラクターは、皆さんがそれに興味があり、それが成功しているなら、間違いなく、他のキャラクターと対決するのを見たいキャラクターです。

この映画ではこれまでのSSU映画と同様にスパイダーマンの登場は期待出来ないかもしれませんが、「クレイヴン2」でのスパイダーマンとの対決に向けた準備を整える物語として構成されているようです。

監督は別のインタビューで他のSSU作品とは関連しない独立した作品ともコメントしていましたが、この映画はスパイダーマンを北極星と捉えて、それに向かった道を繋げていけるのでしょうか。

主人公クレイヴン役には、「キック・アス」シリーズや「 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などスーパーヒーロー映画にも出演し、「TENET テネット」や「ブレット・トレイン」でも圧倒的な存在感を見せるアーロン・テイラー=ジョンソンさん。今作ではまさに“最強”に鍛え上げられた美しい肉体で生身のアクションを披露しています。

さらにクレイヴンの父親役を、オスカー俳優のラッセル・クロウさん、ヒロインのカリプソ役を「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズさんが演じています。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 日米同時公開予定です。

ソース:Kraven the Hunter May Be Setting Up a Major “Last Hunt” Crossover With Spider-Man

「クレイヴン・ザ・ハンター」監督がこれまでのSSUの失敗について言及、起死回生のチャンスを求める

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」のJ.C.チャンダー監督が、これまでにSSU作品のいくつかが大きな失敗をしてしまったことがどのような影響を与えたかについて語りました。

海外メディア Comicbook.com とのインタビューでこれまでのSSUについて、監督は次のように言及しました。

「映画監督としての私にとって、私の一番の目標は、特に、率直に言って、ここ2、3年、ファンの一部、あるいは多くのファンは、(SSUの)ある決定やある結果に腹を立てていました。でも、いくつかの他の作品は大成功を収めました。だから、成功率はまちまちです。チャンスが欲しい。この映画を応援しに来て欲しいし、文字通り今までのことを洗い流して欲しいんです。私たちの映画にチャンスを与えてください。」

「そして、私たちができる限りのことをして、とても楽しい物語を提供したことに気づいてくれると思います。映画が終わればわかると思いますが、いろいろなことが起こる可能性があります。でも私のゴールは、私たちの映画を独立させ、守り、ただ良い物語を語ること。そうすれば、たくさんの楽しいことをする機会が得られるでしょう。」

監督はSSUのこれまでのいくつかが振るわなかった事を認めつつ、本作に相当な自信がある事を明かしました。

ソニーは映画「ヴェノム」を2018年に公開して以降、スパイダーマンの悪役を主人公とする映画を立て続けに制作し、コミックのヴィランチーム「シニスター・シックス」の結成をほのめかしつつ、スパイダーマンとのクロスオーバーをちらつかせながらも結局何も起こらないという物語を5年以上続けてきました。

今月初めに公開された「ヴェノム:ザ・ラストダンス」も同様で、特に米国市場では散々な結果となり、ファンの心が既に離れてしまっている事を証明してしまいました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-venom-3-1st-weekend-box-office/”]

ソニーのマーベル映画の今後についてはいくつかの噂がありますが、正式にスケジュール発表されているSSU映画は「クレイヴン・ザ・ハンター」が最後となっています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-after-projects-rumors/”]

監督はこれまでのSSU作品とは繋がりのない「独立」した作品とも語っていますが、ファンの期待に答える作品となっているのか注目です。

主人公クレイヴン役には、「キック・アス」シリーズや「 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などスーパーヒーロー映画にも出演し、「TENET テネット」や「ブレット・トレイン」でも圧倒的な存在感を見せるアーロン・テイラー=ジョンソンさん。今作ではまさに“最強”に鍛え上げられた美しい肉体で生身のアクションを披露しています。

さらにクレイヴンの父親役を、オスカー俳優のラッセル・クロウさん、ヒロインのカリプソ役を「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズさんが演じています。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 日米同時公開予定です。

ソース:Kraven the Hunter Director Addresses Whether Spider-Man Universe Stumbles Are Impacting the Film

【噂話】ソニーのマーベル映画は今後いくつかのアイデアが検討されていると言う

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」が公開され、賛否両論の議論が展開されると共に続編への期待も高まる中、来月には「クレイヴン・ザ・ハンター」が公開を控えています。

その後はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「スパイダーマン4」とアニメ映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」、そしてドラマの「スパイダー・ノワール」が現状でアクティブなプロジェクトですが、それ以外には何が残っているのでしょうか。

一時期、ソニーはMCUのような多様な展開を望み、計画も発表していましたが、結局のところ「ヴェノム」一作目が一歩目で成功しただけで、ニ歩目からは上手く行きませんでした。

かつては「エル・ムエルト」、「ヒプノハスラー」などの制作発表がありましたが、「エル・ムエルト」は主演が降板して以降1年ほど音沙汰がありません。

「シルバー&ブラック」は SSU が謳われる前から構想されていたものですが、これも未だに実現に至らず、オリヴィア・ワイルドさんが監督するとされる「スパイダーウーマン」も2年ほど情報が更新されていません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-spider-woman-ongoing-rumor/”]

ドラマとして「シルク:スパイダー・ソサエティ」も開発が行われていましたが、現在は中断されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/sony-sipider-verse-producer-quit/”]

海外メディア TCC は今後のソニー作品について質問を受け、次のようなレポートを投稿しています。

彼らは常にアイデアを練っていますが、実際に実現するのはそのうちのほんの一部かもしれません。シルバー・セーブル、ブラック・キャット、サンドマン、ライノ、カメレオン、スコーピオンなどのキャラクターが映画化の企画やアイデアを練っているという話が出ています。現在、彼らはエージェント・ヴェノムの映画化を検討しています。

ソニーがジェシカ・ドリューの「スパイダーウーマン」や「スパイダーマン2099」のようなスパイダー関連映画に投資していた時期がありましたが、それらは凍結されたことを覚えています。つまり、答えはイエスです。彼らは開発中のアイデアを持っているが、同時に、これらのプロジェクトが実現する可能性は非常に低い。

「モービウス」や「マダム・ウェブ」の興行的失敗の影響は大きいようで、かなり慎重になっているのは間違いないようです。しかし開発を放棄しているわけでもなく、引き続き議論されているようであり、その中からまた新作として公式発表される事に期待です。

ソース:November Discord Q&A Part 3: Spider-Man, Venom and other Marvel Sony Projects

ドラマ「スパイダー・ノワール」、マトリックス新作の俳優を新たに追加

ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオが制作中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマ「スパイダー・ノワール」に新たなキャスティングニュースが報じられました。海外メディア Deadline はスパイダーマン新作ドラマに、アンドリュー・ルイス・コールドウェルさんが起用されたと報じています。

記事によると、映画「マトリックス レザレクションズ」(2021年)で主人公ネオの友人として振る舞っていたジュードを演じていたアンドリュー・ルイス・コールドウェルさんが「スパイダー・ノワール」に加わるとの事。演じる役についての詳細は不明だと言います。

「スパイダー・ノワール」はソニー・ピクチャーズ TVとAmazon MGMスタジオの元、エグゼクティブプロデューサー兼共同ショーランナーのオーレン・ウジエルさんとスティーブ・ライトフットさんが参加。1930 年代のニューヨークを舞台に、運に見放された老いた私立探偵をニコラス・ケイジさんが演じ、街で唯一のスーパーヒーローだった過去の人生と格闘することを余儀なくされる物語です。

「スパイダー・ノワール」は少なくとも2019年から開発が進められており、SSUの一部となる予定。新型コロナウイルスのパンデミックとハリウッドの労働ストライキにより延期されていましたが、撮影はようやく今年の夏にロサンゼルスで始まりました。番組は全8話構成が予定されており、撮影は 2025年2月 まで続く予定となっています。

ほかラモーン・モリスさん、ブレンダン・グリーソンさん、エイブラハム・ポプーラさん、リー・ジュン・リーさん、ジャック・ヒューストンさんらがキャスティングされています。

配信日は現時点で不明です。

ソース:‘Spider-Noir’: Andrew Lewis Caldwell Joins Amazon’s Marvel Series