映画「クレイヴン・ザ・ハンター2」でスパイダーマンとの対決?主演と監督が原作コミックを語る

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」のプレビューイベントの記者会見にJ.C.チャンダー監督と主演のアーロン・テイラー=ジョンソンさんが登場し、この映画とスパイダーマンの関連が当初の予想よりも多く含まれる可能性について言及しました。

記者会見の中で映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は大半のファンが予想しているものとは異なる物語の枠組みなっていると示唆。主人公セルゲイ・クラヴィノフがクレイヴン・ザ・ハンターとなった経緯を描くのではなく、それは回想シーンになる事をほのめかし、現代のクレイヴンが「ラストハント」に向かうに当たって自分の人生と向き合う物語となるようです。

「ラストハント」は1987年のアメイジング・スパイダーマンのコミックの一節である「クレイヴンズ・ラストハント」を指していると考えられるようで、多くのコミックファンが待ち望んでいたクレイヴンの重要なアークとなっています。

監督はインタビューの中で、スパイダーマンとのクロスオーバーを実現することが、この映画の制作チームにとって大きな目標だったと語りました。

こうした映画を作る楽しみのひとつは、何世代にもわたる原作から、実際に自分の物語に最も適したものを取り上げ、それを使って何か魅力的なことをやれることです。『クレイブン:ラストハント』は、基本的に私たちの北極星でした。ですから、私たちが作り上げたキャラクターは、皆さんが映画を見に来て、この映画を応援し、私たちがこの物語を語り続けてくれるなら、そこに向かって進んでいくのです。そして、その物語の語り方に伴う深みと暗さ、そして難しさ…その原作を知っていて、私たちにチャンスを与えてくれるなら、私たちが原作の精神を継承しようとしていることが分かると思います。

コミックのストーリーでは、クレイヴンがニューヨークにやって来てスパイダーマンを追い詰めます。クレイヴンはスパイダーマンに薬を飲ませ、何週間も生き埋めにした一方で、クレイヴンはスパイダーマンのコスチュームのコピーを着て、犯罪者を傷つけて殺すことで、自分が街の正義の力としてより優れていることを証明しようとします。

世間(とメリー・ジェーン)はスパイダーマンが死んだと信じていましたが、ピーターがクレイヴンの薬から目覚め、墓から脱出。クレイヴンとスパイダーマンは、冷酷な人食いミュータントのヴァーミンを阻止しようと、最後の対決に臨みます。

闘いの末スパイダーマンは打ちのめされてしまいますが、クレイヴンがヴァーミンを打倒。この勝利によって自分が最高に優れたハンターとして証明すべきことはすべて証明したと宣言し、自らのライフルで自殺して、栄光の絶頂のタイミングで幕を下ろしました。

コミックでも人気の高いこのストーリーを話しの引き合いにだした監督は、映画の結末が「ラストハント」が始まるのにふさわしいものになると宣言した上で次のように語っています。

映画の最後のシーンが流れると、このキャラクターの強くて、めちゃくちゃ楽しくて、身体能力に恵まれたバージョンを作ったと人々が気づくと思います。このキャラクターには弱点もあるので、それを他の世界に持ち込むことができたらとても素晴らしいと思います。

アーロン・テイラー=ジョンソンさんもコミックの「クレイヴンズ・ラストハント」を称賛する中で、この映画では彼の過去と悲劇的な家族の歴史を振り返ることになると予告しています。

「クレイヴンズ・ラストハント」は素晴らしいコミックであり、素晴らしいストーリーです。そして、このキャラクターの人生の終わりまで遡り、そこから遡って、このストーリーに植えた根源、種を皆さんに伝えるための素晴らしい素材です。

ですから、この映画を観ていただければ… 紆余曲折があり、最後に登場するこのキャラクターは、皆さんがそれに興味があり、それが成功しているなら、間違いなく、他のキャラクターと対決するのを見たいキャラクターです。

この映画ではこれまでのSSU映画と同様にスパイダーマンの登場は期待出来ないかもしれませんが、「クレイヴン2」でのスパイダーマンとの対決に向けた準備を整える物語として構成されているようです。

監督は別のインタビューで他のSSU作品とは関連しない独立した作品ともコメントしていましたが、この映画はスパイダーマンを北極星と捉えて、それに向かった道を繋げていけるのでしょうか。

主人公クレイヴン役には、「キック・アス」シリーズや「 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などスーパーヒーロー映画にも出演し、「TENET テネット」や「ブレット・トレイン」でも圧倒的な存在感を見せるアーロン・テイラー=ジョンソンさん。今作ではまさに“最強”に鍛え上げられた美しい肉体で生身のアクションを披露しています。

さらにクレイヴンの父親役を、オスカー俳優のラッセル・クロウさん、ヒロインのカリプソ役を「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズさんが演じています。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 日米同時公開予定です。

ソース:Kraven the Hunter May Be Setting Up a Major “Last Hunt” Crossover With Spider-Man

「クレイヴン・ザ・ハンター」監督がこれまでのSSUの失敗について言及、起死回生のチャンスを求める

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」のJ.C.チャンダー監督が、これまでにSSU作品のいくつかが大きな失敗をしてしまったことがどのような影響を与えたかについて語りました。

海外メディア Comicbook.com とのインタビューでこれまでのSSUについて、監督は次のように言及しました。

「映画監督としての私にとって、私の一番の目標は、特に、率直に言って、ここ2、3年、ファンの一部、あるいは多くのファンは、(SSUの)ある決定やある結果に腹を立てていました。でも、いくつかの他の作品は大成功を収めました。だから、成功率はまちまちです。チャンスが欲しい。この映画を応援しに来て欲しいし、文字通り今までのことを洗い流して欲しいんです。私たちの映画にチャンスを与えてください。」

「そして、私たちができる限りのことをして、とても楽しい物語を提供したことに気づいてくれると思います。映画が終わればわかると思いますが、いろいろなことが起こる可能性があります。でも私のゴールは、私たちの映画を独立させ、守り、ただ良い物語を語ること。そうすれば、たくさんの楽しいことをする機会が得られるでしょう。」

監督はSSUのこれまでのいくつかが振るわなかった事を認めつつ、本作に相当な自信がある事を明かしました。

ソニーは映画「ヴェノム」を2018年に公開して以降、スパイダーマンの悪役を主人公とする映画を立て続けに制作し、コミックのヴィランチーム「シニスター・シックス」の結成をほのめかしつつ、スパイダーマンとのクロスオーバーをちらつかせながらも結局何も起こらないという物語を5年以上続けてきました。

今月初めに公開された「ヴェノム:ザ・ラストダンス」も同様で、特に米国市場では散々な結果となり、ファンの心が既に離れてしまっている事を証明してしまいました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-venom-3-1st-weekend-box-office/”]

ソニーのマーベル映画の今後についてはいくつかの噂がありますが、正式にスケジュール発表されているSSU映画は「クレイヴン・ザ・ハンター」が最後となっています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-after-projects-rumors/”]

監督はこれまでのSSU作品とは繋がりのない「独立」した作品とも語っていますが、ファンの期待に答える作品となっているのか注目です。

主人公クレイヴン役には、「キック・アス」シリーズや「 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などスーパーヒーロー映画にも出演し、「TENET テネット」や「ブレット・トレイン」でも圧倒的な存在感を見せるアーロン・テイラー=ジョンソンさん。今作ではまさに“最強”に鍛え上げられた美しい肉体で生身のアクションを披露しています。

さらにクレイヴンの父親役を、オスカー俳優のラッセル・クロウさん、ヒロインのカリプソ役を「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズさんが演じています。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 日米同時公開予定です。

ソース:Kraven the Hunter Director Addresses Whether Spider-Man Universe Stumbles Are Impacting the Film

【噂話】ソニーのマーベル映画は今後いくつかのアイデアが検討されていると言う

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」が公開され、賛否両論の議論が展開されると共に続編への期待も高まる中、来月には「クレイヴン・ザ・ハンター」が公開を控えています。

その後はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「スパイダーマン4」とアニメ映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」、そしてドラマの「スパイダー・ノワール」が現状でアクティブなプロジェクトですが、それ以外には何が残っているのでしょうか。

一時期、ソニーはMCUのような多様な展開を望み、計画も発表していましたが、結局のところ「ヴェノム」一作目が一歩目で成功しただけで、ニ歩目からは上手く行きませんでした。

かつては「エル・ムエルト」、「ヒプノハスラー」などの制作発表がありましたが、「エル・ムエルト」は主演が降板して以降1年ほど音沙汰がありません。

「シルバー&ブラック」は SSU が謳われる前から構想されていたものですが、これも未だに実現に至らず、オリヴィア・ワイルドさんが監督するとされる「スパイダーウーマン」も2年ほど情報が更新されていません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-spider-woman-ongoing-rumor/”]

ドラマとして「シルク:スパイダー・ソサエティ」も開発が行われていましたが、現在は中断されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/sony-sipider-verse-producer-quit/”]

海外メディア TCC は今後のソニー作品について質問を受け、次のようなレポートを投稿しています。

彼らは常にアイデアを練っていますが、実際に実現するのはそのうちのほんの一部かもしれません。シルバー・セーブル、ブラック・キャット、サンドマン、ライノ、カメレオン、スコーピオンなどのキャラクターが映画化の企画やアイデアを練っているという話が出ています。現在、彼らはエージェント・ヴェノムの映画化を検討しています。

ソニーがジェシカ・ドリューの「スパイダーウーマン」や「スパイダーマン2099」のようなスパイダー関連映画に投資していた時期がありましたが、それらは凍結されたことを覚えています。つまり、答えはイエスです。彼らは開発中のアイデアを持っているが、同時に、これらのプロジェクトが実現する可能性は非常に低い。

「モービウス」や「マダム・ウェブ」の興行的失敗の影響は大きいようで、かなり慎重になっているのは間違いないようです。しかし開発を放棄しているわけでもなく、引き続き議論されているようであり、その中からまた新作として公式発表される事に期待です。

ソース:November Discord Q&A Part 3: Spider-Man, Venom and other Marvel Sony Projects

ドラマ「スパイダー・ノワール」、マトリックス新作の俳優を新たに追加

ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオが制作中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマ「スパイダー・ノワール」に新たなキャスティングニュースが報じられました。海外メディア Deadline はスパイダーマン新作ドラマに、アンドリュー・ルイス・コールドウェルさんが起用されたと報じています。

記事によると、映画「マトリックス レザレクションズ」(2021年)で主人公ネオの友人として振る舞っていたジュードを演じていたアンドリュー・ルイス・コールドウェルさんが「スパイダー・ノワール」に加わるとの事。演じる役についての詳細は不明だと言います。

「スパイダー・ノワール」はソニー・ピクチャーズ TVとAmazon MGMスタジオの元、エグゼクティブプロデューサー兼共同ショーランナーのオーレン・ウジエルさんとスティーブ・ライトフットさんが参加。1930 年代のニューヨークを舞台に、運に見放された老いた私立探偵をニコラス・ケイジさんが演じ、街で唯一のスーパーヒーローだった過去の人生と格闘することを余儀なくされる物語です。

「スパイダー・ノワール」は少なくとも2019年から開発が進められており、SSUの一部となる予定。新型コロナウイルスのパンデミックとハリウッドの労働ストライキにより延期されていましたが、撮影はようやく今年の夏にロサンゼルスで始まりました。番組は全8話構成が予定されており、撮影は 2025年2月 まで続く予定となっています。

ほかラモーン・モリスさん、ブレンダン・グリーソンさん、エイブラハム・ポプーラさん、リー・ジュン・リーさん、ジャック・ヒューストンさんらがキャスティングされています。

配信日は現時点で不明です。

ソース:‘Spider-Noir’: Andrew Lewis Caldwell Joins Amazon’s Marvel Series

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、北米興行収入が3週連続1位に

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の北米における興行収入が3週連続1位になった事が明らかとなりました。とはいっても「ヴェノム」、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」ほどの勢いもなく、万々歳とは言えないかもしれません。

「ザ・ラストダンス」は先週、北米の3905の劇場で公開され、1620万ドルを売り上げました。A24のホラー映画「Heretic」やライオンズゲートの家族向けクリスマス映画「The Best Christmas Pageant Ever」と競争するには十分な数値となり、ライバルとなる大作映画不在の中で3週連続1位となりました。

初週は海外での売上に助けられていたものの、3週目にはそれも勢いが低下、世界興行収入は現在4億ドルを目前としていますが、一作目の8.5億ドルには遠く及ばず、2作目の5億ドルにも手が届かない可能性が高そうです。

とは言えヴェノムシリーズはどれも1.1億ドル程度の予算で制作、3作目も十分に赤字を回避してフィニッシュ出来るのは良かったと言えるでしょう。

ヴェノム4週目には、ドウェイン・ジョンソンさんとクリス・エヴァンスさんがダブル主演する映画「レッド・ワン」が公開。ヒーロー映画ファンにはたまらないキャスティングのこの映画は北米よりも先に海外で公開されましたが、海外75市場の25195スクリーンで2660万ドルの興行収入にとどまっています。(この映画の製作費は2億5000万ドル弱とされています)。

ソニーは続編として「エージェント・ヴェノム」の開発をしているとも報じられていますが、「ザ・ラストダンス」の数値だけを見る限りは心機一転の再上昇を目指しつつ、ゴーサインが出る可能性は十分にありそうです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/sony-agent-venom-movie-rumor/”]

SSUは来月「クレイヴン・ザ・ハンター」を公開したあと、映画のスケジュールがなくなってしまう状態に。もともとは「エル・ムエルト」の開発が進められていましたが、主演の降板が伝えられたあと1年近く音沙汰がなく、「ヒプノハスラー」についても続報がありません。

ドラマに関して「シルク:スパイダー・ソサエティ」も凍結中ですが、「スパイダー・ノワール」は現在撮影が進められています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-spider-noir-hero-suits-first-look/”]

ソニー・ピクチャーズは 2026年7月 にタイトル未定のマーベル映画を公開する予定だと報じられていますが、これはSSUの映画ではなく、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「スパイダーマン4」だと予想されています。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」が世界興収3億ドルを突破

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の米公開から2週間、世界興行収入が3億ドルを突破している事が明らかとなりました。北米では前作「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」を下回るとも報じられていますが、米国外の市場ではヒットしている事が伺えます。

海外メディア Deadline は本作の世界興行収入が3億1700万ドルを突破したと報告。北米内では前作よりも低調としつつ、米国外ではそれと反してかなり好調だと指摘しています。

Deadline は日本では380万ドルの売上と報告、シネマトゥデイの報告によれば「先行上映を含む4日までの累計成績は動員44万人、興収6億8,700万円を突破している。」との事で一致はしていませんが、おおむね近い数字となっています。

米メディアが第一報時に「悲惨」とも称していた「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の興行収入ですが、国外でのヒットにも助けられてしっかりと黒字映画に。この結果を受けて、噂の続編映画に正式にGOサインが出るのか注目となっています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-venom-3-1st-weekend-box-office/”]

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。

キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて公開中、日本では11月1日より公開中です。

ソース:‘Venom: The Last Dance’ Tangos Past $317M Worldwide – International Box Office

【噂話】ソニー・ピクチャーズが「エージェント・ヴェノム」の映画を開発中

ソニー・ピクチャーズがコミックのエージェント・ヴェノムの実写化に取り組んでいると報じられました。現在はエディ・ブロックを主人公とする映画「ヴェノム」の完結作とされている「ザ・ラストダンス」が劇場公開されたばかりですが、新たな主人公に切り替えたヴェノムの物語がスクリーンに登場するかもしれません。

スクーパーのダニエル・リヒトマン氏がサブスク会員向けにこれを報告。ソニー・ピクチャーズは映画「エージェント・ヴェノム」を開発中だと言います。

コミックのエージェント・ヴェノムはピーター・パーカーをいじめていたユージーン・”フラッシュ”・トンプソンで、彼は国のために脚を失ったあと、ヴェノム・シンビオートと絆を深め、再び立ち上がることになりました。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン」シリーズではこのフラッシュをトニー・レヴォロリさんが演じています。

©MARVEL,Sony Pictures

MCUにもヴェノム・シンビオートが残されているため、レヴォロリさんのフラッシュがエージェント・ヴェノムになる可能性は残されている一方で、「ヴェノム:ザ・ラストダンス」にも注目しておくべき人物がいます。「ザ・ラストダンス」のクライマックスでは、ゼノファージの一体が兵士の一人の足を食べているシーンがあり、その兵士は名前は不明ですが、姓はトンプソンとされています。

これは明らかにコミックのフラッシュ・トンプソンを意識した設定で、「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の最後にシンビオートを捕らえていた試験管がクローズアップされた事を考えると、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)でもエージェント・ヴェノムが誕生する可能性は十分に残されています。

ただし、「ザ・ラストダンス」のトンプソンを演じた俳優名がWEB上に登場しない事を考えると、ソニーが全く別の新しい俳優を起用して、トンプソンをリブートする事もありえる話です。

実写ヴェノムの今後については様々な噂がこれまでにもあったものの、エディ・ブロックを演じたトム・ハーディさんはソニーとの契約が終了したと報告し、「ザ・ラストダンス」が完結作である事を明言しています。

実際には水面下で4作目が進められているとも考えられていますが、4作目はエディではなくフラッシュが主人公となるのか、続報にも注目です。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は劇場公開中です。

「マダム・ウェブ」を踏み台にシドニー・スウィーニーさんが業界で最も需要のある女優の一人になったと称賛される

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」でスパイダーウーマン/ジュリア・カーペンターを演じたシドニー・スウィーニーさんが、2024年、業界で最も需要のある女優に成長したと、海外メディアが報じました。

THR は 2023年12月に公開されたロマコメ映画「Anyone But You」が制作費2500万ドルに対して興行収入2億2000万ドルという大成功を収めた事が起爆剤になったとし、このとき200万ドルだった出演料は、2024年10月にはスリラー映画「The Housemaid」で主演として750万ドルにまで膨れ上がったと報告されています。

酷評された「マダム・ウェブ」は興行収入が1億ドルにも届きませんでしたが、この時、シドニー・スウィーニーさんの出演料は75万ドルだったと言います。また、この半年前に出演した映画のギャラは6万5000ドルとされています。

2024年3月のインタビューでシドニー・スウィーニーさんは「私にとってあの映画は、ソニーとの関係を築くための足がかりとなりました。マダム・ウェブに出なければ、そこの決定権を持つ人たちと知り合うこともできなかったでしょう。(中略)マダム・ウェブに出たおかげで、『Anyone But You』を売り込むことができたり、『バーバレラ』のオファーを受けることができたんです。」と、「マダム・ウェブ」をきっかけにその後のソニー作品への出演があったとコメントしていました。

「マダム・ウェブ」自体は世間的に失敗とみなされていますが、シドニー・スウィーニーさんはこの映画をきっかけに同世代女優の中でトップクラスのスターとなったとも記事は指摘。

そんなシドニー・スウィーニーさんですが、マーベル・スタジオと話し合いをしているとも報じられており、今後のマーベル映画での役割について注目されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-madame-web-sydney-sweeney-meeting-marvel-studios-kevin-feige-rumor/”]

ソース:After ‘Anyone But You,’ Sydney Sweeney Nabs Big Pay Raise On Next Movies

【ネタバレ注意】「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、ジュノー・テンプルさんが次の可能性について語る

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」でテディ・ペイン博士を演じたジュノー・テンプルさんが、今後の自身の役の可能性について語りました。

※これより先は「ヴェノム:ザ・ラストダンス」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

テンプルさんが演じたテディ・ペイン博士は映画の終盤でシンビオートと結合し、アゴニーとして戦いに身を投じています。そして、本作で明確に生存が確認されている唯一のシンビオートとなっています。

THR とのインタビューでアゴニーの今後について質問されたテンプルさんは想像できますか?それがどれほど楽しいか。素晴らしい経験にでした。私はトムに、その物理的な部分について少し話を聞いて、両方のキャラクターを常に存在させることで彼が成し遂げたあの素晴らしいものをどうやって作り出したのかを理解しなければなりません。でも、ええ、私は続編にとてもオープンです。」と、再びアゴニー/テディ・ペインを演じる事に意欲がある事を示しました。

そしてマーベル映画デビューを果たしたことについて、「面白い作品です。ファンにとって、これらの世界の一部になることがどれだけ意味のあることか、ファンがこれらの物語や、ファンが恋に落ちて情熱を抱くさまざまなヒーローや悪役にどれだけ夢中になっているか、そして時には本当に嫌いなこともあるか、学んでいます。だから、私はそのようなファン層を決して失望させたくはありませんが、みんなが面白い冒険だと感じるものなら何でも受け入れます。もしそうでなかったとしても、この作品で素晴らしい時間を過ごせました」と語りました。

本作のクライマックスの壮大なバトルシーンに関しては、「こんなにたくさんのテニスボールを扱ったことはなかったです (笑)。でも、この仕事で驚いたのは、セットの多くが実際に機能していたことです。その多くは CGI 中心ではありませんでした。多くのセットが実際に動いたり、飛び出したり、色が変わったりしました」

「はい、想像しなければいけないことがたくさんありましたが、それが私の心の子供心を刺激するので、私はそれが大好きです。私は子供時代、いつも想像しながら過ごしましたし、今でもそうです。しかし同時に、実際に反応しなければいけないこともかなりたくさんありました。彼らが実際にどれだけ多くのことを実行できたかは驚くべきことでした。」

「繰り返しになりますが、これは私にとって新しい世界ですが、映画館に行って本物の観客になることができます。最終的なVFXやアーティストが作り出したもの、そして彼らが持つ想像力を見ると、『わあ、想像力を高めなくちゃ』という感じです。」と述べています。

ジュノー・テンプルさんがアゴニーを再演するために、続編映画は制作されるのでしょうか?

ミッドクレジット・シーンでは、すべての黒幕だったヌルが登場し、ヴェノムのコーデックスが消滅したことに激昂。“キング・イン・ブラック”の目覚めを宣言し、世界を焼き尽くしてやると予告し、「お前はそれを目の当たりにする」と宣戦布告していました。

これは明らかに続編を意識したセリフですが、ヌルの解放に必要だったコーデックスは作中の説明どおりにヴェノムが死亡した事で失われ、ヌルは復活の鍵を失っている状態です。どのように復活するのかは現時点で分かっていません。

シンビオート・コーデックスは劇中で「シンビオートが別の生命を蘇らせた際、異なる生命が一つとなって生成されるもの」と説明されており、1作目映画でのライオット戦でエディが死亡、そして蘇生をした時に出来たと考えられるもの。

広い宇宙にはヴェノム以外にもコーデックスを持っているシンビオートがいるかもしれませんし、別のマルチバースにそういうシンビオートがいるかもしれません。

もしそれらが見つかってヌルが復活してしまった際にはアゴニーとおそらくエディが協力して立ち向かう事になりそうですが、そうであれば「ザ・ラストダンス」でのヴェノムは無駄死にですし、なにかもっとスマートな方法が用意されているのでしょうか?

コミックのシンビオート・コーデックスは「シンビオートが宿主の身体を離れる時に宿主の脊椎に残していくもの」で、シンビオートはハイブマインドを通じて元感染者を操作したりする事が可能でした。また、コーデックスのコピーがハイブマインドに保存され、宿主の記憶と魂がライブラリ化。そこから宿主とまったく同じコピーが復元された事もありました。

映画では単にヌルの復活に必要なキーアイテムとして紹介されただけで、具体的な事はほとんど説明されていません。

エンドクレジットシーンではヴェノム・シンビオートが捉えられていた試験管が映し出されており、近くにいたゴキブリに寄生して生き延びているとの見方もありますが、さらに言えばエディに寄生していたヴェノム・シンビオートは神聖時間軸で生きているはずで、ふたつのうちのどちらかが再びエディを結合すればおそらくコーデックスが復活するとも考えられます。

ソニーがヌルとの対決映画を作るためには結局コーデックスが必要であり、そのためにはヴェノムを復活させざるを得ないわけですが、だとすれば「ザ・ラストダンス」は何だったのかという事に。ソニーはファンの想像を越える展開を用意し、アゴニー再登場の舞台を用意出来るのか注目です。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。

キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて公開中、日本では11月1日より公開予定です。

ソース:‘Venom: The Last Dance’ Star Juno Temple Talks the Ending: “Can You Imagine How Fun That Would Be?”

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、海外メディアが小島秀夫監督の投稿に注目

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」が世界60カ国以上で公開され、その反応は賛否両論となっています。そんな中、海外メディア CBM が、ゲーム「メタルギアソリッド」の生みの親である日本のクリエイター、小島秀夫監督の投稿に注目しています。

投稿を見て判るように、それは感想というようなものではなく、見たという事実を伝えるだけのものとなっています。

CBMは「彼は他のアーティストの作品を批判するような人物ではなく、否定的なレビューもしない。その代わりにこういった一行のコメントが多くの点で全てを物語っている。」としています。

そして、小島監督は過去に「マダム・ウェブ」や「キャプテン・マーベル」、そして米国ではかなり評価されている「ブラックパンサー」も「信じられない事に」と前置きした上で、ヴェノム三作目と同様に一行コメントだったと指摘しています。

好きなものを語りたくなるのはオタクのサガであり、監督もドラマ「ムーンナイト」の時は長文でその熱量を訴えていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-moon-knight-hideo-kojima-posted-review/”]

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は北米市場で期待以下の出だしとなっていますが、海外市場は期待以上の好調となっており、売上に関しては問題がなさそうです。

続編のアイデアはあるとしつつも、ケリー・マーセル監督と主演のトム・ハーディさんは「ソニーとは当初から3部作の契約だった」としつつ、次の契約がない以上はこれが最後だとも。映画自体は続編の下地を形成しているように感じる内容でしたが、どうなるのかはソニーの動きを注視する必要がありそうです。

また、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に合流するという噂もあり、実際にそうなっていくのか、それともSSUの範囲内で続きが展開されていくのかも注目です。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。

キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて公開中、日本では11月1日より公開予定です。

ソース:METAL GEAR SOLID Creator Hideo Kojima Shares A Very Telling Review Of VENOM: THE LAST DANCE