映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、海外CMで新たなシンビオートがさらっとネタバレ、プロモアートも流出

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の新たな海外CMがオンライン上に到着しました。30秒ほどの動画の大部分はファーストトレーラーの映像を流用していますが、いくつかの新シーンも含まれています。

※これより先は「ヴェノム:ザ・ラストダンス」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

動画のサムネイルにも設定されている新しいシンビオートは、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のマリガン刑事が寄生されたトキシンのように見えると感じるファンがいる一方で、コミックのラッシャーのようだと感じるファンもいるようです。

「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」で登場したパトリック・マリガン刑事は作中で寄生されたような描写があった事と、コミックのマリガンは実際に寄生されてトキシンと名乗るヒーローになっている事もあって、3作目での登場が期待されているシンビオートです。

一方でヴィジュアルの直感的な印象から、これがラッシャーではないかと考えるファンも。コミックで緑色で描かれるシンビオートのラッシャーは、以前にも登場の噂がありました。

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また、本作のアパレル用のプリントに使われるとされるアートもオンライン上に流出。

トレーラーではヴェノムが馬に寄生している姿が描かれていましたが、これらのアートによると、他にもカエルや魚(ピラニア?)に寄生する姿がスクリーンに映し出される可能性を示しているようです。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて、11月1日より日本公開予定です。

ソニーにまたもや暗雲、スパイダーバースプロデューサーが「シルク」を巡って対立、退社したと報じられる

ソニー・ピクチャーズからクリス・ミラーさんとフィル・ロードさんが退社したと、海外メディア Puck が報じました。「スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース」や「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」を手掛けた二人が去る事で、「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」や「スパイダー・ノワール」にどのような影響が出るのかは分かっていません。

記事によると、「スパイダーバース」のヒットにも関わらず、約2年間の開発をしてきた「シルク:スパイダー・ソサエティ」の予算がおりなかった事を不服として、プロデューサーとソニーが対立。退社に至ったといいます。

クリス・ミラーさんとフィル・ロードさんのコンビは「スパイダーバース」1作目のヒット後、2019年に5年にわたって9桁の金額で契約、ストリーミング配信されるスパイダーマンプロジェクトの監督を務めると報じられていました。これに基づいて開発されていたのが「シルク:スパイダー・ソサエティ」と「スパイダー・ノワール」のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)実写ドラマです。

この事はその後のSSUの不安定さをなんとかしてくれるのではないかというファンの期待を日に日に大きくしていましたが、それが実現する前にSSUの映画自体が破綻してしまったのか、ソニーは財布の紐を固く縛ってしまったようです。

「シルク:スパイダー・ソサエティ」は「ウォーキング・デッド」のショーランナーを務めたアンジェラ・カーンさんを迎え入れる事も発表されていましたが、今年のはじめに制作の見直しが報じられました。

大手メディア THR は数か月前に「シルク」がプライムビデオではなくディズニープラスでデビューする可能性を指摘していましたが、プロデューサーの退社はこの実現に一歩近づいたのでしょうか。

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シルクことシンディ・ムーンはスパイダーマン関連のキャラであるため、実写化の権利はマーベルおよび親会社のディズニーではなく、ソニーが権利を保有しています。ソニーとディズニーの間で権利上の問題が解消されれば、可能性はかなり高くなりそうです。

もしくは、「クレイヴン・ザ・ハンター」や「ヴェノム:ラストダンス」でSSUが立て直されればあらためて「シルク」に青信号が灯り、二人のプロデューサーを呼び戻す事が出来るかもしれません。

ソース:The Best and Worst Deals of Peak TV (Part 1)

イザベラ・メルセードさんが「マダム・ウェブ」を振り返る─「みな一生懸命だった」し「誇りに思っている」

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」でスパイダーウーマン/アーニャ・コラソンを演じたイザベラ・メルセードさんが、Happy Sad Confused に出演し、このプロジェクトを今でも誇りに思っていると胸の内を明かしました。

メルセードさんは「私たち全員がグループチャットを楽しんでいました。出てくるツイートやミームで、グループチャットはとても楽しかったのを覚えています。」と語ります。

「でも同時に、悲しい気持ちもあります。なぜなら、この作品に一生懸命取り組んだ人たちがいて、もしかしたらこれは大きなチャンスだったのかもしれないし、努力した人たちのことを考えずにはいられないからです。私は今、他の作品の機会に本当に恵まれていると感じていますが、この作品に全力を尽くしていた他の人たちに申し訳なく思います。キッチンにはたくさんの料理人がいるので、たとえ善意で作ったとしても、他の人は自分の課題を理解しないかもしれません。」

そして、ヒットしなくても楽しい映画は存在するとフォローしています。

「私は大げさな映画が大好きです。正直に言うと、『ザ・ルーム』も『フラバー』も『キャットウーマン』も大好きです。これらは私のお気に入りなので、そういう意味ではちょっと誇りに思っています。」

イザベラ・メルセードさんは「マダム・ウェブ」の興行的失敗のあと、「エイリアン:ロムルス」、「ラスト・オブ・アス」シーズン2、「スーパーマン」など期待の大作が控えている状態で、暗い時期を早くも脱却しつつあります。

一方で共演者のセレステ・オコナーさん(マティ・フランクリン役)は「マダム・ウェブ」と「ゴーストバスターズ/フローズン・サマー」の失敗のあと、どちらの映画でも印象的な演技を見せていたにも関わらず、次のプロジェクトが発表されていません。彼女はメルセードさんが申し訳なく思う人物の一人に含まれるのでしょうか。

主演を務めたダコタ・ジョンソンさんはこの映画の制作の仕方について苦言を呈し、当時物議を醸しました。

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同じくスパイダーウーマンの一人を演じたシドニー・スウィーニーさんは仕事を全うしたと語りつつ、条件付きでの再演の可能性を認めています。

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共演のエマ・ロバーツさんはもう少し楽観的で、本作での役割に興奮しつつ、次はアクションに挑戦してみたいと語りました。

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「マダム・ウェブ」は劇場での興行収入が振るわず、続編もスピンオフの計画も白紙になったと報じられています。

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しかしポジティブな話題として、Netflixでの配信が始まった際は週間再生数で1位を獲得したとも報じられました。

今年の後半に控えている「ヴェノム:ザ・ラストダンス」と「クレイヴン・ザ・ハンター」次第で「マダム・ウェブ」にも次のチャンスが生まれるのでしょうか。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」新予告が公開、12月13日日米同時リリースも決定

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」のR指定版(レッドバンド版)の新予告が公開されました。また、これまで不明だった日本での劇場公開日が米国とおなじ 2024年12月13日 となる事も発表されました。

公式概要は以下のとおりです。

★暴走していく《狩り》が行きつく先は──?

子供の頃、裏社会を牛耳る冷酷な父親と共に狩猟に出た際、巨大なライオンに襲われたことをきっかけに、<百獣の王>のパワーを身体に宿し、最強のハンターと化したクレイヴン。引き締まった強靭な肉体に野獣のようなパワーとスピード、研ぎ澄まされた五感で本能のままに狩りまくるのは、金もうけのために動物を殺める人間たち。一度狙った“獲物”は、自らの手で確実に仕留めるまで、あらゆる手を使ってどこまででも追い続ける。次々と残虐な<狩り>を実行し、やがて彼らを動かす大きな裏組織へと近づいていくが・・・。そこでクレイヴンは自分の父親がもたらした悪と直面し、一度は縁を切ったはずの父親との対峙を余儀なくされる。さらにクレイヴンを待ち受ける罠が・・・!病弱な身体を持つ最愛の弟が危険にさらされたことでクレイヴンは激昂、そして、全身が硬い皮膚に覆われた“ライノ”と思われる巨大な怪物からも命を狙われることに。激しくエスカレートしていく怒りとともに、暴走していく<狩り>が行きつく先は──?

ソニー・ピクチャーズが制作するマーベル作品として初めてR指定となる本作。なお、日本での区分は未定です。予告でもそのR指定の片鱗を垣間見ることが出来るようになっており、「ヴェノム」では見送られた残虐な描写が含まれています。

また、予告の1分39秒からアメリカ版ではディミトリのセリフが挿入されていることが公式キャプションから明らかに。ライノ以外にカメレオンが登場する事がほぼ確実となったようです。

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主役クレイヴン役には、「キック・アス」シリーズや「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などスーパーヒーロー映画にも出演し、「TENET テネット」や「ブレット・トレイン」でも圧倒的な存在感を見せるアーロン・テイラー=ジョンソンさん。今作ではまさに“最強”に鍛え上げられた美しい肉体で生身のアクションを披露しています。

さらにクレイヴンの父親役を、オスカー俳優のラッセル・クロウさん、ヒロインのカリプソ役を「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズさんが演じています。

・監督:J・C・チャンダー(『トリプル・フロンティア』『マージン・コール』)

・脚本:アート・マーカム&マット・ホロウェイ(『アンチャーテッド』『アイアンマン』)、リチャード・ウェンク(『イコライザー』シリーズ)

・出演:アーロン・テイラー=ジョンソン(『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』『ブレット・トレイン』)、アリアナ・デボーズ(『ウエスト・サイド・ストーリー』)、フレッド・ヘッキンジャー(11/15公開『グラディエーターII』)、アレッサンドロ・ニヴォラ(『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』)、クリストファー・アボット(『哀れなるものたち』)、ラッセル・クロウ(『ソー:ラブ&サンダー』『ヴァチカンのエクソシスト』)

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 日米同時公開予定です。

SSU「ヴェノム:ラストダンス」、キウェテル・イジョフォーさんがMCUとの役の違いについて「見ればわかる」とコメント

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ラストダンス」に出演しているキウェテル・イジョフォーさんが、Youtube番組 Happy Sad Confused に出演し、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「ドクター・ストレンジ」シリーズのモルドとの違いについてコメントしました。

「ドクター・ストレンジ」1作目に起用された際、先の計画について知っていたのか質問されたキウェテル・イジョフォーさんは「確かに、時間の経過とともに発展するあらゆる物事と同様に、操作、変更、または再発明の対象になるような幅広いアイデアがありました。でもどうなるかはある意味では、誰にもわかりませんね。」と笑いながら回答しました。

そして、「そのさまざまな側面が実現する可能性はまだあります。正直に言うと、当時の会話にはなかった、モルドにとってまったく新しい領域があり、そこにはあらゆる能力と可能性が秘められています。それは間違いなく想像力次第です。これはとてもエキサイティングなことだと思います。ストーリーが前進していく中で、個人またはチームのヴィジョン。私はそれに興奮しています。」と述べ、「この分野には、並外れて熱心で才能のある人たちがいると感じています。私にとって、それはまだとてもワクワクする世界です。」と付け加えました。

そして「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の展開についてどう考えているかとたずねられると「さっきも言ったように、あれは新しいものでした。まったく予想していなかったことでした。そういう意味で、とても魅力的だと思いました。この先どうなるのか、とてもワクワクする何かがあるような気がしました。そういうところが全体的に気に入っています。これらのキャラクターや世界を、本当に信じられないような方法で探求できるというアイデアが気に入っています。」と答え、3作目以降について「そこには美しい扉が開かれていると思うし、その物語を語る瞬間を見つけることで、その物語の最もエキサイティングな部分を語り、そこに光を当てることができると思います。本当に素晴らしいものになる可能性があると思うんです。」と期待を語りました。

また、「ヴェノム:ラストダンス」ではキウェテル・イジョフォーさんはヴィランのオーウェル・テイラーを演じていると噂されていますが、MCUでモルドを見たファンが混乱しないかと質問されると、「一番いいのは、映画を観ることだと思います」と笑顔で答えました。

「みんなが映画を観て、それから関わるようになって初めて、重要な会話が生まれます。この時点では、会話はそれほど重要ではありません(笑)。あの世界でケリー(監督)と一緒に仕事ができて、トム(ハーディ)が一緒に踊った本当に特別なキャラクターと関わることができて、最高でした」

「撮影現場でヴェノムが登場するのを見ると、『わお!』って思う。本当にすごい瞬間ですよ。トムが隣に立っていたら、『ヴェノムが来た!』って思うでしょう。彼は本当に素晴らしいものを作り上げたんです。」

ソニーの紛らわしいキャスティングは当初から混乱を引き起こしていましたが、現在はモルドを演じているわけではないと考えられています。

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紛らわしいといえば、「ヴェノム:ラストダンス」の予告では「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の1シーンのその後と思われる映像が差し込まれており、なぜこの映画がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の神聖時間軸のその後を描いているのかについてもファンは混乱しています。

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本作が何故かニューヨークで再撮影している事も話題ですが、ヴェノムの完結作とされるこの映画で何が起こっていくのか注目です。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月 米国劇場にて、11月1日より日本公開予定です。

SSU「クレイヴン・ザ・ハンター」が正式にR指定を取得

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」が正式にR指定となったと、各種海外メディアが報じています。当初は 2023年10月 の公開予定だったSSU6作目の映画は 2024年8月 予定になった後、さらに延期されて現在は 2024年12月 の公開が予定されています。

予告が公開されて既に1年以上が経過し、「マダム・ウェブ」の失敗の後でもはや忘れられているのではとの危惧もある本作ですが、ソニーはこの映画に対して絶対的な自信を見せています。

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「ヴェノム」の1作目と2作目、「モービウス」はユニバースを共有している事がほのめかされ、MCUとの繋がりも描こうとしていましたが、「マダム・ウェブ」はそれらに言及することはなく、「クレイヴン・ザ・ハンター」とヴェノム3作目の「ヴェノム:ザ・ラストダンス」も「独立型」として制作されていると言います。

「スパイダーマン:ホームカミング」でソニーと仕事をしたジェフ・ゴメス氏は最近のインタビュー(CBM経由)で「これらの映画の相互関連性を強調することには、多少ためらいがあるかもしれません。彼らは以前にもそのことについて話し合いましたが、うまくいかなかったようです。」とコメントしています。

一方でアメリカの公式サイトでは「スパイダーマンへの悪名高い復讐の前が舞台」と今後のスパイダーマンの関与を示唆。

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スクーパーも今月に入って「クレイヴン・ザ・ハンター」にスパイダーマンが登場するかどうかは不明だが少なくとも名前は登場するようだと報告しています。

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SSUの前作となる「マダム・ウェブ」が2月に公開されたあと、興行収入に伸び悩み、わずか一ヶ月でオンラインデジタルリリースとレンタルが開始、2ヶ月目にはBlu-rayが発売され、3ヶ月目には米Netflixで公開されていました。日本では未だにディスクの発売に関するアナウンスもない状態です。

「クレイヴン・ザ・ハンター」は日米ともに何のプロモーションもない状態が続いていますが、予定通り12月の公開となれば秋頃から活発になってくるのでしょうか。

R指定となったからにはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」との比較を避けられなくなりますが、SSU起死回生の一本となるのか注目です。

本作の主人公クレイヴン・ザ・ハンターを演じるのはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」でワンダの弟クイックシルバー/ピエトロ・マキシモフを演じたアーロン・テイラー・ジョンソンさん。

その他、アリアナ・デボーズさん、フレッド・ヘッキンジャーさん、アレッサンドロ・ニヴォラさん、クリストファー・アボットさん、ラッセル・クロウさんらが共演に名を連ねています。

監督は「マージン・コール」などのJ・C・チャンダーさん。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 に米国にて劇場公開予定です。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、なんとニューヨークで再撮影が行われている

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」が再撮影を行っている事が判明、目撃されています。しかもこれが物語の舞台のサンフランシスコではなくニューヨークで行われている事で、今度こそ本当にスパイダーマンが関与してくるのか、海外ファンは気になっています。

ニューヨークを代表する人気のヒーロー、スパイダーマンを連想せずにはいられないこの再撮影ですが、これはポストクレジットシーンの内容となるのでしょうか?

海外メディア CBM は、「ラストダンスを完結作とうたっているにも関わらず、エディがデイリー・ビューグル紙かデイリー・グローブ紙に歩いて行き、ピーター・パーカーと出会うかもしれないとほのめかすシーンで映画が終わるのは、いかにもソニーらしいやり方だろう。 」と指摘、これまでどおり期待を煽るだけで実際にはスパイダーマンは登場しないと推測しています。

本作の予告が6月に公開されて以降、目立った話題もありませんが、次の予告が8月下旬から9月下旬にかけて公開されるとも報じられています。

この作品が本当に完結作なのか、それとも3部作の完結編というだけで、あらたな章が開幕する事になるのか、そして「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に寄り道してさえ何も起こらなかったスパイダーマンとの共演について、どうなっていくのか注目です。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月 米国劇場にて、11月1日より日本公開予定です。

【ネタバレ注意】ドラマ「スパイダー・ノワール」、キャラの詳細が判明か【噂話】

ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオが開発中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマ「スパイダー・ノワール」に登場するいくつかのキャラクターの詳細について、パイロット版の設定を海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏が報じています。

※これより先は「スパイダー・ノワール」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

氏のレポートによると、主人公からいくつかのサブキャラクターに関する詳細は以下のようになっています。

主人公ベン・ライリー

スパイダーマンの力を持つ引退したスーパーヒーロー。比喩的にも文字通りにも、年老いて壊れており、以前のようにスーツを着ることはできない。代わりに、彼は低レベルの私立探偵の事件を引き受け、市長のような有名人が関わる事件には手を出さない。回想を通して、彼がここに至った過去の英雄的行為や過去の失敗を知る事になる。彼は魅力的だが、風変わりで、パイロット版は彼が今後良いキャラクターアークを描けるようにうまく設定している。

ユリ・ワタナベ

ニューヨーク市の犯罪組織、特に市長とのつながりが不明な舞台歌手。パイロット版では彼女のキャラクターは完全にベン・ライリーの目を通して描かれているが、本編では彼女のために興味深い大きなストーリーが展開される。

フリント・マルコ(サンドマン)

ユリに雇われた悪党だが、サンドマンに変身してしまう原因不明の症状を抱えている。人格が切り替わると、分身が支配していたときに何をしたかは記憶に残らない。物語のかなりの部分が彼を中心に展開されるようで、このキャラクターがファンのお気に入りになる可能性は大いにある。

ロビー・ロバートソン

記者であり、ベン・ライリーの友人。パイロット版ではキャラクターに深みはあまりないが、ファンに愛される可能性を秘めている。

デルガド市長

動機や過去が全く不明な腐敗政治家。このキャラクターは、将来のエピソードの設定として、おそらく主な悪役として登場します。

シルバーメイン

邸宅が全焼したため引退の計画が頓挫した老年の犯罪ボス。どうやら彼はシリーズのもう1人の主要な敵役になるようです。

ジャネット

ベン・ライリーの秘書兼副官。『マッドメン』のジョーンのようなキャラクター。

エドワード・アディソン

身体に害を与えることなく自分自身に火をつけることができる男であり、物語のマクガフィンの 1 人。

デルガド

ベン・ライリーと良好な仕事関係にあるもう一人の私立探偵。

主人公がピーター・パーカーではない所からコミックとはかなり異なるようですが、パイロット版ではこういったキャラクターが登場しているようです。デルガドと名付けられた同僚とヴィランがいるというのも少し混乱するポイントですが、本編では何か重要な繋がりが描かれる事になるのでしょうか。

主人公であるスパイダーマン・ノワールはアニメ映画「スパイダーバース」にも登場しましたが、そこではコミックリリー的なキャラとして描かれていました。このドラマは原作コミックのようなダークな世界観を描くと見られており、SSUの新境地を切り拓いていく事が期待されています。

ドラマ「スパイダー・ノワール」は Amazonプライム・ビデオで配信予定です。

「モービウス」、ダニエル・エスピノーサ監督が失敗を振り、「ああいった事はもうやりたくない」と語る

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「モービウス」のメガホンを取ったダニエル・エスピノーサ監督が、海外メディア Deadline とのインタビューの中で、本作がファンが期待したような映画にならなかった事について語りました。

「モービウス」の興行不振を個人的にどのように受け止めたかとの質問に対し、「委員会を通して映画を作るというのは、とても難しいことだと思います。結局、別の監督の方が適任だったかもしれないと感じました。」と監督は語りました。 

少し前には同様のことを「マダム・ウェブ」の主演を務めたダコタ・ジョンソンさんが発言し、方方から批判を受けました。

こういった映画の決定は委員会によって下され、委員会で作られたアートはうまくいきません。映画は映画監督とその周りのアーティストのチームによって作られるべきです。数値やアルゴリズムに基づいてアートを作ることはできません。

スタジオと監督の意見が一致しているときは何も問題ありませんが、方向性が違った時に監督が自分の意見を曲げられるかどうかが向き不向きとなるのは事実と言えそうです。

2010年、スリラー映画「イージーマネー」が本国スウェーデンでヒットした後、ハリウッドに招かれた監督はデンゼル・ワシントンさんとライアン・レイノルズさんのアクションスリラー「セーフハウス」やカルトヒットのSFホラー映画「ライフ」など、興行収入としてはそこそこと評価される映画を制作、その後「モービウス」を制作し、世間から酷評される形となりました。

エスピノーサ監督はハリウッドで活動した期間について次のように述べています。

私はアメリカで12年間過ごしました。そして、自分がやっていることが、映画を作り始めた本当の理由から私を徐々に遠ざけていることに徐々に気付きました。だから、自分が映画を作る理由に立ち返る必要が本当にあったのです。

スウェーデンとチリの血を引くダニエル・エスピノーサ監督は現在ヨーロッパに戻り、ハリウッドのシステムから外れ、元の自由な映画製作に戻っています。

「モービウス」は、報道によれば7500万~8000万ドルの製作費に対して1億6750万ドルの収益を上げ、赤字は回避しましたが、ジャレッド・レトさん主演のフランチャイズとしては成立しない作品とされています。

しかし多くのファンが失望したのは興行収入などではなく、予告でスパイダーマンがほのめかされていたにも関わらず、ほとんど何も起こらなかった事でした。

当時、監督はこの予告もまったく関与していないとし、ソニーが用意したものだと説明していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-morbius-director-explains-spider-man-wall-art-trailer/”]

また、マイケル・キートンさんが演じたバルチャーはもともと別の手段で登場する予定でしたが、これをソニーが急遽変更するようにアイデアを出してきたとも語っていました。もともと「モービウス」は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」よりもかなり先に公開される予定であり、彼がドクター・ストレンジの呪文の影響を受けるはずはありませんでしたが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で映画の公開スケジュールが大幅に乱れた後、スタジオの思いつきで変更される事になったと主張していました。

監督は米国から帰国後、「自分自身についての物語を作る」方法を模索していたと語り、そこから制作した「マダム・ルナ」がタオルミーナ映画祭で上映。

「マダム・ルナ」は、悪名高い人身売買業者としての身分を隠しているエリトリア難民の物語。自由への道の途中でイタリアに留まることを余儀なくされた彼女は、自分が搾取した人々が経験したのと同じ苦難を経験します。

この原点回帰の後、ハリウッドの仕事に戻る可能性について質問された監督は「二度と大きなプロジェクトをやらないとは思いません。」と言います。

「でも、体制やシステムで仕事をしたい監督が求められるプロジェクトには、もう出ないと思います。例えば、『セーフハウス』をやったとき、デンゼル(ワシントン)にとって、それが私であり、私がやりたいことだということがとても重要だったし、私にとってもそれは重要だと思うんです。」

ソース:Daniel Espinosa On Return To Roots With ‘Madame Luna’ & ‘The Helicopter Heist’, Says A Different Director Might “Have Been A Better Fit” For ‘Morbius’ – Taormina

【噂話】SSUドラマ「スパイダー・ノワール」、リー・ジュン・リーさんがキャスティング、ユリ・ワタナベ役とも

ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオが開発中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマ「スパイダー・ノワール」にリー・ジュン・リーさんがキャスティングされたと海外メディア Deadline が報じました。しかし役どころについてはスクーパーの主張と少し食い違っているようです。

記事によると、リー・ジュン・リーさんはスパイダーマン・ノワールを主人公とするこのドラマの中で「ニューヨークの高級ナイトクラブの歌手」を演じると言います。そして、トム・バークさんとアブラハム・ポプーラさんが未知の役について交渉中であるとも報じています。

しかし、スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は彼女がユリ・ワタナベを演じ、「ファム・ファタール」的な役割を持つようだと報告しました。

1933年のニューヨーク市で、私立探偵ベン・ライリーが腐敗の落とし穴に落ちていく様子を追う。同時に、スーパーヒーローとしての過去も明らかにする。ライリーはエドワード・アディソンの死を調査し、市長が犯罪ボスのシルバーメインとファム・ファタールのユリ・ワタナベを巻き込んだ悪事を企んでいることを知る。

コミックのユリコ・”ユリ”・ワタナベはニューヨーク市警の警官で、ここ数年でヒットしたゲーム「Marvel’s Spider-Man」では警部として登場していました。

両者の主張が共に正しいと仮定するのであれば、「スパイダー・ノワール」に登場するユリはコミックやゲームで馴染みのあるユリとは異なるキャラクターになっていると考えられそうです。

本作では主人公のスパイダーマン・ノワールもピーター・パーカーではないと報じられており、原作をかなりアレンジした作品になるのかもしれません。

ドラマ「スパイダー・ノワール」は Amazonプライム・ビデオで配信予定です。

ソース:‘Spider-Noir’: Li Jun Li Joins Amazon’s Marvel Series