映画「クレイヴン・ザ・ハンター」、米配信開始、Apple TVで1位を獲得

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の配信が1月14日からアメリカでスタートし、公式Xが週間ランキングで1位を獲得した事を発表。ファンに感謝のメッセージを送りました。

「間違いない・・・クレイヴンを求める心は本物だ。」とコメントを添えて、SSU最後の映画とされる「クレイヴン・ザ・ハンター」の配信が極めて好調にスタートした事を報告しました。

本作は制作費が1億1000万ドルとされており、それにプラスアルファして宣伝費が上乗せされる形となっていますが、記事執筆時点での世界興行収入は 6100万ドルにわずかに届かずと行った所。(from boxofficemojo)大きな赤字となりました。

12月13日にアメリカで劇場公開された映画は、わずか一ヶ月で上映を切り上げ、配信プラットフォームへと舞台を移しました。本作は多くの視聴者にとって「劇場に足を運ぶほどではないが、興味はある」作品だったようで、先週のランキングで初登場首位を獲得するに至ったようです。

SSUの映画は「クレイヴン・ザ・ハンター」で終わりだと報道されており、今後の計画は公式から発表されていません。以前に発表されていた「エル・ムエルト」や「ヒプノハスラー」は完全に凍結されているようですが、「ブラックキャット」や「シルバー&セーブル」、そして「スパイダーウーマン」がどうなっているのかは定かではありません。

少し前には今後のSSUはスパイダーマンの変異体に焦点をあてるとも報道もされていました。

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現在はSSUの初ドラマとして打ち出されたスパイダーマン・ノワールの実写ドラマ「スパイダー・ノワール」が撮影中ですが、クレイヴンの配信の反響がSSUドラマや今後の計画にどのような影響を与えていくのか注目です。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の日本でのディスク発売、配信のスケジュールは未定です。

ソース:Kraven the Hunter Seemingly Set for Imminent Digital Release

SSUドラマ「スパイダー・ノワール」の撮影が再開

ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオが制作中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマ「スパイダー・ノワール」の撮影がロサンゼルスの火災の影響で一時中断されていましたが、昨日、撮影再開していた事が明らかとなりました。

主人公のスパイダーマン・ノワールはコミックではピーター・パーカー(の変異体)ですが、このドラマではベン・ライリーに変更されており、それをニコラス・ケイジさんが演じることになっています。

ベンの表の顔である私立探偵の姿のニコラス・ケイジさんが現場で目撃されました。過去にはヒーロースーツ姿も目撃されています。

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SSUはコミックのスパイダーマン・ノワールを主人公とする本作と、ピーターの同級生であるシルク/シンディ・ムーンを主人公とする「シルク:スパイダーソサエティ」が開発されていましたが、シルクのプロジェクトは凍結、本作だけが撮影にこぎつけました。

しかしその傍らで映画第2作にあたる「モービウス」から続く低迷の影響で SSU の中止が報道。元々ユニバース感のなかった SSU ですが「スパイダー・ノワール」がその一部として維持されているかどうかは現状で不明です。

ソニーは新しいSSUとしてスパイダーマンとその変異体に焦点を合わせるとも報じられている事で、この作品はその条件を満たしており、詳細の続報に注目が集まっています。

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「スパイダー・ノワール」はソニー・ピクチャーズ TVとAmazon MGMスタジオの元、エグゼクティブプロデューサー兼共同ショーランナーのオーレン・ウジエルさんとスティーブ・ライトフットさんが参加。1930 年代のニューヨークを舞台に、運に見放された老いた私立探偵をニコラス・ケイジさんが演じ、街で唯一のスーパーヒーローだった過去の人生と格闘することを余儀なくされる物語です。

番組は全8話構成が予定されており、撮影は 2025年2月 まで続く予定となっています。

ほかラモーン・モリスさん、ブレンダン・グリーソンさん、エイブラハム・ポプーラさん、リー・ジュン・リーさん、ジャック・ヒューストンさん、アンドリュー・ルイス・コールドウェルさんらがキャスティングされています。

配信日は現時点で不明です。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の削除シーンが公開され、物議を醸す

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の Blu-ray 及び 4k UHD の発売に先駆けて、ディスクに含まれる特典映像から削除シーンのひとつが公開されました。しかし、映画を見たコミックファンはこれが削除されて本当に良かったと感じているようです。

シーンはクレイヴンがロンドンの公園で眠っているところを警官に起こされるところから始まり、放っておいてくれと警官に言います。

そこへ猛スピードの自転車がライトを点けているにも関わらず警官に突っ込んで来て、クレイヴンは以前に演じたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)におけるクイックシルバーのような超スピードで警官を救っています。

超スピードのVFXはあまり良いとは言えず、シーンの繋ぎ目も不自然で、何より、この能力がなんなのかが不明です。

コミックのセルゲイはもともと強靭なハンターとして登場し、その上でブードゥー教の女司祭であるカリプソの秘薬による強化が行われました。映画の予告では傷口にライオンの血が付着した事でパワーに目覚めるような描写があり、公開当時に物議を醸しました。しかし実際の映画ではライオンの血に加えて、祖母から受継いだ秘薬でセルゲイを救うという二段階のプロセスを経ていましたが、強化がポーションによるものなのか、ライオンの血がミックスされた事で偶然起きた副産物なのかは説明されていません。

今回の削除シーンは脚本家あるいは監督がクレイヴン・ザ・ハンターというキャラクターについてあまり理解していなかった可能性をさらに強める事になったようです。

発表された特典映像は以下の通りです。

SPECIAL FEATURES – 4K UHD, BLU-RAY & DIGITAL EXTRAS

-Deleted & Extended Scenes
-Becoming Kraven
-Beast Mode: The Stunts of the Hunt
-Outtakes & Bloopers
-Kraven’s First Hunt: The Direction
-Allies & Antagonists: The Killer Cast

DVD EXTRAS

-Outtakes & Bloopers
-Kraven’s First Hunt: The Direction
-Allies & Antagonists: The Killer Cast

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の Blu-ray 及び 4k UHD は 2025年3月 に米国でリリース予定です。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は「ヴェノム:ザ・ラストダンス」と繋がる計画があった事が明らかに

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の未使用に終わったコンセプトアートが公開されました。それによると、クレイヴンはシンビオートの惑星クリンターを紹介する計画があったようです。

アーティストのジュールス・ダリウラットさんは自身の Instagram にてアートを公開。

「これは、クレイヴン・ザ・ハンターのキャンセルされたシークエンスのための環境ショットです。Framestoreのアート部門チームとこのシークエンスに取り組むのはとても楽しかった!」とコメントし、シンビオートの死体が数多く横たわるクリンターの異常な光景を明らかにしました。

もともと、これらの映画は「クレイヴン・ザ・ハンター」が公開されてから「ヴェノム:ザ・ラストダンス」が公開される予定だったため、このアートは「クレイヴン」のポストクレジットシーンでセルゲイを地球に置いたまま、単にこのシンビオートの惑星を先取り紹介するだけだった可能性もありそうです。

だとしても同じユニバースの物語である事をを証明するには良い手段であり、観客の反応をわずかでも好転させていたかもしれません。

ソニーはクリンターを舞台とする映画の制作にこぎつけませんでしたが、ゲーム「マーベルライバルズ」ではクリンターが対戦マップのひとつとして実装されています。

SSUはスパイダーマンとスパイダーグウェンら変異体を中心として仕切り直すとも報じられていますが、そこから何作品かを重ねてもう一度クリンターを訪れる機会が設けられるのでしょうか?

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映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は今週から米国内でデジタル購入が可能になります。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」、来週から米デジタルリリース開始へ

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」が来週から米国内でデジタルリリースされる事が、各種海外メディアの報道により明らかとなりました。

記事によると、ソニー・ピクチャーズの「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2025年1月14日 から VOD とデジタルプラットフォームに登場する予定との事。

12月13日にアメリカで劇場公開された映画は、わずか一ヶ月でデジタルリリースとなるようです。

本作は制作費が1億1000万ドルとされており、それにプラスアルファして宣伝費が上乗せされる形となっていますが、記事執筆時点での世界興行収入は 5900万ドルにわずかに届かずと行った所。(from boxofficemojo)大きな赤字となる事がほぼ確定しています。

Rotten Tomatoes では批評家レビューが17%と酷評されながらも一般レビューのスコアは74%と十分な値を示していますが、残念なことに客足は伸びませんでした。

6年間に及ぶ制作に難航した「クレイヴン・ザ・ハンター」は映画の内容としてはそこまでひどくはありませんでしたが、結局はスパイダーマン不在に愛想を尽かされてしまいました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-kraven-the-hunter-production-history/”]

スパイダーマンが登場しないという選択は、ソニーの制作幹部の勘違いから来ていたとも報じられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-reveals-why-not-use-spider-man/”]

今週はSSUの今後について、新たな報道もされていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/new-sonys-spider-man-universe-focuses-on-spider-variants/”]

ソース:Kraven the Hunter Seemingly Set for Imminent Digital Release

【噂話】新しいSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)はスパイダーマンたちにフォーカスすると言う

ソニー・ピクチャーズが展開してきたSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)は 2024年の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」で一旦の終わりとなる事が報告されています。このシリーズは2018年の映画「ヴェノム」の大ヒットに始まり、大きな期待を集めていましたが、残念なことに右肩下がりとなってしまいました。

ソニーは「ヴェノム」以降、「マダム・ウェブ」を除いてスパイダーマンの悪役を主人公にした映画を制作し続けてきましたが、「ヴェノム」三部作以外はかなり厳しい結果となり、「モービウス」などは数字としてはそれなりのものを記録しましたが、期待の大きさの反動から駄作とも称されています。

中止やリブートが噂されるSSUですが、スクーパーの MTTSH 氏はソニーが新たに「今後のプロジェクトはスパイダーマンのヴァリアントのみに焦点が当てられる。」と報じました。

これはつまり、スパイダーグウェンやスパイダーウーマンやシルク、スパイダーパンクやスパイダーマン2099が主人公となる実写映画、あるいはドラマが制作される事が予想され、言うなればスパイダーバースの実写版が展開される可能性があります。

ただし、スパイダーバースの主人公でもあるマイルズ・モラレス(マイルス・モラレス)はMCUでデビューする事がケヴィン・ファイギ社長の口から認められており、新しくなるというSSUに登場するかどうかは不明です。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-miler-morales-kevin-feige-comments/”]

「クレイヴン・ザ・ハンター」でSSUが終わると報道されて以降、SSUの初ドラマとされてきた「スパイダー・ノワール」がどう言った位置づけになるのかといった疑問もありましたが、新SSU(非公式名称)の第一弾作品として機能する展開になるのでしょうか?

ソース:RUMOR: Future Sony Marvel Movies Could Revolve Solely Around SPIDER-MAN Variants

SSU制作に関与したソニーの幹部の退社が報じられる

海外メディア The Hollywood Reporter がコロンビア・ピクチャーズ所属でSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画の制作に携わったパラク・パテル氏がスタジオを去ることを明らかにしました。 SSUの興行不振との直接的な関係があるかは分かっていません。

パラク・パテル氏は、視覚効果会社 DNEG の財務および制作部門であるプライム・フォーカス・スタジオの最高コンテンツ責任者に任命されていました。

パテル氏は10年近くソニーとコロンビアで働き、「ヴェノム」 、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」、「ヴェノム:ザ・ラストダンス」、「モービウス」、「マダム・ウェブ」、「クレイヴン・ザ・ハンター」に携わってきました。

ヴェノム三部作は興行的には成功しましたが、シリーズを追うごとに右肩下がりに。残りは全てソニーの失敗作として名前があげられる作品となってしまいました。パテル氏はこれ以外にもMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のスパイダーマン映画でも責任者を務めています。

海外メディア CBM はヴェノムがMCUに参加するように見えてすぐに退場したのは彼の責任である事を示唆し、パテル氏の離脱は「スパイダーマン4」から「スパイダーマン6」までの新三部作にとってプラスになるかもしれないと報じています。

ソニーは今月、CEOも新しくなる事で、中断あるいは再起動とされるソニーのマーベル映画への影響は大きくなることが予想されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/sony-pictures-ceo-comments-madame-web-and-kraven-the-hunter/”]

ソース:Palak Patel, Executive Who Oversaw ‘Venom’ Movies, Named CCO for Prime Focus Studios (Exclusive)

ドラマ「ミズ・マーベル」のイマン・ヴェラーニさんが「マダム・ウェブ」に星0.5をつける

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」や映画「ザ・マーベルズ」でミズ・マーベル/カマラ・カーンを演じたイマン・ヴェラーニさんが先週、Letterboxd のアカウントに復帰。500本以上の映画のレビューを追加共有しました。

通常、俳優が他作品をレビューする事はあまりありませんが、2020年にマーベル・スタジオに抜擢される前、2019年から Letterboxd のアカウントを開設し、ただの映画オタクとして活動していたイマン・ヴェラーニさんはその後も活動を継続。ここ一年ほどは休止していましたが、今週、再開していることが確認されました。

自称マーベルオタクでもあるイマン・ヴェラーニさんは同アカウントでこれまでに1800近い映画を視聴している事をマークし、新たに追加された約500の中にはSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」があり、星の数は最大5個中わずか0.5個という不満の出来栄えに終わったようです。

さらに「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は星0個と評価、コミックの人気キャラを活かしきれなかった事による至極残念な結果となりました。

なお、「アメイジング・スパイダーマン2」も「マダム・ウェブ」と同様の星0.5評価をつけています。

ヴェラーニさんが星5評価をしているのは記事執筆時点で 196本 で、その中でのマーベル映画は「アベンジャーズ」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」、「ベイマックス」、「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」、「ブラックウィドウ」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」、「アイアンマン」、「ローガン」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、「スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース」、「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」となっています。

マーベル作品以外では「エイリアン」や「となりのトトロ」などが星5の最高評価を獲得しています。

地球上で最も好きな三人として「ロバート・ダウニー・Jr、ビリー・ジョエル、ケヴィン・ファイギ」と答えるイマン・ヴェラーニさんは、ミズ・マーベルとしてデビューする前に自作のマーベル関連のショートフィルムを制作していたことが、ドラマの配信前に発覚。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-ms-marvel-iman-vellani-short-film/”]

当時、カマラ・カーンと同様に重度のオタクであるとして、ぴったりのキャスティングだと話題になりました。

次のミズ・マーベルの登場は公式には発表されていませんが、アベンジャーズの新作映画、「ヤングアベンジャーズ」あるいは「チャンピオンズ」になるとされている若手ヒーローチームのドラマ、そして「ミズ・マーベル」のシーズン2などが舞台として期待されています。

それまでの間、イマン・ヴェラーニさんはマーベル・コミックのライターとして活動しています。

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「クレイヴン・ザ・ハンター」、ライノ役がミームシーンと映画の反響について語る

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」でライノ/アレクセイ・シツェビッチを演じたアレッサンドロ・ニヴォラさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューで、この映画に対する思いを語りました。

「ブルータリスト」での演技が称賛されると同時に「クレイヴン・ザ・ハンター」で酷評されるという珍しい状況に置かれているアレッサンドロ・ニヴォラさんは、実際にこの映画の裏で何があったのかはわからないとしつつも、現場は楽しかったと振り返りました。

舞台裏で何が起こっていたのか、本当にわかりません。この手の映画では、スタジオでの口論や、シェフが多すぎたとか、そういう話はよく聞きます。実際はわかりません。場での経験はすごく楽しかったですが、そのプロセスがどうだったかはよくわかりません。だから、舞台裏で問題があったという感覚はまったくありませんでした。でも、編集でいろいろな意見が出てくるので、おそらくその辺りははっきりしません。だから、私には何とも言えません。

また、映画の興行的失敗とは裏腹に、ネット上で人気を獲得しているアレクセイがクレイヴン暗殺の失敗の報告を聞くシーンについても言及。ニヴォラさんはここで奇妙な叫び声をあげていましたが、実際には無音だったと明かしました。

私が演じたとき、完全に無音でした。それは無音の叫びでした。私がそれをやると、セットにいる全員が笑いました。とても奇妙でしたが、みんなそれを気に入っていました。私たちはそれを「無音の叫びの瞬間」と名付けていました。

だから編集中に、無音の叫びがカットに残っているかどうかをJC(監督)に何度も尋ねました。彼は「ええ、もちろん。無音の叫びは絶対になくしません」と言いました。しかし、映画を見ると、あの喉声のつっかえ音があり、それがなければそれほど効果的ではなかったと思います。

どうやら監督は無音の叫びを絶対になくさないと約束していたにも関わらず、このシーンには謎の音が追加されていたとの事。ニヴォラさんは結果的にこれが功を奏したと考えているようです。

しかしポストプロダクションも監督の思うようには行かずに二転三転していた事を裏付けているようでもあり、開発当初からの混乱はずっと続いていたとも言えそうです。

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映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は劇場公開中です。

ソース:‘The Brutalist’ Star Alessandro Nivola Talks Unseen Backstory and ‘Kraven the Hunter’ Reception

ソニー・ピクチャーズCEOが「クレイヴン」と「マダム・ウェブ」の失敗について「理解出来ない」とコメントし、批評家を非難

ソニー・ピクチャーズのCEOを務めるアンソニー・ヴィンシクエラ氏が、海外メディア Los Angeles Times との対談の中で、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」と「マダム・ウェブ」が在籍約8年の中で、最悪の結果を出したことを認めつつ、「悪い映画ではない」と擁護しました。

来月の退任を控えているヴィンシクエラ氏はこれまでの活動を振り返る中で、今年、悪い方向で話題になったSSU映画に触れ、次のように述べています。

「マダム・ウェブ」が劇場で振るわなかったのは、マスコミが酷評したからです。悪い映画ではありませんでしたし、Netflix では素晴らしい視聴成績でした。どういうわけか、マスコミはクレイヴンとマダム・ウェブを映画化して欲しくないと判断し、批評家はこれらを酷評しました。ヴェノムでも同じことをされましたが、観客はヴェノムを愛し、ヴェノムは大ヒットしました。これらはひどい映画ではありません。どういうわけか、マスコミの批評家によって酷評されただけです。

Rotten Tomatoes のスコアによると、「クレイヴン・ザ・ハンター」のトマトメーターは16%、ポップコーンメーター(旧オーディエンススコア)は73%と比較的受け入れられており、「マダム・ウェブ」のトマトメーターは11%、ポップコーンメーターは55%と、こちらも最悪という程ではないのは事実なようです。

実際、同サイトにおけるワースト100の映画ではトマトメーターが0%から最大でも5%しかない、本当に最悪だとレビューされた映画が並んでいます。

しかしだからと言って、批評家の酷評がなければヒットしていたかという部分は疑問も残る所です。

「スパイダーマンユニバースの戦略は再考する必要があると思いますか?」と質問されたヴィンシクエラ氏は、「単に蛇に噛まれたというだけで、考え直す必要があると思います。もう一度出せば、それがどんなに良いか悪いかに関係なく、破壊されるでしょう。」とコメントし、再び挑戦する意思を示しました。

SSU の中断が囁かれる中で CEO の今回の発言は前向きにも取れますが、1月からの新 CEO がどのような方向へと舵を切っていくかはもう少し見守る必要があります。

ソース:Sony Pictures CEO Tony Vinciquerra talks ‘arms dealer’ strategy, defends ‘Spider-Man’ spinoffs