ロバート・ダウニー・Jr.さんが死後のAI等によるデジタルレプリカなどは全て訴訟すると発表

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アイアンマン」などに出演するロバート・ダウニー・Jr.さんが、ポッドキャスト On With Kara Swisher に出演した際、AIによる複製技術等の利用についてコメントしました。

番組の中でRDJさんは「MCUの場合、彼らが私のキャラクターの魂を乗っ取るのではないかと心配していません。なぜなら、とにかくそこでは3、4人の男女がすべての決定を下すし、私がいてもいなくても、彼らは私にそんなことはしないからです。」と、現状ではトニー・スタークが勝手に登場する心配はしていないとコメントしました。

司会者から「その信頼する幹部もいつかは交代するかもしれない。」と指摘されると、「そうですね、おっしゃる通りです。私は将来の幹部全員を訴える準備があることをここで述べておきたいと思います。」と述べました。

また、「その頃には死んでいるかもしれませんよ。」と追求されると、RDJさんは「しかしそうなっても、私の法律事務所は引き続き活発に活動している事でしょう。」と付け加えました。

昨今の生成AIの進化は著しく、日に日に本物とフェイクの見分けが難しくなっていっています。

2024年9月、ディズニーの子会社であるルーカスフィルムが、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」において、ターキン総督を演じたピーター・カッシングさんの映像を再現したことで提訴されており、こういった事例と重ね合わせて、少なくとも現時点でのマーベル・スタジオは信頼しているとしつつ、RDJさんはこういったAI等による自分の複製について多くの俳優と同じスタンスで反対の姿勢を明らかとし、自身の死後に勝手に利用された場合は訴訟する準備をしておくと明言しました。

ディズニープラスの2025年MCU配信作品スケジュール更新、スパイダーマン、ブラックパンサースピンオフに加えて、完全新作も

ディズニーが 2025年 に配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ、アニメ作品の配信スケジュールをアップデートしました。2024年内の配信が期待されていたアニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」が延期となり、2025年の先陣を切る事になるようです。

NPN はディズニーが4作品のロゴと配信予定をアップデートしたと報告。

これと以前の発表などをあわせて、2025年は以下のような予定となっています。

  • 2025年1月29日:アニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」
  • 2025年3月4日:ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」
  • 2025年8月6日:アニメ「アイズ・オブ・ワカンダ」
  • 2025年9月3日:ドラマ「アイアンハート」 ※リーク情報正式発表としては2025年内
  • 2025年10月:アニメ「マーベル・ゾンビーズ」
  • 2025年12月:ドラマ「ワンダーマン」

スタジオが2024年1月にシーズン3のティザーを公開した「ホワット・イフ」は現状2025年に含まれていないようです。

ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン

発表当初は「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」とされていた作品。SDCC2022では続編となる「スパイダーマン:ソフォモア・イヤー」も開発中である事が発表されていましたが、現時点でどのような状況にあるかは不明です。

神聖時間軸とは別のマルチバースを舞台とする作品で、ピーター・パーカーの師匠はトニー・スタークではなくノーマン・オズボーンとなる事が発表されていました。また、SDCC2024では様々な新キャラクターも発表されました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-your-friendly-neighborhood-spider-man-more-detail-from-marvel-podcast/”]

デアデビル:ボーン・アゲイン

「デアデビル:ボーン・アゲイン」は当初、Netflix版のドラマのソフトリブート版として開発されていましたが、その後は Netflix版をMCUの正史とし、完全な続編として機能するように再開発されて制作されました。R指定相当の暴力シーンが含まれていると報告されています。

アイズ・オブ・ワカンダ

ウォー・ドッグズを通じて語られるワカンダの歴史を描くアニメ作品。全4話予定。

噂では神聖時間軸を舞台とし、過去へのタイムトラベルが含まれると言います。スクーパーはここに女性のアイアンフィストが登場する事と、「アキレスのようなギリシャの神々が登場するようだ」とも報告しています。

アイアンハート

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」でデビューしたアイアンハート/リリ・ウィリアムズを主人公とするドラマ作品。映画ではアーマーはシュリに引き渡して故郷に帰りましたが、リリは新たなアーマーを自作する事に。 夏の D23Expo 2024 では映像が公開されましたが、実際の配信まではまだ少し時間があるようです。

ヴィランは悪魔由来の魔術を操るザ・フッドになるとされているほか、アルデン・エーレンライク(オールデン・エアエンライク)さんが「アイアンマン」のオバディア・ステインの息子エゼキエル・”ジーク”・ステインを演じるとも報じられています。

マーベル・ゾンビーズ

ゾンビウイルスが蔓延する世界を舞台とするアニメ作品で、「ホワット・イフ…?」シーズン1で描かれたマルチバースのその後を描くとされています。

ミズ・マーベルやシャン・チーなど、「ホワット・イフ…?」シーズン1時にはいなかったフェーズ4以外の新キャラクターも加わる他、ブレイドが実写に先駆けて登場するとも噂されています。

ワンダーマン

同名コミックを実写化した新作ドラマで、普段は俳優として過ごすスーパーヒーロー、ワンダーマン/サイモン・ウィリアムズを主人公とした作品。アベンジャーズの古参メンバーであるサイモンがMCUの本筋にクロスオーバーしていくかは不明です。

本作はハリウッドの風刺などを盛り込んだ物語になるとされており、メガホンを取ったのは「シャン・チー」、「スパイダーマン4」のデスティン・ダニエル・クレットン監督。主演はヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世さんで、映画「アイアンマン3」や映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」でトレヴァー・スラッタリーを演じたベン・キングズレーさんが再登場。

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2024年の始めにディズニーはMCUのディズニープラス作品の縮小を発表していましたが、今回の記事で取り上げた作品はその方針転換以前から開発されていたもの。そのため、方針転換の影響は出ておらず、2025年は盛りだくさんな1年となるようです。

なお、同年は映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、「サンダーボルツ*」、「ファンタスティック・フォー」の3本が劇場公開予定となっています。

【噂話】「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」及び「シークレット・ウォーズ」にペッパー・ポッツ再登場か

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」にペッパー・ポッツが戻ってくるかもしれないと話題になっています。

スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は、「マーベル・スタジオがグウィネス・パルトロウに再演してもらいたいと考えている」とした上で、「交渉が始まっているかどうかはわからない」とし、「彼女が引き受けるかどうかもわからない」と伝えています。

グウィネス・パルトロウさんは2019年の「アベンジャーズ/エンドゲーム」でペッパー・ポッツを演じて以来MCU作品に出演しておらず、先の計画についてほとんど噂もありません。

2023年のインスタライブでファンと交流した際にペッパー・ポッツ役をやめたのかと質問された時は「アイアンマンが死んだからやめただけで、アイアンマン無しでペッパー・ポッツが必要なの?わかりません!マーベルに電話して、私ではなくマーベルに聞いてください!」と苛立ちも見せていました。

世界観的には娘のモーガン・スタークの母親としてペッパー・ポッツは必要なように思えますが、パルトロウさんはペッパーが母親になっている事を忘れている可能性も大いにあります。

パルトロウさんは以前にサウジアラビアの紅海映画祭で「正直に言うと、ある時点でMCUを観るのをやめました。『エンドゲーム』は観たことがありません。誰が何役なのか覚えていません。でも、いつか観るべきだと思っています。」とコメントしていました。

出演したMCU作品を見なくなった理由については「私たちが最初に手がけた映画(アイアンマン1作目)は、スタジオ側が大ヒットするとは思っていなかったため、他の映画とはかなり違っていました。彼らは、素晴らしいジョン・ファヴローを監督に雇いました。そして、当時は雇うのが不可能だったロバート・ダウニーJr.を雇いました。彼のキャリアは、非常に低迷していたのです。」

「私たちはその映画のほぼすべてのシーンを即興で作りました。ジョンのトレーラーで朝にシーンを書きました。まるでインディーズ映画をやっているようでした。その後、映画が大ヒットしたので、私たちはもうそのようには作らなくなりました。」

と、制作方法が変化していった事で興味を失っていった事を明かしていました。

その一方で、2023年のスカーレット・ヨハンソンさんとのポッドキャストでは「いつかマーベルが声をかけてくるかも知れない」と再演の可能性がある事をほのめかしていました。

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また、SDCC2024にて「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」でRDJさんが戻ってくることが発表された際は、「どういうことなの?」と困惑のコメントをRDJさんのインスタに残しています。

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実際にペッパーが戻って来るとしても、レスキューのアーマーを再び纏ってRDJさんのドクター・ドゥームと戦うのか、単にモーガンの母親として登場するだけなのか、はたまた変異体としてドゥーム側についてアベンジャーズと戦うのか、など様々な展開が予想されますが、このキャスティングが実現するのか続報に期待です。

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年5月 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年5月 公開予定です。

【噂話】MCU「ブレイド」、新脚本で2025年撮影開始

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブレイド」が、2025年から撮影が始まる予定だと海外スクーパーが報じました。先週はディズニーが 2025年11月7日 の公開予定を削除し、開発中止も危ぶまれていましたが、プロジェクトは問題なく続行しているようです。

ダニエル・リヒトマン氏は「ブレイド」の状況について、脚本の一部を書き直し中で、それを元に来年から撮影予定だと報告。ダークな作風でR指定が予定されているこの映画は、最近の他のマーベル映画よりも予算が少ないと言います。

TCC のアレックス・ペレス氏は今回の無期延期に関して以下のような見解を投稿。

「ブレイドが完成しない本当の理由は、そのストーリーがマルチバース・サーガの残りの部分から切り離されているからです。アーマーウォーズ、ノヴァなどについても同様です。これらは作られていないのではなく、マルチバース・ストーリーのためのスペースを作るために押し進められているのです。」

つまりフェーズ6までのマルチバース・サーガの終幕に向けてマルチバース絡みの物語に集中するために、「ブレイド」は(おそらくフェーズ7に)延期されたという事。リブートさせるタイミングとしてフェーズ5やフェーズ6が適切ではなかったというだけとも言えそうです。

2023年、主演のマハーシャラ・アリさんはインタビューで「プロジェクトの方向性に本当に勇気づけられました」と前向きなコメントをしていました。

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「ブレイド」よりも先に映画「ミッドナイト・サンズ」に登場するとも噂されていますが、こちらもマルチバースとの関連は低いと見られるため、どちらにしても「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」を楽しんでからの話となりそうです。

2019年の制作発表から紆余曲折が続いていますが、ファンはもうしばらくの間、見守る必要があります。

【噂話】映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でサノス再登場か

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でサノスの再登場のためにジョシュ・ブローリンさんが話し合いに参加していると、海外スクーパーが報じています。

MTTSH 氏はサブスク会員向けにこれを報告。10日ほど前にもサノスがそう遠くないうちに戻ってくるようだと投稿していました。

「インフィニティ・ウォー」や「エンドゲーム」でサノスを演じたジョシュ・ブローリンさんは、2年前のインタビュー時点でサノスの再演について前向きな姿勢を見せています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-endgame-josh-brolin-wants-to-replay-thanos/”]

「シークレット・ウォーズ」には「エンドゲーム」を越えるキャラクターの登場が予想されており、それに伴って一人のキャラクターに当てられるスクリーンタイムは少なくなっていく事が予想されます。

コミックの「シークレット・ウォーズ」は黒幕としてビヨンダーという存在がいましたが、これを紹介する余裕があるかどうかも微妙なところ。征服者カーンも盤上から外されていると考えられる状況で、黒幕がサノスの変異体になる可能性は少なからずあるのでしょうか?

マルチバース・サーガの締めくくりとなる本作のラスボスとして誰が起用される事になるのか、もうしばらく見守る必要がありそうです。

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年5月 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年5月 公開予定です。

【噂話】ビリー・アイリッシュさんがMCUデビューか、重要な役になるとも

歌手のビリー・アイリッシュさんがマーベル・スタジオとMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画出演について話し合いを行っていると報じられました。ビリー・アイリッシュさんは 2023年3月 から Amazonプライム・ビデオで配信がスタートした「Swarm」(邦題:キラー・ビー)で俳優デビューを果たしたばかりとなっています。

スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は、「ビリー・アイリッシュがマーベル・スタジオとMCUの大きな役について話し合いを行っている」と報告。

ビリー・アイリッシュさんは俳優デビューを果たして以降、様々なインタビューで俳優業を続けてみたいと発信していました。デビュー作「Swarm」では邪悪なカルト教団のリーダー、エヴァ役を演じ、不安を掻き立てる演技で多くの賞賛を集めました。

ビリー・アイリッシュさんの楽曲「You Should See Me in a Crown」がドラマ「アガサ・オール・アロング」5話のエンディング曲として使用されており、ここからデビューに向けての話し合いに発展していったのかもしれません。

アイリッシュさんは「Swarm」でヴィランを演じたあと、次の役ではさらにダークな役柄に挑戦したいと語っていましたが、MCUデビューが実現した場合は誰を演じる事になるのでしょうか。続報にも注目です。

「デッドプール&ウルヴァリン」、アザゼル役ジェイソン・フレミングさんが再演しなかった理由を明かす

20世紀FOXのマーベル映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」でアザゼルを演じたジェイソン・フレミングさんが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」への出演を断った理由について、海外メディア CBM とのインタビューで語りました。

マーベル・スタジオの「デッドプール&ウルヴァリン」でのアザゼルはスタントマンのエドゥアルド・ガゴ・ムニョスさんが演じていましたが、動画の7分20秒過ぎからこれについて質問。

以前にジャガーノート役のヴィニー・ジョーンズさんがオファーを断ったと話した事を引き合いに、そもそもスタジオからの連絡があったのかと問われ、ジェイソン・フレミングさんは、次のように述べました。

彼と同じですよ。同じことが起こりました。彼らは私たちのところに来て、『やってみないか?3日間の格闘と2日間のメイクテストだ。基本的に、君はスタント・パフォーマーとして雇われる。』って。もし数千ドルが必要だったら引き受けていたでしょうが、その時は必要なかったから、『いいかい、それならスタントマンにやらせればいい。いい仕事してくれるよ。それでいい』って思ったんです。実際、僕にとっては害にはなりませんでした。みんなが「おい、君が『デッドプール』に出演していたのを見たよ、また大作映画だね」って言い続けてるからね(笑)もしコミコンでデッドプールに出演したからってサインを数枚貰えたら、それでいいですよ(笑) 

そして、X-MENの映画に出演した事を振り返り、大作映画と小さなインディーズ映画との違いについて語りました。

実際のところ、大作映画は儲かるし、楽しいものです。でも現実は、5か月も家を離れています。メイクを全部終えて、彼らは「カット。ありがとう、ジェイソン。来週の木曜日に会おうね」と言う。疲れることもある。もちろんワクワクするし、私は子供の頃から大作映画に出たいと思っていたけれど…ここマレーシアでも、みんな「オー、アザゼル、アザゼル、私たちはあなたを愛しているわ!」って感じですよ。私はナイフを持ったあのポーズで写真を撮っている。それは素晴らしいことだけど、現実には、お金が欲しくないなら、芸術的にはあまり満足できません。ちなみに、私の母は毎日仕事に行って、そのすべての瞬間を嫌っていたので、仕事に行くすべての瞬間を愛さなければならないと言っているわけではないけど、大作映画は経済的にはワクワクするけど、芸術的にはがっかりするんです。

そして、2024年は俳優としてスタントアクションの「デッドプール&ウルヴァリン」よりも「ストイック」に出演する事を選んだと明かしました。

フレミングさんはコミック映画が嫌いというわけではなく、撮影のやり方次第とし、DCコミックのドラマ「PENNYWORTH/ペニーワース」への出演は楽しかったと語りました。

あれはすごく楽しかった。つまり、そこがポイントなんです。仕事に行って撮影しているときは、毎日セットにいたい。でも家にいるならもっと最高です。ペニーワースはリーブスデンにいて、家に帰ることができました。3、4日休むなら大丈夫だったけど、X-MENやベンジャミン・バトンなどで家を離れているときは、本当に大変でした。それは選択なんです。「自分の生活から離れて、子供や妻に会えなくて寂しい思いをしてまでこのプロジェクトを選びたいのか、それとも家にいたいのか?」

そして「アザゼルを再演する事は嬉しいけど、彼があまり話さないのはみんなよく分かってるよね」とし、役よりも家族を優先し、誰かに譲る決断をしたと明かしました。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は劇場公開中、映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」はディズニープラスで配信中です。

「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のアートとフィギュアが流出、概要が明らかに

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の新たなプロモーションアートと、新作フィギュアの画像が流出しました。そこではキャラクターに関する概要も判明しています。

流出したアートは Funko社の POP!シリーズに使用されるアートのようで、海外メディア CBM はこれに関して以下のようなキャラクター概要が添えられていると報告。

キャプテン・アメリカ:「キャプテン・アメリカの地位を数年間担ってきたサム・ウィルソンは、これまで見たことのない勢力を阻止するために、知性を発揮し、新たな仲間を作らなければならない」

ファルコン:「元アメリカ空軍中尉のホアキン・トレスがサムの古い翼を引き継ぎ、ファルコンの役割を引き受けた」

レッドハルク:「サミュエル・スターンズが作った怪物。レッドハルクは信じられないほど強くて恐ろしい敵です。彼の皮膚は強烈な熱を発し、触れるものすべてを燃やします。」

本作のレッドハルクはコミックと同様の発火能力を持ち合わせているようで、サムはブルース・バナーよりも強力な相手と戦うことを強いられる可能性が高くなっています。

そして、ハズブロ社のマーベルレジェンド・アクションフィギュアの写真も流出。これらではキャラクターの外観を確認しやすくなっています。

今月の頭には「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の試写会が行われ、冒頭からミッドクレジットシーンまでがリーク。リーカーの主観による感想では、その内容は芳しくなかったとも言われていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-captain-america-4-plot-and-mid-credit-spoiler/”]

ただし、この試写会は2グループに分けられ、それぞれ別のカットの映画が上映されたとも報じられています。公開日までまだ時間は十分に残されており、ぎりぎりまで手直しされる事を考えれば、映画館で上映されるバージョンはこれとは異なるものになる事が予想できます。

「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」はアンソニー・マッキーさんが主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを続投する他、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からダニー・ラミレスさん演じるホアキン・トレス、カール・ランブリーさん演じるブラック・キャプテン・アメリカ/イザイア・ブラッドリーが再登場。

その他、ヴィランとして映画「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるザ・リーダー/サミュエル・スターンズが再登場し、故ウィリアム・ハートさんに代わってハリソン・フォードさんがサディアス・”サンダーボルト”・ロスとして登場。

また、リヴ・タイラーさんが撮影現場で目撃されており、サディアスの娘ベティ・ロスを「インクレディブル・ハルク」ぶりに再演すると見られています。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2025年2月14日 、日米同時に劇場公開予定です。

ポール・ベタニーさんが噂のドラマ「ヴィジョンクエスト」を来年から撮影する事を認める

マーベル・スタジオが開発中と噂されているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ヴィジョンクエスト」(仮)の主演を務めるポール・ベタニーさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューで、来年から撮影が始まることを認めました。

噂のプロジェクトについて直撃されたポール・ベタニーさんは、金曜日に行われた新作映画のLAプレミアイベントで噂のドラマの撮影は来年から始まるとし、「僕たちは本当にワクワクするものを準備しています。」と語り、「密告者は溝に落ちてしまうから」と詳細を明かせないとジョークを飛ばしました。

また、現在ディズニープラスで配信中の「アガサ・オール・アロング」について次のようにコメントしています。

「大好きだよ。大好きだし、(ショーランナーの)ジェイック・シェーファーを誇りに思うし、貢献するために学ぶべきことがたくさんあるから、もう一度見るつもりです。」

「ヴィジョンクエスト」(仮)は同名コミックを原作として「ワンダヴィジョン」で飛び去っていったホワイトヴィジョンをヴィジョンとして再起動する物語になると考えられていますが、そこでは「アガサ・オール・アロング」に登場していないもう一人のティーンが登場するとも報じられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-vision-thee-role-cast-rumor/”]

ディズニーはこの噂のドラマについて何も発表していませんが、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はヴィジョン新作ドラマのショーランナーの起用理由についても話しており、その存在を認めていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/kevin-feige-confirms-vision-series-disney-plus/”]

このドラマではコミックの「ヴィジョンクエスト」を参考に、シンセゾイドとしての息子ヴィンや娘ヴィヴことヴィヴィアンが紹介されるとも報じられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-vision-quest-visions-children-rumors/”]

「アガサ・オール・アロング」のビリーはトミーを探してウィッチズロードを進んでいますが、その先でこのドラマのヒントが明かされるのか、今週水曜日の配信は注目となっています。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第8話と第9話は 2024年10月31日10時 より配信予定です。

ソース:Paul Bettany Weighs in on ‘Agatha All Along’ and Reveals Vision Series Begins Shooting Next Year

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、7話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年10月24日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード7「Death’s Hand in Mine(邦題:死と手をつなぎ)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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落ちていくリリア

あらすじ映像はリリアがメインになっていることで、今回のエピソードがリリアに焦点が当てられている事が判るように。

あらすじが終わってエピソードタイトル「Death’s Hand in Mine」が表示された後、リリアは何も無い暗い空間をゆっくりと落ちていきます。5話の最後で沼へと沈んでいった続きであるようでないような、抽象的なイメージのシーン。

このシーンの完成形は以前から予告にも何度も登場しており、熱心に予告を見ていたファンにはセーラムセブンと関係があるシーンである事はこの時点で察しがつくようになっています。

リオはどこへ行ったのか

ウィッチズロードを進むアガサとビリー。

「聞きたいことがあるならはっきり聞けば?」というアガサにビリーは「リオはどこ?」と尋ねます。この事は5話の終わりから気になっている事であり、アリス・ウーが死亡した火の試練のロッジの中からリオが出てくる所は描かれていません。

視聴者の気持ちをビリーが代弁する形となりましたが、アガサはこの質問を回避してしまいます。アガサがリオと過去に何らかの関係があったことは分かっていますが、具体的に何があったのかは現状で描かれていません。

ワンダの生死は

「もっと他に聞きたい事ないの?ママの元親友に」、というアガサにビリーは「僕のママは別にいる」と拒否反応を示しています。ビリー・マキシモフはワンダとヴィジョンの間に生まれた子どもでしたが、ウィリアム・カプランにはジェフとレベッカという両親が存在しています。6話では「記憶がない、自分が何者か分からない」としていたビリーでしたが、3年間にわたってウィリアム・カプランとして過ごしてきた事で、カプラン家の両親に対する愛情も芽生えているようです。

それでもビリーは「ワンダ・マキシモフは本当に死んだの?」と質問。英語ではフルネームになっている事で、日本語よりも距離感が強く表現されています。

アガサは一言目には死んだとしつつもその後は答えを曖昧に。死体を見たと言いながらも、自信なさげなのは、そもそもアガサが見たワンダの死体は1話の刑事ドラマ中での話であり、自分自身でも確証が得られていないからでしょうか。

訝しげな顔を見せるビリーに対してアガサは「ストレートな答えがほしければ、ストレートな女に聞いて」と言っています。この表現は英語と日本語吹替に見られるもので、日本語字幕ではストレートではなく「誠実」という言葉に。

英語のストレートは「誠実」という意味の他に、「非同性愛者」や「麻薬をしない人」と言った意味合いもスラングとして利用されています。アガサはリオとの間にレズビアンとしての関係が見られる他、子どもがいた事を考慮してバイセクシャルである可能性が高く、自分はストレートな女ではないというダブルミーニングになっています。

新しい試練の塔

ほどなく試練の塔に到着、中に入るとアガサは「オズの魔法使い」に登場する緑の肌の西の魔女エルファバに、ビリーは「眠れる森の美女」のマレフィセントの姿に変貌しました。

これまでの試練では様々な世界観にあわせた衣装にチェンジしてきましたが、今回は「魔女」そのものの衣装となっています。

タロットの試練

今回の試練はタロット。「水と火の試練を終えて残す所は・・・」と考えていた時期がありましたが、ウィッチズロードの歌詞はここに来て一旦忘れておくのがいいのかもしれません。

ビリーが2枚目のカードを引くと「剣の7」の逆位置が出現。「欺き、裏切り」の象徴である事に加えてその逆である事から、先程のアガサの自虐を否定する意味合いが込められている事がわかり、ビリーも「あんたはストレートレディってこと?」と発言しつつも、それはあり得ないと否定しました。

タロットは直感が大切だとするビリーと、適当にやろうとするアガサ。どちらがやっても試練がうまく進む気配がなく、「リリアがいればな」とタロットのプロがいたことを思い返します。

リリアの能力

沼へ沈んでいったはずのリリアとジェンは謎の地下道を歩いていました。壁面にはドラマ「ロキ」の時の枝分かれのような奇妙な模様も。

ジェンは「あなたが闇を進んで棚を探せという予言をした」とし、ティーンがスカーレットウィッチの息子だということも教えたといいますが、リリアにはその記憶がありません。

ジェンが「イカれてる。不気味」と言うと、場面は4話に。リリアの意識はアリスに「私はイカれてる? それとも不気味?」と聞いた場面に飛んでしまいました。そしてさらに3話に飛んだ後、リリアが少女時代に過ごしたイタリアのシチリアに。

レッスン中のリリア少女でしたが、マエストラ(先生)は「時を越えていたね」と言い、リリアの能力の真相が判明。リリアの能力が単なる占いではなく、時を越えて事象を観測する能力である事が明らかとなりました。

しかしリリアはこれをコントロールしきれていないようで、5話でアリスに起こってしまう悲劇を4話の時点で伝えようとしていたものの、「Alice, Don’t…」(アリス、やめて)の後は3話に飛んでしまい、「Try to save Agatha.」(アガサを助けるの)と区切られた別々の言葉になり意味が不明瞭になっていた、というのが直前のフラッシュバックの意味合いに。

ふたたび地下道に意識が戻ったリリアは時間の流れは幻想だとして、幼少期に「人生の時間がバラバラ」だったと明かし、それが再発して悪化しているとした上で、終わりが近いのかもしれないと説明しました。

試練の体験

再びリリアの意識が飛び、アガサに飛びつかれて混乱するリリア。落下する剣から助けてくれていたのでした。試練に参加したジェンは「白雪姫」の魔女に、リリアは「オズの魔法使い」の北の魔女グリンダの格好に変化していました。

一瞬視聴者も混乱する事になりますが、ここではリリアの混乱をさらに実感する事に。リリアは地下道でのジェンとの会話の後、気づいたら試練に参加し、ビリーの占いを既に始めていた状態でした。

複雑な能力の事情を理解しはじめているジェンは混乱するリリアを優しく誘導しようとしますが、アガサは「忘れるのは得意でしょ、ドリー」と「ファインディング・ニモ」シリーズの健忘症のキャラクター、ドリーに例えてジョークを一発。

ビリーに詰め寄っていたリリアは彼の力が解放された事を知り、シジルをかけたのが自分で、ビリーが無事にこの未来にたどり着くように時間稼ぎをしてくれていた事を明かしました。

能力との付き合い方

剣が迫りくる中で、リリアの意識は再びシチリアの少女時代に。マエストラから能力の制御法を教わろうとするも、「仲間が必要」だとし、「見通すことが務め」と言われてしまうのでした。

またもや意識が飛ぶと、今度は地下道。リリアはジェンに対して「死ばかりが見えた事で、この能力を無視するようになった」と告白。しかしそれでは結局何も解決してこなかったことで、マエストラの助言をもとに能力との付き合い方を見つめ直す事に。

幾分か落ち着いたリリアはここでビリーが落としたという魔導書を発見。さらにはジェンに予言していた棚を見つけて、試練のシーンに繋がるのでした。

能力を制御できずに悩むのはマーベル世界ではよくある事で、特にワンダ・マキシモフやブルース・バナーの苦悩はMCUでもよく取り上げられていましたし、最近では「ロキ」シーズン2のロキも時間移動の能力制御には苦労していました。

試練の再開

アガサとビリーに合流したジェンとリリア。卓上のタロットを目にしたリリアは「相談者(querent)は誰?」と聞き、ビリーが「僕がクィアレント(queer-ent)」と返答。クィアは性的マイノリティを意味する言葉で、タロットの相談者を意味する「クエレント(querent)」とかけたジョークになっています。

剣の天井が下がってくる中、リリアが「聞きたいこと」を尋ねると、ビリーは「僕はウィリアムかビリーか」と質問。リリアは次の手順に従って占っていくと説明します。

  1. 旅人自身
  2. 求めるもの、旅の理由
  3. 過去、傷や教訓
  4. 未来、成長や発見の余地
  5. 困難
  6. 褒美
  7. 目的地

タロットの占い方法には7枚のカードを使用して占う「ヘキサグラム(六芒星)」が存在しますが、これは6つの頂点と中心部分の7つのスロットを用いる方法。この試練ではスロットが5つと中心に1つが用意されており、コミックのビリーの魔法の象徴であるペンタグラム(五芒星)の形にアレンジされています。なお、6枚のカードを使う「ペンタグラム」法は別に存在し、意味合いが少し異なってきます。

ビリーは旅人自身の象徴として「魔術師」のカードを選択。コミックでドクター・ストレンジから次期ソーサラースプリームの評価を貰った事があるキャラとして、このカード以上に最適なものはないと言えるでしょう。

次に求めるもの、旅の理由として「再会」を意味する「太陽」のカードを選択。トミーとの再会を目的としている事は前回のエピソードでも分かっているほか、彼自身はまだ受け入れかねているようですが、いずれはワンダやヴィジョンとの再会も描かれることになるのでしょうか。

そして3枚目を選択しようとした所で、リリアの意識はまたもや飛んでしまうのでした。

運命

シチリアでのマエストラとの会話に戻ったリリアはビリーにしたのと同様に旅に出た理由、そして自分自身を見つめ直す事に。

リリアはマエストラの死や仲間の死を見ながらも運命を変えられなかった苦悩を吐露するも、マエストラは「死は誰にでも訪れる」と助言し、リリアは自身もいつか死ぬ運命である事を再認識する事に。そして残された時間でやるべき事として、今回の魔女団のサポートを決意するのでした。

地下道に意識が戻ったリリアは「すぐ忘れてしまうから」とジェンにいきさつを話し、分かっている今後のことを予言。

ウィッチズロードの出口として「METRO」と書かれた地下鉄の駅のようなものを発見するも、ジェンはリリアの予言にしたがって道を進むことを決意するのでした。

旅の目的地

試練に意識が戻ったリリアは、占うべき相談者はビリーではなく自分自身だっとして、仕切り直します。その結果は「アガサ・オール・アロング」のこれまでのエピソードで登場した全てのカード。

  1. 旅人:カップの女王 EP7
  2. 理由:ペンタクルの3 EP2
  3. 過去:ワンドのナイト EP5
  4. 未来:ハイプリーステス EP3
  5. 困難:ソードの3 EP4
  6. 褒美:タワー(リバース) EP6

1がリリア自身で共感と直感に優れた信頼できる内なる声、2が協調を意味する仲間、つまり今回の魔女団、3がアリスで、4がジェン、5がアガサで、6がビリーを暗示するものでもありました。

レディ・デスの登場

7枚目、旅の目的地を暗示するカードは「デス」。これまでのエピソードでほのめかされていた他、グッズのリークをチェックしていた人にはほぼ確信があったレディ・デスがMCUに正式デビューする形に。

コミックにおけるレディ・デスはその名の通り女性の姿をしていますが、神話や伝承に登場する死神以上に強力な存在です。デスはオブリビオン、インフィニティ、ギャラクタス、そして映画「ソー:ラブ&サンダー」で永久(とこしえ)と和訳されてしまったエターニティらと共に宇宙誕生から間もなく生まれた兄弟姉妹であり、究極の存在のひとつです。

とはいえレディ・デスはその中でも人間味があるほうで、彼女はデッドプールを愛しています。これに嫉妬したのがサノスで、ただでさえヒーリングファクターで死ねないウェイド・ウィルソンに不死の呪いをかけ、デスと会うことが出来ないようにしました。(でも最新コミックでウェイドは死にましたが)

[nlink url=”https://mavesoku.com/how-does-deadpool-die/”]

サノスが「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」で戻るという噂もある中で、コミックの三角関係がMCUでも見られるのか、少なくとも「アガサ・オール・アロング」のシリアスな展開の中ではそのような可能性はあまりないようにも感じます。

ちなみにリオ・ヴィダルを演じるオーブリー・プラザさんは今後のいくつかの作品に登場するとも報じられています。

旅の終着点

リオ・ヴィダルの正体を仲間に伝え、セーラムセブンが迫りくると、リリアはアイアン・メイデンを通り抜けて次の試練に向かうように促します。

アガサには「彼女が”臆病者”と言ったら伏せるように」、ビリーには魔導書を渡し、ジェンには「あなたが”未来”なの」と言って別れを告げました。アガサの今後についてリリアが能力で視る事は不可能なため、これは純粋な占い結果の報告なのでしょうか。また、魔導書やジェンの封印された力も残り2話での重要な鍵となりそうです。

仲間を進ませて残ったリリアはセーラムセブンと対峙。試練を乗り越えた時に長居する客は「災害・破壊・突然の激変」に直面すると説明し、これを意味する「塔」のカードの力が発動して空間が逆さまに。7人の魔女たちと共に、オープニングと同じ形で落下するリリアの旅が終着点を迎えることに。

そして映像はリリアの16世紀の少女時代に戻り、そこには笑顔でマエストラのレッスンを受ける姿で締められています。

意識が過去と未来を行き来するという特殊な人生のリリアには、もしかするとこのまま意識が少女時代に戻って永遠に輪廻しているのかもしれません。

死体も描かれていない以上、マーベルではいつだって復活の余地がありますが、ひとまずリリアとはここでお別れとなりそうです。

コミックのリリアはドクター・ストレンジを助けて死んでおり、魔術師を助けて命を落とすという意味では原作に沿ったキャラだったと言えるでしょう。

エンディングはあの曲

エンディング曲はジム・クロウチさんの「Time in a Bottle」。

その歌詞では「ボトルの中に時を封じ込めることができたら まずやりたい事は 永遠に日々の時間を残すことさ そうさ、君と過ごす永遠をね」と歌われており、このエピソードのラストシーンと重なるような内容となっています。

一方でこの曲はMCU以前からのマーベル映画ファンにとっては懐かしい楽曲。2014年の映画「X-MEN:フューチャー&パスト」で、クイックシルバーの印象的なシーンで使用されていました。

同映画でピーター・マキシモフを演じたエヴァン・ピーターズさんが前回のエピソードに出演している事を考えると、「なんだかおしい!」と言わざるを得ないような選曲となっています。


今回はリリアの視点となり、時間を行ったり来たりする複雑な回でしたが、これまでのエピソードをしっかりとまとめていく重要な回でもありました。

また、リオ・ヴィダルがデスである事が認められたのも重要なポイント。今回のエピソードの冒頭でアガサはワンダの死を曖昧な状態にしていましたが、リオは1話でワンダが死んだことを認めていました。ワンダは本当に死んでいるのか、それとも死神の眼すら欺いて何らかの形で生き延びているのか、こちらも今後の注目ポイントとなっています。

そして、セーラムセブンのあっけない終わり。映像では5人しか剣に刺さる所が確認できず、フクロウとカラスはこれを回避出来る能力がありそうですが、ショーランナーのジャック・シェーファーさんは Variety とのインタビューで「彼女たちは物語から外れました。リリアがみんなを救ったんです。」と7人全員が死亡している事をほのめかしています。

ビリーは今回のエピソードで(リリアが合流する前に)「剣の7の逆位置」を引いており、塔が逆さになった事で「剣の7の正位置」に、「策略」や「要領の良さ」を象徴するカードのとおりにセーラムセブンの「7」人全員を「剣」で一掃出来ています。あのカードは巧妙な伏線だったのか、それとも単なる偶然なのでしょうか。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第8話と第9話は 2024年10月31日10時 より配信予定です。