映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、もともとはメンバー毎のソロ作品が構想されていた

先日米国で発売されたマーベル・スタジオの歴史を記した公式本「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」にて、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は公開前に4本の短編映画が準備されていた事が明かされました。ロケット&グルート、ガモーラ、ドラックス、スターロードの4本の幻の短編があったことがこの本に記されています。

本の中ではマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ社長の発言を以下のように紹介しています。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に向けて、ドラックス、ロケット&グルート、ガモーラの短編映画を作るというアイデアがありましたと、ファイギ氏はこの本のライターに語りました。そしてプロデューサーは、ファンタジーの物語に魅了された子供(スターロード)を描いた4本目の短編映画を作りたかったと語りました。

「そして、『ガーディアンズ』に主演します。途中で、大きな宇宙のヒーローが短編の子供であることを明らかにするのです。私たちはそれが巧妙だと思っていましたが、やりすぎでした」と付け加えました。

同書の同じセクションでは、マーベル・エンターテイメントのクリエイティブ集団であるマーベル・クリエイティブ委員会が、「Vol.2」(邦題:リミックス)での大々的な発表を含む、ジェームズ・ガン監督のフランチャイズ作品の多くを快く思っていなかったことが明らかにされています。

「カート・ラッセルとクリス・プラットが父と息子の役を演じるということは、ファンにとっては、素晴らしい時間を過ごせることを意味しています。しかし、ラッセルは、マーベル・スタジオ、(ジェームズ・)ガン、そしてプラットと同様に、この展開を確信していた」と付け加えています。

マーベル・クリエイティブ委員会は、気がつけば2017年には解散していたとも記載されています。

2012年に公開された「アベンジャーズ」は2008年の「アイアンマン」から約4年かけてメインとなるキャラクターが一人ずつ紹介されてきました。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」も元々はその手法に乗っ取って準備されていたようですが、長くなりすぎるという判断の元、1作めで全員の紹介からチーム結成を描くことになったようです。

メンバーを一人ずつ紹介する手法はキャラクターにより深みを与えやすくなる反面、開発期間も長くなりコストも増大しますし、観客側の負担も増えることになります。幻の4つの短編映画がどのようなものだったかは気になるところですが、1つにまとめたことでガーディアンズはMCUのフェーズ2で登場し、長きに渡って人気を獲得しています。来月公開予定の「エターナルズ」も「ガーディアンズ」同様にメンバーごとに分けて描くのではなく、チームとしてMCUにデビューすることになります。

現在、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズは3作目を制作中であり、先日、撮影が本格的に始まった事が主演のクリス・プラットさんより報告されました。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」は2022年ディズニープラスで配信予定、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

ソース:Marvel Almost Introduced Guardians of the Galaxy Heroes in Four Solo One-Shot Short Films

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、サンドマン登場も確定か?

12月に米国公開予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」。そんな「ノー・ウェイ・ホーム」を特集した Empire Magazine 12月号の表紙が公開され、噂のひとつであるシニスター・シックス結成の裏付けとなるような物が描かれており、話題となっています。

公開された表紙にはドクター・オクトパスのアームとグリーンゴブリンのパンプキンボムの他、サンドマンの腕のようなものが描かれています。

サンドマンについてはトレーラーでも普通ではない砂嵐のようなものが含まれていたため、その登場が予想されていましたが、今回公開された表紙はその裏付けとなるようです。

©2021 Sony

「ノー・ウェイ・ホーム」ではドクター・オクトパス、グリーンゴブリン、エレクトロ、サンドマンの登場が100%ないし99%ほど確定的なようですが、その他リザード、ライノ、ヴァルチャー、ミステリオの再登場はあるのでしょうか?そして実写版シニスター・シックスのメンバーはどのようになるのでしょうか。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

映画「エターナルズ」のサウンドトラックより2曲公開中

11月5日の公開を控えているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」から、劇中に使用されているサウンドトラックのうち2曲が公式に公開されています。作曲を担当したのはラミン・ジャヴァディさんでマーベル関連では「ブレイド3」や「アイアンマン」のスコアを担当、その他「パシフィック・リム」や「ウォークラフト」でも担当しており、「ゲーム・オブ・スローンズ」では音楽制作で2つのエミー賞を受賞しました。

Eternals Theme

Across the Oceans of Time


「エターナルズ」の公式あらすじは以下のとおりです。

数千年にもわたり、宇宙的規模の“脅威”から人類を守り続けてきた者たちがいた。
彼らの名は、エターナルズ──。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、地球に再び想像を絶する“脅威”が迫っていた。
その時、数千年の時を経て、エターナルズが人類の前に姿を現す。
地球滅亡まで彼らに残された時間は、あと7日……。
タイムリミットが迫る中、彼らは世界中に散らばった仲間たちと結集し、人類を守ることができるのか。
そして彼らを待ち受ける<衝撃の事実>とは……。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、ポーラ・ニューサムさんの役割が明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に出演するポーラ・ニューサムさんの役割が判明したと、海外メディア ONE TAKE NEWS が独占情報として報じました。車内からピーターを見つめるシーンがトレーラーに登場していたニューサムさんは、これまでにMJの母親役、マイルズ・モラレスの母親などの噂が出ていました。

※これより先はネタバレを含む可能性があります。ご注意ください。

この先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレを含んでいます。

記事によると、ポーラ・ニューサムさんはM.I.T.のアドミニストレータを演じるとの事。映画の中で、ピーター、MJ、ネッドはM.I.T.に応募しますが、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でミステリオがピーターの正体を明かしたことで注目を浴び、入学を拒否されてしまいます。ドクター・ストレンジがピーターの秘密の正体を忘れさせるために試みた呪文が失敗に終わった後、ピーターはニューサムのキャラクターを見つけ出し、彼女や他のM.I.T.のスタッフの心を変えようと決心します。そして、空港に向かう途中、交通渋滞に巻き込まれた彼女を見つけ、その様子が予告編で紹介されています、と記事は伝えています。

今回の報道どおりならニューサムさんの役柄について、多くのメディアやファンの予想は大きくハズレている事になるようです。

トレーラーを鵜呑みにするのであれば、その後ドクター・オクトパスたちと遭遇する事になるようですが、ピーター達は希望通りM.I.T.に進学出来るのでしょうか?

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Paula Newsome’s Role in ‘Spider-Man: No Way Home’ Revealed (Exclusive)

ドラマ「ホークアイ」のポスターが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のポスターが公開されました。クリスマスのニューヨークを背景に、ジェレミー・レナーさん演じるクリント・バートン、ヘイリー・スタインフェルドさん演じるケイト・ビショップ、そしてジョルトちゃん演じるラッキーが描かれています。

今回発表されたポスターは2013年発刊のコミック「HAWKEYE VOL. 2: LITTLE HITS」をオマージュしたデザインになっています。

©MARVEL,Disney

「ホークアイ」の公式あらすじは以下のとおりです。

「エンドゲーム」の戦い後、ホークアイのただ一つの願いはアベンジャーズを辞め、家族と一緒に平和なクリスマスを過ごすこと。しかし彼の過去と関わる、ある事件に巻き込まれてゆく。
アベンジャーズを辞めたい男<ホークアイ>がニューヨークを舞台に繰り広げる、ホリデー・サバイバル・アクション!


ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ミズ・マーベル」、能力はやはりコミックとは異なる?グッズの画像から判明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のグッズがイギリスのオンラインショップ、ピラミッドインターナショナルに登場し、掲載された画像からミズ・マーベルの能力の一端が確認されました。コミックのカマラや、昨年発売されたゲームとも異なる能力となるようです。

今回発見されたショップに掲載されているのは以下のような画像です。

©2021 MARVEL,Disney

以前に「ミズ・マーベルのパワーはグリーン・ランタンのようになる」と報じられていたとおりである事を示しているようでもあります。

コミックのミズ・マーベルはミスター・ファンタスティック同様に身体の一部、あるいは全体を伸縮出来るため、巨大化や縮小化が可能でした。アントマンと似ていますが、アントマンほど大きく、あるいは小さくなれる描写はなく、その代わり特殊な装備を必要としません。

©2021 MARVEL

エネルギーをまとう事で拳を大きくしている事を考えると、ドラマ版では縮小については描かれないのかもしれません。あるいは今後、カマラが成長し、能力を使いこなしていくにつれてコミックの表現に近づいていくのかもしれません。

そもそもカマラがインヒューマンズではないという話もありますが、ドラマではどのような起源が描かれる事になるのでしょうか。

ドラマ「ミズ・マーベル」はディズニープラスで2022年配信予定です。

ソース:Ms. Marvel Disney+: New Merch Teases Kamala Khan’s Very Different MCU Powers

マーベル・スタジオの新たなアニメーションプロジェクトが始動か?求人情報より判明

マーベル・スタジオの新たなアニメーションプロジェクトが動き出そうとしていると、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。ディズニーの求人情報から判明したというこの話題は、ディズニープラスで配信された「ホワット・イフ…?」のシーズン2ではなく新たな作品になる可能性が高いとの事です。

今回の求人で求められている技能は2Dアニメの知識と技能に加えて「協力的な環境で、手描きの2D FXの幅広い能力を発揮する」というもの。

The Cosmic Circus はディズニープラスで配信中の「スター・ウォーズ:ヴィジョンズ」が日本のアニメプロダクション、神風動画、キネマシトラス、サイエンスSARU、ジェノスタジオ、スタジオコロリド、TRIGGER、プロダクションI.Gなどと共に開発している事を指摘し、次のマーベル・スタジオ・アニメ作品も同様に展開していく可能性があるとしています。

以前にマーベル・スタジオのエグゼクティブ・プロデューサー、ヴィクトリア・アロンソ氏はアニメーション部門とミニスタジオを新設し、「ホワット・イフ」以外のアニメシリーズのプロジェクトを開発していく事についてほのめかしていました。

記事ではこのプロジェクトが11月12日のディズニープラス・デイで発表されるかもしれないとも伝えています。

実写映画、及びそのマルチバースをテーマにした「ホワット・イフ」シリーズとどのような差別化がされたアニメーションが制作されるのでしょうか。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:ディズニー、マーベル・スタジオ求人情報

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、主演トム・ホランドさんが「うまく行かない」と思っていた事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のジョン・ワッツ監督と主演のトム・ホランドさんが、海外メディア EMPIRE とにインタビューに応じました。その中で、トム・ホランドさんはこの映画の話を聞いた時に「うまく行かない」と思ったことを明かしています。

ホランドさんは、最初にアイデアを聞かされたときの事を思い出し、次のように述べました。

最初にアイデアを聞かされたとき、「すごい、これが成功したら最高だな」と思いました。でも、「こんな事うまくいくわけがない。全員がやるべきことをやることはできない、実現しないだろうな」と思っていました。でも、実際に起きたんです。それは信じられない事です。

今作には過去の映画のスパイダーマン、トビー・マグワイアさんやアンドリュー・ガーフィールドさんが再登場する噂や、シニスター・シックス登場の噂、ヴェノムとの接続の噂などがありますが、それらが実際に起きるとなれは、ホランドさんの言うようになかなか信じられない事です。

また、ジョン・ワッツ監督は今作がどのぐらい野心的な作品なのかを問われると、「これはスパイダーマン:エンドゲームのようなものです(笑)」と回答しました。

第1弾トレーラーはクラシックなファンにも刺さる内容のものでしたが、まだまだその秘密の全貌をうかがい知ることは出来ていません。第2弾トレーラーの公開にも注目が集まっています。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Spider-Man: No Way Home Is ‘Spider-Man: Endgame’, Says Director Jon Watts – Exclusive Images

ジェームズ・ガン監督、映画「ガーディアンズ3」、ダニエラ・メルシオールさんキャスティングの噂を否定

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のジェームズ・ガン監督が、先日報じられたダニエラ・メルシオールさんのキャスティングに関する噂を否定しました。ダニエラさんはドラックスの娘ムーンドラゴン役として映画に参加すると報じられていました。

ジェームズ・ガン監督は記事を引用しつつ、短く「FALSE」と噂を否定するツイートをしています。

ダニエラ・メルシオールさんはガン監督が制作したDCコミックスの実写映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」でともに仕事をしており、先日メルシオールさんが公開した丸坊主姿がムーンドラゴンにそっくりだとも話題になっていました。

海外メディア The Direct では、ガン監督が否定したにも関わらず、メルシオールさんは9月に「Assassin Club」の撮影を終えた後、他に公開されているプロジェクトがなく、丸坊主になる理由が見つからないとも伝えています。

また、ガン監督はファンからの「Vol.3にスーサイド・スクワッドのキャストメンバーはいますか?」との質問に「たぶん」と回答し、新たな予想合戦も始まっています。

Vol.3に関して先日はウィル・ポールターさんがアダム・ウォーロック役にキャスティングされた事が判明し、ガン監督が認め、ポールターさんがコメントをしました。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」は2022年ディズニープラスで配信予定、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

スパイダーマンがMCUに登場した経緯が明らかに ─ ソニーP「泣いてケヴィン・ファイギを追い出した」

マーベル・スタジオの歴史を記した公式本「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」にてソニー・ピクチャーズが権利を所有するスパイダーマンがどのようにしてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に登場する事になったのかが明かされました。その中でソニーのプロデューサー、エイミー・パスカルさんが泣いていた事が記されていました。

書籍ではスパイダーマンの新たな映画を制作するにあたって、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長とソニー・ピクチャーズのプロデューサーであり映画グループの会長であるエイミー・パスカルさんとの間で行われた会議の様子が紹介されています。

スパイダーマンをどのように扱いたいかを十分に理解した上で、ファイギはパスカルとのランチに臨みました。しかし、自分の提案に対するパスカルの反応は予想外だったようです。打ち合わせは、ソニーの彼女のオフィスで行われました。予想通り、パスカルは、ソニー・ピクチャーズの「アメイジング・スパイダーマン3」の制作に、ファイギがクリエイティブな面でもっと直接関わってほしいという強い要望を、時間をおかずに述べました。パスカルは、自分のチームが現在持っているアイデアに興奮し、ファイギに最新のドラフトを送ると伝えました。彼女が持ち込んだおいしいサンドイッチの半分くらい食べたところで、「エイミー、公平に見て、これはうまくいかないよ」と言ってしまったんだ」とファイギは語ります。

ファイギ社長が今後のキャラクターについてまるで異なる展望を持っている事に対して、パスカルさんは「どうして私たちにやらせてくれないの?」と主張したと言います。

「私達は以前に一緒にスパイダーマンの映画を作った。しかし私はそこで特に役に立ったようには思いません」。しかし、ファイギはそれだけではなく、次のような対案を持っていました。「私が知っている唯一の方法は、何でも完全にやってしまうことです。だから、私たちに任せてみませんか?スタジオが2つあるとは思わないでください。また、他のスタジオに権利を返すことも考えないでください。権利の持ち主が変わるわけではありません。お金の流れも変わりません。ただ、私たちに制作を依頼してください。DCがクリストファー・ノーランとやったようなふりをすればいいのです。私たちがノーランだとは言いませんが、これをうまくやっている制作会社があることは確かです。その制作会社と契約して映画を作ればいいんだ」と。 パスカルは驚きました。

パスカルさんは最初、これの提案にかなり動揺したものの、すぐにファイギ社長のアイデアの良さを理解するようになったと言います。

「最初は超憤慨しました」と彼女は認めます。「泣き出して彼をオフィスから放り出したのか、サンドイッチを投げつけたのか、どちらだったかはわかりません」。その後、彼女はよく考えるようになりました。「『スパイダーマン』の5作目までは、私たちは何も新しいものを提供していませんでした。正直に言うと、私たちは人と違うことをしようと必死になっていたし、人と違うことをするべきではない場所にまで行っていたのです。私たちはもう新鮮ではありませんでした」

最終的には、お互いのスパイダーマンへの愛情とパスカルさんの譲歩が船を正すことになりました。

パスカルは次のように続けています。「幸運なことに、ケヴィンと私はピーターへの愛情という点で同じ場所から来ました。ケヴィンとは、サム・ライミ監督の頃からスパイダーマンの映画で一緒に仕事をしてきました。彼はミーティングに来て、みんなにコーヒーを飲ませ、何年も一言もしゃべらないんです。だからこそ、誰かを愛することができるのです。なぜなら、その人が口を開いたときに、これまで大きなことを考えていて、本当に頭がいいのに、話すのを聞いたことがないのだと気づくからです。」

パスカルさんは、翌日のランチの後、ファイギ社長を呼び戻しました。彼女の頭の中には、ソニーとマーベル・スタジオとのコラボレーションというコンセプトが残っていました。MCUでスパイダーマンをどうするかという彼の具体的な考えを聞いた後、彼女は次のように述べています。「他のヒーローが何でも持っていて、ピーターは何も持っていないという世界にスパイダーマンを立たせるというアイデアは、ピーターのストーリーを語る上でまったく新しい方法でした。私は『悔しいけど彼は賢い』と思いました」と語っています。

こういった経緯で「アメイジング・スパイダーマン3」はキャンセルされ、MCUの「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にてMCUデビューしたスパイダーマン/ピーター・パーカーの新たな物語が描かれる事になったとのことです。

その後、また両者の間に喧嘩があった事も報じられましたが、今はまた強固なパートーナーシップを築き上げ、新たな物語に向かって前進しているようです。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Spider-Man Producer Cried During First MCU Conflict With Kevin Feige