映画「スパイダーマン:NWH」、日本国内のデジタル配信が3月23日、Blu-ray発売が4月27日に決定

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のデジタルリリースが2022年3月23日、Blu-rayなどディスクの発売が2022年4月27日に決定したことがソニー・ピクチャーズより発表されました。劇場公開が諸外国より3週間遅れとなった本作ですが、オンライン版は1週間遅れ、ディスクは2週間遅れでのリリースとなります。

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米国では100分以上のボーナスコンテンツが報告されていましたが、日本版は少し減っているようです。

<映像特典>(BD:計 約84分 DVD:計 約13分)
★NGシーン
★イースター・エッグ紹介
★マルチバースにおけるアクション
●トムとスパイダーマンの軌跡
★3人のスパイダーマン
●卒業
★ドクター・ストレンジの登場
★マルチバースのヴィランたち
★監督ジョン・ワッツの紡ぐ糸
★スパイダーマンたちの対談
★シニスター・サミット
★「デイリー・ビューグル」チャンネル(3種)
★プレビズ(2種)
★劇場用マーケティング映像(3種)
★BDのみの収録
※音声特典の収録はございません。

あわせて映像特典の一部がYoutubeで公開されています。

また、日本限定プレミアム・スチールブック・エディションについても発表されました。

これには日本限定スチールブックや特製ポストカードケース、オリジナル・トレーディングカードなどの特典が封入。さらに、特製BOXアウターケースに、限定デザインの本編ディスク(2種)、50ページのボリュームを誇るブックレットを格納したスペシャルな内容となっています。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のデジタルリリースは 2022年3月23日、UHD、Blu-ray、DVDなどディスクは 2022年4月27日 発売です。

デジタルレンタル配信は4月13日、ディスクレンタルは5月3日よりスタートです。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、レイチェル・マクアダムスさんは「予想外の結論」があると言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に出演しているレイチェル・マクアダムスさんが、海外メディア EMPIRE とのインタビューの中で、「今回はただスクラブを着ていたわけではありませんでした。」と述べ、「スクリーンで見たことのないものの一部になったのは確かです」と語りました。

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米国で発売中のEMPIRE最新号の中でマクアダムスさんは「本作には非常に大胆なアイデアがあり、ドクター・ストレンジの並外れた試練と出会いがあります。とても予想外の結論もあります。もし訪れることのできる別の現実があったらどうなるのか、そしてその結果起こるかもしれないあらゆる混乱を探求すると言うのは魅力的なことです。」と語りました。

さらに、「多くの清算、そして、多くの自己発見があります。ストレンジは、この映画が展開され、本質的に彼の本性であるものが明らかにされる前は、ほとんど自分自身に対して理解がなく、その後、彼は直面するか、抵抗するか、陥るか、変化しなければならないのです。」とコメントしています。

レイチェル・マクアダムスさんは前作より引き続きクリスティーン・パーマーを演じている他、クリスティーンの変異体も演じていると考えられています。

トレーラーのシーンを並べ替えて予想されるのは、ドクター・ストレンジとアメリカ・チャベスがイルミナティに拘束された後、クリスティーンの変異体が二人を使って研究や実験、あるいは施設へ救出に来ている可能性があり、その後何らかのトラブルを経て3人で行動すると言った流れです。

彼女が敵なのか味方なのかはまだ不明ですが、マクアダムスさんのいう「予想外の結論」とは何を指しているのか、劇場公開が待たれます。

本作の公式概要は以下のとおりです。

危険すぎる禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジは“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求めるが、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。その宇宙最大の脅威とは、、、なんとドクター・ストレンジと全く同じ姿の人物で「宇宙への最大の脅威はお前だ」と不敵な笑みを浮かべていた…。
監督:サム・ライミ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ/エリザベス・オルセン/ベネディクト・ウォン/レイチェル・マクアダムス /キウェテル・イジョフォー/ソーチー・ゴメス

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

ソース:Rachel McAdams Breaks Silence on Marvel Return

マーベル・スタジオが新たに「リブート版デアデビル」や宇宙モノ作品を計画中

ディズニープラス向けドラマ「ムーンナイト」や映画ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の公開を控えるマーベル・スタジオの新たな計画が動き出していると話題になっています。2022年3月16日に投稿された最新の Production Weekly の記事によると、マーベル・スタジオが「リブート版デアデビル」と「無題の宇宙モノ」を新たに計画していることが判明しました。

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記事では「デッドプール3」や「アイアンハート」、「エコー」、タイトル名の変更の可能性が報じられていた「ワーウルフ・バイ・ナイト」に加えて、映画とドラマどちらに分類されるかは不明ですが「リブート版デアデビル」と「宇宙モノ作品」(UNTITLED MARVEL SPACE PROJECT)がリストに追加されています。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)において宇宙はさほど珍しくはありませんが、そうは言っても主な舞台が地球であるのは疑いようがありません。既知のキャラクターで宇宙を舞台にしている、あるいはそれが可能なのは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、「キャプテン・マーベル」、「ソー」、「エターナルズ」あたりが主なものになっています。

無題という事で新たなキャタクターのデビューの可能性を考えると、S.W.O.R.D.やノヴァを主人公にした作品が考えられ、これは海外メディア Comicbook.com でも指摘しています。

他には噂として報じられているマイティ・ソー/ジェーン・フォスターのソロプロジェクトワールド・ウォー・ハルクも宇宙モノとして考えられるかもしれません。

「リブート版デアデビル」については主演のチャーリー・コックスさんのインタビューなどから想定の範囲内ですが、早速動き出したという印象。他のディフェンダーズキャラクターもこれに続いていくのでしょうか?

参考:Comicbook.com

トム・ヒドルストンさんとゾウイ・アシュトンさんが婚約しているようだと報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でロキを演じるトム・ヒドルストンさんと、2023年公開の映画「ザ・マーベルズ」のヴィランを演じると報じられているゾウイ・アシュトンさんが婚約しているようだと、各種海外メディアが報じました。

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Comicbook.com によると、英国アカデミーの司会を務めたAJオドゥドゥさんのInstagramストーリーで公開された写真から、アシュトンさんの指に婚約指輪があるのが確認されたとの事。

from Instagram

トム・ヒドルストンさんとゾウイ・アシュトンさんは2019年のブロードウェイ「背信」で共演し、意気投合。その後2人の交際の噂が報じられるようになりました。その後はしばらく憶測が続き、2021年9月にカップルのキスが撮影され、報道されていました。

このマーベル・ヴィラン・カップルがスクリーンで共演する事はあるのでしょうか?

ドラマ「ロキ」シーズン2は制作中、映画「ザ・マーベルズ」は 2023年2月17日 米国公開予定となっています。

ソース:Marvel Stars Tom Hiddleston and Zawe Ashton Are Reportedly Engaged

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、海外誌でイルミナティの存在が確認される

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にイルミナティが存在していることが、海外メディア Empire Magazine より明らかになりました。現在米国にて発売中の誌面にその名が書かれていることが報告されています。

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SNSに投稿された誌面写真によると、トレーラーのワンシーンと同じスチル写真の説明の最後には「イルミナティの前に立つストレンジ」と書かれています。投稿にはそれ以外の情報がない所を見ると、イルミナティのメンバーについて新たな情報はないのかもしれません。

コミックのイルミナティはトニー・スターク、ドクター・ストレンジ、ネイモア、プロフェッサーX、リード・リチャーズ、ブラックボルトで構成されるチームで、ヒーローたちの秘密結社となっています。

©MARVEL

MCU版もコミック同様に6人チームであるのか、トレーラーでは6脚の椅子が確認されており、ひとつはプロフェッサーXで間違いなさそうです。トレーラーではさらに2人、合計3人の人影も確認されています。

2021年夏にはMCU版イルミナティとしてプロフェッサーX、キャプテン・カーター、バルダー・ザ・ブレイブ、モニカ・ランボー、モルドの名前が報じられた事もあり、その後の再撮影を経て新たなメンバー構成に変わっている事もありそうです。

本作のプロデューサーはイルミナティ登場の噂について「私はイルミナティが大好きです。しかし、将来イルミナティを紹介する場合は、コミックの内容をコピーするだけでなく、MCU主導で、MCUのキャラクターとのつながりが増える可能性があります。」最近のインタビューにてコメントしていました。

プロデューサーの言葉を鵜呑みにするのであれば、イルミナティは将来的な話ということで、本作で6人全員は登場しないという事もあるのかもしれません。しかしチームとして本作に登場し、何らかの目的のためにストレンジたちと協力、あるいは敵対していくのは間違いなさそうです。

本作の公式概要は以下のとおりです。

危険すぎる禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジは“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求めるが、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。その宇宙最大の脅威とは、、、なんとドクター・ストレンジと全く同じ姿の人物で「宇宙への最大の脅威はお前だ」と不敵な笑みを浮かべていた…。
監督:サム・ライミ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ/エリザベス・オルセン/ベネディクト・ウォン/レイチェル・マクアダムス /キウェテル・イジョフォー/ソーチー・ゴメス

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のギャグリールやこれまでの軌跡の特集動画が公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」よりギャグリール(NG集)動画や、映画「スパイダーマン;ホームカミング」からの軌跡をざっと振り返る特集動画が米ソニー・ピクチャーズの公式Youtubeチャンネルにて公開されました。

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海外では本作のデジタルリリースが既に始まっていますが、日本では劇場公開が他国より3週間遅れであったため、配信やBlu-ray発売についても同様に遅延されると見られています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 劇場公開中です。

ドラマ「ザ・ボーイズ」公式が「ソー/ラブ&サンダー」のトレーラー公開を迫る

Amazonプライムで配信中のドラマ「ザ・ボーイズ」の米公式Twitterが突如として、タイカ・ワイティティ監督を名指してMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー/ラブ&サンダー」のトレーラーの公開を要求しました。カール・アーバンさん演じるザ・ボーイズのリーダー、ブッチャーの画像を添えて投稿しています。

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最新シーズンとなるシーズン3のブッチャーの画像を貼った上で、「タイカ・ワイティティ、ラブ&サンダーはどこだ」とコメントが添えられています。

記事執筆時点でタイカ・ワイティティ監督のリアクションはありませんが、マーベル・スタジオのファーストトレーラーの公開は映画公開の約5ヶ月前が平均であり、「ラブ&サンダー」は既に公開4ヶ月前に迫っている状況で、いつトレーラーが投下されてもおかしくない状況になっています。

監督はこの呼びかけに応じるのでしょうか?

映画「ソー/ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 米国公開予定です。

ベネディクト・カンバーバッチさんがアベンジャーズについて語る─「僕は部外者」

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の主演を務めるベネディクト・カンバーバッチさんが、KCRWのThe Treatmentのインタビューで、ドクター・ストレンジをアベンジャーズの関係について語りました。

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カンバーバッチさんはインタビューの中で「彼(ストレンジ)はクリーチャーや精霊、その他投げかけられるもの全てと自分を一致させることが平気で、だからこそアベンジャーズとしてはちょっとした部外者でいられるんです。」と述べました。

そして「”アベンジャーズ “に出ていたと言われるけど、ドクター・ストレンジはアベンジャーズじゃないでしょう?いや、違うよ。ニック・フューリーと一緒にスタークタワーにいるわけでもない。いや、その領域の外側にいるようなものだけど、それは必ずしも性格的な特徴ではないと思うんです。それは単なる肩書きだと思うんです。『アベンジャーズ』の過去2作ですべてがぶつかり合うところまで、それまで戦ってきたものとは違う形でアベンジャーズの現実を守るために存在しているので、その周辺にいる大人としてのポジションを保っていますが、それはほんの少しの間だけだと思うんです。彼は必ず人と協力したり、チームを組まなければならない瞬間があるんです。次回作ではそれが見られるかもしれません。待つしかないですね。」と再結成についてコメントしました。

「アベンジャーズ/エンドゲーム」における決戦のシーンではヒーローの誰もがアベンジャーズであるかのような錯覚がありましたが、コミックにおいては多様なチームが存在しています。コミックではアベンジャーズ、エターナルズ、X-MENによる三つ巴の戦争が始まる寸前になっており、それぞれの理想や信念が掲げられ、衝突しています。

MCUにおいてスティーブ・ロジャースとトニー・スタークがいないアベンジャーズの現在がどういう状況であるのか明示されていませんが、サム・ウィルソンのキャプテン・アメリカを中心に今後再結成されるものと見られています。その際にドクター・ストレンジが首を縦と横、どちらに振る事になるかはわかりませんが、彼の最大の使命は現実を守る事に変わりはないようです。

本作の公式概要は以下のとおりです。

危険すぎる禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジは“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求めるが、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。その宇宙最大の脅威とは、、、なんとドクター・ストレンジと全く同じ姿の人物で「宇宙への最大の脅威はお前だ」と不敵な笑みを浮かべていた…。
監督:サム・ライミ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ/エリザベス・オルセン/ベネディクト・ウォン/レイチェル・マクアダムス /キウェテル・イジョフォー/ソーチー・ゴメス

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

ソース:Benedict Cumberbatch: ‘The Power of the Dog’

サミュエル・L・ジャクソンさんがドラマ「シークレット・インベージョン」にローディがいることを認める

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でニック・フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソンさんがポッドキャスト Happy Sad Confused に出演し、現在撮影中のドラマ「シークレット・インベージョン」でローディを演じるドン・チードルさんとやっと初共演できたと明かしました。

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サミュエル・L・ジャクソンさんは放送の中で「シークレット・インベージョン」の話題になると、「撮影現場に入るとエミリアがすごい、ベン・メンデルゾーンがすごい!ドン、ドン・チードル・・・ドンは俺のゴルフ友達なんだ。一緒に仕事をしたことがなかったんだけど、今回初めて会ったんだ。ただなんとなく知っていて、一緒に遊んだり笑ったりしていただけなんだけど、一緒に仕事をしたことがなくて、やっと一緒に仕事ができるようになったんだ。」と撮影のエピソードを語りました。

「シークレット・インベージョン」にドン・チードルさんが出演している可能性が以前にリークされた撮影現場写真から指摘されていましたが、今回のサミュエル・L・ジャクソンさんの発言で実際に出演している事が確認されました。なお、ローディの役割の大きさや、ウォーマシンのアーマーを着用するのかと言ったことについては言及されませんでした。

先日はマーティン・フリーマンさんの出演もネタバレしてしまったサミュエル・L・ジャクソンさんですが、このネタバレの連続にマーベル秘密警察は動くのでしょうか?それともこれらの話題はジャクソンさんによる巧妙なフェイクニュースなのでしょうか?

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「ミズ・マーベル」ファーストトレーラーのチェックポイント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」の最初のトレーラーが公開されました。今回の記事ではその動画の中から、チェックしておくべきポイントをいくつかご紹介。

※これより先は「ミズ・マーベル」の予想や噂、リーク情報などネタバレ要素を含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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ヒーローオタクのカマラ・カーン

トレーラーの最初のシーンは今どきの女子高生である主人公カマラ・カーンのノートの落書きから始まりました。BGMには The Weeknd の「Blinding Lights」(2020年) が採用されています。

©MARVEL,Disney

コミックのカマラは生粋のヒーローオタクであり、同人活動もしているキャラクター。その設定を継承しているかのように、アントマンとマンアントと名付けられた怪物との戦いのイラストがノート右下に描かれています。

ノート右上の羽のはえたナマケモノは、コミックでカマラ・カーンが大事にしているぬいぐるみをさらに可愛くデフォルメしたように見えます。

©MARVEL

世界史の授業

マーベル・スタジオのロゴに行く前に、落書きをするカマラが世界史の授業中である事が机に置かれた教科書から伺えます。

©MARVEL,Disney

表紙には古代エジプトの象徴でもあるファラオが描かれていますが、カマラがエジプトの月神コンシューについて学び、ムーンナイトを理解することが出来るかどうかは不明です。

キャプテン・マーベルとその仲間たち

コミックのカマラ・カーンはキャプテン・マーベル推しであり、それは着ているシャツにも反映されています。

©MARVEL,Disney

中央のキャプテン・マーベルはわかりやすいものですが、右の女性は顔の白化粧からヴァルキリーである可能性が高く、左の女性は軽鎧の形状からワスプである可能性が高そうです。

パワーソース

カマラのパワーの覚醒のきっかけとして腕輪のようなアイテムを装着する様子が描かれています。

©MARVEL,Disney

コミックではクアンタムバンドやネガバンドなどの腕輪状の強力なアーティファクトがいくつか存在しますが、そもそもコミックのカマラのパワーはアイテムに依存していません。インヒューマンのDNAを持つカマラはテリジェンミストを浴びたことで能力を獲得しますが、このシーンはMCU版ではそれが変更される事を示唆しているように思えます。

ロケット・ラクーン

カマラの能力覚醒を描く大事なシーンですが、その背後ではガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのロケットの人形の姿が強く主張しています。

©MARVEL,Disney

アントマン、キャプテン・マーベル、ヴァルキリー、ワスプに続いてロケットも小道具として登場する事で、カマラのギークな一面を表現しているのかもしれません。本編ではさらに多くのヒーローを象徴したプロップが登場するのでしょうか?

カマラの部屋

カマラの部屋は推しであるキャプテン・マーベルのポスターがあちこちに貼られており、いくつかは実際のコミックのカバーアートになっています。

©MARVEL,Disney

画面右下のぬいぐるみらしきものは、前述のナマケモノなのでしょうか?

謎の4人組

スモークの中に謎の4人組が姿を表します。

©MARVEL,Disney

右端の男は一瞬だけ顔が映るもののはっきりと視認するのは難しいですが、ルーク・ケイジやS.H.I.E.L.D.のアルフォンソ・”マック”・マッケンジーのようにスキンヘッド&ヒゲスタイルの男のようにも見えます。

クラン・デスティンと呼ばれる一族がヴィランではないかと報道された事がありますが、そのクランに所属するキャラクターの一部かもしれませんし、全く違う可能性もありそうです。

政府管轄のN.I.C.E.という組織が関わってくるとの話もありましたが、政府組織というには4人は共通性のない個性的な衣装のようです。トレーラー後半で、カマラ・カーンが盾で銃弾を防ぐシーンでは複数の武装兵が確認出来ますが、彼らがそのN.I.C.E.なのでしょうか?

レッドダガー

カマラのパンチを避ける人物は赤い布で口元を隠しており、コミックのレッドダガーのような外見になっています。

©MARVEL,Disney

コミックのレッドダガー/カリームは名前の通りダガーを主体に戦うヒーローですが、スーパーパワーは持ち合わせていません。カリーム役にはアラミス・ナイトさんがキャスティングされています。

ミズ・マーベルの能力

エネルギーを盾にしたり足場にしたり、巨大な拳状にして攻撃する様子が描かれているミズ・マーベルですが、コミックの能力とは少し異なっています。

©MARVEL,Disney

コミックのミズ・マーベルはアントマンのような巨大化および縮小化能力とファンタスティック・フォーのリード・リチャーズのような伸縮能力を混ぜたものになっています。日本の漫画で例えるなら、ドラゴンボールのピッコロが近いでしょうか。能力が自身の肉体操作からエネルギー操作に変わったことで、コミックにおける縮小化は出来なくなったと考えられそうです。

©MARVEL

この変更について海外ファンの間では「画面に映えるようになった」という意見や、「リード・リチャーズと被らないようにしようとして、結果的に(リードと同じファンタスティック・フォーの)インビジブル・ウーマンと被ってしまっている」という意見など賛否両論となっています。

中には「作中で腕輪が壊れてこのパワーを失い、あらためてインヒューマンとして覚醒するのではないか?」と考えるファンもいるようです。

否定派意見で多く見られるのは、原作に込められた思いが無視されているように見えるというもの。

ミズ・マーベルの原作者G・ウィロー・ウィルソンさんは過去のインタビューにて以下のように述べています。

カマラがどんな超能力をもつべきかについては、だいぶ議論しました。わたしは「少女的な」能力、輝いたり空に浮かんだりする能力については反対しましたが、なにかページ上で映える能力がいいとは思っていました。結局カマラは変身能力をもつことになりました。

ポリモーフ(変身)はコミックでとても興味深い歴史がありますが、たいていは悪役の能力です。ネガティヴに描かれますが、それは、強くなったり空を飛んだり稲妻を撃ったりするような古典的な能力に比べて、どこか卑怯な能力だと考えられているからです。

そのため、カマラを変身キャラにしようと決めたとき、彼女が自分の家族や信条と、米国に生きる十代の少女であることの間に生じる葛藤から、自分の能力を使って逃げられるという点が懸念されました。

カマラは(状況から)隠れることが可能で、その誘惑が常にそこにあります。彼女は、自分の能力を使えば八方美人になることができます。これもまた健全ではありません。

カマラの物語では、ある意味、ふたつのステレオタイプを分析することになります。ひとつはイスラム教徒に関するもの、もうひとつは姿を変えられることに関するもの。これがプロットとうまくかみあっているとわたしは考えました。

能力が変更されていても原作の思いが込められているのか、このドラマの注目点となっています。

謎の女性

ニムラ・ブチャさん演じる謎の女性ナジマが「自分の事わかってるの?」と尋ねるシーンがありますが、この予告では誰に向けられた言葉なのかは分かりません。トレーラー上ではすぐにカマラのセリフが続きますが、実際に一連のシーンであるかは判断出来ません。

©MARVEL,Disney

仮にそうであれば、ナジマはカマラのパワーについて何か知っていると言うことになりそうです。ナジマはドラマオリジナルのキャラクターであるようで、現状では謎に包まれています。

未来は彼女の手の中に

トレーラーのラストショットはハドソン川を隔てたニューヨークを、街灯の上に座り込んで見つめるミズ・マーベルの姿。これはコミックの「ミズ・マーベル Vol.3」#5と同様のショットになっています。

©MARVEL,Disney

ニューヨークはカマラが憧れたスーパーパワーの象徴でもあり、かつてのアイアンマンやスパイダーマンを始めとしたスーパーヒーローが多数登場する街です。

目線の先はスタークタワー、アベンジャーズタワーがあった場所になりますが、「スパイダーマン:ホームカミング」でタワー売却のエピソードが出て以降、次の所有者は明かされていません。

トム・ホランドさんが「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のプロモーションの最中に「タワーを購入した人物を知っている」と言った話がありましたが、結局「ノー・ウェイ・ホーム」にそういうエピソードは登場せず、今後どこかで語られる事を願うばかりです。


ムスリム、女性、オタク、未成年など、これまでのアメリカで差別の要素として大きかったものを取り込んだカマラ・カーンがコミックデビューしたのは2013年と、マーベル・コミック史上では比較的最近の事で、MCUがスタートした後のことでした。

設定的にも歴史的にも若いカマラ・カーンはトレーラーの中でも、夢を見るのを止めるよう、現実を見るように周囲から注意され、その度にブレーキを踏んで自分を抑制してしまう今どきのティーンとして描かれています。

これはケイト・ビショップとは対照的になっており、母エレノアに何を言われようと突き進む姿を見せた彼女との違いについても注目の作品となっています。カマラはその手にどんな未来を掴む事になるのでしょうか。

以上、「ミズ・マーベル」ファーストトレーラーの気になるチェックポイントでした。

公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズが大好きで、中でもキャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーン。 彼女は勉強、趣味、そして恋に没頭するごく普通の女子高生だが、家でも学校でも周りと上手く馴染めず自分の居場所を見つけるのに苦労していた…。

「スーパーパワーさえあれば、人生はもっと楽になるはず―…。」

切実な思いを胸に、ヒーローになった自身の姿を妄想するカマラだったが、ある日突然、強大な力を手に入れ、妄想していたことが現実に! 夢にまで見ていたヒーローの力を手に入れたカマラ。これで人生はすべて理想通り上手くいくはず…と思いきや、次々と彼女の前に壁が立ちはだかる。

妄想の世界とは違い、家庭や学校、社会生活での様々な問題に加え、強大な力を持ったが故に、ヒーローとして立ち向かわなければならない最大の脅威…。身近な人々を守れるヒーローになりたいという強い思いと、力を持った者の責任に葛藤する等身大のマーベルヒーローの姿を描く。

ドラマ「ミズ・マーベル」は 2022年6月8日 よりディズニープラスで配信開始です。