ドラマ「アガサ:オール・アロング」、1話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年9月19日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード1「Seekest Thou the Road(邦題:道を探せよ)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

sponsored link
 

アグネス・オブ・ウェストビュー

開始数秒でアグネスは「The Ballad of the Witches’ Road 」の鼻歌を歌い、はやくもウィッチズロード(魔女の道)へと向かっている事が伺えます。

冒頭は刑事ドラマを彷彿とさせるシーンから始まり、デンマークの「ワンダヴィジョン」を原作とするドラマ「アグネス・オブ・ウェストビュー」のイントロが流されています。この時の楽曲は無料公開中。

これは「ワンダヴィジョン」とほぼ同時期に放送されていた人気の犯罪スリラードラマ「メア・オブ・イーストタウン」をオマージュしたもので、タイトルロゴのフォント、画面の色調などかなり似せて作られています。

刑事ドラマ風の撮影が行われていることが2023年1月に目撃されており、「ワンダヴィジョン」が名作シットコムを模倣した作りになっていたように、ワンダの呪いにかけられたアガサ・ハークネスがアグネスとして刑事ドラマの役を演じている事が予想されていました。

ブローチ

「アグネス・オブ・ウェストビュー」のイントロの少し前、アグネスは森の奥の水たまりの中からブローチを拾い上げてポケットにしまいます。

このブローチは「ワンダヴィジョン」でアガサ・ハークネスがつけていたものであり、8話冒頭で母エヴァノラ・ハークネスを殺害後に奪い取ったものでした。

©MARVEL,Disney

後のシーンではノームの鑑定によってブローチは17世紀後半の米ニューイングランドのものだと判明。「ワンダヴィジョン」8話の冒頭での回想シーンが1693年のマサチューセッツ州セイラムだった事と一致しています。

中に遺髪がある事がわかりますが、「ワンダヴィジョン」ではブローチを奪い取ってすぐに飛び去っているため、エヴァノラの髪であるかどうかは疑いの余地があります。

ジェーン・ドゥ

森で見つかった身元不明の女性の遺体はワンダ・マキシモフの死を如実に表現しています。顔こそ見せてはもらえませんが、「ワンダヴィジョン」でのワンダの服装に似ている他、ダークホールドの影響による指の黒色化、そして物語の後半では緋色の髪が確認出来ます。

図書館

アグネスは手がかりの図書カードを手に図書館へ。書士を演じているドッティの説明によると、本は3年前に盗まれたものだがコピーが大量にあるとの事。

「対話とレトリック:語られた歴史における学びと議論」は邦題ですが、コアなマーベルファンはこの原題の「Dialogue and Rhetoric: Known History of Learning & Debate 」の頭文字を取るとD.A.R.K.H.O.L.D.になる事がこの時点で気づいていたかもしれません。気づかなかったとしても物語の後半で明かされています。

エピソード内で言及されなかったのは著者の方で、Andrew Ugo と記されています。これはアナグラムになっていて、文字を並び替えると Wundagore 、つまりワンダゴアとなり、ここでもワンダに関する言葉となっています。ちなみにワンダゴアのスペルはこれが正しいもの。ワンダのスペルは Wanda でカナ表記とアルファベット表記が一致しないので錯覚しますが、ミスではありません。

本の貸出の日付はちょっとしたイースターエッグが含まれています。

©MARVEL,Disney

日付の一部は以下のような意味が含まれています。

  • 2月16日:エリザベス・オルセンさんの誕生日
  • 8月28日:ワンダ・マキシモフの制作者ジャック・カービーさんの誕生日
  • 6月2日:ケヴィン・ファイギ社長の誕生日、現実の歴史上でブリジット・ビショップが魔女として有罪判決を受けた日(その後6月10日に処刑)
  • 12月28日:スタン・リーの誕生日
  • 1月21日:「ワンダヴィジョン」の配信がスタートした日

本のコピーを確認しようと考えたアグネスでしたが、それらは全て焼け焦げていました。ワンダが「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストで全てのダークホールドを処分しようとしたことを示しているようです。

オフィスにて

署に戻ったアグネスは自分のオフィスへ。署長役のノームがついてきます。

部屋に入ると画面左奥にうさぎの置物と観葉植物の鉢植えが見えますが、次のカットでは鉢植えが別のものに変化しています。

©MARVEL,Disney

このあとのシーンではまた植物に戻っています。少年の写真については次の項目で触れるとして、ここではジェーン・ドゥの爪に付着していた土から東欧にしか存在しない微生物が検出されたとの事。東ヨーロッパの一国として設定されているソコヴィアをほのめかし、ここでもジェーン・ドゥがワンダである事を示唆しています。

ニコラス・スクラッチ

ブローチの鑑定を終え、署長からも帰るように言われたアグネスは帰宅。切ない表情で子供部屋を眺めていました。

部屋の主はニコラス・スクラッチ。合唱コンクールの優勝の盾などが確認出来ます。少年が描いたと思しき絵のタッチから察するにまだ幼い少年であり、オフィスで見かけた謎の写真がニコラスである事を匂わせています。

ニコラスは原作コミックにおけるアガサ・ハークネスの息子。もともとコミックではアガサが老婆であり、その息子であるニコラスは少年ではなくオッサンです。

コミックのアガサはニューセーラムの魔術師コミュニティで暮らしていましたが、ファンタスティック・フォーのリード・リチャーズとスー・ストームの間に生まれたフランクリンの乳母としての仕事を頼まれてコミュニティを抜けました。これに怒ったニコラスがアガサ、そしてファンタスティック・フォーと戦う展開になりました。

さらにニコラスは「ドクター・ストレンジ」のヴィランだったドルマムゥのために働いていましたが、後に地獄に追放された後、メフィストと同盟を組みました。

このシーンを見るにコミックの親子関係とはかなり異なる様子ですが、MCUにニコラスは登場してくるのか注目です。

ワンダは生きている?

遺体安置所でのアグネスとリオとのやり取りの中で、アグネスの「どうして(彼女は)死んだの?」という問いに対してリオは「That witch is gone.」(あの魔女は消えたの)と答えています。gone は死という意味でも扱われるワードですが、前後のやり取りからしてリオはワンダのその後を知っていて、なおかつ生きている事を示しているのでしょうか。

時系列が判明

ワンダの呪いから解き放たれたアガサ・ハークネスはハーブことジョン・コリンズから約3年が経過している事を知らされます。

これは配信以前からわかっていた事ですが、あらためてこれが「ワンダヴィジョン」の推定時系列である2023年11月から3年が経過した2026年の後半である事がわかります。

MCUの時系列のうち、「ロキ」や「ホワット・イフ…?」などマルチバース絡みの特殊な作品を除けばこれまで最後尾にあったのは「マーベルズ」。「マーベルズ」の監督はカマラ・カーンが16歳だと話しており、ドラマ「ミズ・マーベル」から年を取っていない事を考慮して、「マーベルズ」は 2025年12月 から 2026年2月 頃までのどこかに位置づけられると推測されています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-the-marvels-director-comments-ms-marvel-age/”]

「アガサ:オール・アロング」はそこから約半年ほど間隔をあけての最新の時系列に位置する事になりました。

「ホークアイ」の 2024年のクリスマスと同時期の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の後を描く「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でワンダが消えてから、約1年ちょっとから2年ほど、アグネスは呪いにかかったままアグネスを演じ続けていた事になるようです。

セニョール・スクラッチー

うさぎのセニョール・スクラッチーが再登場。息子の名前の一部が与えられているこのうさぎは、「ワンダヴィジョン」では悪魔の化身として設定されていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/wanda-vision-director-commented-episode-10-and-deleted-scene/”]

この設定が残されているのか、新たに別の設定が与えられているのかは、今後のエピソードを注意深く見ていく必要があります。

セーラム・セブン

再び、今度は派手に家に押しかけてきたリオ・ヴィダルは「セーラムの7人(セーラム・セブン)」の存在を告げています。

彼らはコミックではニコラス・スクラッチの息子たちであり、すなわちアガサ・ハークネスの孫たちでしたが、MCU版では「ワンダヴィジョン」8話でアガサ・ハークネスが始末した魔女たちの娘ではないかとも考えられています。

エンドクレジットでは、「21世紀の現代の魔女」というタイトルで、「奥様は魔女」、「白雪姫」、「オズの魔法使い」、「ザ・シンプソンズ」といった作品の魔女たちが紹介されています。

エンディングテーマは Donovan の「Season of the Witch」。



ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、フランク・グリロさんがネタバレしすぎで何度もクビになりかけたと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でクロスボーンズ/ブロック・ラムロウを演じたフランク・グリロさんが、当時ネタバレをし過ぎてクビになる所だったというエピソードを明かしました。

海外メディア Comicbook.com とのインタビューで DCEU の新作「ピースメーカー」シーズン2や「スーパーマン」について質問された際、フランク・グリロさんは「残念ながら、問題になりそうな事は何も言えません。」と回答。

そしてMCUに出演していた頃を振り返り、「僕は本当に嘘が下手なんです。マーベルに36回もクビにされそうになりました。嘘は絶対につきたくない。だから、ついつい言ってしまうんです。何度も警告は受けましたよ。」と、過去の失敗談を明かしました。

いつか MCU に戻りたいかと聞かれると、グリロさんはマーベルと DC の両方での経験について肯定的な意見を述べた上で、次のように答えました。

「人生のこの時点では、私が現実で真実だと思っていたすべてのことが、大人になった今、もし私にそうするように頼まれたら、喜んで戻ってやりたいと学びました。そして、私はDCでやっていることをとても気に入っています。私はジェームズ・ガンとピーター・サフランが大好きだし、彼らは私に素晴らしい機会を与えてくれた。しかし、現時点では、自分がやってきたことすべてに満足しているし、もちろん喜んでやるつもりです。もし彼らが私に会ってくれて、何か素晴らしいことがあれば、私は間違いなくそれを実行する準備ができています。」

フランク・グリロさんはキャプテン・アメリカシリーズで退場した後、アニメ「ホワット・イフ…?」でラムロウの声を再演しました。今後はまた実写で再登場する可能性はあるのでしょうか。

映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、アニメ「ホワット・イフ…?」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Frank Grillo Says Marvel “Almost Fired” Him Multiple Times for Leaking News

「アガサ:オール・アロング」、ショーランナーが1話でジェーン・ドゥの顔が映らない理由を語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア TV Line とのインタビューで、1話のジェーン・ドゥの顔が映されない理由について語りました。

※これより先は「アガサ:オール・アロング」1話のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

1話の冒頭、森の奥で見つかったジェーン・ドゥ(身元不明の遺体)の顔が一度も画面に映されなかった理由について質問されると、シェーファーさんは「それは本当に答えるのが難しい質問です・・・」と前置きしつつ、「彼女の顔を映す予定は最初からありませんでした。作風的にも、この番組は彼女の物語ではありませんから。死体がひっくり返ったとき、カメラがアガサの顔に向けられる様子が本作のテーマでした。私たちの注目はそこにあり、番組の焦点はそこにあるんです。」と、主人公はアガサ・ハークネスである事を強調しました。

ジェーン・ドゥの服装、黒ずんだ指、検出された東欧の微生物、緋色の髪、あらゆるヒントがそれがワンダである事をほのめかしていました。誰もがこれがワンダであると確信した上で、物語の後半になると足首のタグには「W Maximoff」と表示され、答え合わせが行われました。ただし、リオ・ヴィダルはワンダの死を認めず、「That witch is gone.」と曖昧な回答をするにとどめました。

ワンダのその後を描くプロジェクトが進行中だと最近も報じられており、過去には「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」を原作として開発されているとも言われていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-wanda-avengers-childrens-crusade-rumor/”]

ワンダの未来についてはまだまだ不透明な部分が多いですが、ワンダの呪縛から抜け出したアガサ・ハークネスはウィッチズロードの終点で何を得る事になるのでしょうか。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」シーズン1は2話までディズニープラスで配信中です。

ソース:Agatha All Along Boss Explains Why [Spoiler]’s Face Was Never Shown in Episode 1

「アガサ:オール・アロング」、ショーランナーがワンダの生死について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア The Wrap とのインタビューの中で、ワンダ・マキシモフの生死についてコメントしました。

The Wrap は「ワンダゴアの崩落によってスカーレット・ウィッチは死んだが、ワンダ自身は生きているのではないか」という独自理論を突きつけると、シェーファーさんは次のように回答しました。

「私はポーカーフェイスを保っています。私が言いたいのは、あなたの思考の働き方が本当に好きということです。それがその理論に対する私の反応です」

そして、「これはアガサ・ハークネスのショーです。だから、舞台の中心に立つ女性はアガサだと言えるでしょう。」と述べました。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストでワンダは赤い閃光を放った結果、生き延びているのではないかと考えられていましたが、「アガサ:オール・アロング」の1話ではジェーン・ドゥがワンダである事がしきりに示唆されており、ワンダが死亡したという解釈の元で話が進んでいます。

多くのファンはワンダが戻ってくると信じており、単独映画が開発中だという噂もその兆候を示している中で、このドラマにエリザベス・オルセンさんのカメオ出演があるのかどうか注目されています。

挿入歌である The Ballad of the Witches’ Road では「乙女、母、老婆」と歌われており、魔女を象徴するこの三人の女性は原作ではワンダ・マキシモフ、母親のナタリア・マキシモフ、そして師匠のアガサ・ハークネスを表していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-witches-road-scarlet-witch-comic-explains/”]

MCUにおける「乙女、母、老婆」とは一体誰のことを指しているのか、今後の展開に注目となりそうです。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」シーズン1は2話までディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Agatha All Along’ Showrunner Weighs in on Whether Wanda Is Really Dead

【噂話】スパイダーマン、スカーレット・ウィッチ、ノヴァに関する最新の噂

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「スカーレット・ウィッチ」、「ノヴァ」、そしてソニー・ピクチャーズと共同制作中の「スパイダーマン4」に関連した新たニュースが報じられました。

海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は patreon を通じてサブスクメンバーに対して報告。(Reddit経由)

まず、スカーレット・ウィッチについて「撮影がすぐに始まるとは思えないが、開発は実際に進められている。」と報告。先日は Production Weekly が「ワンダヴィジョン」、「アガサ:オール・アロング」のジャック・シェーファーさんらが制作に参加している事を報告しており、これを裏付けるような報告となりました。

これに加えて、「アガサ:オール・アロング」でグリーンウィッチ/リオ・ヴィダルを演じるオーブリー・プラザさんが今後のいくつかの作品に登場するとも報告。リオはこれまでにグリーンをメインカラーとしている事からモーガン・ル・フェイやエンチャントレスなどではないかと考えられていましたが、昨日公開されたドラマ本編では別の有名キャラクターである可能性がほのめかされており、「アガサ」の3話以降で彼女がどのように動いていくのか注目されています。

そして、氏はスパイダーマンの最新情報として、「ソニーとマーベルは、スパイダーマンがより多くのマーベル作品に登場するようアイデアを出し合っている、ファイギが単独映画を制作するという新たな契約を交渉中だと報じました。

トム・ホランドさんは複数の映画出演契約を交わしているようで、過去にソニーのプロデューサーが公式に言及しているスパイダーマン4、5、6の新三部作、誰もが想像するアベンジャーズの5(ドゥームズデイ)、6(シークレット・ウォーズ)以外になんらかの契約があるようです。

有力視されているのはヤングアベンジャーズ関連のプロジェクト。コミックでは通常、ヤングといえばマイルズ・モラレスのスパイダーマンのイメージが強いですが、MCUではピーター・パーカーは2025年に高校を卒業したばかり。同年が舞台のドラマ「ホークアイ」でケイト・ビショップが20代前半だった事を考えると、スパイダーマンがヤングアベンジャーズにリーダー的存在として参加しても不思議ではありません。

最後にノヴァに関するレポート。ケヴィン・ファイギ社長が公認したこのドラマについて「リチャード・ライダーを中心に描かれるコミックとは大きく異なります。宇宙のノヴァ・コープスに焦点を当てています。」と報告。リチャード・ライダー一人を描くのではなく、軍全体をフォーカスしたアンサンブル的な作品になると予告しました。

いずれもまだかなり先の作品に関する話題ですが、スカーレット・ウィッチに関しては配信がスタートした「アガサ:オール・アロング」でその方向性が見えてくるかもしれません。

「サンダーボルツ*」、セバスチャン・スタンさんがバッキーに関する新情報を公開

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」でウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを再演するセバスチャン・スタンさんが、海外メディア Variety とのインタビューでケヴィン・ファイギ社長を称賛し、バッキーに関する新たな情報を提供してくれました。

セバスチャン・スタンさんが 2023年 によくメディアの見出しに登場した「スーパーヒーロー疲れ」に言及。

「(マーベル映画を)批判するのは本当に便利になりました。それはそれでいいと思います。誰もが意見を持っているんですから。しかし、スタジオはこの業界に貢献し、小規模な映画も製作できるようにしている大きな部分を占めています。これはハリウッドというこの全体のシステムを流れる動脈です。人々が認識している以上に多くの方法で影響を与えている」と述べました。

さらにマーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギのハリウッドへの貢献について、「私は、(マーベル・スタジオ社長の)ケヴィン・ファイギがこの地球上で最も無私無欲な男であることを目の当たりにしてきた一人です。彼は大きな成功を収めたにもかかわらず、決して変わることも揺らぐこともありませんでした。」

「彼らは本当に多くの時間を費やして、どうすれば人々を驚かせ、何か違うものを提供できるか考えています。彼の大きなモットーは『最高のアイデアが勝つ』です。それは良いところから生まれたものです。それが、私が時々それを守ろうとする唯一の理由です。意図は本当に良いものだからです。ただ、良い映画を何度も作るのは本当に難しい事です。」と語っています。

そして、2025年に公開予定の新作映画でのバッキーについて、「混沌とし、堕落したグループに加わって、何とかして彼らを団結させる方法を見つけた男」と表現。チームのリーダー的なポジションになる事を明かしました。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって未知の役割を交代し、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月5日 米国にて劇場公開予定です。

「デッドプール&ウルヴァリン」、ライアン・レイノルズさんがファイギ社長のアドバイスやセリフ削除要請について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」の制作、脚本、主演を務めたライアン・レイノルズさんが、ニューヨークで開催されたファスト・カンパニー・イノベーション・フェスティバルに出席し、映画制作の舞台裏について語りました。

レイノルズさんは、マーベル・スタジオの責任者であるケヴィン・ファイギ社長との初期のミーティングを思い返しながら、「彼は、とても衒学的で、おそらく口に出して言うべきことではないようなことを言ったのですが、奇妙なことに、それが創造の原動力になったんです。彼は『Make every scene great.(すべてのシーンを素晴らしいものに)』と言っていました。私は『ありがとう、ケヴ。それはいいね』と返事しました。」と語りました。

脚本執筆の過程が進むにつれ、ファイギ社長の言葉が「頭から離れなくなった」というレイノルズさんは「『素晴らしい作品にしろ』というのは難しいものです。」としつつも、その難題に立ち向かうことで大きな満足感を得られたとも言います。

その結果として、「何かを作るという経験、そして興行収入などの結果だけでなく、映画そのものの実際の体験という点で、私の人生の頂点の瞬間でした。映画館で観客と一緒に後ろに隠れて座り、驚きの瞬間を見ることができたのです。」と述べました。

フリーガイアダム・プロジェクト、そしてデッドプールの3作品は、「観客が映画館を出るときに、少なくとも入場時よりも少しだけ気分が良くなり、できればただ陽光の中を歩き、観客の喜びを感じることができるように作られています。」とレイノルズさんは語ります。また、ライブの観客の力学は「集団の熱狂」と表現できると述べ、創造的な刺激に対する集団の反応を、ゆっくりと流れに合わせて動く「海中の海藻」に例えました。

「デッドプール&ウルヴァリン」の 製作過程において、レイノルズさんは「映画全体で削除するように言われたセリフはたった一つだけだった」としつつ、観衆からざわめきが大きくなると、「いやいやいや!彼らは正しかったんです!」と説明。

そういったフィードバックを受動的に吸収できないのは「自分のせい」だと言うレイノルズさんは、ディズニーCEOの声真似をしながら、「『ライアン、ボブ・アイガーです。あのセリフを 1 つ削除していただけると嬉しいです。これで私たちの生活は本当に大変になります』と言ってくると、私の脳内で『このセリフは守らなければ!大切なものなんだ』という何かが起こります。そして、霧が晴れて考え直すと、『もちろん削除できますよ。代わりにピノキオについて何か言ってもいいですか? 答えはイエスです!』という感じになりました。」と削除したセリフの詳細は伏せつつ、経緯について明かしました。

レイノルズさんは、「何回方向転換したか分かりません。」としつつ、「脚本とショットリストに忠実に従うと、台無しになる可能性が10倍になります。脚本を書いたときとは違う俳優が出演するし、天候もおかしくなります。想像もしていなかったことが突然起こるんです。具体的ではなく、柔軟な計画で臨むことで、素晴らしいことが起こる余地がたくさんあるんです。」と映画製作について語りました。

「デッドプール&ウルヴァリン」は公開から約50日となる先週末の段階で13億ドルを超える世界興収を記録し、MCUの売上ランキング6位の「ブラックパンサー」(13億4600万ドル)に迫っています。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 から、日本は 2024年7月24日 より劇場公開中です。

ソース:Ryan Reynolds On Kevin Feige’s Key Advice, Bob Iger’s Request To Cut One Line From ‘Deadpool & Wolverine’ & The “Layer Cake” Of Advertising

【噂話】映画「サンダーボルツ*」、アスタリスクはとあるチームを予告していると言う

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」に関して、スクーパーが新たな報告をしています。タイトルにつけられたアスタリスクに関して、過去にはダーク・アベンジャーズを示唆しているのではとされていましたが、それとは異なる別のチームが紹介される可能性があるようです。

※これより先は「サンダーボルツ*」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thunderbolts-asterisk-means-rumor/”]

MTTSH 氏はアスタリスクがニュー・アベンジャーズを予告している事を短く報告。

2004年11月からスタートしたコミック「The New Avengers」は、アベンジャーズ主要メンバーの一人であるスカーレットウィッチの能力の暴走により多数の犠牲者を出し、本部のアベンジャーズマンションが崩壊し、アベンジャーズが解散する事件(「アベンジャーズ・ディスアッセンブル」)から半年が過ぎた所から物語が始まりました。

アベンジャーズ不在のこの時期にエレクトロがライカーズ島の重犯罪刑務所ラフトを襲撃し、収容されていたスーパーヴィラン87名が脱走する事件が勃発。その場に居合わせたS.H.I.E.L.D.のエージェント、スパイダーウーマン/ジェシカ・ドリュー、デアデビル、ルーク・ケイジに加え、駆けつけたキャプテン・アメリカ、アイアンマン、スパイダーマンの他、自らラフトに収監されていたセントリーが加勢し暴動を鎮圧しましたが、42人の脱獄を許してしまいました。

スティーブ・ロジャースはこれを運命だと考えアベンジャーズの再結成を提案。スタークタワーの上層を本部とし、ウルヴァリンを加えてニュー・アベンジャーズとして、ラフトから脱走したヴィランたちの確保を最初の任務としました。

ニュー・アベンジャーズはアベンジャーズと違って政府公認のチームではなく、特権が無い代わりに政府からの命令を受ける義務もありませんでした。これが理由で、その後はしばしば政府やS.H.I.E.L.D.とも対立する事がありました。

MCUの「サンダーボルツ*」とコミックのニュー・アベンジャーズのストーリーラインは一見ほとんど関係ないように見えますが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」以降の神聖時間軸ではアベンジャーズ不在となっているのは事実であり、新たなアベンジャーズが求められるタイミングがこの映画で来る可能性はありそうです。

イベントで公開された「サンダーボルツ*」の予告ではエレーナたちが牢獄らしき場所へ訪れるシーンがあり、そこでルイス・プルマンさんが演じるボブが登場、コミックのセントリーである人物と同じ名前である事や、スタークタワーのようなシーンなども含まれており、ニュー・アベンジャーズの展開とはいくつかの共通点が認められます。

ただし、神聖時間軸上ではスティーブ・ロジャースが引退している事、新しいキャプテン・アメリカであるサム・ウィルソンが主人公である「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」ではなく「サンダーボルツ*」でニュー・アベンジャーズが始まると言う事にどのような意味が含まれているのか注目となりそうです。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって未知の役割を交代し、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月5日 米国にて劇場公開予定です。

マーベルのNYCC2024の計画が明らかに、MCUからは「デアデビル:ボーン・アゲイン」と「YFNスパイダーマン」が予定

マーベルが来月開催予定のニューヨーク・コミコン2024での計画を発表しました。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)からはマーベル・テレビジョンの「デアデビル:ボーン・アゲイン」、マーベル・アニメーションの「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」が紹介予定で、コミック、ゲームの最新情報も公開される予定です。

現地時間の 10月17日から20日にかけて開催されるこのイベントは、デアデビルの舞台でもあるヘルズキッチンのジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センターにて開催。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、アニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」の他、ゲーム「Marvel Contest of Champions」(MARVEL オールスターバトル)のマジック・ザ・ギャザリングコラボの詳細とプレビュー、コミックからは「アメイジング・スパイダーマン」、「オールニュー・ヴェノム」、「ファンタスティック・フォー」などの最新情報が提供される予定となっています。

コンベンションフロアのマーベルブース(#2153)では、 「デアデビル:ボーン・アゲイン」のコスチューム展示や、 「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」の写真撮影コーナーが設けられるとのこと。最新予告の公開も期待されていますが、これらがオンラインで公開されるかどうかは不明です。

イベントにはマーベル・コミックス編集長CBセブルスキーさん、副社長兼編集長のトム・ブレボートさん、デジタルメディア&クリエイティブ戦略担当副社長のライアン・ペナゴスさん、ライターのライアン・ノースさんらが出席。

アルティメットラインの将来や、ソーサラー・スプリームとなったドクター・ドゥームを中心としたイベント「ワン・ワールド・アンダー・ドゥーム」、「X-MEN:フロム・ジ・アッシュズ」後の初のイベントとなるX-MEN同士の戦争を描く「レイド・オン・グレイマルキン」などが注目されています。

また、「オールニュー・ヴェノム」では「ヴェノム・ウォー」のあと、謎の新しい宿主を主人公としてリローンチされる事が予告されており、この人物の詳細の発表も期待されています。

ソース:Marvel NYCC 2024 Plans Include Daredevil: Born Again and Your Friendly Neighborhood Spider-Man

映画「サンダーボルツ*」、デヴィッド・ハーバーさんがアスタリスクの意味について言及

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」でレッドガーディアン/アレクセイ・ショスターコフを再演するデヴィッド・ハーバーさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューで、タイトルに追加されたアスタリスクの意味や、ファンが映画全体に何を期待できるかについて語りました。

「サンダーボルツ」として発表されていたこの映画は、3月にエレーナ役のフローレンス・ピューさんが撮影の舞台裏映像を投稿。この時、撮影セット内でアスタリスクが付与されたタイトルが発見され、その後マーベルの公式SNSでもアスタリスクが付与されるようになっていました。

その後、4月の映画イベントでケヴィン・ファイギ社長がアスタリスクが付与された「サンダーボルツ*」が正式タイトルになる事を発表しました。

「つまり、彼らは遡及的にアスタリスクを入れたのです。」とハーバーさんは言います。

「アスタリスクは誰かが思いついたアイデアでした。トラブルに巻き込まれずに何を言えばいいでしょうか?アスタリスクはとてもクールです。人々がそこにアスタリスクを入れる理由も理解できます。視聴者の皆さんにもそれを見てもらえるのが楽しみです。でも、私は、繰り返しますが、これ以上は何も言えません。」

この記号にはやはり大きな意味が隠されているようですが、現時点でそれを詳細に語ることは禁じられているようです。

過去にも記事にしていますが、ファンはこの映画の最中、あるいはラストで映画タイトルが変更されるのではないかとも憶測しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thunderbolts-asterisk-means-rumor/”]

また、本作をめぐる噂について尋ねられたハーバーさんは次のように述べています。

私はそういったことから離れ始めました。なぜなら、AI の記事ばかりに遭遇するように感じたからです。誰がこれを書いたのか、英語ですらないのに、という感じです。でも、私たちはコミックに忠実です。それは嬉しいです。実際にコミックを読んだ人ではなく、人々がコミックについて理解していることについて推測しているのではないかと思います。世の中には、物事に非常に腹を立てる専門家がたくさんいると思います。そして、戻って実際に見てみると、何か違うものが見えてくるかもしれません。私たちはそのアイデアに非常に夢中になっていると思いますが、もちろん、とても驚きです。なぜなら、レッド ガーディアンはサンダーボルツのどのコミックにも登場していないと思うからです。だから、彼らは何かを追加して、驚かせているのです。でも、ご存知のように、たくさんのものがあります。漫画に忠実にするために、私たちはたくさんのことをやってきました。

さらに、「映画を作るときは、外部の批評に目を向けることはできません。なぜなら、誰もがポスターを見て意見を持っているからです」とハーバーさんは続けます。

「『2時間の映画を見て、それでも嫌いならいい。好きならいい』という感じです。でも、私たちにチャンスを与えてください。世の中の憶測はすべて、私が死ぬとかそういう妄想と同じだと思います。つまり、実際に見るまでは、恐ろしいことを妄想したりできるということです。私たちが撮影したこの映画をとても誇りに思っています。内部では好評だと聞いていますし、皆さんに見てもらえるのが楽しみです。本当に驚かせると思います。予告編や舞台裏映像から皆さんがそれを感じてくれたと思います。これは今のMCUの方向性としてかなりクールなものだと思います。そして、その一部になれることを嬉しく思います。」

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって未知の役割を交代し、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月5日 米国にて劇場公開予定です。

ソース:Marvel’s Thunderbolts* Star David Harbour Teases Why the Title Has an Asterisk (Exclusive)