映画「ザ・マーベルズ」、ハッピーセットのオマケからパク・ソジュンさん演じるキャラの名前が判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」とコラボレーションし、マクドナルド社が販売するハッピーセットに付属するフィギュアより、パク・ソジュンが演じるキャラクターの名前が判明しました。

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スペイン語圏のマクドナルドでの商品と思われる画像が投稿され、右上に表示されているパク・ソジュンさん演じるキャラクターがテキストでの補足により、「ヤン王子」を演じている事が判明しました。

これは以前からスクーパーが報じていた内容と一致するもので、コミックに登場する「音楽惑星アラドナ」の王子となっています。

また、画像右下には「プリンセス・キャロル」が紹介されており、ヤン王子とキャロル・ダンヴァースが結婚するという噂の報道が事実である事を裏付けているようです。

また、ヴィランのダー・ベンについて、以前の記事でも指摘したようなスペルミスではない事も今回の画像で明らかになり、彼女がクリーの最高司令官である事も判明しました。

「ザ・マーベルズ」でキャロルがどのような経緯で結婚に至るかは不明ですが、コミック版では政略結婚の犠牲になっていた新婦を逃がすための一時的な結婚であり、ヤン王子自身も王室の犠牲者でした。

[nlink url=”https://mavesoku.com/captain-marvel-war-machine-love-story/”]

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」、スクラル人の見分け方が報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」では擬態(シェイプシフト)能力を持つスクラル人による秘密の侵略の脅威が描かれていますが、そんな中、登場人物がスクラル人かどうかを見分ける方法について、海外メディア Collider が報じています。

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まず実際に判明している見分け方は二通り。

ひとつは会話によるもので、スクラル人は基本的に外見に関しては完璧にコピー出来ていますが、その内面、つまり記憶や性格といったものまでコピーするわけではありません。

映画「キャプテン・マーベル」の作中ではキャロル・ダンヴァースとフューリーの間でスクラルではないと証明するための会話が行われ、ヨン・ログがキャプテン・マーベルに化けたスクラルを見破った時も会話によって行われました。

ただし「シークレット・インベージョン」1話には「キャプテン・マーベル」に登場していた記憶探求装置の小型改良版が登場しており、詳細は不明なもののいくつかの条件下で記憶や思想といったものがコピーできるように進化している事もわかっています。

2つ目は「シークレット・インベージョン」2話の拷問シーンで発覚したもので、擬態中の身体の一部を切断した場合、切断された側がスクラルの組織に戻るというもの。

これはある種完璧に見破る方法ではありますが、身体へのダメージは計りしれず、今後積極的に採用される判別方法でないのは明らかです。

そして3つ目、Collider が提示した判別方法はスクラル人は緑を好むというもの。

記事によると、「シークレット・インベージョン」1話と2話を振り返れば、登場したスクラル人のほとんどが衣装やアクセサリといった外見の一部に緑を取り入れていると指摘しています。

ニュースクラロスに訪れた最初の難民は緑のコートを着用、ガイアも緑を基調とした服装であり、ポプリシュチンは緑のネクタイを着用し、夜のモスクワでフューリーを見張っていた女性は緑の帽子を着用していました。

そして、これに該当しないスクラル人が数人いるとして記事は指摘。まず、ほぼ100%敵味方がはっきりしているタロスとグラヴィクには緑の要素は見つからないと言います。また評議会のシーンではFXNのクリス・スターンズとレジスタンスに異を唱えたシャーリー・セーガーの二人は該当しないとしつつも、部屋全体が緑であり、SPを含めたシーン全体がスクラル人であった為である可能性があるとしています。

また、興味深い話として、MI6のソーニャ・ファルズワースも緑のシャツを着用しているとも指摘しています。

この理論がスクラル人を見分ける方法として有力なものになるのかどうか、残る4話では注意深く観察し、スクラルの侵略に備えましょう。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2023年7月5日16時 より配信予定です。

ソース:This Theory Could Explain How to Spot ‘Secret Invasion’s Skrulls in Plain Sight

映画「デッドプール3」、撮影現場付近で噂の俳優が目撃される

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」の撮影が行われているロンドン近郊で、オーウェン・ウィルソンさんの目撃報告が相次いでいます。ウィルソンさんはドラマ「ロキ」シリーズにてTVAのエージェント・メビウスを演じ、「デッドプール」最新作登場の噂がかねてより報じられています。

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先日、海外メディア Deadline は本作が撮影開始からわずか一ヶ月で撮影を終了したと報告していましたが、これがストライキによる中断を指しているのか、実際に終わっているのかははっきりしていません。しかし現場付近では引き続きライアン・レイノルズさんやヒュー・ジャックマンさんの姿が目撃されている事から、なんらかの理由で一時停止されていると多くのファンは考えています。もしくは本作の大半に秘密のキャストが存在しており、シーンの大半を密室で作り上げる可能性も指摘されています。

先日はマシュー・マクファディンさんが「デッドプール3」でTVAのエージェント・パラドックスを演じるとも報じられており、本作に「ロキ」のキャラクターが関与している噂を後押ししています。

オーウェン・ウィルソンさんがロンドンでマーベルとは関係のない他作品に関与している可能性も十分に残されていますが、メビウスは本作に登場する事になるのでしょうか?今後の情報にも注目です。

映画「デッドプール3」は 2024年5月3日 米国で劇場公開予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」、監督が噂のカメオの一つをシャットダウン

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」のアリ・セリム監督が、海外メディア SFX Magazine とのインタビューの中で、本作にカメオ出演するという噂のキャラクターの一人について、明確に否定しました。

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The Direct によると、雑誌のインタビューの中でアリ・セリム監督は「インターネット上の噂はとても面白いものです。ジュリア・ルイス=ドレイファスは出演しません。どうしてそんなことになったのかわかりません!」と噂の一つについて言及、否定しました。

そして本作について「すべてはサプライズ、意図、暴露、そしてその繰り返しです。そこにたくさんのものが含まれていることを願っています。カメオ出演に関して、私にとってはそれよりも物語の核心に興味があり、それを本当に見て欲しいと思います、そしてその物語の核心は、『誰を信頼できるか?』ということです。」と語りました。

MCUの古株、サミュエル・L・ジャクソンさんやドン・チードルさんに加えて、エミリア・クラークさんやオリヴィア・コールマンさんといった豪華キャストが集結している事について監督は「彼らは現存する最高の俳優たちであり、全員が同時に一つの部屋にいます。そして彼らは皆、非常に献身的で、自分の旅、自分のパートに全力を注いでいます。」とそれぞれのキャストを高く評価しました。

本作のカメオの噂が全て否定されたわけではありませんが、監督はカメオよりも物語そのものに十分サプライズがあると考えており、そちらに注目してほしいとファンに呼びかけています。

1話、2話共に衝撃的な内容が描かれた本作ですが、残る4話でどのような物語が展開していくのでしょうか。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2023年7月5日16時 より配信予定です。

ソース:Secret Invasion Director Shuts Down 1 Major MCU Cameo Rumor

映画「ファンタスティック・フォー」に新たな動き、スー・ストーム役にオファーが出されたと言う

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」のキャスティングに関して、ここ数日新たな動きが報告されています。かねてより噂されていたアダム・ドライバーさんとマーゴット・ロビーさんはもうキャスティングのテーブル上には乗せられていないと言います。

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インサイダーのジェフ・スナイダー氏は今週の Hot Mic でミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ役に噂されていたアダム・ドライバーさんと、インビジブル・ウーマン/スー・ストーム役に噂されていたマーゴット・ロビーさんの名前はまもなく消えるだろうと述べています。

アダム・ドライバーさんが候補から外れた理由について、スナイダー氏はドライバーさんが多額のギャラを請求した事が問題だと言います。

一方でスー・ストーム役について、スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は自身の Patreon を通じて、かつて噂されていた4人のうちの一人、ヴァネッサ・カービーさんに正式にオファーが出されていると報告しています。オファーの結果については記事執筆時点で明かされていません。

先日、この噂についてインタビューされたカービーさんは「光栄です」と短いコメントをするに留まっていましたが、その際同席していた(マンティス役の)ポム・クレメンティエフさんはMCUでの将来の共演を楽しみにしている素振りを見せていました。

映画の公開時期から逆算してももうそろそろキャスティングが決まっておかしくない頃合いであり、チームメンバー4人に関する正式な発表が待たれています。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2025年5月2日 米国にて劇場公開予定です。

Netflix「デアデビル」のクルーはMCU「ボーン・アゲイン」が大きな間違いを犯していると語る

Netflixのマーベルドラマ「デアデビル」でチャーリー・コックスさんのスタントダブルを務めたクリス・ブリュースターさんが先日、ポッドキャスト「Ikuzo Unscripted」に出演し、ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版「デアデビル:ボーン・アゲイン」は大きな間違いを犯していると指摘しました。

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ブリュースターさんは、「彼ら(マーベル・スタジオ)は本当に、Netflixの『デアデビル』のような作品にはしたくないんだと思います。だから、オリジナル・シリーズに携わったキャストは、今回呼び戻されるキャスト以外、誰も戻って来ません。Netflix版では活躍した本当に本当に素晴らしい人たちがいて、彼らがあの番組の魅力をさらに高めてくれたと思うんだ。マーベルは大きな間違いを犯していると思います。」と番組の中でコメント。

決断を覆すことは出来ないの?と質問されたブリュースターさんは「マーベル・スタジオは、『ボーン・アゲイン』を別の作品にする意向をオリジナル・シリーズに携わっていた人たちに通達したと言われています。『ボーン・アゲイン』をNetflixの『デアデビル』シリーズのようにしたくないと、あの番組で働いていた人全員に伝えているんですよ。信じてください、僕はあの番組で働いていただけでなく、あの番組の大ファンのひとりだったんです。」と「ボーン・アゲイン」の制作スタンスは変わらないだろうと語りました。

そして「Netflixの『デアデビル』は傑作だったと思います。キャスティングは完璧だったと思うし、ショーランナー、番組に携わったすべての人が天才だったと思います。チャーリーとヴィンセントは、彼らのキャラクターを見事に演じきっていたと思うし、他の全てのスタッフも完璧でした。」とNetflix版を大絶賛しました。

「ボーン・アゲイン」はNetflix版から継続しない一部のキャストも発表されており、そのタイトルの通り「生まれ変わり」の作品であり、新しいものです。「デッドプール3」がFOX版の過去作を引き継いでいるのとは違って、「ボーン・アゲイン」は「デアデビル」シーズン4というわけではありません。

ブリュースターさんが両作品がまったく異なるとした今回の発言は、特にNetflix版のファンには落胆を与えたかもしれません。ただしブリュースターさんは「ボーン・アゲイン」の制作には呼ばれていないため、今回の暴露には含まれていない部分も相当数あると考えられます。なお、「ボーン・アゲイン」ではブリュースターさんの代わりにジャスティン・イートンさんがチャーリー・コックスさんのスタントダブルとして起用されています。

ブリュースターさんのスタントアクションが称賛に値することはNetflix版を見れば確かな事ですが、マーベル・スタジオが目指す方向性とは違うようで、「ボーン・アゲイン」がどのような作品となるかはトレーラーの公開までまだしばらく謎のままかもしれません。

「ボーン・アゲイン」はWGAストライキの為に撮影を中断し、その後再開されましたが、現在また一時中断という状況に陥っています。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2024年春にディズニープラスで配信予定です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の撮影が終了

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の撮影が終了した事を、撮影監督のクレイマー・モーゲンソウさんが自身の instagram にて報告しました。

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モーゲンソウ監督はストーリーに本作のクラッパーボード(カチンコ)の写真に、「WRAP」(終了)のテキストをのせて投稿、撮影が終わったことを報告しました。

「ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2023年3月21日 にアトランタのトリリス・スタジオで撮影が始まり、その後ワシントンDCに移動しました。現在進行中のWGAストライキは本作に影響を与えることなく、予定通り3ヶ月の撮影を終了するに至りました。

この3ヶ月の間に撮影現場で目撃されたものは様々で、主演のアンソニー・マッキーさんはもちろんの事、二代目ファルコン/ホアキン・トレス中尉を演じるダニー・ラミレスさんや新たにハリソン・フォードさんが演じる事になったサンダーボルト・ロスの姿、そして新たなヴィランの姿などが確認されています。

今後はVFXなどの編集作業を中心とするポストプロダクションの段階に移行し、必要とあらば再撮影と秘密の試写会を繰り返して、映画公開に向けて作業が詰められていく事になります。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

【噂話】映画「デッドプール3」に新たなキャスティング情報

マーベル・スタジオが現在撮影中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」に関して、マシュー・マクファディンさんのキャラクターが判明したと、海外スクーパーの CWGST 氏が報じました。

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氏の投稿によると、マシュー・マクファディンさんが演じているのはTVAのエージェント、パラドックスというキャラクターだと言います。現状ではこのパラドックスが敵味方どちらになるかは報告されておらず、その詳細な役割についても不明です。

「デッドプール3」には以前から、「ロキ」シリーズよりロキとメビウスが登場するミス・ミニッツが登場するといった噂があり、TVAの関与が疑われています。

デッドプールは前作で未来からやってきたケーブルのタイムトラベル装置を所持しており、TVAがこれを処理しに現れるという可能性は想像出来る範囲でありますが、今のところこれらの噂を確実にする証拠は見つかっていないようです。

「デッドプール3」は最大の共演となるヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリンの他、過去の「デッドプール」シリーズから、ステファン・カピチッチさんのコロッサス忽那汐里さん演じるユキオとブリアナ・ヒルデブランドさん演じるネガソニックの再登場が報じられていますが、海外スクーパーは他にも戻ってくるX-MENがいると追加のレポートを上げています。一方で、前作「デッドプール2」に登場していたドミノは戻ってこないとも報じられています。

先日はデッドプールのコミック作者がビッグネームがキャスティングされている事をほのめかした他、映画版からベン・アフレックさんのデアデビルが登場するかもしれないと言った話や、プロフェッサーX役のパトリック・スチュワートさんが出演をほのめかした事もあり、キャストの全貌についてまだまだ不明な部分が多くなっています。

映画「デッドプール3」は 2024年5月3日 米国で劇場公開予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」、2話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年6月28日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1エピソード2「Promises(邦題:約束)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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約束

映画「キャプテン・マーベル」の映像から始まる今回のオープニング。1997年はその映画から2年後となります。

「キャプテン・マーベル」と同じく若返りCG処理が施されたフューリーの前にヴァーラというスクラル人が子供の背丈をした当時のグラヴィクを連れてきます。クリースクラル戦争で両親を失ったというグラヴィクですが、この時からすでに優秀な兵士としての才能を開花させていたようです。

フューリーはアベンジャーズ計画に先立って、地球の平和維持のためにこの頃からスクラル人を利用していたようですが、この時見返りとして約束していた「新しい故郷」が未だに果たされていない事が今回の侵略戦争に繋がっています。

ヴァーラ

ヴァーラ(Vaara)と名付けられたスクラル人はコミックにも登場していますが、その設定は異なっている可能性があります。コミックのヴァーラはクリーとスクラルのハーフであり、MCUでのスクラルの窮状を考えると敵の血を引くヴァーラが置かれている立場は相当危険であるはずです。

そしてヴァーラの声がシャーレイン・ウッダードさんのようだと海外ファンは指摘し、ヴァーラは今回のエピソードのラストで登場するフューリーの妻プリシラである可能性があるようです。エンドクレジットではパゴンやクリーガなど劇中で名前が呼ばれず、セリフも少ないスクラルの俳優名が明記されているにも関わらず、冒頭である程度の尺のセリフが用意されていたヴァーラがクレジットされていない事もこの仮説を裏付けているようにも考えられます。

もしヴァーラ=プリシラだった場合、さらにヴァーラがコミック通りのハーフだとすれば、クリーからもスクラルからも受け入れられない彼女が地球人のフューリーとくっつく事はある意味いい選択と言えるかもしれません。

©MARVEL,Disney

1話の続き

1話のラスト、ロシアでのグラヴィクのテロのシーンの続きから物語が再開し、フューリーは拘束、そして「俺はアメリカ人だ!」と叫ぶスクラル人(1話にてアメリカの反ロシア組織AARの人物をコピー)も彼らの計画通り逮捕され、両国間の緊張が高まっていきます。

知らない事ゲーム

幼少期の母親との思い出を振り返る中で、有色人種専用車両の話を語るフューリー。1950年生まれの設定に基づいた上で、現実にあった歴史的背景を取り込んでいます。施設やサービスでの人種差別・隔離を禁止する公民権法が可決されたのは1964年の事です。

思い出話は母と列車の中で遊んだという「知らない事」を教えるゲームへと転じ、そこから物語の本筋、すなわちスクラルについて知らない事へと波及していきます。

ここで明かされるのは「100万人のスクラル人」と「ドロージ皇帝」。

スクラロス星がクリーに滅ぼされた時に逃げ延びた100万のスクラルが既に地球にいる事が明かされます。しかしスクラロスが滅びて約30年、今なお100万で人口増加していないのは不幸中の幸いと言えるのか、あるいは繁殖しているけれどタロスが今現在の数を把握していない可能性もあるかもしれません。

そしてMCUのスクラルにコミック同様皇帝の存在がある事も明らかに。ただしドロージ(Drogge)という皇帝はコミックには存在せず、かわりにドロージ(Dro’ge Fenu Edu)という科学者がコミックに登場しています。

コミックのドロージ博士は宮廷科学司祭長であり、捕虜だったイルミナティのメンバーのDNAを採取し、スーパースクラルの人工製造研究にあたっていました。この研究は女王ヴェランケのもとで地球侵略のために使用され、様々なヒーローの能力を持つスーパースクラルが戦力として投入されました。

フューリーとタロスの口論はヒートアップし、先程の人種差別問題と絡めて「地球人同士でも共存出来ていない」「他種族を受け入れる余裕はない」と決定的な言葉を発し、二人は別行動となってしまいました。

「シークレット・インベージョン」以前ではタロスらスクラルがフューリー、そして地球のために動く様子がこれまでに描かれていたわけで、約束どおりスパイや兵士として協力していたにも関わらず、フューリーからの約束が果たされていない状況が続いています。

新たな故郷が見つからない事や、S.A.B.E.R.へと姿を消していた事に関する納得の行く説明は現状ではされることなく、フューリーにもまだ何か秘密が隠されている事が伺えます。

エリザベス・ヒル

マリアの遺体がアメリカへと受け渡され、母親のエリザベスが登場しています。フューリーとは旧知の仲のようであり、軍からは何も教えてもらえないことに怒りと苛立ちを見せました。娘の死を無駄にしないようフューリーに忠告し、エリザベスは去っていきます。

コミックのマリア・ヒルの母親は故人であり名前も与えられていない事を考えると、エリザベスの役割にまだ先がある可能性は低いかもしれません。

しかし先日はマリア・ヒルが「ザ・マーベルズ」に登場するとも報じられ、謎を呼んでいます。その記事でも復活の方法についていくつか指摘はしましたが、我々視聴者は今回棺を見ただけでその中身の確認は出来ていません。マリア・ヒルが本当に死んだのかどうか、まだしばらくの間、視聴者は悩まされる事になるようです。

スクラル評議会

モスクワでの事件についてのニュース報道のシーンが挿入され、グラヴィクとガイアはスクラル評議会の場へ到着。そこではさきほどのニュース映像で見た顔が席を占めていました。

イギリスの首相パメラ・ロウトンとNATOの事務総長セルジオ・カスパーニ、キャスターのクリス・スターンズとジャック・ヒュンビン、そしてシャーリー・セーガー。

テロに対するお咎めを受けるグラヴィクは「これは戦争だ」と反論し、どのみち人類は自滅すると予告、前の戦争(クリーとの戦争)と違って今回は負けないとも主張しました。また、アベンジャーズが介入してきた際の考えもあると言います。

この演説の後、イギリス首相パメラになっているスクラルはグラヴィクを将軍に任命、評議会のメンバーはシャーリーを残してみなレジスタンス側につくことになりました。

シャーリーはスクラルが家をなくしたことについて、戦いから逃げたからではなく、戦いを求めすぎたせいだとして戦争反対を表明しますが、グラヴィクからは「あなたが100人いれば宇宙全体を乗っ取れた」と評され、元々は強力な戦士であった可能性がほのめかされています。

ちなみに、以前に映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でフランスがヴィブラニウムを奪うためにワカンダに傭兵を送ったというシーンに対してフランス政府が声をあげました。

もちろん作品上の話でありフランスがそういう国だと視聴者が受け取ったとは思えませんが、フランスの権力の奥深くにもスクラルが入っていたという表現だったのでしょうか。そして今回イギリスからも何か言われたりするのでしょうか。

ニュー・スクラロス

グラヴィクが将軍となったことがすでに知れ渡っているのか、ニュー・スクラロスに戻った際には拍手で迎えられる一行。

グラヴィクの前に「感謝します」と出てきた女性は1話にも登場していた人物。「君がいたから成功した」という言葉の裏には何が秘められているのでしょうか。

イルメナ・チチコワさんが演じるこのキャラクターは、クリーガ(Kreega)という名前であることがクレジットからわかります。

コミックのクリーガはスーパースクラルであり、それとグラヴィクの言葉を合わせると、ドラマのクリーガはこの後登場する怪しげな研究の被験者であり、初の成功例である事が考えられそうです。

緊急会合

イギリスとEUはモスクワ事件を重大とみなしアメリカに説明を求めますが、リットソン大統領のかわりにサミットに現れたのはジェームズ・ローズ大佐。挑発的な態度でアメリカの関与を否定しつつ、フューリーとマリア・ヒルについて「私人」だと説明するのは、1話での大統領への報告とやや異なる側面を見せています。

ここで「私人」だと強調されたのはこの面倒くさい説明を回避するためのローディの方弁である事が伺えますが、逆に言えばフューリーがアメリカ政府所属の組織の人間であり、そしてその詳細を他国が把握していないという証明でもあります。

ここは興味深いポイントで、すなわちS.A.B.E.R.はアメリカの組織である可能性がかなり高くなっています。

MCUにおいて一時期はソコヴィア協定によりアベンジャーズが国連管理下におかれる事になりましたが、その協定も「シーハルク」で廃止されていた事が判明。

もしアベンジャーズを再びアメリカ政府が管轄しているのだとすれば、かつて「シビル・ウォー」でスティーブ・ロジャースが懸念していたように「政府の意見は変わる」時が訪れ、再びシビル・ウォーが発生してしまう可能性もありそうです。

フューリーとローディ

「警護のものについてどのぐらい知っている?」とスパイである可能性をフューリーがちらつかせると、ローディはH.Y.D.R.A.について言及しますが、やがてそれがスクラルの話である事を察します。

会話の中で登場したアレクサンダー・ピアースはフューリーとは旧友でS.H.I.E.L.D.の理事でしたがその正体はH.Y.D.R.A.でした。H.Y.D.R.A.がS.H.I.E.L.D.になりすまして世界を牛耳ろうとしていた映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」は「前回のシークレット・インベージョン」とも言える内容で、根本的に似通ったテーマになっています。

この脅威に対して「友人たち(アベンジャーズ)を呼ぶか?」と提案するローディにフューリーは「姿をコピーされてテロリストにされてしまう」と反対。ローディは機密文書を読んでペンタゴンがスクラルを警戒していたとまで理解していたにも関わらず、この一連のシーンでの発言はなかなか呑気なのが気になる所。

1話で「老いた、先が読めなくなった」と散々言われていたフューリーですが、アベンジャーズを出動させる事が危険であるとグラヴィクの読みを察しているようで、これは俺の戦争だと言い放ちます。

スクラル人の強化

ソーニャ・ファルズワースのシーンに切り替わり、逮捕されたマーティン・ウォレスことスクラル名ブローガンに対する拷問へと移行しました。「人に唾かけちゃいけないってママに言われなかった?」と交代を告げたファルズワースは唾をかけるほうがマシなような拷問でもって、マーティンになりかわったスクラルからグラヴィクがスクラルの強化を進めている事を吐かせました。

この一連のシーンはなかなかショッキングな映像になっており、これが理由かどうかは不明ですが、アメリカ、カナダなどでは本作品は14歳以上のレーティング、ヨーロッパ方面では16歳以上のレーティングとなっています。なお、日本では12歳以上とされています。

ダルトン夫妻

ケイティ・フィネランさん演じるローザ・ダルトンとマーク・ベイズリーさん演じるビクター・ダルトンは地球上で異星人や強化人間のDNAサンプルを集めて研究している事が判明。

この夫婦はコミック版には登場しないキャラクターで、前述したドロージ(Dro’ge Fenu Edu)博士の設定をこの二人が受け継いでいると見られます。

ガイアが見たリストではグルート、カル・オブシディアン、フロストビースト、エクストリミスのサンプルが採集済みな様子。

©MARVEL,Disney

グルートは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のワカンダか「アベンジャーズ/エンドゲーム」のアベンジャーズ・コンパウンド(ニューヨーク州北部)でのサノスとの決戦に参加しており、そのどちらかで折れた体組織などが採集されたようです。特に「インフィニティ・ウォー」のラストでサノスがヴィジョンのストーンを狙った際には蔦を巻き付け、サノスに引きちぎられていたので、それがスクラルに回収された可能性は高いでしょう。そしてそれが回収されている事実はワカンダにスクラルが潜入している証拠でもあり、エヴェレット・ロスがコピーされている事や、ワカンダのヴィブラニウムが何故か流出し続けている問題にも関係しているかもしれません。

カル・オブシディアンもグルートと同じ場所に登場するサノスの部下ブラックオーダーの一人ですが、パソコンには腕が映っていることから、「インフィニティ・ウォー」の冒頭でアイアンマン、ドクター・ストレンジ、ウォン、スパイダーマンらと戦った時にウォンのポータルによって切り落とされた腕が回収されたと推測されます。

フロストビーストは「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」のポストクレジットシーンにて、ヨトゥンヘイムの魔獣がロンドンの通りで無邪気に鳥を追いかけ回す映像がありました。その後がどうなったのかは描かれていませんでしたが、最終的には博士たちのもとに届いていたようです。S.H.I.E.L.D.が回収したものを潜んでいたスクラルが博士のもとへ送ったのでしょうか?

エクストリミスは「アイアンマン3」に登場した技術ですが、シャン・チーの地下闘技場にもこの被験者が登場しており、該当者から何らかの方法で採取してきたと見られます。

「シークレット・インベージョン」の予告でグラヴィクがグルートのように腕を伸ばしていたのは、このDNAが適応された強化スクラルになっている事を示唆しています。

©MARVEL,Disney

また、ガイアが当初噂されていたようにコミックのアビゲイル・ブランドの役割を担うのだとすれば、彼女の発火能力に通ずるところがあるエクストリミスを獲得するかもしれません。

カル・オブシディアンとフロストビーストはMCUの中でその特性が詳細に描かれたわけではないため、どのような能力を獲得できるのかは不明です。考えられるのはカルの岩のような外見を基にした高い防御力と、フロストビーストの氷を操るかもしれない能力からアイスシールドで身を守ったり、身体を氷状態にして透明化出来るかもしれません。

この4つの能力はすなわちファンタスティック・フォーの代替品であり、コミックで最も有名なスーパースクラルがファンタスティック・フォー全員分の能力を一人で持っていることへのオマージュである可能性が高そうです。

©MARVEL

プリシラ・フューリー

2話のラストではシャーレイン・ウッダードさん演じるプリシラ・フューリーが登場。過去の報道でフューリーの妻であることは分かっていましたが、同時にS.W.O.R.D.のエージェントであるとも言われていました。

今回は紹介のみにとどまり、プリシラに関することはほぼ何も分かっていません。コミックに存在しないキャラクターですが、フューリーの妻という立場上大きなカギを握っている可能性が高そうです。

プリシラが冒頭のヴァーラだとすれば結婚時期はさておきながら、タロスと同時期からの付き合いであるはずで、本作における数少ない信用できるキャラクターと思いたい所です。

なお、フューリーはプリシラがスクラル人である事を知っているかどうかという問題について、監督は「元の脚本では知っている予定でした。しかし、撮影中に『知らない方が面白いかもしれない』と思い、視聴者が『どっちなんだ?』と感じるように編集しました」と明かしています(Deadlineより)。

ガイアの怪しい行動

1話の最後のガイアは別のスクラルがなりすましている可能性も考えていましたが、2話冒頭からはそれが本物のガイアであった事が示唆され、事件に関して特に後悔などの様子を見せることもなく、レジスタンスとして活動しているような描写になっています。

しかしニュー・スクラロスに戻った時はグラヴィクを終始目で追い、ダルトン博士のラボを覗き見、そしてパソコンで情報収集するなど、まるでスパイのような行動も見せています。

また、グラヴィクに「腰抜けじゃ娘を送り込めない」とスパイを疑われた後はセーフハウスの位置をロシア当局にリークし、ブローガンに疑いをなすりつけてしまうなど、やはりフューリーやタロスの味方である事も匂わせています。果たしてどちらの顔が真実なのでしょうか?


ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2023年7月5日16時 より配信予定です。

ディズニーが「ロジャース:ザ・ミュージカル」のトレーラーを公開

ディズニーパークスの公式Youtubeチャンネルにて、「ロジャース:ザ・ミュージカル」の予告映像が公開されました。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」に登場した同名の劇中劇を実際のミュージカルにしたもので、映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」と映画「アベンジャーズ」を中心に構成されています。

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現地時間の30日、日本時間の明日初演となるファン待望のこのミュージカルは 8月31日までの期間限定イベントとしてディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークにて上演。「ホークアイ」でデビューした楽曲「Save the City」に5つの新曲を加えたロングバージョン(約30分)の舞台となっています。

このショーにはディズニー・ライブエンターテイメントの作家ハンター・ベルさんとグラミー賞受賞の才能を持つクリストファー・レナーツさんが制作に参加。ディズニーはショーのためにバーチャルキューシステムを運用する予定で、限定上演中に非常に高い人気が予想されると現地メディアは報じています。

現在のところ、カリフォルニア以外のパークでの上演予定については不明です。