ドラマ「シーハルク」、ジャミーラ・ジャミルさんがスーツ批判に反応。「おっぱいは大丈夫ですか?」

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク」でヴィランのティターニアを演じると言われているジャミーラ・ジャミルさんが、先日公開された写真がコミックと違いすぎるという批判について、SNSでリアクションしました。

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ジャミルさんは「私はすべての批判を受け入れますが、私の優れたヘアスタイリストのために、これはちょうどアトランタの暑さの中で14時間のスタントの日の後に私の髪です。逆さに吊るされた直後です。彼女はショーで素晴らしい仕事をしました。私は彼女が大好きです。おっぱいは大丈夫そうですか?」と舞台裏の動画を添えて投稿しました。

コミックのティターニアと比べるとカラー的にも大人しめなデザインとなっていますが、ジャミーラ・ジャミルさんは現在のところ全9話ある本作の全てのエピソードに登場する予定であり、法廷の内外で衣装が違う可能性は十分にあるようです。

©MARVEL,Disney

ドラマ「シーハルク」は 2022年8月17日 よりディズニープラスで日米同時配信です。

映画「ソー:ラブ&サンダー」、ディレクターズカットは最悪だと監督が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のタイカ・ワイティティ監督が、海外メディア NME とのインタビューの中で、本作のディレクターズカットについて語りました。

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ワイティティ監督は「ディレクターズカットについて考えてみたんです。私は多くの監督のディレクターズ・カットを見てきました。これらは最悪です。ディレクターズカットは良くありません。監督にはコントロールが必要で、もし私が『ああ、僕のディレクターズ・カットを観たいかい?4時間半もあるんだ!』と言ったら、それは良くありません。4時間半では、まずいですよね。お茶の休憩がたくさんあって、一時停止する必要もないって事です。」と、このシステムに対する否定的な意見を述べました。

続けて「私の場合は、より多くのジョークが含まれていました。でも、いつも言っているように、シーンが削除されるのは、映画に入れるには十分でないからなんです。DVDの削除されたシーンのセクションはシーンのリストだけにして、クリックできないようにリンクを貼るべきだと思うよ!。」と削除シーンについてもあまり見せたくない事を明かしました。

ワイティティ監督が公開したくないというディレクターズカットについて、主演のクリス・ヘムズワースさんが海外メディア Collider とのインタビューで「約4時間ありました。私達は舞台裏で多くの時間、以前にもこれらのシーンについて話してきました。その瞬間は『これは今まで撮ったものの中で一番素晴らしい作品だ』って思うんだけど、いざ編集してみると、『やっぱりダメだ。』って思うんです。その後また、「やっぱりちょっといいな」と思うんです。そして、6ヶ月くらい経ってから、映画の中に入れる必要はないって気づくんです。本当に、5回くらい、ストーリーを諦めて、10分か15分、ただジョークを言うだけみたいな。映画というより、寄せ集めみたいな感じですよ。」と語っています。

さらに、「今まで見た中でもゲキヤバのクレイジーでワイルドな4時間のカットでしたよ。モンティ・パイソンのスケッチのようでした。映画と呼べるものではありません。ジョークのためにストーリーが犠牲になっていました。」と説明しました。

一方でナタリー・ポートマンさんは海外メディア IndieWire とのインタビューにてどれも「面白かったし、素晴らしかった」とコメントしています。また、惑星一つ分のシークエンスが丸々カットされた事や、ヴァルキリーとの友情を描いたシーンなどがあった事も明かしました。それぞれのシーンのクオリティに問題があったわけではなく、どれも「面白かったし、素晴らしかった」とフォローもしています。

そして多くのカットシーンがある事について、「タイカは私たちのアイデアやアドリブを重んじてくれます。それらは良いものも悪いものもあり、残されたカットも、削除されたカットもあります。けれど自由に演じられる事、そしてその自由がコメディのシーンでもシリアスなシーンでも等しいことは本当に素晴らしいことでした。」と監督を称賛しました。

監督やクリス・ヘムズワースさんが口を揃えて「よくない」と言う本作のディレクターズカットが公開される事はなさそうですが、削除シーンのいくつかはディズニープラスやBlu-rayの特典映像にて公開されると考えられます。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 より劇場公開中です。

ソース:Thor: Love and Thunder Director’s Cut? Taika Waititi Reveals What Would Be Included

映画「ソー:ラブ&サンダー」、ナタリー・ポートマンさんはジェーン・フォスターの続編を楽しみに待っている

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」でマイティ・ソー/ジェーン・フォスターを演じるナタリー・ポートマンさんが、海外メディア ロサンゼルス・タイムズとのインタビューの中で、ジェーンの今後について語りました。

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ポートマンさんは「コミック映画はこうあるべきというルールを作らないタイカの能力が大好きです。特に女性であるジェーンにとっては幸運なことでした。ジェーンは常にタフな女性である必要はなく、滑稽で弱々しい存在であってもいいのです。」と監督を高く評価しました。

そして、今後の再演について「私はいつでもオープンです。この役はとてもクールですし、何でも可能だと感じています。」と前向きである事を明かしました。

そして、「多くのファンが「これはソーからジェーンへのトーチの受け渡しだ」と思うかもしれません。マーベルが将来に向けて計画していることは知りませんが、私はそうは思っていません」とも明かしました。

※これより先は「ソー:ラブ&サンダー」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

本作でジェーン・フォスターがムジョルニアの力でマイティ・ソーとなり、やがて病気に負ける事はコミックのストーリーラインそのままとなっています。

映画では「マイティ・ソーになるたびに病気と闘うための体力が消耗していく」と表現されていましたが、コミックでは「変身するたびに抗がん剤も無力化されてしまう」というもので、ほぼ変わりはありませんでした。そして「次にソーになれば死ぬぞ」とドクター・ストレンジに警告されるも、マンゴグからアスガルドを救うためにジェーンはムジョルニアを手にし、立ち上がったのでした。そしてストレンジの警告どおり、ジェーンはがんに負け死亡しました。

ここまでが「ラブ&サンダー」のジェーンですが、コミックではその後ジェーンの死を受け入れられないソーとその姿を見かねたオーディンによって彼女は復活し、ソーと共にマレキスやフロスト・ジャイアントのラウフェイと闘う中、ムジョルニアは砕け散り、マイティ・ソーとしての力を失いました。しかし砕け散ったムジョルニアの破片がジェーンのヴァンブレイスに結合し、ブリュンヒルデ(MCUのキング・ヴァルキリー)によってジェーンはヴァルキリーとして新たな力を獲得しています。

MCUはコミックとは異なり、キャラクターの復活については慎重です。コミックでは単なる死者蘇生だけでなく、マルチバースや過去、未来から同じキャラクターを連れてきて変わりにしたり、宇宙まるごとやり直すなど、コミックならではの大胆な手法による復活も多々ありますが、実写ではなかなかそうは行きません。

そういう意味では、MCUのジェーンがマイティ・ソーとして復活する可能性はかなり低いかもしれません。しかしゼロだとも言い切れないのも事実なようです。

ヴァルハラで何か問題が起きたとき、ムジョルニアなら次元を飛び越えて駆けつけ、ジェーンが再びマイティ・ソーとしてその問題の対処にあたる可能性は残されているようです。また、ヘラとの戦いで散っていった多くのヴァルキリーたちやオーディン、フリッガもヴァルハラにいるであろう事を考えると、ジェーンがコミックのようにヴァルキリーの力を宿す事も可能に思えますし、ドラゴンボールの魔人ブウ編の孫悟空のように時間限定で地球に戻ることもなくはないと言えるでしょう。

ナタリー・ポートマンさんの言うように、ジェーンの今後は何でも起こりうる可能性があり、コミックのようにジェーンがアベンジャーズに参加する事もあるのかもしれません。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 より劇場公開中です。

ソース:What’s Jane Foster’s Fate? Natalie Portman Comments on Her MCU Future After Thor 4

映画「ソー:ラブ&サンダー」、ラッセル・クロウさんはゼウスではなくサタンを演じる予定だった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」でギリシャ神話のゼウスを演じたラッセル・クロウさんが、実は魔王サタンを演じる予定だったと、コンセプトアーティストのマイルズ・テベスさんが未使用に終わったアートと共に明かしました。

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テベスさんは「このアートを依頼したオーストラリアのOdd Studioの皆さんから、ラッセル・クロウが「Thor: Love & Thunder」にサタン役でコミカルにカメオ出演するかもしれないと聞いていたんだ。しかし、そうはならなかった。彼が私の絵を見たことが原因でないことを祈る。でも、わかるけどね。」とコメント。悪魔化されたラッセル・クロウさんのコンセプトアートを投稿しました。

さらに「悪魔に扮した年老いたラスをもう一枚。Odd Studioの人たちは、彼のキャラクターがユーモラスで堕落しているため、今の体重で描くように言ってきた。もちろん、今の私の体格がそれほど隆起していなければ、このドローイングのために私がモデルを務めたことでしょう。」と別パターンのサタンの姿を投稿しています。

ラッセル・クロウさんが実際にサタンを演じていた場合は、物語もかなり異なっていたかもしれません。ゼウスはソーを含む神々の憧れというポジションで登場しており、単純にサタンに置き換えるとオムニポテンスシティのシークエンス自体に問題が発生し、クレジットシーンにも大きく影響していたと考えられます。

サタンが登場していればメフィストやリリス、そしてゴーストライダーなどへ繋がる物語もあったかもしれませんが、ゼウスもマーベル・ユニバースにとっては大きなキャラクターであり、ゼウスに関連する物語が今後展開していくものと見られています。

「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズの破天荒なヒーロー、雷神ソーの集大成!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘後、ソーは多くの仲間を失い、戦いを避けるようにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと地球を後にしていた。 自分探し中の彼に、全宇宙の神々滅亡を誓う“神殺し”のゴアが襲いかかる。 絶体絶命のその時、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた、元恋人のジェーンが現れた!
2人のソーがシリーズ最大の脅威ゴアに立ち向かう、破壊力2倍のロック・バトル・アドベンチャーがこの夏開幕!

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 より劇場公開中です。

「マーベル・スタジオ・アッセンブル」の「ドクター・ストレンジ2」でデッドプールのアートが紹介される

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の撮影の裏側を収録したドキュメンタリ番組「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスの裏側」が日本のディズニープラスでも配信され、その中でデッドプールのアートが紹介されました。

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番組の中でヴィジュアルエフェクトプロデューサーのシンディ・オックスさんがドクター・ストレンジとアメリカチャベスが複数のマルチバースをジャンプするシーンについて、「このショットは見ものです。30種類ぐらいのマルチバースのアイデアから始め、今までにないようなものを選びました。宇宙を駆け抜けるんです。」と解説する中で、コンセプトアートが数点紹介されました。

©MARVEL,Disney

そのアートの中で左上にあるコンセプトアートはデッドプールの看板が大量に並べられており、彼にまつわる世界を紹介する予定があった事を示しているようです。

本作の脚本を担当するマイケル・ウォルドロンさんは以前のインタビューにてデッドプールのカメオ計画について話し合った事を認めています。最終的にはカメオもデップーバースの紹介もされる事はなく、デッドプールは彼自身の最新作「デッドプール3」までお預けとなったようです。

「アッセンブル」の中では、ワンダが元々「アベンジャーズ」シリーズのヴィランとして登場するだろうと考えられていた事や、メインの世界(Earth-616)に真のイルミナティが登場するかも、といった裏話も紹介されています。

「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスの裏側」はディズニープラスで配信中です。

【ネタバレ注意】映画「ソー:ラブ&サンダー」、エンディングとクレジットシーンの解説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のエンディングやクレジットシーンについての考察や今後の予想などを簡単にまとめた記事になっています。

※これより先は「ソー:ラブ&サンダー」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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エンディング

エターニティ(字幕版では永久と漢字にされていました)の力を使って神々の全滅を企んでいたゴアですが、ソーが負けを認めてジェーンの最期に寄り添う姿を娘の姿と重ね、心変わりしました。ゴアが本当に望んでいたのは神々を殺すことではなく、娘だった事を思い出し、エターニティによって娘は再生されました。しかしゴアは自分は助からない事に気づき、娘をソーに託して散っていきました。

ラブと名付けられたゴアの娘とソーは親子として生活しているようですが、このラブを演じているのはソーを演じるクリス・ヘムズワースさんの10歳になる娘インディア・ローズ・ヘムズワースちゃん。クリス・ヘムズワースさんは今回の娘のカメオを「一回限りの特別な体験」とインタビューで話しており、次回作以降でラブが再登場しないか、あるいはラブの成長した姿を別の女優さんに任せる事を示唆しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thor-love-and-thunder-main-casts-kids/”]

コーグはコミック通り「クロナン人が地球でいうところの男しかいない」設定を紹介した中で新たな子供を作り、キング・ヴァルキリーやレディ・シフ、コミックにはいないヘイムダルの息子アクセル(アストリッド)たちニューアスガルドの住民たちのその後を描いています。

エンディング自体は難しいものではありませんが、エターニティについては作中ほとんど説明がなかったように思います。簡単にいえば、「体内にセレスティアルズを含む宇宙を内包しているすごいキャラ」となっています。

エターニティとは

時間、あるいはすべての生命を司る抽象的実体のエターニティは、マーベル世界の神々の中でも特に上位の存在。時間の具体化であり、それ自体の中で全能に近いコズミック・パワーを所有しています。

©MARVEL,Disney

最初の宇宙の存在ファースト・ファーマメントがセレスティアルズによって引き裂かれたあと、第2の宇宙が始まりマルチバースが誕生しました。その後も宇宙は死と再生をくりかえし、エターニティはこれらの宇宙を自身のうちに内包する存在として登場します。

コミックで最初に接触したのはドクター・ストレンジで、ドルマムゥとモルドを倒す力を得るためにエターニティの力を借りようと試みました。

シークレット・ウォーズではビヨンダーズ破壊されましたが、その後はファンタスティック・フォーのリード・リチャーズによって再生され、現在は第8の宇宙として存在しています。

ミッドクレジットシーン

オムニポテンスシティでのソーの態度に腹を立てたゼウスは「今一度人間に神の恐ろしさを思い出させてやる」と息子のハーキュリーズ(字幕ではヘラクレス)にソーを叩き落としてくるよう命じています。ハーキュリーズを演じているのはブレット・ゴールドスタインさん。

ハーキュリーズがMCUに登場することは2020年頃にも噂されており、当ブログでも登場するなら「ラブ&サンダー」は可能性があるとお伝えしていました。

コミックのハーキュリーズは裏表のない性格で仲間からの信頼も厚く、マーベル・ユニバースでもトップクラスの力持ちでハルクとは互角の腕力勝負。ソーとは常にライバル関係となっています。装備としてアダマンタイト製の棍棒と盾を好んで使用する戦士です。

「ソー5」では刺客としてソーと対峙する事になりそうですが、将来のアベンジャーズメンバーとして期待のキャラクターです。

ポストクレジットシーン

光となったはずのジェーン・フォスターが戻り、それを出迎えるヘイムダルが登場します。ヘイムダルを演じるイドリス・エルバさんが以前にヘイムダルがまだ存在している事を匂わせていましたが、予想通り死者の世界ヴァルハラが存在し、そこで死してなお存在しているのでした。

悲しいことにこちらも予想通りジェーン・フォスターは亡くなってしまいましたが、ヴァルハラを舞台に新たな冒険が描かれる可能性は十分にあると考えられます。以前にはジェーン・フォスターのソロ・プロジェクトが予定されているとも報じられていました。

ヴァルハラの導入で気になるのは、コミックのヴァルハラの女王がヘラであることや、「インフィニティ・ウォー」でサノスに殺されたロキもここにいるのかと言うこと。今後のプロジェクトには要注目となりそうです。

そして「Thor will return.」と表示され、ソー5やアベンジャーズ5などに続くことが明かされて終わります。


「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズの破天荒なヒーロー、雷神ソーの集大成!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘後、ソーは多くの仲間を失い、戦いを避けるようにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと地球を後にしていた。 自分探し中の彼に、全宇宙の神々滅亡を誓う“神殺し”のゴアが襲いかかる。 絶体絶命のその時、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた、元恋人のジェーンが現れた!
2人のソーがシリーズ最大の脅威ゴアに立ち向かう、破壊力2倍のロック・バトル・アドベンチャーがこの夏開幕!

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 より劇場公開中です。

ドラマ「ミズ・マーベル」、5話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2022年7月6日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1エピソード5「Time and Again(邦題:時を超えた絆)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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インド・パキスタン分離独立

4話のラストでカマラ・カーンがタイムスリップした1947年。この年の8月14日と15日にかけて行われたインド・パキスタン分離独立のニュース映像が流れ、アナウンサーはこれが血に塗れていると紹介します。

1947年はマーベルの時系列でいうと映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の少しあとで、ドラマ「エージェント・カーター」のシーズン2の舞台の頃にあたります。

ニュースはこの騒乱を理解するには発端となった1942年まで遡る必要があるといい、映像は史実からフィクションへと切り替わっていきます。

1942年はここでのニュース映像にも登場しているインド国民会議派のガンディーやネルーといった人たちが、反英闘争を開始した年。ここからスタートして5年後に独立を果たしますが、途中には日本政府と旧日本軍も大きく関わっています。ここですべてを紹介する事は出来ないため、興味のある方は以下の参考リンクなどをご参照ください。

 

カメラがカマラの曾祖母アイシャに切り替わると、3話の冒頭シーンでバングルを見つけたあと、ナジマ達と離れ離れになり、イギリス兵に追われていた事がわかります。追手を投げナイフで黙らせた所でミズ・マーベルのタイトルロゴがウルドゥー語やヒンディー語など様々な言語で表示されます。

この中のひとつは今回のエピソードで登場するカマラの曽祖父にあたるハサンが提出したと思われる定住カードが表示され、妻と子供がいる事が表記されています。

©MARVEL,Disney

この書類のインデックスは0012になっており、コミック「ミズ・マーベル #12」でカラチに向かうエピソードが描かれていた事を参照しているようです。

曾祖母アイシャと曽祖父ハサン

イギリスからの独立を目指すスピーチをするのはハサン・カーン。演じているのはカラチ生まれの俳優・歌手として活動しているファワード・カーンさん。奇しくも同じ名字です。

イギリス兵に追われていたアイシャは警戒心丸出しで愛想が悪く、お世辞にもいい出会いではありませんでしたが、日が沈み、お腹も減った所でハサンの厚意に甘えることにするアイシャでした。

ここで登場するパラタは昨今日本でも市場に出てきている食べ物。パイ生地とパンあるいはナンの間と表現される事が多く、ギー(バターオイル)が塗り込まれているため風味がたっぷりの食べ物です。

「出来立てのパラタの匂いにそそられないなんて、本当にこの世界の人間なのか」と鋭い突っ込みをするハサンを前に、無言で手を伸ばすアイシャでした。

求めるものは自ずとやってくる

「君を見ると大好きな詩を思い出す」とハサンが詩を読み上げると、その一節には「求めるものは自ずとやってくる」という言葉。これは前回のエピソードでレッドダガーズのワリードがカマラのバングルに彫られていると言っていた言葉です。

その後、「気が変わった」というアイシャとハサンは愛し合い、カマラの祖母サナが生まれ、1947年の分離独立のときが迫ります。

ナジマとの再会

とある夜、ナジマがアイシャの家を来訪し、「計画通り一緒に故郷(ヌールディメンション)に帰ろう」と迫ります。「バングルは安全な場所に隠した」と嘘をつくも「明日の日没までに取ってきて、みんなで帰ろう」という流れに。

ワリードの説明では、バングルを使ってヌールディメンションに帰るためには、この世界が消えてしまうとの事でした。アイシャもこの事を知っていたのか、この世界で愛するものを手にしてしまったアイシャは「私はいいから先に帰って」とバングルを渡すわけにはいかなくなりました。

サナを救った星

「突然星が現れて父の腕の中に戻してくれた」とこれまでのエピソードの中で明かされていたサナの物語ですが、サナを救ったのはカマラ自身でした。カマラのパワーで作り出された足場が砕けた残骸が星のようにキラキラと舞い、サナを父の元へと届けたのでした。

4話はカラチの周辺で展開されていましたが、この駅はカラチに向かう列車が出発する駅なので、地図的にもある程度離れた距離から呼び出された事になります。

分離独立を描いたミズ・マーベル

4話と5話の撮影を担当したシャーミーン・オベイド=チノイ監督はカラチ出身の監督で、東南アジアで撮影されたこのエピソードは「西洋人が知らないことに触れていく」と配信前の制作陣インタビューにて語られていました。

また、ハリウッド作品として初めて分離独立を正しく描いたものとし、パキスタンではディズニープラスシリーズで世界初となる劇場上映が行われています。

ヴェール

過去から戻ったカマラの眼前にはヌールのヴェールが開いていました。ワリードが説明していたヌールディメンションとこの世界を隔てている存在です。

ヴェールを見たクランデスティンのファリハが「これで故郷に帰れる」と手を伸ばすと光に触れた瞬間にファリハは黒く結晶化し、次の瞬間には白骨となりました。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」においてインヒューマンがテリジェンミストを浴びた際にも黒くなり、選ばれたものは能力が覚醒し、選ばれなかったものは砕けていたのと似た描写になっています。

これを見てもひるむことなく、「私なら通れる」とチャレンジしようとするナジマ。しかしカマラの呼びかけが功を奏し、帰るのを諦め、生命と引き換えにヴェールを閉じました。息子カムランを見捨ててきたナジマでしたが、アイシャがサナを愛していたように、この瀬戸際で息子のために世界を残すほうを選んだという事でしょうか。

そしてヌールがカムランの元へと届き、コミックのカムランのようなカラーの結晶をまとう様子が描かれています。

それぞれの絆

ムニーバとサナが登場し、修羅場の最後を目撃してしまった母は「あなたがライト・ガールだったの?」と困惑しています。カマラのヒーロー姿の通称はナイト・ライトですが間違って覚えている様子。

サナはカマラの力を見ても「あの時助けてくれた!?」とはなりません。時が経ちすぎたのでしょうか。

そしてカマラはカリームから赤いスカーフを受け取り、ムニーバが拾った壊れたネックレスがコミックのミズ・マーベルのシンボルマークになっていた事から、ようやく正式なコスチュームの要素が揃いました。アベンジャー・コン用のハルクの衣装を作ってくれたように、ムニーバが作ってくれるのか次回に期待です。

©MARVEL,Disney

サナの邸宅に戻った三人は昔のアルバムを見ながら、サナはムニーバが「ブルース・スプリングフィールド」の追っかけだったと話していますが、これは「ブルース・スプリングスティーン」と勘違いしているのでしょうか。

ブルース・スプリングスティーンさんは2021年に全米で最も収入を上げたミュージシャンとなっており、5億9000万ドル(約670億円)の収入でその大半は原盤権と音楽出版権の売却によるものと報じられていました。

ムニーバは自分がナイト・ライトをライト・ガールと間違えて覚えていることを棚にあげつつ、そもそも追っかけしていたのは「ボン・ジョヴィ」だとサナが二重の間違いをしている事を突っ込みます。結局のところ、どこの国でも母親はこういう間違いをするようです。

祖母と母、そして母とカマラというそれぞれの母娘はアイシャとバングルのお陰でようやく分かり合える時を迎えることが出来ました。

カムランとブルーノ

カマラたちが楽しくやっている頃、ダメージコントロールに追われるカムランはブライアンことブルーノが住んでいるサークルQに。二人だけのぎこちない空気に「最初の出会いからやり直そう」とのカムランの提案が功を奏し、ブライアンではなくブルーノだという事がようやく伝わりました。

ブルーノがおばあちゃんの作りおきのラザニアを勧める中、ダメージコントロールのドローンが窓の外に登場。カムランがパワーで撃退するもミサイルが発射され、サークルQが大破して今回のエピソードは終了しました。

超人を制圧するためなのか、かなりの殺傷兵器を装備しているようです。

残された謎

MCUでは映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」やドラマ「ロキ」でタイムトラベルに関する話がありましたが、今回は直球でタイムパラドックスを放り込んできました。サナが父と合流出来たからカマラが生まれているわけですが、その手助けになったのはカマラ自身でした。

そしてクランデスティンはカムランを残してすべて退場し(明確に死亡したか不明な人物もいますが)、ヌールやヌールディメンション、そしてアイシャたちが追放された理由などはほとんどわからず終いでした。

これらに関して詳しそうだったワリードも退場していますが、レッドダガーズには彼らジンに関する資料などがあるのかもしれません。ただし次のエピソードは再びニュージャージーに戻ると考えられ、これらについてレッドダガーズから解説を期待することは出来そうもありません。

また、ナジマたちはカマラをゆっくりと言いくるめてバングルを借りても良かったように感じますが、計画を急いだ理由についてカムランが聞かされている事に期待するしかありません。

そして最も気になるのは、結局のところナジマたちが帰る方法としてこれが正しかったのかということ。2つあるはずの腕輪が1つしか準備出来ていない事が問題なのか、2つあったとしても帰る方法として適切でないのか、真相は不明です。クランデスティンの話だと片方はイギリス軍が持ち去ったとの事で、軍からSSRを経てその後のS.H.I.E.L.D.が「084」として管理していた可能性もあるかもしれません。

「寺院から来た男」は何者で何を知っていたのか、次回で明かされるのか、それとも別の作品に持ち越される謎なのか、来週の最終話には注目となりそうです。しかしそのほとんどは映画「ザ・マーベルズ」や「ミズ・マーベル」シーズン2などに持ち越されるような気配も・・・。

そして、ナキアとの関係修復にも期待されます。


ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第6話は 2022年7月13日16時 より配信予定です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、Earth-838のトニー・スタークやアベンジャーズについて明かされる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のプロデューサーを務めたリッチ・パーマーさんが海外メディア Empire とのインタビューに応じ、Earth-838のトニー・スタークやアベンジャーズがどうしていたかについて言及しました。

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パーマーさんはインタビューの中でEarth-838のワンダはヒーローを引退していると明かしました。

838のワンダは子育てのために引退したようなものだと考えています。彼女は家族と幸せに暮らしていて、スーパーヒーローであることを優先させる必要はありませんでした。イルミナティのおかげかもしれないし、他のもののおかげかもしれません。

そして、838におけるトニー・スタークについても次のように言及しました。

これ(Earth-838)は『エイジ・オブ・ウルトロン』でウルトロンがトニー・スタークの意図したとおりに動いているように見えた世界です。世界中にアーマーのスーツを配備する事で、トニーは『エイジ・オブ・ウルトロン』でアベンジャーズを引退させようと考えていました。そこで、これはその頃のワンダを想像してみると…。トニーがウルトロンのクラックに成功し、「アベンジャーズを引退して帰りたい人はご自由に」となった世界です。そして、裏でイルミナティが台頭してきて、糸を引いている。でも、どんな理由であれ、ちょっとだけ良い世界になって、ワンダは自分の思うような人生を歩めるようになったと思うんです。私たち観客は、この世界ではその子供たちの父親が誰なのか知らないんです。

そしてトニー・スタークのウルトロン計画の成功で引退したと考えるEarth-838のワンダに比べて、Earth-616のワンダの狂気的な人生について次のように述べました。

この(Earth-838)ワンダにとっては、おそらくもっと自然な状況で、それほど混沌としていなかったと思われますが、私たちのワンダ、616ワンダは、おそらく多元宇宙のすべてのワンダの中で最も混沌とした人生を送っていたと思われます。自分の人生がそうで、他の宇宙はすべて素敵で、夢にまで見た素敵な人生を手に入れることができたのに、自分はその人生を手に入れることができなかった人なんです。それはかなり狂気的な事です。

ビリーとトミーの父親について分からないと言うのは、ウルトロン計画の成功によりそもそもヴィジョンとなるボディが作られる事がなかったと考えられます。

そして、この世界のトニー・スタークはウルトロン計画を成功させ、アベンジャーズが苦労する必要のない世界を築いていたとの事。しかしウルトロンだけでは不安が残っていたのか、陰からイルミナティが守っていたという背景があるようです。

公開前にはスーペリア・アイアンマンが登場するのではないかという噂もありましたが、結局のところ彼は悪のアイアンマンであり、838のトニーはヒーローとしてその物語を終えていたようです。

しかしそれから数年、イルミナティのほとんどが殺され、ウルトロンボットも役に立たなかった事で、838のトニー・スタークが新たなアベンジャーズをアッセンブルする物語を描く機会が生まれたのかもしれません。

ただし気になるポイントとして、幼い頃にスタークの武器で殺されかけ恨みを抱いていたワンダが、ウルトロン計画の失敗なしにどうやってトニー・スタークと和解に至ったのかという点が残されているようです。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Doctor Strange 2 Producer Reveals Tony Stark’s Major Impact on Illuminati World

映画「ソー:ラブ&サンダー」は予想外の結末を迎える、続編はアイデア次第だと監督が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のタイカ・ワイティティ監督とキャスト陣が、海外メディア Empire とのインタビューの中で、本作がとてもクールで満足の行く、そして予想外の結末を迎えることを約束しました。

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ワイティティ監督は「ラブ&サンダー」のエンディングについて「この映画の終わりは、とてもクールで、満足のいくもので、このキャラクターにとって予想外のものです。」と明かしました。そして続編について「観客が『お前にはうんざりだ』と言う前に引退したいです。でも、もし観客が驚くような、新しいアイデアを思いついたら、私はいつでもその話を受け入れますよ。」と語りました。

続けて本作のコンセプトについて「この映画では、もう少しドラマに寄り添い、より感情的な面も持たせたかったんです。私は映画で人々が笑ったり泣いたりするのがとても好きなのですが、『ラグナロク(バトルロイヤル)』では人々が泣く事はなかったと思います。」と述べています。

キング・ヴァルキリーを演じたテッサ・トンプソンさんは「タイカのような不遜な映画監督は、どの作品にもとてつもないハートがあります。この映画には、MCUの他の作品よりも、もしかしたらもっと多くのハートがあるかもしれません。」とコメント。

マイティ・ソー/ジェーン・フォスターを演じるナタリー・ポートマンさんは「火花が飛び散りますよ。自分探しの旅で、自分が何者であるかを知ることになるんです。突然、ソーは自分と同じ格好をした人を見かけるのですが、それが偶然にも元カノだったのです。このことが、彼の自己再構築に一石を投じることになるのです。」と明かしました。

また、ケヴィン・ファイギ社長は愛とは表裏一体でもある嫉妬についても次のように言及しました。

「”嫉妬 “についても描かれています。マイティ・ソーとムジョルニアが登場すると、ソーの視線はストームブレイカーからそらされ始め、ストームブレイカーはそれを妬むんです」

タイトルが示すように「愛」をテーマに描かれる本作ですが、過去一の強力なヴィラン、ゴア・ザ・ゴッドブッチャーを相手に、キャラクターの全員が生き残れるのかどうかをファンは心配しています。特にソーとマイティ・ソーのどちらかが退場してしまうのではないかという不安は拭えません。

しかし監督が続編に一定の意欲を見せている事や、クリス・ヘムズワースさんが「ラブ&サンダー」が引退作ではないと話している事マーベル・スタジオとの新たな契約が報じられた事などもあり、ソーが退場したとしても過去の物語などを描く計画はあるのかもしれません。

さらに言えばマーベル・ユニバースには神話に基づいた死者の国ヴァルハラもあり、アスガーディアンであるソーの死亡が物語の終了とは限らないのも事実です。死の国での冒険がソーを待っている可能性も十分に考えられる事でしょう。

また、ジェーン・フォスターやヴァルキリーのディズニープラスシリーズの噂も絶えず、本作の結末とその後には不安と期待が入り乱れているようです。

「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズの破天荒なヒーロー、雷神ソーの集大成!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘後、ソーは多くの仲間を失い、戦いを避けるようにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと地球を後にしていた。 自分探し中の彼に、全宇宙の神々滅亡を誓う“神殺し”のゴアが襲いかかる。 絶体絶命のその時、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた、元恋人のジェーンが現れた!
2人のソーがシリーズ最大の脅威ゴアに立ち向かう、破壊力2倍のロック・バトル・アドベンチャーがこの夏開幕!

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 公開予定です。

ソース:Thor: Love and Thunder’s Surprising Ending Teased by Director

ドラマ「シーハルク」のヴィランのファーストルックとなる写真がリーク

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク」に出演するジャミーラ・ジャミルさん演じるヴィランの写真がリークされました。ジャミルさんはコミックにも登場するキャラクターのティターニアを演じると過去に報じられています。

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コミックのTitania(ティターニアあるいはタイタニア)ことメアリー・マクファーレンは未熟児として生まれ、コロラド州デンバーに住む、小さく痩せた臆病なティーンエイジャーでした。学校でいじめを受けていた彼女はいつしかスーパーヒーローに憧れ、自分もパワーを手に入れることを想像するようになります。

シークレット・ウォーズの最中にメアリーと唯一の友人であるマーシャはドクター・ドゥームに改造を提案され、二人はすぐに同意。マーシャは全身をプラズマに変換できるボルカーナに、メアリーはコンプレックスだった身体が一転し、大柄でグラマーかつセクシーな体型になり超怪力を得てティターニアと名乗るようになりました。

©MARVEL,Disney

コスチュームの色合いは大人しくなっているようですが、ジャミーラ・ジャミルさんの179cmという高身長は、シーハルクやハルクに匹敵する怪力をもつティターニアを演じるのに説得力を持たせているようです。

また、シーハルクことジェニファー・ウォルターズの新たな写真も公開されています。

ドラマ「シーハルク」は 2022年8月17日 よりディズニープラスで日米同時配信です。