ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、監督が「ジョン・ウォーカーを好きになってもらいたかった」と明かす

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の1話のラストから登場した政府公認の2代目キャプテン・アメリカことジョン・ウォーカーに関して、カリ・スコグランド監督は「彼を好きになってもらいたかった」と海外メディア io9 とのインタビューの中で明かしました。

監督はジョン・ウォーカーの変化とラストシーンについて以下のように述べました。

意図的に少し曖昧にしたのですが、最終的には人々に彼を好きになってもらいたかったのです。そして、みんなが彼を好きになってくれたと思います。最初は『なんだよあいつ』という感じで嫌われていた時期もありました。しかし、その後、パフォーマンスという校正を通して、彼がとても真面目なところから来ていることがわかります。どんなことがあっても、彼は本当に良いキャプテンでありたいし、正しいことをしたいと思っているのです。しかし、彼のエゴが絡んでドーラミラージュに倒されたとき、彼は「ああ、どうしよう」と思います。その結果、彼はレマーとの会話を余儀なくされ、そこに欠けているビーズに気づくのです。彼は実際にはちょっとした詐欺師なのです。

監督は番組中に何度も言及していた名誉勲章との関係に触れ、彼のストーリーをさらに明かしました。これはウォーカーの “傷ついた “ストーリーの一部であり、名誉勲章は “彼が誇りに思っていないこと “で獲得したものだと明かしました。

彼はそれをほのめかしています。”ああ、そうだ。あの名誉勲章は、人生最悪の日だった。”そして私たちは、”ああ、彼が誇りに思っていない何かがそこで起きたのだな “と気付きました。つまり、彼は実際にはちょっとしたインポスター・シンドロームを抱えているのです。それで、「ああ、彼は実際には傷ついているんだな」と思うようになりました。だから、彼が恐ろしいことをしても、それがどこから来たのかを理解することができ、彼を少し好きになることができるのです。

さらに監督は、ウォーカーがジュリア・ルイス=ドレイファスさん演じるコンテッサと初めて会った時の様子についても説明しました。コンテッサは、ウォーカーがキャプテン・アメリカの称号と軍での地位を剥奪された後、「ある種の断片を拾い集める」人物です。ウォーカーは、エピソードの最後に、カーリを追うのではなく、人命救助をするという選択をしていますが、彼女はこの瞬間を、彼のキャラクターアークにとって「少し救いのあるもの」と考えています。

彼がすべてを失った後、(コンテッサが)ピースを拾い集めるとき、私は彼に希望を託すことになります。そして最大のポイントは、彼が復讐を放棄する決断をしたときです。彼の目の前にはカーリがいて、GRCの面々が死にかけている。彼はどうしたか?彼は久しぶりに正しい選択をしました。それがちょっとした救いになっています。

今後のジョン・ウォーカーについて、演じたワイアット・ラッセルさん自身も今後のことは知らされていないとしつつ、制作が報じられた映画「キャプテン・アメリカ」4作目などにU.S.エージェントとして登場することが期待されています。コミックシリーズのようにU.S.エージェントの単独映像作品なども可能性があるのでしょうか?

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:Falcon and Winter Soldier Director Reveals Why John Walker Was Meant To Be Liked By Audiences

ドキュメンタリー「Marvel Studios’ Assembled The Making of The Falcon and the Winter Soldier」のトレーラーとポスターが公開

ディズニープラスで本日配信予定のドキュメンタリー番組「Marvel Studios’ Assembled The Making of The Falcon and the Winter Soldier」のポスターとトレーラーが公開されました。「マーベル・スタジオ アッセンブル」は前回の「ワンダヴィジョン」のメイキングと同様に、今回は「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の制作の様子をうかがえる番組となっています。

©2021 MARVEL,Disney

「マーベル・スタジオ アッセンブル メイキング・オブ・ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は4月23日に最終話をむかえたドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の撮影・制作現場を映し出すメイキングシリーズで、トレーラーではスタッフのマスク姿などコロナ禍での制作を思わせるシーンも伺えます。

前回の「ワンダヴィジョン」のメイキングは日米で同日配信でしたが、記事執筆時点の10時半現在、日本での配信に関するアナウンスはありません。

ドキュメンタリー「Marvel Studios’ Assembled The Making of The Falcon and the Winter Soldier」は 本日 2021年4月30日 米国配信です。

ドラマ「ホークアイ」、クリントの新コスチュームが判明するもすぐに削除される

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」で新ヒーローのエコーを演じるアラクア・コックスさんが舞台裏写真を公開しました。その投稿ではエコーとクリント・バートンのコスチューム姿がうつっていましたが、その投稿はすぐに削除されてしまいました。

もともとはアラクア・コックスさんが自身のInstagramにて公開していたものですが、別のユーザーが画像を保存し、Twitterに再投稿されています。

デザインはコミック版を踏襲しており、同じくコミックをもとに作られた昨年発売のゲーム版のクリントとも似ています。

©MARVEL,SQUARE ENIX

また、エコーも顔に手の形のフェイスペイントがあるなど、コミックの外観を踏襲しているようです。

本作ではコミックでヤングアベンジャーズのメンバーの一人であり、二代目ホークアイでもあるケイト・ビショップが新登場。クリントから次世代のヒーローへと襷が渡されていくと見られています。

先週には撮影が最終日だったことがクリントを演じるジェレミー・レナーさんから報告され、今後は配信に向けて編集作業等に入っていく予定になっています。

ドラマ「ホークアイ」は 2021年内にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Jeremy Renner’s New Hawkeye Costume Leaked By New Set Photo

映画「ドクター・ストレンジ・itMoM」新登場のヒーロー、アメリカ・チャベスを女優がSNSで宣伝

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」で新たに登場することが公開されているヒーロー、アメリカ・チャベス。そのアメリカ・チャベスを演じるコキトル・ゴメスさんが新ヒーローのデビューを祝い、Instagramを更新しました。

残念ながら映画での外観を見ることは出来ませんが、「みんなが彼女に会うのが待ちきれません!」と興奮気味にコメントをしています。

4月半ばのケヴィン・ファイギ社長の言葉では「あと一週間ほどで撮影が終わる」との事で、おそらく既に撮影は終わったものと見られています。

イギリスでロケが行われた本作ですがスクープ画像等もほとんどなく、厳重に秘密を守りながら撮影されていました。主人公のストレンジを引き続きベネディクト・カンバーバッチさんが演じる他、ワンダ・マキシモフ、ウォン、バロン・モルドがMCUから再登場することが明かされています。また、公式情報ではありませんがドラマ「ワンダヴィジョン」に登場したワンダの息子ビリーとトミーを演じたジュリアン・ヒリアードくんとジェット・クラインくんがロケ地近くで目撃されており、再登場を予感させています。

公開されているあらすじは以下のとおりです。

“After the events of Avengers: Endgame, Dr Stephen Strange continues his research on the Time Stone. But an old friend-turned-enemy puts an end to his plans and causes Strange to unleash unspeakable evil.”

『アベンジャーズ エンドゲーム』のイベントの後ドクター・スティーブン・ストレンジは「タイム・ストーン」に関する研究を続けていた。しかし、敵となった昔の友人によって彼の計画は中断されてしまい、ストレンジは言いようのない恐ろしい「悪」を解き放ってしまう。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 に米国公開予定となっています。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、シャロン・カーターの変化についてプロデューサーが説明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の共同エグゼクティブ・プロデューサーのゾーイ・ナーゲルハウト氏が、マーベルとのインタビューの中で、今作におけるシャロン・カーターの変化について説明をしました。

今作に登場したシャロンはこれまでのシリーズで視聴者が見てきた彼女とは一転し、物語の裏で大きく関与しているヴィランの一人だった事が最終話で明かされました。このシャロンについてナーゲルハウト氏は、次のように述べました。

シャロン・カーターを復活させるには、彼女を再定義しなければならないと考えました。彼女は仲間を助けるために首を突っ込んでいましたが、『シビル・ウォー』の余波で文字通り闇に葬られてしまいました。彼女は基本的にスクリーンの外で活躍していましたが、今は彼女が(その間に)経験したことに追いついています。彼女がなぜ変わったのか、誰になったのか、その謎を解き明かすのです。

キャラクターの名残を失わず、彼女の要素を残しつつ、何年も生き延びることを余儀なくされたときに自分に何が起こるのかを完全に探求するという問題が常にあります。キーモードはサバイバルであり、それは人に何かをもたらします。

さらにサム・ウィルソンとバッキー・バーンズがシャロン・カーターの本当の役割を知らないという決断について、ナーゲルハウト氏は次のように説明しています。

この対立は、サムとバッキーにはあまり関係ありません。彼女は2人を狙っているわけではなく、自分の道、自分の使命を貫いています。彼らとの関係を複雑にする必要はありませんでした。彼女は彼らを助けながら、パワー・ブローカーにもなれる。このキャラクターに二面性があることは、私たちにとって興味深いことでした。

そしてシャロンのラストシーンについて、演じたエミリー・ヴァンキャンプさんは「明らかに、彼女はもっと大きな計画を持っていて、それは以前のような大きな利益のためではありません。彼女はもう政府を信用していませんが、サム達には少しでも貢献したいと思っているのです。それが何を意味するのか?私にはわかりません。今に見ていてください。」とコメントしています。

本作は今後のMCUの最低3つの作品へと繋がっていくと脚本家のマルコム・スペルマン氏が明かしており、先日報道された映画「キャプテン・アメリカ」4作目がそれに含まれているかはわかりませんが、サムとバッキー、シャロンだけでなくジョン・ウォーカーやヴァル、トレス、ブラッドリー一家など今後も重要になりそうなキャラクターが多く登場しました。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:公式サイト

映画「エターナルズ」の主人公はセナでもイカリスでもない!?ケヴィン・ファイギ社長が明かす主人公とは

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督が、先日の第93回アカデミー賞で「ノマドランド」で作品賞など3部門を制覇しました。その事を受け、先週金曜日に行われたマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ氏と海外メディア Variety とのインタビューの中で、「エターナルズ」の主人公についても明かされました。

ファイギ社長は監督のキャスティングについてインタビューで以下のように述べています。

男性から女性に変更するキャラクターもいますし、本からどのように変更するか分かっているキャラクターもいました。しかし、それはキャスティングの問題でもあります。例えば、セルシについては、このアンサンブルの中で主役がいるとすれば、それはセルシであり、ジェンマ・チャンなのですが、その役を演じるためにあらゆる種類の女性を探し、読みました。そして最終的には、ジェンマが最も適していると確信しました。そしてありがたいことに、最終的には彼女がそのことを証明してくれました。

「エターナルズ」はコミックでのリーダーであるズラス(サノスのおじに当たる人物)ではなく、MCU版ではアンジェリーナ・ジョリーさん演じるセナであると以前から伝えられていました。また、いくつかのグッズのリークに描かれているアートではイカリスがセンターに描かれているものが多く、イカリスもチームの中で重要な役目を担っていると考えられています。

そして今回の社長のインタビューでジェンマ・チャンさんが演じるセルシがこの作品の主役と言える事が判明しました。ジェンマ・チャンさんは中国系イギリス人の俳優で、2019年公開の映画「キャプテン・マーベル」ではヴィランのミン・エルヴァを演じていましたが、今作ではヒーロー役として抜擢されるという、MCUではかなり珍しいキャスティングになっています。

Imge from 「キャプテン・マーベル」©2019 MARVEL,Disney

「エターナルズ」では(設定的にはそもそも地球人ではありませんが)多国籍なヒーローが登場し、MCUでは初となるLGBTQのヒーローが登場する事も明かされています。コミックではワンダの息子ビリーもゲイで2020年のコミックでは結婚まで至りましたが、MCUのビリーはまだまだ少年のためそういった描写はありませんでした。

「エターナルズ」の公式概要は以下のとおりです。

アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:Kevin Feige on Chloé Zhao’s ‘Spectacular’ Approach to ‘Eternals’ and Who the Film’s ‘Lead’ Character Is (EXCLUSIVE)

ドラマ「ワンダヴィジョン」に出演したエヴァン・ピーターズさん、役割について初めから知っていた事を明かす

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に出演したエヴァン・ピーターズさんが、ペース大学との講演中にゲストスピーカーを務め、アグネスの夫ラルフを演じた事についてスピーチしました。

そのスピーチはTiktokユーザーのvaleria.pedを通じて抜粋公開され、その中でピーターズさんは次のように述べています。

彼のラストネームがボーナーだとは知らなかったんだ。それで、2階のラルフの隠れ家で、彼女(モニカ・ランボー)に説明するシーンがあるんだけど・・・。彼女は写真を見て、『ラルフ・ボーナー!』って言うんだ。私は「ボーナー?」って感じだった。苗字がボーナーだとは知らなかったので、大笑いしてしまいました。彼がラルフであり、魔女に操られていることは最初からわかっていました。

結局ピーターズさんはクイックシルバーではなく、初めからラルフとしてキャスティングされていたことが明らかになりました。彼の登場は波紋を呼び、ファンに様々な考察をさせる事になりましたが、その多くが裏切られることになりました。

こういったファンの考察は制作側も楽しんでおり、中には核心に迫る考察も現れ、ヴィジョンを演じたポール・ベタニーさんは「マーベル・スタジオは彼らを雇うべきだ」とも言わしめました。

「ワンダヴィジョン」は最終回をむかえ、主人公のひとりワンダのその後は映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」で描かれる事になっています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:WandaVision: Evan Peters Reflects on That Ralph Bohner Twist

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、バッキーの悪夢シーンの別バージョンのスタント映像が公開

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」より、バッキー・バーンズがウィンター・ソルジャー時代の悪夢を見るシーンの別バージョンの映像が公開されました。本作のスタント・コーディネーターを務めたデイブ・マコーマーさんが自身のInstagramで公開しています。

投稿には「昔々、地震や自然災害でプエルトリコでの制作が中止になる前、第1話の”バッキーの悪夢”で、ウィンター・ソルジャーがクーデターの中心となる城にいるターゲットを殺すために向かうバージョンがありました。」と添えられ、かなり激しいウィンター・ソルジャーのアクションを確認できるようになっています。

そのウィンター・ソルジャーを演じたセバスチャン・スタンさんもサム・ウィルソンのスタント動画を公開しましたが、こちらはコミカルな編集が加えられています。

投稿には「そして、誰もが落ちなければならない時がある」とコメントし、映画「キャプテンアメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」で登場して以降、やたらと落ちるシーンの多いバッキーを重ねました。今作でも何度か落ちることになりましたが、最終話にてようやく「ヒーロー着地」に成功し、バッキー・バーンズもヒドラの暗殺者ウィンター・ソルジャーを完全に脱却し、ヒーローへと転身したことが描かれました。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」より新たなキャプテン・アメリカのポスターが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」より、4月23日に配信された最終回で登場した新しいキャプテン・アメリカのキャラクターポスターが公開されました。

©2021 MARVEL,Disney

新たなキャプテン・アメリカのコスチュームをしっかりと確認出来、スティーブ・ロジャースと同じく赤、青、白の3色でデザインされています。

また、Twitterでは #CaptainAmerica のハッシュタグを用いることで新たなキャプテン・アメリカとなったサム・ウィルソンのアイコンが表示されるようになっています。日本語でも #キャプテンアメリカ に対応しています。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1は、全話ディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」6話のイースターエッグをピックアップ

2021年4月23日配信のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」エピソード6「世界はひとつ、人はひとつ」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

バーンズ軍曹

バッキーが封鎖している部隊を横切る際にバーンズ軍曹と呼ばれました。

©2021 MARVEL,Disney

バッキーは映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の作中で軍曹に昇格していました。バッキーは一度は戦死として扱われているはずですが、その後ウィンター・ソルジャーがバッキーであると判明した際には階級は剥奪、そして恩赦によって階級が戻ってきたと考えていいのでしょうか?それとも単純にこの人物が敬意を込めてもとの階級をつけて呼称したのかもしれません。

ナノマスク

現場に入る直前にバッキーは一人の人物に呼び止められました。

©2021 MARVEL,Disney

この人物はシャロンがS.H.I.E.L.D.のガジェットであるナノマスクを使用して変装をしていました。

ナノマスクは映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でブラックウィドウが世界安全保障委員会の女性ホーリーに変装するのに使用していた他、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」でもかなり活躍しました。

新しいファルコンのスーツ

前回ワカンダからの贈り物として受け取った新たなスーツはかなりコミックに忠実なデザインとなっています。

©2021 MARVEL,Disney

カラーリングもスティーブ・ロジャースのキャプテン・アメリカと同じく、青、赤、白をベースにしていますが、スティーブと比べると白の比率が高くなっています。

都市伝説

窓ガラスを破ってさっそうと現れたサムがフラッグスマッシャーズ(に感化された人)を倒したところに一人の男性が「すみません、あなたは?」と問いかけます。サムが「キャプテン・アメリカだ」と答えると、男は「月にいるかと思ってた」とこぼします。

©2021 MARVEL,Disney

1話でトレスが「キャプテン・アメリカは月にいる」という都市伝説があると話していましが、かなり広く知られている都市伝説のようです。

キャプテン・アメリカ(サム)対バトロック

1話で対戦した両者ですが、この最終話でも再度対戦することになりました。

実はコミックでもサムがキャプテン・アメリカとして初対決したのはバトロックであり、コミック「All-New Captain America (2014) #1」にて描かれています。

新スーツの新たな機能

視聴者の誰もが楽しみにしていた新スーツですが、新機能については特に描写されませんでした。落下するヘリから盾と翼で人を守るあたりは、スーツがワカンダのヴィブラニウムで作られていることをほのめかすシーンとなっていました。

少しぐらいなら水中におちても機能が停止しないこともわかりましたが、これまでのスーツが水中でどうだったかは不明なので新機能と言えるかは難しいところです。

ゴーグルがARディスプレイであることや、腕にタッチパネル式のコントローラーがついているあたりは従来のスーツ機能を踏襲しています。

ヴィブラニウムで制作されているブラックパンサースーツのように、衝撃を吸収して跳ね返す機能は見られませんでした。

しかし、翼による高速移動を利用して投げた盾に追いつける事や、スティーブと違ってパワー不足である点を補うために翼を利用して縦回転しながら盾を投げるなど、サムならではの新しいシールドアクションを見せてくれました。

©2021 MARVEL,Disney

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ジャックナイフ

バッキーがジャックナイフ走行から体ごと前に飛び、フラッグスマッシャーズに激突しました。

©2021 MARVEL,Disney

このアクションは映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でスティーブがクインジェットに向かって同様の事をしています。

ジョンの決断

サムが人を守るために盾を使う描写が多い一方で、ジョンは盾を攻撃のために振るいます。フラッグスマッシャーズを追い詰めたジョンでしたが、盾と復讐を一旦諦め、人命救助を優先しました。

©2021 MARVEL,Disney

せっかく良いことをしたジョンでしたが、フラッグスマッシャーズの邪魔もあり失敗し、美味しいところをサムに持っていかれる事になりました。

見ていた市民は「あいつはブラック・ファルコンだ」「いや、キャプテン・アメリカだよ」とサムをキャプテン・アメリカと認め始めるシーンとなっています。しかし、これまでにサムが盾を持つ苦悩は描かれていましたが、実際に市民がどう感じていたかは描かれていないのでやや唐突なシーンになっています。

その後、少し後のシーンでジョンは「厳格な正義より慈悲が実りを豊かにする」と言いながら逃走するフラッグ・スマッシャーズの前に立ちはだかります。これはアメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの言葉で、正義を厳格に遂行していくよりも、慈悲の心が世界を豊かにするという意味。ジョンは復讐にとらわれた正義を振りかざす事をやめフラッグスマッシャーズを警察に任せるのでした。「リンカーンとはね」、「偉大な人物だ」、「格好つけるな」と隣にいたバッキーとも打ち解けつつ去っていくのでした。

パワーブローカー

シャロンがパワーブローカーである事が判明しました。当ブログでも反証材料など色々考察してみましたが、そもそもとしてシャロンは超人血清が最優先でもなく、カーリたちに殺すメッセージを送っていたにも関わらず仲間になるよう口説きます。

©2021 MARVEL,Disney

この場にバトロックも登場し、パワーブローカーの正体を知ったバトロックは報酬を4倍にしないと正体を世界にバラすとシャロンを脅迫。シャロンはバトロックを射殺しますが、その隙にカーリに腹部を撃たれてしまいます。

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戦う気はない

遅れて到着したサムはシャロンの大事な話をまったく聞けていません。カーリの攻撃に対してサムは自分の身を守ることに徹します。

©2021 MARVEL,Disney

このときのセリフは、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でスティーブがバッキーの攻撃に耐えていたときと同じものになっています。

カーリの最期

シャロンが隙を見てカーリに発砲し、カーリは倒れました。2話のフラッグスマッシャーズ、マティアスも空港で銃殺されていますし、ネイゲル博士の超人血清はスティーブが接種したアースキン博士のものと比べると特殊な装置が必要ないという手軽さは向上しましたが、耐久力に関しての効果はかなり疑問です。

映画「インクレディブル・ハルク」でハルクは陸軍の武器を物ともしない他、ヘリの射撃すらろくにききませんでした。そんなハルクは映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でサノスのパンチであっさりやられますが、スティーブはそのサノスに殴られても一度はなんとか立ち上がる姿勢を見せました。また、スティーブは「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で無防備な背後からウィンター・ソルジャーに腹部などを撃ち抜かれた際もダメージは受けよろめいていましたが、もちろん致命傷ではありませんでした。

こうしてみるとネイゲル博士の血清は、本人は誇らしげに語っていたものの、あまり出来がいいとは言えないのかもしれません。シャロンは効果の低さを理解したうえで血清や博士を餌にした可能性すら勘ぐってしまいます。

あるいは、シャロンの持つ銃が地球で考えうる以上の殺傷力を持っている可能性もあるかもしれません。

サムの決意

カーリを救急隊に引き渡し、サムはGRCのメンバーたちに歩み寄ります。マスコミが取り囲む中、国防長官たちはサムに礼を述べますが、予定通り計画を進めるという彼らにサムは苦言を呈します。

パワーの使い方でヒーローになるかヴィランになるかが決まるのはヒーロー作品のセオリーですが、政治的な権力も同じことだとサムは言います。ひとつのメールでトニー・スタークになるかサノスになるか、ヒーローだけでなく政治家も同じことだと告げました。

トレスの現況

サムがGRCの面々と話をしている間、トレスはネットで中継を見ながら何かを修理していました。託されたファルコンスーツを修理していた、と思いたいところですが、断言できるほどはっきりとした描写ではありませんでした。

足を撃たれたシャロン?

銃で撃たれた傷を抑えるシャロンは吹替版では「足を撃たれた」といいました。

©2021 MARVEL,Disney

日本語字幕では「参ったわ」となっており、英語で聞いても足とは言っていません。映像で見てもベルトより上、腹部を抑えているわけで、なぜこういう吹替になったのかは少し疑問なところです。

セリフ内容はともかく、超人血清を撃っていたはずのカーリがあっさり死んで、シャロンが病院に行かないのもやや気になる所です。バッキーはこれを「シャロンがまだ逃走中の身だから」と解釈しているようですが、シャロンがなんらかの強化を受けているか、地球人ではなくなっている可能性も考慮する必要があるかもしれません。

映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のフューリーとマリア・ヒルのように「別人」がシャロンになっている可能性はあるかもしれません。

追跡依頼

ハドソン川におちたフラッグスマッシャーズの追跡をして欲しいと新しいキャプテン・アメリカとなったサムのもとに依頼が届きます。

©2021 MARVEL,Disney

彼は「キャプテン・アメリカが月にいる」という都市伝説を信じていた、本エピソードの冒頭に登場した男性です。

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ジモの執事

ジモの執事エズニックが再登場し、「後始末」を行いました。

©2021 MARVEL,Disney

ラフトに連行されるはずだったフラッグスマッシャーズはほぼ確実に死亡しました。そして護送の任務にあたっていた運転手たちも恐らくは。エズニックは単なる人のいいおじいちゃんではなかったようです。

ジモのフィナーレ

ラフトに収監されていたジモはラジオでフラッグスマッシャーズの最期のニュースを耳にし、ほくそ笑みます。

©2021 MARVEL,Disney

8人いたフラッグスマッシャーズの結末を整理すると以下のようになります。

  • カーリ:シャロンに撃たれ(おそらく)死亡
  • ドヴィッチ:護送車爆破により死亡
  • ジジ:護送車爆破により死亡
  • ディーディー:護送車爆破により死亡
  • レノックス:シャロンに地下駐車場で殺害される
  • ディエゴ:人質をヘリで運んでいて川に落とされた。サムに追跡依頼が来る。
  • マティアス:2話でパワーブローカーの手下に殺害される
  • ニコ:4話でジョンに殺害される

ニュースは「4人が移送中に」と伝えているものの、実際に護送車が爆破される直前のシーンで乗り込んだフラッグスマッシャーズは3人です。

©2021 MARVEL,Disney

川から救助されたディエゴはこの場にいなかったのでおそらく別の護送車に乗せられたはずです。2車両のうちひとつが爆破されたらもう一方は極めて厳重な警戒になるはずで、それでいてなお後始末が実行されたのであればエズニック執事の腕はウィンター・ソルジャーに匹敵すると言ってもいいかもしれません。

好意的に解釈するなら、ディエゴを保護するために政府がフェイクニュースを流したという設定でも辻褄はあうかもしれません。また、ディエゴの生存が伏線になる可能性もあるかもしれません。カーリもはっきりと死亡が言及されてはいません。さらに護送車に3人が乗せられた時にドアを締めた人物は、フラッグスマッシャーズの意志に共感する人間が残っている事を示していました。もしくは単純な制作ミスかもしれません。

©2021 MARVEL,Disney

ジョンの再出発

ジョン・ウォーカーはコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(以下ヴァル)の手引によって新たなコスチュームをまとい、U.S.エージェントとして再出発することになりました。

©2021 MARVEL,Disney

ヴァルは「これから色々普通じゃなくなる」と今後のMCUで何かが起こる事を示唆し、「その時にキャプテン・アメリカは必要ない」と語って去っていきます。去り際には前回とは逆に「ヴァルって呼ばないで」と言いながら。

ジョンや妻のオリヴィアの喜びようから察するに、彼らはヒーロー活動を続けるという認識をしているようです。今回のエピソードでは人助けするシーンもありヴィラン化一直線の道を歩むのは一旦ストップしましたが、ジョンの将来にはまだまだ不安な点が多そうです。

ジョンが4話の凶行以降、世間でどのような捉え方をされているかはついに描かれませんでした。キャプテンの盾を汚したひどいやつだと罵る人も、テロリストを殺してくれてありがとうという人もいそうなものですが、マスコミや市民がどう考えているかは不明のままです。

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バッキーの償い

バッキーはすべての線を引き終えた償いリストであるスティーブのノートをレイナー博士の所へおいてきました。

©2021 MARVEL,Disney

ヨリへの償いも多くは描かれませんでしたが、ヨリの寿司屋での元気な姿を見る限り、きっと赦されたのでしょう。

イザイアのフィナーレ

イザイアの事はサムの手引によってスティーブと同じく博物館にて真の歴史が公開されるようになりました。

©2021 MARVEL,Disney

そこにはアメリカの英雄と書かれており、今後MCUのアメリカの中で広く伝えられて行くことになりそうです。

バッキーは子供に大人気

サムの地元に凱旋した二人ですが、バッキーは子供に大人気。ワカンダでも子供に人気があることが映画「ブラックパンサー」でも描写されていましたが、ここでも同様でした。

©2021 MARVEL,Disney

償いリストが終了したこともあるせいか、これまでにないバッキーの姿を見ることが出来ました。

キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー

そして暗転し本作のタイトルが「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」から「キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー」へと変化します。

©2021 MARVEL,Disney

いわゆるシーズン2はこのタイトルに変わるのかもしれません。

とりあえず今作は「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」として今後もこのブログでは取り扱って行きます。

エージェント・カーター

ポストクレジットではシャロンが登場し、政府から恩赦を受けることに成功します。

©2021 MARVEL,Disney

シャロンがエージェント・カーターと呼ばれるのは初めてで、ペギー・カーターに対して政府が信頼と尊敬をしていた事の証のようにも思えます。しかしその反面、シャロンは次の計画を始めるような不穏な電話をしていました。

結局のところシャロン目線で見れば、シビル・ウォーで法を犯し、逃亡者の身になってまでスティーブに渡した盾を、1話でサムが博物館に返す会見を見たときには言い表せない気持ちになったと思います。厳密には違う盾ですが、それは視聴者とせいぜいアベンジャーズ側のキャラクターのみが知っている事です。ヴァルは何故か知っている様子でしたが。

シャロンがスクラルである場合はドラマ「シークレット・インベージョン」へと繋がって行きそうですが、仮にそうだとした場合、やはり金が目的ではないかもしれません。地球を混乱させることや国の戦力ダウンを狙っている可能性があります。

このシャロンがスクラルで、さらにナノマスクを持っているとなるとかなりややこしい事に・・・。

また、「開発兵器の情報が手に入る」と言ったあたりはトニー・スタークの技術が盗まれる事で勃発するイベントのドラマ作品「アーマー・ウォーズ」への線もうっすら見えているように思えます。

シャロンが闇落ちしたか、コミックのように洗脳されているのか、あるいは別人なのかはまだ確定していませんが、俳優エミリー・ヴァンキャンプさんの再登場は確実と言えそうです。はたしてカーターの血統が正義の名の下で輝く日は戻ってくるのでしょうか。


ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。