Netflixドラマ「パニッシャー」のヴィラン役ベン・バーンズさん、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」出演の声が掛かっていたことを明かす

Netflixのマーベルドラマ「パニッシャー」に登場していたヴィラン、ジグソウを演じていたベン・バーンズさんが、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のカリ・スコグランド監督からオファーのメッセージを受け取っていた事を明かしました。

ベン・バーンズさんは、Twitterユーザーの@wccndaを介したRotten TomatoesとのInstagram Liveセッションで、このことを明かしました。

そして、(カリ・スコグランド監督から)「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」をやっているから、その中に僕の役があるかもしれないとメッセージが来たんだ。僕はちょうど「Shadow and Bones」に出演するところだったので、詳しい役どころについては知らされていません。

バーンズさんは、Netflixの「パニッシャー」シリーズでジグソウことビリー・ルッソ役を演じており、スコグランド監督は「パニッシャー」のシーズン1エピソード4「武器の調達」でエピソード監督を務めていました。また2015年のミニシリーズ「Sons of Liberty」でも一緒に仕事をしています。

バーンズさんは2019年11月にも別のマーベルの役に交渉中と報道されましたが、「パニッシャー」の撮影スケジュールと重なりすぎて断念したことを明かしています。

バーンズさんの役割がジグソウ/ビリー・ルッソの再演であればMCUにまた新たな風が吹きそうですが、現在ショーに登場しているキャラクターだとすればジョン・ウォーカーであった可能性も高いように思えます。

マーベル・スタジオが複数回に渡ってラブコールを出しているとなると、また近々交渉が行われることになりそうです。それによってMCUとNetflixドラマが接続されるのかは不明ですが、新しい魅力的なキャラクターが登場する日はそう遠くないかもしれません。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

ソース:Falcon and the Winter Soldier Almost Included The Punisher’s Jigsaw Actor Ben Barnes

ドラマ「ホークアイ」いよいよ撮影最終日 ─ ジェレミー・レナーさんがSNSで報告

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」で主演をつとめるジェレミー・レナーさんが、自身のInstagramで撮影が最終日である事を報告しました。

Images from Instagram/@jeremyrenner

投稿された写真には最終日を伝えると共に「これでさよならではありません、またすぐにお会いしましょう。ありがとう、キャスト、クルー、そしてマーベル」とテキストを添えています。

ジェレミー・レナーさんは「ホークアイ」の撮影に入ってから比較的よく写真を投稿しており、「ワンダヴィジョン」などに比べると情報が公開されています。しかし先日は「斧を振り下ろされている」写真を投稿したことで、クリントの今後の運命について憶測を呼んでいます。「さよならではない」という言葉と併せて、どういう意味が込められているのでしょうか。

「ホークアイ」は間もなくポストプロダクションに入り、公開に向けて編集作業等が始まると見られています。

ドラマ「ホークアイ」はディズニープラスで配信予定、配信日は2021年内の未定となっています。

ソース:Hawkeye: Jeremy Renner Shares Selfie & Brief Message on Last Day of Shooting

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の指輪の原作設定を紹介!

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のトレーラーが解禁され、その中には本作のヴィランであるマンダリンことシャン・チーの父ウェン・ウーがリングを装着している姿が確認出来ます。今回は映画タイトルにも含まれているマーベルユニバースのアイテム、テン・リングスについて、原作の設定をご紹介です。

マンダリンが中国の “Valley of Spirit”(精霊の谷)で発見した テン・リングス・オブ・パワー は、惑星Maklu-IV(マクル4号星)に住むドラゴンのような種族、Axonn-Karr(アクソン=カーまたはマクル人)の産物。主に星間宇宙船のエンジンの動力源として使われていたとの事で、このリングの機能は現在の地球科学では説明できないとされています。

マンダリンは、リングを個人的に利用し、個人的な命令に反応させる方法を学びました。長い年月をかけて、マンダリンの心がリングに宿り、今では誰もリングを使うことができません。また、マンダリンは遠く離れた場所からでもリングを操作できるようになっています。

マンダリンのオリジナル・リングの機能は以下の通りです。

©MARVEL

左手のリング

小指

アイスブラスト:周囲の空気を凍らせ、対象物の温度を絶対零度近くまで下げることができる。

薬指

メント・インテンシファイア(Mento-Intensifier): マンダリンの精神的エネルギーを拡大し、人を精神的にコントロールすることができます。近距離でのみ有効。効果的にリアリティ・ストーンに似ています。

中指

エレクトロブラスト:装着者(マンダリン)が決めた量の電気エネルギーを放出します。出力の上限は不明です。

人差し指

フレイムブラスト:赤外線を放出し、空気の分子に点火して空気を燃え上がらせることができる。最大出力は不明です。

親指

ホワイトライト:電磁スペクトルから様々な種類のエネルギーを放出します。強い可視光線やレーザー光線としてよく使われます。

右手

小指

ブラックライト:すべての光が吸収された「絶対的な黒」の領域を作り出します。ダークスターやシュラウドなどが使用している「ダークフォース」にアクセスすることができるとされています。

薬指

ディスインテグレーション・ビーム:原子・分子間の結合を破壊し、物体の凝集力を崩壊させます。使用時には20分の充電が必要です。

中指

ボルテックス・ビーム:空気を高速で渦巻き状にして回転させます。物体を浮かせたり、装着者(マンダリン)を飛行させたり、武器として使用することができます。

人差し指

インパクト・ビーム:TNTの約350ポンド分の衝撃力を与えます。また、強烈な音波振動や電磁波を発生させることもできます。

親指

マテリア・アレンジ:物質の原子や分子の配列を変えたり、その動きを速くしたり遅くしたりして、さまざまな効果をもたらすことができます。実際に元素を変換することはできません。


原作のテン・リングスは指輪ですが、MCU版は腕輪に変更されている可能性が出ています。

©2021 MARVEL,Disney

インフィニティ・ストーンに勝るとも劣らないアイテムを持つ相手に、シャン・チーはどう立ち向かって行くのでしょうか。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は2021年9月3日 日米同時公開予定です。

ソース:公式

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」から新ポスターが公開

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」から新たなポスターが公開されました。ポスターを手掛けたのはアーティストのルーク・バトランドさんで、本作のふたりの主人公ファルコン/サム・ウィルソンとウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズに焦点を当てたものとなっています。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストから繋がる物語… キャプテン・アメリカの盾<想い>を受け継ぐのは誰なのか――?『アベンジャーズ/エンドゲーム』でキャプテン・アメリカから盾を受け継いだファルコン。しかし、彼はその重責に悩み、盾を手放してしまう。親友が託した想いを受け継いでほしいウィンター・ソルジャーだったが、はたして…?一方、平和の象徴”キャプテン・アメリカ”を失った今、人々は新たな”象徴”となるヒーローを求めていた…。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」最終回に向けてシャロン・カーターの現状まとめ ─ 彼女は闇落ちしてしまったのか?

現在配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で約5年ぶりに登場したシャロン・カーター。そんなシャロンは最後にみた姿とは大きく異る人物として再登場し、視聴者に衝撃を与えました。本記事では今作で謎の多いシャロンの現状を紐解いて行きます。

ドラマ以前のシャロン

まずはこれまでのシャロンの足跡です。

2014年公開の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でデビューしたシャロンは、S.H.I.E.L.D.のエージェントとして登場し、その素性を隠してスティーブ・ロジャースをサポートしていました。物語のラストでは果敢にヒドラに立ち向かう様子が描かれました。

2016年の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ではS.H.I.E.L.D.の崩壊以降、CIAのエージェントとして働いている事が分かりました。本作では姓がカーターである事が明かされ、スティーブと恋仲だったペギー・カーターの姪孫だった事が判明します。この作品の中でスティーブの逃亡を手助けした事が今作でのシャロンに大きく影響しています。

なお、サノスによって消えていたことがエンドゲームの1シーンからわかっています。

©2019 MARVEL,Disney

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のシャロン

久々に登場したシャロンはマドリプールにいました。ハイタウンに居を構え、多くの部下らしき人間を従えている様は逃亡中の人間には見えません。美術品を盗んで売るという事を生業としている様子が語られます。

しかしどういうわけかロータウンでのシーンが度々見受けられます。本作の初登場の際もロータウンの酒場でした。

シャロンはヴィランなのか?

シャロンがヴィランになってしまった、闇落ちした、パワーブローカーとはシャロンでは?という声はネット上でもよく見かけます。実際に美術品を盗んでいるようですし、追ってきた賞金稼ぎを殺すシーンもあり、ペギー・カーターを尊敬していた昔のようなクリーンな感じはありません。

シャロンの目的

まずはじめに抑えるべきポイントはシャロンはなぜマドリプールにいるのか、という事です。これは劇中でも言及されていて、「マドリプールは他国に犯罪者を引き渡さない」からです。つまり、米国政府に追われるシャロンにとってマドリプールは安全なのです。

次に、生業の美術品泥棒について考えてみます。元S.H.I.E.L.D.のエージェントであるシャロンからすれば、美術館に入り盗んでくる事は造作もない事かもしれません。しかし逮捕を嫌ってマドリプールに来たのに、国外へ盗みに出かけるのはなんともおかしな話です。考えられるのは部下に盗みに行かせるか、あるいは盗品としてマドリプールに入ってきた美術品をあらためて盗むかです。特に後者は元の所有者にシャロンの存在がバレることはないので、シャロンにとってとてもセーフティです。これであればロータウンに出向いている事も辻褄が合うように思えます。

シャロンがマドリプールでどういう目標をもっていたかは語られていません。しかし、サムたちと再会することで「政府から恩赦を得たい」という欲求は強く出てきたようです。そして実際にサムたちに協力するシーンは多く、別れ際にも恩赦について念を押します。

©2021 MARVEL,Disney

シャロンはパワーブローカーなのか?

パワーブローカーは新たな超人血清を使って何らかのビジネスを企んでいました。そして血清を盗んだカーリ達フラッグスマッシャーズを追っていました。2話のラスト、スロバキアの首都ブラチスラバの空港でパワーブローカーの追手とフラッグスマッシャーズが接触して以降、劇中で直接の接触はありません。

血清を取り返せなかったパワーブローカーにとって、血清を作ることができるネイゲル博士は最重要の人物です。そもそも血清が盗まれていなくても、博士は金の卵をうむニワトリです。博士に危険が及ぶ行為は絶対に避けなくてはなりません。

一方でシャロンはシビル・ウォーの関係者でした。シビル・ウォーで描かれた範囲ではシャロンはジモの目的を知る由はありませんでしたが、ジモが危険人物であることは知っています。そんなジモを博士の所へ連れて行くのはリスクが大きすぎると言えます。

また、血清探しの第一歩としてたずねた故買屋のセルビーを考えてみましょう。はじめに酒場の主人に対してジモが「セルビーに会いに来た」というシーンで初めてシャロンが登場します。シャロンはセルビーの名前を聞くとフードを深くかぶり直しどこかへ消えていきます。そして、サムがスマイリングタイガーだと偽って面会しに行った結果セルビーは殺されてしまいます。

ここのシーケンスにおいて、シャロン=パワーブローカーであれば、セルビーに対して面会しないように仕向ける時間は充分にあったように思えます。しかし面会は行われる事になりました。そしてセルビーは面会中に何者かに殺害されてしまいます。口封じのためにシャロンがセルビーを殺したのであれば、シャロン=パワーブローカーと考えるのはおかしくありません。しかし実際には口封じというより、サムを助けるためにセルビーを撃っています。セルビーは口を割りそうで撃たれたのではなく、サムを殺そうとして撃たれました。そして博士の元へ案内したのは結局シャロンであり、博士の事を秘密にしておきたいはずのパワーブローカーと真逆の事をしています。

その場を逃走したサムたちにかかる追手を始末し、ハイタウンの家にかくまったのもシャロンです。シャロン=パワーブローカーだと仮定すると、セルビーを自ら(あるいは部下に指示して)殺害し、サムたちをセルビー殺害の容疑者に仕立てあげ、その後追手をけしかけておいてその追手を自ら始末し、自宅に招くというなかなかの自作自演をやっている事になります。

また、パワーブローカーの怒りの矛先にも注目です。パワーブローカーの手下が2話でカーリたちフラッグスマッシャーズを追いかけて以降、カーリのもとには度々脅迫メールが届きます。これはもちろんカーリが血清を盗んだことが原因となっています。しかしパワーブローカーに大損害を与えた人物がもうひとりいます。血清を処分し、血清を作ることができるネイゲル博士を殺害したジモです。パワーブローカーに対してより大きな損害を与えたのはカーリよりもジモであることは明白です。しかしながらジモに対して刺客が差し向けられた描写はありませんでした。これは、パワーブローカーがジモの存在を把握出来ていないか、あるいはサムとバッキーが近くにいるため手を出せないかのふたつである事が考えられます。

シャロン=パワーブローカーだとして経緯をまとめると、フラッグスマッシャーズに血清を盗まれ、謎の自作自演をしてサム達と再会し、博士の居場所を明かした結果殺害され、フラッグスマッシャーズに殺す殺すのメッセージを送るだけで、4話ラストで居場所がわかったにも関わらず逃げられて、ジモに対しては手出しせずに、5話で再びフラッグスマッシャーズに殺すメッセージを送っているとても滑稽なヴィランになってしまいます。シャロン=パワーブローカーがサムたちを利用してカーリを追いたかったとすれば、パワーブローカーにとっては大誤算、大失敗となりました。

しかし、何らかの理由でパワーブローカーとシャロンが繋がっていた可能性はあります。そしてサムたちと再会して鞍替えをした可能性です。シャロンがラボの後始末をし、パワーブローカーに虚偽の報告をしていればパワーブローカーの怒りがジモに向かずにフラッグスマッシャーズにのみ向いていることも合点が行きます。

そして、シャロンを演じるエミリー・ヴァンキャンプさんはインタビューで「シャロンの最大の目的は恩赦を受ける事」だとコメントしています。

劇中のシャロンの恩赦を望む姿勢、そして俳優さんのインタビューまで嘘だとすれば、制作陣のサプライズはこちらの想像以上だと言わざるを得ません。それでこそMCUとも言えるのですが。

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シャロンのスマホ

5話ではシャロンがバトロックと電話をしているシーンがあります。そしてその時のシャロンのスマホはアップル製品ではありませんでした。これがなぜシャロン=ヴィラン説になるかというと、2020年のライアン・ジョンソン監督のインタビューに起因しています。

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」などを手掛けるライアン・ジョンソン監督は Vanity Fair とのインタビューにおいて、「Appleは、作中でiPhoneを使用できるようにしているけど、ミステリー映画を見る場合これは非常に重要な問題だ。カメラに映る悪役はiPhoneを使用できないんだよ」と内情を明かしました。「自身が手掛ける映画の中に、秘密にするべき悪役がいるすべての映画監督は、今僕を殺したいだろうね」とジョークも飛ばしています。

©2021 MARVEL,Disney

しかしこれは「悪役はiPhoneを使えない」のであって、「iPhoneじゃないから悪役」ではないのです。作品によって善人役はMac、悪役はWindowsとしているものもあるようですが、シビル・ウォーのトニー、スティーブの二人はアップル製品でもスターク・インダストリーズ製品でもなく、中国のVivoを使用していました。

from 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」©2016 MARVEL,Disney

iPhoneではないからシャロンはヴィランとするのは根拠として弱いと言わざるを得ません。

バトロックに何を依頼した?

バトロックに何を依頼したかは5話まででは明かされていません。しかし依頼したからヴィランとは言えないのです。

バトロックがMCUに初登場したのは「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」です。S.H.I.E.L.D.の船レムリアスターを占拠して人質をとり、身代金を要求してきました。しかしこれはフューリー長官がバトロックに金を払ってさせた事でした。インサイト計画に疑念をもったフューリーはS.H.I.E.L.D.の誰も信用出来ないと考え、バトロックにレムリアスターを襲わせる自作自演をし、キャプテンに人質救出作戦をさせている間、最も信頼しているナターシャにインサイト計画のデータを奪ってくるよう指示していました。フューリーがバトロックを使ったからといって、フューリーをヴィランと呼ぶことはできません。

シャロンとバトロックが組んだとしても、結果を見るまでは何とも言えないのです。

ところで電話での会話の内容から1話の冒頭でヴァッサン空軍大尉が誘拐されたのもシャロンの依頼のように思えます。この誘拐の理由は最終話で明かされるのでしょうか?

©2021 MARVEL,Disney

バトロックとカーリのシーンを整理しておきましょう。

シャロン=パワーブローカーの場合、カーリは復讐のターゲットです。すなわちバトロックはカーリを殺すために仕向けられたと考えられます。

シャロンが正義の下で動いている場合、テロを阻止するためにバトロックを利用しているはずです。

この2つの目標は似ていて、カーリの無力化が到達点になります。武器が暴発してカーリが死んだり、実際には使えない武器でテロが失敗するケースが考えられます。とにかくテロが失敗すれば視聴者も一安心です。

この2つとは違って、シャロンが別のヴィランと結託している場合、カーリたちの目論見どおり進み、ひどい結末を迎える可能性があります。


現状を細かくみても、シャロンがヴィランである確たる証拠はありません。美術品を盗む事や賞金稼ぎを殺した事は抜きにしてですが、ヴィランの匂いがする、といった程度です。そして、シャロンがヒーローサイドにいる裏付けは、5話までではほとんど出来ません。

コミックのシャロンに目を向けると、S.H.I.E.L.D.の長官をつとめた時期があります。フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソンさんは現在72歳。フューリーの世代交代は数年以内、はやければ1~2年以内(フェーズ5に入るまで)に訪れるかもしれません。そしてドラマ「ワンダヴィジョン」で登場したS.W.O.R.D.も現在ヘイワード臨時長官が失脚し、長官が不在となっています。S.W.O.R.D.に関しては前長官の母マリアに変わってモニカ・ランボーが継ぐか、あるいは原作どおりアビゲイル・ブランドが登場する可能性もありますが、シャロンに椅子が回ってくる可能性もゼロではないかもしれません。

残された最終話、シャロンは誰のために、何のために、どのように動くのでしょうか。

当ブログでも紹介している日本未公開のアメリカで公開されている今作のトレーラーのうち、5話までに登場していないシャロンのシーンがひとつあります。

©2021 MARVEL,Disney

駐車場らしきシーンですが、奥の赤い光は5話ラストのGRC本部の停電シーンと重なるものがあります。シャロンはマドリプールを出てニューヨークへと現れるのでしょうか?

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」トレーラーの9つの注目ポイント ─ なぜキャプテンが?

先日公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のトレーラー。約2分のこの動画に含まれている要注目のポイントをピックアップしてまとめました。

シャン・チーの部屋

カンフーの達人であるシャン・チーも映画が好きなのでしょうか。シャン・チーの部屋には映画「カンフーハッスル」のポスターが左側の壁に貼られています。

©2021 MARVEL,Disney

もちろん日本語版のポスターではありません。

©2004 COLUMBIA PICTURES FILM PRODUCTION ASIA LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

カラオケシーン

カラオケシーンにはディスプレイに歌詞が映し出されています。

©2021 MARVEL,Disney

この歌詞は映画「アラジン」に使用されている「ホール・ニュー・ワールド」のものです。この歌詞には「I can’t go back」という言葉が後半にあり、シャン・チーの現状を指している可能性があります。

ちなみにコミックでもミズ・マーベル/カマラ・カーンなどとカラオケしているシーンがありました。

©MARVEL

デスティーラー

コミックのデスティーラーは1982年8月にのコミック「マスターオブカンフー#115」で登場しました。MI6のスパイとして登場したリー・チン・リンという男性でしたが実際には2重スパイであり、シャン・チーの父フー・マンチュー(MCU版ではウェン・ウーに変更)の下で働いていました。映画のデスディーラーは今の所性別も不明です。

©2021 MARVEL,Disney

トレーラーでは幼いシャン・チーを見つめるデスティーラーの姿が描かれていることから、師弟関係にある可能性があります。

テン・リングス

原作では10個の指輪ですが、腕輪に変更されている可能性が高そうです。シャン・チーの父親ウェン・ウーが両手首に5個ずつの腕輪をしているのを確認でき、その後も不思議な光を放つ腕輪を確認出来ます。

©2021 MARVEL,Disney

また、「テン・リングス」はMCUの映画「アイアンマン」シリーズに登場してきたテログループの名前でもあります。「アイアンマン3」に登場したマンダリンはアルドリッチ・キリアンに雇われていた唯の役者であり、偽のボスを演じていました。

ウェン・ウーの背後にあるテン・リングスの紋章と「アイアンマン」シリーズに登場している紋章は少し異なっています。

©2013,2021 MARVEL,Disney

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地下闘技場

メイン舞台のひとつとされている地下の闘技場。ここでシャン・チーは様々な相手と戦うことになりそうです。

©2021 MARVEL,Disney

男性戦士は後のシーンにも登場しており、腕に刀が仕込まれているレーザーフィストと呼ばれるキャラクターですが、原作には同名のキャラクターが複数存在し、どのオリジンが適用されているかは不明です。

キャプテン・アメリカ?

闘技場と思われる場所の壁にキャプテン・アメリカの盾が描かれています。

©2021 MARVEL,Disney

画像の左側、ちょうどシャンチーの肘から手首にかけてのあたりの位置に少し見にくいですが盾が描かれています。もしかしてドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のあと、行き場をなくしたジョン・ウォーカーがここにいたりするのでしょうか?

ちなみに本作の時系列は明かされていません。パンデミック前にリークされた撮影現場の動画では壁に2020と落書きされているのが発見されていましたが、シャンチーの物語の時系列について今の所は何とも言えません。

仮面の女性

色鮮やかな森のなかで男性と仮面の女性が戦っているようなシーンがあります。

©2021 MARVEL,Disney

男性は白い衣服を着用しており、このトレーラーではウェン・ウーが似たような服を着用していました。とすると、女性のほうはシャン・チーの母親である可能性も?

謎のパワー

乱戦シーンでは赤服の男が動物のようなものを呼び出しているシーンがあります。

©2021 MARVEL,Disney

中央の獅子のような動物のほか、コウモリのような姿や細長い龍のような姿も確認できます。

赤服と黒服がどういう関係か不明ですが、黒服はテン・リングスのメンバーかもしれません。

©2021 MARVEL,Disney

ザック・チェリー

MCUイチ有名なモブとも言える役を演じるザック・チェリーさんが登場しています。列車内にいるヒゲモジャのモブは映画「スパイダーマン:ホームカミング」(画像3枚め)に登場していました。

©2021 MARVEL,Disney,2017 Sony Pictures

「あんたYoutubeのスパイダーヤロウだろ?バク宙してくれよ!」とピーターに頼んだほとんどエキストラのようなキャラクターでしたが、出演したチェリーさんは気をよくし、「MARVEL STREET VENDOR」という短編映画を企画し、署名を集め、トレーラーを作成し、コミコン会場でマーベルに売り込みに行くという規格外の行動力を見せました。その様子を追ったドキュメンタリー映像は、ハーレイ・ジョエル・オスメントさんや、まさかのスタン・リー御大もカメオ出演するという謎の豪華仕様となりました。

その後の続報がないところを見るとまだ短編映画は完成していないようですが、マーベルはこの人物を面白いと解釈したのか、シャン・チーにも登場するようです。

予告公開後、Twitter上で「これはあなたなの?」と聞かれたチェリーさんは「違わないよ」と答えています。

ホ-カミングの舞台はニューヨークで、本作の舞台はサンフランシスコですが、同一キャラクターなのか別のモブになるのかは注目です。


以上、「シャン・チー」トレーラーの注目ポイントでした。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は2021年9月3日より公開予定です。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のファーストルック写真が公開

昨夜トレーラーが公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のファーストルックとなる写真が公開されました。海外メディア Entertainment Weekly が公開した写真にはシム・リウさん演じる主人公シャン・チーの他、トニー・レオンさん演じるマンダリン、オークワフィナさん演じるケイティ、ファラ・チャンさん演じるジャン・リーが登場しています。

シム・リウさん演じる主人公シャン・チー

Credit: Jasin Boland/©Marvel Studios 2021

トニー・レオンさん演じるシャン・チーの父ウェン・ウー

Credit: Jasin Boland/©Marvel Studios 2021

左からファラ・チャンさん演じるジャン・リー、シャン・チー、オークワフィナさん演じるケイティ

Credit: Jasin Boland/©Marvel Studios 2021

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は2021年9月3日より公開予定です。

ソース:Simu Liu suits up in first look at Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings

マーベル・スタジオ副社長がドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」S2について明かす ─ ヴァルについても言及

マーベル・スタジオの制作・開発担当副社長であるネイト・ムーア氏が、先日、海外メディア Indiewire の取材に応じ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の第2シーズンの可能性について言及しました。

ムーア氏はインタビューの中で本作について、「この決定は、シリーズがスタートしたときに出たものですが、制作中にも考えていたことでした。”なんて素晴らしいんだ “と思うからではなく、我々の典型的な作品よりも少しドラマチックに感じるからです。この作品は、私たちが初めてテレビに進出した作品であり、たとえDisney+であっても、この番組が取り組もうとしている内容にふさわしいと考えました。」と述べました。

そしてシーズン2の可能性について、「率直に言って、パンデミックの混乱の中で、私たちはただ番組を完成させ、タイムリーに放送することを目指しています。願わくば、このシーズンの終わりには、次のシーズンで伝えられることの可能性を見ていただきたいと思います。」とコメントしました。

また、ムーア氏は「ワンダヴィジョン」の将来と本作を比較して語ってくれました。

「ワンダヴィジョン は、一度しかできない番組だと思うんです。ワンダはヘックスに戻ることはありません。一方、ファルコン&ウィンター・ソルジャーは、キャプテン・アメリカとその盾というレンズを通して、スーパーヒーローとは何かという遺産を扱う作品です。そして、これは次のシーズンでも再訪できるストーリーだと思います。なぜなら、これは永遠のストーリーだからです。それは会話のようなものだからです。」

さらにムーア氏は、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるヴァレンティナ・アレグラ・ド・フォンテーヌが、「遅かれ早かれ、より多くの波紋を呼ぶことになる」と予告しました。

本作は政治的、人種的なテーマに深く踏み込んでおり、通常のディズニーブランドではなかなか見ることが出来ない異色な作品となっています。しかしもちろんヒーロー作品でもあるため、ファルコンとウィンター・ソルジャーの二人のキャラクターのコンビネーションは面白く、まだまだ続けて見たいと思うファンも多いようです。

ウィンター・ソルジャーを演じるセバスチャン・スタンさんはシーズン2について「プランを聞かされた事はない」と回答し、カリ・スコグランド監督はシーズン2を制作したい事を明かしています。

昨年報じられたニュースではシーズン2にあたる作品がタイトルを変えて制作されると伝えられており、その時は「キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー」や「ファルコン&キャプテン・アメリカ」、あるいは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー&別のキャラクター」になる可能性も指摘されていました。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第6話は 2021年4月23日(金)16時より ディズニープラスで配信です。

ソース:‘The Falcon and the Winter Soldier’ Will Run as a Drama Series at 2021 Emmys — Exclusive

ドラマ「ホークアイ」、ジェレミー・レナーさんが意味深写真を投稿 ─ クリントの運命は!?

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」で主人公クリント・バートン役をつとめるジェレミー・レナーさんが公開した写真が話題を呼んでいます。Instagramのストーリーに投稿された写真はクリントの未来を示唆しているのか、憶測が飛び交っています。

投稿された写真は2枚。

Images from Instagram/jeremyrenner

画像には「仕事がつまらない・・・ことはないよ(笑)」とテキストが埋め込まれていますが、気になるのはやはり斧を振り下ろされている事。

ヴァイキングの扱うような両刃の斧を使うヴィランが登場する事を示唆しているのか、あるいはこのドラマの結末ではクリントも退場してしまうのか、とても気になる写真となっています。

2012年の映画「アベンジャーズ」に登場したキャプテン・アメリカ、アイアンマン、ソー、ハルク、ブラックウィドウ、ホークアイの6人のうち3人は退場しています。クリントは2011年の「マイティ・ソー」から登場しており、MCUの中ではかなりの重鎮。本作はコミックの2代目ホークアイであるケイト・ビショップが登場し、世代交代をする作品と言われていますが、これがクリントの最後の作品かどうかは明かされていません。

「ホークアイ」はどのような結末を迎えることになるのでしょうか。

ドラマ「ホークアイ」は 2021年 ディズニープラスで配信予定です。

映画「シャン・チー」の第1弾トレーラーが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のトレーラーが公開されました。動画はマーベルの公式Youtubeチャンネル(日本語版はディズニー・スタジオチャンネル)にて公開されています。

※↓こちらは英語版

公式概要は以下の通りです。

「これまで、アイアンマンやキャプテン・アメリカ等、世界中の人々が魅了されるような魅力的なキャラクターを数多く生み出してきたマーベル・スタジオから、アベンジャーズの系譜を受け継ぐ新たなヒーロー、シャン・チーの物語が幕を開けます。タイトルにも入っている “テン・リングス” とは、「アイアンマン」(08)シリーズの劇中にも登場していた犯罪組織の名前。本作では、これまで深く描かれることのなかった “テン・リングス” の謎も遂に明かされることとなる――。
主演シャン・チー役にはシム・リウ。さらに、アジアが誇る名優トニー・レオンの出演も決定している。監督には、「キャプテン・マーベル」のブリー・ラーソンが主演を務めた『ショート・タイム』や、「ブラック・パンサー」のマイケル・B・ジョーダン主演の『黒い司法 0%からの奇跡』を手掛けるなどマーベル作品の俳優陣ともつながりが深く、作品も高い評価を得ているデスティン・ダニエル・クレットンが務め、マーベル・スタジオの新たな時代を築くヒーロー誕生の物語となります。

映画「シャン・チー/テンリングスの伝説」は 2021年9月3日 日米同時公開予定です。