ドラマ「シークレット・インベージョン」、5話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年7月19日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1エピソード5「Harvest(邦題:収穫)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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報道

前回の終わりからの続き。フューリーは重体の大統領を病院へ運び込み、大統領は緊急手術へ。その傍らではイギリスのニュース番組 UKN24 NEWS がアメリカ大統領の襲撃事件について報じています。

番組ではエイリアンが襲撃された大統領を救出したと、意外にも真実を報道。今回はあえてフェイクニュースに差し替えなかったというのがグラヴィクの作戦のようです。

グラヴィクの狙い

ニュー・スクラロスではタロスの死とリットソン大統領の生存、そしてフューリーが所持しているという「例のもの」を入手出来なかった事について、ペイゴンとグラヴィクの間で口論が発生。

ここでの「例のもの」はアベンジャーズたちのDNAを指しているようですが、特定の誰かという事については言及されません。ほとんどのヒーローは普通の地球人として生まれ、後天的に薬物、実験、インフィニティ・ストーンなどによって力を獲得しているため、生まれ持ったDNAは地球人のはずですが、後天的要因によって何らかの変化をしている可能性は考えられます。

最近の作品ではブルース・バナーの血液が原因で、ジェニファー・ウォルターズがシーハルクへの変身を遂げており、ハルクの血が採取されていればスクラルにも大きな影響を与える可能性があります。

予告動画に存在しつつもまだ配信されていないシーンとして、たくましい腕を持つスクラルがいますが、これはカル・オブシディアンのたくましい身体能力が元々緑の肌のスクラルに適応されただけなのか、6話でハルクのDNAが奪われてしまうのか、注目となりそうです。

©MARVEL,Disney

そしてグラヴィクは口論の末、ペイゴンをあっさりと始末。

ここではプロットエラーがあり、劇中たびたび、そして今回のMI6局長のくだりでも描かれているように、スクラルは怪我による痛みや失神、死といった要因で変身が解除されるはずですが、ペイゴンは地球人の姿のまま絶命したようです。後のシーンでビトが喉元を切られた際も地球人の姿のままのようです(こちらはフレームアウトが速いためさほどおかしくはありませんが)。

また、今回のエピソードまで失念していましたが、コミックのスクラル人の血液は緑であり、これはシェイプシフトによって変化しないというルールがありました。

映画「キャプテン・マーベル」ではスクラル人の血液は紫色で描かれていましたが、今作では皆一様に赤い血を流しており、MCUの中で設定が維持されていないようです。

©MARVEL,Disney

グラヴィクの次の作戦

グラヴィクはローディに擬態しているラーヴァに、今回の件を「ロシアがスクラル人の助けを借りて実行した物だ」と言うよう指示。アジトの衛星地図も公開するように言います。

ローディ/ラーヴァがためらうと「戦争も無実のスクラルを殺すことも避けたいフューリー」に対する脅しの作戦であるとグラヴィクは説明します。

しかし、そもそもフューリーはニュー・スクラロスのスクラル人たちを無実だと考えているのでしょうか?フューリーは本作品でポプリシュチンやロバート・フェアバンクス准将邸でのスクラル人など、多くのスクラル人をためらいなく殺害しています。

スティーブ・ロジャースのような善性を持つ相手ならともかくとして、リスクとリターンを即座に天秤にかけるフューリーのようなタイプの人間相手にはあまり効果はない作戦と言えるでしょう。

「例のもの」の回収もフューリーの後手にまわり、人間性を読み間違えている事自体、はじめからフューリーは敵わない相手だったのかもしれません。

デリック・ウェザビー

オープニングクレジットの後、舞台はMI6の長官デリック・ウェザビーへ。物語から少し逸れて、デリック・ウェザビーを演じるトニー・カランさんはマーベル作品の常連俳優さんです。

MCUでは映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」にてオーディンの父であり、ソーの祖父にあたるアスガルドの先々代の王ボーを演じました。そしてFOXのマーベル映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」ではMIBのエージェントを、ニュー・ライン・シネマのマーベル映画「ブレイド2」では司祭役を演じています。

ソーニャ・ファルズワースが3話で調査していた内通者はこのウェザビー長官であり、今回のエピソードであっさりと失脚させてしまいます。

合流

フューリーとガイアが合流する事になったのは、2話の冒頭でフューリーがグラヴィク少年と出会った場所。

タロスの死についての言及があり、無駄死にだったというガイアに対してフューリーは反論、新たなスクラルのリーダーとなるよう鼓舞します。

なお、予告ではガイアが誰かに覆いかぶさるシーンがありましたが、本編からは削除されてしまったようです。予告の段階ではこれが誰かまでは分かっていませんでしたが、4話の結末からこれはタロスであり、亡骸まで駆け寄るシーンが撮影されていたと見られます。

©MARVEL,Disney

グラヴィクが盗んでいたDNAについて、英語では「Only a few samples」、吹替では「ほんの何種類か」、字幕では「2~3種類」とされており、その後具体的にカル・オブシディアンとフローラ・コロッサス(グルートの種族名)を手に入れていると言います。アジトのPCに表示されていたフロストビーストに関しては特に言及がありませんでした。

また、グラヴィクが本当に欲しいのは今回のエピソードタイトルにもなっている「ハーヴェスト(収穫)」と呼ばれているものだと明らかになります。

タロスを弔いたいというガイアにプリシラ/ヴァーラと合流するよう指示し、自身はフィンランドに向かうと告げます。

ダルトン夫妻

長官からダルトン夫妻の研究所を突き止めたソーニャは計画書を押収し、ラボを焼き払います。また、妻ローザを人質にとり脅しにかかる夫ヴィクターをあっさりと殺害。地球人でもスクラル人でも男は替わらないと皮肉を言い放っています。

このシーンでソーニャは研究に関する全ての説明を求めており、それがつつがなく終了したのだとすれば、MI6はスーパースクラル化の技術を得た事になります。もちろんこれが地球人にそのまま適応できるわけはないと思いますが、これはこのまま素直に終わる話なのでしょうか。

リック・メイソンの再登場

フィンランド行きのプライベートジェットで待っていたのはO・T・ファグベンルさん演じるリック・メイソン。2021年の映画「ブラックウィドウ」で登場したナターシャのS.H.I.E.L.D.時代の友人である事から、フューリーの元部下にもあたる人物です。

「ブラックウィドウ」でもナターシャのために偽造パスポートや飛行機、クインジェットなどを調達しサポートしていましたが、今回も影でフューリーを支える有能な元S.H.I.E.L.D.のエージェントのようです。

「ヘリキャリアなら安心だった」と礼も言わず文句をいうフューリーに対して皮肉を言いつつも、メイソンは偽造パスポートとフォトスタティック・ベールを渡しています。

葬儀

フューリーの指示どおり彼の家に到着したガイアはプリシラ/ヴァーラと遭遇。お互いに銃を突きつけ合いながらも、「殺しに来たの?」「ガイアです」の簡単なやり取りで信用しあうのは本作の難しい点のひとつ。

シェイプシフターであるスクラル人が、仲間をどうやって見分けるのかという疑問について、この作品では描かれていません。タロスがフェアバンクス准将に擬態して最初の警護を騙せたように、スクラル人だからといって相手の擬態を見抜ける訳ではないのは明らかです。

すべてのシーンで緑の素顔を明かしていくのは冗長になる上にVFXコストも嵩むため、大人の事情として省略されるのは致し方ありませんが、合言葉代わりに4話のポエムを引用するぐらいはあったほうがよく、生命を狙われているプリシラ/ヴァーラの対応としては少し迂闊な描写となってしまいました。

そしてガイアの望んでいたタロスの葬儀が執り行われ、プリシラ/ヴァーラによって火葬されました。宇宙人の葬儀という事で「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2」のヨンドゥのような不思議なシーンかと思われましたが、地球人にも馴染み深い絵となっていました。

なお、スクラルの葬儀が地球に住む以前から火葬であるのか、プリシラ/ヴァーラの居住区域であるイギリスの様式に沿っただけなのかは不明で、コミックでもスクラルに葬儀の文化があるかどうか不明となっています。

ガイアは母の指輪を副葬品として一緒に焼くことでタロスに別れを告げ、100%に近い高い確率でタロスが本当に死んだ事を描きました。

襲撃

ガイアがヴァーラにフューリーに素肌を見せようと思わなかったのと質問された事で、ヴァーラは機嫌を損ね、他人と一緒に住むことの大変さ、相手に合わせることの重要性を説いています。

結局これはタロスも同じ考えでこれまでのスクラルを導いており、地球という家で地球人と同居するために、地球人の顔と生活で合わせようとしてきました。残る1話でガイアは、タロスの想いをプリシラ/ヴァーラを通じて理解する事ができるのでしょうか。

そうこうしている所へ、グラヴィクの刺客たちが襲撃。本棚の本の背表紙から飲み物のカップ、椅子やラボの植物やレーザー光に至るまで、画面内の緑の比重が多いシーンが続いています。

襲撃者が実際にスクラルかどうかはこのシーンでは分からず、偽ローディやMI6元局長のような権力をもつ人物から命令を受けた地球人である可能性もあります。

ここでの刺客たちはみな赤い血しぶきを上げており、「キャプテン・マーベル」のような紫の血やコミックのような緑の血でない事も、彼らが地球人である可能性を含んでいるようです。

ウィドウズ・ベール

メイソンから受け取ったパスポートとフォトスタティック・ベールを用いて、フューリーはケルホネンというフィンランド人に変装して入国。合流したソーニャはこのマスクを「ウィドウズ・ベール」と称し、10億ドルかけて隠せるのは顔だけなのかと皮肉を言われたフューリーはこれは旧型だと言い返しています。

映画の公開順で言えば、このアイテムが最初に登場したのは2014年公開の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でした。この時はナターシャがアレクサンダー・ピアースを騙すために安全保障理事会の議員パメラになりすましていました。この時、名称は特に有りませんでした。

その後はドラマ「エージェント・オブ・シールド」にてエージェント・メイやエージェント33など何人かのS.H.I.E.L.D.やH.Y.D.R.A.のエージェントが使用し、ナノマスクやフォトスタティック・ベールの名称で呼ばれていました。

さらにその後、2021年の映画「ブラックウィドウ」にてメリーナもこれを所持している事が描かれ、レッドルーム由来のアイテムである事も判明しています。

さらにその後、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」では元S.H.I.E.L.D.のエージェントで現在パワーブローカーを名乗っている、そしてスクラルの疑いもあるシャロン・カーターもこれを使用していました。

フューリーが反論したような全身バージョンはこれまでの作品に登場していませんが、負け惜しみではなく実際に完成しているのであれば、極めて強力なスパイツールである事は間違い有りません。

プロジェクト・ハーヴェスト

ラストでは「ハーヴェスト(収穫)」の正体がアベンジャーズのDNAである事が明かされ、キャプテン・マーベルのDNAも含まれている事が明らかになります。

このDNAの回収任務にグラヴィクを充てていた事が、スーパースクラル着想のきっかけとなったと指摘し、この戦争の原因が自分にあるとして、自分の責任でこの問題に対処するために地球に戻ったとフューリーは説明しました。

これでグラヴィクが今回しかけた侵略戦争についてその背景が明らかになりましたが、一方でハーヴェストの目的自体は分かっていません。フューリーはアベンジャーズのDNAを集めて何をしようとしていたのか、最終話で明らかになるのでしょうか?

ハーヴェストが隠されていたフューリーの偽の墓には「Greater love hath no man than this, that a man lay down his life for his friends.(友のために命を投げ打つこと、これより大きな愛はない)」というヨハネ15章13節の言葉が刻まれています。既にタロスがこの言葉通りになっていると解釈できる上で、フューリーの未来も暗示しているのでしょうか?

なお、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」に登場したフューリーの偽の墓にはエゼキエル書25章17節の「心正しい者が歩む道」と刻まれていました。

そしてフューリーは予告動画にもあったように久方ぶりに眼帯を装着し、銃を携え、「時間だ、決着をつけよう」と何者かに電話するのでした。

最終話に向けて気になるポイント

最後の電話相手はやはりグラヴィクでしょうか。味方に反撃開始の合図を出したとも取れますが、これまでの作中で自分の責任や自身の戦争と言い、アベンジャーズへの要請を出さない理由が何度も強調されていた事を考えると、救助された本物のローディが助けに来るなどというのはナンセンスなようにも感じます。せいぜいプリシラ/ヴァーラかガイアが助けに来るのがいい所でしょうか。

とは言っても、フューリーが一人きりでなんとかしてきた訳では有りません。今回も元S.H.I.E.L.D.のエージェント・メイソンが手を貸してくれました。

予告ではフューリーはグラヴィクに投げ飛ばされたり、大きな腕で殴られるシーンが存在していますが、超人血清も持っていないフューリーが単独でどうにかできるのか、注目となっています。

また、ソーニャの行動も気になる所。ソーニャはスーパースクラルの研究を中断させるだけでなく、成果のすべてに関して説明を求めていました。そしてフューリーからハーヴェストの詳細を聞いたソーニャは、グラヴィクと同じ秘密を知る人物となります。

本作でのスクラル人はたびたび緑色と一緒の画面で紹介されていますが、ソーニャも時々緑のシャツを着ています。この分かりやすいサインはソーニャをスクラルと思い込ませて実は地球人というミスリードを誘っているのか、それとも実際にスクラルでグラヴィクとは別の計画を始めていく新たな人物となる可能性を秘めています。

本作ではスクラルの皇帝の存在が明らかになっていますが、コミックで地球侵略を開始したスクラルの女王ヴェランケは登場していません。ソーニャをヴェランケとして、劇場版「シークレット・インベージョン」が制作され(妄想)、本作で描くことを避けたアベンジャーズたちの大半が入れ替わられてしまう可能性について、最終話での注目ポイントのひとつです。

そして、フューリーの運命の行方も当然ながら注目ポイントです。今作の展開や墓石に刻まれた言葉からはフューリーが安全にこの侵略戦争を乗り越えられる保証がないようにも感じられますが、一方で「ザ・マーベルズ」に登場しているという事実もあります。

今回のエピソードではガイアが新しいリーダーとなるように助言されていましたが、最終話でフューリーが死亡し、ガイアがフューリーに擬態して地球と宇宙の平和を守っていく展開も考えられそうです。

しかし最も恐ろしいのは、「ザ・マーベルズ」のフューリーが本人でもガイアでもなく、「シークレット・インベージョン」を制する別のスクラルである可能性です。

グラヴィク、ないしはそれにある程度共感しているスクラルがフューリーを殺し、ハーヴェストの代わりに直接DNAを集めるためになりすます可能性を排除する事は現時点で出来ません。

フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソンさんは、海外メディア The Wrap とのインタビューで「the last [episode] is so good.」(最後のエピソードはとても良かった)と述べていますが、これがハッピーエンドを指しているのかどうかは来週までお預けとなります。


ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第6話は 2023年7月26日16時 より配信予定です。

映画「ザ・マーベルズ」のグースやパク・ソジュンさんの新たなシーンを含むトレーラーが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」の新たなトレーラーが公開されました。本作に登場するキャロル・ダンヴァース、モニカ・ランボー、カマラ・カーンの三人の関係性と、ヴィランについて紹介する内容となっています。

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※日本語字幕版追加しました。

先日は本作のエグゼクティブ・プロデューサーがグースに関するサプライズを示唆していましたが、今回のトレーラーは前回のものよりも、より多くの子供達を紹介しています。

また、パク・ソジュンさん演じるヤン王子の新たなシーンなども含まれています。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」、米Huluでの配信が発表

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」が、7月21日から8月17日までの期間限定で、米Huluで配信される事を公式SNSが発表しました。

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7月21日から8月17日の期間中には最初の3つのエピソードが配信され、残りの3つのエピソードに関しては今のところ不明です。

先日はドラマ「ミズ・マーベル」が米ABCで配信される事も発表され、ディズニープラス独占として開発されてきたこれらの作品がディズニープラス以外でも視聴できる機会が今後さらに増える可能性を予感させています。

「シークレット・インベージョン」と「ミズ・マーベル」はMCUドラマの中で最も(米国内での)視聴者数が少ない作品と見られており、外部機関調べによると、「シークレット・インベージョン」は約99万人、「ミズ・マーベル」は約78万人とされています。

ディズニーは他のプラットフォームに独占作品をリリースする事で、財務状況の改善が達成されていく事を期待しているようです。

なお、日本のHuluで配信されるかどうかは不明です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信中です。

映画「ザ・マーベルズ」、グースに関するサプライズがあると言う

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるメアリー・リバノスさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、本作ではグースに関するサプライズが用意されている事を明かしました。

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映画「キャプテン・マーベル」で紹介されたグースは、地球の猫にそっくりな愛らしい姿の超危険な宇宙生物フラーケン。戦闘民族のクリー人達でさえ警戒するこのグースに関してリバノスさんは「グースは自身の個性を持っています。彼女はサプライズに満ちており、この物語の中で確かに多くのことが待ち受けているでしょう。」と明かしました。

コミックのグース(コミック名はチューイ)は猫とは異なる性質として、エイリアンらしく卵による増殖が描かれています。「ザ・マーベルズ」の予告でも多くの子猫の姿が含まれており、より多くのフラーケンが物語に参加すると見られています。

©MARVEL

リバノスさんは「子猫がいるとスタッフは大喜びでした。」と述べ、「猫のシーンが増えるとまるでクリスマスのようでした。みんなそれぞれにお気に入りの子猫がいたようです。」と撮影当時を振り返りました。

なお、主人公キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースを演じるブリー・ラーソンさんは重度の猫アレルギーであり、以前のインタビューでも「私はまだアレルギー体質なの。変わるといいんですけど。でもそうなるまでは、CGIの予算の多くは私と猫に使われる事になります。」と「キャプテン・マーベル」撮影当時から体質が変わっていないとし、今回も共演シーンはCGによる合成となるようです。ラーソンさんは複雑なスタントや手の込んだ戦闘シーンよりも猫が怖いとも語っています。

予告でも相変わらずの脅威の戦闘力を見せているグースですが、その活躍に期待となっています。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:Goose the flerken returns in The Marvels: ‘She is full of surprises’

映画「アントマン3」、キャスリン・ニュートンさんが「ホークアイ」ケイト・ビショップ役のテストを受けていた事が判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」で主人公スコット・ラングの娘キャシーを演じたキャスリン・ニュートンさんが、ドラマ「ホークアイ」のケイト・ビショップ役のオーディションを受けていた事が判明しました。

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ディズニープラスで配信中のドキュメンタリ「マーベル・スタジオ・アッセンブル:アントマン&ワスプ:クアントマニアの裏側」では、番組の中盤でキャスリン・ニュートンさんの話題となり、ペイトン・リード監督が彼女のエピソードを紹介する中で、ジェレミー・レナーさんとのスクリーンテスト映像が公開されています。

二人はニック・フューリーに関するやり取りをしており、キャスリン・ニュートンさんが「ホークアイ」のケイト・ビショップ役オーディションの最終候補の一人となっていたことが伺える内容になっています。

監督はニュートンさんの起用に関して、キャシーに必要なすべてを持っていたと賞賛しました。

最終的にケイト・ビショップ役を射止めたのはヘイリー・スタインフェルドさんとなりましたが、ケイト・ビショップとキャシー・ラングがコミックでのヤングアベンジャーズである事を考えると、MCUでも将来的に二人が共演する姿が見られるかもしれません。

「マーベル・スタジオ・アッセンブル:アントマン&ワスプ:クアントマニアの裏側」はディズニープラスで配信中です。

予定から一ヶ月遅れで映画「アントマン3」のマーベル・スタジオ・アッセンブルが配信開始

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の制作舞台裏を描くドキュメンタリ番組、「マーベル・スタジオ・アッセンブル:アントマン&ワスプ:クアントマニアの裏側」が、ディズニープラスで配信開始されました。

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アメリカでは6月16日に配信予定だった本作ですが、ジョナサン・メジャースさんの事件を受けて予告なく延期、配信未定となっていましたが突如(日米同時)配信される事となりました。

海外メディア The Direct では今回のディズニーの決定に関して、ディズニー及びマーベルがメジャースさんによる征服者カーンのプロジェクトを現時点で破棄せず、継続する方向に決めたようだと報じています。

ただし、メジャースさんの番組内での扱いは極めて少なく、MCUに参加する事にあたってのコメントや衣装についてのコメントに留まっており、映画公開当時によく見られたような共演者や制作陣からのメジャースさんの演技への称賛などは含まれていません。

裁判に関する最新情報によると、8月にも判決が下ると報じられています。

「マーベル・スタジオ・アッセンブル:アントマン&ワスプ:クアントマニアの裏側」はディズニープラスで配信中です。

映画「ザ・マーベルズ」新スティル公開、キャロルの新衣装や気になる「シークレット・インベージョン」のエンディング

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」の新たなスティル写真が公開されました。海外メディア Entertainment Weekly の特集記事の中で判明した新たな写真の中には、いくつかの気になる部分が存在しています。

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今回その中から取り上げるのは2点の写真。まずはキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースの衣装がよく見える写真。

from Entertainment Weekly ©MARVEL,Disney

これまでのおなじみの赤と青のカラーリングがどういうわけかその鮮やかさを失っています。映画「キャプテン・マーベル」でキャロルが着用していたクリーのスターフォースの制服は、手元の腕輪でカラーリングを変更する機能が劇中で紹介されていましたが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではその腕輪は失われており、「ザ・マーベルズ」の予告でも見られていません。

この衣装の色合いの変更はキャプテン・マーベルのパワーの喪失を意味しているのでしょうか?

そしてもう一点がこちら。背景はぼやけていてはっきりとはしませんが、スクラル人らしき人影が多数写っています。

from Entertainment Weekly ©MARVEL,Disney

スクラルといえば現在ディズニープラスで配信中の「シークレット・インベージョン」にて「フューリーとキャプテン・マーベルが約束を守らなかった」事が原因で敵対関係になっていることが描かれています。

映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でS.A.B.E.R.が紹介された時(当時は名称不明の宇宙船)はそのクルーとして多くのスクラルが描かれていましたが、「ザ・マーベルズ」の予告の宇宙船内のクルーは地球人の姿で描かれていました。

「シークレット・インベージョン」は記事執筆時点で2話を残している状態ですが、この侵略戦争は完全に終結しスクラルは再び地球に力を貸してくれるのか、それともフューリー&キャプテン・マーベル派とグラヴィク率いるレジスタンス派にスクラルが大きく分かれて今後しばらく続いていくのか、その結末に注目となりそうです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年7月19日16時 より配信予定、映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:Power trio: Get an exclusive behind-the-scenes look at The Marvels

映画「ザ・マーベルズ」、ゾウイ・アシュトンさん出演の決め手は婚約者トム・ヒドルストンさんのアドバイス

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」でヴィランのクリー将軍、ダー=ベンを演じるゾウイ・アシュトンさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、トム・ヒドルストンさんからのアドバイスが出演の決め手になっていた事を明かしました。

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以前のインタビューでも出演が決まった当時の事を語っていたアシュトンさんですが、そこに至るまでにはMCUでロキを演じるトム・ヒドルストンさんの支えがあったようです。

アシュトンさんは「10年以上このフランチャイズに参加してきた彼の経験から、『衣装を着たままトイレに行くのに十分なジッパーがある』とのとても良いアドバイスがありました」と冗談の前置きをしつつ、トム・ヒドルストンさんの言葉には本当に力づけられたと言います。

「私たちの会話から得られた主な教訓の 1 つは、『マーベルに注ぎ込んだものは返ってくる』ということでした。彼は、『もし君が寛容な心と素晴らしい労働倫理を持ってこれに取り組み、ファンに素晴らしい経験を提供したいと思っているのであれば、それらのセットで素晴らしい経験ができるよ』と言いました。彼はそうやって、本当に私に力を与えてくれました。」

そうやって「ザ・マーベルズ」への参加を決めたアシュトンさんは、役作りにあたって監督と次のようなやり取りがあったと明かしています。

「ワークアウトして体を強くするのがどれだけ好きか話していたら、『何をするにしても、初日に鉛筆みたいな格好で来ないでね!』って言われたんです。このような映画でカメラに映るには、ある種の美的な見せ方をするしかないと思っていたパフォーマーとして、それはすごく自由なことでした。ニア(監督)のエンパワーメント、そしてスタント・チームのエンパワーメントによって、精神的な姿勢、敏捷性、そして強さが重要なのだと知ることができ、人生が変わりました。」

ゾウイ・アシュトンさんとトム・ヒドルストンさんの間には子供が生まれたばかりで、MCUが今後また10年、20年と続いた際には親子共演も期待される所ですが、しかし、その前に夫婦の共演があるかどうかについてはあまり期待出来ないかもしれません。

ゾウイ・アシュトンさんが演じるダー=ベンは長いコミックの歴史の中で僅か3回しか登場していないマイナーなキャラクターで、1991年のコミック「Silver Surfer (Vol. 3) #53」で登場し、1992年の「Avengers #345」で死亡、その短い出番を終えています。

しかしマイナーなキャラクターというのは逆に都合の良いことでもあり、コミックとMCUでは既に性別が変えられているなどの大きな変更が加えられている事から、キャラクターの背景や結末が原作とは異なる可能性も高いのではないかと見られています。

二人がスクリーンを共有するシーンは今後どこかで訪れるのか、注目となっています。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:Power trio: Get an exclusive behind-the-scenes look at The Marvels

ドラマ「シークレット・インベージョン」、リットソン大統領が「キャプテン・アメリカ4」の次期大統領について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」でアメリカ大統領のリットソンを演じているダーモット・マルロニーさんが、海外メディア ComicBookMovie とのインタビューで、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」でハリソン・フォードさん演じる次期大統領について言及しました。

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マルロニーさんは大統領の人気が終わってしまう事について「それは悪いニュースだ!」と笑いを交えながら「誰の意向かは分かりませんが、これ以上は望めません。『シークレット・インベージョン』に出演できて、とても充実しているし、感激しています。リットソンが生き残るのか、生き続けるのか、ストーリーが続くのか、そんなことは全く考えていません。」と先のことについては知らないと明かしました。

そして「もし次の選挙で負けなければならなくて、それがハリソン・フォードでなければならないのなら、それはそれで公平だと思います。それでいい(笑)。二期目はないみたいだけど・・・副大統領になってもいいよ!ハリソン・フォード大統領のもとで副大統領を務めることができると思います。」と将来の可能性について言及しました。

リットソン大統領は4話のラストでグラヴィク達スクラル人レジスタンスからの襲撃を受け、タロスとフューリーによってなんとか車へと運び込まれた所で終わっています。過去のエピソードで強い衝撃や痛みを受けた際にスクラルの擬態が解けていた事を考えると、気絶していた大統領は地球人である可能性が高いようです。

残り2話でリットソン大統領はどのような結末を迎え、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」でハリソン・フォードさん演じるサディアス・ロスへと繋がっていくのか注目となっています。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2023年7月19日16時 より配信予定です。

ソース:SECRET INVASION Star Dermot Mulroney On Being Replaced As MCU’s President By Harrison Ford (Exclusive)

映画「ガーディアンズ3」、ジェームズ・ガン監督は削除されたエンディングは”正史”だと考えている

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」の削除されたエンディングシーンの一部が先日公開されましたが、本作のジェームズ・ガン監督はこの部分の脚本を「正史」であると考えている事を明らかにしました。

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Blu-rayの特典映像にもなっているこのシーンについて、ジェームズ・ガン監督は自身の Threads にて、「正史だと考えています。動物たちを救うときにドラックスが彼を救うのを見ることができるのは間違いなく正史です。」と投稿。

 
Post by @jamesgunn
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マーベル・スタジオや次の監督がハイ・エボリューショナリーの身柄をどう扱うかは分からないとしつつも、以前にVFXアーティストが明かしていたように、爆発する船に置き去りにされたわけではなく救助されている事は間違いなく正史であると指摘しました。

通常、削除されたシーンが正史と見なされるケースはありません。これはMCUに限らず映画一般的な事ですが、劇場で公開されたものだけが全てであり、その後、デジタルディスクの特典やオンラインで公開された映像は単なるオマケとするのが一般的です。

そうしなければ余計な混乱を来しますし、何よりすべての削除シーンについて正史か正史でないのかを監督にコメントしてもらう必要性さえ出てきてしまいます。

今回監督も指摘しているように、本編映像にこっそり仕込まれていた救出シーンは間違いなく正史であり、ハイ・エボリューショナリーが生き延びていた事は間違いないと言えるでしょう。

しかしハイ・エボリューショナリーが今後登場するとした時、その物語がノーウェアから再開される保証はなく、時間があいてキルンのような刑務所惑星に移送されたり、脱獄している可能性も十分に考えられます。

ハイ・エボリューショナリーはコミックとは違って地球人ではなくなっているため、ワンダ・マキシモフと中心としたミュータントとの関係もMCU版にはないと考えられており、そもそも再登場する機会自体がさほど多いわけでもなさそうです。

彼の今後については今のところマーベル・スタジオとケヴィン・ファイギ社長に委ねられており、新ガーディアンズの前に立ちはだかるのか、改心して協力体制となるのか、再登場自体がまったく計画されていないか、無限の可能性が広がっています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年7月7日 よりデジタル配信中、Blu-ray、4k UHD、DVDが 2023年8月1日 に米国発売、日本語版は 2023年8月18日。米国でのディズニープラス配信日は 2023年8月2日、日本での配信日は不明です。