コミック「アイアンハート」共同制作者がドラマ化に際して報酬を貰っていないと主張

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」の予告が先日公開されました。これに対してコミックの共同制作者であるマイク・デオダードさんが、SNSを通じてその完成度を称賛しつつ、報酬に対する不満を主張しました。

デオダードさんは原作コミックの1ページが見事に再現されているとして、原作の該当ページと予告の一部を切り抜いて公開。

漫画家として、自分が創作に関わったキャラクターが大画面で命を吹き込まれるのを見ることほど満足感を得られるものはほとんどありません。」と感想を述べました。

その一方で「この瞬間を心から祝福する一方で、苦い思いも抱いています。マーベルはクリエイターたちの力で数十億ドル規模の帝国を築き上げましたが、報酬モデルはその成功に追いついていないのです。」と言います。

デオダートさんは業界内で自身が高給取りのアーティストとしての立場である事を認めつつも、より広範な原則が問われていることを強調しました。「これは私の問題ではなく、原則の問題です。自分が心血を注いだキャラクターが数十億ドル規模の機械のエンジンを動かすのなら、その成功のほんの一部を受け取るのは当然のことです。」

デオダートさんは、多くのクリエイターが共有する感情をさらに明確にし、「クリエイターは何十億ドルも何百万ドルも求めているわけではありません。ただ、少しの敬意、少しの評価、そして貢献に応じた分け前を求めているだけです。これは単なる倫理観ではなく、良いビジネスなのです。」と述べました。

そして最後に「マーベル、あなた方はもっと良いことができるはずです。そして私は心からそう願っています。私たちが愛するキャラクターたちと、彼らに命を吹き込むクリエイターたちのためにも。」と締めています。

マーベル・コミックの場合、ライターやアーティストが創作したストーリーやキャラクターが映画やドラマに登場する際、原作者は通常、継続的なロイヤリティではなく、1回限りの支払いで報酬を受け取ります。

この報酬は一般的に控えめで、5000ドル(現在の為替で言えば約720万円)程度と言われています。日本の場合はさらに少なく、漫画の映画化、ドラマ化は100万から250万の原作使用料とも言われています。

しかしこの報酬は基本的にはマーベルの善意の表れでもあり、日本の出版社と漫画化の関係とは異なって、マーベルは雇用契約に基づいてライターやアーティストを採用しています。そしてその契約の中には、作成されたキャラクター、ロケーション、ストーリーなどの知的財産は生み出したクリエイターではなく、マーベル・コミックが所有する事になります。

ドラゴンボールは鳥山先生のものですし、ジョジョは荒木先生のものであり、集英社のものではありません。しかし、マーベルの場合は、アイアンハートに限らず、デッドプールやドクター・ストレンジなども作家やアーティストに権利はなく全てマーベルのものなのです。

日本とアメリカの漫画と映像化事情を比較するとマーベルはおかしいようにも見えますが、実際はそうでもありません。日本のゲーム業界は基本的にマーベルのやり方を採用しています。

宮本茂氏はマリオやゼルダを生み出し、田尻智氏はポケモンを生み出しましたがそれらのキャラクターやストーリーの権利は全てゲーム会社が所有しています。ゲーム作曲家がいわゆる神曲を作り、Youtubeで何百万回再生され、サントラCDが何万枚うれようと、彼らは印税で暮す事は出来ません。ゲームがドラマや映画、アニメ化されても、彼らは100万円すら貰えないのが実情です。

MCUの大半は何億ドルも売り上げるコンテンツですから、そのアイデアの基礎を作ったクリエイターに対する報酬が不足している現状は打破すべき事案です。デオダードさん以外にも最近ではデッドプール原作者のロブ・ライフェルドさんも不当な扱いを受けたとして、彼の場合はマーベルと決別するという選択をしました。

雇用契約というメカニズムに則っている以上、デオダードさんの主張が受け入れられる事は難しいかもしれませんが、この声を機に多少なりとも改善に繋がっていくのでしょうか。

ドラマ「アイアンハート」は映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」の後日譚として、世界に名を刻むことを決意したリリが故郷シカゴに戻り、テクノロジーと魔法が対決する作品。アイアンスーツを製作するという彼女の独自のアプローチは素晴らしくも、その野望を追求する中で、彼女は謎めいていながらも魅力的なパーカー・ロビンス、通称「ザ・フッド」と出会うことになります。

「アイアンハート」は「ブラックパンサー」シリーズのライアン・クーグラー監督が製作総指揮を担当、脚本は「スノーピアサー」のチナカ・ホッジさんが執筆。

アンソニー・ラモスさんがヴィランのザ・フッド(ザ・フード)を演じる他、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のオールデン・エアエンライクさんがジークを演じるとも。その他、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」からMIT職員役のジム・ラッシュさんが再登場します。

ドラマ「アイアンハート」は 2025年6月24日 より米国でディズニープラスで初回3話配信予定です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、レッドハルクのコミックに近いバージョンが検討されていた

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のジュリアアス・オナ監督が、本作でMCU初登場となったレッドハルクについて、コミックに近いバージョンが検討されていたと明かしました。

制作を振り返った監督は「レッドハルクがコミックのように銃を振り回すシーンがあったのですが、実際の映画にはふさわしくないと思いました。」と述べ、最終的にカットした事を明かしました。

コミックのサディアス・ロスはブルース・バナーと違ってハルク化しても知性と理性を損なわず、彼が優秀な軍人である事も加わって頻繁に銃火器を使用しています。実写版でもこれに取り組んではいたようですが、採用は見送られてしまったようです。

MCUではブルース・バナーが「アベンジャーズ/エンドゲーム」以降、ずっと理性をキープしたスマートハルクのままであり、いとこのジェニファー・ウォルターズがハルク化したシーハルクも原作どおり理性を維持し、敵だったアボミネーション/エミル・ブロンスキーも同様となっていました。

一様に理性的になってしまったMCUのハルクたちに対して、本作のレッドハルクはハルクの原点に戻り、より凶暴でパワフルな存在として描かれました。

これは映画のハイライトでもありましたが、レッドハルクの真髄が披露されたのはほんの数分で、忘れ去られていたハルクの脅威を描くに当たって少し物足りない長さでもありました。

サディアス・ロスは投獄という形で決着し、脚本上は再登場の余地が十分に残されていますが、ハリソン・フォードさんを起用してしまった事で、今後の再登場には多額のギャラという問題がつきまとう事になります。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」での再登場の可能性はありますが、その先も含めてどうなっていくのか注目です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2025年5月28日 より、米ディズニープラスで配信予定です。

映画「サンダーボルツ*」、タスクマスターの脚本変更に俳優がどう反応したのか、監督が明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」は大規模ストライキを経て、脚本を大きく変更して生まれ変わることとなりました。中でもタスクマスター/アントニア・ドレイコフはその影響を大きく受ける事になり、その変更に際して演者であるオルガ・キュリレンコさんがどのような反応をしたのか、監督が明かしました。

※これより先は「サンダーボルツ*」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

ニューヨーク・タイムズとのインタビューの中でジェイク・シュライアー監督はタスクマスターの運命を書き換えた事について次のように語っています。

これは難しい選択でした。多くの人にとって大切なキャラクターなので、軽視したくなかったんです。このアイデアはストライキの後、映画に血の気が欠けていると感じた時に思いつきました。R指定映画ではありませんが、暗殺者として生計を立てる者たちの緊張感ある物語を描こうとすると、その点を何らかの形で表現する必要がありました。

プロの暗殺者でもあるエレーナたちが揃いも揃って誰も任務を全う出来ない状態を改善するために誰かを犠牲にする必要を感じたとのことですが、別のプランも考慮していた事を明かしました。

もちろん、新しいキャラクターを登場させてから消すことも出来ましたが、そうするとタスクマスターにやったような反響や衝撃は生まれなかったでしょう。

以前にはタスクマスターの代わりにU.S.エージェントが殺されるパターンも検討していた事を明かしていましたが、映画のメインキャラの誰でもないパターンも検討されていた事が今回あらためて判明しました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thunderbolts-director-explains-spoiler-death/”]

この脚本変更にオルガ・キュリレンコさんがどのように反応したのかと聞かれた監督は「簡単な事ではありませんでした。スポーツと同じです。俳優はプレイしたいのです。」と指摘し、「オルガは素晴らしい女優で、もちろん難しい話ですが、彼女はまさにプロとして喜んで出演してくれました。本当に感謝しています。」と語りました。

変更前の脚本ではタスクマスターとゴーストの間の友情を描く予定だった事が以前のインタビューで明かされています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thunderbolts-deleted-taskmaster-arc-and-post-credit-scene/”]

「ブラックウィドウ」で登場したMCUオリジナルのタスクマスターであるアントニア・ドレイコフは結局期待に応えるような活躍の場は与えられませんでしたが、ここで退場してしまった事は、コミックのタスクマスターであるトニー・マスターズを登場させやすくなったとも考えられています。

なお、マーベル公式Youtubeでは「サンダーボルツ*」のトラウマシーンの舞台裏映像が公開されています。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わってメルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」あるいは「ニュー・アベンジャーズ」は 2025年5月2日 より劇場公開中です。

ソース:NYTimes

映画「サンダーボルツ*」、3週目で首位陥落、世界興収は3億ドルを突破、没になったPCSも判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」が劇場公開から3週間目の週末を終えて、アメリカ市場の1位をキープ出来なかった事が明らかとなりました。しかし、世界興行収入は3億ドルを突破したことも併せて報じられています。

先週末に全米1位を獲得したのは14年振りの新作となった映画「ファイナル・デスティネーション:ブラッドラインズ」で5100万ドルを稼いだとの事。「サンダーボルツ*」はこれに敗れ、全米2位という結果になりました。

「サンダーボルツ*」はこれで全世界で3.25億ドルとなり、レビューも全体的に好評となっていますが、興行収入だけを見れば「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の3週目よりも悪い数字となっています。

ファンの作品への評価は「サンダーボルツ*」に軍配が上がっているものの、口コミの勢いなどは興行収入に大きく影響しなかった事に。

「ブレイブ・ニュー・ワールド」よりも「サンダーボルツ*」のほうが1億ドル以上制作費が安いとされている事は良い点ですが、マーベル・スタジオが利益を上げるにはまだ足りていないとも報じられています。

ジェイク・シュライアー監督は最近のインタビューで冒頭でエレーナが助けたモルモットがポストクレジットシーンに登場予定だった事を告白。詳細は語られませんでしたが、エレーナが現場から持ち去ったモルモットは元気でいる事が示される予定だったようです。しかし映画の公開直前にポストクレジットシーンは急遽撮り直しとなり、ニューアベンジャーズを映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」へ繋げるための準備となるシーンに変更されました。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わってメルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」あるいは「ニュー・アベンジャーズ」は 2025年5月2日 より劇場公開中です。

ドラマ「アイアンハート」の予告が低評価攻撃に苦しむ

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」の公式トレーラーが先日公開されました。映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」から続く物語として、リリ・ウィリアムズを主人公にその後が描かれる本作ですが、Youtube ではユーザーの低評価が高評価を上回る数になっています。

記事執筆時点では 636万回の再生回数にたいして高評価が16万件、低評価が26万件となっています。

コメント欄も賛否両論で、リリのスーツのデザインからBGMになっているラップミュージックに至るまであらゆる点で批判されています。

中には公開が延期され続けられてきた事への不満か、「3年前に撮影されたのに、ようやく公開だなんて信じられない」とのコメントも。

また、総じて目立つのが予告内でリリが「アイコニック(象徴的)なものを作りたい」と言っているにも関わらず、結局はトニー・スタークが作ったものを作り直しているに過ぎないとの指摘。加えてリリが他のキャラクターのセリフで「天才」である事を繰り返し強調される事を嫌うコメントも見受けられます。

リリがトニー・スタークを越えられるかという作品に対する疑問には「期待を低く保って失望しないように備える」ともコメントされています。

これらの低評価の大半は若い黒人女性主人公に対する批判や、人種的に多様な俳優、LGBTQIA+の俳優などに対する差別的な意思のあらわれではないかと海外メディアは指摘しています。

日本語版のトレーラーでも高評価1500に対して低評価6000と比率的にはグローバル版よりも酷い状況になっており、作品に対する不安を抱えているファンが多いようです。

「アガサ・オール・アロング」のように公開前の不安を払拭出来る作品になっているのか注目です。

ドラマ「アイアンハート」は映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」の後日譚として、世界に名を刻むことを決意したリリが故郷シカゴに戻り、テクノロジーと魔法が対決する作品。アイアンスーツを製作するという彼女の独自のアプローチは素晴らしくも、その野望を追求する中で、彼女は謎めいていながらも魅力的なパーカー・ロビンス、通称「ザ・フッド」と出会うことになります。

「アイアンハート」は「ブラックパンサー」シリーズのライアン・クーグラー監督が製作総指揮を担当、脚本は「スノーピアサー」のチナカ・ホッジさんが執筆。

アンソニー・ラモスさんがヴィランのザ・フッド(ザ・フード)を演じる他、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のオールデン・エアエンライクさんがジークを演じるとも。その他、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」からMIT職員役のジム・ラッシュさんが再登場します。

ドラマ「アイアンハート」は 2025年6月24日 より米国でディズニープラスで初回3話配信予定です。

ドラマ「アイアンハート」の見どころは「ストリートと魔法の融合」、プロデューサーが異色の組み合わせについて語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」のプロデューサーを務める「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督が、本作がこれまでのMCUドラマとはかなり異なると語っています。

ライアン・クーグラーさんは「リリは間違いなく、『デアデビル』のようなストリートレベルのドラマと対比される存在です」とし、「ヒーローもヴィランも、それぞれの持ち場でどうにかしようと奮闘するキャラクターたちです。そこに、ドクター・ストレンジやワンダヴィジョンに出てきそうな、神秘的なマーベルのキャラクターたちが加わるんです。ストリートレベルの魔法のようなマーベルの融合は、かなりクレイジーな組み合わせです。」と見どころを語りました。

本作のヴィランとされるザ・フッド(ザ・フード)はコミックでは悪魔から盗んだ魔法のアイテムを駆使するキャラで、メフィストがこのドラマに登場するのではないかとも噂されています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」の後日譚となるドラマ「アイアンハート」では、世界に名を刻むことを決意したリリが故郷シカゴに戻り、テクノロジーと魔法が対決する作品。アイアンスーツを製作するという彼女の独自のアプローチは素晴らしくも、その野望を追求する中で、彼女は謎めいていながらも魅力的なパーカー・ロビンス、通称「ザ・フッド」と出会うことになります。

「アイアンハート」は「ブラックパンサー」シリーズのライアン・クーグラー監督が製作総指揮を担当、脚本は「スノーピアサー」のチナカ・ホッジさんが執筆。

アンソニー・ラモスさんがヴィランのザ・フッド(ザ・フード)を演じる他、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のオールデン・エアエンライクさんがジークを演じるとも。その他、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」からMIT職員役のジム・ラッシュさんが再登場します。

ドラマ「アイアンハート」は 2025年6月24日 より米国でディズニープラスで初回3話配信予定です。

ソース:CBM

「アイアンハート」、「ワンダーマン」のシーズン2は様子見、スタジオ幹部がドラマ事業再編に言及

マーベル・スタジオのストリーミング、テレビ、アニメーション部門責任者を務めるブラッド・ウィンダーバウムさんが、昨夜予告が公開されたばかり「アイアンハート」のシーズン2や、「ヴィジョン」の次の作品から始まるとされる事業再編について語りました。

海外メディア THR のレポートによると、「アイアンハート」は全6話で、「ワンダーマン」は1話30分の全8話構成。これらの番組のシーズン2については「様子見」の姿勢を見せていると言います。

ディズニーとマーベル・スタジオは現在撮影中とされるドラマ「ヴィジョン」を最後にして、その次の作品からは映画に登場したメインキャラクターのドラマへの投入を避ける事、そして複数シーズン制を念頭に置いた開発をしていくと以前に報じられていました。

「アイアンハート」と「ワンダーマン」はこの事業再編計画よりも前に開発がスタートした作品であり、現時点でこの2作品は対象外となっているようです。この再編計画についてウィンダーバウムさんは次のように語りました。

有名キャラクターを起用したドラマの場合、シーズン2の制作は本当に大変でした。ドラマの利益率は低いですからね。

この発言は「ホークアイ」シーズン2からジェレミー・レナーさんが降板したという報道をフォローしているようでもありますが、MCUドラマにおいて映画スターの続投は大きなネックとなっていたのでしょうか。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-hawkeye-s2-surprising-offer-reason-rumor/”]

しかしながら映画のキャラクターがドラマに全く登場しないというわけではないようで、MCUらしいカメオ出演は常に起こり得る事を明確にしました。

将来を見据えると、アベンジャーズの大物キャラクターは登場しなくなるのでしょうか?いいえ。彼らはドラマのメインキャラクターではないかもしれませんが、それでも登場することはあります。

MCU全体のストーリーを知らなくても、これらのドラマを単独で見ることはできるはずです。しかし、もし映画とドラマがつながっていないなら、MCUをMCUたらしめているものを断ち切ることになります。

ドラマはドラマ単体で楽しめる設計にしつつも、これまで同様にMCUらしい繋がりを維持するというバランスの難しさに挑戦していく事になるようです。

これらの事業再編計画がどのような形になってファンの前に出てくるかはまだ不明な点も多いですが、この影響を大きく受けると予想される若手世代のアベンジャーズのプロジェクトとなる「チャンピオンズ」あるいは「ヤング・アベンジャーズ」とされるドラマがどうなっていくのか注目です。

ソース:Krysten Ritter Joins ‘Daredevil: Born Again’ Season 2, Reprising Jessica Jones

ドラマ「アイアンハート」のトレーラーが公開、ヴィランもチラ見せ

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」の予告映像が予告どおり公開されました。映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」以来の再登場となるリリ・ウィリアムズを主人公として、アイアンハートとしての物語を描いていくドラマとなっています。

「ワカンダ・フォーエバー」の撮影に入る前に、アイアンマン/トニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrさんからエールを貰ったと、2年前のインタビューで明かしていたドミニク・ソーンさん。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-black-panther-2-iron-heart-rdj/”]

また、RDJさんとの初対面について、最近の Empire とのインタビューで明かしています。

「RDJとお話ししたのは、ドラマの撮影を終えた直後でした。私が歩んでいる道のりに、とても温かい言葉をかけてくださいました。彼がどれだけ嬉しく感じているか、そして私を応援してくれているかを。私は両手の親指を立てました。自分がアイアンマンを困らせていないとわかって、本当にほっとしたんです。」

コミックとは異なってアイアンマンとアイアンハートは師弟関係にはないですが、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」で顔を合わせることになるのかも注目です。

「アイアンハート」は「ブラックパンサー」シリーズのライアン・クーグラー監督が製作総指揮を担当、脚本は「スノーピアサー」のチナカ・ホッジさんが執筆。

アンソニー・ラモスさんがヴィランのザ・フッド(ザ・フード)を演じる他、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のオールデン・エアエンライクさんがジークを演じるとも。その他、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」からMIT職員役のジム・ラッシュさんが再登場します。

ドラマ「アイアンハート」は 2025年6月24日 より米国でディズニープラスで初回3話配信予定です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、5月28日に米ディズニープラス配信へ

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」が 2025年5月28日よりディズニープラスで配信される事が公式アナウンスより判明しました。

日本でのアナウンスは記事執筆時点でありませんが、過去のMCU映画を振り返るに、同日配信となる事が予想されます。

アメリカでは昨日からBlu-rayなどの発売が始まっており、2月14日の劇場公開から103日経過後となる5月28日のディズニープラス配信となります。

ブラックウィドウ:0日 (プレミアアクセス)
シャン・チー/テン・リングスの伝説:70日
エターナルズ:68日
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス:47日
ソー:ラブ&サンダー:62日
ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー:82日
アントマン&ワスプ:クアントマニア:89日
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3:89日
マーベルズ:89日
デッドプール&ウルヴァリン:109日
キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド:103日

大ヒットした「デッドプール&ウルヴァリン」を除いて90日以内にディズニープラスで配信されてきたMCU映画ですが、映画やドラマの制作に関する新戦略と共に、配信スケジュールに関しても変化の兆しが見えてきているようです。

本作は Rotten Tomatoes で批評家レビューが48%に対して一般レビューは78%となっており、大多数の観客は楽しめたようですが、大幅な再撮影の費用などがかさんで収支的には厳しい結果となったと報じられています。

今後のMCUへの伏線と見られるポイントも散見されており、映画館に行けなかった方は今月末のディズニープラスで要チェックです。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2025年5月28日、米ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「アイアンハート」のトレーラーが今日明日公開へ、予告の予告動画が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」のトレーラーが明日公開になると、公式が予告しました。マーベルはドラマの予告の予告動画となる「Legacy of Riri Williams」を公開、エグゼクティブプロデューサーを務める「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督がインタビューで興奮を伝えています。

新映像満載の今回の動画ではコミックのアイアンハート/リリ・ウィリアムズに触れつつ、クーグラーEPは「2016年にコミックが発売された時、業界中に話題が広がりました。大興奮したのを覚えています。」とコメント。それまではX-MENの大ファンだったとも語り、先日報道されたMCUの「X-MEN」の噂にタイミングよく触れる形となりました。

同じくエグゼクティブプロデューサーを務めるマーベル・テレビジョンのブラッド・ウィンダーバウムさんは「これはアイアンマンの地位を継ぐ物語ではありません。むしろその逆です。」とし、もう一人のエグゼクティブプロデューサーを務めるゾーイ・ナーゲルハウトさんは「彼女が自分自身を証明し、彼女自身の伝説を達成する物語です。」と説明しました。

クーグラーEPは「アイアンハートに興奮しています。人々がとても愛するこの物語をお届けする機会を得られた事を本当に光栄に思っています。」とコメントし、動画の最後に「TRAILER TOMORROW」と表示して、トレーラーが明日公開になる事を予告しました。

時差を考慮すると日本の今日の正午ごろから夕方には向こうで0時を過ぎる事になるため、日本時間の今日から明日にかけてのどこかで公式トレーラーが公開される事になりそうです。

ドラマ「アイアンハート」は 2025年6月24日 に米ディズニープラスで配信予定です。