そんなの分からない!映画「ドクター・ストレンジ2」、ガルガントスの目玉はエリザベス・オルセンさんのものだった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のオーディオコメンタリーの中で、本作の共同製作総指揮を担当したリッチ・パーマーさんが、ガルガントスの目玉はエリザベス・オルセンさんのものである事を明かしました。

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コメンタリの中でパーマーさんはガルガントスの目玉は実際にエリザベス・オルセンさんの目をスキャンして作成したと明かしました。これはガルガントスがスカーレット・ウィッチに召喚されていた事を暗示する理に適ったデザインでしたが、これに気づいていたファンがどれぐらいいたかは気になる所です。

ガルガントスはコミックのシュマゴラスと同じデザインをしていますが、シュマゴラスという名前の権利を他社が取得しているため、マーベルコミックに登場する別のタコ型モンスター「ガルガントス」の名を拝借して制作されました。

シュマゴラスはサノスに匹敵する、あるいは凌駕するようなキャラクターですが、映画に登場したガルガントスは強い使い魔といったようなポジションで終わりました。今後のMCUで真のシュマゴラスが登場するチャンスはあるのでしょうか?

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中、レンタル配信は7月6日からスタート、Blu-ray、4k UHD は8月5日発売です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、彫刻家がワンダゴアの舞台裏を公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の制作に参加した彫刻家のジョニー・ムーアさんが、イルミナティの玄関前に飾られていたスプリーム・ストレンジやワンダゴアのスカーレット・ウィッチ、ウィッカンの彫像の舞台裏をInstagramにて公開しました。

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本作に登場するこれらの彫像はCGではなく、実際に制作されています。ムーアさんは「ドクター・ストレンジ役のカンバーバッチの大きな彫像は、コロナのロックダウンの合間に完成しました。マントはGavin Fulcher と christianne barbknecht の協力で浮いています。」とスプリーム・ストレンジの像を紹介しています。

足の指まで精巧に作られたワンダの像。

ジュリアン・ヒリアードさん演じるビリー・マキシモフ。コミックのウィッカン(ウィリアム・カプラン)と同様の衣装であり、母ワンダのように現実改変を行える所から、MCU版でもビリーがコミックと同じように転生してウィッカンになるか、あるいはそのまま大人になってスカーレット・ウィッチとして覚醒する事がワンダゴアの壁画で予言されているという事でしょうか?

ジュリアン・ヒリアードさんは先日のインタビューにて「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」や「エンパイア」といったコミックシリーズの実写化に挑戦したいと明かしています。

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映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のコンセプトアートからより凶悪な姿のワンダが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の新たなコンセプトアートが公開されました。このアートはアーティストのアレクサンダー・マンドラジエフさんが自身のInstagramにて公開したもので、Earth-838のワンダの精神世界を描いています。

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マンドラジエフさんは「この瞬間は描写するのに強烈でした。私が探していたのは、悪夢がループしているような、夢のような質感でした。」と添えていくつかの画像を投稿。

実写では838のワンダが少女バージョンに置き換えられ、精神世界である事を分かりやすくするためか真っ白な背景へと変更されていました。また、アートの瓦礫の後ろにはより凶悪な外見をしたワンダが描かれています。

©MARVEL,Disney

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、ワンダとイルミナティの削除された脚本が明らかに

現在公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で、アース838に登場したワンダとイルミナティについて公開バージョンに含まれていなかった脚本があると、海外メディア Movie Scope が報じました。その内容はかなりダークなものであったと伝えています。

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記事によると、その脚本はイルミナティをヴィランとして位置づけるためのもので、アース838での出来事をもう少し描いていたと言います。

アース838のスプリーム・ストレンジがダークホールドを手にした時、「ワンダヴィジョン」のアガサと同じくスカーレットウィッチに関する予言に出くわしました。スプリーム・ストレンジはその発見をイルミナティに伝え、彼らは予言を防ぐために838のワンダにロボトミー的処置を施す結論に至りました。これは外科的手術ではなく、チャールズ・エグゼビアによって行われ、ワンダの能力へのアクセスを除去し、「家庭的なワンダ」というバリアントを生み出すことを意図していたと言います。このためにワンダの父マグニートーに相談するシーンが含まれていたとも伝えています。

最終的にこのシーンは、メインストーリーから逸脱しすぎていたことと、イルミナティのようなヒーローを悪役にするというコンセプトが必ずしもスクリーン上でうまく機能しなかったため、カットされたとの事。

この幻の脚本の流れはコミックの「ハウス・オブ・M」の流れに通づるところもあり、コミックの場合は脳の処理ではなく殺処分するかどうかでアベンジャーズとX-MENが揉めました。

公開バージョンでは終始スカーレットウィッチ(アース616)を甘く見ていたイルミナティで、対峙した際はあっさりやられるというピエロっぷりでしたが、こういった脚本で一度対処しているという油断があったのなら劇中での態度にも納得が行くようにも思えます。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:The Deleted Origin Story of Wanda-838 (Exclusive)

映画「ドクター・ストレンジ2」プレスツアー中にエリザベス・オルセンさんが嘘発見器にかけられていた動画が話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の公開前に行われたプレスツアーの最中に、本作の秘密を探るためにスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じるエリザベス・オルセンが嘘発見器に掛けられていた動画が公開され話題になっています。

※これより先は「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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ツアーの最中に行われていた海外メディア VanityFair とのインタビューの中で、オルセンさんは嘘発見器にかけられた状態で秘密のカメオに対する質問を受けました。(10分39秒~)

本作でミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズを演じていたジョン・クラシンスキーさんの写真を見せられ、「この男は生きている中で最も賢い男だと思いますか?」と質問されたオルセンさんは、「いいえ!(笑)でも、彼のことは知りません。でも、彼が生きている中で最も賢い人だとは思いません。」と回答。

続いて以下のようなやり取りを展開しています。

VF:「あなたは彼を全く知らないのですか?」
E.O:「そういう意味じゃないけど、いいえ、会ったことはありません。」
VF:「同じ映画に出演していました」
E.O:「彼に会ったことはありません」

そして、機械を担当しているスペシャリストが「嘘は言っていない」と判断し、オルセンさんは「彼の妻(エミリー・ブラントさん)には会ったことはあるわ」と付け加えました。

嘘発見器の精度は100%ではありませんし、過去の作品では俳優さんが相手が誰か知らないまま一人芝居をして後から合成するという手法で作られた事もあるため、実際に会わずに撮影された可能性も考えられますが、映画公開前にネタバレを防いでいたのは事実なようです。

エリザベス・オルセンさんから真実を聞き出すことは難しそうですが、「ワンダヴィジョン」のスピンオフドラマ「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」にも出演予定がないとし、ワンダを再演したいとしつつも次の計画がない事を明かしています。

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映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、なぜワンダはあんな事になってしまったか

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が公開され約一週間、今回の記事ではワンダのこれまでを振り返りながら、本作でのワンダについて追求していきます。

※これより先は「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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なぜ闇落ちしたのか

ワンダが闇落ちした理由について、「子どもたちを失ったから」と考えるのは早計です。もちろんそれは要因の一つではあるのですが、ドラマ「ワンダヴィジョン」を見た方ならわかる通り、実際は失ったのではなく自ら手放したのです。「ワンダヴィジョン」の流れについて振り返ってみましょう。

「ワンダヴィジョン」においてワンダはヴィジョンを失った喪失感から二人で暮らす予定だった家のあるウェストビューをヘックスで取り囲み、住人と作り出したヴィジョンに自らの理想の生活を強いていました。その偽りの生活の中で、ワンダはビリーとトミーの二人の息子を出産。しかしワンダの力を狙う魔女アガサ・ハークネスの介入により、その幻の生活は瓦解したのです。スカーレットウィッチとして覚醒したワンダはカオスマジックでアガサを圧倒し、最終的には家族が消える事を理解しながら自らの意思で街をヘックスから解放し、双子の息子たちと「何より愛する存在」だったヴィジョンとの別れを告げたのでした。

しかし、「ワンダヴィジョン」のポストクレジットシーンではアガサの持っていた魔導書ダークホールドを開いて、トミーとビリーの「ママ、助けて!」と呼ぶ声を聞いて終わります。「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では何に対して助けを呼んでいたのかは示されませんでした。アース838のビリーとトミーではなかったのかもしれませんし、映画のラストで自分が838のワンダと対面したシーンを予見していた上で今回の事をしでかしたという狂った伏線だったのかもしれません。

つまり、「ワンダヴィジョン」のエンディングのあと、ポストクレジットシーンの時点ですでに闇落ちが始まっていました。この2つのシーンの間でどの程度の時間が経っているかは不明ですが、その引き金はやはりダークホールドだと考えられます。

ダークホールドとは

コミックのダークホールドは邪神クトーンの書き遺した魔道書で、読んだ人間を堕落させる力がある危険なもの。邪神がその力を地上に遺し使えるようにするため、自ら書き記した書、もしくはその書の断片を可能な限り集め、再編集した書の事を指しています。ひとつのユニバースに一冊というわけではなく写本も存在しています。
人が知るべきでない禁断の知識や呪文が書いてあるとされ、この本を読んだ人間は、特別な人を除き、堕落したり、魔物になってしまう事すらある恐ろしい書物です。
現状ではダークホールドを使ったドクター・ドゥームに対抗するため、やむを得ずアイアンマン、スパイダーマン、ブラックボルト、ワスプ、ブレイドがダークホールドを読んで対抗しましたが、各人にとって地獄のような世界に堕落してしまいました。最後にスカーレットウィッチがダークホールドと一体化し、邪神クトーンを吸収。現在はスカーレットウィッチ自身が真のダークホールドになっています。

MCUのダークホールドも起源は同じで邪神クトーンによるものである事が劇中で説明されました。禁断の魔術が載っていることや、読んだものが闇に堕ちるという説明もありました。しかしダークホールドはまだ2度目の登場であり、「読んだものが闇に堕ちる」というのがどういう事なのか全く描かれていません。MCUでダークホールドを読んだ人間はアガサ・ハークネス、ワンダ・マキシモフ、シニスター・ストレンジそして最後にドクター・ストレンジです。

それではアガサは闇落ちしていたのでしょうか?彼女は「ワンダヴィジョン」において比較的に論理に基づいて行動しており、劇中では犬のスパーキー以外の殺生はありませんでした。アガサはコミックでいう所の「特別な人間」で影響を受けていないのかもしれません。

©MARVEL,Disney

シニスター・ストレンジはかなり堕落しています。クリスティーンを求めて、何人ものドクター・ストレンジを殺してきたとも明かしました。しかしダークホールドにどのくらいの期間関与してきたかは分かりません。更に言うのであれば、「ロキ」では様々な異なる変異体が描かれており、ドクター・ストレンジとシニスター・ストレンジの違いがダークホールドによるものか、変異体としてもともと性格が異なっていたのか、スクリーン上の情報だけでは判断出来ません。

©MARVEL,Disney

ワンダは言わずもがな堕ちていますが、期間的には2023年後半の時系列の「ワンダヴィジョン」から2024年クリスマスの「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のあとの話である事を考えると1年余りといった所でしょうか。この間に「ヴィジョンと息子たちを手放しても街を救う」と決意したワンダから、「誰を傷つけようとも息子たちを手に入れる」と気持ちを変えてしまっています。

©MARVEL,Disney

ドクター・ストレンジはダークホールドに触れた期間が4人の中でもっとも短く、その変化は今の所計り知れません。すでに魔物化が進行しているかもしれませんし、アガサのように特に影響がないのかもしれません。第3の目は二人のストレンジだけに見られるもので女性陣には見られず、ダークホールドの影響かどうかは不明です。コミックのストレンジにも第3の目がありますが、それはダークホールドのせいではなくアガモットの眼のせいです。ちなみに、女性陣の共通点として指が黒く変色しているというものがありますが、二人のストレンジには指の変色がなく、これらもダークホールドの影響かどうか分かりません。

なお、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でダークホールドは処分された事になっていますが、今後クトーンが出てくるような事があればまたいくつでも生み出される事はありえます。焼けてしまったヴィシャンティの書(なぜか全マルチバースで一冊のようでしたが)も、ヴィシャンティがいれば量産出来うるもので、コミックではアストラル体として出てくる事もあるのでこちらも復元可能だと考えられます。ヴィシャンティとはエルダーゴッドのオシュトゥール、エンシェント・エイリアンのホゴス、そしてオシュトゥールの涙から生まれたアガモットの3人からなるチーム名です。

堕ちすぎて思い出もおかしくなったワンダ

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の中には理解が難しいシーンがひとつ有りました。それはワンダとアース838のミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズとの会話です。

ワンダが子供の事で暴走しているとわかったリードは「私にも子どもたちがいるから気持ちは分かる」と話しかけます。それに対してワンダは「奥さんはいるの?」と返し、リードがいると答えると、「母親がいるなら父親を殺しても安心」といって殺害してしまいました。

これではビリーとトミーの父親であるヴィジョンが居なくても良いと言っているようなもので、作中随一の信じ難いシーンとなっています。MCUにおいては2015年公開の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」から「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)にわたってワンダとヴィジョンのカップルについて描いてきました。このシーンは「ワンダヴィジョン」だけでなく、それら以前の思い出までもぶん投げてしまう衝撃でした。結婚して子供が出来ると女性は変わるとはよく言いますが、「ワンダヴィジョン」のエンディングで「また会おう」といって消えていったヴィジョンが不憫でなりません。

©MARVEL,Disney

ヴィジョンの事もろくに覚えておらず、ニューヨークにガルガントスをけしかけて被害をだし、別アースのヒーローを惨殺しまくるぐらいなら、ウェストビューを犠牲にして家族4人幸せな生活をしておいたほうが良かったのではと、ドクター・ストレンジ的な犠牲論的思考に陥ってしまいます。

ワンダが殺害したリードの息子、フランクリン・リチャーズはコミックでは奇しくもワンダと同じ現実改変能力を持ち、乳母アガサ・ハークネスに育てられた少年。妹のヴァレリア・リチャーズはトニー・スタークを超える天才少女として兄をサポートするでしょう。アース838から616へと復讐に来ない事を願うばかりです。

無数のマルチバースがあるならば、ワンダが死んで子供たちが残されたユニバースを探せば平和的に解決した可能性もあったのでしょうか。子供を失ったワンダと母を失った子どもたちの利害が一致する世界を探すために、アメリカチャベスのメンターになるのがヒーローとしての正当な手段でした。しかし、ダークホールドの影響か、はたまた映画として成立しないというメタ的な理由でそうはなりませんでした。

とはいえMCUのマルチバース論ではどのドクター・ストレンジもクリスティーンを失い、ロキは裏切り、敗者であり、どのピーター・パーカーも保護者を失ってきました。「ホワットイフ」では絶対点とも説明された変えられない事象として、案外そのようなユニバースはどこにもなく、838のワンダもいずれ子供を失ってしまうのかもしれません。

総括

ワンダは子供たちを手放した心の痛みをダークホールドに付け入られ、今回のような事態を招きました。しかしその経緯の詳細は描かれておらず、今の所は観客に委ねられています。

なお、海外では「監督の無知がワンダヴィジョンを傷つけた」というような記事も書かれたりしています。(その他参考記事:Forbes)サム・ライミ監督は海外メディア Rolling Stone とのインタビューで「ワンダヴィジョンを全ては見ていません。重要だと言われたシーンをいくつか見ただけです。」と答えている他、MCU映画も4、5本しか見たことがない事を明かしています。

今作は自他共に認めるコミックオタクであるサム・ライミ監督によるコミックオマージュがふんだんに取り入れられている事でコアなコミックファンから評判がよく、無理に説明しない事でMCU初心者にも「なんとなく納得」させてしまう監督の腕による映画としての完成度などが評価されています。反面、MCUシリーズとしての展開は批判されがちで、特にワンダとヴィジョンのファンには厳しい作品となったようです。

MCUとして足りなかった部分があったとスタジオが判断すれば、今後「ドクター・ストレンジ3」や関連作になると予想される「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」などでフォローされていくことでしょう。

なお、ダークホールドについてコミックまでは手が出ないけどという方は、ディズニープラスで配信中の「エージェント・オブ・シールド」や「ランナウェイズ」を見てみるのもいいかもしれません。

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エリザベス・オルセンさんはドラマ「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」に登場するか分からないと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんが、Good Morning America に出演し、登場が期待されているドラマ「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」について言及しました。

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今後のワンダについて質問されたオルセンさんはインタビューの中で、「計画はありません、私は真剣です。私は嘘が上手くないから(笑)プランがあればいいんですけどね。そして、確信がありません。この映画はファンが見てきたものとは全く違うものだから、本当に楽しみだし、とても驚きのある映画だと思うから、ファンがこの後何を望んでいるのか聞いてみたいわ。」と語りました。

さらに「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」について質問され、「ハーンとなら何でもやるわ。いや、私が知っている限りでは私は出演しませんけど、彼女がとても好きです。あのショーは全体がたくさんの喜びで満たされていて、とても素晴らしかったわ」と回答しました。

コミックにおいてワンダの師匠だったアガサ・ハークネスはドラマ「ワンダヴィジョン」において実質のヴィランとして登場しました。ラストではワンダの魔法でウェストビューに閉じ込められる結果となりましたが、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の結末はアガサ・ハークネスにどのような影響を与えたのでしょうか。

アガサが再びカオスマジックを求めてワンダに接触する事も考えられますが、「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」はプリプロダクションの初期段階にあり、キャスティングやあらすじ等はまったくわかっていません。撮影は10月から始まる予定だと報じられている事から、配信は2023年末から2024年頭ぐらいになりそうだと推測されています。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中、ドラマ「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」はディズニープラスで配信予定です。

ワンダ役エリザベス・オルセンさんは「ハウス・オブ・M」の実写化を望んでいる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」やドラマ「ワンダヴィジョン」でスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんがYoutube番組 HeyUGuys に登場し、コミック「ハウス・オブ・M」の印象的なシーンを再現したいと考えている事を明らかにしました。

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動画の中でマグニートーやドクター・ドゥームとのクロスオーバーについて質問されたオルセンさんは「今後のクロスオーバーに期待しています。この映画はマルチバースで多くのチャンスを開くと思っています。でも、不滅の言葉である『No more mutants』… つまり… MCUでうまくいくように、何らかの形でそれを言えるようになりたいですね。でも、次の登場がいつで何をやるか分からないから、インタビューではいつも、自分にとってカッコいいと思えることを言うだけなんです。でもそうね、ケヴィン・ファイギ以外の人がコントロールできることではないんだと思います。」と語りました。

「No more mutants」とはコミック「ハウス・オブ・M」のクライマックスでのワンダのセリフ。「ハウス・オブ・M」ではワンダの現実改変能力の暴走でワンダの父マグニートーが支配する世界となり、唯一以前の世界の記憶を残していたウルヴァリンが元の仲間を目覚めさせ、世界をもとに戻そうと奮闘する物語。そのラストでミュータントがこの世の不幸の原因だと考えたワンダが「ミュータントなんていなくなればいい」とつぶやくと世界が白い光に包まれ、世界は元に戻ったかのように見えました。しかしそれはワンダの能力によって大半のミュータントがその能力を失った世界でした。

オルセンさんは今後プロフェッサーX、マグニートー、ウルヴァリンなどの正式なデビューを待った後、このコミックの実写化に取り組みたいと考えているようです。

ワンダは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」後の予定が正式には公開されていません。アニメ「アイ・アム・グルート」に登場するという噂もありますが、この作品自体がどういうものか不明となっています。また、「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」のようなソロシリーズについても噂されていますが、ひとまずはドクター・ストレンジ最新作でのワンダを楽しんで、次の登場を待つことになるようです。

本作の公式概要は以下のとおりです。

元天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジは、禁断の魔術によって今とは異なる世界へ通じる扉を開けてしまった。 そこは無限の可能性が存在する“マルチバース”と呼ばれる無数のパラレルワールド。 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」での激戦の後、この謎に満ちたマルチバースの世界からの新たな脅威が人類に迫る中、ストレンジの前に立ちはだかるのは最凶の魔術を操る邪悪な“もう一人の自分”だった…。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のワンダの衣装が公開される

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場するスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフのスーツがリーガルLAライブシネマで展示されている事が判明しました。そのスーツの写真がSNS上でシェアされています。

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「ワンダヴィジョン」より ©MARVEL,Disney

「ワンダヴィジョン」で見たスーツに比べるとフラットなカラーではなく、黒い斑点のようなものに侵食されたようなデザインになっており、左胸を中心に放射状の傷のようなものもデザインされているようです。また、ティアラにもダメージのようなものを確認する事ができるようになっています。

これらの不穏なデザインはやはりダークホールドの影響によるものなのでしょうか?

予告動画やポスターからはワンダの変異体が登場する事が予想されていますが、この衣装はどちらのワンダが着用するものかははっきりしていません。また、物語の展開にあわせて鮮やかな赤に戻ったり、より暗い色に変化する可能性も考えられそうです。この衣装を着用したワンダの運命はどうなってしまうのでしょうか。

本作の公式概要は以下のとおりです。

元天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジは、禁断の魔術によって今とは異なる世界へ通じる扉を開けてしまった。 そこは無限の可能性が存在する“マルチバース”と呼ばれる無数のパラレルワールド。 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」での激戦の後、この謎に満ちたマルチバースの世界からの新たな脅威が人類に迫る中、ストレンジの前に立ちはだかるのは最凶の魔術を操る邪悪な“もう一人の自分”だった…。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です

【噂話】ワンダのソロシリーズは「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」に?

先日、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフのソロシリーズの噂が浮上し、エリザベス・オルセンさんが参加する今後のマーベルプロジェクトが報じられましたが、今度はその内容について報じられました。

前回とは別の海外スクーパー MyTimeToShineHello氏はスカーレットウィッチのソロプロジェクトとしてマーベルがザ・チルドレンズ・クルセイドを開発していると報告しました。

アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイドとは

コミック「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」のあらすじは次のとおりです。

ヤングアベンジャーズのウィッカンのパワーが制御不能に陥り、アベンジャーズはウィッカンを監視下に置こうとしました。ウィッカンは状況を打開するために母だと考えているワンダの助けを借りるべく、マグニートーやクイックシルバーに遭遇したあとワンダとラトベリアで再会します。

しかしワンダは「ハウス・オブ・M」でミュータント達を滅ぼした後、記憶を失った状態でドクター・ドゥームと婚約しており、ヤングアベンジャーズはワンダの記憶を取り戻そうとタイムストリームに入りました。

ワンダがアベンジャーズを壊滅させる前の時間に到着したヤングアベンジャーズはそれを阻止し、キャシーは父スコット・ラングの生命を救いました。このタイムトラベルでワンダは記憶を回復し、ヤングアベンジャーズとスコットを現代へ送り届けました。

現代に戻ったヤングアベンジャーズはドゥームの力を借りてワンダの力を回復させる儀式を始めましたが、ドゥームの裏切りによって力は奪われてしまいます。X-MEN&アベンジャーズとドクター・ドゥームの戦いの中でキャシー・ラングは生命を落としてしまいました。この事件をきっかけにヤングアベンジャーズは解散しました。


この物語の核になっているウィッカンはドラマ「ワンダヴィジョン」に登場した双子の息子の一人ビリーが転生したミュータントです。コミックのビリーはドラマのように少年になる事はなく、生まれてすぐに赤ん坊のままヴィランによって魂を奪われました。トミーも同様の運命をたどり、2人は別の家庭の元に転生したのち再会します。

マーベル・スタジオが原作コミック通りに進める事は考えにくいですが、コミックではヤングアベンジャーズを中心にアベンジャーズ、X-MEN、そしてドクター・ドゥームがキーパーソンになっています。MCU版はワンダ目線で展開していくのでしょうか?

MCUフェーズ4では既に「ワンダヴィジョン」でビリーとトミー、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でエリ・ブラッドリー、「ロキ」でキッド・ロキ、「ホークアイ」でケイト・ビショップ、「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」でアメリカ・チャベスといったコミックのヤングアベンジャーズのメンバーが紹介され、「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」でキャシー・ラングがヒーローデビューする事が分かっています。コミックではチームメンバーではありませんが、ヤングヒーローであるミズ・マーベルなども参加させてくる可能性はありそうです。

「ザ・チルドレンズ・クルセイド」を原作どおりになぞるのであればその前にヤングアベンジャーズの結成、アベンジャーズの再結成、X-MENやドクター・ドゥームの登場を描く必要があります。しかし現在公開されているマーベル・スタジオの作品スケジュールとしては今後2年間に空きがないため、どこかに無理やりねじ込まれるか、2024年以降になる事が考えられます。

MCU版がどうなるのか、海外では早くも盛り上がり始めています。この噂が真実だったとしても、今後の展開で計画が変更される事は充分ありえるため、しばらくは頭の片隅に置きつつ、まずは最新作「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」を楽しむ事に集中するのがいいかもしれません。