【映画紹介】「ブラックパンサー」【MCU Vol.18】

※この記事は本作の予告編程度の軽微なネタバレ、及び前作までのネタバレを含む可能性があります。あらかじめご了承いただける方のみ続きを御覧ください。

2018年公開の映画「ブラックパンサー」

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の18作目で、
フェーズ3の11作品中の6番めの作品です。

MCUシリーズ 前作はこちら

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冒頭のあらすじ

映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)での爆破テロ事件から約1週間後。父の復讐を取りやめ、ジモをCIAに引き渡して、ティ・チャラはワカンダへと帰還しました。

国王を失ったワカンダでは、次の国王を決める王位継承の儀式を執り行います。 ワカンダの民族であるボーダー族、リバー族、マーチャント族、マイニング族が一同に会し、ティ・チャラの王位継承が決まろうとしたとき、ジャバリ族のエムバクが異を唱えました。

王となるものは挑戦者との決闘で、どちらかが死ぬか降伏するまで戦い、勝ち残ったものが次の王となる儀式です。ティ・チャラは苦戦の末にエムバクを打ち破り、降伏させることであらためて王位継承を国民に認められました。

ハート形のハーブを体内に取り込み、正式にブラックパンサーとしての力を受け継いだティ・チャラは夢の中で、父ティ・チャカと再会し不安な胸の内を明かしました。

一方イギリスの博物館で、展示されていたヴィブラニウムがユリシーズ・クロウに強奪される事件が発生。この報せを受け、ティ・チャラは親衛隊ドーラ・ミラージュの隊長オコエと元恋人のナキアを連れ、クロウが現れる事になっている韓国へと飛ぶのでした。

見どころ

本作は黒人の監督による黒人を主人公にした映画で、キャストや制作スタッフも大半が黒人という、ハリウッド映画としては極めて異例なスタイルで制作されました。そして2018年3月には北米で史上最高の興行成績を獲得したスーパーヒーロー映画でもあります。

これまでにも色んな世界を描いてきたMCUですが、またひとつ新しい世界を提供してくれた、そんな印象を受ける映画です。アフリカの色彩豊かな世界や、独特の音楽、民族衣装などなど、ブラックパンサーならではの要素が多くなっています。

主な舞台はワカンダ。MCU初期の頃から登場した金属ヴィブラニウムの唯一の原産国。これまでヴェールに包まれていた国がようやく描かれる運びとなりました。そして今後のMCUでも重要な国になってくると思われます。

ブラックパンサーはアクションシーンもスタイリッシュ。ティ・チャラも鍛錬により様々な武器をマスターしていますが、この映画ではもっぱら体術!ハイテク兵器や魔法に飽きた頃に唐突に見せてくれるシンプルかつ豪快なアクションは見どころいっぱいとなっています。

また、ティ・チャラが父から王位を継ぐ物語でもあります。トニーやソー達の親子関係と比べてみるのも面白い作りになっています。

そしてこの映画のあと、MCUはフェーズ3の中盤の山場であるインフィニティ・ウォーへと続きます。

キーワード

ヴィブラニウム

遥か昔に、宇宙からの隕石によって地球にもたらされ、ワカンダの鉱床で採掘される頑強で不可思議な性質を秘める鉱石。 キャプテン・アメリカの盾やブラックパンサーのスーツに使われています。

キモヨビーズ

ヴィブラニウム製のブレスレット型をした数珠。通信や応急手当など様座な用途に使用できるツールで、ワカンダでは広く使われています。「キモヨ」をはバンドゥー語で「魂」という意味。

ハート・シェイプ・ハーブス

紫色に光るハート形をした神秘のハーブで、太古の昔にアフリカ大陸に落着したヴィブラニウム隕石のエネルギーを受けて変異した特殊な植物。 ブラックパンサーとなるための超人的な能力を得ることが出来ます。

キャラクター

ティ・チャラ(ブラックパンサー)/演:チャドウィック・ボーズマン

神秘のハーブにより力を得た、ワカンダの新しい国王さま。
ブラックパンサーとして国民を守っています。ちなみにコミックではマーベル1のお金持ち。

エリック・スティーヴンス(キルモンガー)/演:マイケル・B・ジョーダン

アフリカ系アメリカ人の傭兵で、元アメリカの秘密工作員。
本作のメインヴィランでワカンダの王座を狙います。

オコエ/演:ダナイ・グリラ

ワカンダの国王親衛隊ドーラ・ミラージュの隊長。ティ・チャラやナキアとは幼馴染。
凛々しい女戦士で、男にも引けを取らない戦闘力です。愛国心が強い半面、他国に対しては冷ややか。

ナキア/演:ルピタ・ニョンゴ

ワカンダの諜報員。元はドーラ・ミラージュに所属していましたが、世界で虐げられている弱者を守るために国外での活動に。
ティ・チャラの元恋人です。

シュリ/演:レティーシャ・ライト

ティ・チャラの妹でワカンダの王女。天才科学者でヴィブラニウムを用いたテクノロジーの開発を担当しています。

ウカビ/演:ダニエル・カルーヤ

ワカンダのボーダー族のリーダー。ティ・チャラの親友でありオコエの恋人。亡くなった前国王の政策には懐疑的でした。

エムバク/演:ウィンストン・デューク

ワカンダのジャバリ族のリーダー。古来より他部族から不当に扱われ、王家を嫌悪しています。

エヴェレット・ロス/演:マーティン・フリーマン

CIAの捜査官。映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)のジモが引き起こした事件にて、ティ・チャラと知り合いに。

ユリシーズ・クロウ/演:アンディ・サーキス

南アフリカのブラックマーケットを仕切っている武器商人。
ウルトロンに腕を落とされても、めげずに商売に励んでいます。

©MARVEL

映画「ブラックパンサー」─ 金曜ロードSHOW!で3月20日(金・祝)地上波初放送!

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の18作品目、映画「ブラックパンサー」が地上波初放送となります。

ブラックパンサーの初単独作品なので、MCUが初めてでも大丈夫。
本作はアメコミ映画で初めてアカデミー賞にノミネートされるなど、世界中でヒットし、高く評価された作品です。

未見の方も、復習したい方も、3月20日は金曜ロードSHOW!をチェック!!

アフリカの秘境にありながら、世界の誰もが創造出来ないような最新テクノロジーをもつ<超文明国ワカンダ>。ここには世界を変えてしまうほどのパワーを持つ鉱石<ヴィブラニウム>が存在する…。
突然の父の死によって王位を継いだティ・チャラは、この国の“秘密”を守る使命を背負うことになる。ヴィブラニウムが悪の手に奪われると、人類に未来はない――。“秘密”を狙う敵に立ち向かうのは若き国王。漆黒の戦闘スーツをまとい、ブラックパンサーとして戦うティ・チャラは、祖国を……そして世界を守ることができるのか?

引用:公式サイトより