映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、トム・ホランドさんが本作のエンディングについて語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の主演を務めたトム・ホランドさんとゼンデイヤさんが Marvel.com とのインタビューに応じ、本作の「ほろ苦い」エンディングについてそれぞれに思いを語りました。

※これより先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

「ノー・ウェイ・ホーム」の米公開の2週間前、トム・ホランドさんとゼンデイヤさんはマーベルとのビデオチャットでネタバレ満載のディスカッションを行いました。

ゼンデイヤさんは「実は私たち、こういうインタビューで『この映画、すごく楽しい!』みたいなこと言うが嫌いなんです。私はこの映画全体を通して泣きました。そして、見終わって最初に言ったことは、『これはひどく悲しい』という言葉でした。」と語りました。

ホランドさんは本作について「残酷、タフ、ほろ苦い映画です」と付け加えましたが、ゼンデイヤさんは「そう?とても苦いだけだわ。甘い部分がないような。」と述べた。

ホランドさんは自身の見解として、ピーターが「どのように新しい章を始めるか。そして、彼は汚名を返上しました。彼はすべてのものから解放されたんです。でも、彼が愛している人たちは・・・」と述べ、ゼンデイヤさんは「彼は愛する人をすべて失ったんです」と続けました。ホランドさんは「彼が愛している人たちは安全で、生きている」と答えましたが、ゼンデイヤさんは、マーベル・シネマティック・ユニバースでは「彼らは決して安全ではないわ!」と念を押しました。そして、「それはとても悲しい結末です」とホランドさんは語りました。

ゼンデイヤさんは、ピーターとMJが一緒に大学に行くところで映画を終わらせたかったと述べましたが、もちろん、記憶が消えたのでそうはならないと言います。ホランドさんは、自分もピーターとMJにハッピーエンドを迎えてほしかったが、そうならないことは分かっていたと付け加えました。ホランドさんは「私たちはまだここにいて、いい気分です。私たちはこの映画を誇りに思っています。彼らが大学へ行き、夕日に向かってスイングするのは素晴らしい事です。残念ながら、これが現実です。」と述べました。

インタビューの最後に、ゼンデイヤさんは「本当に動揺している小さな子供たちがたくさんいることになるでしょう。」と述べる一方、前向きなホランドさんは、「子供たちにはまだ早いかもしれないことを教えることになるかもしれません。しかし、いろんな意味でこの映画は楽しませてくれます。」とコメントしました。

ピーターの安易な考えで起こった今回の騒動はピーター自身が大いなる責任を取って終止符を打ちました。その代償はかなり大きいにも関わらず、ピーターにしかその傷が見えないというホランドさんが言うように残酷な結末となりました。

「必ず自力で思い出す」と誓ったMJとピーターの今後にはどのような物語が待ち受けているのでしょうか。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

ソース:公式

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でアメリカチャベスの登場が計画されていた?

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」より、Maciej Kuciara さんによって描かれたコンセプトアートが公開されましたが、投稿後すぐに削除されました。その削除されたアートによると、本作にはアメリカチャベスの登場が予定されていた事が示唆されています。

アートは遊園地のような場所で不思議な本を掲げたアメリカチャベスを中心に、ピーター・パーカー、MJ、ネッド、ベティ・ブラント、フラッシュ・トンプソンが描かれています。

©MARVEL,Sony

各キャラクターはそれぞれ実際の俳優さんの顔で描かれていますが、アメリカチャベスはソーチー・ゴメスさんではなく、当初キャスティングの噂が上がっていたイザベラ・メルセードさんの顔に似ているようです。この点から考えると、このアートはかなり初期の頃に制作されたと考えられます。

アメリカチャベスは映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でデビューする予定のキャラクターですが、新型コロナウイルスのパンデミックがなければ「ノー・ウェイ・ホーム」よりも先に「マルチバース・オブ・マッドネス」が先に公開される予定でした。当初はすでにデビュー済みだったはずの「次元移動能力」をもつアメリカチャベスが「ノー・ウェイ・ホーム」でマルチバースの扉を開いてしまう計画だった可能性が考えられるようです。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

ソース:Spider-Man: No Way Home Art Reveals Wild Deleted Scenes With America Chavez

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、予告から公開版への気になる変更点

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が日本でも公開され、はやくも話題になっています。この記事ではMCU作品ではおなじみになりつつある、予告と本編の違いをピックアップしていきます。

※これより先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

記憶の操作

今回の物語の核となっているドクター・ストレンジの魔術。人の記憶を操作してしまうという荒業のため、予告ではソーサラー・スプリームであるウォンがその使用について厳しく咎めています。

しかし映画本編では「勝手にしろ!」と丸投げな感じでポータルをくぐって出かけて行ってしまいました。

ささいな描写の変更ですが、ウォンにもある程度責任が発生するように調整された可能性があります。

VFXによる隠蔽

本編ではそこにいるのですが、予告ではVFXによって消去されている、という事は珍しくありません。

今回の一番のサプライズとして制作されていたスパイダーメンはやはり予告では映らないようにされていましたが、ブラジルで公開されていた予告ではその編集ミスが話題となり、事前にキャラクターが消されている事が指摘されていました。そして実際に本編ではそこにキャラクターが登場していました。


前作「ファー・フロム・ホーム」での警官とのシーンや、前前作「ホームカミング」でのアイアンマンとの並行飛行のシーンなどのような、本編には全く無かったシーンというのはありませんでしたが、やはり予告が100%真実というわけではありませんでした。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

【ネタバレ注意】映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、エンディング、ミッド&エンドクレジット解説

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の話題の最新映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が本国での公開から3週間遅れの2022年1月7日にようやく日本公開となりました。今回の記事では本作のエンディング、そしてクレジット映像について補足、解説していきます。

※これより先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

エンディング

事態の終息のために「世界中の人の記憶からピーター・パーカーを消す」事を選択したピーター。自分の行いが招いた今回の「マルチバースの侵食」を食い止めるため、MCUのピーターは大いなる責任としてこの選択をすることに。

ピーターはMJとネッドに事情を説明し、必ず会いにいくことを約束して別れを告げます。そしてドクター・ストレンジの呪文が完成し、騒動は完全に終わりましたが、呪文を唱えたストレンジ自身からもピーターの記憶は失われ、スパイダーマンやヴィランたちは元の世界へと転送されました。

そして物語はエピローグ、クリスマスシーズンのニューヨークを歩くピーター。再会のセリフをメモを読みながら練習し、MJがバイトをしているドーナツ屋に入店していきます。元気そうなMJと対面するピーターでしたが、やはりピーターの記憶はない様子。ドーナツ屋にいたネッドも、ピーターに気づく様子はありませんでした。

ピーターはMJと会話をするも、MJの額の傷を見て、これ以上関わらないことを心に決めて、自己紹介をすることなく店を後にしました。MJはピーターの記憶がないにも関わらず、「ファー・フロム・ホーム」でプレゼントされたブラック・ダリアのネックレスを着けており、大事な物である事だけを覚えているようでした。


メイが埋葬された墓に向かった先で、ハッピーと再会するも、やはり彼もピーターの事は覚えていません。ハッピーを励まし、ここでも正体を明かさずに去るピーターでした。

そしてタイトルどおり帰る場所を失ったピーターはひとりでアパートに引っ越し。新居には「ホームカミング」でネッドが持っていたレゴのパルパティーンも持ってきていました。ネッドの初登場もレゴの話しで始まり、「ホームカミング」の劇中でトニー・スタークに怒られ、スーツを没収された時もネッドと二人でレゴを組み立てていました。その時、ネッドは最後のピースとしてパルパティーン人形をデス・スターに設置する役目をピーターに任せており、二人にとっての大事な思い出の品でした。

警察無線を傍受したピーターは新たに手作りしたスーツをまとってアパートを飛び出して行きます。これはトビー・マグワイア版やアンドリュー・ガーフィールド版を踏襲しており、過去2シリーズと同様の展開を見せつつ、スパイダーマンはクリスマスに包まれたニューヨークの夜へ。

スパイダーマンのスイングのバックに見えるのはロックフェラーのアイススケートリンク。ドラマ「ホークアイ」シーズン1第6話でも登場しました。「ホークアイ」でケイト・ビショップがクリスマスツリーを倒してしまうよりも少し前の時系列という事になりそうです。

ミッドクレジットシーン

ミッドクレジットシーンではトム・ハーディさん演じるエディ・ブロックとヴェノム(声)が登場。「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のミッドクレジットシーンでMCUの世界に呼び出された二人はバーに入り、店員さんからこの世界について学んでいました。

アイアンマン、ハルク、サノスの話を聞かされるも信じられないといった様子のエディ。スパイダーマンに会いに行こうと思い立った所でドクター・ストレンジの呪文の完成となり、元の世界へ戻されてしまいます。しかしバーのカウンターにはヴェノム・シンビオートが残されていました。

エディがスパイダーマンやピーター・パーカーと面識がないにも関わらずMCU世界に呼び出された事について、脚本家はヴェノムが知っていたと説明しています。

というわけでスパイダーマンとヴェノムの直接的なクロスオーバーはないまま、はやくも退場してしまったヴェノム。残されたシンビオートがMCUでの新たなヴェノムとなりそうですが、MCUにもエディはいるのでしょうか?

エディ以外にもヴェノムとなったキャラクターはコミックに存在し、MCUでは現在服役中と思われる「ホームカミング」に登場したスコーピオン/マック・ガーガンは寄生されてヴェノムとなり、アベンジャーズ達を苦しめました。

また、ピーターの自称友人であるいじめっ子のフラッシュ・トンプソンも寄生され、エージェント・ヴェノムとして活動しています。

エンドクレジットシーン

エンドクレジットは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のティザーです。もともとは「ノー・ウェイ・ホーム」のおまけとして設定されていましたが、日本では「ノー・ウェイ・ホーム」の公開延期が原因で先にオンラインで公開されてしまいました。

ティザーのチェックポイントは別記事にまとめてありますので、興味あれば御覧ください。

まとめ

「記憶の消去」により物語を時間操作する事なくリセット状態になった本作。トム・ホランドさんのピーター・パーカーを主人公とした新たなスパイダーマン3部作の制作が発表されているため、MCUのスパイダーマンはまだしばらく続くことになります。

現状ではネッドやMJの再登場は不明です。彼らが平和に過ごせる世界を望んでいたのはそもそもピーターですから、二人とまた仲良くなって巻き込んでしまうのもおかしな流れになってしまいます。区切りとしてはいいためネッドとMJはこれで退場する可能性はありますが、逆にネッドとMJの二人がヒーロー化する事でピーターの懸念が払拭され、再会を祝える日が来るかもしれません。

そして終わったように見えたマルチバースの侵食は、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にてまだ続きがあるようです。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」よりハッピーのコンセプトアートが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」より、Maciej Kuciara さんによって描かれたハッピー・ホーガンのアパートが公開されました。このアートではトニー・スタークの付き人としても馴染み深いハッピーのゴージャスなライフスタイルを垣間見る事が出来るようになっています。

アートにはウェブハンモックでリラックスしながらスマホをいじっているピーターの姿も含まれています。

ハッピーの次なる登場時期は不明ですが、トニー・スタークと関連性の高いドラマ「アーマーウォーズ」やドラマ「アイアンハート」などでの再登場が予想されています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、最終決戦の背景に複数のキャラクターが発見される

現在公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」には多数のキャラクターが登場していますが、ファイナルバトルの背景にはさらに多くの本編に登場しなかったキャラクターが表示されている事を海外ファンが発見し、報告しています。

※これより先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

最終決戦のシークエンスでは空全体がマルチバースからの侵略に蝕まれる様子が描かれていますが、その中にはミステリオなどのスパイダーマン関連のキャラクターが表示されていると、Tik Tokユーザーの@kevinmoranrob 氏が投稿しています。

@kevinmoranrob Video 2 Spiderman No Way Home #foryou #parati #spidermannowayhome #marvel #siluetas #multiverso ♬ Davrst – ZHIOHN

報告されたのはミステリオ、ライノ、スーペリア・スパイダーマン、ブラックキャット、スコーピオン、クレイヴン・ザ・ハンターの6人。

ミステリオは「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のメインヴィランなのでMCUに登場済みなのは広く知られている所ですが、コミックのスコーピオンであるマック・ガーガンは「スパイダーマン:ホームカミング」にバルチャー/エイドリアン・トゥームスと船上での武器取引に登場していました。その後逮捕されたマック・ガーガンはスパイダーマンへの復讐心を燃やし、刑務所内でトゥームスにスパイダーマンの正体を明かすよう迫るシーンがクレジット映像として描かれていました。

残りの4人はMCU未登場のキャラクターでありますが、クレイヴン・ザ・ハンターはSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)で単独映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の制作が決まっており、主演をアーロン・テイラー・ジョンソンさんが務めることが発表されています。

この描写は何かの予兆なのか、それとも侵食が続いていれば彼らも到着していたというただの警告を兼ねたイースターエッグなのか、今後のシリーズの展開が気になるところとなっています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が米国で6億ドルを突破、世界で13.7億ドルに達し、史上12位に浮上

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の米国内での興行収入が6億ドルを突破したと、海外メディア The Hollywood Reporter が報じました。新年最初の終末で5270万ドルを追加した本作は日曜日までに6億990万ドルに達し、米国内興行収入で史上10位の作品となりました。

世界的には、パンデミック時代の最初の映画として、中国抜きで世界興行収入10億ドルを突破するなど、数々の記録を打ち立てています。

米国外では、「ノー・ウェイ・ホーム」が今週末にさらに7830万ドルを追加して7億5900万ドル、全世界で13億7000万ドルとなり、インフレ調整をしていない「ブラックパンサー」(13億5000万ドル)を抜いて歴代12位の興行収入にランクされていると伝えています。そして「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(11.3億ドル)を抜いて、ソニー作品の歴代興行収入トップとなっています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:Box Office: ‘Spider-Man’ Soars Past $600M Domestically; ‘King’s Man’ Beats ‘Matrix’

映画「スパイダーマン:NWH」、ミッドタウン高校のコンセプトアートが公開、トニーやジェーンの姿も

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」より、主人公ピーター・パーカーが通っているミッドタウン高校のコンセプトアートが公開されました。Maciej Kuciara さんによって描かれたこのアートの中には、「スパイダーマン:ホームカミング」、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」では見られなかったアップデートプランを確認出来ます。

ミッドタウン高校の壁画には様々な功績を残した偉人が描かれていますが、その中には以前よりトニー・スタークの父ハワード・スタークや超人血清とキャプテン・アメリカを作ったエイブラハム・アースキン博士などが描かれていました。

今回公開されたアートでは新たにトニー・スタークや天文学の分野で活躍しているとされるジェーン・フォスターの絵も加えられています。

ジェーン・フォスターは2013年の「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」以降はほとんどMCUに登場していませんが、劇中でソーの口からたびたび近況が報告されており、2015年の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では「世界一の天文学者」になっていると明かされていました。

高校卒業間近となっているピーター・パーカーの活躍を描いた最新作、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

トム・ホランドさんが映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」での失敗を振り返る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で主演を務めるトム・ホランドさんが、海外メディア Rotten Tomatoes とのインタビューの中で、2019年公開の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」での失敗を振り返りました。

ホランドさんはインタビューの中で「エンドゲーム」でアベンジャーズが勢揃いする象徴的なシーンを振り返り、「エンドゲームでキャプテン・アメリカがハンマーをキャッチして、『アベンジャーズ・アッセンブル!』というシーンが好きなんです。クリス・エヴァンスが僕から4、5人下にいて、彼がアッセンブルと言ったらみんなが突進するというものだったけど、彼が遠くに居てよく聞こえなかったんです。というのもキャップは自分に向かって言うから。彼が『アベンジャーズ・・・』と言ったので僕は「ウォォォ!」となって一人で走り出しました(笑)。100メートルぐらい来て、振り返って、子供の頃のヒーローたちの所に戻って、『ごめんね、間違えちゃった』って言わなきゃいけませんでした」と語りました。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

「スパイダーマン:NWH」脚本家が「ヴェノム」シリーズとの矛盾点について説明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の脚本を担当したクリス・マッケナさんが、海外メディア Variety とのインタビューに応じ、その中でSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム」、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」との矛盾点について説明しました。

※これより先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

トレーラーでも判明しているように、「ノー・ウェイ・ホーム」には数々の懐かしいヴィランが登場していますが、この理由について劇中でドクター・ストレンジが「ピーターの邪魔によって呪文が失敗し、ピーター・パーカー=スパイダーマンである事を知っている別のマルチバースのヴィランがこちら側にやって来ている」と説明しています。

しかしストレンジの説明ではヴェノムがやってきたことに対して説明がつきません。なぜならSSUのエディ・ブロックはピーター・パーカーとの接点が描かれていないからです。この事についてマッケナさんは「アイデア的にはシンビオートが他のマルチバースの知識を持っているということです。彼の脳に埋もれているのは、そのつながりについての知識です。」と述べました。

「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のポストクレジットシーンでヴェノムは「宇宙全体で800億光年のハイブの知識は、お前の小さな小さな脳を爆発させるだろう。」とエディに話しており、膨大な知識があることを示唆していました。

マッケナさんのアイデアとしてはこのシーンの発言をベースにしているようで、ハイブから生まれたシンビオート達は他のマルチバースとリンクしておりその知識を共有している、という事のようです。そのため、「ヴェノム」シリーズのエディはピーター・パーカーとは繋がりがないものの、サム・ライミ監督の「スパイダーマン3」のヴェノム・シンビオートの知識を有している事から呼び出された、というもののようです。あるいはコミック世界の知識をも有しているかもしれません。

さらにマッケナさんは「最も重要なことは、これが単なるファンサービスの集まりではなかったことです。みんなのカーテンコールだけではありませんでした。私たちは、この映画がこのピーター・パーカーの物語を今伝えている方法を理解する必要がありました。最後の映画を残した場所から有機的に外れています。それはいつも私たちの北極星でした。ええ、それはとても楽しいアイデアです。ピーターを忘れないようにしましょう。ミックスで迷子になることはありません。それは彼の感情的な旅でなければなりません。」と続けました。

シンビオートにこのような設定が追加されるとなると、今後の展開にまた面白そうな予感がします。「ソー/ラブ&サンダー」のヴィランであるゴアが持つ剣オールブラックは、コミックではシンビオートで出来ています。「ラブ&サンダー」の設定次第ではヴェノムはさらにMCUの知識を増やすことになっていくでしょう。

スパイダーマンとヴェノムの本格的なクロスオーバーは今後新たに制作されるというスパイダーマン3部作で描かれるのでしょうか?

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:‘Spider-Man: No Way Home’ Screenwriters Explain All Those Surprises and Spoilers: ‘This Wasn’t Just Fan Service’