映画「エターナルズ」の日本配信が米国と同じく2022年1月12日となる事が決定

日本で展開中のディズニープラスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のサブスク会員向け無料配信を 2022年1月12日 から始めると発表されました。米国では11月の末に報じられていましたが、日本でも同様であることが公式に告知されました。映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」と同じく、劇場公開から約70日程での無料配信となるようです

「エターナルズ」の公式あらすじは以下のとおりです。

数千年にもわたり、宇宙的規模の“脅威”から人類を守り続けてきた者たちがいた。
彼らの名は、エターナルズ──。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、地球に再び想像を絶する“脅威”が迫っていた。
その時、数千年の時を経て、エターナルズが人類の前に姿を現す。
地球滅亡まで彼らに残された時間は、あと7日……。
タイムリミットが迫る中、彼らは世界中に散らばった仲間たちと結集し、人類を守ることができるのか。
そして彼らを待ち受ける<衝撃の事実>とは……。

映画「エターナルズ」は 2022年1月12日よりディズニープラス会員向けに無料配信開始です。

ラテンアメリカのディズニープラスでは「Marvel Studios Assembled」の「エターナルズ」と「ホークアイ」が12月中に来るという

ラテンアメリカで展開されているディズニープラスでは、制作の舞台裏を描くドキュメンタリー番組「マーベル・スタジオ・アッセンブル」の「エターナルズ」と「ホークアイ」が12月に配信予定だと、海外サイト What’s on Disney Plus が報じました。

記事によると「ホークアイの裏側」はドラマ「ホークアイ」のフィナーレを迎えた1週間後の12月29日の水曜日に、「エターナルズの裏側」は12月22日に配信されるとのこと。

しかし以前には北米のディズニープラスで映画「エターナルズ」本編が1月12日から配信されると報告されており、どちらの情報が正しいのかは気になる所となっています。

ディズニープラスシリーズの裏側については北米ではほとんどが最終話の翌週に配信されているため、「ホークアイ」に関しても12月29日配信の可能性は高いと考えられます。ただし、日本での配信は大きく遅延して配信されたエピソードもあり、海外情報はあくまで目安にしかならないようです。

ソース:“HAWKEYE” & “ETERNALS” MARVEL STUDIOS ASSEMBLED EPISODES COMING SOON TO DISNEY+

米ディズニープラス、映画「エターナルズ」を2022年1月12日より配信

米ディズニープラスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のサブスク会員向け無料配信を 2022年1月12日 から始めると、Streaming Guider が報じました。映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」と同じく、劇場公開から約70日程での無料配信となるようです。

「エターナルズ」の公式あらすじは以下のとおりです。

数千年にもわたり、宇宙的規模の“脅威”から人類を守り続けてきた者たちがいた。
彼らの名は、エターナルズ──。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、地球に再び想像を絶する“脅威”が迫っていた。
その時、数千年の時を経て、エターナルズが人類の前に姿を現す。
地球滅亡まで彼らに残された時間は、あと7日……。
タイムリミットが迫る中、彼らは世界中に散らばった仲間たちと結集し、人類を守ることができるのか。
そして彼らを待ち受ける<衝撃の事実>とは……。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中、2022年1月12日より米ディズニープラス会員向けに無料配信開始です。

ソース:Disney+ confirms launch of new Marvel movie ‘Eternals’ on January 12, 2022

映画「エターナルズ」、脚本家がイカリスのラストシーンについて解説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の脚本を担当したカズ・フィルポさんが、海外メディア Comic Book Resources とのインタビューで、リチャード・マッデンさん演じるイカリスのラストシーンについて説明しました。

※これより先は「エターナルズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

フィルポさんは、「エターナルズの融点は?文字通りエターナルズのロボットを溶かすにはどれくらいの時間が必要なのか。何を隠そう…そう、いつもそうでした。彼は自分のしたことを家族に見せることに耐えられないと悟っているのです。」とイカリスの心情を明かしました。

さらに「イカリスは、自分が悪いとは思っていないと思います。でも彼は後悔しているのだと思います。とても後悔しています。彼はこの惑星での自分の生き方を後悔していて、それが重荷になっているのだと思います」と説明しました。「過ちを犯したけど、家族に顔向けできないし、生き続けることもできない」事を表現していると明かしました。

フィルポさんは、映画制作のある時点では「亡命から始まった」が、その後「決定的なものにする必要がある」と気づいたと明かしています。

「亡命から始まったこの作品は、映画制作の過程を経て、本当に決定的なものにする必要があると考えました」と付け加えました。「この作品は、”It’s sacrifice(犠牲だ)”と言っているようなものです。『私はエターナルズには仕えられない。もしセレスティアルズに仕えられず、家族と一緒にいられないなら、私はこの第3の選択肢を選ぶ』と言っているようなもので、イカリスにとってはまさに忘却です。そう、彼は死んだんです。」

今作ではイカリス以外にも何人かのエターナルズが命を落としました。しかしながら、エターナルズの出生の秘密が明かされた以上、アリシェムがエターナルズを再制作して戻ってくる可能性は充分にあるようです。

しかしそうやって戻ってきたエターナルズたちは視聴者が今作でみたエターナルズたちとは全くの別人になっている可能性が高く、現存のエターナルズと蘇ったエターナルズとの間で対立が起きることさえあるかもしれません。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

ソース:Eternals Writers Confirm [SPOILER] Really Is Dead

映画「エターナルズ」、VFX制作の裏側が判明 ─ セナ、エロスは首から下、マッカリは全身CGのシーンがあった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のVFXを担当したマット・エイトケンさんが海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で、本作のVFX制作の裏側について語りました。その中で、ポストプロダクション中の急変更への対応や、新たな表現への挑戦について明かされました。

「エターナルズ」のVFXを担当したWeta Digital社のVFXスーパーバイザー、マット・エイトケンさんはインタビューの中で、二人のキャラクターのスーツデザインがポストプロダクション中に変更されたため、スーツ着用シーンの彼らの首から下をCGで作り直した事を明かしました。

セナは、スーパーヒーローのスーツを着ているときは、常に完全なCGです。スーツのデザインがポストプロダクションで変更されたため、彼女は首から下がCGになっています。アンジェリーナ・ジョリーを起用したのには理由があります。その理由の一つは、彼女がまるでダンサーのような動き方をするからです。
他に完全に変更されたのは、ポストクレジットやミッドクレジットでのスターフォックスのシーンで、エロスのコスチュームも再設計されました。

アンジェリーナ・ジョリーさん演じるセナと、ハリー・スタイルズさん演じるエロスは撮影後にスーツのデザインが変更となったため、CGで新たな衣装を制作し、置き換える作業を行ったとエイトケンさんは語りました。セナに関して、普段着を着用しているシーンは本物のアンジェリーナ・ジョリーさんの身体である事も付け加えて説明しました。

そして、全員分のデジタルダブル(俳優のボディキャプチャデータ)を用意していた事を明かしました。そしてエイトケンさんは「マッカリはデジタルダブルを用いてアニメーション化し、時速数千マイルで移動しているかのような表現を出来るようになりました。」とも説明しました。

映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に登場したスピードスターのクイックシルバーなど、従来はそのキャラクター以外をスローにすることで相対的に速く動いている表現をすることが主流でしたが、デジタルダブル技術の進歩により新たな表現が可能になったと語りました。

「エターナルズ」は想像以上にVFX技術が使用され、それでいて本物と見分けがつかないような表現になっていました。ヒーロー映画を制作するうえで欠かせないこの技術が今も昔も今後もMCUを支え、「エターナルズ2」ではさらに新しい表現を見せてくれるのかもしれません。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

ソース:Eternals VFX Team on Making Makkari Different Than Other Marvel SpeedstersTwo Eternals Characters Had to Have Their Costumes Computer-Generated

スプライト役リア・マクヒューさんが映画「エターナルズ」の舞台裏写真を共有

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」に登場するスプライトを演じたリア・マクヒューさんが、映画の舞台裏写真を自身のInstagramにて公開しました。そこではハリー・スタイルズさんの姿もあり、実際の映画では使われなかったシーンを撮影していた様子も伺えます。

共有された写真は全部で7枚。エロス役のハリー・スタイルズさんが着用されている衣装は、映画冒頭でエターナルズたちが宇宙船ドーモで地球に向かう際に着用していたものと同じようですが、このシーンにはエロスは存在しませんでした。

©2021 MARVEL,Disney

エロスがいたバージョンも撮影されたのであれば本編にも大きく影響しそうですが、様々なパターンが撮影されていたのかもしれません。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

映画「エターナルズ」よりエロスのキャラクターポスターが公開

現在公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」より、タイタン星の王子にしてサノスの弟、ハートのジャックでブラック・ロジャーを倒したというスターフォックス/エロスのキャラクターポスターが公開されました。

劇中、ほんの僅かながらに登場したエロスはイギリスの人気ボーイズバンドのメンバー、ハリー・スタイルズさんが演じており、今後のMCUでの再登場を予感させています。また、コミック通りサノスの弟という設定になっており、この兄弟関係についても以降の作品で言及されていく可能性があります。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

ハリー・スタイルズさんが映画「エターナルズ」でMCUデビューした事についてコメント、脚本家は彼のキャラの出生に迫る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」に出演したハリー・スタイルズさんが、海外メディア Dazed Digital とのインタビューの中で、MCUデビューについての感想について質問されコメントしました。そして、スタイルズさん演じるキャラクターの気になる兄弟関係について、脚本家がヒントを明かしました。

※これより先は「エターナルズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

スターフォックス/エロスを演じたスタイルズさんはインタビューの中で「僕は最後の最後にしか出ていません。でもスーパーヒーローになりたいと思わず育った人はいないでしょ?素晴らしい経験でした、クロエ(・ジャオ監督)と一緒に仕事ができたことにとても感謝しています。」とコメントしました。

世界的な人気バンドであるワン・ダイレクションのメンバーで、歌手兼俳優としても活躍するハリー・スタイルズさんですが、「エターナルズ」の公開前から出演の噂は広がり、ワールドプレミアの後は大手海外メディアなどによっても報道されていました。

ハリー・スタイルズさんの次なる作品がどうなるかは不明ですが、「エターナルズ」の中でも言及されたように、コミック同様スターフォックス/エロスはサノスの弟であるとの事で、今後は回想シーンなどで具体的な兄弟づきあいなども描かれるかもしれません。

しかし、ここで気になるのはサノスとエロスが兄弟とはどういう事なのか、ということ。

本作ではエターナルズの出生の秘密として、セレスティアルズによって作られた、言わばアンドロイドである事が明かされました。セルシやエイジャックたち地球のエターナルズたちは用意されたボディに記憶を詰め込まれ任務にあたっていたのです。そして子供が産めないともかたられました。このような出生でサノスとエロスが兄弟というのはどういう仕組になるのでしょうか。

「エターナルズ」の脚本を務めたライアン・フィルポさんとカズ・フィルポさんはこの事について、海外メディア The Direct とのインタビューの中で、「いくつかの答えがありますが、どちらも肯定も否定もできません。サノスは無機物なのか有機物なのか?どうやってわかるのでしょうか?サノスがエターナルズではないとなぜわかるのでしょうか?」と述べました。

さらにライアンさんは「他の惑星に送られたエターナルズが合成された存在であるバージョンもあると思いますが、もしかしたら、かつて有機的なエターナルズが住んでいた惑星があったかもしれません。もしかしたら、エロスもその一つなのかもしれません。もしかしたらミッションに送られた者たちは、基本的に同じ経験を何度も繰り返すようなループに陥っていて、それらはどこか他の有機的な存在のコピーである合成生物なのかもしれません。」とコピー体の元になったオリジナルのエターナルズがいる可能性を示唆しました。

また、カズさんは「サノスが遡って、実は最初から合成物だったということがわかったら…というアイデアが好きですね。これらは、「ホワット・イフ…?」のための素晴らしいエピソードのように思えます。」とコメントしました。

コミックのエターナルズは少ない個体数で交配、繁殖しているため、複雑な親戚関係であり、セナとサノスはいとこ関係で、イカリスとドルイグもいとこ関係でした。しかしMCUで言及されたのはサノスとエロスの兄弟関係のみであり、どのような設定になっているのかは不明です。

MCUのエロスはミッドクレジットシーンに出てきたのみであるため、その詳細はほとんど判明しておらず、本編で描かれた地球の10人のエターナルズと同じように作られたのかも分かりません。アリシェム以外のセレスティアルズによって作られたエターナルズである可能性も考えられるため、MCUのエターナルズはひとくちにエターナルズと言っても複数のパターンがあるのかもしれません。

もちろんこういった疑問は今後のMCUで明かされていくと考えられ、ファンはその答えを「エターナルズ2」などの公開まで待つことになりそうです。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

ソース:Harry Styles Breaks Silence on Joining the Marvel Cinematic Universe

映画「エターナルズ」、「FF7」や「千と千尋の神隠し」からインスピレーションを受けている事が明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の脚本家、ライアン・フィルポさんとカズ・フィルポさんの従兄弟コンビが海外メディア Polygon とのインタビューに応じ、本作のクロエ・ジャオ監督とはストーリーの制作にあたって日常的にゲーム「ファイナルファンタジーVII」やアニメ「千と千尋の神隠し」が参考にされていた事を明かしました。また、一部で議論を呼んでいる広島のシーンについても言及しました。

フィルポコンビは「ファイナルファンタジーVII」や宮崎駿監督の映画は、感情的・倫理的な複雑さを伴いながら、壮大な瞬間が繰り広げられる「グレーゾーン」に存在していると述べ、「エターナルズ」では、同じように大きな疑問を投げかけ、スーパーヒーローの物語の中で、アメリカによる広島への原爆投下の再現など、挑戦的な場面を演出したと明かしました。

カズさんは、「この映画は、”Humanity with a capital H “をテーマにした映画です。私たちは、この惑星と生命という贈り物を受け取るに値するか?そして、永遠に不滅の宇宙の神々がそれに取り組むというのは、今までの映画にはなかったことだと思います。」と述べました。

初期のドラフトでは、本作は常にセルシとイカリスに焦点を当てていました。「これは、愛と義務をテーマにした映画なので、それらを象徴する2人のキャラクターを用意したかったのです」とライアンさんは言います。「私たちにとって、イカリスは義務であり、セルシは愛なのですが、さらに複雑なことに、彼らはお互いに愛し合っています。セルシを起用したのは、そのパワーのためでもありますが、より具体的には、彼女は最も人間に近い存在だからです。彼女は、最も面倒くさがりで、最も共感しやすい人物です。私たちはいつも、彼女のことを「死すべき魂を持った不死身の人間」と表現しています。彼女は無常という考えにとても敏感で、永遠でありながら一瞬一瞬がはかないため、一瞬一瞬が貴重であるという考えを持っていたのです」

また、劇中でファストスの心を動かした広島のシーンについて、カズさんは次のように語りました。

広島は、基本的にすべての脚本のドラフトに入っていました。あのシーンは本当に誇りに思っていますよ。私は日本人とのハーフで、曾祖父母が日本から来ています。これは世界的に見ても大きな出来事です。アメリカの学校でも勉強することです。私たちはベイエリアで育ちましたが、カリフォルニア州の公立学校では、具体的にどのような取り組みがなされているかというと、実際に教えられています。そして、原爆投下がなぜ悪いのかを言わなければなりません。そして、戦争のグレーゾーンにおけるモラルの複雑さについて大きな議論をするのです。

カズさんは、10代の頃の記憶にある、あの対立する瞬間を「エターナルズ」に持ち込もうと考えました。

中学1年生のカリキュラムから思い出しました。あの爆弾を落とすべきだったか、という問いには、正しい答えはありません。100万人の命を救うことができただろうか?そうだったのか?それは誰にもわからない。そしてクロエは、彼女の名誉のためにも、映画の中でそれを維持するために戦ってくれました。どのドラフトでも、人々は広島のシーンを削除しようとしていました。”差別的だ”とか”怖い”とか”大量虐殺について語っている”と。彼女には、それを維持するためのビジョンがありました。

フィルポコンビは「エターナルズ」が賛否両論であることに驚きはないと言います。そして、「なぜなら、この映画は国際的な慣習に関する多くのことに挑戦しているからです。しかし、これは彼らが誇りに思っている映画でもあります。そして、今後の作品では、より多くのグレーゾーンを探求していきたいと考えています。」と続けました。

カズさんは最後に「ファイナルファンタジーVIIは、私が幼い頃にプレイした物語で、私の人生を変えてくれました。物語の中で何ができるのか、私の視野を広げてくれました。」と語り、実写化のチャンスがあれば挑戦したいと明かしました。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

ソース:Eternals’ Hiroshima scene was personal for the writers, and Chloe Zhao fought to keep it

映画「エターナルズ」、脚本家がドルイグのコミック版との違いについて語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の脚本を担当したライアン・フィルポさんとカズ・フィルポさんが、海外メディア The Direct の独占インタビューに応じ、バリー・コーガンさんが演じたドルイグについて、コミックのキャラクターをどのようにスクリーンに反映させたかについて語りました。

まず重要なのがコミック版のドルイグとはどんなキャラクターかと言うこと。

ざっくり言うと、ドルイグはヴィランでした。20世紀、KGBのエージェントとして人間界に溶け込んでいるドルイグは、人を拷問する事を楽しむようになっていました。セレスティアルズが地球の審判に訪れた時、ドルイグは古代兵器を使って彼らを殺すために、イカリスを拷問にかけ兵器のありかを聞き出します。最終的に兵器を使う直前に、イカリスのアイビームによって兵器ごとドロドロに溶かされたドルイグでしたが、セレスティアルズによって回収。その後、スプライトによって記憶を失ったドルイグはヴォロゼイカ(旧ソ連の共和国のひとつという設定の架空の国)の首相を務めていましたが、記憶が覚醒。ドリーミング・セレスティアルズを倒すためにエターナルズと協力するように見えたドルイグでしたが、仲間を裏切り、覚醒前のエターナルズたちをマインド・コントロールし、自らの支配下に置くのでした。

さらに2021年のコミックシリーズではエターナルズの背後でサノスと手を組んでいます。

コミックファンからは当初から「こいつまた裏切るでしょ」と思われていたドルイグがしっかりとしたヒーローとして描かれた事について、ライアンさんは次のように述べました。

エターナルズたちは、監視を続けてきたこの数千年の間に、人間への信頼に取り組んでいます。究極の議論になると、グループはその議論の2つの側面のどちらかに分類されます。特にドルイグについては、彼のパワーについて考えると、彼は人間の心の中で長い時間を過ごしています。そのため、彼は他の多くのエターナルたちよりも深いレベルで人間を理解することができるのです。

また、「ドルイグは非常に悲劇的な人物である」とし、「彼は人類の力を高く評価しているが、同時にその危険性も認識している」と続けています。

人類を愛し、その可能性を高く評価している一方で、人間の本質の危険性や没落を目の当たりにしているため、他の人にはないレベルで人間性を実感しているのです。だから、彼の人間をコントロールしたいという欲求は、(誇大妄想的な)場所から来ているのではなく、権力感のためにやっているのではなく、愛が原動力になっています。だからこそ、彼のやっていることはあまり良いものではありませんが、彼は人々を支配して奴隷にするためにやっているのではなく、彼らを守るためにやっているというバランスが取れているのだと思うのです。

人間の心を見る事が出来るドルイグは他のエターナルズたちより深く人間の本質を理解した結果、マインド・コントロールによって人類を守ろうとしているとの事です。

コミックのダークサイドな部分も少し残しつつ、MCUでは愛と哀しみゆえの行動として描かれたドルイグ。やった事はロキがやろうとしていた事にも似ていますが、その原動力は確かに異なるようです。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

ソース:Marvel’s Eternals Writer Reveals Why Druig Has a Villainous Side (Exclusive)