映画「エターナルズ」、脚本家がディズニープラスで前日譚をやりたいと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の脚本を担当したライアン・フィルポさんとカズ・フィルポさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューの中で、「エターナルズ」の前日譚となる物語をディズニープラスシリーズとして制作したいと明かしました。

二人は「よく冗談でディズニープラスで前日譚を作りたいねと話しているんです」と言いながら、「1980年代のムンバイで、映画スターとしての生活を送るキンゴを描きたいですね。」と語りました。当時のインドの激しい政治情勢を織り交ぜた作品にしたいとしています。

また、「セナのギリシャでのエピソードもやりたいですね。エターナルズにはたくさんのチャンスがあると思います。観客が許してくれれば、デイン・ウィットマンの物語もあるでしょう。宇宙でアリシェムらセレスティアルズに立ち向かうエターナルズの物語もあります。この世界にはたくさんのストーリーがあると思います。」と述べました。

「エターナルズ」は2時間半に及ぶ作品でしたが、7000年のバックボーンを抱える10人のキャラクターを描くには尺が足りず、明かされていない数多くの物語が眠っているようです。

11月12日のディズニープラスデイではマーベル・スタジオの新たなプロジェクトの発表もあるとのことですが、その中にエターナルズのスピンオフは含まれているのでしょうか?

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

ソース:‘Eternals’ Writers Wish for a Disney+ Prequel

映画「エターナルズ」、ポストクレジットシーンにはキャプテン・アメリカが登場するプランがあった事が明かされる

現在劇場公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のポストクレジットシーンに、当初はキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンが登場する計画があったことが明かされました。これは「エターナルズ」の脚本を担当しているライアン・フィルポさんとカズ・フィルポさんが海外メディア The Wrap とのインタビューの中で語っています。

※これより先は「エターナルズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

ポストクレジットシーンではセルシの恋人デインが(エボニーブレードと思しき)謎の剣と向かい合う様子が描かれ、その最後には画面外から声をかける謎の男が登場しました。この声の主については「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督がマハーシャラ・アリさん演じる吸血鬼ハンター、ブレイドである事を明かしています

カズさんはインタビューの中で、これにはまた別のプランがあったことを明かしています。

エンドクレジットのシーケンスは、6つのバージョンを検討しました。このプロセスでは、ドアを開けたままにしておくことが重要だと思っています。それが、この作品の本質なのです。何世代も触られていないマスターホワイトボードがケヴィン・ファイギのオフィスにあって、今後40年間に起こることがすべて書かれていると誰もが信じたがっていますが、実際には、人々が何を見たいのか?その瞬間に何が楽しいか?後で満足できるようなドアを開けておくことはできないだろうか?と言った事が検討されています。

カズさんがマーベル・スタジオの幹部とともに検討したアイデアの中には、エターナルズがアベンジャーズの新メンバーとして加わるというものや、征服者カーンが登場してちょっとした会話をすると言ったものがあったと言います。そして「新しいキャップが登場していたかもしれません」と、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で誕生したアンソニー・マッキーさん演じるキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンが登場していた可能性についても言及しました。

しかし最終的には、これらのアイデアは却下され、代わりにデイン・ウィットマンと彼の魔法の剣に焦点が当てられ、ブレイドのボイスオンリーの初登場となったと述べました。

今回は白紙になってしまったアベンジャーズとエターナルズの合流も、MCUの未来のどこかで描かれるのかもしれません。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より公開中です。

ソース:‘Eternals’ Post-Credits Scene Nearly Involved Anthony Mackie’s Captain America

映画「エターナルズ」監督、チームがサノスの指パッチンの影響を受けなかった理由を説明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督が、海外メディア CinemaBlend とのインタビューの中で、エターナルズたちがサノスの指パッチンの影響を受けたかどうか質問され、解説しました。

エターナルズがインフィニティ・ストーンの力で消えたのか質問された監督は「大きな声では言えませんが、考えてみてください。セレスティアルズが彼らに言ったことを考えてみてください。セレスティアルズの説明によると、技術的にはエターナルズは指パッチンの影響を受ける事はありません。」と述べました。

大きな声では言えない、というのは劇中で描かれているエターナルズの出生の秘密に関する事ですが、つまりエターナルズは純粋な生命とは見なされていないという事が影響を受けなかった原因のようです。

エターナルズは地球の運命に関して静観のスタンスを取るように命令されていましたが、それはインフィニティ・ウォーの出来事に関しても同様でした。しかしセルシやファストスに関しては地球人との親交が深く、恋人のデインや家族がいたわけで、彼らはもちろん影響を受けていた可能性があります。彼らが消えてなお静観出来たのか、たまたま消えなかったのかは言及されませんでしたが、気になる所となっています。

サノスの望みは「生命を半減させる事」であり、その枠組に入らないエターナルズたちは影響を免れました。そういう意味ではヴィジョンのような人工生命体も影響を受けなかったのかもしれませんが、彼はストーンではなくサノスそのものに殺されてしまったためよくわかりません。逆にサノス自身はトニーのストーンの力によって霧散しているため、願いようによってはストーンを用いてエターナルズを消してしまえるという事のようです。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日より劇場公開中です。

ソース:Did Any Eternals Get Blipped By Thanos? Chloé Zhao Has A Fascinating Answer

映画「エターナルズ」キンゴ役クメイル・ナンジアニさん、もともと「ガーディアンズ3」にキャスティングされていた事が判明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」でメンバーのキンゴを演じるクメイル・ナンジアニさんが、かつては映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」への出演が決まっていたために起用できなかったと、「エターナルズ」の脚本を担当したカズ・フィルポさんが明かしました。

カズ・フィルポさんは、ポッドキャスト「My Mom’s Basement」のインタビューの中で、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」への出演が決まっていたクメイル・ナンジアニさんを起用することができなかったことを次のように明かしました。

私たちは基本的に、最初からプロデューサーたちに「キンゴはクメイルでなければならない」と提案しました。すると彼らは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3に出演しているからダメだ」と言ってきました。「ジェームズ・ガンはすでに彼を脚本に書き込んでいるので、クメイルはエターナルズには参加できない」と言っていました。

しかしその後、ガーディアンズのジェームズ・ガン監督はディズニーに解雇され、Vol.3の制作は一時中断されてしまいました。

ご存知のように、ガーディアンズはちょっとした騒動があって、映画は1年半ほど遅れてしまい、その後パンデミックが起きました。その役がどうなるかはわかりませんが、彼にとってはこれ以上ないほど良い結果になったと思います。彼のスケジュールが空いたことで、マーベルは「そうだな、彼に声をかけてみようかな」となり、その後は歴史の流れとなりました。

フィルポさんのコメントを受けてガン監督はTwitterで反応し、「私は、 GotG Vol.3に友人のクメイル・ナンジアニをカメオ出演させることを考えていました。ケヴィン・ファイギから電話があって、エターナルズでクメイルが主役を演じることになったと聞いたとき、私はもちろん、私の映画の役よりも彼が主役を演じるのを見たいと思いました。スケジュールの変更とは何の関係もなかったと記憶しています」と一部否定しつつも、友人のエターナルズデビューを祝福していた事を明かしました。

「エターナルズ」ではエターナルズとその創造主であるセレスティアルズとの関係が描かれましたが、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」にもセレスティアルズが登場しています。また、「エターナルズ」にはガーディアンズに関係の深いキャラクターも初登場した事で、ふたつのシリーズがクロスオーバーする可能性が出てきています。

もともとはナンジアニさんのカメオを考えていたというガン監督ですが、「ガーディアンズ」にキンゴとしてカメオ出演する事も今後あるのでしょうか。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日より劇場公開中です。

映画「エターナルズ」公開を受け、ジェームズ・ガン監督がスターロードの力が戻らない事を認める

現在公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」ではその創造主であるセレスティアルズのアリシェムが登場しています。そのアリシェムと同じセレスティアルズであるエゴの血を引くガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのスターロード/ピーター・クイルについて、シリーズを制作するジェームズ・ガン監督が、彼にはセレスティアルズの力が戻らない事を認めました。

ガン監督はファンからの質問を受け、スターロードが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の出来事の中で、その力について「すべてを放棄した」と答えました。 そして、スターロードの母親が人間のメレディス・クイルであり、母親もエゴも死んでしまったため、スターロードがセレスティアルズの力を取り戻す方法はないと付け加えました。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」は2022年ディズニープラスで配信予定、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

映画「エターナルズ」、エイジャック役サルマ・ハエックさん、マーベル・スタジオと複数の契約を交わしていると明かす

現在公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」でチームのリーダー的存在エイジャックを演じているサルマ・ハエックさんがポッドキャスト番組に出演し、今後のMCU映画について復讐の出演契約を交わしていることを明かしました。

※これより先は「エターナルズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

映画をご覧になった方はご存知のとおり、エイジャックはディヴィアンツによって殺されてしまいました。しかしまた、劇中で明かされたエターナルズの出生を考えると、エイジャックが復活したとしても不思議はありません。

エターナルズはアリシェムによって任務のたびに記憶を保存され、新しい任務の際には新たな身体にリセットした記憶を入れていると説明されました。つまり、エイジャックに限らずメンバーのスペアボディとこれまでの記憶の全ては、アリシェムがどこかで保管していると考えられています。

似たような復活方法としてドラマ「ワンダヴィジョン」のホワイトヴィジョンがあげられますが、それと同様に「エターナルズ」で死亡したメンバーが現存メンバーの前に立ちはだかる事も考えられそうです。

しかし、契約は事実としても他の可能性もわずかに残されており、完全に別の役や、脚本の変更によって出演予定がなくなるケースもあります。後者のほうではクロスボーン/ブロック・ラムロウを演じたフランク・グリロさんなどが代表的で、当初8本の出演契約を結んでいたと報道されていましたが、実際には「ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー」、「エンドゲーム」、そして「ホワット・イフ」を含めても4作品しか登場していません。

サルマ・ハエックさんはどのような形で今後のMCUに戻ってくるのでしょうか。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より公開中です。

映画「エターナルズ」、デイン役キット・ハリントンさんと監督がポストクレジットシーンについて語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」にデイン・ウィットマン役で出演したキット・ハリントンさんとクロエ・ジャオ監督が海外メディア Variety とのインタビューの中で、今作のポストクレジットシーンについての裏話を明かしました。

※これより先は「エターナルズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

ジャオ監督は制作当初から「これは誰だっけ?ブラックナイト?ああ、それを演じるのに最適な俳優がいるよ!」とデイン役にキット・ハリントンさんが相応しいと推していたことを明かしました。

監督は本作で彼の人間的な側面に焦点を当てたいと考えていました。それはまた、マーベルが当初ハリントンさんに、本作ではセルシの “人間的なキャラクター “との結びつきを助ける以外には大きな役割を果たさないと伝えていた上でのことでした。

私はあのキャラクターの大ファンでした。彼が複雑な歴史を持つ人間的なキャラクターであれば、とても面白いと思いました。彼は(エターナルズとの間で)何が起こっているのか知らないことが感じられますが、彼には何か特別なものがあります。それは楽しいことです。

また、クレジット後のシーンでは、ウィットマンが古典的なエボニーブレードの入った箱を初めて開け、”Death is my reward “と刻まれた文字を読みました。この時、デインに声を書けたのがマハーシャラ・アリさん演じるブレイドである事も明かされ、話題になりました。

ハリントンさんは、「エターナルズ」のプレミア上映の翌日、Variety に対して、アリさんの起用を知ったのは3週間前だったと明かしました。ハリントンさんは、アカデミー賞受賞者であるアリさんを称賛し、吸血鬼ハンターが本作にさりげなくカメオ出演することに「とても興奮した」と述べています。

私は言われているセリフを知っていましたし、もらった台本にも書いてありました。それがマハーシャラの声だとわかったのは、ほんの3週間ほど前のことです。クロエから「そういうことになっている」とメールが来ました。それを聞いて、本当に興奮しました。彼は、今、私が最も好きな俳優の一人です。

ハリントンさんはさらに、ブラックナイトとしてのデインの将来を、エボニーブレードについての話し方で示唆したいと考えていることを明かしました。エターナルズでの限られた出演時間の中で、この瞬間まで彼はほとんどポジティブに描かれていましたが、ハリントンさんは、ウィットマンが目の前の武器の力にすぐに「中毒」との闘いに陥るというアイデアに魅了されました。

その時点まで、私たちが見てきたウィットマンは本当に良い人でした。私は、このことが彼にとって良くないことだと考えています。あの剣と、それについて読んだ台本で、私があの瞬間に捉えたかったのは、剣に魅了され、中毒に陥るような考えでした。

ブレイドとデイン・ウィットマンは、マーベルコミックの中でお互いに歴史があります。ハリントンさんは、MCUでもこの2つのキャラクターを結びつけようとするマーベル・スタジオの野望を、早い段階で認識していたことを認め、「初期の会話の中で、ある種のクロスオーバーがあることを何となく感じていました。」とも明かしています。しかし、この先がどうなるか判らない事も付け加えました。

未来がどうなっているのか、僕にはわかりません。何も書かれていないし、言われたこともありません。何の手掛かりもありません。正直なところ、純粋に。面白いですよね。あなたがこういうことを言うと、みんなが「そうなんだ!知ってるんだ!」と言う。でも、私にはまったくわかりません。私はそうだろうと思っています。誰にもわかりません。

ブレイドがMCUとしてリブートすることは2019年に発表され、当初から主演はマハーシャラ・アリさんが務める事がアナウンスされていましたが。しかし、監督や脚本の名前が報じられたのはかなり最近になってからの事で、いまだに公開スケジュールなども明かされていません。

そんな謎だらけの新たなブレイドと、デインは今後のMCUでどのような物語を紡いでいくのでしょうか。

「エターナルズ」の公式概要は以下のとおりです。

アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より公開中です。

ソース:Marvel’s Eternals: Kit Harington Breaks Silence on Blade Easter Egg

ディズニーが映画「エターナルズ」からセックスシーンを削除した編集バージョンをいくつかの国でリリースすると報じられる

マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」は公開初日に760万ドルを記録し好調な出だしを見せていますが、中東のいくつかの地域において、劇中のセックスシーンを削除したバージョンがリリースされると、海外メディア Deadline が報じました。

記事によると中東では11月11日に公開予定となっていましたが、サウジアラビア、バーレーン、オマーンではセックスシーン以外においても編集を求めてきたため、ディズニーはそれを行わないことを決定し、配給証明書が発行されず、映画は公開中止となったと言います。

さらにクウェートとカタールでは作中の表現が神への冒涜とみなされ問題になっているとの事。

そして、アラブ首長国連邦、ヨルダン、レバノン、エジプトでは、異性、同性を問わず、親密な関係を示すシーンをすべて削除したバージョンが公開されると聞いています。これは、これらの市場では一般的に通常のやり方だと記事は伝えています。

クロエ・ジャオ監督による「エターナルズ」はMCUで初となる表現にも踏み込んだ作品ですが、それらが法律上、あるいは宗教上の理由で上映できなくなるケースが多く発生しています。

また、それとは別の理由で国際映画史上で最大の国である中国でも「エターナルズ」は上映されません。こちらは、2013年に中国出身のクロエ・ジャオ監督「中国はウソだらけの場所」と発言していたことがSNSユーザーに発見され、これが中国内で激しい反発を呼び、ジャオ監督のアカデミー賞受賞作品の「ノマドランド」も上映されずじまいでした。

本作ではもともと「わずかな性描写」が含まれるとして米国ではPG-13のレーティングになる事が判明していました。ロシアではいわゆるR指定となり18歳未満は鑑賞できないようです。

なお、日本では全年齢対象作品となっています。

「エターナルズ」の公式概要は以下のとおりです。

アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より公開中です。

ソース:‘Eternals’ Won’t Be Playing Saudi Arabia, Qatar, Kuwait, Bahrain & Oman

映画「エターナルズ」、アンジェリーナ・ジョリーさんがLGBTQ+論争に「彼らは無知だ」とコメント

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」がサウジアラビア、クウェート、カタールなどの国々で公開禁止となった事を受け、セナ役のアンジェリーナ・ジョリーさんが海外メディア news.com.au とのインタビューの中で「彼らは無知だ」とコメントしました。

映画「エターナルズ」ではメンバーの一人ファストスがゲイのキャラクターであり、男同士のキスシーンが含まれています。公開禁止となったサウジアラビア、クウェート、カタールでは同性愛は違法行為でありますが、アンジェリーナ・ジョリーさんはこれらの措置に対して以下のように述べました。

私は(それらの国の観客の方々を)悲しませています。そして、それらのシーンをカットすることを拒否したマーベルを誇りに思います。私はいまだに、私達の住む世界に、ファストスの家族や、その関係や愛の美しさを見ようとしない人たちがいるのか理解できません。そのことに腹を立てたり、脅したり、承認しなかったり、評価しなかったりする人は、無知なのです。

映画に限らず、小説、漫画、ゲームなどの表現物はリリースする国の法律に応じて手を加える事はよくありますが、「エターナルズ」では手を加えない姿勢を維持してリリースしました。

MCUではヴァルキリーのブリュンヒルデが同性愛者(作品内では描かれず)、ロキがバイセクシュアルである事が判明しており、コミックに目を向ければもっと多くのLGBTQ+が描かれています。ワンダの息子ウィッカン(ビリー)もゲイであり、コミックではハルクリングとの結婚式も描かれました。

「エターナルズ」は中国でも公開禁止、ロシアでは2013年に制定された「伝統的な家族観の否定を主張する情報から子どもを保護する目的の法律」(通称「ゲイプロパガンダ法」)により18禁に指定されるなど、世界興行収入の点でかなりの苦戦が予想されています。

マーベル・スタジオは今後もLGBTQ+に対する表現を続けていく構えですが、これらの国々での損失をディズニーがどう判断するかは不明です。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より劇場公開中です。

ソース:Angelina Jolie reacts to Eternals ban over gay scenes

【ネタバレ注意】映画「エターナルズ」ポストクレジットシーンの謎の声について監督が意外な名を明かす

本日公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のポストクレジットシーンに登場した謎の声の人物について、クロエ・ジャオ監督がその正体を明かしました。海外メディア Fandom とのインタビューの中で、謎の声について尋ねられた監督からはとても意外なキャラクターの名前が告げられました。

※これより先は「エターナルズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

ポストクレジットシーンではデイン・ウィットマンが自らを奮い立たせ、封印されたエボニーブレイドと思しき剣を手に取ろうとします。しかしカメラの外から「準備はいいのか?ミスター・ウィットマン」という声で幕を閉じるのですが、この声の主について、クロエ・ジャオ監督は「あれは私の大好きなスーパーヒーローの一人、ミスター・ブレイド自身の声です」と明かしました。

2019年のサンディエゴ・コミコンで「ブレイド」のリブートが発表されて以降、最近になってようやく監督や脚本家の名前が報じられるようになった「ブレイド」でしたが、当初から主演はマハーシャラ・アリさんである事が発表されていました。

「エターナルズ」ではその新たな吸血鬼ハンター、ブレイドがまさかのMCUデビューを果たしていたという事のようです。今回の監督の発言から、デインの新たな舞台として映画「ブレイド」への登場が考えられるようです。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より公開中です。

ソース:‘Eternals’ Director on That OTHER Big Character Reveal in the Credits Scenes