ドラマ「ワンダヴィジョン」の絵コンテが公開 ─ 幻の10話が存在していた名残も

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」のストーリーボード(絵コンテ)が公開されました。ストーリーボードアーティストのジェレミー・シムサーさんが自身のTwitter上で公開しています。

公開された絵コンテは1話のワンダの料理シーン、5話でワンダからヘックスから出てくるシーン、8話で解体中のヴィジョンと再会するシーン、そして9話(最終話)でスカーレット・ウィッチとして覚醒したワンダにアガサが敗北したシーンとなっています。

ここで興味深いのはヴィジョン再会がEP109、アガサ敗北シーンがEP110とされており、それぞれシーズン1の9話と10話だった事が記されており、実際に公開されたエピソードよりも1つずつ後の話だったことが分かるようになっています。

以前には、S.W.O.R.D.のエージェント・ロドリゲスを演じたセレナ・アンデューズさんが所属するタレント事務所がFacebookに投稿した画像で、出演エピソードが4,5,6,7,8,9と10話になっていた事から幻の10話が存在する可能性を指摘されていた「ワンダヴィジョン」ですが、マット・シャックマン監督はインタビュー番組の中で監督は以下のようにコメントしていました。

物事は絶えず変化していたし、壊れては再構築されていました。物語は変化し、特に現実の世界の多くのものとフィナーレは変更されました。多くの実験が行われ、さまざまなことを試していました。10話を予定していた時期もありましたが、結局2話をバラバラにすることにしました、リズムを少しでも良くするためにね。そしてもちろん、アトランタでパンデミックにより私たちが数ヶ月休むことになったので、ポストプロダクションを行っている間にさらに変化し、アイデアが浮かび上がり、その結果として小さな変化が起こりました。

監督はまた、ビリー&トミーとモニカ、ダーシー、ラルフ・ボーナー(ニセトロ)がアガサ・ハークネスの地下室からダークホールドを盗もうとするシーンも撮影した事を明かし、その際に悪魔として本性をあらわしたセニョール・スクラッチーと戦う予定だったと明かしました。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の削除シーンのようにいつか公開される日が来るのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」よりワンダの「赤ずきんルック」のコンセプトアートが公開

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」より、スカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフのコンセプトアートが公開されました。マーベル・スタジオのビジュアル開発責任者アンディ・パークさんが自身のInstagramにて公開しています。

パークさんはコメントで「こちらはスカーレット・ウィッチのケープとフードのデザインです。ケープとフードをつけた時とつけない時の両方の表情を作るのが好きです。2つの異なる雰囲気を、彼女が望むように作り出すことができます。ワンダヴィジョンの最終回では、まずケープなしのルックを披露し、スカーレット・ウィッチとしての自分をケープなしのルックで表現しました。そして、最後に飛んでいくときにマントとフードを作っています。私はそれを冗談で”赤ずきんルック”と呼んでいます。」と投稿し、最終話に登場したワンダの全体像のアートを紹介しました。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」脚本家がクイックシルバーの変化の理由について言及

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の脚本を担当したジャック・シェイファーさんが、最近の Empire Film Podcast との会話の中でピエトロがああなってしまった事には悲しい理由があったと説明しました。

シェイファーさんはポッドキャストの中でピエトロがリキャストされた理由について次のように述べています。

ライターズルームにグリーフカウンセラーに来てもらって、悲しみについて調査しました。その中で、人が顔を覚えているかどうかについて多くのことが書かれていました。愛する人の顔を覚えていない事への不安や、自己防衛のために積極的に無意識の記憶違いをしてしまうことなど、私たちのショーにとって魅力的な事ばかりでした。エヴァン・ピーターズを起用することで、ワンダにそのような影響を与えるだけでなく、観客にもメタ的な層を与えることが出来ると考えたのです。

しかしながら実際はそういった意図よりもアーロン・テイラー・ジョンソンさんではなく、エヴァン・ピーターズさんのクイックシルバーが登場したという事実がインターネット上では話題となってしまいました。そういったファンの反応についてもシェイファーさんは触れました。

私や他のライターは(パンデミックの影響で)1年間作品が与えられなかったMCUファンの心の貪欲さを過小評価していたようです。メアリー・リバノス(シェイファーさんと同じもうひとりの製作総指揮)とケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオのボス)は「毎回こうだよ」と言っていたかもしれませんが、私は「こんな事になるなんて!」と思っていました。ファンの理論は私の想像の上を行くものでした。

ネット上ではピエトロのリキャストによりMCUへのX-MEN参戦について多くの話題が出ましたが、脚本を執筆したシェイファーさんにはまったくそういった思惑がなかったことを明かしました。

そしてドラマ「ワンダヴィジョン」のシーズン1の全エピソードの公開を終えた「ワンダヴィジョン」制作チームは、ドクター・ストレンジの新作の撮影に協力していた事がサム・ライミ監督によって先日明かされています。

また、ジャック・シェイファーさんが脚本を担当した映画「ブラックウィドウ」は2021年7月9日 より劇場公開 & ディズニープラスでのプレミアアクセス予定です。

ソース:WandaVision Writer Jac Schaeffer Says There’s a Sad Reason Why Evan Peters Replaced Quicksilver

ドラマ「ワンダヴィジョン」ヘイワード長官役ジョシュ・スタンバーグさん、「自分はメフィストかもしれない」と思った事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に登場したS.W.O.R.D.の長官ヘイワードを演じた俳優のジョシュ・スタンバーグさんが、海外メディア SiriusXM とのインタビューの中で、「自分がメフィストかもしれない」と感じていた事を明かしました。

スタンバーグさんは貰った脚本に最終回が書かれていなかった事を明かし、マーベル・スタジオへの最初の質問のひとつが「僕は死ぬのかい?」だったと語りました。

さらにSNS上でのファンの考察などもチェックしていたというスタンバーグさんは、「なるほど、僕はメフィストなのかもしれないな、と思ったよ」と明かしました。

実際にスタジオから回答を得られたかを聞かれたスタンバーグさんは「情報はほとんど共有されていません。ポール・ベタニーも、ヴィジョンが次にどこに登場するのかを知っているとは思えません」と語りました。

MCUにようやくS.W.O.R.D.が登場したと思ったら長官がまさかの展開となり話題となった「ワンダヴィジョン」ですが、組織自体は今後も登場すると見られており、ヘイワード再登場の可能性はまだまだありそうです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:WandaVision Actor Reveals He Celebrated His Character’s Survival

ドラマ「ワンダヴィジョン」のS.W.O.R.D.基地などのコンセプトアートが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」のコンセプトアートが公開されました。アーティストのMattTkocz氏が公開したもので、ドラマに登場したS.W.O.R.D.の基地の多様なバリエーションを確認することが出来ます。

©2021 MARVEL,Disney

中には文字通り剣を建物に突き刺したようなストレートな造形もあり、近未来SFのようなデザインが多かったようです。ヴィジョンを解体するシーンも作業服と防護服の両パターンが想定されていたようです。

また、別のアーティスト、Anthony氏はヴィジョンの対決シーンのアートを公開しています。

投稿には「ようやくマーベル・スタジオのリーダーから、ワンダヴィジョンのキーフレームを投稿する許可が出ました。また、スカーレットウィッチをデザインし、このプロジェクトのアートチームを率いたアンディ・パークも、私にこのキーフレームを割り当ててくれてありがとう!」と感謝の言葉を添えています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、アグネスの生い立ちについて大幅にカットしていたことを脚本家が明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に登場した「詮索好きな隣人」ことアグネスについて、シーンが大幅にカットされていたことをヘッドライターのジャック・シェイファーさんがポッドキャストインタビューで明かしました。

インタビューの中でシェイファーさんは以下のようなコメントをしました。

これは彼女の定義ではなく、私の言葉ですが、彼女はサキュバスのようなものです。パワフルな存在を探して旅をし、それを奪う。アグネスがこれまでどこにいて、何をしていて、どんな旅をして来たのかなど、たくさんのアイデアを出しましたが、それは正しい動きだったので、ショーには入れませんでした。でも、彼女の経歴を少しでも知っておくことは、私たちにとって有益でした。でも、彼女は(ウエストビューに)やってきて、この街を嗅ぎつけ、正体を表してでも何が起こっているのかを理解しなければならなかったんです。

「ワンダヴィジョン」の8話冒頭ではアグネスの過去について少し描かれていましたが、実際にはもっと詳細なストーリーも用意されていたとの事。ドラマの中でアグネスはワンダの力を奪うために動いている事は判明していましたが、「力を奪ってどうするのか」といった彼女のもっと先の目的については一切明かされませんでした。

アグネスのテーマ曲が米アップルストアで再生ランキング1位を取った人気ぶりを考えると、今後の再登場や、アグネスに関するスピンオフ作品の可能性はゼロではないのかもしれません。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:WandaVision Cut More of Kathryn Hahn’s Agatha Backstory

ドラマ「ワンダヴィジョン」、VFXの裏側を紹介した公式動画が公開

先日最終回の配信を迎えたMCUのドラマ「ワンダヴィジョン」のVFXの舞台裏を紹介した動画がマーベルの公式Youtubeチャンネルで公開されました。VFXを担当したタラ・デマルコさんのトークを交え、ディズニープラスで配信中のドキュメンタリー「Marvel Studios’ Assembled: The Making of WandaVision」(マーベル・スタジオ・アッセンブル)には収録されていない映像も含まれています。

動画ではヴィジョンとホワイトビジョンの違いや、図書館の秘密についても解説されています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1は全話ディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」よりスカーレットウィッチのコンセプトアートが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」より、スカーレットウィッチのコンセプトアートが公開されました。マーベル・スタジオのビジュアル開発責任者アンディ・パークさんが自身のInstagramにて公開しています。

パークさんは「これまでMCU作品でたくさんのワンダをデザインしてきましたが、今回ほど楽しかったことはありませんでした」とコメントし、このアートから衣装を作ったクリエイターチームにお礼と賛辞の言葉を添え、「この素晴らしいチームの一員であることを光栄に思います」と締めています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで全話配信中です。

ワンダ役エリザベス・オルセンさん、ドラマ「ワンダヴィジョン」撮影時にマルチバースについて知らなかった事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」でワンダを演じたエリザベス・オルセンさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で、ドラマ撮影時にはマルチバースがどういう事か知らなかった事を明かしました。

※ドラマ「ワンダヴィジョン」のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

ドラマのフィナーレにマグニートーが登場するといった噂があった事について質問されたオルセンさんは、以下のようにコメントしました。

マルチバースについてワンダヴィジョンを撮影している時には知りませんでした。だからマグニートーが登場するなんて事も思っていませんでした。ピエトロの登場の仕方については賢い方法だと思っています。マルチバースの大きな計画を理解したのは「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」の仕事を始めてからの事なんです。

「ワンダヴィジョン」が「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」に繋がると説明されていたため、多くのファンは「ワンダヴィジョン」でマルチバースの片鱗が出始めるのではないかと予想し、その結果マグニートーやその他有名なキャラクター登場の噂が乱立することになりました。

MCUにおいてマルチバースはあまり語られておらず、映画「ドクター・ストレンジ」で概念的な説明がされましたがその後は鳴りを潜めていました。そして映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」で登場したミステリオがマルチバースから来たと劇中で明かすも嘘であり、今の所MCU的マルチバースがどういうものかはほとんど分かっていません。

しかしオルセンさんが言うように、ドクター・ストレンジの続編にはマルチバースに関する大きな計画が含まれているようで、今後のMCUにおいて重要なポイントとなる作品になりそうです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで全話配信中。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は  2022年3月25日 に米国公開予定となっています。

ソース:‘WandaVision’: Elizabeth Olsen and Jac Schaeffer on Wanda’s Kids, Fan Theories and the Future of the Show

マット・シャックマン監督、ドラマ「ワンダヴィジョン」でジミーが探していた人物についてコメント

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」で、アントマンシリーズのジミー・ウー捜査官が登場時にとある人物を探しにウェストビューに来た事が明かされていましたが、その後その人物に言及されることなくドラマは最終回を終えました。この事に関して、海外メディア ComicBook.comのPhaseZero Podcast の中で質問された監督がその人物についてとあるコメントをしました。

質問を受けた監督は「行方不明者については答えがあります。分かっているはず・・・頑張って」と以降のMCUで言及される可能性を示唆しました。

「ワンダヴィジョン」第4話でFBIのジミー・ウー捜査官がウェストビューの調査に来たのは、この町にいた保護証人プログラムの対象者が突然消えた事が原因でした。英語版からはこの証人が男性であることが分かっていますが、結局作品内で言及されずに終了したため、ファンの間ではモヤモヤするポイントのひとつでした。

今回のインタビューで「答えはあるものの今は言えない」という事が判明したため、今後のMCUのどこかに繋がる伏線になりそうです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで全話配信中です。