ドラマ「ロキ」の1話視聴数が「ワンダヴィジョン」、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」を超える

水曜日に配信が始まったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」の米国視聴者数が「ワンダヴィジョン」、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」を超えていると報じられました。Samba TVの報告によると、ロキの水曜日のプレミアは、米国内で89万世帯を集めました。これは、第三者のストリーミング統計機関によると、“ディズニープラスの番組の中で、米国内のプレミア日の視聴者数が最大である “とのことです。

ロキの89万世帯に対して、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は75万9千世帯、「ワンダヴィジョン」は65万5千世帯を記録しています。また、プレミアアクセスとして有料公開された映画「クルエラ」も超えているとの事。

「初日に視聴した世帯数の増加は、マーベルのDisney+シリーズが勢いを増していることを証明しています」と報告しています。

SambaTVは、300万世帯の地上波スマートテレビでの5分以上のストリーミング視聴率を測定しており、これまでに、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の最初の週末の視聴者数を170万世帯、「ワンダヴィジョン」の最初の3日間の視聴者数を160万世帯と記録しています。

ただし、SambaTVの数字にはモバイル視聴者が含まれていないため、全体像がわからないという意見もあるようです。

米国などで2019年11月にサービスがスタートしたディズニープラスは、現在日本を含む計59カ国で展開。2021年3月には加入者数が1億人を突破した事が発表されています。

MCU作品はもちろん、スター・ウォーズシリーズの新作なども複数発表されており、今後も品質の高い独自のコンテンツを展開していくことが期待されています。

ソース:‘Loki’ First-Day Viewership Scores Record For Disney+/Marvel Series, Per Samba TV

ドラマ「ワンダヴィジョン」、マキシモフ家はほとんどCGIだった事が判明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」で主人公ワンダやヴィジョンと同じぐらいよく目にしたのが二人の住む家でしたが、そのほとんどがコンピューターグラフィックスによるものであったことが、SSVFXの特集によって明らかになりました。

特集動画を見ると、マキシモフ家はほとんどグリーンバックで制作されている他、その他の場所でもグリーンorブルーバックが多用されている事が確認できます。

CGIと言えば一昔前は撮影が困難な場所や現実に存在しない場所などの描写に使われることが主流でしたが、テクノロジーの進歩とともにその制作コストは低下し、最近では撮影セットを作るよりも安価なケースが出てきています。

マーベル・スタジオに限ったことではありませんが、今後こういった制作のスタイルは増加すると見られ、何が本物で何が作り物なのかを見分けるのは一層難しくなっていくかもしれません。

特集は3分超ほどの動画となっていますので、興味がある方はリンク先でフルで御覧ください。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、制作されなかったドクター・ストレンジのカメオシーンが明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」にドクター・ストレンジが登場予定だったことが、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長のインタビューから明らかになっていましたが、本作で脚本を担当したジャック・シェイファーさんが海外メディア Rolling Stone とのインタビューでその内容を明かしました。

インタビューの中でシェイファーさんは「基本的に短いカメオ出演だった」と述べ、その内容を語りました。

私がこのプロジェクトに参加したときの計画は、シリーズの最後にハンドオフがあり、ドクター・ストレンジの参加は実質的に短いカメオに過ぎないというものでした。初期のアウトラインでは、2人(ワンダとストレンジ)が一緒に夕日に向かって走り去るという様々なバージョンがありました。しかし、それはあまりしっくりきませんでした。私たちは、この特別な物語の中で、ワンダの主体性と自律性を実現したかったのです。そのため、少し蛇足のように感じられました。

さらに、「ワンダヴィジョン」にドクター・ストレンジが登場することで、ある問題が発生すると述べました。

もうひとつの問題は、もしドクター・ストレンジが最後に登場するとしたら、彼はその間どこにいたのかということです。私は、ドクター・ストレンジのバリエーション、最後のビートのバリエーションを書くのが好きでした。彼のために書くのは楽しいことでした。ワンダが市外を飛んでいて、ドクター・ストレンジに遭遇するバージョンもありました。

そして最終的には登場させないという決断に至ったことを話しました。

ドクター・ストレンジが出てきたらかっこいいのに、と言う人もいるかもしれませんが、それではワンダの魅力が半減してしまうので、それは避けたかったのです。番組の最後が、次の映画のために商品化されたり、「白人が登場して、力の使い方を見せてやる」というようなことにはしたくありませんでした。それは私たちが言いたいことではありませんでした。

また、幻のラストシーンとは別に、ドクター・ストレンジの登場があったことも明かしました。

エピソード7のネクサスのCMでは、背景に薬剤師としてのドクター・ストレンジがパッと映る、瞬きのようなカメオにするというのがお気に入りのアイデアのひとつでした。ブラッド・ピットのキャラクターがホテルのテレビに映っていて、よく見ると一瞬だけ映っている、という『ファイト・クラブ』にとても影響を受けました。私たちは、「ネクサスのCMは彼女の潜在意識だ」と考えました。ストレンジが背景にいて、彼女に連絡を取ろうとしているとしたらどうだろう」と考えました。

ストレンジがCMに登場するという当初のアイデアは、CMがワンダ自身から現れるというこのアイデアと噛み合わなかったため、”そのアイデアから離れた “と述べ、こちらも幻のシーンとなったことが明らかになりました。さらに「ドクター・ストレンジが彼女に手を差し伸べようとしていて、実際に彼がCMの背後にいるというバージョンもありましたが、私たちはその考えをやめました。」と補足しました。

ドラマ「ワンダヴィジョン」でワンダとストレンジの共闘は幻となってしまいましたが、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)でも二人のシーンは幻となっていました。ただしこちらは撮影自体はされていて、その時の写真も公開されています。

Deleted scene from Endgame of Wanda protecting Strange as he held back the water

2度にわたる幻の共演シーン、映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」ではどのように描かれるのでしょうか。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 米国公開予定です。

ソース:The Oral History of ‘WandaVision’

ヴィジョン役ポール・ベタニーさん、ドラマ「ワンダヴィジョン」後の契約はしていない事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」でヴィジョンとホワイトヴィジョンを演じたポール・ベタニーさんが、海外メディア The Playlist とのインタビューで、マーベル・スタジオと次の契約はまだしていない事を明かしました。

MCUのヴィジョンの将来について質問されたベタニーさんは次のようにコメントしました。

ヴィジョンの将来について私は何も知りません。私が知っているのは、今回の報道の流れを見る限り、エミー賞に向けてのものであり、それはリミテッドシリーズのものです。ですから、シーズン2はないと思います。ホワイトヴィジョンをこのままにしておくのは難しいと思いますが、それについてはまだ話し合っていません。

S.W.O.R.D.によって作られたホワイトヴィジョンは一時期敵対しましたが、封じられたメモリへのアクセスが解除されたことでインフィニティ・ウォーまでのヴィジョンと同等の記憶を手に入れ、どこかに飛び去ってしまいました。

ホワイトヴィジョンの再登場については、ワンダの次回作でもあり、ワンダとヴィジョンの子供も再登場すると言われている映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」が有力視されていましたが、ベタニーさんの「契約していない」という言葉を信じるのであれば、少なくとも現在発表されているMCU作品には再登場しないと考えられそうです。

記憶こそある程度戻ったものの、感情はまだ取り戻せていないように見えたホワイトヴィジョンですが、ワンダや息子たちのピンチに駆けつける事はあるのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:Paul Bettany Has No Clue When ‘WandaVision’s’ White Vision Will Return & Has Mixed Feelings Over That Big Cameo Tease [Interview]

ドラマ「ワンダヴィジョン」、脚本家がシットコムが放送されていた理由を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の製作総指揮と脚本を務めたジャック・シェイファーさんが、海外メディア Rolling Stone とのインタビューの中で、「なぜシットコムが放送されていたのか」という謎についてコメントしました。

ドラマではウェストビューを支配していたワンダが独自の信号を発信し、それに気づいたダーシー・ルイスが古いテレビを使って受信することで劇中劇「ワンダヴィジョン」の存在に気づいて物語が進展しました。

この信号と劇中劇についてシェイファーさんは次のように述べました。

私の考えでは、ワンダは2つの理由で放送しています。1つは、彼女が自分の経験を整理していること。彼女は自分の理想とする世界の全体像を作り上げているのです。つまり、彼女は編集し、スコアを加え、コマーシャルを加えて、彼女の完璧な人生を検証する完成品を作っているのです。

その次に、彼女は目撃者を探していると思います。助けを求め、手を伸ばしていたのです。しかし、第7話の最後にあるヘックス展開の後、放送は終了してカットアウトしました。それは彼女が外の世界と決別したからです。

「ワンダヴィジョン」のヴィランとして、コミックに登場するメフィストやナイトメアといった悪役たちの登場が予想されていましたが、シェイファーさんは以前のインタビューでこの物語の悪役は「悲しみ」であると説明しました。

ワンダの悲しみから始まったこのドラマは、彼女の理想世界であり、救難信号でもあったという事です。当初はドクター・ストレンジも関与する予定だったことも明かされている「ワンダヴィジョン」ですが、「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」でストレンジはこのウェストビューの事件について触れるのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:The Oral History of ‘WandaVision’

エリザベス・オルセンさんがワンダのアクセントの変化について語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じるエリザベス・オルセンさんが、海外メディア Rolling Stone とのインタビューで、ワンダの英語のアクセントの変遷について語りました。そして、ワンダの次回作となる映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」についても触れました。

オルセンさんはインタビューで次のように述べています。

ワンダのアクセントの変化は「シビル・ウォー」から始まりました。ルッソ(監督のアンソニー・ルッソとジョー・ルッソ)が、”ワンダはアメリカに引っ越して、もっと英語を話しているはずだから、もっとソフトなアクセントにしてくれないか”と言ったんです。それで「はい」と答えました。

ワンダとピエトロの双子は映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(2015年)で初登場し、MCUではソコヴィアという東欧にあると設定されている架空の国で生まれ育ちました。そのため、「エイジ・オブ・ウルトロン」のワンダとピエトロの英語には独特の訛りが設定されています。

その後オルセンさんが説明したように、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)に登場したワンダは、監督のいうようにアベンジャーズとしてアメリカで活動していた事を考慮し、一般的な英語のアクセントになりました。

その後、今年配信されたドラマ「ワンダヴィジョン」でもアクセントに少し変化があり、その事については作中でも触れられました。シットコム世界での変化はワンダ自身が作り出したものであるとオルセンさんは説明し、次回作「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」のワンダについて、次のように話しました。

ワンダの次の出演作である2022年の「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」 では、ワンダヴィジョンでの体験の後、彼女はより自分に近いアクセントに戻ると言わざるを得ません。今では、ワンダは自分自身の理解を深めているため、彼女はより素直な表現に戻るような気がします。

ワンダのアクセントの違いは彼女のキャラクターの変化を表現するものでしたが、残念ながら吹替版では、少なくとも日本語吹替版ではそういった表現がありません。オルセンさんは次回作のワンダがより素直なアクセントになると予告しましたが、今更日本語吹替で何か変化がつくとも考えにくいため、劇場公開までの間にワンダの登場作品の英語版をチェックしてみるのも面白いかもしれません。

最後にエリザベス・オルセンさんは「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネスに対するワンダヴィジョンのファンの反応を見るのが待ちきれない。」とコメントしました。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 米国公開予定です。

ソース:The Oral History of ‘WandaVision’

ドラマ「ワンダヴィジョン」脚本家、マーベル・スタジオと新たな契約を結んだと報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の製作総指揮と脚本を務めたジャック・シェイファーさんがディズニーと新たな契約を結んだと、海外メディア Variety が報じました。この契約にはマーベル・スタジオと20世紀テレビジョンが含まれていると伝えています。

記事によると、マーベル・スタジオとの契約はディズニープラス作品であるとし、20世紀テレビジョンの契約は全てのプラットフォームが含まれるとの事。

シェイファーさんは「ワンダヴィジョン」の他、映画「ブラックウィドウ」の脚本も担当しており、今回の報道により更にマーベル作品に携わっていく事になるようです。

しかし「ワンダヴィジョン」は米ディズニープラスの公式でもリミテッドシーズンとされており、シーズン2の契約の可能性は低いと言えそうです。ワンダやブラックウィドウに関連する作品か、はたまた別のヒーローを取り上げた作品になるかは今後の注目ポイントになりそうです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中。

映画「ブラックウィドウ」は2021年7月8日(木) より劇場公開、2021年7月9日(金)からディズニープラスでのプレミアアクセス予定(米国では9日に劇場とディズニープラスの同時公開)です。

ソース:‘WandaVision’ Head Writer Jac Schaeffer Sets Overall Deal With Marvel Studios, 20th Television

ドラマ「ワンダヴィジョン」のヒット曲「Agatha All Along」の本来のタイトルは違った事が明かされる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の第7話「第4の壁を破って」で挿入された「Agatha All Along」が元々は違った曲名だったことをマット・シャックマン監督が明かしました。「アナと雪の女王」でもヒット曲を生み出したクリステン・アンダーソン=ロペスさんとロバート・ロペスさんが作曲した「Agatha All Along」はサウンドトラックチャートで1位を取るなどのヒットをしました。

海外メディア Entertainment Weekly の The Awardist の中で、マット・シャックマン監督は次のように述べました。

元々は「That’s so Agatha」という曲名でした。それが(この曲の)アイデアのようなものでした。でも、クリステンが「アガサ・オール・アロングを考えていたんだ」と言っていたのを覚えています。そして、私たちは、素晴らしい、最高だ!と思ったのです。それから、アガサがずっと何をしていたのか、もっと具体的に説明できるように何度か話し合いました。その後、マンスターズ・ミーツ・ウンパ・ルンパの曲が入ってきて、”ああ、これは最高だ “と思ったのを覚えています

この曲が流れるタイミングのひらめきを、ヘッドライターのジャック・シェイファーさんが振り返り、「ここはキャスリン(・ハーン)が歌ってくれる?と思いつきました。みんなが”確かにそうだ。アガサなら歌うだろう”と共感してくれたんです。」とコメントしました。

そしてアガサを演じたキャスリン・ハーンさんは「間違いない!他の人が歌ったら、アガサあはすごく怒るだろうなと感じました。私がやらなければ、やるしかない!ってとても興奮していました。」と笑いながら付け加えました。

エピソード公開後、iTunesのサウンドトラックチャートで1位を獲得するなど、配信直後から爆発的なヒットをしました。また、ファンのお気に入りとなったこの曲は様々な二次創作もなされ、アベンジャーズのメンバーのダンスに合わされたり、ゲーム「あつまれ どうぶつの森」を使ってPVが再現された動画などの投稿も見受けられました。

今後、MCUにアガサが登場するかは明かされていませんが、「ワンダヴィジョン」の物語の結末としてはアガサの再登場はあり得る終幕となっています。「ワンダヴィジョン」の挿入歌はウェストビューとヘックスがあっての曲という特殊な構造でしたが、新たな楽曲を聴ける日は来るのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、やはりストレンジが登場予定だった ─ 劇中CMの真の意味も判明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」は映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」に繋がる作品と発表されており、配信以前はストレンジがドラマにも出演するという噂がファンの間で広がっていました。残念なことにその噂は現実にはなりませんでしたが、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ氏は本来の脚本ではやはりストレンジが登場していたことを、Rolling Stone誌の最新号のインタビューにて明かしました。

ジャーナリストであるブライアン・ハイアット氏との対談の中で、ファイギ社長は「ワンダヴィジョン」における魔術師に対するマーベルの計画が変更されたことにより、同シリーズと「ドクター・ストレンジ・itMoM」の両方で脚本の書き直しが行われたことを明らかにしています。

トーストメイト、ストラッカー・ウォッチ、ヒドラ・ソークといった架空の商品の謎の「コマーシャル」は、当初、ワンダの幻想的なシットコムの現実を突き破ろうとする、ストレンジからのワンダへのメッセージを意図したものでした。マーベル・スタジオでは、カンバーバッチと最終エピソードへの出演契約を結んでいました。

人によっては、『ドクター・ストレンジが出てきたら最高だったのに』と言うかもしれません。しかし、それではワンダの魅力が半減してしまうと考えました。私たちは、ショーの終わりが次の映画に行くために商品化されることを望んでいませんでした。

ファイギ社長は「ワンダヴィジョン」を「ドクター・ストレンジ・itMoM」の導入作品にするのではなく、それぞれ独立作品として成立するように最終的に両者の脚本を調整したとの事。「非常に献身的な調整とカオスの素晴らしい組み合わせです。まさにカオス・マジックです」とコメントを添えています。

「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督は当時のインタビューにてCMは「ワンダの無意識の貯蔵庫としての意味もありました。彼女はこのコマーシャルに、番組の大きなテーマの手がかりとなる何かを込めているんです。」と説明しており、設定の変更に併せてCMの意味合いについても変更されたものと見られています。

以前には「ドクター・ストレンジ」の新作は「ワンダヴィジョン」を見ていない視聴者でも楽しめるように制作している、と社長自身がコメントしており、ドラマへのストレンジ登場はこういった経緯から幻となってしまった事が明かされました。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 米国公開予定です。

ソース:Doctor Strange Was Written Out of WandaVision

ドラマ「ワンダヴィジョン」に出演したエヴァン・ピーターズさん、役割について初めから知っていた事を明かす

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に出演したエヴァン・ピーターズさんが、ペース大学との講演中にゲストスピーカーを務め、アグネスの夫ラルフを演じた事についてスピーチしました。

そのスピーチはTiktokユーザーのvaleria.pedを通じて抜粋公開され、その中でピーターズさんは次のように述べています。

彼のラストネームがボーナーだとは知らなかったんだ。それで、2階のラルフの隠れ家で、彼女(モニカ・ランボー)に説明するシーンがあるんだけど・・・。彼女は写真を見て、『ラルフ・ボーナー!』って言うんだ。私は「ボーナー?」って感じだった。苗字がボーナーだとは知らなかったので、大笑いしてしまいました。彼がラルフであり、魔女に操られていることは最初からわかっていました。

結局ピーターズさんはクイックシルバーではなく、初めからラルフとしてキャスティングされていたことが明らかになりました。彼の登場は波紋を呼び、ファンに様々な考察をさせる事になりましたが、その多くが裏切られることになりました。

こういったファンの考察は制作側も楽しんでおり、中には核心に迫る考察も現れ、ヴィジョンを演じたポール・ベタニーさんは「マーベル・スタジオは彼らを雇うべきだ」とも言わしめました。

「ワンダヴィジョン」は最終回をむかえ、主人公のひとりワンダのその後は映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」で描かれる事になっています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:WandaVision: Evan Peters Reflects on That Ralph Bohner Twist