ドラマ「ワンダヴィジョン」、劇中CMについて監督が解説

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の劇中に挿入されていたCMに関して、ファンの間ではさまざまな考察がされました。その中で特に支持されたのはインフィニティ・ストーンを暗喩しているというものでしたが、この事についてマット・シャックマン監督が海外メディアとのインタビューの中でコメントをしました。

ケヴィン・スミス氏の Fatman Beyond にオンライン出演した監督は「素晴らしい考察がいくつかあったので、それらを台無しにしたくはありません。CMはワンダの歴史を少しずつ紹介していくものでした。スタークのトースター、ストラッカーの腕時計、ヒドラのバスソープ、ラゴス、サメと無人島のかわいそうな子供、テーマに沿って機能しました。インフィニティストーンとは実際になにも関係はありません。」と、ファンの鋭さを讃えつつも、ストーンとの関係はきっぱりと否定しました。

また、別のメディア TVLine とのインタビューでは、「ワンダはウエストビューのほとんどの人に役を与えました。CMに起用した2人の俳優、つまり町の人々は他のすべてのものと同じように意図されていました。ワンダの車が時を超えて反復する赤いビュイックであるのと同じように、時を超えて反復するものであることを意味していたのです。ワンダはこの2人をCM出演者として起用し、すべてのエピソードに登場して、放送の一部となりました。」とコメントし、CMに登場した二人に関しても様々な考察がありましたが、ウェストビューの住人であることを明かしました。

また、CMについては「ワンダの無意識の貯蔵庫としての意味もありました。彼女はこのコマーシャルに、番組の大きなテーマの手がかりとなる何かを込めているんです。」と説明しました。

ファンの考察には制作サイドも注目しており、以前にはヴィジョンを演じるポール・ベタニーさんが「ファンの考察にはかなり正確なものもある。マーベル・スタジオは彼らを雇ったほうが良い」ともコメントしました

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:WandaVision Team Answers Our Burning Questions About Vision’s Fate, a Strange Absence, MIA Darcy and More

ドラマ「ワンダヴィジョン」、脚本家が今年になるまでメフィストについて知らなかった事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の脚本とエグゼクティブ・プロデューサーをつとめるジャック・シェイファーさんが、海外メディア Mashable とのインタビューの中で、メフィストについてそもそも知らなかった事を明かしました。

※この先はドラマ「ワンダヴィジョン」のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

本作の配信が始まって以降、ウェストビューのマキシモフ事変の裏にはメフィストがいると多くのファン理論が出たことについて、シェイファーさんは驚きと混乱があった事を明かし、「メフィストのミスリードを作ろうと意識したことはありませんでした。だってプレスを始めるまでメフィストが誰なのか知りませんでしたから」と明かしました。

そして「なぜ悪魔の話をあんなにしたのか?それは本当に偶然の一致なんです。私たちのストーリーテリングの会話には、悪魔は出てきませんでした。私たちは、この物語の悪は悲しみだということを明確にしていました。そして、外敵はアガサです。だから視聴者として、番組とキャラクターを愛する者として、それ以上のものは求めていませんでした。」と続けました。

実際に劇中には悪魔というワードが度々登場するも、最後までメフィストが登場することはありませんでした。しかしこれは意図したものではなく、本当に偶然だったとの事です。

シェイファーさんは「ワンダはスーパーヒーローであり、彼女の立場に立つことは、マインドストーンが自分に向かってくることを想像することでもあるからです。でも、何よりも親密な瞬間、自分と愛する人たちとの非常にパーソナルな瞬間を描いていました。」と、ワンダとその家族にスポットを当てていたことを明かしました。

本作の監督をつとめたマット・シャックマン氏は先日、アガサのうさぎセニョール・スクラッチーが悪魔となって双子やモニカたちと戦うシーンを収録していた事を明かしましたが、このシーンが放送されていればファンはよりメフィストの存在を強く意識してしまっていたかもしれません。

残念ながら「ワンダヴィジョン」にメフィストが登場することはありませんでしたが、ダークホールドの存在が明らかになった以上、今後のMCUに悪魔が登場する可能性は十分にありそうです。

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ソース:WandaVision Creator Never Heard of Mephisto Before This Year

ドラマ「ワンダヴィジョン」、黒幕がファン理論と合致しなかった理由をプロデューサーが明かす

先日、ディズニープラスで最終話の配信を終えたドラマ「ワンダヴィジョン」の脚本とエグゼクティブ・プロデューサーをつとめるジャック・シェイファーさんが、本作の黒幕が多くのファン理論で挙げられたキャラクターたちでなかった事について、海外メディア Deadline とのインタビューの中で言及しました。

※この先はドラマ「ワンダヴィジョン」のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

シェイファーさんはインタビューの中で以下のように語っています。

このシリーズにスーパーヴィランは必要ないと思っていました。大きな問題は悲しみです。それは私達が最初から話し合っていた事でした。そこでワンダが立ち直る促進剤として、アガサ・ハークネスという形のボーナスのヴィランを投入しました。それについては良かったと思います。

本作のヴィランがメフィストのような壮大な敵ではなかった理由として、そもそもがワンダの悲しみの物語であることを明かしました。

また、直接繋がると言われていた「ドクター・ストレンジ」の続編との関係について、他の作品の事はまったく知らされていないとした上で、「私はドクター・ストレンジが好きです。続編でワンダと一緒にスクリーンに映る彼を見るのが楽しみです」と、ファンと同じポジションにいることを示唆しました。

そして、セカンドシーズンについては「ケヴィンが言ったとおりです。今の所計画はありませんが、マーベルの世界は何が起こるかわかりません。」とコメントしました。

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ソース:‘WandaVision’ EP & Head Scribe Jac Schaeffer On Scarlet Witch’s Grief & Who Didn’t Show Up In “The Series Finale” – Q&A

ドラマ「ワンダヴィジョン」、初期の頃はアーロン・テイラー・ジョンソンさんの起用を考えていた事を監督が明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督が海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で、初期の段階ではアーロン・テイラー・ジョンソンさんの起用を考えていた事を明かしました。

※この記事にはドラマ「ワンダヴィジョン」の重大なネタバレが含まれています。ご注意ください。

監督によると、「アーロン・テイラー・ジョンソンをクイックシルバーとして復活させる事について、開発の初期段階で話し合いがありました。」との事。もともとは映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で亡くなった本物のピエトロが戻ってくる予定だったことを明かしました。

「しかしそれはかなり早い段階で除外され、アガサが偽のピエトロを世界に持ち込み、ワンダの問題をさらに進める事にしました。そのため、リキャストのピエトロを登場させることは、メタレベルではうまくいきましたし、テーマ的にも意味がありました。悲しみは判断を曇らせ、信じられないようなことも信じるようになります。もしこれが私の弟なら、たとえ彼が私の弟であることを知らないし、感じないとしても、彼がとても恋しいので、喜んで受け入れるだろう、という事です。」と続けました。

ニセトロに関しては様々なファンのリアクションがあり、結局マルチバースでもなければX-MENでもなかった事に落胆するファンがいた事についても、監督は「そこに失望したクイックシルバーファンがいることを私は知っています」とコメントしました。そして、「それは最終的に非常に多くの異なるレベルで機能したので、私たちが下した決定に満足しています。」と心境を明かしました。

マルチバースという概念がMCUに登場して以降、多くのファンがその言葉に翻弄されています。6月にはドラマ「ロキ」の配信を控えているため、さらに翻弄されることになるかもしれません。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:WandaVision Considered Bringing Aaron Taylor-Johnson Back as Quicksilver

キャスリン・ハーンさん、今後のMCUでもアグネスを演じたい事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」で「おせっかいな隣人」アグネスを演じたキャスリン・ハーンさんが、海外メディア ニューヨーク・タイムズ とのインタビューでこの先アグネスを再演したい気持ちを明かしました。

※この記事にはドラマ「ワンダヴィジョン」のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

インタビューの中で、今後のMCUにアグネス再登場する可能性について聞かれたハーンさんは「わかりません。マーベル・スタジオは本当に口が堅いんです。でも私は再演したい。アグネスがとても大好きなんです。」と答えました。

また、アグネスのラストシーンについて、「アグネスは少し休む必要がありました。彼女はとても落ち着きがありませんでしたし、彼女は非常に長い間、とても孤独だったと思います。彼女は交際が大好きで、郵便配達員、ラルフ、ドッティが大好きです。今はコルセットを緩めて座って、マフィンを食べながらラテを飲んでも大丈夫だと思います。」と心境を明かしました。

コミックとは少しテイストの違う師弟関係のような形におさまったアグネスとワンダですが、ワンダが「必要になれば会いに来る」と言ったように再登場の可能性はありそうです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Kathryn Hahn Talks About Her Insidious, Perfidious Role on ‘WandaVision’

ドラマ「ワンダヴィジョン」は元々10話あったと監督が明かす ─ 削除シーンでは悪魔との戦いも

ドラマ「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督が、ケヴィン・スミス氏の Fatman Beyond にオンライン出演し、本作はもともと10話構成で制作が進められていたことを明らかにしました。また、番組の中では「ワンダヴィジョン」の削除されたシーンについても言及しました。

※この記事には「ワンダヴィジョン」のネタバレが含まれています。ご注意ください。

番組の中で監督は以下のようにコメントしました。

物事は絶えず変化していたし、壊れては再構築されていました。物語は変化し、特に現実の世界の多くのものとフィナーレは変更されました。多くの実験が行われ、さまざまなことを試していました。10話を予定していた時期もありましたが、結局2話をバラバラにすることにしました、リズムを少しでも良くするためにね。そしてもちろん、アトランタでパンデミックにより私たちが数ヶ月休むことになったので、ポストプロダクションを行っている間にさらに変化し、アイデアが浮かび上がり、その結果として小さな変化が起こりました。

以前にエージェント・ロドリゲス役のセレナ・アンデューズさんが所属するタレント事務所がFacebookに投稿した画像ではエピソード10があることが示唆されており話題になりましたが、彼女が撮影した時点では10話構成で撮影されていたのが真相という事になりそうです。

また、ビリー&トミーとモニカ、ダーシー、ラルフ・ボーナー(ニセトロ)がアガサ・ハークネスの地下室からダークホールドを盗もうとするシーンも撮影した事を明かし、その際に悪魔として本性をあらわしたセニョール・スクラッチーと戦う予定だったと明かしました。これは素晴らしいシーケンスで役者の演技も最高でしたが、しかし時間内にVFXが完成しないと判断し、このシーンは削除し変更されたとの事です。

うさぎのスクラッチーは大方の予想どおりただのうさぎではなかった事が明かされましたが、最終的には制作時間の都合であまり描かれなくなったようです。

新型コロナウイルスは「ワンダヴィジョン」の配信スケジュールに関して、他の作品に比べ大きな影響を与えていないように見えていましたが、その内容には大きく影響を与えてしまっていたようです。

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ドラマ「ワンダヴィジョン」9話のイースターエッグをピックアップ

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」は、これまでに公開されてきた映画シリーズと同様イースターエッグがたくさんある作品です。この記事ではそれらについて取り上げて行きたいと思います。今回はエピソード9「シリーズ最終回」に注目。

この記事にはネタバレを多く含んでいますので、未見の方はご注意ください。

9話

冒頭のバトル

ワンダがアガサに対して車を投げつけますが、怒りすぎてコントロールが悪くなったのか残念ながら当たりませんでした。ワンダが車を投げつけるのはMCUでは二度目で、前回は映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にてトニー・スタークに対して大量の車を投げつけました。

トニーへの車の数を考えると、アガサに対して1台というのは少し手加減した印象ですが、サイコキネシスの範囲内は自宅の敷地分ぐらいで、よその車まで届かなかっただけなのかもしれません。

オズの魔法使い

マーベル作品とは関係がありませんが、外れた車が家を破壊し、魔女のブーツを下敷きにしていたのは「オズの魔法使い」のワンシーンをオマージュしているかのようでした。

©2021 MARVEL,Disney

ワンダとホワイトヴィジョン

コミックでもワンダとホワイトヴィジョンが対面したシーンがありました。ウェストコースト・アベンジャーズ#45 で描かれたシーンでは単に記憶がなく、ハグする事がなかったホワイトヴィジョンですが、ドラマでは最初から殺意を持って近寄って来るという、まったく違った対面シーンとなりました。

©2021 MARVEL,Disney

ヴィジョン対ホワイトヴィジョン

ホワイトヴィジョンがヴィジョンのマインド・ストーンを取ろうと手を伸ばすシーンは、かつてサノスがヴィジョンにやったことを想起させます。

©2021 MARVEL,Disney

このあとヴィジョンは自身の分子操作によりすり抜けて回避しますが、サノスの時にこれが出来ていれば世界の被害はもっと少なくて済みました。当時はマインド・ストーンの切除処理の途中だったためにこの能力が使えなかったと考える事にします。

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ダークホールドとカオスマジックとChthon

今回のエピソードでアガサがダークホールドを持っていることが判明しました。ドラマ「エージェント・オブ・シールド」やドラマ「ランナウェイズ」に登場したものとデザインは異なります。

「ワンダヴィジョン」ではダークホールドがどういう書物なのかあまり説明がなかったので、コミックの設定をご紹介。

コミックのダークホールドは黒魔術に関する最高の解説書とも言われおり、本の形になるまえは破壊不可能な羊皮紙の巻物として、旧神クートン(原語はChthon カナ表記は翻訳本によってクトーン、クソーン、クトゥンなど多様)によって書き記されました。

©MARVEL

地球誕生と同時期に生まれた旧神たちですが、同族を食らうことでパワーを増す彼らはいつしか悪魔と呼ばれるようになり、地球の母神と伝えられることになる旧神ガイアの子アタムによって、クートンは別の次元へと追いやられてしまいます。その際にクートンが別次元から地球へ干渉するための媒介として巻物を残し、後に「ダークホールダーズ」という暗黒魔術師たちが本にまとめたのが「ダークホールド」になります。

クートンの魔術は「ブラックマジック(暗黒魔術)」と「カオスマジック(混沌魔術)」と呼ばれ、これらは「存在と現実の構造そのものを操作」し、歪め再構築し宇宙に完全な破壊をもたらすこともできるとされています。

そして、西暦500年頃、ダークホールダーズのリーダー「モーガン・ル・フェイ」と「マグナス」という魔術師はクートンを召喚するも制御できず、クートンをワンダゴア山の地下に幽閉し、マグナスはダークホールドを隠しました。時が流れ西暦1900年頃、ハイ・エボリューショナリーという天才遺伝生物学者がワンダゴア山付近の土地を買取り、この土地に自らの研究施設「シタデル・オブ・サイエンス」を建築します。

さらに数十年後、この施設に連れてこられた赤子のワンダの才能に気づいたクートンは、いつか地球で活動するための器としてワンダを選び、自らの力の一部を分け与えることでワンダはカオスマジックを使えるようになりました。

これがざっくりと、ダークホールド、カオスマジック、クートン、そしてワンダの関係となります。「ワンダヴィジョン」では「ひとつの章をまるまる使ってあなたのことが書かれている」というアガサのセリフがありますが、コミックのようにクートンが分け与えているのかは不明です。しかし、本に描かれているスカーレットウィッチの髪は見ようによってはコミックのクートンの触手にも見え、何らかの関係はありそうに思えます。

©2021 MARVEL,Disney

ちなみに「エージェント・オブ・シールド」では読んだものに破滅を与える本としても描かれていました。

Mr.インクレディブル

6話でもMr.インクレディブルに関するイースターエッグがありましたが、このシーンもMr.インクレディブルを思い起こさせます。6話の頃と違ってマキシモフ家も一致団結し、敵に立ち向かう姿はインクレディブルと同様になっています。ちなみにディズニープラスで視聴可能です。

©2021 MARVEL,Disney

モニカの身体

モニカの能力についてMCU版は不明な点が多いです。コミックでは自身の身体を光、電気、マイクロウェーブ、ラジオ電波、紫外線、ガンマ線、レーザーなど様々なエネルギー体 などに変換でき、結果的にほとんどの物理攻撃を無効化出来ます。ドラマのように銃弾のエネルギーを奪ってぽとりと落ちる描写はその延長とも取れますが、詳細は以降のシリーズ待ちとなりそうです。

ちなみに前半でニセトロが ロックバンド「311(スリー・イレブン)」の「Amber」という曲の“Amber is the color of your energy,”(君の力は琥珀色)という歌詞の部分を弾いているようで、ドラマの前半からモニカのパワーを暗示していました。

©2021 MARVEL,Disney

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I am Vision

ごくごくありふれた自己紹介のセリフですが、MCU的にはアイアンマンをオマージュしていると思わざるを得ません。

©2021 MARVEL,Disney

マインドコントロール

アガサにマインドコントロールをかけるシーンは映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のオマージュになっています。残念ながら魔女であるアガサに対してはかつてアベンジャーズを操ったときのような効果は出ませんでした。

©2021 MARVEL,Disney

映画館

映画館には「BIG RED」、「KIDNAPPED」と書かれています。BIG RED は「ワンダヴィジョン」のワーキングタイトル(仮題)として使用されていました。KIDNAPPED という映像作品はいくつか見つかりましたが取り立てて「ワンダヴィジョン」との関連性が見つけられませんでした。KIDNAPPED は誘拐という意味のため、トミーとビリーに関する作品のワーキングタイトル、なんてのは考えすぎかもしれません。

©2021 MARVEL,Disney

ヘックス消滅後の本来のウェストビューの劇場に書かれている「TANNHAUSER GATE」と「PUT THE FUN IN DYSFUNCTIONAL」はどちらも作品タイトルではありません。

前者のタンホイザーゲートはSF映画「ブレードランナー」に出てきたワードで、クライマックスで、レプリカント(人造人間)のリーダーであるロイ・バッティが死の直前につぶやくセリフの中に含まれています。

おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦。タンホイザーゲートの近くで暗闇に瞬くCビーム、そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。

ヴィジョンの消滅と重ね合わせていると思われます。

「Put the fun in dysfunction」は、dysFUNction(機能不全)にFUN(楽しい)を入れようという言葉遊びの文章。機能不全となってしまったワンダの家族に重ね合わせていると思われます。今後のワンダにFUNがあるよう願うほかありません。

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ミッドクレジット

ミッドクレジットシーンではスクラルの女性が登場し、母マリアの友人の代理としてモニカに会いに来ました。このスクラルがタロスとソレンの娘かは不明ですが、彼女がいうには「モニカを上につれてこい」との事。ここでいう上とは宇宙の事で、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のラストでフューリーがいた宇宙基地を指していると考えられます。時系列的にはあのシーンはこのドラマから約8ヶ月後になります。

©2021 MARVEL,Disney

マリアの友人と言えばキャプテン・マーベル/キャロル・ダンバースですが、キャロルであれば使いを寄越してモニカが上がってくるのを待つより自分で降りてくるほうが圧倒的に速いため、その次の友人となっているであろうフューリーの代理人だと考えられます。

ポストクレジット

ポストクレジットでは雪山の麓の小屋で過ごすワンダの姿が描かれています。この雪山はコミックでワンダのキーロケーションであるワンダゴア山かもしれません。もしここがワンダゴア山で、ワンダとダークホールドが揃っているとなると、かなりよくない気もします。

©2021 MARVEL,Disney

そして家の奥ではスカーレットウィッチがダークホールドを読んでいるシーンが映り、双子の声が聞こえてドラマは終了します。

©2021 MARVEL,Disney

このスカーレットウィッチがアストラル体かどうかは不明です。アストラル体については映画「ドクター・ストレンジ」で描かれました。ストレンジ、エンシェント・ワン、ドルマムゥからダークパワーを与えられたゼロッツもアストラル体になって戦う描写がありましたが、いずれも肉体は気絶状態になっています。

9話の中で「スカーレットウィッチの力はソーサラー・スプリームをも上回る」とアガサが言っていたので、スカーレットウィッチともなると肉体が自由に動きつつもアストラル体になれるのか、あるいは単純に別の魔法であると考えられます。

いずれにしてもこれはドクター・ストレンジへのオマージュであり、「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」への導入部分です。BGMもストレンジのメインテーマになっています。


以上、9話のイースターエッグでした。他にも何かあれば追記するかもしれません。

セバスチャン・スタンさん、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」と「ワンダヴィジョン」の違いについてコメント

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを演じる俳優のセバスチャン・スタンさんが、海外誌 Total Film の最新号で本作とドラマ「ワンダヴィジョン」の違いについてコメントしました。

インタビューの中でスタンさんは以下のように語りました。

「ワンダビジョン」は本当に面白くて、これまでのMCUとは異なるショーでした。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」はトーン的にはこれまでの自分たちの世界の中にあります。キャプテン・アメリカシリーズである『ウィンター・ソルジャー』や『シビル・ウォー』と同じように、現実的な世界を舞台にしているので、より地に足の着いた、親しみやすいアプローチをしていると思います。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は魔法や宇宙、異世界ではなく、毎日見慣れている世界を舞台にしているため、とても馴染みやすい事を強調しました。

スタンさんは「私たちはこれまでの映画で、彼らがどこから来たのかを完全に理解する機会を得られませんでしたが、今作ではアクションとより多くのキャラクターでもって表現出来て、本当に良かったです。」とも続けました。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は 2021年3月19日 よりディズニープラスにて配信予定です。

ソース:Sebastian Stan Compares WandaVision To The Falcon and the Winter Soldier

【ネタバレ注意】映画「ドクター・ストレンジ」続編のロケ地近くにあの二人の俳優の姿が

現在イギリスにて撮影が進められているMCUの映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」の撮影現場付近でとある俳優さんたちの姿が確認されました。各々が自身のInstagramに写真を投稿しましたが、現在は削除されているため密かな話題となっています。

※「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」、「ワンダヴィジョン」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご注意ください。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、マーベル公式サイトで劇中グルメのレシピが公開中

マーベル公式ホームページにてドラマ「ワンダヴィジョン」をテーマにしたレシピが公開されています。エピソードをモチーフにしたものから劇中に登場したものまで様々あり、ここではいくつかを日本語訳したものを簡単にご紹介します。

ドクター・ニールスンのベイビーフルーツサラダ

©2021 MARVEL,Disney

材料

洋梨1個(皮をむいて芯を取り、さいの目切り)、パパイヤ 1個(皮をむいて種を取り、さいの目切り)、グレープフルーツ 1個(皮をむいて乱切り)、カットパイナップル120グラム、ハネデューメロン1個、レモン果汁

手順

  1. ボウルに、洋梨、パパイヤ、グレープフルーツ、パイナップルを入れます。 混ぜ合わせ、レモン汁でコーティングします。
  2. ハネデューメロンの底を少しスライスし、容器として安定させます。
  3. メロンの横幅2/3ほどの位置から下方向へ半分カットし、横からもカットしてメロンの一部を取り除きます。
  4. メロンの種を取り除いて捨て、メロンの果肉を取り除きます。果肉はお好みの量だけ1番で用意したものと混ぜ合わせます。
  5. 混ぜたフルーツを容器に盛り付けます。
  6. 残ったメロンをお好みの量だけすりおろして一緒に盛り付けても良いでしょう。

公式で詳しくチェック(英語)

セーラム・ハニカム・フラッペ

©2021 MARVEL,Disney

材料

巣蜜大さじ3、ミルク3/4カップ、アイスクリーム500ml、ナツメグひとつまみ、その他盛り付け用にはちみつ、巣蜜、ホイップクリームなど。

手順

  1. 巣蜜とミルクを混ぜ、なめらかになるまでブレンドします。
  2. なめらかになったらアイスクリームとナツメグを加えさらに混ぜます。
  3. 冷たいグラスに入れ、盛り付けて完成。

公式で詳しくチェック(英語)

他にも多数のレシピが紹介されています。詳しくは公式ページを御覧ください。

ロブスター・テルミドール

エピソード1で作る予定だったロブスター料理

©2021 MARVEL,Disney

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ソコヴィアン・アイスティー

エピソード2のママ友会で飲んでいた紅茶

©2021 MARVEL,Disney

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ダーシーの徹夜用カップ麺

エピソード4でダーシーが徹夜のお供に食べていたスープなしのカップ麺

©2021 MARVEL,Disney

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ビリーとトミーの放課後のおやつ

エピソード5をモチーフにしたレトロな子ども用のおやつ

©2021 MARVEL,Disney

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フルサイズ・ハロウィン・キャンディバー

エピソード6でトミーとビリーが狙っていたお菓子

©2021 MARVEL,Disney

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ファンネル・ヘックス・ケーキ

エピソード7でダーシーとヴィジョンが逃げる時に盗んだケーキ屋トラックの名物ケーキ

©2021 MARVEL,Disney

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ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。