映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」から削除シーンの写真が公開 ─ ストレンジをサポートするワンダの姿

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)から削除されたワンシーンの写真が公開されました。

ハリウッドの写真家であるチャック・ズロトニックさんがweb上でシェアしたものです。

Deleted scene from Endgame of Wanda protecting Strange as he held back the water

劇中の終盤のワンシーンで、実際のシーンではドクター・ストレンジが一人で行っていたシーンですが、傍らにはワンダの姿があります。

ドクター・ストレンジの続編映画ではワンダの登場が予定されており、このシーンはさきがけて魔法使いのコンビネーションとなっていましたが、残念ながら公開バージョンには含まれませんでした。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」はDVD、ブルーレイが好評発売中。またディズニーデラックスでも配信中です。

映画「ドクター・ストレンジ」続編のプリプロダクションが進行中

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、マーベル・スタジオの作品のいくつかも公開延期や撮影中断の報せが相次ぐ中、映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」の作業は進行中であると、米メディアのVarietyが報じました。

記事によると、ドクター・ストレンジの続編のプリプロダクション(脚本や絵コンテなど、撮影前の準備作業)がリモートで行われているとのこと。撮影は6月からノルウェーで開始される予定でしたが、こちらはどうなるか不明です。

しかし6月の撮影開始に向けて、止まることなく着々と作業は進んでいる様子。無事に撮影が始まることを願うばかりです。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品では、5月1日公開予定だった映画「ブラックウィドウ」が無期限延期され、8月配信予定のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は、ほとんどの撮影を終えたものの、最後のプラハでの撮影が中断となり再開の目処がたっていません。また、「ワンダヴィジョン」や「ロキ」についても中断のニュースがありました。

11月6日公開予定の映画「エターナルズ」は、リモートでのVFX作業が続けられています。

ソース:Hollywood’s Biggest Movies Are Stuck in Limbo as Start Dates Remain Uncertain

コミック「ストレンジ・アカデミー」発売 ─ ついに魔法学校が開校

コミック「ストレンジ・アカデミー」の#1が2020年3月4日に発売されました。
ライターのスコッティ・ヤングさんとアーティストのハンベルト・ラモスさんによって描かれ、マーベルの公式Youtubeでも動画が公開されました。

マーベル・ユニバースにとって魔法はこれまで以上に危険な存在となり、ドクター・ストレンジは若い魔術師のために学校を開校することを余儀なくされます。

学校はニューオリンズを舞台に、地球だけでなく、アスガルド、ダーク・ディメンションウィアードワールドなどからも学生を集め、ドクター・ストレンジ、ブラザー・ブードゥー、エンシェント・ワン、スカーレットウィッチ、マジックなどが講師として教壇に立ち、若き生徒たちに魔法の制御を学ばせます。

プロフェッサーXとX-MENの関係に似てはいますが、魔法というテイストで今後どのような違いになってくるのか、とても楽しみですね。

【映画紹介】「ドクター・ストレンジ」全てを失い、彼は目覚める【MCU Vol.14】

※この記事は本作の予告編程度の軽微なネタバレ、及び前作までのネタバレを含む可能性があります。あらかじめご了承いただける方のみ続きを御覧ください。

2017年公開の映画「ドクター・ストレンジ」
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の14作目で、
フェーズ3の11作品中の2番めの作品です。

MCUシリーズ 前作はこちら

[nlink url=”https://mavesoku.com/civilwar-highlight/”]

冒頭のあらすじ

スティーブン・ストレンジは天才的な外科医でした。極めて難易度の高い手術ですら難なくこなしてしまう神の腕を持っていましたが、それゆえに彼は傲慢でもありました。

ある日の手術後、晩餐会へ向かう途中でストレンジは自らの不注意もあり交通事故にあってしまいます。なんとか一命は取り留めましたが、両手、特に指に麻痺が残る後遺症を抱えてしまいました。

最先端の医療方法など、最善を尽くして懸命に手を尽くすも、回復せず自暴自棄になったストレンジ。そんな中、リハビリ担当医から紹介された「半身不随から奇跡的に回復した」男、ジョナサン・パングボーン。

彼の助言でネパールのカトマンズの奥地、カマー・タージへと向かったストレンジは、そこでエンシェント・ワンと呼ばれる人物と、そして「魔術」に出会うのでした。

見どころ

マーベル・コミックの最強キャラを議論する際には必ず名前が上がる一人、ドクター・ストレンジ。原作コミックは1963年に初登場しました。

MCUとしては14番目の作品ですが、ドクター・ストレンジとしては初作品なので、この作品から見ても特に問題ないと言えます。
この映画はドクター・ストレンジのオリジンを描いたもので、物語の大半はヒーローとなるに至るまでの物語に焦点が当てられています。

MCUにおいて、天才で傲慢といえばトニー・スターク(アイアンマン)がいますが、人間的にはかなり似通っています。
しかしトニーが科学で戦うのに対して、ストレンジは魔術を用いるため、同じ世界を描きつつも映像としてはかなり違ってくるのが見どころのひとつ。これまでのMCU作品とは異なるテイストなので、新鮮な気分で鑑賞できます。

そして映像だけでなく音楽も神秘的。本作では人気海外ドラマ「LOST」や「FRINGE」の音楽を手掛けたマイケル・ジアッキーノさんが担当し、ストレンジの世界を見事に彩っています。

今回もエンディングの後にふたつのオマケ映像。
ひとつはこの後のMCU作品に繋がるもの、もうひとつはドクター・ストレンジの続編に繋がるであろう映像ですので、シークバーが右端に行って止まるまでが映画「ドクター・ストレンジ」です。

キーワード

ソーサラー・スプリーム

カマー・タージの魔術師の一団「マスター・オブ・ミスティック・アーツ」でリーダーの資格と実力を持つ魔術師に与えられる称号。
初代は古の魔術師アガモットでしたが、現在はエンシェント・ワンがこの称号を授かっています。

カリオストロの儀式

カリオストロの書に記されている闇の儀式。
暗黒次元(ダークディメンション)と繋がり、不老不死の力や強大な暗黒魔術のちからを得るとされています。

アガモットの目

初代ソーサラー・スプリームのアガモットが開発した首飾り型のレリック。
中には宇宙に6つあるとされているインフィニティ・ストーンのひとつ、タイムストーンが組み込まれており、時間を操ることが出来ます。

多元宇宙(マルチバース)

この世界とは異なる、あらゆる次元宇宙の総称です。
現実世界にそっくりな仮想空間のようなミラーディメンション、霊的な物体が存在するアストラルディメンション、ドルマムゥが支配する暗黒のダークディメンションなどが本作で登場します。

キャラクター

スティーブン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)/演:ベネディクト・カンバーバッチ

天才的な腕を持つ神経外科医。事故による両手の神経の損傷で、医師への復帰の道が見えなくなり自暴自棄になってしまいます。

モルド/演:キウェテル・イジョフォー

カマー・タージでストレンジの兄弟子となる人物。生真面目で頑固な性格です。

ウォン/演:ベネディクト・ウォン

カマー・タージで書庫を預かり、管理する魔術師。世間にはだいぶ疎いものの、おちゃめな性格です。

エンシェント・ワン/演:ティルダ・スウィントン

カマー・タージの主にして、至高の魔術師「ソーサラー・スプリーム」の称号を持つ、700歳を超えたケルト人の魔術師。その魔力は魔術師の中でも最強を誇ります。ちなみに原作では男性。

カエシリウス/演:マッツ・ミケルセン

ダークディメンジョンに魅入られた暗黒魔術の使い手。カリオストロの儀式を行い、ドルマムゥと契約しようと目論んでいます。

クリスティーン・パーマー/演:レイチェル・マクアダムス

ストレンジの元カノの救急救命医。ストレンジの傲慢さについていけずに別れましたが、仕事の上では今もお互いに信頼するパートナーです。

©MARVEL

ドラマ「ワンダビジョン」の撮影が終了 ─ インスタにてラップパーティーの様子が公開

動画配信サービス「ディズニー+」で配信予定になっているドラマ「ワンダヴィジョン」の撮影が終了し、アトランタのスカイラインパークで行われたラップパーティーの写真が、プロデューサーのテイラー・グラボフスキーさんのインスタグラムにて公開されました。

ドラマでは、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセンさん)とヴィジョン(ポール・ベタニーさん)を主人公に、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)後の世界の物語が描かれます。

MCUで初となるシットコムを取り入れた作品と発表されており、郊外で理想的な生活を送っていたワンダ・マキシモフとヴィジョンが、「あらゆるものが見かけ通りではないのではないかと疑い始めていく」ストーリー。
ワンダが「スカーレット・ウィッチ」としての変化を遂げることになる本作は「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」(2021年全米公開)に繋がり、その影響はMCU全体に及ぶことになるとの事です。

本作には「マイティ・ソー」シリーズからダーシー・ルイス(カット・デニングスさん)、「アントマン&ワスプ」(2018年)に登場したFBI捜査官ジミー・ウー(ランドール・パークさん)も登場し、2020年12月に全米配信予定となっています。

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」より、劇中未使用のアイアン・ストレンジ公開

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)より、ドクター・ストレンジのアイアンアーマーを着用したコンセプトアートが公開されました。
コンセプトアーティストのフィル・サンダースさんがInstagramでシェアした投稿を御覧ください。

投稿によるとアイアンストレンジは

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の脚本から生み出されたアイデアです。Qシップでは、トニー・スタークはドクター・ストレンジにアーマーを移して、エボニー・マウの拷問から助ける予定でした」

とのことです。アートではアーマーを着用した状態で手元には魔法陣が描かれており、科学と魔法の融合した新しい戦い方も見てみたかった気がします。


映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」はDVD、BD、UltraBDが好評発売中。

動画配信サービス「ディズニーデラックス」でも配信中となっています。

ドクター・ストレンジ続編の新監督にサム・ライミ監督が交渉中

映画「ドクター・ストレンジ」(2016)の続編、「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)」の新しい監督として、映画「スパイダーマン」3部作のサム・ライミ監督が契約交渉中であることが、deadlineなど複数のメディアで報告されました。

MCU初のホラー映画になると言われてきた「ドクター・ストレンジ」続編ですが、2020年1月、前作を手がけたスコット・デリクソン監督が「 creative difference(創造上の相違)」を理由に監督から降板されました。
デリクソンさんは、製作総指揮(エグゼクティブ・プロデューサー)として企画に残留すると報じられていますので、完全ノータッチというわけではなさそうです。

サム・ライミ監督と言えば、「死霊のはらわた」シリーズや「スペル」(2011)などホラー映画の鬼才として知られる人物で、トビー・マグワイアさん主演の「スパイダーマン」3部作(2002-2007)を手がけてもいます。
近年は長編映画の監督業からは離れていましたが、プロデューサーとして「ドント・ブリーズ」(2016)や「クロール -凶暴領域-」(2019)に携わり、好評価を得ました。

サム・ライミ監督

出典:Wikipedia

「ドクター・ストレンジ」続編には、主演のベネディクト・カンバーバッチさんをはじめ、ウォン役のベネディクト・ウォンさん、モルド役のキウェテル・イジョフォーさんが続投。ただし前作のヒロイン、ドクター・クリスティン・パーマー役のレイチェル・マクアダムスさんは復帰しないと報道されています。
降板理由の詳細は明かされておらず、単にヒロインの登場シーンがない可能性もあります。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)」は2021年5月7に全米公開予定です。