ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、4話のチェックポイント

2022年9月8日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード4「Is This Not Real Magic?(邦題:本物のマジックとは?)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ドニー・ブレイズ

2ヶ月前の予告動画で話題になったドニー・ブレイズが登場。ゴーストライダーことジョニー・ブレイズと名前が似ている事から期待されていたキャラクターでしたが、カマータージで1週間魔術をかじったマジシャンとして活動しているキャラクターとして登場しました。

なお、胸元には「ムーンナイト」のコンスの頭の形を模したようなアクセサリがぶら下がっているのが気になる所です。

©MARVEL,Disney

ドニーは今回のエピソードで「火の国(fire land)」と呼ばれる場所にポータルをつなぎ、マジックの協力者として手を上げたマディスンを送り込んでいまいます。

ファイアランドというロケーションはコミックにないものですが、ゴーストライダーが地獄と繋がっている事を思うと、ドニー・ブレイズは別のユニバースにいるジョニー・ブレイズの変異体である可能性もあるのかもしれません。

なお、ドニー・ブレイズを演じているのはカット・コイロ監督の夫であるリズ・コイロさんです。

マディスン・キング

MADISYNNと書いてマディスンだという彼女は、火の国に送られた後、ゴブリンの心臓を片手にウォンの部屋に突然登場。マディスンによるとしゃべるヤギと血の契約を交わしてここに送られたとの事。

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マディスン・キングもコミックにはいませんが、ゴブリン・クイーンことマデリーンは有名なミュータントで、名前が微妙に似ている事とゴブリンという要素がうっすらと何かを匂わせています。マデリーン・プライアはジーン・グレイのクローンであり、サイクロップスの最初の妻。地獄で悪魔と契約する事でゴブリン・クイーンを名乗るようになりました。

マディスンはその緩い性格のおかげなのか、別次元に行ったことやゴブリンに襲われた事、悪魔と契約した事について特に深刻に捕らえていない様子です。

ウォンはドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」 のシーズン5第12話「引鉄」を2/3ほど見ていたようですが、マディスンにネタバレされた怒りの矛先がドニー・ブレイズに向かいます。なお、このドラマは残念ながらディズニープラスでは配信されていません。

やることリスト

ジェンのやることリストには過去のエピソードに関するものや、いくつかのイースターエッグが含まれています。

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・Research precedents on likeness IP for Ms. Pete:ミズ・ピートとはミーガン・ザ・スタリオンさんの本名であり、彼女の肖像権に関する判例調査がタスクリストに含まれています。前回のエピソードの最後に彼女の弁護士として契約を交わしていたジェンの仕事のひとつだと考えられます。

・File discovery request for Kraft v Soule:「Kraft v Soule事件に関する証拠開示請求」という意味で、この二人は David Anthony Kraft さんと Charles Soule さんを指していると考えられます。二人は共にコミック「シーハルク」を執筆した人物ですが実際には裁判したわけではありません。

・Compile dispositions for Lee v Byrne:「Lee v Byrneの処分をまとめる」という事で、シーハルクを生み出したスタン・リー氏とコミック「センセーショナル・シーハルク」を執筆したジョン・バーンさんの名前が含まれています。こちらも実際に裁判したわけではありません。

・Follow up on Jansen Class-Action:「ヤンセンの集合代表訴訟を進める」との事で、「デアデビル」のインカーを長年務めたクラウス・ヤンセンさんの名前を引用して、本作のデアデビル登場が近い事を予告しているようでもあります。

MatcherとQRコード

やることリストに記載されていたマッチングアプリの登録作業を済ませたジェン。「Matcher」のプロフィール画面によると、興味のあることにはヨガも含まれており、1話では嫌嫌やっているようでしたが少しは興味が湧いてきたのかもしれません。

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そして今週の無料コミックはこの画面のQRコードで公式サイトへジャンプします。

ウォンからの依頼

「修行もせず魔術を使えば人々を危険に晒し、物質界とアストラル界の繋がりがほどける」と説明するウォンは、冒頭のドニーのような素人魔術師が危険を招く事を法的に解決したいと依頼してきます。

前回のエピソード内でも指摘された脱走の手引に関しては何の言及もないのが気になる所ですが、ウォンは素人が魔術を気軽に使う事の危険性を、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のインカージョンやドラマ「ロキ」のTVA、在り続ける者などの説明と同様の内容を語り、ジェニファーに訴えかけます。

ウォンが映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でネッドがポータルを開いたことを知っているのかどうかは不明ですが、判例が出来てしまうとネッドのような即席魔術師も罪に問われてしまう事になり、今後の物語を狭めてしまう可能性があります。

去り際に連絡先を求められたウォンはソーサラーではなく人間の「マジシャン」ぽく名刺に文字を浮かび上がらせて渡し、ジェンはやることリストのひとつを達成するのでした。

ニッキの恋愛

「Matcher」の登録を済ませたジェニファーとバーで過ごすニッキ。ニッキはジェンのスマホを手に取りマッチング相手を探すもあまり見つからず、「ヘテロ(異性愛者)は辛いね」と自身が両性愛者であり、マッチング相手が半減してしまうジェンを皮肉っぽく慰めています。

ミスティック・キャッスル

ドニー・ブレイズが所属しているコーネリアス・P・ウィローズのミスティック・キャッスルに赴いたジェニファーとウォン。ゴーストライダーのパチもん、魔術師のパチもんときて、今度はディズニーのマジック・キャッスルのパチもんと複雑な設定になりつつあるドニーでした。

ジェニファーとウォンは、魔術の使用停止を求める警告書を提出しますが、ドニー側は「マジックは所有できない」「精神は商標登録できない」と反論し、決着は法廷の場に持ち越されます。

裁判

ジェニファーはドニー側に重過失があったとして、裁判で予備的差し止め命令を求めます。その証人としてマディスン・キングを法的召喚ではなく魔術的召喚をするようウォンに指示し、ウォンは観音様に許しを請いながら従います。現れたマディスンはウォンの事を親しげにウォンちゃん、英語ではWongにerをつけてWonger(ウォンガー)と呼んでいます。

証言台に立ったマディスンはドニー・ブレイズに火の国に送られたといい、ジェイクという名のデーモンと取引して戻ってきたと証言。しかし、この時も彼女の超ポジティブな性格が災いし、ドニー側の弁護士は証人が楽しんでいたと異議申し立てしてこの場を乗り切ろうとします。

ウォンはインカージョンの危険さを力説するも聞き入れてもらえず、ジェニファーが主張する予備的差し止め命令の要望も退けられ、判決は2週間後に。

ウォンはミラーディメンションに送ってしまおうと提案するも、ジェニファーは訴訟にならないと反対。アボミネーションの逃走幇助の件も落ち着いていない中で、監禁の罪が増えなくて良かったという所でしょうか。

ちなみコミックにおいて悪魔メフィストはしばしばジャックを名乗っており、ここでもニアミスなネーミングが登場している事になります。

デートのカメオ

シーハルクのデート相手の一人は元WWEのスーパースター、デビッド・オタンガ選手。

スーパーヒーローでもないのにデッドリフトで300kg持ち上げられるのは実話といった所でしょうか。

THIS IS US

差し止め命令を回避したドニーは相変わらずポータルを使ったマジックショーを披露するも、会場は盛り上がらず。しかし取り出した卵からデーモンが生まれ、マジックの会場はパニックに陥ります。

ドニーはウォンに助けを求め、ウォンは世界のためだといってこれに応じます。この時ウォンが見ていたのは「ザ・ソプラノズ」ではなく「THIS IS US」。「ザ・ソプラノズ」はHBO作品のためここで映像を出すのは権利的な問題があるのと、マディスンにネタバレされて番組を変えたという意味も含まれています。「THIS IS US」は日本のディズニープラス(公式ページへ)でも視聴可能です。

デーモンとの戦い

ドラマ「ワンダヴィジョン」の頃から悪魔メフィストが登場するのではないかと言われつつも、まったく悪魔が登場しない展開が続いていましたが、まさかの「シーハルク」にて悪魔との対決が実現しました。

デーモンといえば、ワンダやドクター・ストレンジ、ゴーストライダーなどが関係が深いキャラクターですが、実はシーハルクもコミックで悪魔と戦ったことがあり、完全にMCUオリジナルというわけでもありません。

©MARVEL

大量にわいてくるデーモンたちをシーハルクとウォンの二人でポータルの中へと投げ込んで行きますが、ポータルの向こうに見える雪景色は一体どこなのでしょうか。

©MARVEL,Disney

ドクター・ストレンジと関係の深いヒマラヤやワンダゴアだとすれば同じ地球上ですし、あまり解決したように思えません。ウォンやジェニファーも元の次元に返すと発言していますから、地球ではない別の次元だと考えるのが正解なようです。

この時ウォンは魔術のムチを使用しており、これもゴーストライダーのヘルファイアチェーンを思い出させます。

この騒動の結果、ドニー相手に脅迫すれすれの示談という形に持ち込んでこの一件は終了したようです。元々は見せしめとして前例を作るために法廷争いに持ち込んだはずですが、これで良かったのでしょうか?

商標権

悪魔騒ぎはおさまり、帰宅したジェンは待たせていたデート相手とワンナイト。しかし朝目覚めると、タイタニアが釈放されたニュースが流れ、一夜を過ごしたデート相手はジェンの本来の姿を見てそそくさと退場。そして追い打ちをかけるようにタイタニア・ワールドワイド合同会社の訴状が届きました。

それによると「シーハルク」はタイタニアの会社が商標登録しており、ジェニファーがこれを侵害しているとの事。物語がメインヴィランとの対決の方向に向かい始めたところで今回のエピソードが終了します。

クレジットシーン

クレジットシーンで表示されるアートでは、マディスンが証言していた悪魔のヤギ「ジェイク」との契約シーンが描かれています。

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火の国というのがヘルやリンボとは異なるのかどうかも気になる所ですが、マディスン自体が極めてミステリアスでした。海外でも早速人気が出ているようで、今後の再登場に期待のかかる人物です。

なお、クレジットシーンではウォンがドニーをミラーディメンションに閉じ込める様子も描かれています。

ポストクレジットシーン

ポスクレシーンはまたもやカマータージでドラマを見ているウォンと、ちゃかり隣にいるマディスン。ソーサラースプリームは思っているよりも暇なのでしょうか?

アルコールの話題をふるマディスンに、「ウォッカのヤクミルク割は二度と飲まない」とウォンが答えると、彼女はヤクミルクを飲んでみたいと興味を示します。ウォンは結婚式の残り物がまだあると発言しており、ドクター・ストレンジがクリスティーンの結婚式から持ち帰ったものである可能性を匂わせています。


ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年9月15日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク」よりマディスンとドニー・ブレイズのポスターが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」より、シーズン1第4話に登場したマディスン・キングとドニー・ブレイズのキャラクターポスターが公開されました。

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初登場となったマディスンは人気急上昇中で、はやくも(架空の)ソロシリーズのタイトルロゴがファンメイドされるなど、今後の再登場への期待も高いようです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年9月15日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク」のスニークピーク動画が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」よりスニークピークが公開されました。これまでの物語を振り返りつつ、第4話で通告された商標侵害に関するその後の予告や、いくつかの初公開映像が盛り込まれています。

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シーハルクの商標に関してマロリーは「どうして仮名を商標登録しなかったの?」と疑問を呈し、ジェニファーは「私が?ドクター・ストレンジは彼の名前の商標をとった?ソーは?」と答えています。しかし、「その二人は本名よ」とあっさり返されて言葉を失っています。

ジェニファーはシーハルクの商標を取り戻せるのでしょうか?

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年9月15日 配信予定です。

マーク・ラファロさんが映画「アベンジャーズ/AoU」で幻に終わったバーサーカー・ハルクが戻る可能性について言及

マーベル・スタジオ制作のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に出演したマーク・ラファロさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に登場する予定だったバーサーカー・ハルクが戻ってくるかもしれないと示唆しました。

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ラファロさんはインタビューの中で「この世界のクールなところは、何にでもなれる所です。5年後には何にでも、その時々の適切なものに完全に変身している事でしょう。見送られた『バーサーカー・ハルク』や『ワールド・ウォー・ハルク』に戻るかもしれないね。どこにでも行けるんです。それがエキサイティングなところ。最初から今まで5つの異なるバージョンを演じてきたから、自分にとっても面白いし、他の人たちにとっても面白いと思ってもらえるんです。」と述べました。

「バーサーカー・ハルク」については、「エイジ・オブ・ウルトロン」公開当時のインタビュー(ScreenRant)にてその存在が明らかになっていました。

それによると、バーサーカー・ハルクはワンダにマインドコントロールを受けたハルクが灰色の体色になり、目は赤く充血し、歯は曲がり、よだれを垂らしているような凶暴なハルクになる予定だったと言います。しかし、観客がコミックのグレイ・ハルクとの混同の可能性を考慮して結局この計画はなくなったそう。

マーク・ラファロさんが考えるように、今後のハルクの可能性についてファンは様々な議論を交わしています。

最も注目されているのは噂にも出ているように映画「ワールド・ウォー・ハルク」の物語が展開されるというもの。ただしコミックの「ワールド・ウォー・ハルク」を現状のMCUに当てはめる事はかなり難しいものです。

「プラネット・ハルク」そして「ワールド・ウォー・ハルク」の発端はハルクの危険性を重く見たアイアンマンやドクター・ストレンジ達イルミナティがハルクを宇宙に追放した事。サカールに到着したハルクはそこで奴隷剣闘士となりコーグやミーク達と出会いウォーバウンドを結成、後の妻カイエラとも出会いました。サカールを支配していた非情なレッドキングを退けたハルク達、ハルクが乗ってきた宇宙船は救世主の船として記念碑になっていました。ところがこの船が大爆発し、カイエラが死亡。怒り狂ったハルクはウォーバウンドを引き連れ地球に戻り、X-MEN、アベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、イルミナティといった面々に復讐を果たしていきます。

しかし、「シーハルク」の2話の展開ではハルクがサカールに向かっているであろう事は予測出来るものですが、追放でもありませんし、船もサカールのものであって、何らかのトラブルがあっても怒りの矛先が地球のヒーローに向かうとは考えにくいものです。

また、アボミネーション/エミル・ブロンスキー役のティム・ロスさんのインタビューなどが、ハルクが「シーハルク」の間に地球に戻ってくる事を示唆しており、それほど長い旅にはならない可能性があるようです。

MCUのハルク、というかブルース・バナーには「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で地球を脱出して以降、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」でソーと再会するまでの記憶がなく、この間にサカールで結婚し、子供を設けている可能性は十分に考えられます。「ワールド・ウォー・ハルク」の物語の大半をすっ飛ばして、カイエラとの間に生まれた息子スカーとの物語が描かれていくのかもしれません。

今後もスマート・ハルクが維持されるのか、ラファロさんが指摘するようにバーサーカー・ハルクが戻ってくるのか、今後のブルース・バナーの動向には注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。

ソース:Mark Ruffalo loves how She-Hulk finally addressed that Edward Norton used to be the Hulk

ドラマ「シーハルク」でハルクvs.アボミネーションはある?俳優の意味深発言が話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」でアボミネーション/エミル・ブロンスキーを演じているティム・ロスさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中でネタバレをしたかもしれないと話題になっています。

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このインタビューは以前にも紹介した「エミル・ブロンスキーが改心したかどうか分からない」という内容のものですが、その中でティム・ロスさんはハルク役がエドワード・ノートンさんからマーク・ラファロさんに変わった事への感想を述べる中で「素晴らしいものでしたよ、彼を見た時少し混乱しましたが。撮影中に何度もやり取りしましたが、どれが採用されたかは分かりません。そんな感じですごく面白いものでした。」と共演シーンを匂わせる発言をしていました。

今のところ「シーハルク」におけるハルクは2話の最中に宇宙へと旅立っており、その間にハルクとアボミネーションが共演するシーンは描かれていません。単にどのシーンも採用されなかったのか、それともドラマの後半にハルクが地球に帰ってきて何かが起こる可能性もなくはないのかもしれません。

また、プロデューサーのジェシカ・ガオさんが別のインタビュー「『これから先、彼(ハルク)がすべてのエピソードに登場するとは思わないでください』と人々に伝えたかったのです」と2話のハルクの展開について語っています。これも言葉の解釈次第では残りのいくつかのエピソードには登場するという意味にも取れなくはありません。

さらにタイタニアを演じるジャミーラ・ジャミルさんは以前に自身のTwitterにてハルクを演じるマーク・ラファロさんとのツーショット写真も公開しています。

これもハルクが地球に戻ってきてタイタニアと共演するシーンがあるのか、単に休憩中にツーショットを取っただけと見るのかは分かれる所となっています。

「シーハルク」の最中にハルクが地球に戻ってきたとしても、それがハルクの噂のソロ・プロジェクトの可能性が消えるわけではありませんが、そのプロットは大きく制限されるかもしれません。

ハルクは宇宙での何らかのイベントを終えて今シーズン中に地球に戻ってくるのかどうか、今後の「シーハルク」も目が離せないようです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク」のアボミネーションが本当に改心したのか分からないと演者が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」でアボミネーション/エミル・ブロンスキーを演じているティム・ロスさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューで、エミルが本当に変わったかについて知らない事を明らかにしました。

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ロスさんは「彼らは僕に即興演技をさせて遊び、ふざけていたので『エミルは善人になったのだろうか?』と、常に疑問でした。彼はここで真実を語っているのだろうか?どこへ行くんだろう?という感じでした。」と撮影当時を振り返りました。

エミル・ブロンスキーが過去の自身の行動に対して本当に正直に反省しているのかという質問に対して、ロスさんは「それが楽しい所だね。でもそれは答えられないな。彼は非常に長い間、最高警備の独房に閉じ込められていました。そのことが、誰かに何をもたらすのか?その結果、彼はどうなるのか?そして今、この男は誰なのか?彼を信じるべきなのか、信じないべきなのか?」と明確な回答を避けました。

そして、「それは視聴者たちが見届ける事です。いたずらはずっとそこにあり、これからも続きます。今にわかりますよ。うまくいくことを願っています。今はそれしか言えません。」と、エミルの物語がまだ続くことを示唆しました。

また、映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」にて10年以上の時を経てキャラクターを再演した事について、「僕はシャン・チーを見ていません。まったく知りませんでした。普段から自分が出ている作品を見ることがないんです。COVIDの最中に、ほんの数分、サウンドスタジオでみんなと一緒に過ごしました。楽しかったですよ。」と語りました。

そして最後に、ブルース・バナー役が「インクレディブル・ハルク」で共演したエドワード・ノートンさんからマーク・ラファロさんに変わっている事について、「素晴らしいものでしたよ、彼を見た時少し混乱しましたが。撮影中に何度もやり取りしましたが、どれが採用されたかは分かりません。そんな感じですごく面白いものでした。でも聞いてください、僕は二人の素晴らしい俳優と仕事しました。エドワードもマークも素晴らしい俳優です。マーク・ラファロとはずっと一緒に仕事したいと思っていましたし、ようやくそれが実現しました。」と二人のブルース・バナーを賞賛しました。

「インクレディブル・ハルク」のイベント後に逮捕、収監されていたエミル・ブロンスキーは「シーハルク」3話にて改心していると判断され、仮釈放が認められました。一方で看守や囚人、文通相手に対してある種のマインドコントロールをしているような表現もされています。それはワンダ・マキシモフのような特殊能力ではなく、現実でもしばしば耳にするような技術的なマインドコントロールだと考えられますが、大抵はよくない事に利用されるものです。

エミルの物語がこの先どこへ続いていくのか、残りの6つのエピソードに注目です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。

ソース:Tim Roth talks returning to Marvel as Abomination for She-Hulk: ‘I love my career being chaos’

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、3話のチェックポイント

2022年9月1日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード3「The People vs. Emil Blonsky(邦題:エミル・ブロンスキーの仮釈放)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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地下闘技場の流出映像

2話のラストでは「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の1シーンの映像の流出し、アボミネーション/エミル・ブロンスキーが脱獄していた事が世間に知られてしまいました。

この闘技場はシャン・チーの妹シャーリンがマカオで経営していた「ゴールデン・ダガーズ・クラブ」にあり、シャン・チーとケイティを案内してくれたジェイジェイは、「全試合をダークウェブで世界中にマルチ配信、何千人もが賭けをしている」と説明していました。

脱獄も違法なら、脱獄した先で関わっていたのも違法行為でしたが、エミルはこれを頼まれてしょうがなくと弁明し、ソーサラースプリームのウォンの名前をあげるのでした。

ウォン

配信前に公開されていた公式クリップより明らかになっていたウォンの職歴

映画「ドクター・ストレンジ」でカマータージの書庫の番人として登場した以前は、アメリカで広く展開している小売店「ターゲット」で販売員をしていたとのこと。ターゲットはアメリカでどこにでもあるようなスーパーの大手チェーン店で、そのカマータージ店で働いていたようです。

ウォンがショップ店員からソーサラーに転身した経緯については明かされていませんが、彼のオリジンストーリーも興味深いものであり、今後のストーリーで明かされるか、スピンオフ作品などに期待したい所です。

カメオ

今回も冒頭から第4の壁を破り、ジェニファーは「これは毎週誰かがカメオ出演するような番組じゃない。」と指摘し、余計な期待をしないこと、そして「主人公はわたし」である事を視聴者に念押しします。

そうは言っても予告でウォンやデアデビルなどを見ているこちらの期待度は高く、今後も何かあるのではと思わざるを得ません。

なお、本作のプロデューサーを務めるジェシカ・ガオさんはデアデビルの後は「MCUでは見られなかった、コミックからのキャラクター」が続くと明かしています。

ギデオン・ウィルソン

「シーハルク」のタイトルロゴが2話の「求職中の弁護士」から「弁護士」に戻り、世間のシーハルクに対するニュースが流されます。

その中で、アボミネーションを収監させた検察官として紹介されるギデオン・ウィルソン。コミックのギデオン・ウィルソンはキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンの弟にあたります。画像の左が番組司会者で右がギデオンです。

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今回登場したギデオンはサムよりも年上のように見えますが、実際コミックでもサムより年上に見える描写が多くなっています。コミックでは両親がなくなった後、サムは弟ギデオンと妹サラ(MCU版は姉に変更)を育てたエピソードがあり、大人になるとギデオンは父と同じ牧師になっています。

その後、ギデオンは息子を亡くし、亡くなった原因がハルクが輸血を拒んだせいだとして復讐を誓うも、後にハルクの主張が正しいと認め復讐心を捨てています。復讐の過程では米国政府によってガンマ兵器へと変えられました。

現段階でMCU版でもサムと兄弟であるのかは明かされていませんが、偶然コミックのキャラクターと名前が被ったのか、映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」へと続く何らかの伏線となるのかは今後慎重に見ていく必要がありそうです。

マロリー・ブック

ホリウェイに呼び出されたジェニファーは元同僚であるデニス・ブコウスキーと再会。ジェニファーには依頼したくないというデニスの前に姿を表したのが、マロリー・ブックです。

©MARVEL,Disney

コミックのマロリーはGLK&Hのトップ弁護士であり、負け知らずの凄腕でした。連勝記録は別事務所に所属していたジェニファーによって破られましたが、「シーハルクとしての活躍が陪審員の心情に影響を与えた」と主張し判決を取り下げるよう訴えた事など、これは2話でのホリウェイ氏のやり方に反映されています。

そして、GLK&Hの先輩弁護士としてマロリーはジェニファーとライバル関係となり、その後は事務所を出て独立。アベンジャーズを辞めて弁護士業に戻ったジェニファーを自身の事務所に迎え入れました。

MCU版ではすでにジェニファーが超人法律部のトップで、マロリーも同じ部署と紹介されています。

ウォンの証言

ポータルで登場したウォンはあっさりとエミルの主張を認め、「ソーサラースプリームの修行には好敵手が必要だった」と説明しています。

不思議な事に元の英語では「as part of my training to become Sorcerer Supreme(ソーサラースプリームになるための修行)」となっており、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」での「私(ドクター・ストレンジ)が5年間消えていた隙に彼(ウォン)がソーサラースプリームをやることになった」というストレンジの説明とやや食い違う事に気が付きます。

MCUのニュースで流れているのは映画「シャン・チー」の映像で、時系列である2024年の映像となります。この時点でウォンはソーサラースプリームなのでしょうか?

「ノー・ウェイ・ホーム」か「シーハルク」どちらかの説明が誤っている可能性がありますが、最初の脱獄がサノスの指パッチン(2018年)後すぐに始まり、ソーサラースプリームになるための修行に入り、なったあとも組手を続けていた、というパターンもあるかもしれません。

「シャン・チー」では試合後に、「次からは練習通りにパンチをコントロールしろ」とウォンがアボミネーションに助言している事から、この時が初めての対戦とは思えないところもひとつの要因となっています。

さらにウォンは「もう人々の記憶は消さない」と、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にまつわるエピソードに触れていきます。

ウォンも当然のようにピーター・パーカーの記憶は消えていますから、「ドクター・ストレンジがスパイダーマンのために何かの記憶を消そうとして大変な事になった」と認識しているのかもしれません。

そして「ドクター・ストレンジ」などで紹介されたミラーディメンションや「ソー:ラブ&サンダー」のシャドウディメンションに触れつつも、ジェニファーからは拒否されてしまいます。

ルナ・ザ・ライトエルフ

ライトエルフは映画「マイティ・ソー」でも紹介された9つの世界のひとつアルフヘイムに住まう種族で、映画「マイティ・ソー/ダークワールド」で戦ったダークエルフと対をなす種族です。

©MARVEL,Disney

米国のトップアーティスト、ラッパーのミーガン・ザ・スタリオンさんにシェイプシフトしてデニスを騙していたようで、ネタバラシの動画を「YouScreen」に投稿しているのをパグがチェックしていました。

このサイトの関連動画には前回登場したアイアンマンスリーズの靴のレビュー動画があり、投稿2日で8750回ほど再生されているようです。

そして今週の無料コミックもこのシーンのQRコードで公式サイトへジャンプします。

ソウルメイト

7人のソウルメイトこと伴侶達はサンダーボルツでもなければ予告に登場していた人物たちでもありませんでした。

しかし今回のエピソードで分かったのは、この予告が瞑想リトリートを開業出来ているという事。予告の人物たちはそこに訪れた客人たちといった所でしょうか。

仮釈放の審議

ジェニファーが持つ資料から、この審議が行われているダメージコントロールの刑務所がカリフォルニア州ロサンゼルスの管轄下に置かれている事が判ります。とすると、ドラマ「ミズ・マーベル」のクランデスティンやカムランたちは東のニューヨークで逮捕されたあと、西のロサンゼルスまで移送された事になるようで、特にカムランに限って言えば単身、再度ロサンゼルスまで戻ってきた事になります。

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カウンセラーや看守は、エミルが囚人たちに読み書きや瞑想、ヨガを教えた、相談に乗ってくれたなどの証言をし、彼が更生し変わったのだと主張します。

エミルはアボミネーションをコントロール出来るようになった事に加えて、マインドコントロールのようなスキルを獲得している疑いもあるシーンですが、仮釈放後どのような展開を迎えるのか注目です。

そしてウォンは証言する中で自分が脱獄させたと自白しており、今後罪に問われる可能性があります。ウォンが逮捕されてしまった場合は、ドクター・ストレンジがソーサラースプリームに戻るのでしょうか?

デニスとルナの裁判

仮釈放審議と並行して描かれるデニスとルナの裁判。

ルナの弁護士は外交特権を主張し、裁判官が「ここはニューアスガルドではない」と退けると、ルナは「アスガルドは場所ではない、アスガルドは民である」といったオーディンの名言を引用するも、「シーハルク」の作品性かルナのキャラクター性なのか、ギャグにしか聞こえない始末。

しかしルナの弁護士は手強く、それに対抗するパグの弁護によってデニスの間抜けさも際立っていきます。

なお、デニスが解約するというハリウッド・フックアップスはロサンゼルスを中心に展開するマッチングサービスだと考えられます。Hookup というワードには「つなぐ」といったような意味がありますが、スラングとしてそこから転じて「交際」や「ヤル」事を指します。

マフィアの銃撃

審議の閉会後、刑務所を出たジェニファーのもとにマスコミが殺到する中、シーハルクのパワーの起源について「マフィアの銃撃(英語版)」を指摘する女性リポーターがいます。

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これはコミックのシーハルクの起源となるエピソードであり、マフィアの銃撃によって重体になったジェニファーに、ブルース・バナーの血液を輸血したことでハルクの力を手に入れました。

ところが日本語吹き替え版では「殺人犯からパワーを入手したというのは本当ですか?」という謎のセリフに置き換えられています。

有罪判決

ジェニファーの証言にてルナは有罪、損害賠償請求が認められると共に、裁判官になりすましたことを理由に60日の禁錮刑のおまけ付きとなりました。

なりすましによって判決を操作しようとしたことが問題であり、シェイプシフト自体は日本のなりすましの現状と同様だと考えられますが、この判決はドラマ「シークレット・インベージョン」に影響を与えていくのでしょうか。

そして、傍聴席にはミーガン・ザ・スタリオンさんが本人役で登場しています。

仮釈放

二度とアボミネーションに変身しない事、そして変身を抑制する装置を身につける事を条件にエミルの仮釈放が認められます。

この装置を誰が作るかは疑問が残る部分です。ブルース・バナーは1話で装置を自作した事を明かしましたが、ブルースですらこれは自分専用のものでジェニファーの分を作れないとし、その上もう地球にはいません。

それにまつわるエピソードなしに装置が現れるのか、著名なキャラクターがこの装置を制作してくれるのかは今後の展開に期待です。

このような能力の抑制装置というのは主にX-MENのコミックでもよく登場し、X-MENの実写バージョンにおいても何度も登場しています。それらは一貫して首輪状の装置ですが、そのあたりにも注目したい所です。

レッキング・クルー

帰り道にジェニファーを襲ってきたのはコミックにも登場するヴィランチームのレッキング・クルー。

バールを手にしているのがリーター格のレッカー。鉄球を持っているのがサンダーボール、腕甲をはめているのがパイルドライバーで、ヘルメットがブルドーザー。

©MARVEL,Disney

画像では左から順にブルドーザー、レッカー、パイルドライバー、サンダーボールです。

1974年にコミック「ディフェンダーズ」でデビューした彼らは落雷によって能力を獲得しており、幾度となくソーと対峙してきたなかなかパワフルなヴィランチームです。MCU版はアスガルド産の建築ツールに依存しているようで、シーハルクにはあっさりと負けてしまいます。

そして、ブルースが懸念していたシーハルクの血が狙いであり、ボスがいる事が示唆され、これまでのコメディスタイルに少し怪しげな風が吹き始めた所で3話が終了します。

ミッドクレジットシーン

ミッドクレジットシーンでは今回ゲスト出演したミーガン・ザ・スタリオンさんが再登場。

ジェニファーと契約を交わし、オフィスでダンスする様子が描かれています。またエンディングの曲にもミーガンさんの楽曲「Body」(2020年)が使用されています。

なお、ミーガンさんの出演はタイタニア役のジャミーラ・ジャミルさんの呼びかけによって実現したようです。


ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク」の監督、プロデューサーが本作の今後のカメオについて言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」のカット・コイロ監督とプロデューサーのジェシカ・ガオさんが、海外メディア TVLine とのインタビューの中で、本作のカメオに関して言及しました。

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コイロ監督は予告でも登場しているデアデビルについて、「デアデビルは今でも最大のサプライズであり、コミコンでも紹介されました。言っておきたいのですが、彼がすべてのファンの前のスクリーンに現れるのを見て、私が感じた安堵感はとても大きかったです。なぜなら、私はこの秘密をほぼ1年間守り続けてきたからです。」と語りました。

そして、デアデビルを超えるカメオがあるか質問されたジェシカ・ガオさんは「いいえ、私は観客を失望させたくありません。残りのカメオはコミックからのカメオであり、MCUでこれまでに見られなかったキャラクターです。」と明言しました。

ガオさんは以前の Entertainment Weekly とのインタビューでも「スタジオの計画でハルクが宇宙に行くのは私達にとっても都合の良いことでした。これはジェンのショーであり、ブルースのためのものではありません。彼を退場させる方法については頭を悩ませていました。彼が地球にいる限り、ファンは二人のやり取りを見たいと思ってしまうでしょう。」と語っていました。

先日配信された3話の中で主人公ジェニファー・ウォルターズが注意喚起したように、本作は毎週のカメオを楽しみにするような作品ではなく、あくまでシーハルクを中心とした彼女の物語である、というのが重要になりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。

ソース:She-Hulk‘s Biggest MCU Cameos May Have Already Been Revealed

ドラマ「シーハルク」公式クリップより、ソーサラースプリームのウォンさんの意外な職歴が判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の新たな公式クリップ「Forced to Leave」が公開されました。その動画では、映画「ドクター・ストレンジ」シリーズに登場するソーサラースプリームのウォンの職歴が明らかになっています。

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ニッキのスマホに表示されたビジネスSNS「LinkedIn」を模したページにはウォンのプロフィールが表示されており、それによるとソーサラースプリームになる以前にカマータージの司書を11年間務めています。これは映画「ドクター・ストレンジ」でも見てきたウォンの以前の仕事ですが、それ以前にはカマータージのターゲット(米国の大手スーパー)にて9年間、ショップ店員の仕事をしていたようです。

米国ではディズニーとターゲットが業務提携し、ターゲット内にディズニーストアが展開されるなどしています。ディズニーストアでは当然マーベルのグッズも販売していますが、ウォンがそれらを販売していたかどうかは興味深い所です。

先週配信の2話のラストではウォンが関わっていたイベントについて言及されているため、早ければ本日配信の3話にてドラマにウォンが登場するかもしれません。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2022年9月1日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク」より、エミル・ブロンスキーの俳句が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に登場したアボミネーションことエミル・ブロンスキー。2話に登場したエミルは面会に来た主人公ジェニファー・ウォルターズに以前とは変わったと明かし、俳句を披露していましたが、劇中に登場しなかった俳句を「シーハルク」の公式ツイッターが公開しています。

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俳句は世界中でも「Haiku」として親しまれるようになっており、ドラマ中でも英語版を聞いてわかるようにエミルは「Haiku」と話しています。

ただし、日本の「季語が必要」、「文字数が5-7-5」といったルールとは異なり、世界における俳句は「季語がなくても良い(四季が存在しない国が多いため)」や「文字数ではなく音節数が5-7-5」といったルールになっているため、これらのHaikuを英語で見ても邦訳しても日本人的にはあまり俳句感は味わえないかもしれません。

なお、邦訳すると以下のような意味のHaikuになっています。

私の小さな耳は
時の嵐と蠢き、痛みを
引き起こし、運ぶ

世界にとって私は
忌み嫌われる存在だが
私にとってはエミルなのだ

アボミネーション
それともリハビリテーション
誰が判断するのだろう?

ここは孤独だ
私はそうは思わない
私にはソウルメイトがいる

ソウルメイトに関して今後言及される可能性が高く、サンダーボルツのメンバーを示唆しているのではないかとも言われています。

ただし、「シーハルク」の予告ではエミルの希望が叶って「仲間との新しい生活」を始めているようなシーンも見られるため、サンダーボルツとは関係がないという指摘もされています。

©MARVEL,Disney

エミルが本当に改心しているのかどうか、今後のエピソードには注目です。

全ての俳句はこのスレッドにてご確認ください。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2022年9月1日 配信予定です。